JP3801690B2 - 自動車用ドアサッシ組立体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用のドアサッシ組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドアには、ドア上方部にサッシが設けられ、サッシには板状のガラスを嵌合し、ガラスはドアとサッシ間で昇降自在に設置されており、ドア内側に設けたガラス昇降機構を構成するウインドレギュレータの操作で昇降させることができ、ガラスを降下させてドア内部にその一部、大半、或いは全部を格納し、ドア上方部を一部、大半、或いは全部を開放し、一方、ガラスを上昇させてサッシ内の空間を密閉する。
【0003】
従来の自動車用ドアガラスの昇降機構として、実開平3−88914号公報、実開平3−14279号公報、実開平3−123086号公報、アメリカ特許第4,416,088号の技術が開示されている。
上記した技術では、何れもドアガラスの昇降機構がドア側、具体的は内外のドア構成部材の外側部材の内側等に取付、設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来技術においては、ドアガラスの昇降機構がドア内部のドア構成部材に取付、設置されているので、以下のような不具合がある。
ドア内部に昇降機構を設置し、別設したサッシをドアに組み込み、更にガラスを組み込んで昇降機構を有するサッシ付き自動車用ドアを得る。
【0005】
以上の結果、
(1)ドア外板の内側等に昇降機構を取付、設置し、ドア内板、外板の組み付け、サッシの組み付け、ガラスの組付作業、工程を必要とするので、ドアの組立作業の工数が多く、車両の組立の簡易化を図る上で好ましくない。
(2)ドアへのガラス昇降機構の組み付け、サッシの組み付け、ガラスの組み付けが別個の作業で行なうので、組付精度を出すことが難しく、組付後の調整作業を必要とし、工数が増えること、調整作業が面倒、煩雑である等の不都合がある。
(3)特にガラスと昇降機構との組付時のマッチングが難しく、マッチングに不具合があると、ガラスのサッシに対する閉塞性が損われ、昇降機構がドア側に取り付けられており、一方、ガラスは板状で、しかも弯曲しているので、双方の組み付け、精度維持には熟練を必要とする。
【0006】
本発明は、以上の課題に鑑みなされたものである。
本発明者は、ドア側にガラスの昇降機構を設置する、という従来の技術的な発想を転換し、ガラス昇降機構をサッシ側に設置することで、上記した課題を解決し得るという知見を得て、本発明をなしたものである。
【0007】
従って、本発明の目的とする処は、ドアとサッシ、ガラスとの間を高精度を維持して組み付け得るようにし、精度維持もドア側の昇降機構とガラスとの組み付けを排して実行可能とし、ドアへの昇降機構、サッシ、ガラスの組付作業を簡易化し、サッシ、ガラス、昇降機構を備える高精度の自動車用ドアを簡易に得ることを可能とした自動車用ドアサッシ組立体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、請求項1においては、自動車用ドア(40)の上方に組み付ける側面視略逆凹型のサッシ(2)であって、ドア(40)内部とサッシ(2)との間にガラス(18)を介設し、ガラス(18)の昇降をサッシ(2)の前後部でガイドするようにした自動車用ドアサッシにおいて、前記サッシ(2)の後部縦枠部(3)には、これと縦方向に連続する後部ランチャンネル(8)を一体的に垂下設置し、前記サッシ(2)の前部には前部ランチャンネル(9)を一体的に垂下設置し、前記後部ランチャンネル(8)及びサッシの後部縦枠部(3)でガラス(18)の後縁を昇降可能にガイドさせるように構成し、又サッシ(2)の前枠部(5)の前部から下方に垂下した前部縦枠部(6)及びこれの下方に連続する前部ランチャンネル(9)でガラス(18)の前縁を昇降可能にガイドさせるように構成し、前記ガラスの昇降を駆動する駆動機構の駆動源を構成する駆動プーリ(15)を、前記前部ランチャンネル(9)にブラケット(11)を介して支持し、前記駆動プーリ(15)を支持するブラケット(11)を、前部ランチャンネル(9)と前記前部縦枠部(6)との結合部材として構成したことを特徴とする。
