JP3128920B2 - 光空間伝送装置 - Google Patents

光空間伝送装置

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JP3128920B2 JP04025371A JP2537192A JP3128920B2 JP 3128920 B2 JP3128920 B2 JP 3128920B2 JP 04025371 A JP04025371 A JP 04025371A JP 2537192 A JP2537192 A JP 2537192A JP 3128920 B2 JP3128920 B2 JP 3128920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、空間を伝送する
光ビームにより所望の情報を伝送するようにされた光空
間伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光空間伝送装置は、例えば、一のビルの
屋上に設置された一の送受信装置から情報信号で変調さ
れた光ビームが出射され、この光ビームを他のビルの屋
上に設置された他の送受信装置で受光して、この受光し
た光ビームに基づいて上記他の送受信装置の制御により
ビデオカメラを動作させ、このビデオカメラからの出力
情報信号(例えば、映像信号と音声信号)を上記他の送
受信装置によって再び光ビームに変換し、この変換され
た光ビームを上記一の送受信装置で受光するように構成
されている。
【0003】このように構成することによって、離れた
位置に上記他の送受信装置とともに設置されたビデオカ
メラの動作を制御できるとともに、そのビデオカメラか
ら出力される情報信号を上記一の送受信装置が設置され
た位置で得ることができる。
【0004】このような構成に関連する従来の技術によ
る光空間伝送装置として、例えば、本出願人の出願によ
る実開平2-52433 号公報に公表された装置がある。
【0005】この光空間伝送装置では、上記一の送受信
装置の中にビューファインダを有するビデオカメラが組
み込まれ、このビデオカメラを利用して上記ビューファ
インダ内に上記一の送受装置から出射される出射光ビー
ム点と上記他の送受信装置を含む情景とを同時に映像表
示することができるようになっていた。ビューファイン
ダを見ながら出射光ビーム点像と上記他の送受信装置像
とが重なりあうように上記一の送受信装置を移動させる
ことで、上記一の送受信装置と上記他の送受信装置との
光軸方向をおおまかに一致させることができるようにす
るためである。
【0006】そして、このように光軸方向がおおまかに
一致した状態で、この光空間伝送装置では、光軸方向を
合致させるためのサーボ動作が開始される。このサーボ
動作中には、上記他の送受信装置から上記一の送受信装
置に対して送出される光ビームの光軸方向偏差量が上記
一の送受信装置内の光ビーム位置検出手段によって検出
され、この検出出力に基づいて、光ビームの光軸方向が
サーボ動作により調整されて、上記一の送受信装置と他
の送受信装置との光軸方向が正確に一致されるようにな
っている。
【0007】そして、光軸方向が正確に一致した後に、
上記一の送受信装置では、サーボ動作が解除されて動作
点が固定されることで光軸が固定され、上記光ビーム位
置検出手段と光軸が一致されて上記一の送受信装置内に
配置されている光ビーム情報検出手段により上記他の送
受信装置からの光ビームを受光し、その光ビーム情報検
出手段の検出出力により情報を得るようになっている。
通常、上記光ビーム位置検出手段の検出範囲(サーボ可
能範囲)と上記光ビーム情報検出手段の検出範囲とは同
一の範囲とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の光空間伝送装置では、サーボ動作により光軸方
向が正確に一致した場合において、サーボ可能範囲のう
ち、どの動作点(以下、必要に応じてサーボ動作の動作
点またはサーボ動作点という)でそのサーボ動作が解除
されたのかが不明であったので、余裕が少ない動作点に
固定された場合、言い換えれば、上記光ビーム情報検出
手段の検出範囲のうち周囲に近い部分で上記他の送受信
装置からの光ビームを受光して通信を行なうようになっ
ていた場合には、上記一の送受信装置または上記他の送
受信装置が振動等の影響により相対的にほんの少し動い
た場合であっても、すぐに上記光ビーム情報検出手段の
