JP5435790B2 - 90度光ハイブリッド - Google Patents

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Description

本発明はコヒーレント光通信において局発光と信号光をミキシングしてI,Q信号を検出するための90度光ハイブリッドに関する。
コヒーレント光通信としてファイバ通信分野や空間光通信分野及び宇宙光通信分野の各通信分野において変調(位相変調,周波数変調,振幅変調等)された受信光を復調するための光学素子として信号光と信号光をミキシングしてI,Q信号を検出する90度光ハイブリッド(空間結合型90度光ハイブリッド検波モジュールと呼ばれるものと同じ)が使用されているが,高い周波数(例えば10GHz)の光信号を変調(例えば,BPSKやQPSK等の位相変調)して通信する場合に,この光信号を受信する受信装置の90度光ハイブリッドは高い偏光消光比が求められているが,高い消光比を実現できる材料が限定(方解石)され,しかも高い偏光消光比は特定の波長(周波数)を中心とする狭い範囲の周波数でしか達成できないので,広帯域で高い消光比を実現することは困難であった。なお,偏光消光比とは,水平偏光の光信号を入力した時,水平方向の偏光成分が光学素子等により垂直方向の偏光成分に回る比率を意味するものとし,同様に垂直偏光のレーザを入力した時,垂直方向の偏光成分が,光学素子により水平方向の偏光成分に回る比率を意味するものとして定義し,本願発明の説明においてはこの定義に従うものとする。但し,これらの2つの比率はほぼ同じ値である。
コヒーレント光通信において90度光ハイブリッドを使用する技術は知られており,変調された信号光及び局発光(局部発振光)を入力として,この入力信号を直交成分IチャンネルとQチャンネルに分離して出力する90度光ハイブリッドを使用する受信装置の例がある(特許文献1参照)。図5は特許文献1に開示されたコヒーレント光受信装置の構成例である。
図5において,入力した変調光は偏光分離素子である第1のビームスプリッタ50で分岐され,一方は入力信号光を90度光ハイブリッド回路51に,他方は第2のビームスプリッタ60に導かれ,90度光ハイブリッド回路51では局発光59と合波され,出力としてIチャンネルとQチャンネルの2つの光信号が出力され,それぞれIチャンネル光検出器53とQチャンネル光検出器54に入力し,各光検出器53,54の出力電気信号は互いに90°異なる位相を有し,それぞれ光信号の振幅及び位相情報を含んでいる。第2のビームスプリッタ60により分岐した光の一方は1ビット遅延回路61を通りカップラ62へ入力し,カップラ62で第2のビームスプリッタ60の他方の出力とカップラ62で合波されて,その出力は光検波器63で検波され,クロック抽出回路64に入力され,検波信号と同速度の同期したクロックが再生される。I,Qチャンネルの各光検出器53,54からの信号は,I,Qチャンネル用のそれぞれのサンプリング回路55,56でクロック抽出回路64で抽出されたクロック信号によりサンプリングされ,デジタル信号処理部57でベクトル成分の位相検出が行われ,この検出された位相に基づきデジタル信号に復調される。更にデジタル信号処理部57ではクロック信号とデータ信号の位相オフセットを帰還し,QまたはIチャンネルのデジタル信号処理出力が光周波数制御部58に入力され,光周波数制御部58により局発光59の周波数が制御される。
上記図5には90度光ハイブリッド回路の内部構成が記載されてないが,図6に従来から使用されている90度光ハイブリッド回路の構成例を示す。なお,図6に示す回路は90度光ハイブリッド回路と呼ばれるが,実際には空間結合型90度光ハイブリッド検波モジュールと呼ばれる場合があり,以下の説明では,単に90度光ハイブリッドと呼ぶ。
図6において,70は直線偏光の偏光方向を変える(図6の例では,45°の方向に変える)機能を備える1/2波長板,71は入射光を反射光と透過光とにほぼ1:1の強さで分離するハーフミラー,72は直線偏光の信号を円編光に変換する1/4波長板, 73,74は入射した光の一部の偏光成分を反射し,一部の偏光成分を透過する偏光子として機能する偏光ビームスプリッタ(PBSで表示:Polarized Beam Splitter)である。
