JPH1121585A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH1121585A
JPH1121585A JP17814397A JP17814397A JPH1121585A JP H1121585 A JPH1121585 A JP H1121585A JP 17814397 A JP17814397 A JP 17814397A JP 17814397 A JP17814397 A JP 17814397A JP H1121585 A JPH1121585 A JP H1121585A
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acid
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alkyl
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Yohei Kaneko
洋平 金子
Hiroshi Danjo
洋 檀上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄力と溶解性に優れた洗浄剤組成物を提供
する。 【解決手段】 (a) 一般式(1)のアミノポリカルボン
酸(塩)と(b) 一般式(2)のアミノポリカルボン酸
(塩)とを (a)/(b) = 100/0.5 〜100 /10の重量比
で含有する洗浄剤組成物。 【化1】 〔式中、R は水素原子、C1〜C22 の直鎖又は分岐のアル
キル基等を、M は水素原子、アルカリ金属等を示す。〕 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアミノポリカルボン
酸又はその塩を含有する洗浄剤組成物に関するものであ
る。更に詳しくは、キレート性能に優れた無リン系のキ
レート化合物として有用なアミノポリカルボン酸又はそ
の塩を含有する洗浄力の優れた洗浄剤組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】洗浄剤
に用いられているビルダーは、水中のカルシウムイオン
やマグネシウムイオンを捕捉し軟水化する作用によっ
て、界面活性剤や石鹸の洗浄効果を向上させることがで
きる。従来洗浄剤用のビルダーとしてトリポリリン酸ナ
トリウムが主に使用されてきた。トリポリリン酸ナトリ
ウムはキレート性能など洗浄剤用ビルダーとして非常に
優れた性能を有するが、リンを有するためこれを含んだ
洗浄後の廃水がそのまま放流されることによって河川や
湖沼の富栄養化現象の一因となる。そのためトリポリリ
ン酸ナトリウム以外のビルダーの開発が行われてきた。
【0003】現在では、4A型の結晶性アルミノケイ酸
ナトリウムであるゼオライトを用いることにより無リン
化は達成され、種々に工夫された配合組成により、従来
の有リン型の洗剤に匹敵する性能を得るに至っている。
しかしながら、ゼオライトは水不溶性であるため、固液
界面の点から考えると硬度低下のためのイオン交換能と
しては、水溶性のキレート剤と比べて不利である。水溶
性キレート剤としては、有機ポリカルボン酸又はその塩
がすでに知られているが、性能、経済性、生物分解性に
おいて不十分なものであり、水中のマグネシウムや、遷
移金属に不向きなゼオライトの補助剤として配合されて
いるにすぎない。
【0004】このような問題に対処するため、近年、あ
る特定のアミノポリカルボン酸を含有する洗浄剤組成物
が提案されている。これら特定のアミノポリカルボン酸
類はキレート能が高いため、これを含有することにより
洗浄力の優れた無リン系洗浄剤組成物が得られている。
【0005】しかしながら、アミノポリカルボン酸また
はその塩のアルカリ緩衝能は高くない。即ち、アミノポ
リカルボン酸またはその塩は複数のpKa を持つが、アル
カリ緩衝能として十分に働くpKa 9以上は一つ〔例えば
ニトリロトリ酢酸のpKa は、1.8、2.48、9.65(化学便
覧)である。〕なので、分子量の大きいアミノポリカル
ボン酸は、単位重量当たりのアルカリ緩衝能は低い。従
って、例えば、炭酸ナトリウムのようなアルカリ剤を多
く配合する必要がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、特定2種のアミノポリカルボン酸(塩)を特定
