JPH10258639A - 自動車用ドア、及び自動車用ドアの組立方法 - Google Patents

自動車用ドア、及び自動車用ドアの組立方法

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JPH10258639A
JPH10258639A JP9066997A JP6699797A JPH10258639A JP H10258639 A JPH10258639 A JP H10258639A JP 9066997 A JP9066997 A JP 9066997A JP 6699797 A JP6699797 A JP 6699797A JP H10258639 A JPH10258639 A JP H10258639A
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JP
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door
glass plate
motor
rack
members
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JP9066997A
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English (en)
Inventor
Masaya Kuno
雅哉 久野
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車ドアのモータ式開閉機構においては、
X字型リンク機構等を用いているので、部品点数が多
く、組付工数も多く、製作が面倒、複雑である。 【解決手段】 ドア内部に、ピニオン部材25と噛合す
るラック部材10,10を設け、ガラス板6のピニオン
部材25、ドア内部のラック部材10,10との噛合
で、ピニオン部材25のモータ21による駆動によりガ
ラス板6を昇降させるように構成した自動車用ドア。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータでドアガラ
スを昇降させる形式の自動車用ドア、及び該ドアの組立
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアに設置される窓ガラスの開
閉形式として、従来から手動操作でレギュレータハンド
ルを廻し、窓ガラスを昇降させるマニュアル形式のも
の、モータ駆動力により窓ガラスを昇降させるモータ動
力形式のものが採用されている。
【0003】モータ動力形式のもののガラス板昇降機構
は、例えば、ドア内部下部にモーターを収容、設置し、
一方、ガラス板下端部にはX字型リンク機構の各リンク
上端部を車両の前後方向に摺動自在に係合し、X字型リ
ンク機構の各リンクの下端部を、モータで駆動されるス
クリューにナット部材を介して係合する構造である。モ
ータの駆動でリンク機構の各リンク中点枢着部を回動さ
せ、X字型リンクを縮開し、ガラス板を昇降させ、窓ガ
ラスを開閉する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のモータ式
窓ガラス開閉機構は、X字型リンク機構、各リンク上端
部のガラスとの摺動、係合機構、各リンク下端部を車両
の前後方向に移動させるスクリュー機構、ナット機構、
モータのドア内部への取付、支持構造等を必要とするの
で、部品点数が極めて多い。
【0005】次に構造が複雑であり、各部品の組み付け
工数が多く、リンク機構自体の組み付けも面倒、煩雑で
ある。又モータ式窓ガラス開閉機構のドア、及びガラス
板への組み付けも面倒、複雑である。モータ、X字型リ
ンク機構、これの駆動機構等のドアへ、及びガラス板へ
の組付箇所も多く、製作上工数が多いこと。これ等によ
り製作上不利である。又部品が多く、組立、組付箇所が
多いことから、製作誤差、組付誤差等の集積誤差もあ
り、誤差調整のための面倒な調整を必要とする。
【0006】本発明は、モータ動力式窓ガラス昇降手段
の以上の如き課題に解決すべく、なされたものである。
本発明者は、モータ動力式の窓ガラス昇降機構を大幅に
簡素化したい。これに伴い、少ない部品、簡素な機構
で、窓ガラスのモータ式開閉機構を構成したい。ガラス
板開閉用の昇降機構を含むドアの構造、組立を簡素化し
たい。部品、組付工数を少なくして調整をなくし、或い
は少なくし、調整を簡易化し、高精度の窓ガラス開閉機
構を得たい。トータルとしてモータ動力式窓ガラス開閉
機構、又これを含むドアの製作の容易化、コストダウン
を図りたい。これ等に鑑み、本発明をなしたものであ
る。
【0007】本発明者は、ラック・ピニオン機構に着目
し、ラック部材を一方に設け、モータで駆動されるピニ
オン部材を他方に設け、モータを駆動させることでラッ
ク部材とピニオン部材との間の相対移動で窓ガラスを開
閉のため昇降動させ得る、という知見を得て本発明をな
したものである。
【0008】上記知見に基づき、ラック部材をガラス板
側に設けたのでは、ラック部材が昇降することから、ド
アの高さ内に設置することは難しいこと、従って、ドア
側にラック部材を設け、ガラス板側にピニオン部材を設
けることで、ドア内に設置して簡素なモータ動力式ガラ
ス昇降機構を得ることが可能である、との知見を得た。
これにより、上記した課題を解決することができるモー
タ動力式窓ガラス開閉機構を備えるドアを得ることがで
きる。又これにより、モータ式窓ガラス開閉機構を備え
るドアの組立を簡易化することができる。
【0009】従って、本発明は、簡易な構造でモータ式
窓ガラス開閉機構を有する自動車用ドアを得ることがで
きる。又窓ガラス開閉用の昇降機構を構成する部品点数
が少なくてすみ、ガラス板の昇降機構の組付、これを含
むドアの組立が夫々簡易である。トータルとして構造が
簡素で、コスト上有利であるモータ式窓ガラス開閉機構
を備えるドアを得ることができる。更に高精度で、構成
を簡素化しつつ作動が安定である自動車用ドアを得るこ
とができる。又上記を達成し得る自動車用ドアの組立方
法を得ることができる。本発明は、以上の自動車用ド
ア、及び自動車用ドアの組立方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、ドア内外板間の空間内に設けたモータに
よる駆動で、該ドア内外板間の空間内に収納した窓ガラ
スを構成するガラス板を昇降し、車体のドア開口部を閉
塞するようにした自動車用ドアにおいて、ガラス板に、
モータ、及び該モータで駆動されるピニオン部材を取
付、支持し、ドア内部に前記ピニオン部材と噛合するラ
ック部材を設け、ガラス板のピニオン部材、ドア内部の
ラック部材との噛合で、ピニオン部材のモータによる駆
動により前記ガラス板を昇降させるように構成した自動
車用ドアである。
【0011】請求項1においては、ガラス板にモータ、
これで駆動されるピニオン部材を設置し、ドア内部にラ
ック部材を設置し、ドア側の固定ラック部材にガラス板
に設置したピニオンを、該ガラス板に設置したモータで
駆動することで、ガラス板はラック部材の噛合、ガイド
作用で昇降し、窓ガラスを開閉する。
【0012】機構は、ラック部材をドア側に、ピニオン
を有するモータをガラス板側に各設置するだけなので、
構造が簡易である。又ラック部材、モータ、ピニオン部
材等で構成するので、部品点数は極めて少なくてすむ。
ドア側、ガラス板側への部品の組付箇所が少なく、ド
ア、開閉機構の組付、組立が容易である。部品点数が少
なく、構造簡素、組付、組立工数が少ないことからドア
側へのラック部材の位置決め、モータ機構のガラス板側
への位置決めのみで精度が得られ、部品の精度に概ね依
存して高精度のモータ式窓ガラス開閉機構を得ることが
できる。
【0013】請求項2は、請求項1において、請求項1
の作用に加え、ドアはサッシを備え、該サッシのランチ
ャネル部で、前記ガラスの端部を案内して該ガラス板を
昇降させるようにした。請求項2においては、ガラス板
のラック、ピニオン機構による昇降作動が、サッシでガ
イドされ、ガラス板の昇降が安定、円滑になされる。
【0014】請求項3は、請求項1において、ラック部
材は、ドア内部に車体の前後方向に離間して縦設し、ガ
ラス板の下端部に取付、支持したモータは、車体の前後
方向に延びる駆動軸を有し、該駆動軸の前後端部にはピ
ニオン部材を設けた。請求項3においては、請求項1の
作用に加えて、ガラス板の昇降作動が、前後のラック部
材、これと噛合する前後のピニオンでなされるので、ガ
ラス板の昇降が安定、円滑になされる。
【0015】請求項4は、自動車用ドアのフレーム部材
の前後に、ランチャネル部材を取り付け、窓ガラスを構
成するガラス板の下端部にはモータ、及び該モータで駆
動される駆動軸、該駆動軸両端部のピニオン部材を取り
付け、前後のランチャネル部材に、窓ガラスを構成する
ガラス板の前後端部をドア下方から嵌合し、前後のラン
チャネル部材のドア内側の面から、ラック部材を取り付
けた自動車用ドアの組立方法である。
【0016】請求項4においては、フレーム、ランチャ