図6の90度光ハイブリッドの動作を説明すると,1/2波長板70には受信した直線偏光(図6のa1)された信号光(Signal)が端子Aから入力され,この1/2波長板70において偏光方向を45°(図6のa2)に回転してハーフミラー(HW)71に入力する。一方,1/4波長板(QWP)72には信号光の周波数に近い周波数を持つ局発光(L0:Local Oscillator,図5の59に対応)が端子Bから直線偏光(図6のb1)されて入力され,1/4波長板72でスローアクシス(遅相軸)は90°位相がずれることで局発光は円偏光(図6のb2)され,ハーフミラー71において信号光と合波(信号光と局発光をミキシングし,両光信号の合成光信号が発生)される。但し,ハーフミラー71で透過した45°偏光の信号成分(図6のa3)とハーフミラー71で反射した円偏光された局発光(図6のb3)とはミキシングされて偏光ビームスプリッタ73に入力すると,偏光ビームスプリッタ73で水平偏光成分だけ通って,水平偏光の信号光(図6のa4)と局発光の水平偏光成分(図6のb4)とが周波数差によるビート信号を含むIチャンネル信号(I1で表示)として出力され,このIチャンネルに対して90°位相のずれた垂直偏光の信号光(図6のa5)と局発光の垂直偏光成分(図6のb5)がQチャンネル信号(Q1で表示)として出力される。これらのI,Qのチャンネル信号は上記図5で説明したI,Q信号と同で信号であり,それぞれの光信号を光検出器で電気信号に変換して,デジタル信号処理をすることにより信号の復調が行われる。
一方,ハーフミラー71で反射した45°偏光の信号光(図6のa6)とハーフミラー71を透過した円偏光した局発光(図6のb6)とが偏光分離素子である偏光ビームスプリッタ74へ入力されて,それぞれの水平偏光成分(図6のa7 ,b7)がIチャンネル信号(I2で表示)として出力され,垂直偏光成分(図6のa8,b8)がQチャンネル信号(Q2で表示)として出力され,これらのI,Qの出力は偏光ビームスプリッタ73からのI,Qの出力と共に位相変調された信号を復調するために処理される。
特開2004−265040号公報
上記図6に示す90度光ハイブリッドでは,偏光分離素子として通常使用する偏光ビームスプリッタが用いられているが,偏光ビームスプリッタの偏光消光比は20dB程度であり,短い波長(周波数が高い)のレーザに対して位相変調(BPSK,QPSK等)をした信号光を復調する場合には不十分であった。
一方,短い波長の信号光に対して高い偏光消光比を実現する高品質の偏光分離素子が知られており,図7にその1例として出射窓を1つ持つグランレーザプリズムの構成を示す。グランレーザプリズムは,図7に符号80,81で示す形状の光学用方解石を45°の斜面がエアギャップ82を介して対向するよう配置され,ランダム偏光の入力光をその入力光を透過する方向に直線偏光した光と,斜面で反射する方向に直線偏光した光とを出力する。このグランレーザプリズムを用いた場合,消光比として50dB以上の高い値を実現している。
ところが,このような高い偏光消光比を実現するグランレーザプリズムは,その反射角度が波長依存性を持つため,設計された特定の単一波長に対してしか高消光比を実現できなかった。すなわち,図6において偏光ビームスプリッタ73,74の代わりに図7に示すようなグランレーザプリズム73’,74’(図示省略)を設けて特定の波長に対して高偏光消光比を実現する構成とした場合,グランレーザプリズム73’により水平偏光成分が透過した光が決められた結像位置に設けたIチャンネル光検出器(図5の53に相当)に照射し,垂直偏光成分が反射した光が決められた結像位置に設けたQチャンネル光検出器(図5の54に相当)に照射するが,波長が変わった場合には,グランレーザプリズムの反射角度が変化するためグランレーザプリズムから出力された垂直偏光成分の光軸がQチャンネル光検出器の中心からずれてしまい,光検出器で光信号を検出できなくなるという問題があった。これは,光検出器(受光素子)は使用する光の周波数が高くなる(例えば,10GHZ(ギガヘルツ))ことにより,光検出器のサイズも微小(例えば,50μ)になったため,光軸の微小のずれの発生により受信光が検出できなくなるからである。
