JPH11215559A - 無線通信端末装置及びそのアラーム設定方法 - Google Patents

無線通信端末装置及びそのアラーム設定方法

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JPH11215559A
JPH11215559A JP10011234A JP1123498A JPH11215559A JP H11215559 A JPH11215559 A JP H11215559A JP 10011234 A JP10011234 A JP 10011234A JP 1123498 A JP1123498 A JP 1123498A JP H11215559 A JPH11215559 A JP H11215559A
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communication terminal
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terminal device
alarm
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JP10011234A
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Yukitsugu Otani
幸嗣 大谷
Masahiko Kondo
正彦 近藤
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アラーム機能を有するPHSなどの無線通信端
末装置で、確実且つ正確にアラーム報知を行なう。 【解決手段】他の携帯通信端末装置(2a)から転送されて
きた複数の公衆基地局との公衆制御チャネル中の公衆基
地局認識情報を格納するRAM19と、格納した複数の公
衆基地局との公衆制御チャネル中の公衆基地局認識情報
を同時に取得可能か否かを監視して上記任意位置への到
達を判断し、スピーカ15でアラーム報知させる制御部17
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPHSなど
のように各種のアラーム機能を有する無線通信端末装置
及びそのアラーム設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりPHS(Personal H
andyphone System:簡易型コードレス
電話機)にあっては、種々のアラーム機能(音、振動、
光等で報知する)、例えば予め設定した時刻となるとア
ラーム報知を行なう時刻アラーム機能や、予め登録して
おいた特定の基地局エリア(位置)内に入るとアラーム
報知を行なう基地局(位置)アラーム機能などが提案さ
れ、適宜現行の機種に採用されている。
【0003】上記時刻アラーム機能は、予め登録してい
た時刻と内蔵しているタイマで計時している現在の時刻
との一致を常時監視し、両者が一致した時点でアラーム
報知を行なうようになるものである。
【0004】また、上記基地局アラーム機能は、PHS
が登録した特定の基地局の制御チャネルのCS−IDを
常時監視し、一致するCS−IDを得た時点で通知を行
なうようになるもので、この基地局アラーム機能を用い
れば、例えばPHSの使用者が最寄りの駅など予め登録
しておいた特定の基地局エリア内に入った時点で使用者
に目的地に到達したことを自動的に通知することができ
るなど、使い勝手をより向上することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな時刻アラーム機能あるいは基地局アラーム機能にあ
っては、当然のことながら事前にその端末機の使用者自
信がアラーム報知を行なう時刻あるいは位置を設定した
上で時刻アラーム機能あるいは基地局アラーム機能を起
動させておかなければならず、そのいずれか一方を忘れ
るとアラーム報知はなされない。
【0006】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、アラーム機能を有
するPHSなどの携帯通信端末装置で、相手端末からア
ラーム機能を設定できることが可能な無線通信端末装置
及びそのアラーム設定方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
他の通信端末装置から転送されてきた位置情報を登録す
る登録手段と、自無線通信端末装置の位置情報を検出す
る位置検出手段と、この位置検出手段により検出された
位置情報と登録手段で登録した位置情報との一致を比較
する比較手段と、この比較手段の比較結果に基づいて報
知する報知手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】このような構成とすれば、他の無線通信端
末装置を通じて位置の登録を行なうことができるため、
より広い行動範囲で位置アラーム機能を活用することが
できる。
【0009】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記比較手段は、上記登録手段で登録
した位置情報と上記検出手段で検出した位置情報の一致
率を比較結果として出力することを特徴とする。
【0010】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、より正確な位置情報に基づい
た報知を行なうことが可能となる。請求項3記載の発明
は、上記請求項1または2記載の発明において、上記位
置情報は、該位置での受信電界強度を含み、上記検出手