ネル部材、ガラス板をユニット化しておき、爾後フレー
ムのドア内側の面からラック部材を前後のランチャネル
に重ねるだけで、モータ式窓ガラス開閉機構を備えるド
アの基本構造が得られる。ガラス板にはモータ、ピニオ
ン部材をユニット化して予組付しておき、フレームには
前後にランチャネル部材、サッシを組み付けておき、爾
後ラック部材をピニオン部材と一致するように組み付け
るので、製作が容易であり、又高精度のものが得られ
る。
【0017】請求項5は、自動車用ドアのフレーム部材
の前後に、窓ガラスを構成するガラス板の前後をガイド
する機能を有する前後のラック部材を取り付け、窓ガラ
スを構成するガラス板の下端部にはモータ、及び該モー
タで駆動される駆動軸、該駆動軸両端部のピニオン部材
を取り付け、前後のラック部材に、窓ガラスを構成する
ガラス板の前後端部の上端部をドア下方から嵌合し、ガ
ラス板前後端部をラック部材間に挿入するようにした自
動車用ドアの組立方法である。
【0018】請求項5においては、フレームに、サッ
シ、ラック部材を予組み付けしておき、ガラス板下端部
にモータを含むピニオン部材を予組付たユニットを下か
ら挿入することでモータ式窓ガラス開閉機構を備えるド
アの基本構造が得られ、製作が容易であり、又ラック部
材とピニオン部材間の誤差を考慮するだけなので、誤差
調整が容易に、高精度のものが得られる。
【0019】請求項6は、自動車用ドアのフレーム部材
の前後に、窓ガラスを構成するガラス板の前後をガイド
する機能を有する前後のラック部材を取り付け、前後の
ラック部材に、窓ガラスを構成するガラス板の前後端部
の上端部をドア下方から嵌合し、ガラス板前後端部をラ
ック部材間に挿入し、フレーム部材のドア外側からモー
タ、駆動軸、及び駆動軸前後端部にピニオン部材を有す
る駆動ユニットを前記ガラス板の下端部に取り付けるよ
うにした自動車用ドアの組立方法である。
【0020】請求項6においては、フレームに、サッ
シ、ガラス板を予組み付けしておき、フレームの空いた
ドア外側方向から、モータ、ピニオン部材のユニット
を、ガラス板下端部に組み付けることにより、モータ式
窓ガラス開閉機構を備えるドアの基本構造が得られ、製
作が容易であり、又ラック部材とピニオン部材間の誤差
を考慮するだけなので、誤差調整が容易に、高精度のも
のが得られる。
【0021】請求項7は、ドア内外板間に配設され、ド
ア内の前後にラック部材を収納、設置してなり、且つ前
記ドア内外板間には、窓ガラスを構成するガラス板を収
納してなり、該ガラス板の前後端部は、前記ラック部材
間に配置され、ドア内板の前記ガラス板の下降位置に相
当する部分には開口部を設け、該開口部を介してモー
タ、駆動軸、及び駆動軸前後端部にピニオン部材を有す
る駆動ユニットをガラス板下端部に取り付けるようにし
た自動車用ドアの組立方法である。
【0022】請求項7においては、フレームにサッシ、
ラック部材、ガラス板、ドア内外板を組み付けたドア半
完成品(殆ど完成しているドア)の状態においても、ド
ア内板の開口部を介して、モータ、ピニオン部材のユニ
ットをガラス板下端部に取り付けるだけで、モータ式窓
ガラス開閉機構を有する自動車ドアを得ることができ
る。
【0023】ドアの半完成品に、ドア内板側からモー
タ、ピニオン部材のユニットを、ガラス板下端部に取り
付けるので、ドアの製作が、ラック、ピニオン機構の噛
合等を組立段階では考慮する必要がなく、前記ユニット
が後付けなので、双方の組付、製作が容易である。ガラ
ス板ガイドを含むラック部材に対し、爾後ガラス板に前
記ユニットを後付けするため、ラック部材とピニオン部
材間の調整が容易で、高精度のモーター式窓ガラス開閉
機構を簡易に得ることができる。
【0024】請求項8は、前後のランチャネル部分の下
方に、ガイド機能を有するラック部材を下方に延出した
サッシに、下端部にモータ、駆動軸、ピニオン部材から
なる駆動ユニットを予め組み付けた窓ガラスを構成する
ガラス板を、該前後のラック部材下方から挿入し、サッ
シの前後の下端部をフレーム部材の前後上端部に結合
し、フレーム部材の両側面には、ドア内外板を接合、一
体化するようにした自動車用ドアの組立方法である。
【0025】請求項8においては、サッシ、ラック部
材、ガラス板、ガラス板下端部に取り付けたモータ、駆
動軸、ピニオン部材からなる駆動ユニットにより、予め
ドア上部をモジュール化してドア上部組立体を構成し、
このドア上部組立体をフレームに結合し、フレーム両側
面にドア内外板を組み付けるだけで自動車用ドアの略完
成品を得ることができる。
【0026】ドア上部組立体はモジュール化することが
可能なので製作が容易であり、爾後の工程は、該上部組
立体とフレームとの結合、内外板をフレームに結合する
ので、モータ式窓ガラス開閉機構を有する自動車用ドア
の製作が容易であり、又サッシ、ラック部材、前記駆動
ユニットを備えるガラス板をモジュール化するので、精
度調整も極めて容易であり、高精度のモータ式窓ガラス
開閉機構を有する自動車用ドアを簡易に得ることができ
る。
【0027】請求項9は、前後のランチャネル部分の下
方に、ガイド機能を有するラック部材を下方に延出した
サッシに、下端部にモータ、駆動軸、ピニオン部材から
なる駆動ユニットを予め組み付けた窓ガラスを構成する
ガラス板を、該前後のラック部材下方から挿入し、サッ
シの前後の下端部を、ドア内板の前後の上端部に結合
し、ドア内板の外側面には外板を接合し、内板の内側面
にはドア内装材であるドアライニングを接合した自動車
用ドアの組立方法である。
【0028】請求項9においては、サッシ、ラック部
材、ガラス板、ガラス板下端部に取り付けたモータ、駆
動軸、ピニオン部材からなる駆動ユニットにより、予め
ドア上部をモジュール化してドア上部組立体を構成し、
このドア上部組立体をドア内板に結合し、該ドア内板両
側面にドア外板、及びドア内装材を組み付けるだけで構
造的は殆ど完成品に近い自動車用ドアを得ることができ
る。
【0029】ドア上部組立体をモジュール化することが
可能なので製作が容易であり、爾後の工程は、該ドア上
部組立体とドア内板との結合、外板、及びドア内装材を
ドア内板に結合するので、モータ式窓ガラス開閉機構を
有する自動車用ドアの製作が容易であり、又サッシ、ラ
ック部材、前記駆動ユニットを備えるガラス板をモジュ
ール化するので、精度調整も極めて容易であり、高精度
のモータ式窓ガラス開閉機構を有する自動車用ドアを簡
易に得ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は自動車用ドアの内側からみた斜視
図、図2は図1の2−2線断面図、図3はドアの分解斜
視図、図4は図3の4−4線拡大断面図、図5は図3の
5−5線断面図、図6はドアフレームの拡大斜視図、図
7はガラス板の拡大斜視図、図8はフレームとドア外板
との係合を示す分解斜視図、図9は図8の係合部の拡大
断面図、図10はドアフレーム組立体の第1の例の斜視
図、図11はドアフレーム組立体の第2の例の斜視図、
図12はドア組立体の第3の例の斜視図、図13はドア
組立体の第4の例の斜視図、図14はドア組立方法の第
1の例の斜視図、図15はドア組立方法の第1の例の斜
視図、図16はモジュール化したサッシ組立体の斜視図
である。
【0031】図1は自動車用ドア1の斜視図を、図2は
ドア1の縦断面図を、図3は分解斜視図を示し、ドア1
はフレーム2、サッシ3、外板4、実施例ではドア内装
板(ドアライニング)を兼ねる内板5、サッシ3を開閉
する窓ガラスであるガラス板6から構成される。
【0032】フレーム2は、図6で拡大して示す如くで
ある。フレーム2は、側面視略U字型で、前縦枠部2
a、下枠部2c、後縦枠部2bからなり、前後の縦枠部
2a,2bの高さ方向中間部間には、インパクトビーム
を兼ねるクロスメンバー2dを架設し、又フレーム2の
前後の縦枠部2a,2bの上端部間には、ブリッジ片7
を架設する。フレーム2の各部2a〜2c、及びクロス
メンバー2dは、断面矩形の中空部材で構成し、又ブリ
ッジ片7は、板材を略逆L字型に成形したものを用い
た。
【0033】ブリッジ片7は、フレーム2の車室内側に
設け、ブリッジ片7は、車室内側に折曲した上片部7a
と、縦片7bの中間部に上方への凹欠部7cを備える。
サッシ3は後上傾する前部3a、前後方向の寸法が短い
上部3c、上部3cの後端部から垂下した直立せる後部
3bを備え、前後の部分3a,3bの下端部は、フレー
ム2の前後の縦枠部2a,2bの上端部に接合されてい
る。
【0034】サッシ3の内側にはランチャネル部3dを
備える。一方、傾斜した前部3aの前後方向中間部と、
フレーム上部間には、ランチャネル部材8を縦設する。
サッシ3の後部3bの縦向きのランチャネル部3e下端
部と、ランチャネル部材で構成する縦向きの前部ランチ
ャネル部8下端部との間に、前記したブリッジ片7の両
端部を臨ませる。
【0035】前部ランチャネル部8と、これの前方のサ
ッシ前部3aとの間には、略々三角形状の板材を架設
し、ミラーベース9を構成する。ミラーベース9には、