【0009】
請求項2においては、請求項1において、前記ブラケット(11)の前半部(11a)をサッシ(2)の前枠部(5)の先部に結合し、該前枠部(5)と該ブラケット(11)の前半部(11a)との間に形成された三角形の空間(7)に三角形板状のミラーベース(13)を設置し、該ミラーベース(13)にドアミラー(14)を取付可能に構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明にかかる自動車用ドアサッシ組立体の斜視図、図2は図1の2−2線断面図、図3はドアサッシ組立体の前部の拡大斜視図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6はドアサッシ組立体の後部ランチャンネル部の部分破断斜視図、図7はサッシ組立体を組み込んだドアの要部縦断側面図、図8はドア要部の係止構造を示す拡大縦断側面図、図9はガラス昇降機構の駆動部の分解斜視図、図10はガラス昇降機構の原理説明図、図11はドアとサッシ組立体の組立手法の一例を示す分解斜視図で、aはドアの内外部材の分解状態、及びドアフレームの分解状態の斜視図,bはドアを組み立て、サッシ組立体を組み付ける状態を説明する斜視図、図12はドアとサッシ組立体の組立手法の他の一例を示す斜視図で、aはサッシ組立体とドア構成部材の分解斜視図、bはドア構成部材とサッシ組立体を組み付けた状態で、ドアライニングを組み付ける直前の状態の斜視図、cはドアの完成状態の斜視図、図13はドアとサッシ組立体の組立手法の更に他の一例を示す分解斜視図で、aはサッシ組立体とドアフレームの分解斜視図、bはドア内外部材とサッシ組立体、ドアフレーム組付体の分解斜視図である。
【0011】
図1は自動車用サッシ組立体1を示し、図示した例ではフロントドア用のサッシ組立体を示す。ドアサッシ組立体1は、ドアの上方に突出するサッシの本体部2(サッシ)を備え、本体部2は後部の直線状の縦枠部3、後部縦枠部3の頂部3aから前方に延びる上枠部4、図示例では上枠部4の前端部4aから前下傾するように設けられた前枠部5とを備える。
【0012】
サッシ組立体1の本体部2は側面視略逆凹状に形成されており、各部一体的に形成されている。
本体部2の各枠部3,4,5の各内側、上枠4にあっては下側に夫々向くように連続したチャンネル状に形成されており、所謂ランチャンネルを構成し、ガラス18の周縁部を溝3bで受容する(上枠4、前枠5は図1では表れない)。後部縦枠部3においてはガラス18の後縁部18aと溝3bとが係合し、ガラスの昇降をガイドし、又上枠部4、前枠部5の溝とガラス18の周縁部の上縁部、前縁部18bとが係合し、サッシ本体部2で開放されたドア上方の空間部を閉塞する。
【0013】
ところで、図示例では、前枠部5の前部に縦向きの前部縦枠部6を垂下、設置し、前部縦枠部6は後部縦枠部3と平行で、その下端部は、後部縦枠部3の下端、前枠部5の下端と略々同レベルとする。
前部縦枠部6の後部縦枠部3と対向する面には溝を設けてランチャンネル状とし、ガラス18の前縁を昇降時にガイドし、前部縦枠部6と前枠部5の前部との間には、側面視が略々三角形の空間7を形成する。
【0014】
ドアの上縁部から上方に突出するサッシ本体部2に、サッシの下部を構成する部材を一体的に垂下、設置する。
サッシ本体部2の後部縦枠部3の下端部に、該後部縦枠部3と連続する後部ランチャンネル8を垂下するように連続して一体的に設ける。
【0015】
後部ランチャンネル8は、前部縦枠部3と連続する溝8aを備え、ガラス18の後縁部18aを昇降ガイドする。