段は、位置情報と共に該位置での受信電界強度を検出
し、上記比較手段は、上記登録手段で登録した位置情報
及び該位置での受信電界強度と上記検出手段で検出した
位置情報及び該位置での受信電界強度とを比較すること
を特徴とする。
【0011】このような構成とすれば、上記請求項1ま
たは2記載の発明の作用に加えて、さらに正確な位置情
報に基づいた報知を行なうことが可能となる。請求項4
記載の発明は、他の通信端末装置から転送されてきた時
刻情報を登録する登録手段と、現在の時刻を計時する計
時手段と、上記登録手段で登録した時刻情報と上記計時
手段で計時している現在の時刻との一致を判断する監視
手段と、この監視手段の監視結果に応じてアラーム報知
を行なう報知手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】このような構成とすれば、他の無線通信端
末装置から時刻アラーム機能を設定することができるの
で、該端末装置の使用者本人が設定をし忘れた場合でも
確実にアラーム報知を行なうことが可能となる。
【0013】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の発明において、上記登録手段は、時刻情報と共に音声
メッセージ情報を登録し、上記報知手段は、アラーム報
知と共に上記登録手段に登録された音声メッセージ情報
を再生することを特徴とする。
【0014】このような構成とすれば、上記請求項4記
載の発明の作用に加えて、他の無線通信端末装置の使用
者の音声メッセージを用いた時刻アラーム機能を実現で
きるため、よりコミュニケーションを向上させることが
可能となる。
【0015】請求項6記載の発明は、所定位置の位置情
報を予め登録しておき、該位置情報を検出するとアラー
ム報知する無線通信端末装置のアラーム設定方法におい
て、他の通信端末装置から送られてきた位置情報を予め
登録しておくことを特徴とする。
【0016】このような方法とすれば、他の無線通信端
末装置を通じて位置の登録を行なわせることができるた
め、より広い行動範囲で位置アラーム機能を活用させる
ことができる。
【0017】請求項7記載の発明は、登録時刻になると
アラーム報知する無線通信端末装置のアラーム設定方法
において、他の通信端末装置から送信されてきた時刻情
報を登録時刻として登録することを特徴とする。
【0018】このような方法とすれば、端末装置の使用
者本人が設定をし忘れた場合でも確実にアラーム報知を
行なうことが可能となる。 (第1の実施の形態)以下本発明をサブアドレスによる
データ通信機能と基地局アラーム機能とを有するPHS
端末機に適用した場合の第1の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0019】本実施の形態では、自端末の位置情報を相
手端末に転送し、この位置情報に基づいて相手端末の基
地局アラーム機能を設定するものである。図1は2台の
PHS端末機の基地局に対する位置関係を例示するもの
で、1a〜1gはそれぞれ第1乃至第7の基地局であ
り、2a,2bがそれぞれデータ転送機能と特定の基地
局の通信エリア内に入った時点でアラーム報知を行なう
基地局アラーム機能とを有するPHS端末機(子機)で
ある。
【0020】ここでは、一方のPHS端末機2aの使用
者が第1の基地局1a、第2の基地局1b、及び第3の
基地局1cの通信エリアが重複した地点Eにおいて位置
情報の取得を行なった後に、取得した位置情報を第6の
基地局1fと第7の基地局1gの通信エリアが重複した
地点Aにいる他方のPHS端末機2bに転送し、これを
受けたPHS端末機2bの使用者が上記地点Aから出発
して図中の矢印Iに示すように進み、第2の基地局1b
と第4の基地局1dの通信エリアが重複した地点B、地
点C及び地点Dを経由して、上記地点Eにまで至るもの
とする。
【0021】ここで、位置情報は、各基地局1a〜1g
を識別するID情報(CS−IDあるいはエリア番号:
以下同様)であり、各基地局1a〜1gのID情報は、
例えば、図中に示す通りである。PHS端末機2bの基
地局アラーム機能は、PHS端末機2aから送られてき
て登録したCS−ID(位置情報)と現在引き込んでい
る基地局の1からの制御チャネル中のCS−IDと比較
することで目的の地点に到達したかどうかを判断して、
CS−IDが一致するとアラーム(バイブ、光等あるい
はこれらの組み合わせ)により報知するものである。
【0022】続く図2は上記PHS端末機2a,2bの
概略回路構成を示すもので、11はアンテナである。こ
のアンテナ11には送受信部12を接続している。この
送受信部12は周波数変換部とモデムで構成されるもの
で、周波数変換部の受信側では、アンテナ11から入力
された信号が送信/受信を振り分けるアンテナスイッチ
を介して入力され、PLLシンセサイザから出力される
所定周波数の局部発振信号と混合することにより、1.
9GHz帯から1MHz付近のIF信号に周波数変換す
る。
【0023】一方、送信側では、モデムから入力された
π/4シフトQPSKの変調波をPLLシンセサイザか
ら出力される所定周波数の局部発振信号と混合すること
により1.9GHz帯に周波数変換し、上記アンテナス
イッチを介してアンテナ11より輻射するようにしてい
る。
【0024】また、モデムの受信側では、周波数変換部
からのIF信号が復調されIQデータに分離され、デー
タ列になって通信制御部に転送するようにしている。一
方、送信側では、通信制御部13から転送されてきたデ
ータからIQデータを生成し、π/4シフトQPSKに
変調して周波数変換部に出力する。