ミラー取付孔9a、ミラーボス部挿入孔9b等を設け、
図示しないサイドミラーを取り付ける。
【0036】以上のフレーム2の室内側の面には、前後
に離間してラック部材10,10を縦設する。ラック部
材10,10は、ドア1の側面から見た状態では直線状
であって、図2に示すように、前後方向から見た状態で
は、車室外側方向に大きなRで弯曲する形状に設定し、
ガラス板6の弯曲と略々合致するように形成する。
【0037】ラック部材10,10は、図3、図6で明
らかなように前後方向に離して、相互に対向するように
設ける。各ラック部材10の断面は図4に示す如くで、
車室外の位置に設けた溝部10a、これの開放端部から
起立した起立部10b、起立部10bから対向するよう
に前後方向に突出した庇片部10cを備える。ラック部
材10,10は、溝部10aを含んで、相互に対向する
ように設置する。
【0038】ラック部材10,10は、その溝部10
a,10aが対向し、前記したランチャネル部3e,8
の溝部の延長部を構成するように合致して設け、上下の
取付片10d…でフレーム2側に固定する。ラック部材
10,10の各庇片部10cには、その長さ方向(取付
状態では上下方向)に所定ピッチで多数の噛合孔11…
を設け、噛合孔11…間がラックの山として機能し、噛
合孔11…はラックの谷として機能する。
【0039】ガラス板6は単体では図7に示す如くで、
ガラス板6でサッシ3を閉じた状態を図1、図2、図3
で示し、ガラス板6はサッシ3で囲まれた開口部Sを閉
じる外形に設定する。又ガラス板6は、開口部Sを閉じ
た状態下において、下部6aが少しく下方に延出するよ
うに設定する。ガラス板6の下部6aに、以下の駆動ユ
ニット20を結合する。
【0040】図7で拡大して示すように、ガラス板6の
下部6aの前後方向中間部にモータ21を結合する。図
ではモータ21は、ハウジング21aがガラス板6の下
端部6bを凹部21bで挟み、凹部21bの両側の前後
に設けた脚部21c…でボルト・ナット22…等で結合
する。
【0041】モータ21の前後両端面には、駆動軸23
を前後方向に延出する。駆動軸22の両端寄り部を前後
の軸受け24,24で支持する。軸受け24,24は、
モータ21と同様の構造で取付構造で、ボルト・ナット
22…ガラス板6の下端部6bの前後端部寄り部分に結
合する。
【0042】駆動軸23の両端部23a,23aは、軸
受け24,24の各前・後の端部から少しく突出し、こ
の両端部23a,23aに、ピニオン部材25,25を
結合、固定する。ピニオン部材25,25は、実施例で
は略々スプロケット状をなし、円周上に前記噛合孔11
…と同ピッチで歯25a…を備える。
【0043】以上により、駆動ユニット20を構成し、
ガラス板6の下端部に、駆動ユニット20を設置するこ
ととなり、駆動ユニット20をガラス板6に予め組み付
けることで、図7に示すような窓ガラスユニットを構成
することができる。以上の窓ガラスユニットをサッシ付
きのフレームに組み付けるだけで、ラック部材10,1
0をフレーム2側に備えることから、ガラス板6を開閉
する昇降機構を完成することができる。
【0044】以上のガラス板6は、ラック部材10,1
0の下端開放部10eから前後端部6c,6dを嵌挿し
てサッシ3の開口部S内に臨むように配設する。ガラス
板6の前端部6cは縦向きの直線状であって、前部ラン
チャネル部8に嵌合する。又後端部6dは縦向き直線状
に形成し、該後端部6dは後部ランチャネル部3eに嵌
合する。
【0045】ランチャネル部3e,8は、下方のラック
部材10,10の溝部10a,10aと連続する。従っ
て、ガラス板6の昇降に伴い、これの前・後端部6c,
6dは、ラック部材10,10の溝部10a,10aに
嵌合し、ガラス板6の昇降動をガイドする。ラック部材
10の溝部10aへのガラス板後端部6dの嵌合状態を
図4で示し、前端部も同様である。
【0046】図3はガラス板6の上昇限位置を示し、サ
ッシ3の開口部Sをガラス板6で完全に閉じた状態を示
し、ガラス板6の上昇限位置で、外形が大きいモータ2
1は、ブリッジ片7の凹欠部7cに臨み、モータ21と
ブリッジ片7との間の干渉を回避した。
【0047】ところで、ピニオン部材25,25の歯2
5a…は、図3のようにガラス板6の上昇限位置でラッ
ク部材10,10の上部の噛合孔11に噛合している。
従って、ラック部材10,10は、ガラス板6の上昇限
のサッシ開口部Sを閉じた位置から、開口部Sを全面的
に開放したガラス板6の下降限位置までの高さ方向の長
さを有するように設定する。
【0048】以上のように駆動ユニット20を備えるガ
ラス板6を、サッシ3を備えるフレーム2にセットする
ことで、窓ガラスの開閉機構は完成する。モータ21
は、図示しないバッテリーに接続することで給電され、
モータ21の駆動を行ない、駆動軸23は駆動され、駆
動軸23の両端部のピニオン部材25,25は回転駆動
される。
【0049】ピニオン部材25,25の歯25aは、図
4、図5で説明したようにラック部材10,10の噛合
孔11…に下側から噛合しており、ラック部材10,1
0がフレーム2側に固定されていることから、ラック部
材10,10の溝部10aに、ガラス板6の前・後端部
が嵌合していることと併せ、ラック部材10,10の溝
部10aのガイド作用で、上部のランチャネル部3e,
8と溝部10a間を昇降することとなる。
【0050】以上により、ガラス板6は昇降し、窓ガラ
スを開閉することとなる。尚、図2、図3を含む図面で
は、モータ21の配線は省略した。以上により、図3に
示すように、開閉機構を備える窓ガラスを備えるサッシ
付きフレームを構成する。
【0051】以上のフレーム2の外側にはドア外板4、
及び内側にはドア内板5を接合し、図1に示す如きドア
1を構成する。実施例では、ドア外板4を樹脂で形成
し、又内板5を樹脂で形成し、内板5は、室内側の面を
ドア内装面としたドアライニング機能を持たせて形成し
た。尚、フレーム2は、樹脂や軽金属で形成すること
で、軽量化が図れ、ラック部材10は、軽金属や鋼板の
成形品で構成することが好ましい。
【0052】図2はドア1の縦断面図で、図では外板4
の裏面には、フレーム2のクロスメンバー2dと係合す
る係合突起4a…を設け、一方、内板5の裏面には同様
の係合突起5a…を設け、これをフレーム2に係合し
た。尚図2中において12はサッシ3の上端部に設けた
ウエザーストリップを構成するシール材を、13はガラ
ス板6の周縁部に設けたシール材である。
【0053】ところで、ドア蓋板4の裏面4bには、下
部、前後寄り部分に、ドア側面で角張った略々凹型のリ
ブ片14を一体に突設する。リブ片14は、図8、詳細
には図9に示すように、前後の縦片部14a,14aに
先部が幅広の弾性を有する係止部14bを設け、実施例
では、係止部14bを先割れ構造として弾性を保持させ
た。一方、フレーム2の前後の縦枠部2a,2bの前後
の各端面には、図8、図9で示すように、車室外側に向
いて凹状の係止溝15を設け、係止溝15の内面両側に
は係止凹部15a,15aを設ける。
【0054】リブ片14の縦片部14aの先に設けた係
止部14bを、車室外側の側から、図9の矢印で示すよ
うにフレーム2の前記した係止溝15に嵌合し、係止部
14aは幅が狭まって係止溝15内に挿入され、係止凹
部15a,15aに係合し、ドア外板4はフレーム2に
接合される。尚、図8に示したように、縦片部14aと
係止溝15には、取付孔16…を設け、取付孔16…を
介して双方をネジ止めする。図8は前部の接合を示した
が、後部も同様である。
【0055】以上のように、本発明にかかる自動車用ド
アにおいては、サッシ3の前後のランチャネル部3e,
8の下方延長上となるように、フレーム2にラック部材
10を設ける。ラック部材10は、ピニオン部材25の
歯25aと噛合する噛合孔を備えるとともに、実施例の
ように、ラック部材10と一体でも良いし、或いは別体
に、ランチャネル機能を有する溝部10a相当部を設け
る。
【0056】一方、ガラス板6側には、駆動ユニット2
0を設け、駆動ユニット20は、モータ21、モータ2
1で駆動される駆動軸23、駆動軸23を支持する軸受
け24、駆動軸両端部に固着したピニオン部材25,2
5からなり、これ等の駆動ユニットを、ガラス板下端部
6aにモータ21、軸受け24,24で結合、支持す
る。これにより、窓ガラスのモータ式開閉機構を有する
ユニットを形成する。
【0057】かかるガラス板ユニット、を前記したサッ
シ3付きフレーム2に、ピニオン部材25をラック部材
10に噛合させつつセットし、フレーム2に内外板4,
5を接合してドアを得ることができる。
【0058】モータ式窓ガラス開閉機構は、フレーム2
の前後に設けたラック部材10,10、ピニオン部材を
含む駆動ユニットを備えるガラス板6、ラック部材1
0,10とガラス板6両端寄り部のピニオン部材25と
の噛合により構成した。従って、先ず、従来一般的に採
用されているX字型リンク機構を用いた形式に比較し、
モータ式窓ガラス開閉機構が大幅に簡素化し、これを備
えるドアの構造が大幅に簡素化する。