検出範囲を超えてしまう場合があり、最悪の場合には相
互間伝送が不可能になることがあるという問題があっ
た。
【0009】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、サーボ動作点を表示し得るようにした光空
間伝送装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明光空間伝送装置
は、例えば、図1および図4に示すように、他の送受信
装置2から送出された光ビームL21を一の送受信装置1
内に配置された光軸調整手段11,12を通じて光ビー
ム位置検出手段25で検出し、この検出出力に応じて光
軸調整手段11,12をサーボ動作によって調整するよ
うにされた光空間伝送装置において、一の送受信装置1
内に表示手段43を配し、この表示手段43に光ビーム
位置検出手段25の検出出力に基づくサーボ動作の動作
点65,66(図4参照)を表示するようにしたもので
ある。
【0011】
【作用】本発明光空間伝送装置によれば、表示手段43
に、サーボ動作の動作点65,66を表示するようにし
たので、動作点に余裕のあるサーボ範囲(例えば、65
A,66A)でサーボ動作を解除してサーボ動作点を固
定することにより、一の送受信装置1と他の送受信装置
2との相互間伝送を安定に行うようにすることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明光空間伝送装置の一実施例につ
いて図面を参照して説明する。
【0013】図1は全体として光空間伝送装置を示し、
この光空間伝送装置は、ほぼ同一構成の一の送受信装置
1(以下、単に、送受信装置1ともいう)と他の送受信
装置2(以下、単に送受信装置2ともいう)とを有し、
この送受信装置1,2どうしの間で情報信号で変調され
た光ビームの送受を行うようになっている。
【0014】送受信装置1は、光学ブロック3を有し、
この光学ブロック3を構成するレーザダイオード4から
情報信号で変調された光ビームL1 が出射される。な
お、上記情報信号は、システムコントローラ5の制御に
基づき送信信号処理回路6からレーザダイオード4に電
流信号として供給されている。
【0015】レーザダイオード4から出射された光ビー
ムL1 は、レンズ7および偏光ビームスプリッター10
を透過した後、光軸調整手段としてのミラー11,12
で反射され、レンズ13および送受光用レンズ14を通
じて光軸15に平行に送受信装置1から光ビームL11
して対向する送受信装置2に向けて送出される。
【0016】なお、光ビームL11の光軸15(光ビーム
11の光線束の中心軸)の方向は、ミラー11を紙面と
直交した方向に延びている軸20を中心に矢印P方向に
所定角度回転することおよびミラー12を紙面と平行し
た方向に延びている軸21を中心に矢印Q方向に所定角
度回転することにより、所定角度変更することが可能で
ある。
【0017】なお、ミラー11の軸20およびミラー1
2の軸21の回転角度は、モータ22,23の回転軸の
回転角度によって決定され、モータ22,23の回転軸
の回転角度は、サーボ回路24の出力信号に応じて決定
される。サーボ回路24からモータ22,23に供給さ
れる出力信号の特性は、後述するように、光ビーム位置
検出手段としての位置センサ25の出力信号に応じてサ
ーボ回路24で決定される。
【0018】送受光用レンズ14の前面には、コリメー
トスコープ30が配置されている。この場合、送受信装
置2に対して送出される光ビームL11のうち、ハーフミ
ラ31によって反射された一部の光ビームが、光ビーム
射出位置検出用の抽出光ビームL12とされる。この抽出
光ビームL12は、ハーフミラー32、プリズム33、ハ
ーフミラー32および望遠レンズ34の光路を通じてビ
デオカメラ35に撮像光L14の一部として入射される。
【0019】ここで、撮像光L14の光軸40は、出射光
ビームL11の光軸15とほぼ平行になるようにコリメー
トスコープ30が配置されている。光軸40に沿ってコ
リメートスコープ30に開口41が設けられており、こ
の開口41を通って入射した被写体光L22がハーフミラ
ー32および望遠レンズ34を通じて撮像光L14の残り
の部分としてビデオカメラ35に入射される。被写体光
22には、送受信装置2とこの送受信装置2の周囲の情
景を表す画像情報が含まれている。
【0020】したがって、ビデオカメラ35の図示しな
い撮像面上には、上記した抽出光ビームL12による光
