JPH11217970A - ウインドレギュレータ - Google Patents
ウインドレギュレータInfo
- Publication number
- JPH11217970A JPH11217970A JP1969698A JP1969698A JPH11217970A JP H11217970 A JPH11217970 A JP H11217970A JP 1969698 A JP1969698 A JP 1969698A JP 1969698 A JP1969698 A JP 1969698A JP H11217970 A JPH11217970 A JP H11217970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating roller
- lift arm
- roller
- neck
- window glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】湾曲面を有するウインドガラスの昇降を円滑に
行うため回転ローラが揺動できるようにしたウインドレ
ギュレータの提供。 【解決手段】ドア本体側に昇降可能に案内されたウイン
ドガラス１０を支持した支持レール２０と、この支持レ
ールのガイド溝２１内に挿入された回転ローラ３０を介
して取り付けられ、一端側にセクタギヤ４１を有し、中
間部を揺動可能にドア本体側に支持したリフトアーム４
０と、このリフトアームのセクタギヤを駆動する駆動手
段５０から成っている。そして、回転ローラをリフトア
ーム４０の他端側に取り付ける取付軸６０は、回転ロー
ラを取り付ける取付頭部６１が略球状に形成されてお
り、また、回転ローラは、その中心部に取付頭部を保持
する球状に形成された頭部保持部３２を有し、さらに、
リフトアーム側に取付軸の頸部６２を保持するよう頸部
保持部３３を形成している。
行うため回転ローラが揺動できるようにしたウインドレ
ギュレータの提供。 【解決手段】ドア本体側に昇降可能に案内されたウイン
ドガラス１０を支持した支持レール２０と、この支持レ
ールのガイド溝２１内に挿入された回転ローラ３０を介
して取り付けられ、一端側にセクタギヤ４１を有し、中
間部を揺動可能にドア本体側に支持したリフトアーム４
０と、このリフトアームのセクタギヤを駆動する駆動手
段５０から成っている。そして、回転ローラをリフトア
ーム４０の他端側に取り付ける取付軸６０は、回転ロー
ラを取り付ける取付頭部６１が略球状に形成されてお
り、また、回転ローラは、その中心部に取付頭部を保持
する球状に形成された頭部保持部３２を有し、さらに、
リフトアーム側に取付軸の頸部６２を保持するよう頸部
保持部３３を形成している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用のウイ
ンドガラスを昇降させるウインドレギュレータに関す
る。
ンドガラスを昇降させるウインドレギュレータに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】ウインドレギュレータは各種のタイプの
ものが知られている。その中で、リフトアームの揺動運
動によってウインドガラスを昇降させるタイプは、図５
に示すように、ドア本体側に揺動可能に軸着されたリフ
トアーム１の先端に、取付軸２を介して回転ローラ３が
回転自在に取り付けられており、この回転ローラ３は、
ドア本体側に昇降可能に案内されたウインドガラス４の
下縁４ａを支持する支持レール５のガイド溝５ａ内に摺
動可能に挿入されている。
ものが知られている。その中で、リフトアームの揺動運
動によってウインドガラスを昇降させるタイプは、図５
に示すように、ドア本体側に揺動可能に軸着されたリフ
トアーム１の先端に、取付軸２を介して回転ローラ３が
回転自在に取り付けられており、この回転ローラ３は、
ドア本体側に昇降可能に案内されたウインドガラス４の
下縁４ａを支持する支持レール５のガイド溝５ａ内に摺
動可能に挿入されている。
【０００３】そして、ウインドガラス、特にリヤ側のウ
インドガラス４のドア本体側への組付時には、下縁４ａ