【0059】又モータ式窓ガラス開閉機構は、前後のラ
ック部材10,10、ガラス板下端部に設けるモータ2
1、駆動軸23、軸受け24、ピニオン部材25の構成
なので、従来に比較し、部品点数が極めて少なくてす
む。
【0060】又以上により、ラック部材10,10をフ
レーム2に取り付け、駆動ユニット20を予めガラス板
6に組み付けておき、ガラス板6をサッシ付きフレーム
に、ラック部材10,10とピニオン部材25,25が
相噛合するように組み付けるので、組み付けが簡易化
し、又組付工数が極めて少なくなり、モータ式窓ガラス
開閉機構を有する自動車用ドアの製作が容易化する。
【0061】更にガラス板6下端部に設置したモータ2
1、ピニオン部材25、フレーム2にラック部材10,
10を設ける構造なので、構造が従来に比較して大幅に
簡単化し、しかも、部品点数が少ないことから、部品の
精度出し、取付精度出しも簡易であり、調整が容易に高
精度のモータ式窓ガラス開閉機構を有する自動車用ドア
を得ることができる。
【0062】以上の他、スクリューをモータで駆動し、
これによりナット部材を駆動し、X字型リンクを縮開さ
せ、リンク上端とガラス板下端部の摺動で、ガラス板を
昇降させる従来の間接的な窓ガラス開閉作動に対し、本
発明は、モータ21の駆動を駆動軸23を介してピニオ
ン部材25に直接伝え、ピニオン部材25と噛合するラ
ック部材10との間の作用でガラス板6を昇降させ、窓
ガラスを開閉するので、モータ出力が直接的にガラス板
6に伝わり、窓ガラスの開閉作動が円滑、確実になさ
れ、信頼性に優れたモータ式窓ガラス開閉機構を得るこ
とができる。
【0063】次に本発明にかかる自動車用ドアの組立方
法を以下に説明する。図10は、請求項4にかかる発明
を説明するための図である。本発明にかかる組立方法に
おいても、構成部品は前記と同様なので、同一部品には
同一符号を付し、又部品の同一部分には同一符号を付
し、説明は省略する。
【0064】2はフレーム、3はサッシ、6はガラス板
であり、フレーム2の室内側の面に前後に離間してガラ
ス板6の前後端部をガイドするランチャネル部材31,
32を溝部31a,32aが対向するように縦設する。
【0065】該ランチャネル部材31,32は、その溝
部31a,32aが、サッシ3の前後のランチャネル部
3e,8の溝部と合致し、双方の溝部が連続するように
設定する。ランチャネル部材31,32は、前後端部の
脚片31b,32bでフレーム2の前後に取付、支持さ
れる。
【0066】駆動ユニット20、即ち、下端部にモータ
21、駆動軸23、軸受け24,24、ピニオン部材2
5,25を備えるガラス板6は、フレーム2の前後のラ
ンチャネル部材31,32の下端開放部31c,32c
にその前後端縁部を嵌合し、ランチャネル部材31,3
2の溝部31a,32a、サッシ3の前後のランチャネ
ル部3e,8内を摺動させ、サッシ3の開口部Sを全面
的に閉じるように上昇限位置にセットする。
【0067】一方、断面略Z字型のラック部材33,3
4を前後一対用意する。ラック部材33,34は、ラン
チャネル部材31,32上に重ねてネジ止め等して取り
付ける基片部33a,34a、起立片部33b,34
b、庇片33c,34cを一体に備える。庇片33c,
34cに前記と同様の噛合孔35…を備える。
【0068】このようなラック部材33,34を、矢印
で示すようにランチャネル部材31,32上に重ねる。
ランチャネル部材31,32上に、ラック部材33,3
4の基片部33a,34aが臨むように重ね合せ、該基
片部33a,34aを該ランチャネル部材31,32の
上面33d,34d上にネジ止め等し、結合、一体化す
る。
【0069】以上においては、ラック部材33,34を
ランチャネル部材31,32上に結合、一体化するに際
し、前後のラック部材33,34の噛合孔35…の各端
部のものが、ガラス板6両端部のピニオン部材25,2
5の歯の一部のものと相噛合するように設定する。
【0070】このように、フレーム2にランチャネル部
材31,32を組み付けておき、爾後、駆動ユニット2
0を備えるガラス板6を、ランチャネル部材31,3
2、サッシ3のランチャネル部3e、8に嵌挿、セット
する。爾後、ラック部材33,34をランチャネル部材
31,32に組み付け、ドア基本構造体の組立を完了す
る。爾後、上記で得られたドア基本構造体の両側に内外
板を組み付け、又内板にドア内装板を組み付け、自動車
用ドアを得る。
【0071】以上においては、サッシ3を備えるフレー
ム2、ランチャネル部材31,32、駆動ユニット20
を組み付けたガラス板6をユニット化しておき、ガラス
板6をランチャネル部材31,32の下端部から挿入
し、フレーム2のドア内側の面からラック部材33,3
4を前後のランチャネル部材31,32に重ね、ネジ止
め等するだけで、モータ式窓ガラス開閉機構を備える自
動車用ドアの基本構造体を得ることができる。
【0072】ガラス板6には、モータ21、ピニオン部
材25等をユニット化して予組付しておき、フレーム2
には前後にランチャネル部材31,32、サッシ3を組
み付けておき、爾後ラック部材31,32を、ピニオン
部材25,25と一致するように組み付けるので、ラン
チャネル部材31,32の組み付けが容易であること、
ガラス板6は挿入作業なので、組み付けが容易であるこ
と、ランチャネル部材31,32にラック部材33,3
4を、その噛合孔35…がピニオン部材25,25と噛
合するように組み付けるので、組み付けが容易であるこ
と等により、モータ式窓ガラス開閉機構を備える自動車
用ドアの基本構造体の製作が容易である。
【0073】ラック部材33,34のランチャネル部材
31,32への組み付け、噛合孔35…のガラス板6側
のピニオン部材25,25への噛合に配慮するだけなの
で、製作精度的には、ラック部材31,32の成形精
度、ガラス板6側の駆動ユニットの位置精度、ラック部
材31,32の取付精度に考慮すれば良く、調整不要、
或いは容易な調整で、高精度のモータ式窓ガラス開閉機
構を備える自動車用ドアを得ることができる。
【0074】図11は、請求項5にかかる発明を説明す
るための図である。本発明にかかる組立方法において
も、構成部品は前記と同様なので、同一部品には同一符
号を付し、又部品の同一部分には同一符号を付し、説明
は省略する。
【0075】2はフレーム、3はサッシ、6はガラス板
であり、フレーム2の室内側の面には、前後に離間し
て、ガラス板6の前後端部をガイドする溝部10b,1
0bを有する、断面略Z字型のラック部材10,10
を、その溝部10b,10bが対向するように縦設す
る。
【0076】ラック部材10,10は、前記した図1〜
図9の例と同様のものを用いる。従ってラック部材1
0,10は、溝部10b,10bでランチャネル部と同
様の機能を備え、対向する庇片10c,10cには、こ
の部分に噛合孔11…を備える。溝部10b,10b
は、サッシ3の前後のランチャネル部材3e,8の溝部
と連続する。
【0077】駆動ユニット20、即ち、下端部にモータ
21、駆動軸23、軸受け24,24、ピニオン部材2
5,25を備えるガラス板6を、図11ではフレーム2
に対し分離し、セット以前の状態を示した。ガラス板6
は、フレーム2の前後のラック部材10,10の下端開
放部10e,10eにその前後端縁部を嵌合し、ラック
部材10,10溝部10b,10b、サッシ3の前後の
ランチャネル部3e,8内を摺動させ、サッシ3の開口
部Sを開閉可能にセットする。
【0078】この際、ラック部材10,10の噛合孔1
1…にガラス板6のピニオン部材25,25を噛合させ
つつ、ガラス板6を溝部10b,10b内に嵌挿する。
これにより、サッシ付きフレーム2に、駆動ユニット2
0を有するガラス板6を嵌挿、セットすることができ
る。爾後、ガラス板6は、前後端部6c,6dを、溝部
10b,10b、ランチャネル部3e,8にガイドされ
つつ昇降が可能となり、ガラス板6の昇降作動は、モー
タ21の動力で行なう。
【0079】このように、フレーム2にラック部材1
0,10を組み付けておき、爾後、駆動ユニット20を
備えるガラス板6を、ラック部材10,10の溝部10
eの下端開放部からその両端部を嵌合させて嵌挿し、連
続するサッシ3のランチャネル部3e、8に嵌挿、セッ
トすることで、自動車用ドア基本構造体の組立を完了す
る。爾後、内外板を自動車用ドア基本構造体に組み付
け、又内板にドア内装板を組み付け、自動車用ドアを得
る。
【0080】以上においては、サッシ3を備えるフレー
ム2に、ラック部材10,10を組み付けておき、駆動
ユニット20を組み付けたガラス板6を、ラック部材1
0,10の下端部から挿入するだけで、モータ式窓ガラ
ス開閉機構を備える自動車用ドアの基本構造体を得るこ
とができる。
【0081】ガラス板6には、モータ21、ピニオン部
材25等をユニット化して予組付しておき、フレーム2
には、前後にランチャネル部材を兼ねるラック部材1
0,10、サッシ3を組み付けるので、ラック部材1
0,10の組み付けが容易であること、ガラス板6は挿
