JP3480078B2 - 冷蔵庫の扉 - Google Patents
冷蔵庫の扉Info
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- JP3480078B2 JP3480078B2 JP25567894A JP25567894A JP3480078B2 JP 3480078 B2 JP3480078 B2 JP 3480078B2 JP 25567894 A JP25567894 A JP 25567894A JP 25567894 A JP25567894 A JP 25567894A JP 3480078 B2 JP3480078 B2 JP 3480078B2
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- flange
- plate
- surface plate
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫の扉の構造に関す
る。 【０００２】 【従来の技術】冷蔵庫には例えば図１に示すような引き
出し型の扉２を備えたものがある。この扉２は図２およ
び図４に示すような形状にプレス成形された鋼板製の扉
外面板３と、樹脂製の扉内面板（ドアバックとも言う）
４と、この扉内面板４を裏側から補強する補強板５と、
扉外面板３と扉内面板４間に充填された発泡性断熱材６
と、枠状に形成されたガスケット７と、扉外面板３の正
面に取付けられる把手とからなる。扉外面板３の側面の
後端には扉内面板４の周縁部８を当接させるフランジ１
１が形成されている。また、扉内面板４の周縁部８の内
側にはガスケット７を取付けるためのＵ字溝１０が形成
されている。扉２の組立には図５に示すような本体１２
と蓋体１３とからなる扉組立装置１４が使用され、蓋体
１３を閉じると扉外面板３と扉内面板４は図２に示すよ
うな位置関係に保持され、所定の注入口から発泡性断熱
材６が充填されるようになっている。なお、このように
して出来た扉２には例えば野菜ケース等を支持する支持
体が取付けられる。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の扉外
面板３と扉内面板４等の固定にはネジ等の締結部品が一
切使用されず、それぞれが発泡性断熱材６との密着強度
を頼りに一体化される。しかしながら、発泡性断熱材６
を充填する際、扉外面板３のフランジ１１と扉内面板４
の周縁部８との接触状態が悪かったり、接触面積が小さ
かったりすると、その隙間から発泡性断熱材６が漏れて
しまう。この漏れを無くすには、フランジ１１の幅をＵ
字溝１０の外面ぎりぎりまで広め、Ｕ字溝１０の外面と
の距離Ｄを小さくするのが有効ではあるが、この距離Ｄ
が小さすぎると組立の際にＵ字溝１０の外面がフランジ
１１の先端部に接触する恐れがある。このような接触が
起きた場合、フランジ１１の中央部は弾性を有して一時
的に外側に移動する（逃げる）ので問題はないが、扉２
の四隅に近い側方部ではこのような動きがほとんど無
く、しかも、扉外面板３は０．５ミリ程度の厚さしかな
いためフランジ１１側が変形してしまう恐れがある。も
し、フランジ１１側が変形すれば扉内面板４との接触状
態が悪くなり、発泡性断熱材６が漏れることになる。し
たがって、本発明においては、これらの問題を発生させ
ることのない冷蔵庫の扉を提供することを目的としてい
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、方形状の前面の上下
左右に連設された側面の後端より内方に延出させたフラ
ンジを有する扉外面板と、前記フランジの外面に密着す
る周縁部の内側に枠状のＵ字溝を有する扉内面板と、前
記扉外面板と扉内面板間に充填する発泡性断熱材と、前
記Ｕ字溝に取付けられたガスケットからなるものにおい
て、前記扉外面板の各フランジの幅を中央部は広く、側
方部は狭くすることにした。 【０００５】 【作用】上記の構成であれば、フランジの変形が起こり
難い中央部ではフランジの端面と扉内面板に形成されて
いるＵ字溝の外面との隙間を小さくすることができ、フ
ランジの変形が起こり易い側方部ではフランジの端面と
扉内面板に形成されているＵ字溝の外面との隙間に余裕
を持たせることができるのでフランジの変形を無くすこ
とができ、結果として発泡性断熱材の漏れを抑えること
ができる。 【０００６】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図３に基づ
いて説明する。図１は冷蔵庫の一部を表したもので、１
は冷蔵庫本体、２は冷蔵庫本体１の下部前方に設けられ
た引き出し式の扉である。この扉２は図２および図３に
示すような鋼板製の扉外面板３と、樹脂製の扉内面板４
と、この扉内面板４を裏側から補強する補強板５と、扉
外面板３と扉内面板４間に充填された発泡性断熱材６
と、扉内面板４に取付けられたガスケット７等からな
り、扉外面板３の各側面の後端には扉内面板４の周縁部
８を当接させるフランジ９が形成されている。また、扉
内面板４の周縁部の内側にはガスケット７を取付けるた
めのＵ字溝１０が形成されている。これら各部材の組立
にはネジ等の締結部品は一切使用されず、特に扉外面板
３と扉内面板４の結合には発泡性断熱材６の密着強度に