一方,コヒーレント光通信において使用する光の波長としては固定された波長を用いる場合が多い,例えば日本では宇宙通信では1.5μの波長の光信号が考えられているが,他の国(例えばヨーロッパ)では異なる波長(例えば1.0μ)の光信号が用いられる。このように異なる波長に対して,高い偏光消光比を実現するためには上記したように各波長に対応した高い偏光消光比の偏光子を使用した90度光ハイブリッドを設ける必要があり,広い帯域に対応して高い偏光消光比を実現することができなかった。
なお,90度光ハイブリッドには内部に波長板を備えているが,広帯域に対応することができる波長板が開発されて,市販されるようになっており,波長板による問題はない。
本発明は広い帯域でも高い偏光消光比を実現する90度光ハイブリッドを提供することを目的とする。
本発明の局発光と信号光をミキシングしてI,Qチャンネル信号を検出する90度光ハイブリッドは,位相変調された信号光が1/2波長板で偏光された信号が入力されると共に局発光が1/4波長板で偏光された信号が入力されるハーフミラーと,ハーフミラーを透過した前記信号光が偏光された光信号と,ハーフミラーで反射した前記偏光された局発光とが入力される高偏光消光比の第1の偏光分離素子と,第1の偏光分離素子を透過する水平偏光のIチャンネル信号光が入力される第1の光検出器と,第1の偏光分離素子で反射する垂直偏光のQチャンネル信号光を入力して,反射信号光を出力する第1の偏光分離素子と同じ高偏光消光比の第2の偏光分離素子と,第2の偏光分離素子からの反射信号光が入力される第2の光検出器とを備え,第1の偏光分離素子と第2の偏光分離素子は,第1の波長の信号光に対して高偏光消光比を備え,信号光の波長が第1の波長に近い第2の波長に変化して第1の偏光分離素子から反射されるQチャンネル信号光の反射角が変化しても,第2の偏光分離素子から第2の光検出器へ出力される反射光が,その光軸が第2の光検出器と一致するよう変化した反射角を補償する角度に設置するよう構成する。
また,上記の構成において,ハーフミラーで反射した信号光が偏光された光信号と,ハーフミラーを透過して偏光された局発光とが入力される第1の偏光分離素子と同じ特性を持つ第3の偏光分離素子と,第3の偏光分離素子を透過する水平偏光のIチャンネル信号光が入力される第3の光検出器と,第3の偏光分離素子で反射する垂直偏光のQチャンネル信号光を入力して反射信号光を出力する前記第1の偏光分離素子と同じ高偏光消光比の第4の偏光分離素子と,第4の偏光分離素子からの反射信号光が入力される第4の光検出器とを備え,信号光の波長が第2の波長に変化して第3の偏光分離素子から反射されるQチャンネル信号光の反射角が変化しても,第4の偏光分離素子から第4の光検出器へ出力される反射光が,その光軸が第4の光検出器と一致するよう変化した反射角を補償する角度に設置するよう構成する。
また,変形した90度光ハイブリッドは,光ファイバから位相変調された信号光が1/2波長板で偏光されて入力されると共に光ファイバからの局発光が1/4波長板で偏光されて入力されるハーフミラーと,ハーフミラーを透過した信号光が偏光された光信号と,ハーフミラーで反射した偏光された局発光とが入力される高偏光消光比の第1の偏光分離素子と,第1の偏光分離素子を透過する水平偏光のIチャンネル信号光が出力されると,その出力光が入力される第1の出力用の光ファイバと,第1の偏光分離素子で反射する垂直偏光のQチャンネル信号光を入力して,反射信号光を出力する第1の偏光分離素子と同じ高偏光消光比の第2の偏光分離素子と,第2の偏光分離素子からの反射信号光が出力されると,その出力光が入力される第2の出力用の光ファイバとを備え,第1の偏光分離素子と第2の偏光分離素子は,第1の波長の信号光に対して高偏光消光比を備え,信号光の波長が第1の波長に近い第2の波長に変化して第1の偏光分離素子から反射されるQチャンネル信号光の反射角が変化しても,第2の偏光分離素子から第2の光ファイバへ出力される反射光が,その光軸が第2の光ファイバの光軸と一致するよう変化した反射角を補償する角度に設置するよう構成する。