入作業なので、組み付けが容易であること、ラック部材
10,10を、その噛合孔11…がピニオン部材25,
25と噛合するように組み付けるので、組み付けが容易
であること、等により、モータ式窓ガラス開閉機構を備
える自動車用ドアの基本構造体の製作が容易である。
【0082】ラック部材10,10をランチャネル部3
e,8と、その溝部10bが合致するように組み付け、
噛合孔11…とガラス板6側のピニオン部材25,25
との間の噛合に配慮するだけなので、製作精度的には、
ラック部材10,10の成形精度、ガラス板6側の駆動
ユニットの位置精度、ラック部材10,10の取付精度
に考慮すれば良く、調整不要、或いは容易な調整で、高
精度のモータ式窓ガラス開閉機構を備える自動車用ドア
を得ることができる。
【0083】図12は、請求項6にかかる発明を説明す
るための図である。本発明にかかる組立方法において
も、構成部品は前記と同様なので、同一部品には同一符
号を付し、又部品の同一部分には同一符号を付し、説明
は省略する。
【0084】2はフレーム、3はサッシ、6はガラス板
であり、フレーム2の室内側の面には、前後に離間し
て、ガラス板6の前後端部をガイドする溝部10b,1
0bを有する、断面略Z字型のラック部材10,10
を、その溝部10b,10bが対向するように縦設す
る。
【0085】ラック部材10,10は、前記した図1〜
図9の例と同様のものを用いる。従ってラック部材1
0,10は、溝部10b,10bでランチャネル部と同
様の機能を備え、対向する庇片10c,10cには、こ
の部分に噛合孔11…を備える。溝部10b,10b
は、サッシ3の前後のランチャネル部材3e,8の溝部
と連続する。
【0086】フレーム2にサッシ3を組み付け、ラック
部材10,10を組み付けた後、ガラス板6を前後のラ
ック部材10,10の下端開放部から、その前後端部を
介して嵌挿し、ガラス板6を開口部Sを閉じるように上
昇限位置に臨ませ、ガラス板6の下端部6b上方には取
付孔6f…を穿設しておく。
【0087】図12のフレーム下方に示したように、モ
ーター21、駆動軸23、軸受け24,24、両端部の
ピニオン部材25,25をユニット化して駆動ユニット
20を構成し、駆動ユニット20をフレーム2の車室外
側面に臨ませる。
【0088】矢印で示すように、駆動ユニット20を、
図12に示すように、ガラス板6の図の下面(ドア外側
方向)からガラス板6の下端部6bに臨ませ、ピニオン
部材25,25の歯25a…を、ラック部材10,10
の噛合孔11…と噛合し、モータ21、軸受け24,2
4をガラス板6の取付孔6f…を介してネジ止め等す
る。
【0089】このように、フレーム2にラック部材1
0,10を組み付けておき、ガラス板6を、ラック部材
10,10を介してランチャネル部3e,8に嵌合さ
せ、サッシ3の開口部をガラス板6で閉じるようにセッ
トし、爾後、駆動ユニット20をガラス板6の下端部に
組み付けることで、自動車用ドア基本構造体の組立を完
了する。爾後、内外板を自動車用ドア基本構造体に組み
付け、又内板にドア内装板を組み付け、自動車用ドアを
得る。
【0090】以上においては、フレーム2にサッシ3を
組み付け、フレーム2にラック部材10,10を組み付
け、ガラス板6を組み付けておき、ガラス板6に駆動ユ
ニット20をネジ止め等するだけで、モータ式窓ガラス
開閉機構を備える自動車用ドアの基本構造体を得ること
ができる。
【0091】フレーム2には前後にランチャネル部材を
兼ねるラック部材10,10、サッシ3を組み付け、ガ
ラス板6を組み付けるので、フレーム2へのこれ等部品
3,10,6の組み付けが容易であり、特にガラス板6
は、駆動ユニット20を組み付けていない状態で、平板
状のまま挿入して組み付けるので、ガラス板6の組み付
けが極めて容易である。
【0092】このようなアッセンブリーされたドア基本
構造体のガラス板6の下端部に、モータ等を備える駆動
ユニット20を後付けするので、全体として組付性に優
れ、モータ式窓ガラス開閉機構を備える自動車用ドアの
基本構造体の製作が容易である。
【0093】ラック部材10,10をランチャネル部3
e,8と、その溝部10bが合致するように組み付け、
ガラス板6を組み付け、爾後、駆動ユニット20をガラ
ス板6に組み付けるので、製作精度的には、ラック部材
10,10の成形精度、ラック部材10,10の取付精
度、ガラス板6側への駆動ユニットの取付位置精度に考
慮すれば良く、調整不要、或いはガラス板6への取付位
置調整、という容易な調整で、高精度のモータ式窓ガラ
ス開閉機構を備える自動車用ドアを得ることができる。
【0094】図13は、請求項7にかかる発明を説明す
るための図である。本発明にかかる組立方法において
も、構成部品は前記と同様なので、同一部品には同一符
号を付し、又部品の同一部分には同一符号を付し、説明
は省略する。
【0095】2はフレーム、3はサッシ、6はガラス板
であり、フレーム2の室内側の面には、前後に離間し
て、ガラス板6の前後端部をガイドする前記した溝部を
有する、断面略Z字型のラック部材10,10を、その
溝部が対向するように縦設する。
【0096】ラック部材10,10は、前記した図1〜
図9の例と同様のものを用いる。従ってラック部材1
0,10は、溝部でランチャネル部と同様の機能を備
え、対向する庇片には、この部分に噛合孔11…を備え
る。ラック部材10,10の溝部は、前記と同様にサッ
シ3の前後のランチャネル部材3e,8の溝部と連続す
る。
【0097】フレーム2にサッシ3を組み付け、ラック
部材10,10を組み付けた後、ガラス板6を前後のラ
ック部材10,10の下端開放部から、その前後端部を
介して嵌挿し、ガラス板6を開口部Sを開閉可能に挿
入、セットする。ガラス板6の下端部6b上方には取付
孔6f…を穿設しておく。
【0098】以上のフレーム2の両面には、内外板4,
105を接合、一体化し、実施例では、内板105の更
に内側に図示しない内装板を貼るように構成した。内板
105の下部には、前後方向に亘り、又高さ方向に所定
の開口部105aを設ける。
【0099】前記したガラス板6は、その下端部6bが
前記開口部105aに臨むようにセットし、駆動ユニッ
ト20を、図の矢印のように内板105の車室内側から
臨ませ、開口部105aに駆動ユニット20を差込み、
ガラス板6下端部の取付孔6f…を介して、駆動ユニッ
ト20のモータ21、軸受け24,24をネジ止め等し
て組み付ける。ピニオン部材25,25の歯をラック部
材10,10の噛合孔11…に噛合させることは勿論で
ある。尚、駆動ユニット20は前記と全く同様であり、
図において26はモータ21の接続線である。
【0100】このように、フレーム2にラック部材1
0,10を組み付けておき、ガラス板6をラック部材1
0,10を介してランチャネル部3e,8に嵌合させ、
サッシ3の開口部をガラス板6で閉じるようにセット
し、爾後、駆動ユニット20をガラス板6の下端部に組
み付けることで自動車用ドア基本構造体の組立を完了す
る。爾後、内外板を自動車用ドア基本構造体に組み付
け、又内板にドア内装板を組み付け、自動車用ドアを得
る。
【0101】以上においては、フレーム2にサッシ3を
組み付け、フレーム2にラック部材10,10を組み付
け、ガラス板6を組み付けておき、フレーム2に内外板
4,105を接合し、内板105の開口部105aから
ガラス板6下端部に駆動ユニット20を差込んでネジ止
め等するだけで、モータ式窓ガラス開閉機構を備える自
動車用ドアの基本構造体を得ることができる。
【0102】フレーム2には前後にランチャネル部材を
兼ねるラック部材10,10、サッシ3を組み付け、ガ
ラス板6を組み付け、又フレーム2に内外板4,105
を組み付けるので、フレーム2へのこれ等部品3,1
0,6,5,105の組み付けが容易であり、特にガラ
ス板6は、駆動ユニット20を組み付けていない状態
で、平板状のまま挿入して組み付けるので、ガラス板6
の組み付けが極めて容易である。
【0103】そして内外板4,105を組み付けたドア
基本構造体の、内板105の開口部105aに臨むガラ
ス板6の下端部に、モータ等を備える駆動ユニット20
を後付けするので、全体として組付性に優れ、モータ式
窓ガラス開閉機構を備える自動車用ドアの基本構造体の
製作が容易である。
【0104】ラック部材10,10をランチャネル部3
e,8と、その溝部10bが合致するように組み付け、
ガラス板6を組み付け、ドア内外板4,105の組み付
け、爾後、駆動ユニット20をガラス板6に組み付ける
ので、製作精度的には、ラック部材10,10の成形精
度、ラック部材10,10の取付精度、ガラス板6側へ
の駆動ユニットの取付位置精度に考慮すれば良く、調整
不要、或いはガラス板6への取付位置調整、という容易
な調整で、高精度のモータ式窓ガラス開閉機構を備える
自動車用ドアを得ることができる。
【0105】図14は、請求項8にかかる発明を説明す
るための図である。本発明にかかる組立方法において
も、構成部品は前記と同様なので、同一部品には同一符