一方、前部縦枠部6の下端部には、前部ランチャンネル9を、該前部縦枠部6と連続するように一体的に垂下、設置し、ガラス18の前縁部18bを昇降ガイドし、前部ランチャンネル9は、上部の前部縦枠部6の溝と連続し、後部ランチャンネル8と対向する溝9aを備え、この関係を図2で示した。尚、溝8a,9aには、溝状のシール材10,10が介装されている。
【0016】
以上のサッシ本体部2の、前後の縦枠部3,6に下方に延設された前後のランチャンネル8,9の一方、即ち、前部ランチャンネル9と前部縦枠部6との接合部には、ガラス昇降の駆動機構を支持するブラケット11を設置し、ブラケット11は、前部縦枠部6の下部と、前部ランチャンネル9の上部との間の継手としても機能させる。
従って、前部縦枠部6の下部と、前部ランチャンネル9の上部とは、ブラケット11で接続、一体化される。
【0017】
ブラケット11は、前半部11aと後半部11bとからなり、後半部11bで前記したように継手の機能をも持たせ、前半部11aの先端部11cを図3、図4に示すように中空に形成し、該先端部11cにサッシ本体部2の前枠部5の先端部5a下方に垂下したスティ部5bを嵌挿し、スティ部5bと先端部11cとはネジ12による結合等で一体化する。
ブラケット11は、図示例では、前半部11aと後半部11bとを、別部材で形成し、双方の突き合せ部を車幅方向に重ね合わせ、ネジ12で結合した。
【0018】
ブラケット11の前半部11aはサッシ本体部2の前部の前記した三角形の空間7の下方に位置し、前半部11aの頂辺11dは三角形の空間7の底辺を構成する。
前半部11aの頂辺11dと、サッシ本体部2の前枠5の前部5cと、前部縦枠部6とで囲まれる前記三角形の空間7に、三角形で板状部材からなるドアミラー14の略三角形のミラーベース13を嵌装、設置し、ミラーベース13で該三角形の空間7を閉塞する。
【0019】
尚、図示例では、三角形の空間部7にミラーベース13を嵌装、設置し、ミラーベース13にミラー14を取り付けたが、ブラケット11の一部を上方まで延長し、延長部にミラーを取り付けても良い。
【0020】
ブラケット11の後半部11bの前部11eには、前記した前部縦枠部6の下部6aを上から嵌挿し、ブラケット11と前部縦枠部6とを一体化する。又ブラケット11の後半部11bの前記前部11eには、下から前記した前部ランチャンネル9の上部9bを嵌挿し、ブラケット11と前部ランチャンネル9とを一体化する。
以上の前部縦枠部6と前部ランチャンネル9とは、上下に同一軸線上に設けられる。このようにブラケット11の後半部11bの前部11eに、上下に同一軸上に前部縦枠部6と前部ランチャンネル9とを一体的に連結する。
【0021】
ブラケット11の後部11fは、図4に示すように車幅方向に幅が小さい中空ボックス状に形成し、後部11fには、図9で詳細に示したガラス昇降機構の駆動源である駆動プーリ15を回転自在に取付、支持し、ガラス18のウインドレギュレータを構成する。
駆動プーリ15の端面には内側座板15aを重ね、この外側端面には外側座板15bを重ね、ビス16,16でこれ等を一体化し、外側座板15bには角孔15cを設け、この孔15cにウインドレギュレータハンドルを嵌挿して取り付け、駆動プーリ15を回転、駆動する。
【0022】
この駆動プーリ15は、外周に多数の半球状の凹部15dと、この間を繋ぐ溝15eとを円周上に備え、これ等に数珠球状の駆動ワイヤ17の一部を係合する。
駆動プーリ15の半球状凹部15d…に駆動ワイヤ17の数珠球部17a…が係合し、ワイヤ部17bが溝部15eと係合する。駆動ワイヤ17は、図1、図3に示すように、外被材17cで覆われており、アウターワイヤを構成し、インナーワイヤが、前記したように数珠球状ワイヤを構成する。
【0023】