スポットと、送受信装置2とこの送受信装置2の周囲の
情景を表す画像情報を有する光による像が結像されるこ
とになり、これらの結像に対応するビデオ信号S1 が混
合回路42を通じて表示手段であるビューファインダ4
3にビデオ信号S2 として供給されることで、ビューフ
ァインダ43の画面には、上記結像が映像表示される。
【0021】他の送受信装置2から射出された光ビーム
21は、光ビームL11とは偏波面が90゜変更されてい
る。この光ビームL21は、送受光用レンズ14で受光さ
れて光ビームL11の光路を逆進してミラー12,11を
通じて偏光ビームスプリッター10に光ビームL2 とし
て入射される。
【0022】偏光ビームスプリッター10に入射された
光ビームL2 は、この偏光ビームスプリッター10によ
って反射されてハーフミラー45に入射され、このハー
フミラー45によって一部が透過され、一部が反射され
る。ハーフミラー45を透過した光ビームL23は、レン
ズ50を通じて光ビーム情報検出手段であるフォトダイ
オード51に入射される。フォトダイオード51は、光
ビームL23に含まれる情報信号に応じた電気信号S3
受信信号処理回路51に供給する。
【0023】この受信信号処理回路51では、この電気
信号S3 、すなわち送受信装置2から送出された光ビー
ムL21に対応する信号を復調して情報信号を形成する。
この情報信号は、システムコントローラ5の制御により
図示しない外部の機器に出力される。
【0024】一方、ハーフミラー45で反射された光ビ
ームL24は、レンズ52を通じて光ビーム位置検出手段
としての位置センサ25に入射される。位置センサ25
は、図2に示すように、1辺の長さ2Lの正方形の位置
検出素子53を有し、この位置検出素子53の中心線の
延長線上に出力端子54〜57が設けられている。な
お、この実施例において、位置検出素子53の検出面積
と上記したフォトダイオード51の光検出面積とは同一
の面積に選択され、また、フォトダイオード51と位置
センサ25とは、実質的に、同軸上に相互にぴったり重
なりあうように光学的に配置されている。
【0025】この場合、位置検出素子53上には、光ビ
ームL24に対応する光スポットLaが結像され、この光
スポットLaの原点位置(0,0 )からのずれ量xおよび
ずれ量yに応じた電流信号X1 ,X2 ,Y1 ,Y2 が、
それぞれ出力端子54,55,56,57に供給され、
位置センサ25から出力される。
【0026】サーボ回路24は、これらの電流信号
1 ,X2 ,Y1 ,Y2 に基づき原点位置(0,0 )から
のずれ量xとずれ量yとを次の数1および数2により計
算する。
【0027】
【数1】x=L・(X2 −X1 )/(X1 +X2
【0028】
【数2】y=L・(Y2 −Y1 )/(Y1 +Y2
【0029】そこで、サーボ回路24は、システムコン
トローラ5からのサーボ開始指令に応じて、このずれ量
x,yがゼロ値になるように、サーボ動作を開始する。
この場合、サーボループは、サーボ回路24、モータ2
2,23、ミラー11,12、偏光ビームスプリッター
10、ハーフミラー43、レンズ52および位置センサ
25によって形成される。
【0030】この実施例では、位置検出素子53の面積
内のどの部分でもサーボがかかるようになっており、図
3に示すように、位置検出素子53のうち、原点位置
(0,0)を含むハッチングで示した中央範囲は、きわめて
安定度に余裕のある範囲であるサーボ範囲A1とされ、
その周囲の網点で示した範囲は、比較的に安定度に余裕
のあるサーボ範囲A2とされ、その周囲の逆方向のハッ
チングで示した範囲は、安定度の余裕の少ないサーボ範
囲A3とされる。
【0031】このようなサーボ動作の安定度を表すサー
ボ範囲A1〜A3を表す情報信号は、ビデオ信号S5
して混合回路42の一の入力端子に供給される。
【0032】ここで、混合回路42の他の入力端子に
は、上記した抽出光ビームL12による光スポットと送
受信装置2とこの送受信装置2の周囲の情景を表す画像
情報を有する被写体光L22による像を表すビデオ信号S
1 が供給されている。
【0033】また、混合回路42のさらに他の入力端子
には、システムコントローラ5からの制御信号に応じて
カーソル発生回路59からカーソルを表すビデオ信号S
6 が供給されている。
【0034】したがって、混合回路42によってこれら
のビデオ信号S1 ,S5 ,S6 が混合され、その混合さ