号を付し、又部品の同一部分には同一符号を付し、説明
は省略する。図14、及び図15は、サッシ、ラック部
材、駆動ユニットを備えるガラス板をモジュール化した
ものである。
【0106】サッシ3の前後のランチャネル部3e,8
の下部には、前記した図1〜図9の実施例と同様のラッ
ク部材10,10を、垂下するように組み付けておき、
又ガラス板6の下端部には、モータ21、駆動軸23、
軸受け24,24、ピニオン部材25,25等を備える
駆動ユニット20を組み付けておく。
【0107】図ではガラス板6をラック部材10,10
を備えるサッシ3と分離した状態を示しているが、前記
した駆動ユニット20を組み付けたガラス板6を予めサ
ッシ3に組み付けておき、例えば、ラック部材10,1
0を介して挿入したガラス板6は、サッシ3の開口部S
を全面的に閉じる上昇限位置におき、これによりサッシ
3の剛性を高めた状態で保持することができる。
【0108】以上により、ラック部材10,10、及び
駆動ユニット20を有するガラス板6をセットしたサッ
シ組立体を構成しておく。ラック部材10,10を垂下
するように組み付けたサッシ3に、駆動ユニット20を
下端部に組み付けたサッシ組立体Mを図16で示した。
サッシ組立体Mは、モジュール化されることとなり、モ
ジュール化されたサッシ組立体Mを組み付けるドア下半
部は、図14、或いは図16に示す如くである。
【0109】該サッシ3の組立体Mの前後の枠部3a,
3bの下端部を、U字型のフレーム102の前後の縦枠
部102a,102bの上端取付部102c,102d
にネジ止め等して結合し、一体化し、フレーム102に
おいて、図で示される102eはインパクトビームを兼
ねるクロスメンバーである。
【0110】サッシ組立体Mを組み付けたフレーム10
2の両側に、内外板4,5を組み付け、内外板4,5
は、樹脂や軽合金で形成し、内板5は内装板を兼ねる。
以上により、モータ式開閉機構を備える自動車用ドアを
得ることができる。
【0111】以上においては、ラック部材10,10を
備えるサッシ3に駆動ユニット20を有するガラス板6
を組み付けたサッシ組立体Mを用意し、これをフレーム
102に組み付け、爾後、内外板4,5を組み付けるこ
とで、モータ式窓ガラス開閉機構を備える自動車用ドア
を得ることができる。
【0112】従って、モータ式窓ガラス開閉機構を備え
る自動車用ドアの組み立てが簡素化する。特に、ラック
部材10,10を備えるサッシ3に駆動ユニット20を
有するガラス板6を組み付けたサッシ組立体Mをモジュ
ール化して製作しておき、これをフレーム102に組み
付け、ドア内外板4,5を組み付けてドアを得ることが
できるので、ドア製作が容易である。
【0113】又ラック部材10,10を備えるサッシ3
に、駆動ユニット20を有するガラス板6を組み付けた
サッシ組立体Mを、モジュール化して製作しておくの
で、組付体の製作のみで精度を維持することができ、高
精度のモータ式ドアガラス開閉機構を容易に得ることが
できる。爾後は、フレーム102の精度を前提とすれ
ば、サッシ3の組付体のフレーム102への組付精度を
維持すれば良く、簡易に高精度のモータ式ドアガラス開
閉機構を得ることができる。
【0114】図16は、請求項9にかかる発明を説明す
るための図である。本発明にかかる組立方法において
も、構成部品は前記と同様なので、同一部品には同一符
号を付し、又部品の同一部分には同一符号を付し、説明
は省略する。本発明もサッシ、ラック部材、駆動ユニッ
トを備えるガラス板をモジュール化したものである。
【0115】サッシ3の前後のランチャネル部3e,8
の下部には、前記した図1〜図9の実施例と同様のラッ
ク部材10,10を、垂下するように組み付けておき、
又ガラス板6の下端部には、モータ21、駆動軸23、
軸受け24,24、ピニオン部材25,25等を備える
駆動ユニット20を組み付けておく。
【0116】図15ではガラス板6をラック部材10,
10を備えるサッシ3と分離した状態を示しているが、
ガラス板6を予めサッシ3に組み付けておき、例えば、
ラック部材10,10を介して挿入したガラス板6は、
サッシ3の開口部Sを全面的に閉じる上昇限位置にお
き、これによりサッシ3の剛性を高めた状態で保持する
ことができる。
【0117】以上により、ラック部材10,10、及び
駆動ユニット20を有するガラス板6をセットしたサッ
シ組立体Mを構成しておく。サッシ組立体Mは、前記と
同様に図16に示す如くで、該サッシ組立体Mの前後の
枠部3a,3bの下端部を、内板205の前後の縦部2
05a,205bの上端取付部205c,205dにネ
ジ止め等して結合し、一体化する。内板205は、鋼板
素材のプレス成形品等で構成し、ドアフレームと同様の
剛性を備える。
【0118】サッシ組立体Mを組み付けたフレームに相
当する内板205の外側に外板4を組み付ける。又内板
205の内側には、樹脂等で形成した内装板305を組
み付ける。以上により、モータ式開閉機構を備える自動
車用ドアを得ることができる。
【0119】以上のようにサッシ組立体Mは、サッシ、
ラック部材、ラック部材と噛合するピニオン部材を有す
る駆動ユニットを予め組み付けて備え、モジュール化さ
れたサッシ組付体Mに対し、ドア下半部を構成する部材
を図14のようにフレーム状とし、或いは図15のよう
にドア内板をフレームとして用い、これ等ドア下半部の
フレーム部材にサッシ組立体Mを組み付けることで自動
車用ドアを得ることができる。
【0120】以上においては、ラック部材10,10を
備えるサッシ3に駆動ユニット20を有するガラス板6
を組み付けたサッシ組立体を用意し、これを内板205
に組み付け、爾後、内外板4,305を組み付けること
で、モータ式窓ガラス開閉機構を備える自動車用ドアを
得ることができる。
【0121】従って、モータ式窓ガラス開閉機構を備え
る自動車用ドアの組み立てが簡素化する。特に、ラック
部材10,10を備えるサッシ3に駆動ユニット20を
有するガラス板6を組み付けたサッシ組立体Mをモジュ
ール化して製作しておき、これを内板205に組み付
け、ドア外板4、及び内装板305を組み付けてドアを
得ることができるので、ドア製作が容易である。
【0122】又ラック部材10,10を備えるサッシ3
に、駆動ユニット20を有するガラス板6を組み付けた
サッシ組立体Mを、モジュール化して製作しておくの
で、組付体の製作のみで精度を維持することができ、高
精度のモータ式ドアガラス開閉機構を容易に得ることが
できる。爾後は、内板205の精度を前提とすれば、サ
ッシ3の組付体Mの内板205への組付精度を維持すれ
ば良く、簡易に高精度のモータ式ドアガラス開閉機構を
得ることができる。
【0123】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、ドア内外板間の空間内に設けたモー
タによる駆動で、該ドア内外板間の空間内に収納した窓
ガラスを構成するガラス板を昇降し、車体のドア開口部
を閉塞するようにした自動車用ドアにおいて、ガラス板
に、モータ、及び該モータで駆動されるピニオン部材を
取付、支持し、ドア内部に前記ピニオン部材と噛合する
ラック部材を設け、ガラス板のピニオン部材、ドア内部
のラック部材との噛合で、ピニオン部材のモータによる
駆動により前記ガラス板を昇降させるように構成した。
【0124】従って、モータ式窓ガラス開閉機構は、ド
ア内部に設けたラック部材、ガラス板に設けたモータで
駆動され、ラック部材と噛合するピニオン部材により構
成されるので、先ず、従来一般的に採用されているX字
型リンク機構を用いた形式に比較し、モータ式窓ガラス
開閉機構が大幅に簡素化し、これを備えるドアの構造が
大幅に簡素化する。
【0125】又モータ式窓ガラス開閉機構は、ラック部
材、ガラス板設けたモータピニオン部材の構成なので、
従来に比較し、部品点数が極めて少なくてすむ。
【0126】ラック部材をドア内部に取り付け、モータ
を予めガラス板に組み付けておき、ガラス板をラック部
材とピニオン部材が相噛合するように組み付けるので、
組み付けが簡易化し、又組付工数が極めて少なくなり、
モータ式窓ガラス開閉機構を有する自動車用ドアの製作
が容易化する。
【0127】ガラス板下端部に設置したモータ、ピニオ
ン部材、ドア内部にラック部材を設ける構造なので、構
造が従来に比較して大幅に簡単化し、しかも、部品点数
が少ないことから、部品の精度出し、取り付け精度出し
も簡易であり、調整が容易に高精度のモータ式窓ガラス
開閉機構を有する自動車用ドアを得ることができる。
【0128】スクリューをモータで駆動し、これにより
ナット部材を駆動し、X字型リンクを縮開させ、リンク
上端とガラス板下端部の摺動で、ガラス板を昇降させる
従来の間接的な窓ガラス開閉作動に対し、本発明は、モ
ータの駆動を駆動軸を介してピニオン部材に直接伝える
ことができ、ピニオン部材と噛合するラック部材との間
の作用でガラス板を昇降させ、窓ガラスを開閉するの
で、モータ出力が直接的にガラス板に伝わり、窓ガラス
の開閉作動が円滑、確実になされ、信頼性に優れたモー