【0025】そして、この送受信部12に、通信制御部
13、音声処理部14を順に接続し、この音声処理部1
4に受話側のスピーカ15及び送話側のマイクロフォン
16を接続している。
【0026】ここで、通信制御部13はフレーム同期及
びスロットのデータフォーマット処理を行なうもので、
受信側では、送受信部12のモデムから送られてくる受
信データから所定タイミングで1スロット分のデータを
取出し、このデータの中からユニークワード(同期信
号)を抽出してフレーム同期をとり、且つ制御データ部
と音声データ部または通信データ部のスクランブルなど
を解除した後、制御データ及び通信データ部は後述する
制御部17に送り、音声データは音声処理部14に転送
する。
【0027】一方、送信側では、音声処理部14から送
られてくる音声データまたは制御部17から送られてく
る通信データ部に制御データなどを付加し、スクランブ
ルなどをかけた後にユニークワードなどを付加して1ス
ロット分の送信データを作成し、所定タイミングでフレ
ーム内の所定スロットに挿入して送受信部12のモデム
に送出する。
【0028】音声処理部14は、スピーチコーディック
及びPCMコーディックにより構成され、このうちスピ
ーチコーディックは、デジタルデータの圧縮/伸長処理
を行なうもので、受信側では、通信制御部13から送ら
れてきたADPCM音声信号(4ビット×8KHz=3
2Kbps)をPCM音声信号(8ビット×8KHz=
64Kbps)に復号化することにより伸長してPCM
コーディックに出力する。一方、送信側では、PCMコ
ーディックから送られてきたPCM音声信号をADPC
M音声信号に符号化することにより圧縮して通信制御部
13に出力する。
【0029】また、PCMコーディックは、アナログ/
デジタル変換処理を行なうもので、受信側では、スピー
チコーディックから送られてくるPCM音声信号をD/
A変換してアナログ音声信号をスピーカ15に出力す
る。一方、送信側では、マイクロフォン16から入力さ
れたアナログ音声信号をA/D変換してPCM音声信号
をスピーチコーディックに出力する。
【0030】そして、これら送受信部12、通信制御部
13、及び音声処理部14には、制御部17を接続し、
この制御部17にROM18、RAM19、キー入力部
20、表示部21、及び入出力インタフェース(I/
F)22を接続している。
【0031】ここで制御部17は、所定のプロトコルに
基づいて装置全体を制御するもので、ROM18は通話
時及びデータ通信時を含む制御部17での制御動作プロ
グラムを固定記憶し、またRAM19は制御部17での
制御により取扱われる通信データを含むデータを一時記
憶する送信バッファ、受信バッファ、送信スロットバッ
ファ、受信スロットバッファ、各種カウンタ等を有する
ものである。このRAM19内に記憶しているデータ
は、電源スイッチの投入状態に関係なく常時電源バック
アップされるものとする。
【0032】キー入力部20は各機能を設定するための
キー操作信号を制御部17に入力するための電源スイッ
チ、ダイヤルキー、通話キー、「切」キー、基地局アラ
ーム機能設定キー、位置情報通知キー等を有するもので
あり、表示部21は例えばドットマトリクスタイプの液
晶表示パネルとその駆動回路で構成され、各種制御のた
めの入力データ及び結果、データ伝送状態するなどを表
示するものである。
【0033】次いで上記第1の実施の形態の動作につい
て説明する。図3は発呼側のPHS端末機2aの使用者
が上記図1の地点Eにおいて位置情報の取得を行なう際
のPHS端末機2a内の制御部17による処理内容を示
すものであり、その処理当初には、PHS端末機2bへ
位置情報を通知するための発呼を指示する位置情報通知
キー操作がなされるのを待機し(ステップA1)、該キ
ー操作がなされたと判断した時点で、次に制御チャネル
を監視する(ステップA2)。
【0034】そして、監視可能な基地局1があったか否
かを判断し(ステップA3)、監視可能な基地局1がな
かったと判断した場合には、位置情報の取込みを行なう
ことができないので、その旨を表示するべくROM18
に記憶されている文字データによるメッセージ“キチキ
ョクガミツカリマセン”を表示部21にて表示し(ステ
ップA8)、以上でこの一連の処理を終了して再び上記
ステップA1の処理に戻る。
【0035】また、上記ステップA3で監視可能な基地
局1があったと判断した場合は、その監視可能なすべて
の基地局1の制御チャネルから得られるCS−IDをR
AM19に記憶した上で(ステップA4)、監視可能な
基地局1を得ることができた旨を表示するべくROM1
8に記憶されている文字データによるメッセージ“イチ
ジョウホウヲキオクシマシタ”を表示部21にて表示す
る(ステップA5)。
【0036】その後、上記メッセージの表示に対応して
発呼先であるPHS端末機2bの電話番号の入力を完了
するのを待機し(ステップA6)、完了したと判断した
時点でPHS端末機2bに対する発呼処理を行なってR
AM19に記憶した位置情報と基地局アラーム機能の位
置情報として、該取得した位置情報の登録要求とを呼設
定メッセージの着サブアドレス(発サブアドレスあるい
はその他のユーザ情報を伝達できれば、他のメッセージ
を用いても良い)を用いて通知し(ステップA7)、以
上でこの一連の処理を終了して再び上記ステップA1の
処理に戻る。
【0037】ここで上記地点Eにおいては、上記図1に
示した如く第1の基地局1a、第2の基地局1b、及び
第3の基地局1cの通信エリアが重複しており、これら
基地局1a,1b,1cのCS−IDを取得することが
できる。
【0038】そのため上記ステップA4の発呼処理で