の重量比で併用することにより、高いキレート能を保持
しかつアルカリ緩衝能の低下を改善でき、洗浄力に優れ
た洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0007】即ち、本発明は、(a) 一般式(1)で表さ
れるアミノポリカルボン酸又はその塩及び(b) 一般式
(2)で表されるアミノポリカルボン酸及びその塩を重
量比で(a)/(b) = 100/0.5 〜100 /10の割合で含有
することを特徴とする洗浄剤組成物を提供するものであ
る。
【0008】
【化5】
【0009】〔式中、 R :水素原子、ヒドロキシル基5個までを置換してもよ
いC1〜C22 の直鎖又は分岐のアルキル基もしくはアルケ
ニル基、
【0010】
【化6】
【0011】R1:ヒドロキシル基5個までを置換しても
よいC1〜C10 の直鎖又は分岐のアルキレン基、
【0012】
【化7】
【0013】R5,R6:H 又はC1〜C2アルキル基 A :C2〜C4の 1,2−アルキレン基 n :0〜50 R2:C1〜C22 の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニ
ル基 R3,R4:H 又はC1〜C22 の直鎖もしくは分岐のアルキル
基もしくはアルケニル基 M :水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
モニウム又は塩基性アミノ酸基 を示す。〕
【0014】
【化8】
【0015】〔式(2)中、R 及びM は式(1)と同
じ。〕
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明の一般式(1)で表されるアミノポ
リカルボン酸またはその塩は、優れたキレート性能があ
り、水溶性が極めて高いため液体洗浄剤、粉末洗浄剤の
ビルダーとして好適に用い得ることが知られている。
【0017】一般式(1)で表される化合物の具体的な
例としては、ニトリロトリ酢酸、α−アラニン−N,N −
ジ酢酸、バリン−N,N −ジ酢酸、ロイシン−N,N −ジ酢
酸、グルタミン酸−N,N −ジ酢酸、セリン−N,N −ジ酢
酸、アスパラギン酸−N,N −ジ酢酸、スレオニン−N,N
−ジ酢酸、システイン−N,N −ジ酢酸、アスパラギン−
N,N −ジ酢酸、グルタミン−N,N −ジ酢酸、ヒドロキシ
アスパラギン酸−N,N−ジ酢酸及びそれらの塩類が挙げ
られる。
【0018】一般式(1)において、M は、水素原子、
アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は塩
基性アミノ酸基を示すが、水素原子、又はNa、K 等のア
ルカリ金属が好ましく、Naが特に好ましい。
【0019】一般式(1)で表される化合物の製造法は
公知の方法が使用でき、例えば、アミノ酸とモノクロロ
酢酸によるカルボキシメチル化、アミノ酸のストレッカ
ー反応、イミノジ酢酸とエポキシコハク酸との反応等が
挙げられる。
【0020】一般式(2)で表されるアミノポリカルボ
ン酸(塩)の具体的な例としては、α−アラニン−N−
酢酸、バリン−N−酢酸、ロイシン−N−酢酸、グルタ
ミン酸−N−酢酸、セリン−N−酢酸、アスパラギン酸
−N−酢酸、スレオニン−N−酢酸、システイン−N−
酢酸、アスパラギン−N−酢酸、グルタミン−N−酢
酸、ヒドロキシアスパラギン酸−N−酢酸及びそれらの
塩類が挙げられ、特に好ましくはα−アラニン−N−酢
酸、グルタミン酸−N−酢酸、セリン−N−酢酸、アス
パラギン酸−N−酢酸など及びこれらの塩である。
【0021】一般式(2)において、M は、水素原子、
アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は塩
基性アミノ酸基を示すが、水素原子、又はNa、K 等のア
ルカリ金属が好ましく、Naが特に好ましい。
【0022】一般式(2)で表されるアミノポリカルボ
ン酸またはその塩は、一般式(1)で表されるアミノポ
リカルボン酸またはその塩に比べ分子量が小さいため、
単位重量当たりのアルカリ緩衝能は高い。しかし、一般
式(2)で表されるアミノポリカルボン酸のpH10におけ
るカルシウムに対するキレート安定化定数は10-3付近で
あり、キレート能は単独では不十分であるため、実際に
洗浄剤への応用は少ない。
【0023】しかしながら、本発明者らは、一般式