上記した駆動プーリ15の端面は、図1に示すようにブラケット11の室内側に露出し、室内側から図示しないウインドレギュレータハンドルの基部を係合し、ハンドルの回転で、駆動プーリ15を回転させ、ウインドガラス18を昇降させる。
【0024】
前記した前部ランチャンネル9の下端部には、車両の後方に向けて突出する支持アーム19を、後部ランチャンネル8の下端部には、車両の前方に向けて突出する支持アーム20を夫々設け、又後部ランチャンネル8の上部、即ち後部縦枠部3の下方には、車両前方に突出する支持アーム21を設け、これ等支持アーム19にガイドプーリ22,23,24を夫々軸22a,22b,22cで回転自在に軸支する。
又前記したブラケット11の後半部11bの前部には、同様のガイドプーリ25を軸25aで回転自在に軸支する。
以上のガイドプーリ22,23,24,25は、前記駆動プーリ15と同様に外周に数珠球状ワイヤ17と係合する溝を備える。
【0025】
以上において、図10は数珠球状の駆動ワイヤ17の巻回状態を模式的に示し、ワイヤ17は、その一部が駆動プーリ15の外周の一部に係合し、前部下方のガイドプーリ22の外周に巻回して上方のガイドプーリ25に掛け廻され、更に後部下方のガイドプーリ23に導かれてこれに巻回され、更に真上のガイドプーリ24に掛け廻され、駆動プーリ15に導かれ、無端状にプーリ15,22,25,23,24に巻回する。図10に例では、ワイヤ17は、側面視略々横8の字状で、無端状に巻回した。
【0026】
一方、前記したガラス18の前後の下端部には、スティ26,27を一体的に垂下、設置し、前記したワイヤ17の縦方向に張られた前後の部分17d,17eには、前部ランチャンネル9、後部ランチャンネル8の向い合う各溝部9a,8aと係合し、該溝部9a,8aで昇降を保障されるスライダ28,29を連結する。
該スライダ28,29と前記したスティ26,27とを、連結ピース26a,27aとで、連結する。
【0027】
以上において、前記した駆動プーリ15を、図示しないウインドレギュレータハンドルを介して、図10に実線、或いは鎖線の矢印で示すように正、或いは逆方向に回転させると、駆動プーリ15に係合したワイヤ17は引張され、或いは押圧され、ワイヤ17の移動は、四隅のガイドプーリ22,23,24,25で許容される。
【0028】
この結果、前部の上下に配置されたガイドプーリ25,22、或いは後部の上下に配置されたガイドプーリ24,23間において、この間に臨むワイヤ17d,17eは、図10の実線、或いは上下に移動し、ワイヤ17d,17eに連結されたスライダ28,29は昇降し、スティ26,27を介してスライダ28,29に取付、支持されたガラス18は昇降することとなり、ガラス18は、その前後端縁18b,18aは、前部ランチャンネル9、前部縦枠部6、後部ランチャンネル8、後部縦枠部3の向い合う溝にガイドされて昇降動することとなる。
【0029】
以上のように、サッシ組立体1を通常用いられるサッシ本体部2の下方に、前後のランチャンネル8,9を一体的に垂下、設置し、ランチャンネルの前部のもの9とサッシ本体部2の前部の縦枠部6との接合をブラケット11で行ない、ブラケットにはウインドレギュレータ機構を構成する駆動プーリ15を取付、支持し、又ブラケット11を前方に延出し、前部でサッシ本体部2の弯曲した前端部を支持し、ブラケット11の前部と前部縦枠部6、サッシ本体部2の前部とで囲まれる空間部7に、ドアミラー14のミラーベース13を、該空間部7を閉塞するように取付、設置する。
【0030】
以上により、サッシ組立体1には、ガラス18の昇降機構を一体的に付帯させて提供することができる。
従って、一般的に採用されているように、ウインドレギュレータ機構を、サッシとは別個のドア外板内側に、該ウインドレギュレータ機構の支持構造を含んでサッシとは別に取り付け、設置する必要が無くなる。
【0031】