は、呼設定メッセージの着アドレスを図4に示すように
サブアドレス種別が位置情報の登録要求であることを示
す、例えば「010」として、以下に各基地局1a,1
b,1cのCS−IDを位置情報としてPHS端末機2
bへ送信することとなる。
【0039】図5はこのPHS端末機2aからの位置情
報を受けるPHS端末機2b側での着信処理の内容を示
すもので、その当初には着呼があるのを待機する(ステ
ップB1)。
【0040】そして、着呼があると判断した時点で、次
にリンクチャネルを確立して呼設定メッセージを待ち、
得た呼設定メッセージに着サブアドレスの情報要素があ
るか否かを判断し(ステップB2)、着サブアドレスが
あると判断すると、その着サブアドレスが上述した位置
情報の登録要求であるサブアドレス種別「010」であ
るか否かを判断する(ステップB3)。
【0041】ここで着サブアドレスが位置情報の登録要
求であると判断すると、上記地点Eにおける位置情報
(少なくとも1つのCS−ID)を得ることができた旨
を表示するべくROM18に記憶されている文字データ
によるメッセージ“イチジョウホウアリ”を表示部21
にて表示した後(ステップB4)、得た基地局1のCS
−ID(位置情報)を基地局アラーム機能の登録情報と
してRAM19に記憶する(ステップB5)。
【0042】その後、通常の着呼処理に移行し(ステッ
プB6)、通話が終了した時点で再び次の着呼を待機す
るべく上記ステップB1からの処理に戻る。なお、上記
ステップB2で呼設定メッセージに着サブアドレスの情
報要素がないと判断した場合、あるいはあると判断した
場合でも次のステップB3でその着サブアドレスが位置
情報の登録要求ではないと判断した場合には、上記ステ
ップB4,F5の処理は行なわずに直接ステップB6に
進んで通常の着呼処理を実行する。
【0043】なお、位置情報の登録の後、通常着呼処理
に移行するようにしたが、位置情報の登録処理のみにし
てもよい。このように地点Eにおいて監視可能な基地局
1のCS−IDをPHS端末機2aからの転送により記
憶したPHS端末機2bは、上記図1に示した如く地点
Aから出発して図中の矢印Iに示すように進み、地点
B、地点C及び地点Dを経由して地点Eにまで至るもの
とする。
【0044】図6は上記地点Aから地点Eに至る過程で
随時実施するPHS端末機2b内の制御部17による一
連の処理内容を示すものであり、その処理当初には、R
AM19に基地局アラーム機能に登録した位置情報があ
るか否かを判断する(ステップC1)。ここで登録した
位置情報がない場合には、基地局アラーム機能を実行で
きず、目的地への到達を判断することができないので、
その旨を表示するべくROM18に記憶されている文字
データによるメッセージ“イチジョウホウガトウロクサ
レテイマセン”を表示部21にて表示し(ステップC1
4)、以上でこの一連の処理を終了する。
【0045】また、上記ステップC1で登録した位置情
報があると判断した場合には、次いで制御部17内にあ
る監視タイマの計時値をクリアして「0」とした後に
(ステップC2)、キー入力部20の基地局アラーム機
能設定キー操作により、目的の地点に到達した時点でア
ラーム報知を行なう基地局アラーム機能が設定中である
ことを確認する(ステップC3)。
【0046】ここで、基地局アラーム機能を設定中でな
いと判断した場合には直ちにこの一連の処理を終了する
が、基地局アラーム機能が設定中であると判断した場合
には、続いて上記制御部17内の監視タイマが所定の経
時値を超えてタイムアツプしているか否か判断し(ステ
ップC4)、タイムアップしていなければ再び上記ステ
ップC3からの処理を繰返す。
【0047】こうしてステップC3,C4の処理を繰返
し実行し、該監視タイマがタイムアップした時点でステ
ップC4によりこれを判断し、その地点から基地局1の
制御チャネルをモニタする(ステップC5)。
【0048】そして、モニタにより得た基地局1の制御
チャネルのCS−IDにより、RAM19に記憶してい
る監視対象となる基地局1のCS−IDと一致するもの
が少なくとも1つあるか否かを判断する(ステップC
6)。
【0049】ここで、一致するものが少なくとも1つあ
ると判断した場合には、該監視タイマに次の制御チャネ
ルのモニタを行なうまでの時間間隔をより短くした値T
1を設定した上で(ステップC7)、位置情報の一致率
を「(一致したCS−IDの数)/(RAM19に記憶
しているCS−IDの数)」により算出設定する(ステ
ップC8)。
【0050】また、上記ステップC6でモニタにより得
た基地局1の制御チャネルのCS−IDのうち、RAM
19に記憶しているCS−IDと一致するものが1つも
ないと判断した場合には、該監視タイマに次の制御チャ
ネルのモニタを行なうまでの時間間隔をより長くした値
T2(T2>T1)を設定した上で(ステップC9)、
位置情報の一致率を固定値「0%」と設定する(ステッ
プC8)。
【0051】そして、上記ステップC8またはステップ
C10で設定した位置情報の一致率をもってROM18
に記憶されている文字データによるメッセージ“イチジ
ョウホウイッチリツ××%”を表示部21にて表示する
(ステップC11)。
【0052】その後、算出した位置情報の一致率が所定
のしきい値70%以上となったか否かにより目的の地点
に到達したか否かを判断し(ステップC12)、70%
に達していないと判断した場合には、再び上記ステップ
C3からの処理を繰返し実行する。
【0053】こうしてステップC3〜C12の処理を行
なう過程において、PHS端末機2bの使用者が上記地
点Aから地点Bに至る直前までは、位置登録した基地局