にあらかじめ支持レール５が取り付けられたウインドガ
ラス４をドア本体側に設けたガイドレールに挿入すると
ともに、ウインドレギュレータのベースをドア本体側に
固定した後、この支持レール５のガイド溝５ａ内に回転
ローラ３を挿入するようになっており、この回転ローラ
３挿入時の組付性を向上するため、回転ローラ３は取付
軸２に対して揺動しないように支持されている。
インドガラス４のドア本体側への組付時には、下縁４ａ
にあらかじめ支持レール５が取り付けられたウインドガ
ラス４をドア本体側に設けたガイドレールに挿入すると
ともに、ウインドレギュレータのベースをドア本体側に
固定した後、この支持レール５のガイド溝５ａ内に回転
ローラ３を挿入するようになっており、この回転ローラ
３挿入時の組付性を向上するため、回転ローラ３は取付
軸２に対して揺動しないように支持されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウインドガ
ラス４は意匠的観点から湾曲面が形成されているので、
その下縁４ａは湾曲面に沿って昇降するようになってい
る。これに対してリフトアーム１は、同一平面内を揺動
するようになっている。このため、ウインドガラス４の
昇降ストロークの上死点近傍では、平面内を揺動するリ
フトアーム１と、湾曲面内を昇降するウインドガラス４
の下縁４ａとの動きの不一致により回転ローラ３を揺動
をさせようとする力が加わり、回転ローラ３の回転が不
円滑になり、ひいては、ウインドガラス４の昇降運動が
不円滑になるという問題があった。
ラス４は意匠的観点から湾曲面が形成されているので、
その下縁４ａは湾曲面に沿って昇降するようになってい
る。これに対してリフトアーム１は、同一平面内を揺動
するようになっている。このため、ウインドガラス４の
昇降ストロークの上死点近傍では、平面内を揺動するリ
フトアーム１と、湾曲面内を昇降するウインドガラス４
の下縁４ａとの動きの不一致により回転ローラ３を揺動
をさせようとする力が加わり、回転ローラ３の回転が不
円滑になり、ひいては、ウインドガラス４の昇降運動が
不円滑になるという問題があった。
【０００５】この発明は、上述した従来技術の問題を解
決すべくなされたもので、その目的とするところは、回
転ローラを支持レールのガイド溝内に挿入するときは、
回転ローラが揺動しないようにすると共に、ウインドガ
ラスの昇降時には、回転ローラが揺動できるようにした
ウインドレギュレータを提供することにある。
決すべくなされたもので、その目的とするところは、回
転ローラを支持レールのガイド溝内に挿入するときは、
回転ローラが揺動しないようにすると共に、ウインドガ
ラスの昇降時には、回転ローラが揺動できるようにした
ウインドレギュレータを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る請求項１のウインドレギュレータで
は、ドア本体側に昇降可能に案内されたウインドガラス
を支持した支持レールと、この支持レールのガイド溝内
に挿入された回転ローラを介して取り付けられ一端側に
セクタギヤを有し中間部を揺動可能にドア本体側に軸支
したリフトアームと、このリフトアームのセクタギヤを
駆動する駆動手段とから成るウインドレギュレータであ
って、前記回転ローラを前記リフトアームの他端側に取
り付ける取付軸は、前記回転ローラを取り付ける取付頭
部が略球状に形成されており、また、前記回転ローラ
は、その中心部に前記取付頭部を保持する球状に形成さ
れた頭部保持部を有し、さらに、リフトアーム側に前記
取付軸の頸部を保持するよう頸部保持部を形成したこと
を特徴としている。
め、この発明に係る請求項１のウインドレギュレータで
は、ドア本体側に昇降可能に案内されたウインドガラス
を支持した支持レールと、この支持レールのガイド溝内
に挿入された回転ローラを介して取り付けられ一端側に
セクタギヤを有し中間部を揺動可能にドア本体側に軸支
したリフトアームと、このリフトアームのセクタギヤを
駆動する駆動手段とから成るウインドレギュレータであ
って、前記回転ローラを前記リフトアームの他端側に取