また入出力に光ファイバが接続された上記の構成において,ハーフミラーで反射した信号光が偏光された光信号と,ハーフミラーを透過した偏光された局発光とが入力される第1の偏光分離素子と同じ特性を持つ第3の偏光分離素子と,第3の偏光分離素子を透過する水平偏光のIチャンネル信号光が入力される第3の出力用の光ファイバと,第3の偏光の分離素子で反射する垂直偏光のQチャンネル信号光を入力して反射信号光を出力する第1の偏光分離素子と同じ高偏光消光比の第4の偏光分離素子と,第4の偏光分離素子からの反射信号光が入力される第4の出力用の光ファイバとを備え,信号光の波長が第2の波長に変化して第3の偏光分離素子から反射されるQチャンネル信号光の反射角が変化しても,第4の偏光分離素子から第4の出力用の光ファイバへ出力される反射光が,その光軸が第4の光検出器と一致するよう変化した反射角を補償する角度に設置するよう構成する。
更に,上記した各構成において,前記した偏光分離素子として,グランレーザプリズム,グランテーラープリズムまたはグラントムソンプリズムの何れか一つを使用するように構成するものである。
本発明によれば,複数の波長のレーザに対応して高い偏光消光比を実現することができ,光学系の構成を変えずに,複数の波長に対応できるため,一度設置した光通信の受信装置に搭載した90度光ハイブリッドを当初使用した信号光の波長を,その波長と近似する異なる波長に変化しても内部の偏光分離素子を波長に対応した高偏光消光比の素子に交換する必要がなく対応することができる。
特に,90度光ハイブリッドを宇宙通信のための衛星に搭載した場合には,特に波長を変える事態が発生した場合には,従来は対応することが困難であったが,本発明によれば装置を交換することなく同じ装置により高い偏光消光比を維持して運用することが可能となる。
更に,本発明を一般のコヒーレント光通信の受信装置で実施することで,広帯域の波長に対して高い偏光消光比が実現できるので受信機の性能を向上することが可能となる。
本発明の90度光ハイブリッドの基本構成を示す図である。 図1の構成を小型化するための実施例の構成を示す図である。 2対の偏光分離素子により構成した実施例の構成を示す図である。 光ファイバを入出力に使用する実施例の構成を示す図である。 特許文献1に開示されたコヒーレント光受信装置の構成例を示す図である。 従来から使用されている90度光ハイブリッド回路の構成例を示す図である。 出射窓を1つ持つグランレーザプリズムの構成を示す図である。
本発明の90度光ハイブリッドの基本構成を図1に示す。図中,1は90度光ハイブリッド,10は入力端子Aから信号光が入力する1/2波長板,11はハーフミラー,12は端子Bから局発光が入力する1/4波長板,13は高偏光消光比を備える第1の偏光分離素子,14は13と同じ高偏光消光比の特性を備える第2の偏光分離素子,15は第1の光検出器,16は第2の光検出器,18,19は集光用のレンズである。なお,高偏光消光比(例えば,50dB)を備える第1と第2の偏光分離素子13,14は,具体的にはグランレーザプリズム,グランテーラープリズム,グラントムソンプリズムが知られており,それらの偏光分離素子の何れかを使用することができる。また,1/2波長板10及び1/4波長板12としては広帯域に対応した特性を持つ波長板を使用し,そのような波長板は市販されている。
図1の90度光ハイブリッドの動作を説明すると,1/2波長板10には受信した直線偏光された第1の波長(λ1)の信号光が端子Aから入力され,この1/2波長板10において直線偏光の信号光の偏光方向を45°に回転してハーフミラー11に入力され,これを透過した信号光は第1の偏光分離素子13に入力する。なお,第1の偏光分離素子13と第2の偏光分離素子14は特定の波長(λ1)に対して高偏光消光比を実現する素子であるものとする。一方,端子Aの入力信号光と直交する方向の端子Bから直線偏光された局発光が1/4波長板12へ入力されると円偏光になりハーフミラー11へ入力する。ハーフミラー11で反射された局発光と,ハーフミラー11を透過した信号光は第1の偏光分離素子13において水平偏光成分の合波信号が入射光の直進方向を透過してIチャンネル信号が発生し,レンズ18を通って第1の光検出器15へ供給される。一方,第1の偏光分離素子13で反射した垂直偏光成分は合波されたQチャンネル信号となって第2の偏光分離素子14へ入力し,この第2の偏光分離素子14で同じ高偏光消光比で垂直偏光成分が反射されてQチャンネル信号がレンズ19を通って第2の光検出器16へ供給される。