1のCS−IDと一致するCS−IDを取得することが
できず、表示部21で表示される位置情報の一致率は
「0%」となる。
【0054】その後、PHS端末機2bの使用者が地点
Bに到達すると、第2の基地局1bの通信エリアに入
り、RAM19に記憶している第1の基地局1a、第2
の基地局1b、及び第3の基地局1cの各CS−IDの
うち、第2の基地局1bのCS−IDを得てこれが記憶
しているものと判断されるので、表示部21で表示され
る位置情報の一致率は「33%」となる。
【0055】以後、PHS端末機2bの使用者が地点B
から地点Cに至る途中で第1の基地局1aの通信エリア
に入ると、RAM19に記憶している第1の基地局1
a、第2の基地局1b、及び第3の基地局1cの各CS
−IDのうち、第1の基地局1a、第2の基地局1bの
各CS−IDを得てこれらが共に記憶しているものと判
断されるので、表示部21で表示される位置情報の一致
率は「67%」となる。
【0056】この場合、位置情報の一致率「67%」は
上記しきい値「70%」未満であるので、上記ステップ
C12から再度上記ステップC3に戻る。そして、PH
S端末機2の使用者が地点Dあるいは地点Eに至ると、
RAM19に記憶している第1の基地局1a、第2の基
地局1b、及び第3の基地局1cの各CS−IDのすべ
てが、取得した基地局1の各CS−IDと一致している
ものと判断されるので、表示部21で表示される位置情
報の一致率は「100%」となる。
【0057】すると、この一致率「100%」が上記し
きい値「70%」以上であるものとしてステップC12
でこれを判断し、ROM18に記憶されている文字デー
タによるメッセージ“イチジョウホウイッチ!!”を表
示部21にて表示すると共に(ステップC12)、所定
の基地局アラーム機能に基づくアラーム報知を行ない、
以上でこの一連の処理を終了する。
【0058】このように、自機以外の他の端末機から転
送されてきた位置情報を登録しておき、その目的の地点
に到達したか否かを判断するようにしたため、事前にそ
の目的の地点での登録を行なう必要がなく、より広い行
動範囲で基地局アラーム機能を活用することを可能とし
ながら、位置情報に基づいた通知を行なうことが可能と
なる。
【0059】なお、他の端末機での操作により、該他の
端末機で取得した位置情報を転送してもらうことにより
自己の端末機に登録設定するようにしたが、自己の端末
機から位置情報の転送要求を出して、送られてきた位置
情報を基地局アラームとして登録しても良い。
【0060】これは、PHS端末機2bからPHS端末
機2aに対して位置情報転送要求を呼設定メッセージの
サブアドレス等を使用して送信する。PHS端末機2a
は、この位置情報転送要求を受信すると図3のフローチ
ャートを実行する。以下、上記第1実施の形態と同様で
ある。
【0061】これにより、相手から位置情報を送っても
らうとき、自分から位置情報の要求をすることができ
る。また、上記第1の実施の形態にあっては、基地局ア
ラーム機能で登録した複数の基地局1,1,‥‥のCS
−IDとその場所で得られる制御チャネル中のCS−I
Dと比較して一致した数により一致率を算出するように
していたが、単に一致した数から判断するのではなく、
個々の受信強度も考慮するものとすれば、より正確な位
置情報に基づいた通知を行なうことが可能となる。すな
わち、図1の地点Dと地点Eの区別が可能となる。
【0062】以下、そのように複数の公衆基地局1,
1,‥‥との公衆制御チャネル中のCS−IDを個々の
受信強度も考慮して一致を判断するような第1の実施の
形態の他の変形例について説明する。なお、上記第1の
実施の形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略
する。
【0063】上記図1に示されるように、PHS端末機
2aの使用者が第1の基地局1a、第2の基地局1b、
及び第3の基地局1cの通信エリアが重複した地点Eに
おいて受信強度も含む位置情報の取得を行なった後に、
PHS端末機2bに位置情報を転送して、PHS端末機
2bでこの転送されてきた位置情報を基地局アラーム機
能の位置情報として登録する。
【0064】転送された位置情報を登録したPHS端末
機2bが、第6の基地局1fと第7の基地局1gの通信
エリアが重複した地点Aから出発して図中の矢印Iに示
すように進み、第2の基地局1bと第4の基地局1dの
通信エリアが重複した地点B、第1の基地局1aと第2
の基地局1bの通信エリアが重複した地点C、及び第1
の基地局1a、第2の基地局1b、及び第3の基地局1
cの通信エリアが重複した地点Dを順に経由して、同じ
く第1の公衆基地局1a、第2の公衆基地局1b、及び
第3の公衆基地局1cの通信エリアが重複した地点Eに
まで至るものとする。なお、図7は、各地点での受信強
度(受信レベル)を表したものである。
【0065】各基地局1a〜1gの制御チャンネル中の
ID情報(CS−ID)はそれぞれ図示する通りであ
り、PHS端末機2は交信可能な基地局1に対して相手
から登録された位置情報(CS−IDと受信強度)を比
較することで目的地に到達したかどうかを判断するよう
になるものである。
【0066】次いで上記第1の実施の形態の変形例の動
作について説明する。上記PHS端末機2aの使用者が
上記図1の地点Eにおいて位置情報の取得を行なう際、
図3に示すように制御部17は、ステップA1〜A3を
順次実行し、このステップA3で監視可能な基地局1が
あったと判断した場合は、その監視可能な基地局1の制
御チャネルから得られるCS−IDを受信強度の情報と
共にRAM19に記憶した上で(ステップA4括弧書