り付ける取付軸は、前記回転ローラを取り付ける取付頭
部が略球状に形成されており、また、前記回転ローラ
は、その中心部に前記取付頭部を保持する球状に形成さ
れた頭部保持部を有し、さらに、リフトアーム側に前記
取付軸の頸部を保持するよう頸部保持部を形成したこと
を特徴としている。
【０００７】また、請求項２のウインドレギュレータで
は、前記回転ローラは、合成樹脂、合成ゴム等可撓性を
有する材質で成形されていることを特徴としている。
は、前記回転ローラは、合成樹脂、合成ゴム等可撓性を
有する材質で成形されていることを特徴としている。
【０００８】また、請求項３のウインドレギュレータで
は、前記回転ローラの頸部保持部は、ローラ本体部の肉
厚と比較して十分に薄く形成したことを特徴としてい
る。
は、前記回転ローラの頸部保持部は、ローラ本体部の肉
厚と比較して十分に薄く形成したことを特徴としてい
る。
【０００９】そして、上記のように構成された請求項１
のウインドレギュレータによれば、回転ローラの球状の
頭部保持部が取付軸の略球状の取付頭部を保持するよう
になっており、これによって、回転ローラを取付軸に対
して揺動可能にすることができる。また、回転ローラの
頸部保持部により取付軸の頸部を保持するようになって
おり、これによって、回転ローラの取付軸に対する揺動
を規制することができ、回転ローラの支持レールへの組
付け性を向上することができる。
のウインドレギュレータによれば、回転ローラの球状の
頭部保持部が取付軸の略球状の取付頭部を保持するよう
になっており、これによって、回転ローラを取付軸に対
して揺動可能にすることができる。また、回転ローラの
頸部保持部により取付軸の頸部を保持するようになって
おり、これによって、回転ローラの取付軸に対する揺動
を規制することができ、回転ローラの支持レールへの組
付け性を向上することができる。
【００１０】また、請求項２のウインドレギュレータに
よれば、回転ローラが可撓性を有する材質で成形されて
いるので、ウインドガラスの昇降時に、回転ローラの頸
部保持部が変形し、回転ローラを取付軸に対して揺動さ
せることができる。これによって、ウインドガラスの昇
降時における回転ローラの回転が円滑に行われ、ひいて
は、ウインドガラスの昇降運動を円滑に行うことができ
る。
よれば、回転ローラが可撓性を有する材質で成形されて
いるので、ウインドガラスの昇降時に、回転ローラの頸
部保持部が変形し、回転ローラを取付軸に対して揺動さ
せることができる。これによって、ウインドガラスの昇
降時における回転ローラの回転が円滑に行われ、ひいて
は、ウインドガラスの昇降運動を円滑に行うことができ
る。
【００１１】また、請求項３のウインドレギュレータに
よれば、回転ローラの頭部保持部をローラ本体部の肉厚
と比較して十分に薄く形成したので、ウインドガラスの
昇降時に、回転ローラの頸部保持部の変形が容易とな
り、回転ローラの取付軸に対する揺動をより的確に行う
ことができる。
よれば、回転ローラの頭部保持部をローラ本体部の肉厚
と比較して十分に薄く形成したので、ウインドガラスの
昇降時に、回転ローラの頸部保持部の変形が容易とな
り、回転ローラの取付軸に対する揺動をより的確に行う
ことができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
１〜図４を参照にして説明する。
１〜図４を参照にして説明する。
【００１３】この発明は、リヤ側のウインドガラス１０
に適用したウインドレギュレータＥであり、その基本構
造は、ドア本体側に昇降可能に案内されたウインドガラ
ス１０を支持した支持レール２０と、この支持レール２
０のガイド溝２１内に挿入された回転ローラ３０を介し
て取り付けられ、一端側にセクタギヤ４１を有し、中間
部を揺動可能にドア本体側に支持したリフトアーム４０
と、このリフトアーム４０のセクタギヤ４１を駆動する
駆動手段５０から成っている。
に適用したウインドレギュレータＥであり、その基本構
造は、ドア本体側に昇降可能に案内されたウインドガラ
ス１０を支持した支持レール２０と、この支持レール２
０のガイド溝２１内に挿入された回転ローラ３０を介し