一方,端子Aから入力する信号光の波長が上記の第1の波長(λ1)に近い数値であるが第1の波長とは異なる第2の波長(例えば,λ1±0.5μ)に変わった場合,その信号光は1/2波長板10で第2の波長に対して偏光させ,その出力光がハーフミラー11に供給されて第1の偏光分離素子13に入力され,端子Bからの局発光が1/4波長板12を通って円偏光されてハーフミラー11で反射され第1の偏光分離素子13に入力される。第1の偏光分離素子13は水平偏光成分の合波信号に対しては信号光が第2の波長に変化しても第1の波長と同様に光軸が第1の光検出器15に位置してIチャンネル信号が検出されるが,第1の偏光分離素子13で反射した垂直偏光成分の合成波は波長が変化したのに対応して,第1の波長の場合に比べて反射角度が微小角度だけ変化して第2の偏光分離素子14に入力する。
この第2の偏光分離素子14は第1の偏光分離素子13と同じ特性を持ち,第2の偏光分離素子14の反射面と第1の偏光分離素子13の反射面が平行になる様に設置される。すなわち,第1の偏光分離素子13と第2の偏光分離素子14とは同じ特性を持ち,第1の偏光分離素子13による第2の波長による反射角度の変化に対し,第2の偏光分離素子14による第2の波長による反射角度の変化を第1の偏光分離素子の変化を打ち消す方向に角度変化が与えられることで修正する。
これにより,第2の偏光分離素子14から反射され垂直偏光の光信号が第2の光検出器16に対して光軸がずれることなくQチャンネル信号として受光される。なお,第2の偏光分離素子14を設けたことにより,信号光の波長として第1の波長を使用した場合に第2の光検出器16への光軸の変動は打ち消され,レンズで集光する事で同じ位置に結像するので光検出器での受光位置は変化しない。
本発明はこの第1の偏光分離素子13の反射光を第2の偏光分離素子14に入力して,第2の偏光分離素子からの反射光をQチャンネル信号として検出する構成を備えることにより,波長の変化による反射光の光軸の傾きを補償して,広帯域の波長に対して高偏光消光比を実現することができる。
図1の構成において,第1の偏光分離素子13と第2の偏光分離素子14の組を,高偏光消光比の特性を備える偏光分離素子であるグランレーザプリズム,グラントムソンプリズム及びグランテーラープリズムの組の何れか一つの素子により構成することができる。
図1の構成において,第1の偏光分離素子13と第1の光検出器15までの距離(L1とする)と,第1の偏光分離素子13と第2の偏光分離素子14までの距離(L2とする)と第2の偏光分離素子14と第2の光検出器16までの距離(L3とする)の関係は,L1=L2+L3とすることで,Iチャンネル信号とQチャンネル信号とを同じタイミングで検出する必要がある。そのためには,第1の光検出器15を第1の偏光分離素子13から離れた位置に設ける必要がある。その場合は,90度光ハイブリッド1の装置が大きくなる。これを防止するための構成を図2に示す。
図2は図1の構成を小型化するための実施例の構成である。図2において,1’は90度光ハイブリッド,10〜16,及び18,19の各符号は上記図1の同一符号の各部と同じであり説明を省略し,17は全反射プリズムである。
図2の構成では,第1の偏光分離素子13から直進方向に出力したIチャンネル信号は全反射プリズム17で全反射して図1とは異なる位置(右下)に設けた第1の光検出器15へ入力する。これにより,第1の偏光分離素子13と第1の光検出器15までの距離と,第1の偏光分離素子13から第2の偏光分離素子14を経由して第2の光検出器16までの距離を等しくすると同時に,図1の場合より90度光ハイブリッドの大きさをコンパクトにすることができる。なお,図2ではIチャンネル信号を全反射する素子として全反射プリズム17を使用しているが,全反射プリズムの代わりにミラー(全反射鏡)を使用することができる。