タ式窓ガラス開閉機構を得ることができる。
【0129】請求項2は、請求項1において、請求項1
の効果に加え、ドアはサッシを備え、該サッシのランチ
ャネル部で、前記ガラスの端部を案内して該ガラス板を
昇降させるようにしたので、ガラス板のラック、ピニオ
ン機構による昇降作動が、サッシでガイドされ、ガラス
板の昇降が安定、円滑になされる。
【0130】請求項3は、請求項1において、ラック部
材は、ドア内部に車体の前後方向に離間して縦設し、ガ
ラス板の下端部に取付、支持したモータは、車体の前後
方向に延びる駆動軸を有し、該駆動軸の前後端部にはピ
ニオン部材を設けたので、請求項1の効果に加えて、ガ
ラス板の昇降作動が、前後のラック部材、これと噛合す
る前後のピニオンでなされるので、ガラス板の昇降が安
定、円滑になされる。
【0131】請求項4は、自動車用ドアのフレーム部材
の前後に、ランチャネル部材を取り付け、窓ガラスを構
成するガラス板の下端部にはモータ、及び該モータで駆
動される駆動軸、該駆動軸両端部のピニオン部材を取り
付け、前後のランチャネル部材に、窓ガラスを構成する
ガラス板の前後端部をドア下方から嵌合し、前後のラン
チャネル部材のドア内側の面から、ラック部材を取り付
けるようにして自動車用ドアを得るようにした。
【0132】従って、サッシを備えるフレーム、ランチ
ャネル部材、モータ、駆動軸、ピニオン部材等からなる
駆動ユニットを組み付けたガラス板をユニット化してお
き、ガラス板をランチャネル部材の下端部から挿入し、
フレームのドア内側の面からラック部材を、前後のラン
チャネル部材に重ね、ネジ止め等するだけで、モータ式
窓ガラス開閉機構を備える自動車用ドアの基本構造体を
得ることができる。
【0133】ガラス板には、モータ、ピニオン部材等を
ユニット化して予組付しておき、フレームには前後にラ
ンチャネル部材、サッシを組み付けておき、爾後ラック
部材をピニオン部材と一致するように組み付けるので、
ランチャネル部材の組み付けが容易であること、ガラス
板は挿入作業なので、組み付けが容易であること、ラン
チャネル部材にラック部材を、その噛合孔がピニオン部
材と噛合するように組み付けるので、組み付けが容易で
あること、等により、モータ式窓ガラス開閉機構を備え
る自動車用ドアの基本構造体の製作が容易である。
【0134】ラック部材のランチャネル部材への組み付
け、噛合孔のガラス板側のピニオン部材への噛合に配慮
するだけなので、製作精度的には、ラック部材の成形精
度、ガラス板側の駆動ユニットの位置精度、ラック部材
の取付精度に考慮すれば良く、調整不要、或いは容易な
調整で、高精度のモータ式窓ガラス開閉機構を備える自
動車用ドアを得ることができる。
【0135】請求項5は、自動車用ドアのフレーム部材
の前後に、窓ガラスを構成するガラス板の前後をガイド
する機能を有する前後のラック部材を取り付け、窓ガラ
スを構成するガラス板の下端部にはモータ、及び該モー
タで駆動される駆動軸、該駆動軸両端部のピニオン部材
を取り付け、前後のラック部材に、窓ガラスを構成する
ガラス板の前後端部の上端部をドア下方から嵌合し、ガ
ラス板前後端部をラック部材間に挿入するようにして自
動車用ドアを得るようにした。
【0136】従って、サッシを備えるフレーム、ラック
部材をフレームに組み付けておき、駆動ユニットを組み
付けたガラス板をユニット化しておき、ガラス板をラッ
ク部材の下端部から挿入することでモータ式窓ガラス開
閉機構を備える自動車用ドアの基本構造体を得ることが
できる。
【0137】ガラス板には、モータ、ピニオン部材等を
ユニット化して予組付しておき、フレームには前後にラ
ンチャネル部材を兼ねるラック部材、サッシを組み付け
るので、ラック部材の組み付けが容易であること、ガラ
ス板は挿入作業なので、組み付けが容易であること、ラ
ック部材をその噛合孔がピニオン部材と噛合するように
組み付けるので、組み付けが容易であること等により、
モータ式窓ガラス開閉機構を備える自動車用ドアの基本
構造体の製作が容易である。
【0138】ラック部材をランチャネル部と、その溝部
が合致するように組み付け、ラック部材の噛合孔とガラ
ス板側のピニオン部材との間の噛合に配慮するだけなの
で、製作精度的には、ラック部材の成形精度、ガラス板
側の駆動ユニットの位置精度、ラック部材の取付精度に
考慮すれば良く、調整不要、或いは容易な調整で、高精
度のモータ式窓ガラス開閉機構を備える自動車用ドアを
得ることができる。
【0139】請求項6は、自動車用ドアのフレーム部材
の前後に、窓ガラスを構成するガラス板の前後をガイド
する機能を有する前後のラック部材を取り付け、前後の
ラック部材に、窓ガラスを構成するガラス板の前後端部
の上端部ををドア下方から嵌合し、ガラス板前後端部を
ラック部材間に挿入し、フレーム部材のドア外側からモ
ータ、駆動軸、及び駆動軸前後端部にピニオン部材を有
する駆動ユニットを前記ガラス板の下端部に取り付ける
ようにして自動車用ドアを得るようにした。
【0140】従って、フレームにサッシを組み付け、フ
レームにラック部材を組み付け、ガラス板を組み付けて
おき、ガラス板にモータ等の駆動ユニットをネジ止め等
するだけで、モータ式窓ガラス開閉機構を備える自動車
用ドアの基本構造体を得ることができる。
【0141】フレームには、前後にランチャネル部材を
兼ねるラック部材、サッシを組み付け、ガラス板を組み
付けるので、フレームへのこれ等部品の組み付けが容易
であり、特にガラス板は、モータ等の駆動ユニットを組
み付けていない状態で、平板状のまま挿入して組み付け
るので、ガラス板の組み付けが極めて容易である。この
ようなアッセンブリーされたドア基本構造体のガラス板
の下端部に、モータ等の駆動ユニットを後付けするの
で、全体として組付性に優れ、モータ式窓ガラス開閉機
構を備える自動車用ドアの基本構造体の製作が容易であ
る。
【0142】ラック部材をサッシランチャネル部と、そ
の溝部が合致するように組み付け、ガラス板を組み付
け、爾後、駆動ユニットをガラス板に組み付けるので、
製作精度的には、ラック部材の成形精度、ラック部材の
取付精度、ガラス板側へのモータ等の取付位置精度に考
慮すれば良く、調整不要、或いはガラス板への取付位置
調整、という容易な調整で、高精度のモータ式窓ガラス
開閉機構を備える自動車用ドアを得ることができる。
【0143】請求項7は、ドア内外板間に配設され、ド
ア内の前後にラック部材を収納、設置してなり、且つ前
記ドア内外板間には、窓ガラスを構成するガラス板を収
納してなり、該ガラス板の前後端部は、前記ラック部材
間に配置され、ドア内板の前記ガラス板の下降位置に相
当する部分には開口部を設け、開口部を介してモータ、
駆動軸、及び駆動軸前後端部にピニオン部材を有する駆
動ユニットをガラス板下端部に取り付けるようにして自
動車用ドアを得るようにした。
【0144】従って、フレームにサッシを組み付け、フ
レームにラック部材を組み付け、ガラス板を組み付けて
おき、フレームに内外板を接合し、内板の開口部からガ
ラス板の下端部にモータ等の駆動ユニットを差込んでネ
ジ止め等するだけで、モータ式窓ガラス開閉機構を備え
る自動車用ドアの基本構造体を得ることができる。
【0145】フレームには、前後にランチャネル部材を
兼ねるラック部材、サッシを組み付け、ガラス板を組み
付け、又フレームに内外板を組み付けるので、フレーム
へのこれ等部品の組み付けが容易であり、特にガラス板
は、モータ等の駆動ユニットを組み付けていない状態
で、平板状のまま挿入して組み付けるので、ガラス板の
組み付けが極めて容易である。
【0146】そして内外板を組み付けたドア基本構造体
の、内板の開口部に臨むガラス板の下端部に、モータ等
を備える駆動ユニットを後付けするので、全体として組
付性に優れ、モータ式窓ガラス開閉機構を備える自動車
用ドアの基本構造体の製作が容易である。
【0147】ラック部材をランチャネル部と、その溝部
が合致するように組み付け、ガラス板を組み付け、ドア
内外板の組み付け、爾後、モータ等の駆動ユニットをガ
ラス板に組み付けるので、製作精度的には、ラック部材
の成形精度、ラック部材の取付精度、ガラス板側への駆
動ユニットの取付位置精度に考慮すれば良く、調整不
要、或いはガラス板への取付位置調整、という容易な調
整で、高精度のモータ式窓ガラス開閉機構を備える自動
車用ドアを得ることができる。
【0148】請求項8は、前後のランチャネル部分の下
方に、ガイド機能を有するラック部材を下方に延出した
サッシに、下端部にモータ、駆動軸、ピニオン部材から
なる駆動ユニットを取り付けた窓ガラスを構成するガラ
ス板を、該前後のラック部材下方から挿入し、サッシの
前後の下端部をフレーム部材の前後上端部に結合し、フ
レーム部材の両側面には、ドア内外板を接合、一体化す
るようにして自動車用ドアを得るようにした。
【0149】従って、ラック部材を備えるサッシにモー
タ等の駆動ユニットを有するガラス板を組み付けたサッ
シ組立体を用意し、これをフレームに組み付け、爾後、
内外板を組み付けることで、モータ式窓ガラス開閉機構
を備える自動車用ドアを得ることができる。