図示した例においては、サッシ組立体1の前後のランチャンネル9,8に、ウインドレギュレータ機構の一部を構成するガイドプーリ22,23,24を取り付け、又ブラケット11にガイドプーリ25を取り付けた、ワイヤ17を無端状に配置し、ガラス18を予めサッシ1内に昇降自在にセットしたが、このように構成することで、サッシ1をドアに組み込むことにより、ドア側にガラス、ウインドレギュレータ機構を後付けすることなく、直ちにガラス昇降を行ない得る、サッシを備えるドアを得ることができる。
【0032】
ところで、前記したミラーベース13は金属や樹脂で形成する。図示例においては、ミラーベース13の中央部に円形の孔13aを備え、この部分からミラー14の手動操作を行なう図示しない操作レバーを室内側に突出させ、又図示例では、ミラーベース13の板状ベースとし、ミラーベース13には、起倒可能なミラー14のブロック状ベース部14aの爪を嵌合する長孔13bや取付用ネジ孔13cを備える。
図5の断面で示すように、板状のミラーベース13を樹脂で形成し、ミラーベース13には、中空のリブ13dや凹凸状のリブ13eを設け、強度アップを図った。
【0033】
図7は本発明にかかるサッシを用いたドアの一例を示すドア30の縦断面図である。図示例では、ドアを樹脂で構成する。
ドア外板31とドア内板32との間に、前記したサッシ1の下半部、即ち、ランチャンネル8,9がドア30の上端部30aよりも下方に位置するように内外板31,32間に挟入し、ドア30の上端部30a上に、サッシ1の本体部2、即ち、前後の縦枠部5,6,3が露出するように取り付ける。これによりドア40を構成する。
【0034】
ドア内外板31,32間には、サッシ支持フレーム33を内装しておき、該フレーム33は、上下のブラケット34,35,36等でドア内外板31,32の内側に取り付けられ、上部のブラケット34、及び内外板31,32の一般的な部分は、相互に対向するように内側に係止突起37…を突設しておき、これの先端部の係止部37a…をフレーム33の設けた係止孔33a…に係合し、これの部分拡大を図8で示した。
【0035】
尚、図1、図2、図3、図6においては、前後のランチャンネル9,8に細板状で、断面がL型のガイド枠9c,8cを縦設した。ガイド枠9c,8cは、ランチャンネル9,8の前記したガラス18を昇降させるスライダ28,29の昇降動の範囲内に亘り設ける。
【0036】
図11〜図13は、本発明にかかる自動車用サッシ組立体を用いて、自動車用ドアを組み立てる組み立て方法の例示である。
図11においては、図11aに示すように、例えば、樹脂製のドア内外板41と42とを用意し、この内外板41,42間に側面視逆U字型の樹脂や金属で形成したフレーム43を介装し、フレーム43の前後の起立部43a,43b間には、インパクトビーム44が架設されている。又フレーム43の前後の起立部43a,43b上部には、サッシ組付体1の取付部43c,43dを備える。又内板42の上部には、室内側に開口する開口部42aを備え、既述のウインドレギュレータハンドルの取付孔を構成する。
【0037】
組み立てられたドア40を図11のbで示し、ドア40の上端部には、前後方向に細長い開口部40aが形成されており、一方、前記したようにサッシ本体部2、前後のランチャンネル9,8、ブラケット11、ウインドレギュレータ機構を構成する各プーリ15,22,23,24,25、これに巻回されたワイヤ17、ガラスを予め組み付け、ミラーベース13を含むドアミラー14を備え、これ等を組み付けたサッシ1を用意し、ブラケット11を含む前後のランチャンネル9,8をドア40の上端開口部40aから挿入し、内装されたフレーム43にサッシ組立体1の下半部を組み付ける。
【0038】
以上により、サッシ組立体1をドア40の上方に起立するように組み付け、サッシを備えるドア40を得る。