て取り付けられ、一端側にセクタギヤ４１を有し、中間
部を揺動可能にドア本体側に支持したリフトアーム４０
と、このリフトアーム４０のセクタギヤ４１を駆動する
駆動手段５０から成っている。
【００１４】そして、回転ローラ３０をリフトアーム４
０の他端側に取り付ける取付軸６０は、回転ローラ３０
を取り付ける取付頭部６１が略球状に形成されており、
また、回転ローラ３０は、その中心部に取付頭部６１を
保持する球状に形成された頭部保持部３２を有し、さら
に、リフトアーム４０側に取付軸６０の頸部６２を保持
するよう頸部保持部３３を形成している。
０の他端側に取り付ける取付軸６０は、回転ローラ３０
を取り付ける取付頭部６１が略球状に形成されており、
また、回転ローラ３０は、その中心部に取付頭部６１を
保持する球状に形成された頭部保持部３２を有し、さら
に、リフトアーム４０側に取付軸６０の頸部６２を保持
するよう頸部保持部３３を形成している。
【００１５】さらに、この発明の構成を詳細に説明す
る。
る。
【００１６】支持レール２０は、ウインドガラス１０の
下縁１１を支持するよう車体の前後方向に沿って配置さ
れており、断面略Ｃ字状のガイド溝２１が形成されてい
る。このガイド溝２１の上下両端面には、内側に折曲し
た抑止フランジ２２が形成されており、この抑止フラン
ジ２２により回転ローラ３０の車体左右方向の移動を規
制している。
下縁１１を支持するよう車体の前後方向に沿って配置さ
れており、断面略Ｃ字状のガイド溝２１が形成されてい
る。このガイド溝２１の上下両端面には、内側に折曲し
た抑止フランジ２２が形成されており、この抑止フラン
ジ２２により回転ローラ３０の車体左右方向の移動を規
制している。
【００１７】また、支持レール２０とウインドガラス１
０との固定は、図３及び４に示すように、支持レール２
０の上面に断面略Ｕ字状の支持フック２４を溶接等にて
固定し、この支持フック２４の凹部内にウインドガラス
１０の下縁１１をゴムシート２５を介して挿入されてお
り、支持フック２４及びゴムシート２５の圧接力により
ウインドガラス１０の下線１１を支持している。
０との固定は、図３及び４に示すように、支持レール２
０の上面に断面略Ｕ字状の支持フック２４を溶接等にて
固定し、この支持フック２４の凹部内にウインドガラス
１０の下縁１１をゴムシート２５を介して挿入されてお
り、支持フック２４及びゴムシート２５の圧接力により
ウインドガラス１０の下線１１を支持している。
【００１８】リフトアーム４０は、中間部をドア本体側
に固定されたベース４２に形成されたバーリング部４２
ａに、カシメ加工により揺動可能に支持されており、こ
のバーリング部４２ａの中心がリフトアーム４０の揺動
中心Ｐとなっている。
に固定されたベース４２に形成されたバーリング部４２
ａに、カシメ加工により揺動可能に支持されており、こ
のバーリング部４２ａの中心がリフトアーム４０の揺動
中心Ｐとなっている。
【００１９】セクタギヤ４１は、リフトアーム４０の下
部に固着されており、その外側面に揺動中心Ｐを中心と
する円弧状の歯部４１ａが形成されている。このセクタ
ギヤ４１を駆動する駆動手段５０は、ベース４２に取り
付けられており、駆動モータ５１と、この駆動モータ５
１の駆動により回転するピニオンギヤ５２を備えてお
り、このピニオンギヤ５２は、セクタギヤ４１と噛合し
ている。
部に固着されており、その外側面に揺動中心Ｐを中心と
する円弧状の歯部４１ａが形成されている。このセクタ
ギヤ４１を駆動する駆動手段５０は、ベース４２に取り
付けられており、駆動モータ５１と、この駆動モータ５
１の駆動により回転するピニオンギヤ５２を備えてお
り、このピニオンギヤ５２は、セクタギヤ４１と噛合し
ている。
【００２０】取付軸６０は、図２に示すように、略球状
に形成された取付頭部６１と、この取付頭部６１より小
径の頸部６２とからなり、この頸部６２の端部に形成さ
れた軸部６３がリフトアーム４０の上端にカシメにより
固着されている。
に形成された取付頭部６１と、この取付頭部６１より小
径の頸部６２とからなり、この頸部６２の端部に形成さ
れた軸部６３がリフトアーム４０の上端にカシメにより