れたビデオ信号S2 による映像が、図4に示すように、
ビューファインダ43上に表示されることになる。
【0035】なお、システムコントローラ5には、送受
信装置1の筐体に配置された操作パネル70が接続さ
れ、その操作パネル70には、動作を後述する初期化ボ
タン71、サーボオン・オフボタン72、およびカーソ
ルボタン73が配されている。
【0036】また、送受信装置1の筐体には、送受信装
置1内の光学系全体を図示しない移動機構を通じて水平
方向に所定量移動するノブ74と垂直方向に所定量移動
するノブ75とが設けられている。
【0037】つぎに、上記実施例の動作について説明す
る。
【0038】まず、送受信装置1と送受信装置2との間
で光ビームL11および光ビームL12による信号の送受
を開始する前に、送受信装置1の光軸15が送受信装置
2の方向を向くように送受信装置1を適当な位置に設置
固定する。
【0039】次に、送受信装置1の図示しない電源スイ
ッチをオン状態にするとともに、操作パネル70上の初
期化ボタン71を押すことにより、システムコントロー
ラ5、サーボ回路24およびモータ22,23を通じて
軸20および軸21が回転中央位置にされる。この状態
において、光軸15は、送受光用レンズ14の正面方向
に正確に向くように予め調整されている。
【0040】このときのビューファインダ43上の映像
表示例を図4に示す。この図4から分かるように、ビュ
ーファインダ43上の映像は、抽出光ビームL12による
光スポットに対応する出射光ビーム点像60と、送受信
装置2に対応する送受信装置像62とその周囲の情景
と、カーソル63,64と、位置センサ25上のx方向
のサーボ動作の安定度を表す表示65(以下、x方向サ
ーボ安定度表示という)とy方向のサーボ動作の安定度
を表す表示66(以下、y方向サーボ安定度表示とい
う)との合成映像になる。
【0041】ここで、x方向サーボ安定度表示65とし
ては、光ビームL24が位置センサ25上に集光された光
スポットLaが図3に示す位置検出素子53上のいずれ
のサーボ範囲A1〜A3にあるかどうかに対応して、き
わめて安定度に余裕のあるサーボ範囲A1にある場合に
は、図4中、ハッチング部分で示す中央部65Aが緑色
に発光するようになっている。また、比較的に安定度に
余裕のあるサーボ範囲A2にある場合には、その光スポ
ットLaのx方向の位置に応じて、網点部分で示す外側
部65Bまたは外側部65Cのいずれかの部位が黄色に
発光するようになっている。さらに、安定度の余裕の少
ないサーボ範囲A3にある場合には、その光スポットL
aのx方向の位置に応じて、逆方向のハッチング部分で
示す最外側部65Dまたは最外側部65Eのいずれかの
部位が赤色に発光するようになっている。なお、この赤
色の表示は、連続的な表示ではなく、操作パネル70上
の図示しない操作ボタンの操作によりシステムコントロ
ーラ5の制御の基づき点滅表示とすることもできる。ま
た、y方向サーボ安定度表示66もx方向サーボ安定度
表示65と同様になされる。
【0042】図4の状態においては、出射光ビーム点像
60と送受信装置像62とが離れているので、サーボ範
囲を全くはずれた状態になっており、緑色、黄色および
赤色のすべてが発光されずにx方向およびy方向サーボ
安定度表示65,66の枠だけが表示される状態になっ
ており、そのような状態では、システムコントローラ5
の出力信号に基づき例えば、「サーボ範囲を外れていま
す。位置調整用のノブ74,75を回して出射光ビーム
点像60と送受信装置像62とを重ね合わせてくださ
い。」と表示される。
【0043】この場合、先ず、操作パネル70上のカー
ソルボタン73を操作することにより、出射光ビーム点
像60にカーソル63および64を合わせ、次に、図4
に示すように、出射光ビーム点像60が2点鎖線で示す
矢印R方向に移動するように位置調整用のノブ74,7
5を回す(この例では、ビューファインダ43上の表示
に対応してノブ74は時計方向に回し、ノブ75は反時
計方向に回す)。そうするとカーソル63,64と出射
光ビーム点像60とが一緒に移動し、かつ送受信装置像
62もそれらに近づくように移動する。なお、カーソル
63,64を出射光ビーム点像60に合わせてから移動
するのは、ビューファインダ43内の映像が明るい場合
に、出射光ビーム点像60が見にくくなっても出射光ビ
ーム点像60を見失なうことなく移動することができる
ようにするためである。
