JP2015063797A - ワイヤ式窓ガラス昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアパネルのパネル空間7の中央部に、ワイヤ式窓ガラス昇降装置のワイヤ配索に邪魔されない広い空間を作る。
【解決手段】ドアパネル2内に配置するワイヤ式窓ガラス昇降装置9のワイヤ配索を、前方のガラスガイド10に沿って上下に経由するフロント経路部17とリアガイドレール13に沿って上下に経由するリア経路部18と、これらの経路部同士を接続して一つの閉じたワイヤ経路に形成する横径路部であるボトム経路部19とを有するコ字形にする。
【選択図】図2

Description

この発明は、ドアパネルのパネル空間にワイヤ式の窓ガラス昇降装置を備えた自動車用ドアに関する。
自動車用ドアの窓ガラス昇降装置(ウインドウレギュレータ)には、ワイヤ式のものがある。ワイヤ式の窓ガラス昇降装置は、自動車用ドアのパネル内に配置され、窓ガラスを支持させるキャリアをワイヤに接続し、ワイヤをワイヤドラムによって往復移動させることで、窓ガラスを昇降させる。キャリアはガイドレールに案内されることもあれば、レールレスの場合もある。
特許文献1(特許第4365585号公報)の窓ガラス昇降装置はキャリアプレート(14)にガラス(11)の端縁を取付け易くした構造を特徴としたものであるが、ツインレールタイプやシングルレールタイプあるいはレールレスタイプなど種々なタイプのウインドウレギュレータを例示している。
また、特許文献2(特開2005−113441号公報)の窓ガラス昇降装置におけるウインドウレギュレータは、フロントフレーム(53)とリアフレーム(55)及びこれらの上部に橋渡されたアッパフレーム(103)とで窓ガラスを昇降案内するサッシを構成している。このサッシはパネルの上部に固定されている。そして、窓ガラス(ウインドガラス81)の下部であってその前部に第1ワイヤ固定部材(101)とその少し上方にプーリ(97)を配置し、また、同様に下部であってリヤフレーム(55)に近い後部にワイヤガイド(99)を、さらに、その上方に第2ワイヤ固定部材(111)を配置し、フロントフレーム(53)の下部にドラム手段(200)(ワイヤドラム)を取付け、ドラム手段(200)と第1ワイヤ固定部材(101)間をワイヤ(95)で接続し、第1ワイヤ固定部材(101)と第2ワイヤ固定部材(111)間を前記のプーリ(97)及びワイヤガイド(99)を経由させてワイヤ(131)で接続し、さらに、第2ワイヤ固定部材(111)と前記ドラム手段(200)とをワイヤ(131)で接続している。
特許文献2の窓ガラス昇降装置では、ワイヤ(95)がフロントフレーム(53)(前方サッシ材)に沿って略垂直に配置されている。ワイヤ(131)は、第1ワイヤ固定部材(101)からプーリ(97)を介してワイヤガイド(99)まで垂直からほぼ水平に転向され、ついで、ワイヤガイド(99)から第2ワイヤ固定部材(111)までリアフレーム(55)の内部を通過してほぼ垂直に延びている。また、ワイヤ(131)は、第2ワイヤ固定部材(111)からドラム手段(200)まで、リアフレーム(55)、アッパーフレーム(103)及びフロントフレーム(53)の内部を通過している。
そして、前記サッシの内部を通過してきたワイヤ(131)は、フロントフレーム(53)の下部でワイヤガイド(211)により、垂直方向から水平方向に転向されて、前記出発点であるドラム手段(200)に戻っている。
特許文献1に種々例示されている通常のワイヤ式窓ガラス昇降装置の構造は、ドアパネル内の中央部分にガイドレールやワイヤが配索されるので、ドアパネル内部にセキュリティビームの張り出しやインナーパネルを補強するための凹凸などがあると、窓ガラス昇降装置を配置しにくい。また、パネル内部に配置する必要がある他の装置を設置する際の邪魔になることがある。
特許文献2のウインドウレギュレータにおける配索は、パネル内の中央部分を避けた配置となっており、前記の問題は生じない。しかし、ワイヤ(131)をドアのサッシ部分に通す必要があり、サッシ部分(リアフレーム55、アッパーフレーム103及びフロントフレーム53)への配索が難しい。このため、ドアパネルへ窓ガラス昇降装置を取付ける組み立て工程に手間を要する。
さらに、特許文献2のウインドウレギュレータはレールレスタイプであり、フロントフレーム(53)の下部にドラム手段(200)を取り付けているので、サッシ自体の構造を頑丈にし、ドアパネルへのサッシ取り付けも慎重にしないと窓ガラスにジャダーが生じやすい。
特許第4365585号公報 特開2005−113441号公報