き)、以後ステップA5〜A6を順次実行する。すなわ
ち、監視可能な公衆基地局1を得ることができた旨を表
示するべくROM18に記憶されている文字データによ
るメッセージ“イチジョウホウヲキオクシマシタ”を表
示部21にて表示し(ステップA5)、位置情報を送信
する相手端末機の相手番号を入力されたか監視し(ステ
ップA6)、相手端末番号が入力されると呼び設定メッ
セージの着サブアドレスに位置情報(受信強度を含むC
S−ID:図4の括弧書き参照)を挿入し、相手端末機
に発呼する(ステップA7)。以上でこの一連の処理を
終了して再び上記ステップA1の処理に戻る。
【0067】ここで上記地点Eにおいては、上記図1に
示した如く第1の基地局1a、第2の基地局1b、及び
第3の基地局1cの通信エリアが重複しており、図7
(e)に示すように、これら各基地局1のCS−IDと
受信強度とを取得することができるので、上記ステップ
A4で位置情報であるこれら各基地局1のCS−IDと
受信強度の情報とを記憶し、ステップA7でこの位置情
報を相手端末に送信する。
【0068】PHS端末機2bでは、着呼すると、ステ
ップB1〜B4を順次実行し、位置情報(基地局ID+
受信強度(図5では受信レベル))を基地局アラーム機
能の位置情報としてRAM19に記憶する(ステップB
5の括弧書き)。そして、ステップB6の通常の着呼処
理を実行する。
【0069】このように地点Eにおいて、PHS端末機
2aが、取得した基地局1のCS−ID及び受信強度
を、相手端末機であるPHS端末機2bに基地局アラー
ムの位置情報として登録させておいた上で、PHS端末
機2bは、図1に示した如く地点Aから出発して図中の
矢印Iに示すように進み、地点B,C,Dを順に経由し
て地点Eにまで至るものとする。
【0070】図8は、PHS端末機2bが、上記地点A
から地点Eに至る過程で随時実施する制御部17による
一連の処理内容を示すものであり、その処理当初には、
RAM19に登録した位置情報(基地局ID+受信強度
情報)があるか否かを判断する(ステップF1)。ここ
で登録した位置情報がない場合には、目的地への到達を
判断することができないので、その旨を表示するべくR
OM18に記憶されている文字データによるメッセージ
“イチジョウホウガトウロクサレテイマセン”を表示部
21にて表示し(ステップF11)、以上でこの一連の
処理を終了する。
【0071】また、上記ステップF1で登録した位置情
報があると判断した場合には、次いで制御部17内にあ
る監視タイマの計時値をクリアして「0」とした後に
(ステップF2)、目的の地点に到達した時点でアラー
ム報知を行なう基地局アラーム機能が設定中であること
を確認する(ステップF3)。
【0072】ここで、基地局アラーム機能を設定中でな
いと判断した場合には直ちにこの一連の処理を終了する
が、基地局アラーム機能が設定中であると判断した場合
には、続いて上記制御部17内の監視タイマが所定の経
時値を超えてタイムアツプしているか否か判断し(ステ
ップF4)、タイムアップしていなければ再び上記ステ
ップF3からの処理を繰返す。
【0073】こうしてステップF3,F4の処理を繰返
し実行し、該監視タイマがタイムアップした時点でステ
ップF4によりこれを判断し、その地点から基地局1の
制御チャネルをモニタする(ステップF5)。
【0074】そして、モニタにより得た基地局1の制御
チャネルのCS−IDにより、RAM19に記憶してい
る監視対象となる基地局1のCS−IDと一致するもの
が少なくとも1つあるか否かを判断する(ステップF
6)。
【0075】ここで、一致するものが少なくとも1つあ
ると判断した場合には、該監視タイマに次の制御チャネ
ルのモニタを行なうまでの時間間隔をより短くした値T
1を設定した上で(ステップF7)、RAM19に記憶
している監視対象となる基地局1のCS−IDと受信強
度の情報とがすべて一致しているか否かにより目的の地
点に到達したか否かを判断し(ステップF8)、すべて
は一致しておらず、まだ目的の地点に到達していないと
判断した場合には、再び上記ステップF3からの処理を
繰返し実行する。
【0076】また、上記ステップF6でモニタにより得
た基地局1の制御チャネルのCS−IDのうち、RAM
19に記憶しているCS−IDと一致するものが1つも
ないと判断した場合には、該監視タイマに次の制御チャ
ネルのモニタを行なうまでの時間間隔をより長くした値
T2(T2>T1)を設定した上で(ステップF9)、
再び上記ステップF3からの処理を繰返し実行する。
【0077】こうしてステップF3〜F9の処理を行な
う過程において、PHS端末機2の使用者が上記地点A
から地点B,Cを経て地点Dに至る時点までは、図7
(a)〜(d)に各地点での監視可能な基地局1との制
御チャネル中のCS−IDと受信強度とを示す如く、R
AM19に記憶している同情報とすべてが一致すること
はない。
【0078】特に地点Dの近傍においては、図7(d)
に示す如く(e)の地点Eと得られるCS−IDは全く
同一であるものの、それぞれの受信強度の組合わせは異
なるので、目的の地点にかなり近付いてはいるものの、
いまだ到達はしていないものとして判断される。なお、
この時(CS−IDは全く同一だが受信強度が異なる
時)に、もうすぐ目的地点であることを報知するように
してもよい。
【0079】そして、PHS端末機2bの使用者が目的
の地点Eに到達すると、ステップF8で監視可能な基地
局1と受信強度とがRAM19に記憶している同情報と
すべて一致すると判断し、ROM18に記憶されている
文字データによるメッセージ“イチジョウホウイッチ!