(1)で表されるアミノポリカルボン酸(塩)と一般式
(2)で表されるアミノポリカルボン酸(塩)とを、特
定の割合で併用することにより、キレート能とアルカリ
緩衝能が相乗的に向上しこれらの性能に優れたビルダー
システムが可能となることを見出した。そしてかかるビ
ルダーを配合することにより、皮脂汚れ洗浄力や泥汚れ
洗浄力が著しく向上した洗浄剤組成物が得られることを
見出した。
【0024】本発明における(a) 一般式(1)で表され
るアミノポリカルボン酸(塩)と(b) 一般式(2)で表
されるアミノポリカルボン酸(塩)の混合比は、(a) /
(b)の重量比で 100/0.5 〜100 /10であり、より好ま
しくは 100/0.7 〜 100/8.5 である。(b) 成分がこれ
より少ないと(b) 成分の持つ特徴であるアルカリ緩衝能
が低下し、洗浄力が低下する。また、(b) 成分を増加す
ると、キレート能が不足し、洗浄力が低下する。また、
驚くべきことに、本発明の重量比で(a) 、(b)成分を併
用した粉末状洗浄剤は溶解性に優れ、低温での洗浄性も
向上することを見出した。
【0025】一般式(2)で表されるアミノポリカルボ
ン酸(塩)の製造法は、公知の方法で製造でき、例えば
アミノ酸とモノクロロ酢酸によるカルボキシメチル化、
また、アミノ酸のストレッカー反応、また、グリシンと
マレイン酸あるいはエポキシコハク酸との反応が挙げら
れる。また、一般式(1)で表されるアミノポリカルボ
ン酸(塩)と同時に製造することも可能であり、例えば
アミノ酸を原料にした場合、モノクロロ酢酸またはスト
レッカー反応に用いるホルムアルデヒド、青酸のアミノ
酸に対するモル比を調節することにより両者を同時に製
造でき経済的である。
【0026】本発明における一般式(1)で表されるア
ミノポリカルボン酸(塩)及び一般式(2)で表される
アミノポリカルボン酸(塩)(以下両者を合わせて成
分という)は、目的の効果が得られる範囲内で洗浄剤組
成物中に適量配合されるが、好ましくは 0.5〜40重量
%、更に好ましくは1〜30重量%配合される。成分の
配合量を 0.5重量%以上にすることによりビルダーの効
果が十分に得られ、優れた洗浄性能が得られる。また40
重量%以下とすることにより界面活性剤等の他の成分を
適度に配合することができ、十分な洗浄性能が得られ
る。
【0027】本発明の洗浄剤組成物は、成分をビルダ
ーとして含有すると共に、界面活性剤(以下成分とい
う)や成分以外の洗剤ビルダー(以下成分という)
を必要に応じて配合することができる。
【0028】成分の界面活性剤としては、洗浄剤に一
般的に使用されているものでよく、陰イオン性界面活性
剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン
性界面活性剤などが挙げられる。
【0029】本発明に用いられる非イオン性界面活性
剤、陰イオン性界面活性剤としては、通常洗浄剤に配合
されるもので、硬度成分(Ca、Mg等)存在下での泥
洗浄力の良好なものが望ましい。具体的には、アルキル
基の炭素数が8〜22のポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
高級脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキ
サイド付加物、スクロース脂肪酸エステル、アルキル及
びアルケニルグリコシド、脂肪酸グリセリンモノエステ
ル又はそのアルキレンオキサイド付加物、アルキルアミ
ンオキサイド、アルキル硫酸塩、オレフィンスルホン酸
塩、アルカンスルホン酸塩、アルキル及びアルケニルエ
ーテル硫酸塩、α−スルホ脂肪酸塩又はエステル塩、ア
ルキルリン酸エステル又はその塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、及びこれらの1種以上の混合物が例示され
る。また、両性界面活性剤としては、アミノ酸型界面活
性剤、N−アシルアミノ酸型界面活性剤が例示され、陽
イオン性界面活性剤としては第4級アンモニウム塩が例
示される。これらの界面活性剤のうち、好ましくはアル
キル基の炭素数が8〜22のポリオキシエチレンアルキル
エーテル、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン
酸塩である。
【0030】これらの成分は本発明の洗浄剤組成物中