この発明は、パネル内の中央部分を避けた配索としパネル空間の内部を有効に利用することができ、また、ガラスのガイド部材(ガラスガイド)をウインドウレギュレータの一部に兼用してドア1の重量を軽減した自動車用ドアの提供を課題とする。
自動車用ドアであって、ドアパネルのパネル空間に窓ガラス昇降装置を備えたものとする。なお、自動車用ドアは、パネル空間にこの空間へ進入してくる窓ガラス下部の前後両側をガイドする前方と後方のガラスガイドを有する。
窓ガラス昇降装置は、パネル空間において前方または後方のガラスガイドとこれと平行に配置されたリアガイドまたはフロントガイド(これらをガイド部材と総称する)と、ワイヤと、ワイヤ駆動装置を有したものとする。
そして、ワイヤの配索は、前記の前方または後方のガイド部材に沿って上下に経由する第1の径路部と後方または前方のガイド部材に沿って上下に経由する第2の径路部と、これらの端部同士を接続して一つの閉じたワイヤ径路に形成する横径路部とを有したものとする。
横径路部は、第1の径路部と第2の径路部の下部同士を接続して一つの閉じたワイヤ径路を形成するボトム径路部とすることがある。
自動車用ドアを、ドアパネルの上部に窓ガラスをガイドする窓サッシを有したものとすることがある。この場合、窓サッシはフロントサッシ材とリアサッシ材及びこれらの上端部をつなぐアッパーサッシ材とからなり、窓ガラスは前方と後方のガラスガイドに案内されて開閉される。
そして、窓ガラス昇降装置は、パネル空間において前記窓サッシのガラスの前方を案内する前方のガラスガイドを、ウインドウレギュレータを構成するリアガイドとフロントガイドのうちのフロントガイドとして兼用する。そして、前方のガラスガイドを用いて前記配索の第1の径路部(フロント径路部)を構成することがある。
窓ガラス昇降装置のワイヤは前記パネル空間において、上下方向の第1の径路部と第2の径路部及びこれらをつなぐ横径路部として、前記空間の前部と後部及び下部に配索されるので、パネル空間の中央部に大きなスペースが形成される。このため、パネル空間にスピーカなど、ウインドウレギュレータ以外の各種装置を配置しやすく、パネル空間の内部を有効に利用することができる。
また、ガラスの前方または後方を案内するガラスガイドのいずれかを、ウインドウレギュレータを構成するフロントガイドまたはリアガイドのいずれかに利用するので、前方又は後方のガラスガイドが存在するにも関わらず、別途にフロントガイドやリアガイドを設ける場合に比べドア1の重量を軽減することができる。さらに、例えば、ガラスの前方を案内するガラスガイドその物をフロントガイドに利用するので、リアガイドとの間隔(スパン)が大きくなり、窓ガラスの転び(傾き)やジャダーの発生が少なくなる。
自動車用ドアの縦断面を模式的に示した図。 ドアパネルの側面図(外パネル、内パネルを透視的に示している)。 窓ガラス昇降装置の側面図。 リアキャリア箇所を模式的に示した側面図。
以下、本発明を乗用車の前方ドア(ドア1)に適用した実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
ドア1(図1、図2)は、この実施例において、ドアパネル2の上部に窓ガラス3をガイドする窓サッシ4を有する。ドアパネル2は、外パネル5と内パネル6とからなり、両パネルの間はパネル空間7となっている。符号8はドアトリムである。パネル空間7には窓ガラス昇降装置9が配置されている(図2)。窓サッシ4は前方のガラスガイド10とリアサッシ材11及び前方のガラスガイド10とリアサッシ材11の上端部をつなぐアッパーサッシ材12とからなっている。そして、前方のガラスガイド10はパネル空間7内へ延長されてドアパネル2に固定されている。
前記の窓ガラス昇降装置9は、パネル空間7において前記前方のガラスガイド10と、このガラスガイド10と平行にドアパネル2に固定されたリアガイドレール13と、ワイヤ14と、ワイヤ駆動装置15を有する。なお、前方のガラスガイド10のパネル空間部分16を前記リアガイドレール13と対になるガイド部材(フロントガイド)として利用する構成となっている。
ワイヤ14は、パネル空間7において、上下方向のフロント径路部17(第1の径路部)とリア径路部18(第2の径路部)及びボトム径路部19を構成して配索されている(図2)。
フロント径路部17は、前方のガラスガイド10の上部に配置した上フロントワイヤガイド20と下部に配置された第1の下フロントワイヤガイド21及び第2の下フロントワイヤガイド22とに配索された径路部分である(図3)。
リア径路部18は、パネル空間7において、リアガイドレール13の上部に配置した上リアワイヤガイド23と下部に配置した下リアワイヤガイド24とワイヤ駆動装置15とに配索された径路部分である。ワイヤ駆動装置15はそのワイヤドラム25に対してワイヤ14が導入、導出されるので、第2の下リアワイヤガイドを兼ねるものである。