!”を表示部21にて表示すると共に(ステップF1
0)、所定の基地局アラーム機能に基づくアラーム報知
を行ない、以上でこの一連の処理を終了する。
【0080】このように、目的の地点で制御チャネル中
のCS−IDを取得可能な複数の基地局1,1,‥‥を
その受信強度の情報と共に登録しておき、その場所で取
得可能な複数の基地局1,1,‥‥との制御チャネル中
のCS−ID及び受信強度の情報を登録した内容と比較
してそのすべてが一致したか否かにより目的の地点に到
達したか否かを判断するようにしたため、きわめて正確
な位置情報に基づいた通知を行なうことが可能となる。
【0081】なお、上記第1の実施の形態にあっては、
PHS端末機2bがPHS端末機2aから転送されてき
た複数の基地局1a,1b,1cのCS−IDにより一
致率を算出するようにしていたが、単に一致した数から
判断するのではなく、上記第1の実施の形態の他の変形
例でも示した如く、個々の受信強度も考慮するものとす
れば、より正確な位置情報に基づいた通知を行なうこと
が可能となる。
【0082】このように、位置情報として監視可能な基
地局1のCS−IDのみならず個々の受信強度も考慮す
ることで、より正確な位置情報に基づいた通知を行なう
ことが可能となる。
【0083】なお、位置情報は、基地局ID(CS−I
D)としたが、これに限定されるものではなく、GPS
(Global Positioning Syste
m)等により位置を検出しても良い。但し、変形例に記
載した受信強度は、基地局IDを必要とするので、位置
情報は、基地局ID+受信強度+GPS等の位置情報と
なる。
【0084】また、位置情報を登録する前に、パスワー
ド等を入力させるようにして、認証を行うようにしても
良い。 (第2の実施の形態)以下本発明をサブアドレスによる
データ通信機能と時刻アラーム機能とを有するPHS端
末機に適用した場合の第2の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0085】なお、PHS端末機の概略回路構成につい
ては上記図2に示したものとほぼ同様であるものとし
て、以下の文中では同一部分に同一符号を使用し、その
図示及び説明は省略する。
【0086】次いで上記第2の実施の形態の動作につい
て説明する。 図9は他のPHS端末機2aからの着信
を受けて時刻アラーム機能によるアラーム時刻を設定す
る受け手側のPHS端末機2bでの処理内容を示すもの
で、その処理当初には他のPHS端末機2aからの着信
を待機する(ステップG1)。
【0087】なお、PHS端末機2aからの呼設定メッ
セージのサブアドレス領域には、時刻アラーム機能設定
要求及びパスワードが設定されている。このパスワード
は、このPHS端末機2bに対してアラーム時刻を設定
しようとするPHS端末機2aに対して、予め着信側の
PHS端末機2bのアラーム時刻の設定モードにログイ
ンするためのパスワードを教えておき、そのパスワード
をサブアドレスに設定することにより、第三者による勝
手な登録を防ぐものである。
【0088】PHS端末機2bでは、上記ステップG1
で着信ありと判断すると、着信処理を開始し、サブアド
レスに時刻アラーム機能設定要求が含まれているか否か
を判断する(ステップG2)。そして、サブアドレスに
時刻アラーム機能設定要求が含まれていると、該要求に
続くパスワードを取得し、取得したパスワードが予め設
定しておいたアラーム時刻の設定モードにログインする
ためのパスワードと一致するか否か比較判断する(ステ
ップG3)。
【0089】ここで、2つのパスワードが一致すると判
断した場合にはアラーム時刻の設定モードに移行し、当
該モードに移行したことを表示部21で表示すると共に
(ステップG4)、発呼側のPHS端末機2aに対して
アラーム時刻の設定モードに移行した旨を音声あるいは
文字コードによるメッセージとして送信する。これは、
ファシリティメッセージ等を使用して上記メッセージを
送信する。
【0090】このメッセージに対応して発呼側のPHS
端末機2aの使用者、アラーム時刻をダイヤルキーを操
作することにより入力し、続けてアラームメッセージと
して音声を入力すると、ファシリティメッセージ等を使
用して時刻データ及び音声データがPHS端末機2aに
転送されるPHS端末機2bでは、PHS端末機2aか
ら送られてくるアラーム時刻を保持設定した後(ステッ
プG5)、続けて送られてくる音声データをRAM19
の予め設定された領域に記憶設定する(ステップG
6)。
【0091】その後、PHS端末機2aに対して設定し
たアラーム時刻とアラーム音となる音声とを返送した上
で登録内容の確認要求を送信し、PHS端末機2aから
確認の信号が送られてきた時点でこの処理を終了して上
記ステップG1からの処理に戻る。
【0092】なお、上記ステップG2でサブアドレスが
アラーム機能設定要求でないと判断した場合及び上記ス
テップG3でPHS端末機2aから取得したパスワード
が予め設定しておいたアラーム時刻の設定モードにログ
インするためのパスワードと一致しないと判断した場合
には、例えば他の制御要求あるいはデータ通信機能を利
用した電子メイルなど、機能サブアドレスがパスワード
としてのものではないと判断し、サブアドレスのデータ
をそのまま表示部21にて表示した後(ステップG
7)、その他の制御要求等に基づいた通常の通話処理に
移行し(ステップG8)、通話が終了した時点でこの処
理を終了して上記ステップG1からの処理に戻る。
【0093】このように、自機以外の他の端末機から転
送されてきたアラーム時刻を設定しておき、その時刻と
なった時点で、アラーム時刻の設定を行なった他の端末
機の使用者の音声を活用したアラーム報知を行なうこと
ができる。そのため、端末機の使用者本人がアラーム時
刻の設定を忘れてしまった場合でも、確実にアラーム報
知を行なうことが可能となり、且つアラーム時刻の設定
を行なってくれた他の端末機の使用者を認識することが
できる。
【0094】なお、上記第1及び第2の実施の形態にあ
っては、いずれもPHS端末機に適用した場合について
例示したが、本発明はこれに限るものではなく、データ
通信を行なうことが可能な携帯通信端末装置であれば、
例えばデジタル携帯電話機等であってもよい。
【0095】また、上記第1及び第2の実施の形態にあ
っては、呼設定のサブアドレス等を使用して、他の端末
機の基地局アラームの設定あるいは時刻アラームの設定
を行ったが(サブアドレス等を使用することにより課金
されない)、これに限定されるものではなく、例えば、