固着されている。
【００２１】回転ローラ３０は、合成樹脂、天然ゴム等
可撓性を有する材質で成形されており、図２に示すよう
に、ローラ本体部３１と、頸部保持部３３とからなって
いる。ローラ本体部３１は、支持レール２０のガイド溝
２１内に摺動可能に挿入されており、その中心部に取付
軸６０の取付頭部６１を保持するための球状凹部の頭部
保持部３２が形成されている。また、この頭部保持部３
２に連続して頸部保持部３３が一体成形されており、こ
の頸部保持部３３は、ローラ本体部３１の肉厚と比較し
て十分薄く形成されており、その内周面は、取付軸６０
の頸部６２外周面に密接している。
可撓性を有する材質で成形されており、図２に示すよう
に、ローラ本体部３１と、頸部保持部３３とからなって
いる。ローラ本体部３１は、支持レール２０のガイド溝
２１内に摺動可能に挿入されており、その中心部に取付
軸６０の取付頭部６１を保持するための球状凹部の頭部
保持部３２が形成されている。また、この頭部保持部３
２に連続して頸部保持部３３が一体成形されており、こ
の頸部保持部３３は、ローラ本体部３１の肉厚と比較し
て十分薄く形成されており、その内周面は、取付軸６０
の頸部６２外周面に密接している。
【００２２】つぎに、この発明の実施の形態の作用を説
明する。
明する。
【００２３】回転ローラ３０を支持レール２０に取り付
けるに際しては、ウインドガラス１０を図示しないドア
本体側に設けたガイドレールに挿入するとともに、ベー
ス４２をドア本体側に固定した後、回転ローラ３０を支
持レール２０の長手方向一側端部からガイド溝２１内に
挿入する。この挿入時に、回転ローラ３０は、その頸部
保持部３３により取付軸６０に対して揺動しないように
設定されているので、回転ローラ３０の支持レール２０
への組付け作業を容易に行うことができる。
けるに際しては、ウインドガラス１０を図示しないドア
本体側に設けたガイドレールに挿入するとともに、ベー
ス４２をドア本体側に固定した後、回転ローラ３０を支
持レール２０の長手方向一側端部からガイド溝２１内に
挿入する。この挿入時に、回転ローラ３０は、その頸部
保持部３３により取付軸６０に対して揺動しないように
設定されているので、回転ローラ３０の支持レール２０
への組付け作業を容易に行うことができる。
【００２４】このように、回転ローラ３０を支持レール
２０のガイド溝２１内に挿入した状態で、駆動モータ５
１を駆動させると、ピニオンギヤ５２と噛合しているセ
クタギヤ４１を介してリフトアーム４０が、その揺動中
心Ｐを中心として揺動し、これによって、回転ローラ３
０及び支持レール２０を介してウインドガラス１０を昇
降させることができる。
２０のガイド溝２１内に挿入した状態で、駆動モータ５
１を駆動させると、ピニオンギヤ５２と噛合しているセ
クタギヤ４１を介してリフトアーム４０が、その揺動中
心Ｐを中心として揺動し、これによって、回転ローラ３
０及び支持レール２０を介してウインドガラス１０を昇
降させることができる。
【００２５】このウインドガラス１０の昇降時に、ウイ
ンドガラス１０の下縁１１は、湾曲面に沿って昇降する
ようになっており、これに対してリフトアーム４０は同
一平面内を揺動するようになっているので、ウインドガ
ラス１０の昇降ストロークの上死点近傍では、リフトア
ーム４０とウインドガラス１０の下縁１１との動きに差
異が生じる。
ンドガラス１０の下縁１１は、湾曲面に沿って昇降する
ようになっており、これに対してリフトアーム４０は同
一平面内を揺動するようになっているので、ウインドガ
ラス１０の昇降ストロークの上死点近傍では、リフトア
ーム４０とウインドガラス１０の下縁１１との動きに差
異が生じる。
【００２６】すると、回転ローラ３０を取付軸６０に対
して揺動させようとする力が発生し、頸部保持部３３が
変形する。そのため、回転ローラ３０が揺動して、回転
ローラ３０に無理な力が加わることがないので、回転ロ
ーラ３０を円滑に回転させることができ、ウインドガラ
ス１０の昇降を円滑に行なうことができる。これによ
り、駆動モータ５１に作用する負荷を軽減でき、作動時
に生じる作動音を低くおさえることができる。