サッシ組付体1のドア40側への組み付けは、例えばブラケット11の前半部11aの後端部11cとドア40の前端部内側とを、外側からネジ44…で固着し、又後部ランチャンネル8とドア40の後端部内側とを、外側からネジ44…で固着し、ドア40とサッシ組立体1とを組み付け、又ドア40に内装されたフレーム43のサッシ組付体1の取付部43c,43dとサッシ組付体1、ドア40の前後端部とを一体化するように組み付ける。
【0039】
図12は、本発明にかかる自動車用サッシ組立体を用いて、自動車用ドアを組み立てる他の例である。
図12のaに示すように、樹脂製のドア外板51とドア内板52とでドア組立体53を予め組み立てておき、ドア組立体53の上端部には、前後方向に長孔状の開口部53aを備える。
【0040】
サッシ組立体1は前記と全く同構造であって、下半部、即ちウインドガラスのレギュレータ機構を備える前後のランチャンネル9,8を開口部53aからドア組立体53内に挿入し、ドア組立体53の前後端部の上部とサッシ組立体1の前後部分の対応する部位をネジ54…で結合し、サッシ組立体1を、上半部であるサッシ本体部2がドア組立体53上に突出するように組み付ける。
サッシ組付体1とドア組付体53とを組み付けた状態を図12のbで示した。
【0041】
以上のサッシ組立体1を組み付けて一体化したドア組立体53の内板52の室内側の面に、図12のbで単独で示したドアライニング55を組み付けて貼着し、ドアライニング55を室内側に貼着したドア50を得、この状態で、車両に組み付け可能となる。
【0042】
図13は、本発明にかかる自動車用サッシ組立体を用いて、自動車用ドアを組み立てる更に他の例である。
図13において1はサッシ組立体で、前記と同様の構造である。図13のaに示すように、側面視U字型のフレーム60を用意し、フレーム60は前後の起立部60a,60bを備え、この間にインパクトビーム61を架設して備える。又前後の起立部60a,60bの上部には、サッシ組付体1の取付部60c,60dを備える。
【0043】
サッシ組付体1は、前記しているので、詳細には説明しない。
以上のサッシ組付体1の前後の部分、即ち、サッシ本体部2の前端部と後部縦枠部3の下端部〜後部ランチャンネル8の上部を、前記したフレーム60の前後の取付部60c,60dと一体的に結合する。
これにより、図13のbの中間部に示したように、サッシ組付体1とフレーム60との組付体62を得る。
【0044】
以上の組付体62の両側に、図13のbに示すように、ドア外板63とドア外板64とを臨ませ、フレーム60を含むサッシ組付体1の下半部を、ドア内外板63,64間に挟入するように臨ませ、内外板63,64、フレーム60とを一体的に組み付ける。
以上においては、ドア内外板63,64は、樹脂製のものを用いた。
【0045】
以上、本発明にかかるサッシ組付体1の詳細、及びサッシ組付体1のドアへの組み付けを説明したが、ドアは樹脂製に限るものではなく、鋼板製のものを用いても良く、又サッシ組付体1のドアへの組み付けは、上記した図11〜図13の方法に限られるものではない。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、自動車用ドア(40)の上方に組み付ける側面視略逆凹型のサッシ(2 )であって、ドア(40)内部とサッシ(2)との間にガラス(18)を介設し、ガラス(18)の昇降をサッシ(2)の前後部でガイドするようにした自動車用ドアサッシにおいて、サッシ(2)の後部縦枠部(3)には、これと縦方向に連続する後部ランチャンネル(8)を一体的に垂下設置し、サッシ(2)の前部には前部ランチャンネル(9)を一体的に垂下設置し、後部ランチャンネル(8)及びサッシの後部縦枠部(3)でガラス(18)の後縁を昇降可能にガイドさせるように構成し、又サッシ(2)の前枠部(5)の前部から下方に垂下した前部縦枠部(6)及びこれの下方に連続する前部ランチャンネル(9)でガラス(18)の前縁を昇降可能にガイドさせるように構成し、ガラスの昇降を駆動する駆動機構の駆動源を構成する駆動プーリ(15)を、前部ランチャンネル(9)にブラケット(11