ボトム径路部19(横径路部)は、前記のフロント径路部17とリア径路部18のワイヤ14を、これ等の径路部17、18の下部同士で連結し、ワイヤ径路を全体として一つの閉じた径路とする配索部分である。
フロント径路部17においてワイヤ14aは、第1の下フロントワイヤガイド21から上フロントワイヤガイド20間は、前記前方のガラスガイド10の内面に沿って配索され、上フロントワイヤガイド20から第2の下フロントワイヤガイド22間は前記前方のガラスガイド10の外側に配索されている。すなわち、ガラスガイドがワイヤのガイド部材として利用され、このガイド部材ではワイヤが内面に配索される。
リア径路部18においてワイヤ14bは、下リアワイヤガイド24から上リアワイヤガイド23間は前記リアガイドレール13が有する長手方向の溝に沿って配索され、上リアワイヤガイド23からワイヤ駆動装置15に至るワイヤ14bはアウターチューブ26に通され、リアガイドレール13の外を通ってワイヤ駆動装置15に接続された配索とされている。
ボトム径路部19は、フロント径路部17の下部における第1の下フロントワイヤガイド21を転回したワイヤ14aがリア径路部18下部の前記下リアワイヤガイド24に至る径路部分と、リア径路部18下部のワイヤドラム25からフロント径路部17下部の第2の下フロントワイヤガイド22に至るワイヤ14cの径路部分とから成る。ボトム径路部19において2本のワイヤ14a,14cはいずれもアウターチューブ27,28に通されている。
そして、フロント側において、上フロントワイヤガイド20から第2の下フロントワイヤガイド22の間にフロントキャリア29が、また、リア側において、下リアワイヤガイド24から上リアワイヤガイド23の間にリアキャリア30が取り付けられている。
なお、前記のように、一つの閉じた径路を形成するワイヤ14は、前の説明で用いたように、次の3本の部分ワイヤ14a,14b,14cがフロントキャリア29、リアキャリア30及びワイヤドラム25を介して接続されたものである。接続は、各部分ワイヤの両端に取り付けたワイヤエンド31a,31bを前記接続の仲介となるフロントキャリア29、リアキャリア30及びワイヤドラム25に設けたエンド係合凹部32a,32b(図4)に嵌め込むことにより行われる。リアキャリア30についてのみ図4に示している。この様な取付け方は周知である。
〔部分ワイヤ14a〕・・・フロントキャリア29―上フロントワイヤガイド20―第1の下フロントワイヤガイド21―下リアワイヤガイド24―リアキャリア30間の径路。
〔部分ワイヤ14b〕・・・リアキャリア30―上リアワイヤガイド23―ワイヤ駆動装置15のワイヤドラム25間の径路。
〔部分ワイヤ14c〕・・・ワイヤドラム25―第2の下フロントワイヤガイド22―フロントキャリア29間の径路。
窓ガラス3は、下辺でフロントキャリア29とリアキャリア30に連結され、ワイヤ駆動装置15によってワイヤドラム25が往復駆動されると窓サッシ4に沿って上下に移動(窓が開閉)される。
フロント径路部17において、前記の第1、第2の下フロントワイヤガイド21,22は、下フロントブラケット33に取り付けられている。下フロントブラケット33は、内パネル6に固定されるもので、前方のガラスガイド10の下部もこのブラケット33に溶接(プロジェクション溶接が多い)され、固定される。前方のガラスガイド10は、上部がドアパネル2の上部に固定されると共に下部が前記の下フロントブラケット33に固定されることで自動車用ドア1の一部として取り付けられる。
リア径路部18において、リアガイドレール13の上端部には上リアブラケット34が固定され、これに前記上リアワイヤガイド23が取り付けられている。また、リアガイドレール13の下端部には、下リアブラケット35が取り付けられ、これに前記下リアワイヤガイド24が取り付けられている。上リアブラケット34と下リアブラケット35は内パネル6に固定されるものであり、これらでリアガイドレール13がドアパネル2に取り付けられる。また、下リアブラケット35には、前記の下リアワイヤガイド24、リアガイドレール13の下部の他に、ワイヤ駆動装置15が取り付けられている。
リア径路部18において、上リアワイヤガイド23からワイヤ駆動装置15のワイヤドラム25に至る部分ワイヤ14bのアウターチューブ26は、前記上リアワイヤガイド23側の端部(一端)が、上リアブラケット34に固定されたチューブサポート36(合成樹脂製)に固定され、他端はワイヤ駆動装置15に固定されている。