して揺動させようとする力が発生し、頸部保持部３３が
変形する。そのため、回転ローラ３０が揺動して、回転
ローラ３０に無理な力が加わることがないので、回転ロ
ーラ３０を円滑に回転させることができ、ウインドガラ
ス１０の昇降を円滑に行なうことができる。これによ
り、駆動モータ５１に作用する負荷を軽減でき、作動時
に生じる作動音を低くおさえることができる。
【００２７】上述したように、この発明の実施の形態に
よれば、回転ローラ３０の球状の頭部保持部３２が取付
軸６０の略球状の取付頭部６１を保持するようになって
おり、これによって、回転ローラ３０を取付軸６０に対
して揺動可能にすることができる。
よれば、回転ローラ３０の球状の頭部保持部３２が取付
軸６０の略球状の取付頭部６１を保持するようになって
おり、これによって、回転ローラ３０を取付軸６０に対
して揺動可能にすることができる。
【００２８】また、回転ローラ３０の頸部保持部３３に
より取付軸６０の頸部６２を保持するようになってお
り、これによって、回転ローラ３０の取付軸６０に対す
る揺動を規制することができ、回転ローラ３０の支持レ
ール２０への組付け作業を容易に行うことができる。
より取付軸６０の頸部６２を保持するようになってお
り、これによって、回転ローラ３０の取付軸６０に対す
る揺動を規制することができ、回転ローラ３０の支持レ
ール２０への組付け作業を容易に行うことができる。
【００２９】また、回転ローラ３０が可撓性を有する材
質で成形されているので、ウインドガラス１０の昇降時
に、回転ローラ３０の頭部保持部３２が変形し、回転ロ
ーラ３０を取付軸６０に対して揺動させることができ
る。これによって、ウインドガラス１０の昇降時におけ
る回転ローラ３０の回転が円滑に行われ、ウインドガラ
ス１０の昇降運動を円滑に行うことができる。
質で成形されているので、ウインドガラス１０の昇降時
に、回転ローラ３０の頭部保持部３２が変形し、回転ロ
ーラ３０を取付軸６０に対して揺動させることができ
る。これによって、ウインドガラス１０の昇降時におけ
る回転ローラ３０の回転が円滑に行われ、ウインドガラ
ス１０の昇降運動を円滑に行うことができる。
【００３０】また、回転ローラ３０の頸部保持部３３を
ローラ本体部３１の肉厚と比較して十分に薄く形成した
ので、ウインドガラス１０の昇降時に、回転ローラ３０
の頸部保持部３３の変形が容易となり、回転ローラ３０
を取付軸６０に対してより的確に揺動させることができ
る。
ローラ本体部３１の肉厚と比較して十分に薄く形成した
ので、ウインドガラス１０の昇降時に、回転ローラ３０
の頸部保持部３３の変形が容易となり、回転ローラ３０
を取付軸６０に対してより的確に揺動させることができ
る。
【００３１】尚、この発明の実施の形態では、駆動手段
５０として駆動モータ５１を用いているが、ピニオンギ
ヤ５２にブレーキユニットを介して操作ノブを取付け、
手動で回動するようにしてもよい。この場合、ウインド
ガラス１０の昇降が円滑であるため操作力を軽くするこ
とができる。
５０として駆動モータ５１を用いているが、ピニオンギ
ヤ５２にブレーキユニットを介して操作ノブを取付け、
手動で回動するようにしてもよい。この場合、ウインド
ガラス１０の昇降が円滑であるため操作力を軽くするこ
とができる。
【００３２】
【発明の効果】請求項１のウインドレギュレータによれ
ば、回転ローラの球状の頭部保持部が取付軸の略球状の
取付頭部を保持するようになっており、これによって、
回転ローラを取付軸に対して揺動可能にすることができ
る。また、回転ローラの頸部保持部により取付軸の頸部
を保持するようになっており、これによって、回転ロー
ラの取付軸に対する揺動を規制することができ、回転ロ
ーラの支持レールへの組付け性を向上することができ
る。
ば、回転ローラの球状の頭部保持部が取付軸の略球状の
取付頭部を保持するようになっており、これによって、
回転ローラを取付軸に対して揺動可能にすることができ
る。また、回転ローラの頸部保持部により取付軸の頸部
を保持するようになっており、これによって、回転ロー
ラの取付軸に対する揺動を規制することができ、回転ロ
ーラの支持レールへの組付け性を向上することができ