頼っている。 【０００７】ところで、本実施例の特徴とするところは
図３に示すように扉外面板３のフランジ９の幅を中央部
は広く、側方部は狭くしたことである。このようなフラ
ンジ９を有する扉外面板３と、先に説明した扉内面板４
の組み合わせであれば、フランジ９の中央部では扉内面
板４の周縁部８との接触面積が大きく取れ、発泡性断熱
材６の漏れを抑えることができ、また、扉２の四隅に近
い側方部では中央部に比較すれば扉内面板４の周縁部８
との接触面積が多少小さくはなるが、フランジ９の端面
とＵ字溝１０の外面との隙間Ｄに余裕ができるため組立
時におけるフランジ９の変形を無くすことができ、結果
として扉内面板４の変形が無くなるので発泡性断熱材６
の漏れを抑えることができる。 【０００８】 【発明の効果】以上説明したように構成された扉である
ならば、扉内面板が変形したり、発泡性断熱材が外部へ
漏れたりすることもないので外観が美しく、また、ガス
ケットと冷蔵庫本体前面のフランジとの密着性も良くな
るので冷気漏れの恐れもなく、冷蔵庫としての品質が向
上する。
る。 【０００２】 【従来の技術】冷蔵庫には例えば図１に示すような引き
出し型の扉２を備えたものがある。この扉２は図２およ
び図４に示すような形状にプレス成形された鋼板製の扉
外面板３と、樹脂製の扉内面板（ドアバックとも言う）
４と、この扉内面板４を裏側から補強する補強板５と、
扉外面板３と扉内面板４間に充填された発泡性断熱材６
と、枠状に形成されたガスケット７と、扉外面板３の正
面に取付けられる把手とからなる。扉外面板３の側面の
後端には扉内面板４の周縁部８を当接させるフランジ１
１が形成されている。また、扉内面板４の周縁部８の内
側にはガスケット７を取付けるためのＵ字溝１０が形成
されている。扉２の組立には図５に示すような本体１２
と蓋体１３とからなる扉組立装置１４が使用され、蓋体
１３を閉じると扉外面板３と扉内面板４は図２に示すよ
うな位置関係に保持され、所定の注入口から発泡性断熱
材６が充填されるようになっている。なお、このように
して出来た扉２には例えば野菜ケース等を支持する支持
体が取付けられる。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の扉外
面板３と扉内面板４等の固定にはネジ等の締結部品が一
切使用されず、それぞれが発泡性断熱材６との密着強度
を頼りに一体化される。しかしながら、発泡性断熱材６
を充填する際、扉外面板３のフランジ１１と扉内面板４
の周縁部８との接触状態が悪かったり、接触面積が小さ
かったりすると、その隙間から発泡性断熱材６が漏れて
しまう。この漏れを無くすには、フランジ１１の幅をＵ
字溝１０の外面ぎりぎりまで広め、Ｕ字溝１０の外面と
の距離Ｄを小さくするのが有効ではあるが、この距離Ｄ
が小さすぎると組立の際にＵ字溝１０の外面がフランジ
１１の先端部に接触する恐れがある。このような接触が
起きた場合、フランジ１１の中央部は弾性を有して一時
的に外側に移動する（逃げる）ので問題はないが、扉２
の四隅に近い側方部ではこのような動きがほとんど無
く、しかも、扉外面板３は０．５ミリ程度の厚さしかな
いためフランジ１１側が変形してしまう恐れがある。も
し、フランジ１１側が変形すれば扉内面板４との接触状
態が悪くなり、発泡性断熱材６が漏れることになる。し
たがって、本発明においては、これらの問題を発生させ
ることのない冷蔵庫の扉を提供することを目的としてい
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、方形状の前面の上下
左右に連設された側面の後端より内方に延出させたフラ
ンジを有する扉外面板と、前記フランジの外面に密着す
る周縁部の内側に枠状のＵ字溝を有する扉内面板と、前
記扉外面板と扉内面板間に充填する発泡性断熱材と、前
記Ｕ字溝に取付けられたガスケットからなるものにおい
て、前記扉外面板の各フランジの幅を中央部は広く、側
方部は狭くすることにした。 【０００５】 【作用】上記の構成であれば、フランジの変形が起こり
難い中央部ではフランジの端面と扉内面板に形成されて
いるＵ字溝の外面との隙間を小さくすることができ、フ
ランジの変形が起こり易い側方部ではフランジの端面と
扉内面板に形成されているＵ字溝の外面との隙間に余裕
を持たせることができるのでフランジの変形を無くすこ
とができ、結果として発泡性断熱材の漏れを抑えること
ができる。 【０００６】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図３に基づ
いて説明する。図１は冷蔵庫の一部を表したもので、１
は冷蔵庫本体、２は冷蔵庫本体１の下部前方に設けられ
た引き出し式の扉である。この扉２は図２および図３に
示すような鋼板製の扉外面板３と、樹脂製の扉内面板４
と、この扉内面板４を裏側から補強する補強板５と、扉
外面板３と扉内面板４間に充填された発泡性断熱材６
と、扉内面板４に取付けられたガスケット７等からな
り、扉外面板３の各側面の後端には扉内面板４の周縁部
８を当接させるフランジ９が形成されている。また、扉
内面板４の周縁部の内側にはガスケット７を取付けるた
めのＵ字溝１０が形成されている。これら各部材の組立
にはネジ等の締結部品は一切使用されず、特に扉外面板
３と扉内面板４の結合には発泡性断熱材６の密着強度に
頼っている。 【０００７】ところで、本実施例の特徴とするところは