図3はIチャンネル信号とQチャンネル信号を2対の偏光分離素子により構成した実施例の構成である。
図3において,2は2対の偏光分離素子を備えた90度光ハイブリッド,10〜16,18,19の各符号は図1の同一符号の各素子に対応し,10は入力端子Aから信号光が入力する1/2波長板,11はハーフミラー,22は端子Bから局発光が入力する1/4波長板,13は高偏光消光比を備える第1の偏光分離素子,14は13と同じ高偏光消光比の特性を備える第2の偏光分離素子,15は第1の光検出器,16は第2の光検出器,18,19はレンズである。20は第3の偏光分離素子,21は第4の偏光分離素子,22は第3の光検出器,23は第4の光検出器,24,25は集光用のレンズである。
第1の偏光分離素子13と第2の偏光分離素子14及び第3の偏光分離素子20と第4の偏光分離素子21は同じ周波数に対して高偏光消光比を実現する素子であり,各偏光分離素子は,上記図1について説明したのと同様に,具体的にはグランレーザプリズム,グランテーラープリズム,グラントムソンプリズムを使用することができ,1/2波長板10及び1/4波長板12は広帯域に対応した特性を持つ市販の波長板を使用するものとする。
図3の90度光ハイブリッドの動作を説明すると,端子Aから第1の波長(λ1)の信号光が入力され,端子Bから局発光が入力されて,信号光が1/2波長板10で45°に偏光されてハーフミラー11へ入力され,直線偏光された局発光が1/4波長板12へ入力され円偏光されてハーフミラー11へ入力されて,ハーフミラー11で反射された局発光と,ハーフミラー11を透過した信号光が第1の偏光分離素子13へ供給されて,両信号光のIチャンネル信号がレンズ18を通って第1の光検出器15へ供給され,Qチャンネル信号が第2の偏光分離素子14へ入力し,第2の偏光分離素子14で垂直偏光成分が反射されてレンズ19を通って第2の光検出器16へ供給される動作は上記図1に示す構成による動作と同じである。
この図3の構成では,1/2波長板10を通ってハーフミラー11で反射した45°の直線偏光した信号光(端子Aからの信号光)と,ハーフミラー11を通過した局発光とが第3の偏光分離素子20へ入力され,両信号の合波信号の水平偏光成分がIチャンネル信号として出力されてレンズ24を通って第3の光検出器22へ入力する。また,第3の偏光分離素子20から反射した合波信号の垂直偏光成分はQチャンネル信号として第4の偏光分離素子21へ入力され,上記に説明した第2の偏光分離素子14と同様の作用により反射してレンズ25を通って第4の光検出器23にQチャンネル信号が入力される。
図2の構成において,第1の偏光分離素子13と第2の偏光分離素子14及び第2の光検出器16の位置関係及び合波信号光が光検出器16に光軸をずらすことになる受光される作用と同じ作用が,第3の偏光分離素子20と第4の偏光分離素子21及び第4の光検出器23に対しても実行される。これにより,信号光の波長が第1の波長(λ1)から上記図1で説明した第2の波長(λ2)に変化した場合にも,第3の偏光分離素子20から合波のQチャンネル信号が反射されて第4の偏光分離素子21に入力された場合に,その反射光は第4の光検出器23に光軸がずれることなく(補償されて)受光される。
この図3の構成の第1〜第4の偏光分離素子13,14,20及び21は第1の波長(λ1)に対して高偏光消光比を備えるように設計されている場合と,第2の波長(λ2)に対して高偏光消光比を備えるよう設計されている場合があるが,何れの波長に対応する素子であっても,両方の波長に対しても90度光ハイブリッドは高偏光消光比を実現することができる。
この図3の構成により,2対のQチャンネル信号とIチャンネル信号を光検出器により検出することができるので,上記図1の場合に比べて2対の信号を得ることで受信信号のS/Nを向上することができる。
図4は光ファイバを入出力に使用する実施例である。上記図1では端子Aから入力する信号光及び端子Bから入力する局発光は何れもコヒーレントな光信号が空間を経て入力されるが,図3の実施例では信号光と局発光の各入力側に光ファイバが接続され,出力側は図1の構成では光検出器が配置された位置に光ファイバが接続される。