る。
【００３３】また、請求項２のウインドレギュレータに
よれば、回転ローラが可撓性を有する材質で成形されて
いるので、ウインドガラスの昇降時に、回転ローラの頸
部保持部が変形し、回転ローラを取付軸に対して揺動さ
せることができる。これによって、ウインドガラスの昇
降時における回転ローラの昇降運動を円滑に行うことが
できる。
よれば、回転ローラが可撓性を有する材質で成形されて
いるので、ウインドガラスの昇降時に、回転ローラの頸
部保持部が変形し、回転ローラを取付軸に対して揺動さ
せることができる。これによって、ウインドガラスの昇
降時における回転ローラの昇降運動を円滑に行うことが
できる。
【００３４】また、請求項３のウインドレギュレータに
よれば、回転ローラの頸部保持部をローラ本体部の肉厚
と比較して十分に薄く形成したので、ウインドガラスの
昇降時に、回転ローラの頸部保持部の変形が容易とな
り、回転ローラの取付軸に対する揺動をより的確に行う
ことができる。
よれば、回転ローラの頸部保持部をローラ本体部の肉厚
と比較して十分に薄く形成したので、ウインドガラスの
昇降時に、回転ローラの頸部保持部の変形が容易とな
り、回転ローラの取付軸に対する揺動をより的確に行う
ことができる。
【図１】この発明の実施の形態として示したウインドレ
ギュレータの正面視説明図。
ギュレータの正面視説明図。
【図２】同図１のII−II矢視拡大断面説明図。
【図３】同図１のIII −III 矢視拡大断面説明図。
【図４】支持レールの組付け時を示す斜視説明図。
【図５】従来例として示した図２に相当する断面説明
図。
図。
１０ ウインドガラス ２０ 支持レール ２１ ガイド溝 ３０ 回転ローラ ３１ ローラ本体部 ３２ 頭部保持部 ３３ 頸部保持部 ４０ リフトアーム ４１ セクタギヤ ５０ 駆動手段 ６０ 取付軸 ６１ 取付頭部 ６２ 頸部 Ｅ ウインドレギュレータ
Claims (3)
- 【請求項１】 ドア本体側に昇降可能に案内されたウイ
ンドガラスを支持した支持レールと、この支持レールの
ガイド溝内に挿入された回転ローラを介して取り付けら
れ一端側にセクタギヤを有し中間部を揺動可能にドア本
体側に軸支したリフトアームと、このリフトアームのセ
クタギヤを駆動する駆動手段とから成るウインドレギュ
レータであって、 前記回転ローラを前記リフトアームの他端側に取り付け
る取付軸は、前記回転ローラを取り付ける取付頭部が略
球状に形成されており、また、前記回転ローラは、その
中心部に前記取付頭部を保持する球状に形成された頭部
保持部を有し、さらに、リフトアーム側に前記取付軸の
頸部を保持するよう頸部保持部を形成したことを特徴と
するウインドレギュレータ。 - 【請求項２】 前記回転ローラは、合成樹脂、合成ゴム
等可撓性を有する材質で成形されていることを特徴とす
る請求項１記載のウインドレギュレータ。 - 【請求項３】 前記回転ローラの頸部保持部は、ローラ
本体部の肉厚と比較して十分に薄く形成したことを特徴
とする請求項１及び請求項２記載のウインドレギュレー
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1969698A JPH11217970A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ウインドレギュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1969698A JPH11217970A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ウインドレギュレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11217970A true JPH11217970A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12006437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1969698A