)を介して支持し、駆動プーリ(15)を支持するブラケット(11)を、前部ランチャンネル(9)と前部縦枠部(6)との結合部材として構成したので、得られたサッシ組付体は、サッシ内で昇降するガラス、ガラスを昇降させるウインドレギュレータ機構を、サッシ組付体内に備えることとなり、予めサッシに、ガラス、ウインドレギュレータ機構を組み込んでおくことにより、サッシとは別個の作業で、ドアへのサッシ組み付け、ガラス組み付け、ウインドレギュレータ機構を組み付ける作業に比較し、作業性に極めて優れ、ガラス、ウインドレギュレータ機構を備えるサッシ組付体を、ドアとは別個のラインで組み付けて組付体を得ることができるので、組立作業性に極めて優れる。
又ドア、サッシ、ガラス、ウインドレギュレータ機構の組付工数が大幅に少なくなり、サッシ付きドアの組立の簡易化、延いては車両の組立の簡易化が図れる。
【0047】
又請求項1では、上記により、サッシにガラス、ウインドレギュレータ機構を組み付けておくので、ドアへの組付後のこれ等の組付精度を出すための調整に際しても、サッシ、ガラス、ウインドレギュレータ機構を予め組み付けた状態で調整が行なえ、高精度のサッシ付きドアが容易に得られ、又ドアへの組付後の調整を不要とし、調整を行なうとしても、簡易な調整で足りる。
更に、サッシ、ガラス、ウインドレギュレータ機構を予め組み付けた状態で調整を行なえるので、調整作業もドアへの組付後と異なり、極めて容易に行なえ、従って、ガラス昇降調整、ガラスの密閉度調整等の調整作業が極めて容易化する。
更に又、ガラスとウインドレギュレータ機構とのマッチングが採りやすく、弯曲ガラスを用いる自動車用ガラスにおいては、上記のようにサッシ組付体を得るので、サッシ本体との相性も良好に保持することができ、閉塞性に優れ、昇降機構との相性が良好で、機能性に優れたサッシ付き自動車用ドアを簡易に得ることができる。
【0048】
更に請求項1では、上記のようにサッシにガラス、ウインドレギュレータ機構を予め組み付けておくので、組付作業の容易化、調整作業の容易化、ドアへの個々のサッシ単体の組付作業、ドアへのガラス単体の組付作業、ドアへのウインドレギュレータ機構単体の組付作業が不要化、等により、組み立て、組付作業において、コスト的に極めて有利であり、又サッシにガラス、ウインドレギュレータ機構を予め組み付けるので、熟練を要することなく、高精度のサッシ付きドアを得ることができる。
又塗装後のドアへのサッシ以外のガラス、ウインドレギュレータ機構の各単体の組付作業が不要化することから、ドアを傷める可能性が極めて低く、ドアの塗装面の傷付き等を防止し、品質良好なサッシを組み付けた自動車用ドアを簡易に得ることができる。
又ガラス昇降機構の駆動機構を取り付けるブラケットを、ランチャンネルとドアサッシ縦枠部材との結合部材として構成したので、縦枠部材とランチャンネルとの結合部材、駆動機構取付部材を兼用することができ、部品点数の減少を図ることができ、且つ軽量化にも資する。
【0049】
請求項2では、請求項1において、ブラケット(11)の前半部(11a)をサッシ(2)の前枠部(5)の先部に結合し、該前枠部(5)と該ブラケット(11)の前半部( 11a)との間に形成された三角形の空間(7)に三角形板状のミラーベース(13)を設置し、該ミラーベース(13)にドアミラー(14)を取付可能に構成したので、請求項1の効果に加えるに、ドアミラーの取付ベースとして用いることで、部品点数の低減が図れる。
又前部ランチャンネルを、ドアサッシの前端部後方部に離間して縦設し、ブラケットを前部ランチャンネルとドアサッシの前端部間に介設し、ドアサッシの前端部と前部ランチャンネル上部との間に形成された略三角形の空間部に前記ドアミラーのミラーベースを介設するようにしたので、サッシ前部とランチャンネル上部との間に形成される三角形の空間部はミラーベースで塞がれることとなり、ミラーベースを用いることで、サッシ前部に形成される空間部を閉塞することができ、空間部の閉塞部材を別途用意することなく、ミラー取付部材であるミラーベースを用いて空間閉塞を行なうことで、部品点数の削減にも資する。