に5〜60重量%、好ましくは5〜40重量%配合される。
【0031】また、成分の洗剤ビルダーとしては、通
常の洗剤用のビルダーとして知られているものを用いる
ことができ、具体的には、ソーダ灰等の炭酸塩、硫酸
塩、亜硫酸塩、珪酸塩、特公昭64−41116号公報
他記載の結晶性層状ケイ酸塩、ゼオライトA、X、P型
等のアルミノ珪酸塩、トリポリリン酸塩、ピロリン酸
塩、オルソリン酸塩等の無機ビルダー、ポリアクリル酸
塩、ポリマレイン酸塩、アクリル酸とマレイン酸の共重
合物の塩、特開昭54−52196号公報記載のポリグ
リオキシル酸塩、クエン酸塩、オキシジコハク酸塩等の
有機ビルダーが挙げられる。また、EDTA等の有機キ
レート剤等を添加することができる。
【0032】これらの成分は、本発明の洗浄剤組成物
中に0〜94重量%,好ましくは5〜80重量%、更に好ま
しくは20〜70重量%配合してもよい。
【0033】また、本発明の洗浄剤組成物中には、酵素
を配合することもでき、具体的にはプロテアーゼ、セル
ラーゼ、アミラーゼ、リパーゼ等が挙げられる。その他
の微量成分としては、通常の香料、シリカやシリコーン
のような抑泡剤、ビフェニル型蛍光増白剤もしくはスチ
ルベン型蛍光増白剤又はそれらを併用した蛍光増白剤、
ケーキング防止剤、すすぎ助剤等を配合できる。
【0034】また、本発明の洗浄剤組成物には、漂白剤
組成物を添加することができる。漂白剤組成物は、過炭
酸ソーダ、過ほう酸ソーダ、好ましくは過炭酸ソーダ及
び種々の漂白活性化剤等で構成される。
【0035】本発明の洗浄剤組成物の形状は液状、粉末
状、粒状のいずれでもよく、通常公知の製造方法、例え
ば噴霧乾燥法、スプレーミックス法、破砕造粒法、無機
ビルダー含有ビーズに含浸させる方法、高密度粒状洗剤
の製造方法、錠剤型、フレーク状、棒状などの洗剤の製
造方法、バッチ式混合法、連続式混合法などの液状洗剤
の製造方法などにより製造することができる。
【0036】本発明の洗浄剤組成物を粉末又は粒状の組
成物とする場合、その製造方法は特に限定されることは
なく、従来公知の方法を用いることができるが、各成分
を水分量30〜80重量%、好ましくは35〜60重量%の水性
スラリーとし、このスラリーを噴霧乾燥させて得られる
噴霧乾燥粒子、特にその噴霧乾燥粒子を造粒し高嵩密度
化したものが望ましい。また、未中和物に、アルカリ金
属の水酸化物等のアルカリ剤を添加して直接中和混合
し、他の洗浄ビルダーと共に捏和(ねっか)、混合後に
冷却し、粉砕する方法を用いてもよい。高嵩密度化は、
特開昭61−69897号公報、特開昭61−6989
9号公報、特開昭61−69900号公報、欧州特許第
513824A号明細書に記載の方法を用いることがで
き、直接中和に関しては、特開昭60−72999号公
報を参考にすることができる。また、得られた洗剤粒子
は、ゼオライト等の水不溶性物質で被覆することが好ま
しい。
【0037】本発明の洗浄剤組成物が粉末又は粒状の組
成物の場合、平均粒子径は、好ましい粉末物性を得るた
めに 200〜1000μmであることが望ましく、またこの場
合の嵩密度は 0.5〜1.0g/cm3 、好ましくは 0.6〜0.9g
/cm3 程度である。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。尚、例中の%は特記しない限り重量基準である。
【0039】実施例1〜10及び比較例1〜12 表1、2に示す組成を有するスラリーを噴霧乾燥した粒
子をハイスピードミキサーにて破砕造粒することにより
粉末状の洗浄剤組成物を製造した。得られた洗浄剤組成
物について、人工汚染布に対する洗浄性能を下記方法で
評価した。結果を表1、2に示す。
【0040】<洗浄性能評価方法> (1) 皮脂汚れ汚染布(人工汚染布)の作成 10cm×10cm木綿布に下記組成より成るモデル皮脂汚れ2
gを均一に塗布して皮脂汚れ汚染布を作成した。 ・モデル皮脂汚れ組成 綿実油 60% コレステロール 10% オレイン酸 10% パルミチン酸 10% 液体及び固体パラフィン 10%。
【0041】(2) 泥汚れ汚染布(人工汚染布)の作成 鹿沼園芸用赤玉土を 120℃±5℃で4時間乾燥後粉砕
し、 150メッシュ(100μm)パスのものを 120℃±5℃
で2時間乾燥後、約 150gを1リットルのパークレンに
分散させ、金巾#2023布をこの液に接触させ、ブラッシ