Pending JPH11217970A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ウインドレギュレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11217970A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100399181B1 (ko) * | 2001-03-23 | 2003-09-22 | 기아자동차주식회사 | 도어 윈도우 글라스의 레귤레이터 바아의 로울러 연결용볼구조 |
| KR100482486B1 (ko) * | 2001-12-06 | 2005-04-14 | 기아자동차주식회사 | 차량의 윈도우 레귤레이터 |
| CN104340032A (zh) * | 2013-07-30 | 2015-02-11 | 麦格纳覆盖件有限公司 | 用于天窗组件的驱动系统 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP1969698A patent/JPH11217970A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100399181B1 (ko) * | 2001-03-23 | 2003-09-22 | 기아자동차주식회사 | 도어 윈도우 글라스의 레귤레이터 바아의 로울러 연결용볼구조 |
| KR100482486B1 (ko) * | 2001-12-06 | 2005-04-14 | 기아자동차주식회사 | 차량의 윈도우 레귤레이터 |
| CN104340032A (zh) * | 2013-07-30 | 2015-02-11 | 麦格纳覆盖件有限公司 | 用于天窗组件的驱动系统 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6279269B1 (en) | Window regulator for a vehicle | |
| JPS6255389A (ja) | 自動車のドア装置 | |
| JP3749074B2 (ja) | 車両用開閉体の開閉装置 | |
| JPH11217970A (ja) | ウインドレギュレータ | |
| JPH0673946A (ja) | 車両のドアガラスレギュレータ | |
| JP3801690B2 (ja) | 自動車用ドアサッシ組立体 | |
| JP3221381U (ja) | ウインドレギュレータ | |
| JPH04213684A (ja) | 窓ガラス昇降装置 | |
| JP2022037661A (ja) | ウインドレギュレータ | |
| JP3558512B2 (ja) | 車両のウィンドレギュレータ装置 | |
| JPH057847Y2 (ja) | ||
| US3925932A (en) | Window regulator mechanism | |
| JP3210427B2 (ja) | ウインドレギュレータ装置 | |
| JPS5849342Y2 (ja) | 自動車用パワ−ウインドレギユレ−タ | |
| JP2001055865A (ja) | ウインドレギュレータ | |
| JP2001182429A (ja) | ウインドレギュレータ | |
| JP4054743B2 (ja) | ウィンドウレギュレータ用摺動子 | |
| JPH05321529A (ja) | ウインドレギュレータ装置 | |
| JPS6124203B2 (ja) | ||
| JPH071490Y2 (ja) | 建設機械の扉用窓ガラス昇降開閉装置 | |
| JP3777291B2 (ja) | ウィンドレギュレータ装置 | |
| JP3243481B2 (ja) | ウインドレギュレータ装置 | |
| JPH05545Y2 (ja) | ||
| JPH11125061A (ja) | ウインドレギュレータ装置 | |
| JP3590721B2 (ja) | 車両のウィンドレギュレータ装置 |