ボトム径路部19において、前方のガラスガイド10側の第1の下フロントワイヤガイド21からリアガイドレール13側の下リアワイヤガイド24に至る部分ワイヤ14aのアウターチューブ28は、一端が下フロントブラケット33に固定されたチューブサポート37に取り付けられ、他端は下リアブラケット35に固定されたチューブサポート38に固定されている。
さらに、ボトム径路部19において、ワイヤ駆動装置15から前記フロント径路部17における第2の下フロントワイヤガイド22に至る部分ワイヤ14cのアウターチューブ27は、端部(一端)が、下フロントブラケット33に固定されたチューブサポート37に固定されている。
前記のアウターチューブ27の一端とアウターチューブ28の一端は共にチューブサポート37に固定されている。すなわち、チューブサポート37は2本のアウターチューブ27,28の端部を接続できる1個の部材である。
ワイヤ駆動装置15が駆動されると、ワイヤドラム25が往復回転して、配索されたワイヤ14が往復して牽引される。このため、フロント径路部17におけるフロントキャリア29とリア径路部18におけるリアキャリア30は同じ方向に往復移動し、これに取り付けられている窓ガラス3を上下に移動(開閉)する。
そして、窓ガラス昇降装置9におけるワイヤ14の配索は、フロント径路部17とリア径路部18がこれらの下部でボトム径路部19により接続された凹形(コ字形の一つ)なので、ドアパネル2の中央部分にワイヤなどの窓ガラス昇降装置9を構成する部材が存在せず、ドアパネル2内部の空間を他の用途へ有効に利用することができる。
以上、自動車用ドア1における前方のガラスガイド10をウインドウレギュレータの一部として構成する例を説明したが、この発明は自動車用ドア1に存在するガラスガイドをウインドウレギュレータの一部として利用することを特徴とするものであり、後方のガラスガイドも同様に、ウインドウレギュレータの一部として利用することがある。
実施例では、フロント径路部17におけるワイヤ14aが、第1の下フロントワイヤガイド21から上フロントワイヤガイド20に達する間はガラスガイド10の内面に配索されるものとしたが、この間のワイヤ14aはガラスガイド10の外面に沿って配索されることもある。
また、フロント径路部17とリア径路部18をボトム径路部19により接続したコ字形のワイヤ配索は、前記の様に前方のガラスガイド10を利用する場合ばかりでなく、これとは別途に設けるフロントガイドレールを用いて同様にコ字形のワイヤ配索とできることも前記の説明から自明のことである。
フロント径路部17とリア径路部18の上部を横径路部(この場合アッパー径路部)で接続してコ字形のワイヤ配索とすることもできる。この場合も同様に、フロント径路部17とリア径路部18の縦方向径路と横径路(アッパー径路)とで囲まれる中央部のパネル空間をワイヤに邪魔されることなく有効に利用できる。
また、この発明を適用できる車種は、パネル空間にガラスガイドを備えたものであれば良く、前記のようなドアパネル2の上部に窓サッシ4を有するタイプばかりではない。オープンカータイプのような場合にも可能である。
ワイヤ駆動装置15を配置する箇所はリア径路部18の下部の他にリア径路部18の上部、フロント径路部17の上部または下部や、ボトム径路部19のこともある。
1 自動車用ドア
2 ドアパネル
3 窓ガラス
4 窓サッシ
5 外パネル
6 内パネル
7 パネル空間
8 ドアトリム
9 窓ガラス昇降装置
10 前方のガラスガイド
11 リアサッシ材
12 アッパーサッシ材
13 リアガイドレール
14 ワイヤ
14a 部分ワイヤ
14b 部分ワイヤ
14c 部分ワイヤ
15 ワイヤ駆動装置
16 フロントサッシのパネル空間部分
17 フロント径路部(第1の径路部)
18 リア径路部(第2の径路部)
19 ボトム径路部(横径路部)
20 上フロントワイヤガイド
21 第1の下フロントワイヤガイド
22 第2の下フロントワイヤガイド
23 上リアワイヤガイド
24 下リアワイヤガイド
25 ワイヤドラム
26 アウターチューブ
27 アウターチューブ
28 アウターチューブ
29 フロントキャリア
30 リアキャリア
31 ワイヤエンド
31a 一端側のワイヤエンド
31b 他端側のワイヤエンド
32 エンド係合凹部
32a 一端側のエンド係合凹部
32b 他端側のエンド係合凹部
33 下フロントブラケット
34 上リアブラケット
35 下リアブラケット
36 チューブサポート(リア上)
37 チューブサポート(フロント下)
38 チューブサポート(リア下)
この発明は、自動車用ドアのパネル空間に配置したワイヤ式の窓ガラス昇降装置に関する。