図4において,3は90度光ハイブリッド,31はコリメータと呼ばれるレンズ,32は1/2波長板,33はハーフミラー,34は31と同様のレンズ,35は1/4波長板,36は高偏光消光比の第1の偏光分離素子(図1の13に対応),37は高偏光消光比の第2の偏光分離素子(図1の14に対応),38,39は光ファイバへ出力するためのレンズ,40は信号光用の入力光ファイバ,41は局発光用の入力光ファイバ,42はIチャンネルの光信号が出力する出力光ファイバ,43はQチャンネルの光信号が出力する出力光ファイバである。
図4の構成では信号光が入力光ファイバ40から出力されるとレンズ31により平行光線に変換され,1/2波長板32へ入力し,入力光ファイバ41からの局発光がレンズ34で平行光線に変換されて1/4波長板35へ入力される。1/2波長板32及び1/4波長板35により,それぞれ信号光及び局発光が偏光されてハーフミラー33へ入力され,ハーフミラー33から出力された光信号から第1の偏光分離素子36から合成波のIチャンネル(水平偏光成分)の光信号が出力され,レンズ38で集光されて出力光ファイバ42に出力され,合成波のQチャンネル(垂直偏光成分)の光信号は第2の偏光分離素子37へ入力されてそこで反射された光信号がレンズ39で集光されて出力光ファイバ43に出力される。
図4の第1の偏光分離素子36,第2の偏光分離素子37は同じ周波数に対して高偏光消光比を実現する素子であり,これらの偏光分離素子の対は,上記図1〜図3について説明したのと同様に,グランレーザプリズム,グランテーラープリズム,グラントムソンプリズムの何れかを使用することができ,1/2波長板32及び1/4波長板35は広帯域に対応した特性を持つものを使用する。
図4の実施例の構成を備えることにより,光ファイバで伝送された信号光を受信して復調する場合に使用することができる。なお,図4の構成では偏光分離素子36,37は1対だけ設けられた構成であるが,上記図3に示す構成と同様に,ハーフミラー33から信号光を反射させる方向で且つ局発光が透過する方向に第3の偏光分離素子を設け更に第4の偏光分離素子を図3の第3の偏光分離素子20と第4の偏光分離素子21と同様の位置に設けるよう構成することができ,図3の光検出器22,23のそれぞれの位置にレンズとレンズの出力が入力する光ファイバをそれぞれ設ける構成となる。
本発明はコヒーレント光通信を使用する光ファイバ通信や,空間光通信及び宇宙光通信等の各光通信分野において変調された信号光と局発光を合波して信号を復調するために有効に利用することができる。
1 90度光ハイブリッド
10 1/2波長板
11 ハーフミラー
12 1/4波長板
13 偏光分離素子
14 偏光分離素子
15 光検出器
16 光検出器
18 レンズ
19 レンズ

Claims (6)

  1. 局発光と信号光をミキシングしてI,Qチャンネル信号を検出する90度光ハイブリッドにおいて,
    変調された信号光が1/2波長板で偏光された信号が入力されると共に局発光が1/4波長板で偏光された信号が入力されるハーフミラーと,
    前記ハーフミラーを透過した前記信号光が偏光された光信号と,前記ハーフミラーで反射した前記偏光された局発光とが入力される高偏光消光比の第1の偏光分離素子と,
    前記第1の偏光分離素子を透過する水平偏光のIチャンネル信号光が入力される第1の光検出器と,
    前記第1の偏光分離素子で反射する垂直偏光のQチャンネル信号光を入力して,反射信号光を出力する前記第1の偏光分離素子と同じ高偏光消光比の第2の偏光分離素子と,
    前記第2の偏光分離素子からの反射信号光が入力される第2の光検出器とを備え,
    前記第1の偏光分離素子と第2の偏光分離素子は,第1の波長の信号光に対して高偏光消光比を備え,前記信号光の波長が前記第1の波長に近い第2の波長に変化して前記第1の偏光分離素子から反射される前記Qチャンネル信号光の反射角が変化しても,前記第2の偏光分離素子から前記第2の光検出器へ出力される反射光が,その光軸が前記第2の光検出器と一致するよう前記変化した反射角が補償される角度に設置することを特徴とする90度光ハイブリッド。
  2. 請求項1において,