通話に入ってからあるいは通信路を確立してから上記設
定を行うようにしても良い(通話路を確立するので通話
料金が課金される)。
【0096】さらに、上記第2の実施の形態にあって
は、無線通信端末に限定されず、有線回線に接続された
通信端末でも良い。その他、本発明はその要旨を逸脱し
ない範囲内で種々変形して実施することが可能であるも
のとする。
【0097】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、他の無線
通信端末装置を通じて位置の登録を行なうことができる
ため、より広い行動範囲で位置アラーム機能を活用する
ことができる。
【0098】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、より正確な位置情報に基
づいた報知を行なうことが可能となる。請求項3記載の
発明によれば、上記請求項1または2記載の発明の効果
に加えて、さらに正確な位置情報に基づいた報知を行な
うことが可能となる。
【0099】請求項4記載の発明によれば、他の無線通
信端末装置から時刻アラーム機能を設定することができ
るので、該端末装置の使用者本人が設定をし忘れた場合
でも確実にアラーム報知を行なうことが可能となる。
【0100】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
4記載の発明の効果に加えて、他の無線通信端末装置の
使用者の音声メッセージを用いた時刻アラーム機能を実
現できるため、よりコミュニケーションを向上させるこ
とが可能となる。
【0101】請求項6記載の発明によれば、他の無線通
信端末装置を通じて位置の登録を行なわせることができ
るため、より広い行動範囲で位置アラーム機能を活用さ
せることができる。請求項7記載の発明によれば、端末
装置の使用者本人が設定をし忘れた場合でも確実にアラ
ーム報知を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る全体構成を示
す図。
【図2】同実施の形態に係るPHS端末機の概略回路構
成を示すブロック図。
【図3】同実施の形態に係る動作の処理内容を示すフロ
ーチャート。
【図4】同実施の形態に係る転送される位置情報のフォ
ーマットを例示する図。
【図5】同実施の形態に係る動作の処理内容を示すフロ
ーチャート。
【図6】同実施の形態に係る動作の処理内容を示すフロ
ーチャート。
【図7】同実施の形態に係る図1 の各地点の基地局ID
及び受信強度の一例を示す図
【図8】同実施の形態の変形例に係る動作の処理内容を
示すフローチャート。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る動作の処理内
容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1a〜1f…公衆基地局 2,2a,2b…PHS端末機 11…アンテナ 12…送受信部 13…通信制御部 14…音声処理部 15…スピーカ 16…マイクロフォン 17…制御部 18…ROM 19…RAM 20…キー入力部 21…表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 7/26 109T H04Q 7/04 C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の通信端末装置から転送されてきた位
    置情報を登録する登録手段と、 自無線通信端末装置の位置情報を検出する位置検出手段
    と、 この位置検出手段により検出された位置情報と登録手段
    で登録した位置情報との一致を比較する比較手段と、 この比較手段の比較結果に基づいて報知する報知手段と
    を具備したことを特徴とする無線通信端末装置。
  2. 【請求項2】 上記比較手段は、上記登録手段で登録し
    た位置情報と上記検出手段で検出した位置情報の一致率
    を比較結果として出力することを特徴とする請求項1記
    載の無線通信端末装置。
  3. 【請求項3】 上記位置情報は、該位置での受信電界強
    度を含み、 上記検出手段は、位置情報と共に該位置での受信電界強
    度を検出し、 上記比較手段は、上記登録手段で登録した位置情報及び
    該位置での受信電界強度と上記検出手段で検出した位置
    情報及び該位置での受信電界強度とを比較することを特
    徴とする請求項1または2記載の無線通信端末装置。
  4. 【請求項4】 他の通信端末装置から転送されてきた時
    刻情報を登録する登録手段と、 現在の時刻を計時する計時手段と、 上記登録手段で登録した時刻情報と上記計時手段で計時
    している現在の時刻との一致を判断する監視手段と、 この監視手段の監視結果に応じてアラーム報知を行なう
    報知手段とを具備したことを特徴とする無線通信端末装
    置。
  5. 【請求項5】 上記登録手段は、時刻情報と共に音声メ
    ッセージ情報を登録し、 上記報知手段は、アラーム報知と共に上記登録手段に登
    録された音声メッセージ情報を再生することを特徴とす
    る請求項4記載の無線通信端末装置。
  6. 【請求項6】 所定位置の位置情報を予め登録してお
    き、該位置情報を検出するとアラーム報知する無線通信
    端末装置のアラーム設定方法において、 他の通信端末装置から送られてきた位置情報を予め登録
    しておくことを特徴とする無線通信端末装置のアラーム
    設定方法。
  7. 【請求項7】 登録時刻になるとアラーム報知する無線
    通信端末装置のアラーム設定方法において、 他の通信端末装置から送信されてきた時刻情報を登録時
    刻として登録することを特徴とする無線通信端末装置の
    アラーム設定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012151543A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Sony Corp 位置推定装置、位置推定方法、プログラム、および位置推定システム
JP2020195073A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 三菱電機株式会社 車両用認証装置および車両用認証システム、並びに車両用認証方法

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