自動車用ドアの窓ガラス昇降装置(ウインドウレギュレータ)には、ワイヤ式のものがある。ワイヤ式の窓ガラス昇降装置は、自動車用ドアのパネル内に配置され、窓ガラスを支持させるキャリアをワイヤに接続し、ワイヤをワイヤドラムによって往復移動させることで、窓ガラスを昇降させる。キャリアはガイドレールに案内されることもあれば、レールレスの場合もある。
特許文献1(特許第4365585号公報)の窓ガラス昇降装置はキャリアプレート(14)にガラス(11)の端縁を取付け易くした構造を特徴としたものであるが、ツインレールタイプやシングルレールタイプあるいはレールレスタイプなど種々なタイプのウインドウレギュレータを例示している。
また、特許文献2(特開2005−113441号公報)の窓ガラス昇降装置におけるウインドウレギュレータは、フロントフレーム(53)とリアフレーム(55)及びこれらの上部に橋渡されたアッパフレーム(103)とで窓ガラスを昇降案内するサッシを構成している。このサッシはパネルの上部に固定されている。そして、窓ガラス(ウインドガラス81)の下部であってその前部に第1ワイヤ固定部材(101)とその少し上方にプーリ(97)を配置し、また、同様に下部であってリヤフレーム(55)に近い後部にワイヤガイド(99)を、さらに、その上方に第2ワイヤ固定部材(111)を配置し、フロントフレーム(53)の下部にドラム手段(200)(ワイヤドラム)を取付け、ドラム手段(200)と第1ワイヤ固定部材(101)間をワイヤ(95)で接続し、第1ワイヤ固定部材(101)と第2ワイヤ固定部材(111)間を前記のプーリ(97)及びワイヤガイド(99)を経由させてワイヤ(131)で接続し、さらに、第2ワイヤ固定部材(111)と前記ドラム手段(200)とをワイヤ(131)で接続している。
特許文献2の窓ガラス昇降装置では、ワイヤ(95)がフロントフレーム(53)(前方サッシ材)に沿って略垂直に配置されている。ワイヤ(131)は、第1ワイヤ固定部材(101)からプーリ(97)を介してワイヤガイド(99)まで垂直からほぼ水平に転向され、ついで、ワイヤガイド(99)から第2ワイヤ固定部材(111)までリアフレーム(55)の内部を通過してほぼ垂直に延びている。また、ワイヤ(131)は、第2ワイヤ固定部材(111)からドラム手段(200)まで、リアフレーム(55)、アッパーフレーム(103)及びフロントフレーム(53)の内部を通過している。
そして、前記サッシの内部を通過してきたワイヤ(131)は、フロントフレーム(53)の下部でワイヤガイド(211)により、垂直方向から水平方向に転向されて、前記出発点であるドラム手段(200)に戻っている。
特許文献1に種々例示されている通常のワイヤ式窓ガラス昇降装置の構造は、ドアパネル内の中央部分にガイドレールやワイヤが配索されるので、ドアパネル内部にセキュリティビームの張り出しやインナーパネルを補強するための凹凸などがあると、窓ガラス昇降装置を配置しにくい。また、パネル内部に配置する必要がある他の装置を設置する際の邪魔になることがある。
特許文献2のウインドウレギュレータにおける配索は、パネル内の中央部分を避けた配置となっており、前記の問題は生じない。しかし、ワイヤ(131)をドアのサッシ部分に通す必要があり、サッシ部分(リアフレーム55、アッパーフレーム103及びフロントフレーム53)への配索が難しい。このため、ドアパネルへ窓ガラス昇降装置を取付ける組み立て工程に手間を要する。
さらに、特許文献2のウインドウレギュレータはレールレスタイプであり、フロントフレーム(53)の下部にドラム手段(200)を取り付けているので、サッシ自体の構造を頑丈にし、ドアパネルへのサッシ取り付けも慎重にしないと窓ガラスにジャダーが生じやすい。
特許第4365585号公報 特開2005−113441号公報
この発明は、パネル内の中央部分を避けた配索としパネル空間の内部を有効に利用することができ、また、ガラスのガイド部材(ガラスガイド)をワイヤ式窓ガラス昇降装置(ウインドウレギュレータの一部に兼用してドア1の重量を軽減した自動車用ドアの提供を課題とする。
自動車用ドアのパネル空間にワイヤ式窓ガラス昇降装置を備えたものとする。なお、自動車用ドアは、パネル空間にこの空間へ進入してくる窓ガラス下部の前後両側をガイドする前方と後方のガラスガイドを有する。
ワイヤ式窓ガラス昇降装置は、パネル空間において前方または後方のガラスガイドとこれと平行に配置されたリアガイドまたはフロントガイド(これらをガイド部材と総称する)と、ワイヤと、ワイヤ駆動装置を有したものとする。
そして、ワイヤの配索は、前記の前方または後方のガイド部材に沿って上下に経由する第1の径路部と後方または前方のガイド部材に沿って上下に経由する第2の径路部と、これらの端部同士を接続して一つの閉じたワイヤ径路に形成する横径路部とを有したものとする。