【0150】従って、モータ式窓ガラス開閉機構を備え
る自動車用ドアの組み立てが簡素化する。特に、ラック
部材を備えるサッシにモータ等の駆動ユニットを有する
ガラス板を組み付けたサッシ組立体をモジュール化して
製作しておき、これをフレームに組み付け、ドア内外板
を組み付けてドアを得ることができるので、ドア製作が
容易である。
【0151】ラック部材を備えるサッシにモータ等の駆
動ユニットを有するガラス板を組み付けて形成したサッ
シ組立体を、モジュール化して製作しておくので、組付
体の製作のみで精度を維持することができ、高精度のモ
ータ式ドアガラス開閉機構を容易に得ることができる。
爾後は、フレームの精度を前提とすれば、サッシの組付
体のフレームへの組付精度を維持すれば良く、簡易に高
精度のモータ式ドアガラス開閉機構を得ることができ
る。
【0152】請求項9は、前後のランチャネル部分の下
方に、ガイド機能を有するラック部材を下方に延出した
サッシに、下端部にモータ、駆動軸、ピニオン部材から
なる駆動ユニットを取り付けた窓ガラスを構成するガラ
ス板を、該前後のラック部材下方から挿入し、サッシの
前後の下端部を、ドア内板の前後の上端部に結合し、前
記ドア内板の外側面には外板を接合し、内板の内側面に
はドア内装材であるドアライニングを接合して自動車用
ドアを得るようにした。
【0153】従って、ラック部材を備えるサッシにモー
タ等の駆動ユニットを有するガラス板を組み付けたサッ
シ組立体を用意し、これを内板に組み付け、爾後、内外
板を組み付けることで、モータ式窓ガラス開閉機構を備
える自動車用ドアを得ることができる。
【0154】従って、モータ式窓ガラス開閉機構を備え
る自動車用ドアの組み立てが簡素化する。特に、ラック
部材を備えるサッシに、モータ等の駆動ユニットを有す
るガラス板を組み付けたサッシ組立体を、モジュール化
して製作しておき、これを内板に組み付け、ドア外板、
及び内装板を組み付けてドアを得ることができるので、
ドア製作が容易である。
【0155】ラック部材を備えるサッシ3に、モータ等
の駆動ユニットを有するガラス板を組み付けて形成した
サッシ組立体を、モジュール化して製作しておくので、
組付体の製作のみで精度を維持することができ、高精度
のモータ式ドアガラス開閉機構を容易に得ることができ
る。爾後は、内板の精度を前提とすれば、サッシの組付
体の内板への組付精度を維持すれば良く、簡易に高精度
のモータ式ドアガラス開閉機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用ドアの内側からみた斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】ドアの分解斜視図
【図4】図3の4−4線拡大断面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】ドアフレームの拡大斜視図
【図7】ガラス板の拡大斜視図
【図8】フレームとドア外板との係合を示す分解斜視図
【図9】図8の係合部の拡大断面図
【図10】ドアフレーム組立体の第1の例の斜視図
【図11】ドアフレーム組立体の第2の例の斜視図
【図12】ドア組立体の第3の例の斜視図
【図13】ドア組立体の第4の例の斜視図
【図14】ドア組立方法の第1の例の斜視図
【図15】ドア組立方法の第1の例の斜視図
【図16】モジュール化したサッシ組立体の斜視図
【符号の説明】
1…自動車用ドア、 2…フレーム、 3…サッシ、
4…外板、 5…内板、 6…ガラス板、 3e,8…
ランチャネル、 10,31,32…ラック部材、 2
0…駆動ユニット、 21…モータ、 23…駆動軸、
25…ピニオン部材、 S…サッシ開口部、 M…サ
ッシ組立体。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア内外板間の空間内に設けたモータに
    よる駆動で、該ドア内外板間の空間内に収納した窓ガラ
    スを構成するガラス板を昇降し、車体のドア開口部を開
    閉するようにした自動車用ドアにおいて、 前記ガラス板に、モータ、及び該モータで駆動されるピ
    ニオン部材を取付、支持し、 前記ドア内部に、前記ピニオン部材と噛合するラック部
    材を設け、 前記ガラス板のピニオン部材、ドア内部のラック部材と
    の噛合で、ピニオン部材のモータによる駆動により前記
    ガラス板を昇降させるように構成した、 ことを特徴とする自動車用ドア。
  2. 【請求項2】 前記ドアはサッシを備え、該サッシのラ
    ンチャネル部で、前記ガラスの端部を案内して該ガラス
    板を昇降させるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の自動車用ドア。
  3. 【請求項3】 前記ラック部材は、ドア内部に車体の前
    後方向に離間して縦設し、 前記ガラス板の下端部に取付、支持したモータは、車体
    の前後方向に延びる駆動軸を有し、該駆動軸の前後端部
    にはピニオン部材を設けた、 ことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドア。
  4. 【請求項4】 自動車用ドアのフレーム部材の前後に、
    ランチャネル部材を取り付け、 窓ガラスを構成するガラス板の下端部にはモータ、及び
    該モータで駆動される駆動軸、該駆動軸両端部のピニオ
    ン部材を取り付け、 前記前後のランチャネル部材に、窓ガラスを構成するガ
    ラス板の前後端部をドア下方から嵌合し、 前記前後のランチャネル部材のドア内側の面から、ラッ
    ク部材を取り付けた、 ことを特徴とする自動車用ドアの組立方法。
  5. 【請求項5】 自動車用ドアのフレーム部材の前後に、
    窓ガラスを構成するガラス板の前後をガイドする機能を
    有する前後のラック部材を取り付け、 窓ガラスを構成するガラス板の下端部にはモータ、及び
    該モータで駆動される駆動軸、該駆動軸両端部のピニオ
    ン部材を取り付け、 前記前後のラック部材に、窓ガラスを構成するガラス板
    の前後端部の上端部をドア下方から嵌合し、ガラス板前
    後端部をラック部材間に挿入するようにした、 ことを特徴とする自動車用ドアの組立方法。
  6. 【請求項6】 自動車用ドアのフレーム部材の前後に、
    窓ガラスを構成するガラス板の前後をガイドする機能を
    有する前後のラック部材を取り付け、 前記前後のラック部材に、窓ガラスを構成するガラス板
    の前後端部の上端部をドア下方から嵌合し、ガラス板前
    後端部をラック部材間に挿入し、 前記フレーム部材のドア外側からモータ、駆動軸、及び
    駆動軸前後端部にピニオン部材を有する駆動ユニットを
    前記ガラス板の下端部に取り付けるようにした、 ことを特徴とする自動車用ドアの組立方法。
  7. 【請求項7】 ドア内外板間に配設され、ドア内の前後
    にラック部材を収納、設置してなり、 且つ前記ドア内外板間には、窓ガラスを構成するガラス
    板を収納してなり、該ガラス板の前後端部は、前記ラッ
    ク部材間に配置され、 前記ドア内板の前記ガラス板の下降位置に相当する部分
    には開口部を設け、 前記開口部を介してモータ、駆動軸、及び駆動軸前後端
    部にピニオン部材を有する駆動ユニットをガラス板下端
    部に取り付けるようにした、 ことを特徴とする自動車用ドアの組立方法。
  8. 【請求項8】 前後のランチャネル部分の下方に、ガイ
    ド機能を有するラック部材を下方に延出したサッシに、
    下端部にモータ、駆動軸、ピニオン部材からなる駆動ユ
    ニットを予め組み付けた窓ガラスを構成するガラス板
    を、該前後のラック部材下方から挿入し、 前記サッシの前後の下端部をフレーム部材の前後上端部
    に結合し、 前記フレーム部材の両側面には、ドア内外板を接合、一
    体化するようにした、 ことを特徴とする自動車用ドアの組立方法。
  9. 【請求項9】 前後のランチャネル部分の下方に、ガイ
    ド機能を有するラック部材を下方に延出したサッシに、
    下端部にモータ、駆動軸、ピニオン部材からなる駆動ユ
    ニットを予め組み付けた窓ガラスを構成するガラス板
    を、該前後のラック部材下方から挿入し、 前記サッシの前後の下端部を、ドア内板の前後の上端部
    に結合し、 前記ドア内板の外側面には外板を接合し、内板の内側面
    にはドア内装材であるドアライニングを接合した、 ことを特徴とする自動車用ドアの組立方法。
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JP2004314731A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Honda Motor Co Ltd 車両用ドア
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