    前記第1の偏光分離素子と前記第1の光検出器との間に全反射プリズムまたはミラーの何れかを設け,
    前記全反射プリズムまたはミラーの何れかから反射された信号光を前記第1の光検出器に入力することを特徴とする90度光ハイブリッド。
  3. 請求項1において,
    前記ハーフミラーで反射した前記信号光が偏光された光信号と,前記ハーフミラーを透過した前記偏光された局発光とが入力される前記第1の偏光分離素子と同じ特性を持つ第3の偏光分離素子と,
    前記第3の偏光分離素子を透過する水平偏光のIチャンネル信号光が入力される第3の光検出器と,
    前記第3の偏光分離素子で反射する垂直偏光のQチャンネル信号光を入力して反射信号光を出力する前記第1の偏光分離素子と同じ高偏光消光比の第4の偏光分離素子と,
    前記第4の偏光分離素子からの反射信号光が入力される第4の光検出器とを備え,
    前記信号光の波長が前記第2の波長に変化して前記第3の偏光分離素子から反射される前記Qチャンネル信号光の反射角が変化しても,前記第4の偏光分離素子から前記第4の光検出器へ出力される反射光が,その光軸が前記第4の光検出器と一致するよう前記変化した反射角が補償される角度に設置することを特徴とする90度光ハイブリッド。
  4. 局発光と信号光をミキシングしてI,Qチャンネル信号を検出する90度光ハイブリッドにおいて,
    光ファイバから位相変調された信号光が1/2波長板で偏光されて入力されると共に光ファイバからの局発光が1/4波長板で偏光されて入力されるハーフミラーと,
    前記ハーフミラーを透過した前記信号光が偏光された光信号と,前記ハーフミラーで反射した前記偏光された局発光とが入力される高偏光消光比の第1の偏光分離素子と,
    前記第1の偏光分離素子を透過する水平偏光のIチャンネル信号光が出力されると,その出力光が入力される第1の出力用の光ファイバと,
    前記第1の偏光分離素子で反射する垂直偏光のQチャンネル信号光を入力して,反射信号光を出力する前記第1の偏光分離素子と同じ高偏光消光比の第2の偏光分離素子と,
    前記第2の偏光分離素子からの反射信号光が出力されると,その出力光が入力される第2の出力用の光ファイバと,
    前記第1の偏光分離素子と第2の偏光分離素子は,第1の波長の信号光に対して高偏光消光比を備え,前記信号光の波長が前記第1の波長に近い第2の波長に変化して前記第1の偏光分離素子から反射される前記Qチャンネル信号光の反射角が変化しても,前記第2の偏光分離素子から前記第2の光ファイバへ出力される反射光が,その光軸が前記第2の光ファイバの光軸と一致するよう前記変化した反射角が補償される角度に設置することを特徴とする90度光ハイブリッド。
  5. 請求項4において,
    前記ハーフミラーで反射した前記信号光が偏光された光信号と,前記ハーフミラーを透過した前記偏光された局発光とが入力される前記第1の偏光分離素子と同じ特性を持つ第3の偏光分離素子と,
    前記第3の偏光分離素子を透過する水平偏光のIチャンネル信号光が入力される第3の出力用の光ファイバと,
    前記第3の偏光分離素子で反射する垂直偏光のQチャンネル信号光を入力して反射信号光を出力する前記第1の偏光分離素子と同じ高偏光消光比の第4の偏光分離素子と,
    前記第4の偏光分離素子からの反射信号光が入力される第4の出力用の光ファイバと,
    前記信号光の波長が前記第2の波長に変化して前記第3の偏光分離素子から反射される前記Qチャンネル信号光の反射角が変化しても,前記第4の偏光分離素子から前記第4の出力用の光ファイバへ出力される反射光が,その光軸が前記第4の光検出器と一致するよう前記変化した反射角が補償される角度に設置することを特徴とする90度光ハイブリッド。
  6. 請求項1乃至5の何れかにおいて,
    前記偏光分離素子として,グランレーザプリズム,グランテーラープリズムまたはグラントムソンプリズムの何れか一つを使用することを特徴とする90度光ハイブリッド。












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