横径路部は、第1の径路部と第2の径路部の下部同士を接続して一つの閉じたワイヤ径路を形成するボトム径路部とすることがある。
自動車用ドアを、ドアパネルの上部に窓ガラスをガイドする窓サッシを有したものとすることがある。この場合、窓サッシはフロントサッシ材とリアサッシ材及びこれらの上端部をつなぐアッパーサッシ材とからなり、窓ガラスは前方と後方のガラスガイドに案内されて開閉される。
そして、ワイヤ式窓ガラス昇降装置は、パネル空間において前記窓サッシのガラスの前方を案内する前方のガラスガイドを、ウインドウレギュレータを構成するリアガイドとフロントガイドのうちのフロントガイドとして兼用する。そして、前方のガラスガイドを用いて前記配索の第1の径路部(フロント径路部)を構成することがある。
ワイヤ式窓ガラス昇降装置のワイヤは前記パネル空間において、上下方向の第1の径路部と第2の径路部及びこれらをつなぐ横径路部として、前記空間の前部と後部及び下部に配索されるので、パネル空間の中央部に大きなスペースが形成される。このため、パネル空間にスピーカなど、ワイヤ式窓ガラス昇降装置以外の各種装置を配置しやすく、パネル空間の内部を有効に利用することができる。
また、ガラスの前方または後方を案内するガラスガイドのいずれかを、ワイヤ式窓ガラス昇降装置を構成するフロントガイドまたはリアガイドのいずれかに利用するので、前方又は後方のガラスガイドが存在するにも関わらず、別途にフロントガイドやリアガイドを設ける場合に比べドア1の重量を軽減することができる。さらに、例えば、ガラスの前方を案内するガラスガイドその物をフロントガイドに利用するので、リアガイドとの間隔(スパン)が大きくなり、窓ガラスの転び(傾き)やジャダーの発生が少なくなる。
自動車用ドアの縦断面を模式的に示した図。 ドアパネルの側面図(外パネル、内パネルを透視的に示している)。 ワイヤ式窓ガラス昇降装置の側面図。 リアキャリア箇所を模式的に示した側面図。
以下、本発明を乗用車の前方ドア(ドア1)に適用した実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
ドア1(図1、図2)は、この実施例において、ドアパネル2の上部に窓ガラス3をガイドする窓サッシ4を有する。ドアパネル2は、外パネル5と内パネル6とからなり、両パネルの間はパネル空間7となっている。符号8はドアトリムである。パネル空間7にはワイヤ式窓ガラス昇降装置9が配置されている(図2)。窓サッシ4は前方のガラスガイド10とリアサッシ材11及び前方のガラスガイド10とリアサッシ材11の上端部をつなぐアッパーサッシ材12とからなっている。そして、前方のガラスガイド10はパネル空間7内へ延長されてドアパネル2に固定されている。
前記のワイヤ式窓ガラス昇降装置9は、パネル空間7において前記前方のガラスガイド10と、このガラスガイド10と平行にドアパネル2に固定されたリアガイドレール13と、ワイヤ14と、ワイヤ駆動装置15を有する。なお、前方のガラスガイド10のパネル空間部分16を前記リアガイドレール13と対になるガイド部材(フロントガイド)として利用する構成となっている。
ワイヤ14は、パネル空間7において、上下方向のフロント径路部17(第1の径路部)とリア径路部18(第2の径路部)及びボトム径路部19を構成して配索されている(図2)。
フロント径路部17は、前方のガラスガイド10の上部に配置した上フロントワイヤガイド20と下部に配置された第1の下フロントワイヤガイド21及び第2の下フロントワイヤガイド22とに配索された径路部分である(図3)。
リア径路部18は、パネル空間7において、リアガイドレール13の上部に配置した上リアワイヤガイド23と下部に配置した下リアワイヤガイド24とワイヤ駆動装置15とに配索された径路部分である。ワイヤ駆動装置15はそのワイヤドラム25に対してワイヤ14が導入、導出されるので、第2の下リアワイヤガイドを兼ねるものである。
ボトム径路部19(横径路部)は、前記のフロント径路部17とリア径路部18のワイヤ14を、これ等の径路部17、18の下部同士で連結し、ワイヤ径路を全体として一つの閉じた径路とする配索部分である。
フロント径路部17においてワイヤ14aは、第1の下フロントワイヤガイド21から上フロントワイヤガイド20間は、前記前方のガラスガイド10の内面に沿って配索され、上フロントワイヤガイド20から第2の下フロントワイヤガイド22間は前記前方のガラスガイド10の外側に配索されている。すなわち、ガラスガイドがワイヤのガイド部材として利用され、このガイド部材ではワイヤが内面に配索される。