又サッシ前部に形成される三角形の空間部をミラーベースで閉塞することで、ミラーベースは、サッシの一部を構成することとなり、サッシの強度、剛性を向上させることができ、しかも強度、剛性アップ材料を、ミラーベースで兼ねることもでき、この点においても部品点数の削減に資し、コストの点においても有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる自動車用ドアサッシ組付体の斜視図
【図2】 図1の2−2線断面図
【図3】 ドアサッシ組付体の前部の拡大斜視図
【図4】 図3の4−4線断面図
【図5】 図3の5−5線断面図
【図6】 ドアサッシ組付体の後部ランチャンネル部の部分破断斜視図
【図7】 サッシ組付体を組み込んだドアの要部縦断側面図
【図8】 ドア要部の係止構造を示す拡大縦断側面図
【図9】 ガラス昇降機構の駆動部の分解斜視図
【図10】 ガラス昇降機構の原理説明図
【図11】 ドアとサッシ組付体の組立手法の一例を示す分解斜視図で、aはドアの内外部材の分解状態、及びドアフレームの分解状態の斜視図、bはドアを組み立て、サッシ組付体を組み付ける状態を説明する斜視図
【図12】 ドアとサッシ組付体の組立手法の他の一例を示す斜視図で、aはサッシ組付体とドア構成部材の分解斜視図、bはドア構成部材とサッシ組付体を組み付けた状態で、ドアライニングを組み付ける直前の状態の斜視図、cはドアの完成状態の斜視図
【図13】 ドアとサッシ組付体の組立手法の更に他の一例を示す分解斜視図で、aはサッシ組付体とドアフレームの分解斜視図、bはドア内外部材とサッシ組付体、ドアフレーム組付体の分解斜視図
【符号の説明】
1…サッシ組付体、 2…サッシ、 6…縦枠部材、7…三角形の空間、8…後部ランチャンネル、9…前部ランチャンネル、11…ブラケット、13…ミラーベース、14…ドアミラー、15…ガラス昇降機構の駆動源である駆動プーリ、18…ガラス、 40…ドア。
Claims (2)
- 自動車用ドア(40)の上方に組み付ける側面視略逆凹型のサッシ(2)であって、ドア(40)内部とサッシ(2)との間にガラス(18)を介設し、ガラス(18)の昇降をサッシ(2)の前後部でガイドするようにした自動車用ドアサッシにおいて、
前記サッシ(2)の後部縦枠部(3)には、これと縦方向に連続する後部ランチャンネル(8)を一体的に垂下設置し、
前記サッシ(2)の前部には前部ランチャンネル(9)を一体的に垂下設置し、
前記後部ランチャンネル(8)及びサッシの後部縦枠部(3)でガラス(18)の後縁を昇降可能にガイドさせるように構成し、又サッシ(2)の前枠部(5)の前部から下方に垂下した前部縦枠部(6)及びこれの下方に連続する前部ランチャンネル(9)でガラス(18)の前縁を昇降可能にガイドさせるように構成し、
前記ガラスの昇降を駆動する駆動機構の駆動源を構成する駆動プーリ(15)を、前記前部ランチャンネル(9)にブラケット(11)を介して支持し、
前記駆動プーリ(15)を支持するブラケット(11)を、前部ランチャンネル(9)と前記前部縦枠部(6)との結合部材として構成した、
ことを特徴とする自動車用サッシ組立体。 - 前記ブラケット(11)の前半部(11a)をサッシ(2)の前枠部(5)の先部に結合し、該前枠部(5)と該ブラケット(11)の前半部(11a)との間に形成された三角形の空間(7)に三角形板状のミラーベース(13)を設置し、該ミラーベース(13)にドアミラー(14)を取付可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアサッシ組立体。
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