JP3172248B2 - ウインドレギュレ−タ装置 - Google Patents

ウインドレギュレ−タ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のウインドガラ
スを昇降させるためのウインドレギュレ−タ装置に関す
る。詳しくは、高速走行時の車内外の気圧差によって発
生しがちなウインドガラスの吸出しを防止した装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ドアパネル内に配設したガイドレ−ルの
案内で、スライダベ−スを上下移動させてウインドガラ
スを開閉するレギュレ−タ装置であって、ガイドレ−ル
として断面が略C字(開放された前面側に張出部を有す
る『コ』の字)形状のレ−ルを用い、その凹部(『C』
字で囲まれる部分)内に、スライダベ−スの上下端部に
取付けられた摺動ピ−スを嵌め入れて摺動させることに
より、スライダベ−スを上下移動させるようにした装置
が提供されている。なお、移動を生じさせるための付勢
力は、スライダベ−スに接続したワイヤを上方又は下方
へ引っ張ることによって与えられる。
【0003】上記の摺動ピ−スは、ガイドレ−ル内にて
円滑に摺動されなければならず、且つ、停止時には、ウ
インドガラスががたつかないように、ガイドレ−ルに密
接されなければならない。このため、ガイドレ−ル内の
後面(『C』字の非開放側の面)に当接する部分に弾性
体を介在させて、摺動ピ−スとガイドレ−ル内面とが適
正な圧力で当接するようにした摺動ピ−スが提供されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高速走行時には、車内
外の気圧差により、ウインドガラスに対して、車外向き
の付勢力(吸出力)が作用し、その結果、ウインドガラ
スを支持する該ガラスの下端側に車内向きの圧力が作用
する。前記の如くガイドレ−ル内の後面(『C』字の非
開放側の面)に当接する部分に弾性体を介在させた従来
の摺動ピ−スでは、この圧力によって該弾性体が圧縮さ
れ、その結果、ウインドガラスの下端側が車内側へ変位
する。したがって、ウインドガラスの上端側は車外側へ
変位して、いわゆる『吸出し』が発生し、不快な吸出し
音も発生する。
【0005】本発明は、ウインドガラスを円滑に昇降で
きるとともに、任意の高さにがたつき無く停止でき、さ
らに、高速時におけるウインドガラスの吸出しを防止で
きるウインドレギュレ−タ装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車のドア
パネル内に配設される断面略C字形状のガイドレ−ルの
凹部に、スライダベ−スの上端部及び下端部に各々取付
けられた摺動ピ−スを嵌め入れて、スライダベ−スを上
方又は下方へ付勢してガイドレ−ルの凹部内で摺動ピ−
スを摺動させることにより、スライダベ−スに支持され
るウインドガラスを開閉するようにしたウインドレギュ
レ−タ装置に於いて;前記下端部側の摺動ピ−スを;ガ
イドレ−ル凹部内の後面に摺動可能に当接する基部及び
ガイドレ−ル凹部内の両側面に各々摺動可能に当接する
両側部を有し、且つ、ガイドレ−ルの両側面からの反力
による撓みを確保する空間であってガイドレ−ル前面側
の張出部に対面する側を開放された空間を有する樹脂製
のケ−シング体と;ケ−シング体をスライダベ−スに取
付けるべくケ−シング体の基部略中央から前方へ立設さ
れた取付部材と;ケ−シング体の空間に充填されてガイ
ドレ−ル前面側の張出部の内面に摺動可能に当接される
易圧縮性の弾性体と;を用いて構成したウインドレギュ
レ−タ装置である。
【0007】
【作用】ケ−シング体の空間に充填された弾性体は、ガ
イドレ−ル内の側面からケ−シング体の側部を介して加
えられる反力及びガイドレ−ル前面張出部の内面から加
えられる反力に対応して圧縮又は伸長(圧縮の緩んだ状
態)され、摺動ピ−スとガイドレ−ルとの当接圧力を適
正値に保つ。このため、摺動が円滑に行われ、また、停
止時には、摺動ピ−スはガイドレ−ルによって確実に支
持される。また、高速走行時における車内外の気圧差に
より、ウインドガラスに対して車外向きの付勢力(吸出
力)が作用して、該ガラスの下端側に車内向きの圧力が
加わる場合には、該圧力は『スライダベ−ス→取付部材
→ケ−シング体基部→ガイドレ−ル後面』のように作用
し、弾性体には作用しない。したがって、上記の付勢力
(吸出力)によって摺動ピ−スが圧縮されることはな
い。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1〜図
4は実施例を示す。即ち、図1は実施例装置に用いる摺
動ピ−スの外観及び組立方法を、図2は摺動ピ−スをス
ライダベ−スに組み付けた様子を、図3はウインドレギ
ュレ−タ装置の全体構成を、各々示す。また、図4は高
速走行時に摺動ピ−スに作用する力を示す。
【0009】〔1〕全体構成 図3のように、本装置は、自動車のウインドガラス51を
支持しているスライダベ−ス10を、ドアパネル52内に配
設されたガイドレ−ル13の案内で、上方向又は下方向に
移動させることにより、ウインドガラス51を開閉するウ
インドレギュレ−タ装置である。
【0010】スライダベ−ス10を上下移動させるための
付勢力は、巻取ドラム17を正方向又は逆方向へ回転させ
て、上プ−リ−15又は下プ−リ15’を介して、ワイヤ11
を上方へ又はワイヤ11’を下方へ引っ張ることにより与
えられる。なお、巻取ドラム17の正方向又は逆方向の回
転は、不図示のハンドルによって手動で、又は、不図示