リア径路部18においてワイヤ14bは、下リアワイヤガイド24から上リアワイヤガイド23間は前記リアガイドレール13が有する長手方向の溝に沿って配索され、上リアワイヤガイド23からワイヤ駆動装置15に至るワイヤ14bはアウターチューブ26に通され、リアガイドレール13の外を通ってワイヤ駆動装置15に接続された配索とされている。
ボトム径路部19は、フロント径路部17の下部における第1の下フロントワイヤガイド21を転回したワイヤ14aがリア径路部18下部の前記下リアワイヤガイド24に至る径路部分と、リア径路部18下部のワイヤドラム25からフロント径路部17下部の第2の下フロントワイヤガイド22に至るワイヤ14cの径路部分とから成る。ボトム径路部19において2本のワイヤ14a,14cはいずれもアウターチューブ27,28に通されている。
そして、フロント側において、上フロントワイヤガイド20から第2の下フロントワイヤガイド22の間にフロントキャリア29が、また、リア側において、下リアワイヤガイド24から上リアワイヤガイド23の間にリアキャリア30が取り付けられている。
なお、前記のように、一つの閉じた径路を形成するワイヤ14は、前の説明で用いたように、次の3本の部分ワイヤ14a,14b,14cがフロントキャリア29、リアキャリア30及びワイヤドラム25を介して接続されたものである。接続は、各部分ワイヤの両端に取り付けたワイヤエンド31a,31bを前記接続の仲介となるフロントキャリア29、リアキャリア30及びワイヤドラム25に設けたエンド係合凹部32a,32b(図4)に嵌め込むことにより行われる。リアキャリア30についてのみ図4に示している。この様な取付け方は周知である。
〔部分ワイヤ14a〕・・・フロントキャリア29―上フロントワイヤガイド20―第1の下フロントワイヤガイド21―下リアワイヤガイド24―リアキャリア30間の径路。
〔部分ワイヤ14b〕・・・リアキャリア30―上リアワイヤガイド23―ワイヤ駆動装置15のワイヤドラム25間の径路。
〔部分ワイヤ14c〕・・・ワイヤドラム25―第2の下フロントワイヤガイド22―フロントキャリア29間の径路。
窓ガラス3は、下辺でフロントキャリア29とリアキャリア30に連結され、ワイヤ駆動装置15によってワイヤドラム25が往復駆動されると窓サッシ4に沿って上下に移動(窓が開閉)される。
フロント径路部17において、前記の第1、第2の下フロントワイヤガイド21,22は、下フロントブラケット33に取り付けられている。下フロントブラケット33は、内パネル6に固定されるもので、前方のガラスガイド10の下部もこのブラケット33に溶接(プロジェクション溶接が多い)され、固定される。前方のガラスガイド10は、上部がドアパネル2の上部に固定されると共に下部が前記の下フロントブラケット33に固定されることで自動車用ドア1の一部として取り付けられる。
リア径路部18において、リアガイドレール13の上端部には上リアブラケット34が固定され、これに前記上リアワイヤガイド23が取り付けられている。また、リアガイドレール13の下端部には、下リアブラケット35が取り付けられ、これに前記下リアワイヤガイド24が取り付けられている。上リアブラケット34と下リアブラケット35は内パネル6に固定されるものであり、これらでリアガイドレール13がドアパネル2に取り付けられる。また、下リアブラケット35には、前記の下リアワイヤガイド24、リアガイドレール13の下部の他に、ワイヤ駆動装置15が取り付けられている。
リア径路部18において、上リアワイヤガイド23からワイヤ駆動装置15のワイヤドラム25に至る部分ワイヤ14bのアウターチューブ26は、前記上リアワイヤガイド23側の端部(一端)が、上リアブラケット34に固定されたチューブサポート36(合成樹脂製)に固定され、他端はワイヤ駆動装置15に固定されている。
ボトム径路部19において、前方のガラスガイド10側の第1の下フロントワイヤガイド21からリアガイドレール13側の下リアワイヤガイド24に至る部分ワイヤ14aのアウターチューブ28は、一端が下フロントブラケット33に固定されたチューブサポート37に取り付けられ、他端は下リアブラケット35に固定されたチューブサポート38に固定されている。
さらに、ボトム径路部19において、ワイヤ駆動装置15から前記フロント径路部17における第2の下フロントワイヤガイド22に至る部分ワイヤ14cのアウターチューブ27は、端部(一端)が、下フロントブラケット33に固定されたチューブサポート37に固定されている。
前記のアウターチューブ27の一端とアウターチューブ28の一端は共にチューブサポート37に固定されている。すなわち、チューブサポート37は2本のアウターチューブ27,28の端部を接続できる1個の部材である。