ングし、分散液を除去し、過剰付着汚れを脱落させて、
泥汚れ汚染布を作成した。
【0042】(3) 洗浄条件及び評価方法 評価用洗浄剤水溶液1リットルに、上記で作成した10cm
×10cmの綿の皮脂汚れ汚染布又は泥汚れ汚染布を5枚入
れ、ターゴトメーターにて100rpmで洗浄した。洗浄条件
は次の通りである。 ・洗浄条件 洗浄時間 10分 洗浄剤濃度 0.083 % 水の硬度 4°DH 水温 20℃ すすぎ 水道水にて5分間 洗浄力は汚染前の原布及び洗浄前後の汚染布の 460nmに
おける反射率を自記色彩計(島津製作所製)にて測定
し、次式によって洗浄率(%)を求め、5枚の測定平均
値を洗浄力として示した。
【0043】
【数1】
【0044】(4) 溶解性評価法 100rpmで攪拌した10℃の1リットルの水(4°DH)に、
評価用洗浄剤1gを添加し、伝導度を測定する。20分後
の伝導度の90%に達するのに要した時間を溶解性として
示した。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】注) *1 LAS:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ(C
12〜C13) *2 AS:アルキル硫酸ソーダ(C12〜C14) *3 非イオン界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキル
エーテル(C12〜C13 、エチレンオキサイド平均付加モル
数 10) *4 化合物A〜H:下記に示す化合物
【0048】
【化9】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 一般式(1)で表されるアミノポリ
    カルボン酸又はその塩及び(b) 一般式(2)で表される
    アミノポリカルボン酸及びその塩を重量比で(a)/(b)
    = 100/0.5 〜100 /10の割合で含有することを特徴と
    する洗浄剤組成物。 【化1】 〔式中、 R :水素原子、ヒドロキシル基5個までを置換してもよ
    いC1〜C22 の直鎖もしくは分岐のアルキル基もしくはア
    ルケニル基、 【化2】 R1:ヒドロキシル基5個までを置換してもよいC1〜C10
    の直鎖もしくは分岐のアルキレン基、又は、 【化3】 R5,R6:H 又はC1〜C2アルキル基 A :C2〜C4の 1,2−アルキレン基 n :0〜50 R2:C1〜C22 の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニ
    ル基 R3,R4:H 又はC1〜C22 の直鎖もしくは分岐のアルキル
    基もしくはアルケニル基 M :水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
    モニウム又は塩基性アミノ酸基 を示す。〕 【化4】 〔式(2)中、R 及びM は式(1)と同じ。〕
  2. 【請求項2】 一般式(1)及び(2)中のR が、ヒド
    ロキシ基1個までを置換してもよいC1〜C22 の直鎖又は
    分岐のアルキル又はアルケニル基並びに-R1-COOM(R1
    C1〜C3の直鎖又は分岐のアルキレン基を表す)から選ば
    れる基である請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 一般式(1)及び(2)中のR が、C
    H3 、CH2OH 、CH2COOM及びCH2CH2COOM(M は前記と同
    じ)から選ばれる基である請求項1又は2記載の洗浄剤
    組成物。
  4. 【請求項4】 (a)成分と(b) 成分の合計の含有量が
    0.5〜40重量%である請求項1〜3の何れか1項記載の
    洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 (a)成分と(b) 成分を合計で1〜30重量
    %含有し、更に界面活性剤5〜60重量%、並びに、(a)
    及び(b) 成分以外の洗剤ビルダー0〜94重量%を含有す
    る請求項1〜4の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
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