のモ−タによって電動で、行うことができる。
【0011】スライダベ−ス10の上下端部には、図2の
如く、摺動ピ−ス30a,30b が各々取付けられており、こ
れら2つの摺動ピ−ス30a,30b が、断面が略C字(開放
された前面側に張出部を有する『コ』の字)形状である
ガイドレ−ル13の凹部内に嵌め込まれて、その中で摺動
される(摺動のための付勢力は、前述の如くスライダベ
−ス側から与えられる)ことにより、スライダベ−ス10
が上下移動される。なお、摺動ピ−ス30a,30b のスライ
ダベ−スへの取付けは、下記の取付部310 に形成されて
いる凹部310aにスライダベ−スを嵌め込むことにより行
われる。
【0012】〔2〕下側摺動ピ−ス30b 前記下側の摺動ピ−ス30b は、図1のように、樹脂製の
ケ−シング31の両サイドの空間(ケ−シング31の基部31
a の中央から前方(図中上方)側へ一体に立設された取
付部310 とケ−シングの基部31a の両側から前方側へ一
体に立設された側壁31b とで囲まれる空間)に、クッシ
ョンゴム37をその腕部370 側から圧入した後、さらに、
樹脂製プレ−ト35をその腕部350 側から、クッションゴ
ム37の腕部370 の下面側とケ−シング31の基部31a との
間に圧入して構成される。
【0013】上記下側の摺動ピ−ス30b が、ガイドレ−
ル13の凹部内に嵌め込まれると、該摺動ピ−ス30b の構
成部材であるケ−シング31の基部31a の下面がガイドレ
−ル13内の後面13a に、ケ−シング31の側壁31b の外面
がガイドレ−ル13内の側面13b に、また、上記摺動ピ−
ス30b の他の構成部材であるクッションゴム37の腕部37
c の前面(図中上面)が、ガイドレ−ル13の前面側の張
出部13c の内面に、各々摺動可能に当接される。
【0014】このため、高速走行時の車室内外の気圧差
によって、図4の矢印Aの如く車外方向への圧力がウイ
ンドガラス51に作用し、その結果、ウインドガラス51の
下端側を支持する下側の摺動ピ−ス30b に、矢印Bの如
く車内方向への圧力が作用した場合には、その圧力Bは
『スライダベ−ス10→取付部材310 →ケ−シング基部31
a →ガイドレ−ル後面13』のように作用するが、これら
は全て、非圧縮性の部材である。
【0015】換言すれば、上記の圧力Bは、圧縮性の部
材であるクッションゴム37に対しては作用しない。この
ため、ウインドガラス51の下端側が、車室内側へ変位す
ることはなく、したがって、ウインドガラス51の上端側
が車室外側へ変位することもない。こうして、車体との
間に隙間が生ずる現象、いわゆる『吸出し』も、防止さ
れる。
【0016】
【発明の効果】以上、本発明では、スライダベ−スを支
持しつつガイドレ−ル内を摺動される摺動ピ−スが、そ
の中に配設された易圧縮性の弾性体によって、ガイドレ
−ル内面との当接圧力を常に適正値に保たれている。こ
のため、スライダベ−スに支持されるウインドガラスの
昇降が、円滑に行われる。
【0017】また、上記弾性体は、ガイドレ−ル前面側
の張出部内面からの反力は受けるものの、スライダベ−
ス側からの圧力は作用しない部位に配設されている。こ
のため、高速走行時に於いて、ウインドガラスの下端部
に吸出力に基づく車内方向の圧力が作用した場合も、摺
動ピ−スは圧縮されない。したがって、ウインドガラス
の上端部が車外側へ変位する吸い出しも防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置に用いる摺動ピ−スの外観を示す斜
視図である。
【図2】実施例装置に用いるスライダベ−スに摺動ピ−
スを組み付けた様子を示す正面図(A)と(A)のB−
B断面図(B)及びC−C断面図(C)である。
【図3】実施例のウインドレギュレ−タ装置の全体構成
を示す模式図である。
【図4】実施例装置に用いる摺動ピ−スに高速走行時に
作用する力の説明図である。
【符号の説明】
10 スライダベ−ス, 30b 下側摺動ピ−ス, 31 ケ−シング, 310 取付部, 35 樹脂プレ−ト, 37 クッションゴム, 13 ガイドレ−ル,

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアパネル内に配設される断面
    略C字形状のガイドレ−ルの凹部に、スライダベ−スの
    上端部及び下端部に各々取付けられた摺動ピ−スを嵌め
    入れて、スライダベ−スを上方又は下方へ付勢してガイ
    ドレ−ルの凹部内で摺動ピ−スを摺動させることによ
    り、スライダベ−スに支持されるウインドガラスを開閉
    するようにしたウインドレギュレ−タ装置に於いて;前
    記下端部側の摺動ピ−スを、 ガイドレ−ル凹部内の後面に摺動可能に当接する基部及
    びガイドレ−ル凹部内の両側面に各々摺動可能に当接す
    る両側部を有し、且つ、ガイドレ−ルの両側面からの反
    力による撓みを確保する空間であってガイドレ−ル前面
    側の張出部に対面する側を開放された空間を有する樹脂
    製のケ−シング体と、 ケ−シング体をスライダベ−スに取付けるべくケ−シン
    グ体の基部の略中央から前方へ立設された取付部材と、 ケ−シング体の空間に充填されてガイドレ−ル前面側の
    張出部の内面に摺動可能に当接される易圧縮性の弾性体
    と、 を用いて構成したウインドレギュレ−タ装置。
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