ワイヤ駆動装置15が駆動されると、ワイヤドラム25が往復回転して、配索されたワイヤ14が往復して牽引される。このため、フロント径路部17におけるフロントキャリア29とリア径路部18におけるリアキャリア30は同じ方向に往復移動し、これに取り付けられている窓ガラス3を上下に移動(開閉)する。
そして、ワイヤ式窓ガラス昇降装置9におけるワイヤ14の配索は、フロント径路部17とリア径路部18がこれらの下部でボトム径路部19により接続された凹形(コ字形の一つ)なので、ドアパネル2の中央部分にワイヤなどのワイヤ式窓ガラス昇降装置9を構成する部材が存在せず、ドアパネル2内部の空間を他の用途へ有効に利用することができる。
以上、自動車用ドア1における前方のガラスガイド10をワイヤ式窓ガラス昇降装置の一部として構成する例を説明したが、この発明は自動車用ドア1に存在するガラスガイドをウインドウレギュレータの一部として利用することを特徴とするものであり、後方のガラスガイドも同様に、ウインドウレギュレータの一部として利用することがある。
実施例では、フロント径路部17におけるワイヤ14aが、第1の下フロントワイヤガイド21から上フロントワイヤガイド20に達する間はガラスガイド10の内面に配索されるものとしたが、この間のワイヤ14aはガラスガイド10の外面に沿って配索されることもある。
また、フロント径路部17とリア径路部18をボトム径路部19により接続したコ字形のワイヤ配索は、前記の様に前方のガラスガイド10を利用する場合ばかりでなく、これとは別途に設けるフロントガイドレールを用いて同様にコ字形のワイヤ配索とできることも前記の説明から自明のことである。
フロント径路部17とリア径路部18の上部を横径路部(この場合アッパー径路部)で接続してコ字形のワイヤ配索とすることもできる。この場合も同様に、フロント径路部17とリア径路部18の縦方向径路と横径路(アッパー径路)とで囲まれる中央部のパネル空間をワイヤに邪魔されることなく有効に利用できる。
また、この発明を適用できる車種は、パネル空間にガラスガイドを備えたものであれば良く、前記のようなドアパネル2の上部に窓サッシ4を有するタイプばかりではない。オープンカータイプのような場合にも可能である。
ワイヤ駆動装置15を配置する箇所はリア径路部18の下部の他にリア径路部18の上部、フロント径路部17の上部または下部や、ボトム径路部19のこともある。
1 自動車用ドア
2 ドアパネル
3 窓ガラス
4 窓サッシ
5 外パネル
6 内パネル
7 パネル空間
8 ドアトリム
ワイヤ式窓ガラス昇降装置
10 前方のガラスガイド
11 リアサッシ材
12 アッパーサッシ材
13 リアガイドレール
14 ワイヤ
14a 部分ワイヤ
14b 部分ワイヤ
14c 部分ワイヤ
15 ワイヤ駆動装置
16 フロントサッシのパネル空間部分
17 フロント径路部(第1の径路部)
18 リア径路部(第2の径路部)
19 ボトム径路部(横径路部)
20 上フロントワイヤガイド
21 第1の下フロントワイヤガイド
22 第2の下フロントワイヤガイド
23 上リアワイヤガイド
24 下リアワイヤガイド
25 ワイヤドラム
26 アウターチューブ
27 アウターチューブ
28 アウターチューブ
29 フロントキャリア
30 リアキャリア
31 ワイヤエンド
31a 一端側のワイヤエンド
31b 他端側のワイヤエンド
32 エンド係合凹部
32a 一端側のエンド係合凹部
32b 他端側のエンド係合凹部
33 下フロントブラケット
34 上リアブラケット
35 下リアブラケット
36 チューブサポート(リア上)
37 チューブサポート(フロント下)
38 チューブサポート(リア下)

Claims (3)

  1. 自動車用ドアであって、
    ドアパネルのパネル空間に窓ガラス昇降装置を備え、
    窓ガラス昇降装置は、ワイヤと、ワイヤ駆動装置を有し、
    ワイヤを上下に案内するフロント径路部とリア径路部及びこれらの端部同士を接続して一つの閉じたワイヤ径路に形成する横径路部とを有する配索とされており、前記フロント径路部とリア径路部の双方又はいずれか一方がガラスガイドを用いていることを特徴とした自動車用ドア。
  2. 横径路部は、フロント径路部とリア径路部の下部同士を接続して一つの閉じたワイヤ径路に形成するボトム径路部であることを特徴とした請求項1に記載の自動車用ドア。
  3. ワイヤがガラスガイドの内面又は外面に配索されていることを特徴とした請求項1または2に記載の自動車用ドア。
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