図３に示すように扉外面板３のフランジ９の幅を中央部
は広く、側方部は狭くしたことである。このようなフラ
ンジ９を有する扉外面板３と、先に説明した扉内面板４
の組み合わせであれば、フランジ９の中央部では扉内面
板４の周縁部８との接触面積が大きく取れ、発泡性断熱
材６の漏れを抑えることができ、また、扉２の四隅に近
い側方部では中央部に比較すれば扉内面板４の周縁部８
との接触面積が多少小さくはなるが、フランジ９の端面
とＵ字溝１０の外面との隙間Ｄに余裕ができるため組立
時におけるフランジ９の変形を無くすことができ、結果
として扉内面板４の変形が無くなるので発泡性断熱材６
の漏れを抑えることができる。 【０００８】 【発明の効果】以上説明したように構成された扉である
ならば、扉内面板が変形したり、発泡性断熱材が外部へ
漏れたりすることもないので外観が美しく、また、ガス
ケットと冷蔵庫本体前面のフランジとの密着性も良くな
るので冷気漏れの恐れもなく、冷蔵庫としての品質が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明および従来例に係わる冷蔵庫の要部斜視
図である。 【図２】本発明および従来例に係わる冷蔵庫の扉の要部
拡大断面図である。 【図３】本発明の一実施例を示す扉外面板とこれに係わ
る部材の斜視図である。 【図４】従来例を示す扉外面板とこれに係わる部材の斜
視図である。 【図５】扉組立装置の概略図である。 【符号の説明】 １ 冷蔵庫本体 ２ 扉 ３ 扉外面板 ４ 扉内面板（ドアバック） ５ 補強板 ６ 発泡性断熱材 ７ ガスケット ８ 周縁部 ９ フランジ １０ Ｕ字溝
図である。 【図２】本発明および従来例に係わる冷蔵庫の扉の要部
拡大断面図である。 【図３】本発明の一実施例を示す扉外面板とこれに係わ
る部材の斜視図である。 【図４】従来例を示す扉外面板とこれに係わる部材の斜
視図である。 【図５】扉組立装置の概略図である。 【符号の説明】 １ 冷蔵庫本体 ２ 扉 ３ 扉外面板 ４ 扉内面板（ドアバック） ５ 補強板 ６ 発泡性断熱材 ７ ガスケット ８ 周縁部 ９ フランジ １０ Ｕ字溝
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 方形状の前面の上下左右に連設された側
面の後端より内方に延出させたフランジを有する扉外面
板と、前記フランジの外面に密着する周縁部の内側に枠
状のＵ字溝を有する扉内面板と、前記扉外面板と扉内面
板間に充填する発泡性断熱材と、前記Ｕ字溝に取付けら
れたガスケットからなるものにおいて、前記扉外面板の
各フランジの幅を中央部は広く、側方部は狭くしてなる
ことを特徴とする冷蔵庫の扉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25567894A JP3480078B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 冷蔵庫の扉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25567894A JP3480078B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 冷蔵庫の扉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08121945A JPH08121945A (ja) | 1996-05-17 |
| JP3480078B2 true JP3480078B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=17282110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25567894A Expired - Fee Related JP3480078B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 冷蔵庫の扉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3480078B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102042739A (zh) * | 2009-10-26 | 2011-05-04 | 泰州乐金电子冷机有限公司 | 一种冰箱用的抽屉 |
| KR102001145B1 (ko) * | 2012-06-12 | 2019-10-21 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고용 도어, 도어의 제조방법, 금속 용기 및 그의 제조방법, 금속 판재의 가공방법, 금속 판재의 가공 장치 |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP25567894A patent/JP3480078B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08121945A (ja) | 1996-05-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |