JPH11215062A - 光空間通信装置 - Google Patents

光空間通信装置

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JPH11215062A
JPH11215062A JP10316832A JP31683298A JPH11215062A JP H11215062 A JPH11215062 A JP H11215062A JP 10316832 A JP10316832 A JP 10316832A JP 31683298 A JP31683298 A JP 31683298A JP H11215062 A JPH11215062 A JP H11215062A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイロット信号を使用することなく背景光の
影響を取り除くことかできる。 【解決手段】 信号D2の(a) に相当するラインの信号は
背景光が殆ど同じで、信号光のない(b) のようになって
いる。(a) の信号と(b) の信号を取り込んだ時間の差は
僅かなので、その間の背景光の変化は殆どない。この両
者を減算することにより、背景光成分が無くなり信号光
だけが抽出され、(c) に示す信号となり、信号D3として
トラッキング制御回路52へ出力され、トラッキング制
御回路52は信号D3のピークの位置を調べて信号光スポ
ットの位置検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信信号により変
調した光信号をビーム状にして大気中を伝搬し、離れた
2地点間で通信を行う光空間通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に光信号を利用した通信は、高速で
大容量の情報の伝達が可能であり、特に伝送路を自由空
間とする光空間通信は、光ファイバ等の有線通信に比べ
て可搬性に富み、簡便に通信路を開設することができる
という利点がある。従来の通信装置では、光空間通信の
信頼性を向上するために、光信号が装置から外れないよ
うに、光ビームの出射方向の角度補正を行う自動追尾
(オートトラッキング)が行われている。
【0003】図4は従来例のトラッキング機能を有する
光空間通信装置の構成図を示し、相手側装置と対向する
位置に送受信用のレンズ1が配置され、レンズ1の背後
の光路上にはレンズ2、可動ミラー3が配置されてい
る。可動ミラー3の入射方向には、偏光ビームスプリッ
タ4、レンズ5、半導体レーザー光源等から成る発光素
子6が配列されている。偏光ビームスプリッタ4の反射
方向には、光束分割ミラー7、レンズ8、位置検出素子
9が配列され、光束分割ミラー7の反射方向には、レン
ズ10、光学素子11が配列されている。
【0004】発光素子6には合波器12の出力が接続さ
れており、送信信号入力端子13の出力が増幅器14を
介して合波器12に接続され、また合波器には発振器1
5の出力が接続されている。更に、受光素子11の出力
は増幅器16を介して受信信号出力端子17に接続され
ている。
【0005】位置検出素子9の出力はトラッキング制御
回路18に接続され、トラッキング制御回路18の出力
は、可動ミラー3の角度を変更する2個のアクチュエー
タ19、20を介して可動ミラー3に接続されている。
また、検者が視覚により確認するための視準スコープ2
1が、可動ミラー3の光軸とほぼ平行に設けられてい
る。
【0006】送信時には、送信信号を送信信号入力端子
13から入力すると、増幅器14により増幅され、更に
発振器15からの信号が合波器12で合波された後に、
発光素子6に出力される。発光素子6は発振光を入力信
号に従って強度変調し光信号に変換する。発光素子6か
らの光束はレンズ5を経て偏光ビームスプリッタ4に至
り、この光束は紙面と平行に偏光しているので、そのま
ま偏光ビームスプリッタ4を透過し、可動ミラー3で左
方に反射され、レンズ2、1を経て相手側装置の方向に
出射される。
【0007】受信時には、相手側装置からの光ビームは
左方からレンズ1に入射し、レンズ3を通り可動ミラー
3で下方に反射され、偏光ビームスプリッタ4に至る。
この光束は紙面と垂直に偏光しているので、偏光ビーム
スプリッタ4の貼り合わせ面で右方に反射され、光束分
割ミラー7において2方向に分割される。光束分割ミラ
ー7で反射された光束は、レンズ10通って受光素子1
1で受信されて電気信号に変換された後に、増幅器16
で適当なレベルに増幅され、受信信号出力端子17から
出力される。
【0008】他方、光束分割ミラー7を透過した光束は
レンズ8により集光し、スポット像Sとして位置検出素
子9で受光される。位置検出素子9ではスポット像Sの
位置を求め、位置信号としてトラッキング制御回路18
に出力する。トラッキング制御回路18はこの位置信号
に基づいて、相手側装置からの光ビームが自装置の光路
となす角度を算出し、アクチュエータ19、20の駆動
信号を作成する。アクチュエータ19、20は可動ミラ
ー3の角度を調節して、スポット像Sが位置検出素子9
の中心で受光されるようにする。
【0009】これに伴って、発光素子6の位置も調節さ
れることになるために、出射ビームと入射ビームの光路
は一致して、光ビームは相手側装置に向けて正確に出射
される。通信時に装置が傾いたりして受信光の光路がず
れ、位置検出素子9のスポット像Sの位置が中心からず
れると、直ちに可動ミラー3が移動し、スポット像Sを
位置検出素子9の中心で受光するように、光ビームの入
射の光路が逐次に修正されて、入射してくる光ビームが
装置から外れないようにしている。
【0010】ここで、位置検出素子9は相手側装置の周
囲の背景光の影響により、背景光の強い方向に位置検出
信号が引き寄せられて誤差を生ずることを防ぐために、
特定の周波数の交流パイロット信号のみを選択して検出
する。このパイロット信号は発振器15から発生し、合
波器12で送信信号に合波されて相手側装置に送られ
る。
【0011】図5は4つに分割された位置検出素子9の
正面図を示し、分割された4つ光検出素子9a〜9dの
それぞれの出力を比較することによって、スポット像S
の位置を求める。また、図6は二次元光位置検出素子9
eを示し、この位置検出素子9e上のスポット像Sの上
下方向の位置は、増幅器22の+入力端子と−入力端子
の入力電圧の差で検出し、また左右方向の位置は増幅器
23の+入力端子と−入力端子の入力電圧の差で検出す
る。図5、図6の何れの場合においても、位置検出素子
9a〜9eにはスポット像S以外に背景光が入射するの
で、パイロット信号の周波数成分以外は後段のフィルタ
や周波数選択性増幅器等の電気回路で除去されて検出さ
れることはない。
【0012】上述のトラッキング機能は、相手側装置か
らの光ビームが受信可能なレベルで到達し、かつ位置検
出素子9の一部にスポット像Sが受光されていないと作
動しない。このために、装置設置時における初期調節で
は、操作者は可動ミラー3を中点付近の初期位置で固定
し、視準スコープ21により相手側装置を観察しなが
ら、手動で装置の方向調節を行っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述従来
例の光空間通信装置では、背景光の影響を除くためにパ
イロット信号を使用しているので、次のような問題点が
ある。
【0014】(1) パイロット信号の発振器15及び合波
器12を必要とし、また受信側ではパイロット信号のみ
を抽出する回路が必要となるために、コスト高になる。
【0015】(2) パイロット信号を送信信号に重畳する
ので、発光素子6、受光素子11、増幅器16等の非直
線性のために、相互変調等の信号の干渉が生じて、信号
品質が劣化する。
【0016】(3) パイロット信号と送信信号の周波数帯
域が重ならないようにするために、送信信号の周波数帯
域が制限される。更に、位置検出素子9は通常では受光
面積が小さいので、受信光を正しく入射するために、視
準スコープ21により観察しながらの初期調節が必要と
なる。また、視準スコープ21と位置検出素子9の位置
関係を精密に調節しなければならないので、視準スコー
プ21の実装と調節のためのコストが掛かる。
【0017】本発明の目的は、上述の問題点を解決し、
パイロット信号を使用することなく背景光の影響を取り
除くことができる光空間通信装置を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る光空間通信装置は、離れた2地点間に対
向設置して自由空間中に光信号を伝送して通信を行う光
空間通信装置であって、相手側装置の発光素子から発す
る光を選択して遮断し、該遮断した光以外の周囲の背景
光の内、少なくとも可視波長域の光を透過する信号選択
手段と、自装置の相手側装置に対する角度を検出する角
度検出手段と、前記信号選択手段が相手側装置の光を遮
断したときと遮断していないときの前記角度検出手段の
出力信号を比較し、該両出力信号間の差に相当する信号
を出力する信号出力手段とを有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜5に図示の実施例
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の光空間通信
装置の第1の実施例の構成図を示し、相手側装置と対向
する位置に送受信用のレンズ30が配置され、このレン
ズ30の背後の光路上にはレンズ31、可動ミラー32
が配置されている。可動ミラー32の入射方向の光路上
には、信号光のような赤外波長域の光束に対しては紙面
に平行な偏波面成分を透過し、紙面に垂直な偏波面成分
をその組み合わせ面で反射する偏光ビームスプリッタ3
3、レンズ34、赤外波長域の光束を発生する半導体レ
ーザー等の発光素子35が配列され、発光素子35に
は、送信信号入力端子36の出力が増幅器37を介して
接続されている。
【0020】偏光ビームスプリッタ33の反射方向には
光束分割ミラー38が配置され、光束分割ミラー38の
反射方向の光路上には、レンズ39、アバランシェフォ
トダイオード又はPINダイオード等の受光素子40が
配置されており、受光素子40の出力は、増幅器41を
介して受信信号出力端子42に接続されている。
【0021】光束分割ミラー38の透過方向の光路上に
は、液晶板43、紙面に垂直方向の偏光を透過する偏光
板44、レンズ45、位置検出素子と視準用ファインダ
を兼用するCCD撮像素子46が順次に配列され、この
CCD撮像素子46には液晶制御手段47の出力が接続
されている。なお、液晶板43と偏光板44は、レンズ
45とCCD撮像素子46の間に配置してもよい。
【0022】CCD撮像素子46の出力は、CCD制御
回路48、A/D変換器49、画像メモリ50、減算器
51、トラッキング制御回路52に順次に接続されてお
り、CCD制御回路48の出力はファインダモニタ端子
53に接続され、A/D変換器49の出力は直接減算器
51に接続されている。そして、トラッキング制御回路
52の出力は2個のアクチュエータ54、55を介して
可動ミラー32に接続されており、また液晶制御手段4
7、画像メモリ50に接続されている。
【0023】送信時には、送信信号を送信信号入力端子
36から入力すると、送信信号は増幅器37で増幅され
発光素子35に出力される。発光素子35において光信
号に変換された送信信号は、レンズ34を経て偏光ビー
ムスプリッタ33に至り、この光束は紙面と平行に偏光
しているので、そのまま偏光ビームスプリッタ33を透
過し、可動ミラー32で左方に反射され、レンズ31、
30を経て相手側装置の方向に出射される。
【0024】受信時には、相手側装置からの光ビームは
左方からのレンズ30に入射し、レンズ31を通って可
動ミラー32で下方に反射され、偏光ビームスプリッタ
33に至る。この光束は紙面と垂直に偏光しているの
で、偏光ビームスプリッタ33の貼り合わせ面で右方に
反射され、光束分割ミラー38において2方向に分割さ
れる。光束分割ミラー38で反射された光束は、レンズ
39を通って受光素子40で受信され、電気信号に変換
された後に増幅器41で適当なレベルに増幅され、受信
信号出力端子42から出力される。
【0025】他方、光束分割ミラー38を透過した光束
は紙面に垂直に偏光しているので、トラッキング制御回
路52からのタイミング信号Tにより、液晶板43に電
圧が印加されていない状態では、液晶板43と偏光板4
4を殆ど減衰なしに透過し、レンズ45を通過し、CC
D撮像素子46に入射する。また、背景光も同じ光路を
通ってCCD撮像素子46に入射するが、偏光ビームス
プリッタ33は、背景光のような可視波長域の光束に対
しては単なるビームスプリッタとして働くため、背景光
は全ての偏光成分を含んでいるので、偏光板44を透過
する際に強度が1/2に減衰する。CCD撮像素子46
に入射した受信信号光と背景光は、CCD制御回路48
で映像信号となり、更にA/D変換器49でデジタル信
号に変換され、画像メモリ50に1フィールド又は1フ
レームの映像情報が書き込まれる。この書き込まれた画
像情報の中央部付近の1ライン分を時間軸で見ると、例
えば図2(a) のようになっている。なお、中央部のピー
クは受信信号光である。
【0026】次に、液晶板43に電圧が印加されると、
液晶板43が旋光性を持ち、透過する光の偏光方向が9
0度回転する。その結果、受信信号光の大部分は偏光板
44を透過しなくなり、それに対して背景光は1/2に
減衰するだけで、液晶板43に電圧を印加する前と強度
の変化はない。従って、CCD撮像素子46には背景光
だけが入射し、その画像信号はCCD制御回路48、A
/D変換器49を経て信号D2として減算器51に送られ
る。一方、画像メモリ50に書き込まれている画像信号
は、同じタイミングで読み出されて信号D1として減算器
51に送られる。減算器51はロジック回路によるハー
ド又はCPUによるソフトにより、信号D2と信号D1を減
算して結果を出力する。
【0027】信号D2の図2(a) に相当するラインの信号
は背景光と信号光とを含み、図2(b) に相当するライン
の信号は背景光が殆ど同じで信号光がないようになって
おり、図2(a) の信号と図2(b) の信号の取込時間の差
は僅かなので、その間の背景光の変化は殆どない。この
両者を減算することにより背景光成分が無くなり、信号
光だけが抽出されて図2(c) に示すような信号となり、
信号D3としてトラッキング制御回路52に出力される。
トラッキング制御回路52は信号D3のピークの位置を調
べて信号光スポットの位置検出を行う。信号D3は背景光
成分によるノイズがないので、簡便に精度良くピーク位
置の検出ができる。また、背景光の強い方向に位置検出
結果が引き寄せられて誤差を生ずることもない。
【0028】信号光の信号選択手段の透過/非透過のタ
イミングと画像メモリ50の読み書きのタイミングの制
御は、トラッキング制御回路52からのタイミング信号
Tにより行われる。トラッキング制御回路52は検出し
た位置信号に基づいてアクチュエータ54、55の駆動
信号を発生し、従来例と同様に可動ミラー32の角度を
調節する。
【0029】また、CCD制御回路48からのビデオ信
号は、分岐されてファインダモニタ端子53に出力され
る。ファインダモニタ端子53はテレビモニタを接続し
てCCD撮像素子46で取り込んだ映像を観察すること
ができるので、視準スコープが不要となるだけでなく、
ケーブルを延長することにより、離れた場所からの観察
も可能となる。
【0030】図3は第2の実施例の構成図に示し、位置
検出素子9としては、従来例の図5の4分割素子9a〜
9dや図6の二次元光位置検出素子9e等と同様の位置
検出素子56が使用されている。位置検出素子56の出
力は従来例と同様のトラッキング制御回路57に接続さ
れ、第1の実施例のCCD撮像素子46、CCD制御回
路48、A/D変換器49、画像メモリ50、減算器5
1、トラッキング制御回路52は使用しない。そして、
従来例と同様に視準スコープ58が装備されており、従
来例のパイロット信号発振器15と合波器12は使用し
ない。その他は第1の実施例と同様で同じ信号は同じ部
材を表している。
【0031】最初に、液晶板43に電圧が印加されてい
ない状態では、受信信号光と背景光は共に液晶板43と
偏光板44を透過して位置検出素子56に入射する。こ
のとき、位置検出素子56は受信信号光と背景光が重な
った光の強度分布の重心に相当する位置を、位置検出信
号として出力する。
【0032】トラッキング制御回路57はこの信号をC
PUのメモリ内に一時的に記憶しておく、なお記憶する
情報量は僅かなので第1の実施例のような特別なメモリ
は不要である。次に、液晶板43に電圧を印加して受信
信号光を遮断し、背景光だけを位置検出素子56に入射
する。このときの位置検出素子56の出力は背景光の強
度分布の重心位置を示している。トラッキング制御回路
57は先に記憶しておいた受信信号光と背景光の重なっ
た位置信号と今回の背景光のみによる位置信号を減算す
ることにより、背景光成分が相殺された受信信号光のみ
の成分の位置信号を得る。これにより、背景光の状態に
拘らず正確に受信信号光のみの位置検出が可能となる。
【0033】この実施例では視準スコープ58は必要で
あるが、パイロット信号は不要なので、パイロット信号
の干渉による信号劣化や、信号の周波数帯域の制限はな
くなる。
【0034】位置検出素子56に入射する背景光の強度
に影響を与えず、必要なタイミングで受信信号光のみを
透過/遮断する信号選択手段としては、第1、第2の実
施例の液晶板44と偏光板45の組合わせの他に次のよ
うな方式がある。
【0035】(1) 液晶板43の代りに1/2波長板を使
用し、1/2波長板は入射した光の偏波方向と結晶軸の
なす角度の2倍の角度だけ出射光の偏波面を回転させ
る。従って、1/2波長板を光学系(レンズ45)の光
軸を中心に45度回転させることにより、信号光の透過
/遮断の切換えを行うことができる。
【0036】(2) 液晶板43を用いず偏光板44のみと
し、偏光板44を光学系(レンズ45)の光軸を中心に
回転できるようにし、偏光板を90度回転すると信号光
の透過/遮断が切換わる。
【0037】(3) 光は可視波長域の光が大部分を占めて
いる。従って、液晶板43と偏光板44の組合わせの代
りに、可視光を通過させて赤外光をカットするような波
長選択性の光学フィルタを受信光路上に挿入することに
より、信号光だけを透過から遮断に切換えることができ
る。1例として、円型のガラス板の一部である半円部を
波長透過フィルタに加工したものを、光軸を中心として
回転することにより、信号の透過/遮断の切換えを行う
ことができる。
【0038】上述の実施例は自動トラッキング機能を有
する光空間通信装置であるが、自動トラッキング機能を
持たずに、手動で角度調節を行うような装置の角度検出
方式としても使用することができる。この場合には、調
節作業は位置検出素子46、56等の出力のメータの指
示や数字による表示等を見ながら手動で角度調節を行う
が、自動トラッキングの場合と同様に背景光に影響され
ない正確な角度調節ができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光空間
通信装置は、角度検出用のパイロット信号を使用するこ
となく、背景光の影響を受けないで正確な角度検出を低
コストで行うことができ、パイロット信号による送受信
信号への影響がないので、高精度の光通信を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】背景光の影響の除去を説明するためのグラフ図
である。
【図3】第2の実施例の構成図である。
【図4】従来例の構成図である。
【図5】位置検出素子の正面図である。
【図6】他の従来例の位置検出素子の構成図である。
【符号の説明】
32 角度可動ミラー 33 偏光ビームスプリッタ 35 発光素子 40 受光素子 43 液晶板 44 偏光板 46、56 位置検出素子 48 CCD制御回路 50 画像メモリ 51 減算器 52、57 トラッキング制御回路 58 視準スコープ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離れた2地点間に対向設置して自由空間
    中に光信号を伝送して通信を行う光空間通信装置であっ
    て、相手側装置の発光素子から発する光を選択して遮断
    し、該遮断した光以外の周囲の背景光の内、少なくとも
    可視波長域の光を透過する信号選択手段と、自装置の相
    手側装置に対する角度を検出する角度検出手段と、前記
    信号選択手段が相手側装置の光を遮断したときと遮断し
    ていないときの前記角度検出手段の出力信号を比較し、
    該両出力信号間の差に相当する信号を出力する信号出力
    手段とを有することを特徴とする光空間通信装置。
  2. 【請求項2】 前記角度検出手段はCCD撮像素子とし
    た請求項1に記載の光空間通信装置。
  3. 【請求項3】 前記角度検出手段は4分割した光検出素
    子とした請求項1に記載の光空間通信装置。
  4. 【請求項4】 前記角度検出手段は二次元光位置検出素
    子とした請求項1に記載の光空間通信装置。
  5. 【請求項5】 前記信号選択手段は液晶と偏光板から構
    成する請求項1〜4の何れか1つの請求項に記載の光空
    間通信装置。
  6. 【請求項6】 前記信号選択手段は受信光学系の光軸を
    回転軸として回転可能な1/2波長板と偏光板から構成
    する請求項1〜4の何れか1つの請求項に記載の光空間
    通信装置。
  7. 【請求項7】 前記信号選択手段は受信光学系の光軸を
    回転軸として回転可能な偏光板により構成する請求項1
    〜4の何れか1つの請求項に記載の光空間通信装置。
  8. 【請求項8】 前記信号選択手段は受信光路上への挿入
    状態と非挿入状態との切換えが可能な波長選択性の光学
    フィルタにより構成する請求項1〜4の何れか1つの請
    求項に記載の光空間通信装置。
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