【0044】そして、図5に示すように出射光ビーム点
像60と送受信装置像62の映像がほぼ重なった状態
で、言い換えれば、光ビームL11と光ビームL21との光
軸がほぼ一致した状態で、操作パネル70上のサーボオ
ン・オフボタン72を押してサーボ動作をオン状態にす
る。そして、送受信装置2から供給される光ビームL11
に対応して位置センサ25に入射する光ビームL24の光
スポットLaの位置に応じて上記したようにx方向およ
びy方向のサーボ安定度表示65,66がなされるとと
もに、サーボ動作によりx方向サーボ安定度表示65お
よびy方向サーボ安定度表示66のうち、中央部65A
および中央部66Aがともに緑色の表示になるのを確認
する。
【0045】もし、緑色の表示にならなかった場合に
は、x方向サーボ安定度表示65およびy方向サーボ安
定度表示66の発光色および位置を確認することによ
り、位置調整用のノブ74,75を所定方向に回すこと
により緑色の表示にすることができる。
【0046】この状態において、サーボオン・オフボタ
ン72をもう一度押してサーボ動作をオフ状態にした
後、言い換えれば、動作点に余裕のあるサーボ範囲でサ
ーボ動作を解除してサーボ動作点を固定した後、送受信
装置2との光ビームL21,L22による相互間伝送を開始
することにより、送受信装置1と送受信装置2との間で
安定した動作で相互間伝送を行うことができる。
【0047】相互間伝送中に、もし、サーボ安定度表示
65,66が、例えば、黄色あるいは赤色に変化した場
合には、時機を見て、再び送受装置1と送受装置2との
光軸合わせ動作(位置調整用のノブ74,75を回す動
作)を行えばよい。
【0048】なお、カーソル63,64が送受信装置像
62を横切るように設定し、およびカーソル63,64
が出射光ビーム点像60を横切るように設定してそれら
の点の座標を読み取り記憶することにより、それらの設
定点の座標を得、その座標から光軸15の送受信装置2
に対するずれ量が定量的がシステムコントローラ5によ
って判明するので、そのずれ量に応じて送受信装置1の
光学系の向きを自動的に修正するように(自動的に位置
調整用のノブ74,75を回したのと等価になるよう
に)構成を変更することもできる。
【0049】このように上記の実施例によれば、ビュー
ファインダ43に、出射光ビーム点像60と、送受信装
置像62と、この送受信装置2の周囲の情景とを映像表
示するとともに、上記サーボ動作の安定度を表す映像を
x方向およびy方向サーボ安定度表示65,66として
表示するようにしたので、ビューファインダ43を見な
がら出射光ビームL11と入射光ビームL21の光軸を容易
に一致させることができるとともに、動作点に余裕のあ
るサーボ範囲でサーボ動作を解除してサーボ動作点を固
定することが可能になり、送受信装置1,2相互間で短
時間に伝送を開始することが可能になるとともに、伝送
を安定な動作点で行うことができる。
【0050】なお、本発明は上記の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明光空間伝送
装置によれば、表示手段に、サーボ動作の動作点を表示
するようにしたので、動作点に余裕のあるサーボ範囲で
サーボ動作を解除して動作点を固定することにより、一
の送受信装置と他の送受信装置との相互間伝送を安定に
行うようにすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光空間伝送装置の一実施例の構成
を示す線図である。
【図2】図1例に示す光空間伝送装置のうち、位置セン
サの構成を示す正面図である。
【図3】図2に示す位置センサのうち、位置検出素子に
割り当てられたサーボ範囲の説明に供される線図であ
る。
【図4】図1例に示す光空間伝送装置のうち、ビューフ
ァインダ上の映像を表わす線図である。
【図5】図1例に示す光空間伝送装置のうち、光軸が一
致した状態におけるビューファインダ上の映像を表わす
線図である。
【符号の説明】
1,2 送受信装置 11,12 ミラー 25 位置センサ 43 ビューファインダ 65 x方向サーボ安定度表示 66 y方向サーボ安定度表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−302925(JP,A) 特開 平1−142397(JP,A) 特開 平3−46582(JP,A) 特開 平3−152490(JP,A) 特開 平2−276328(JP,A) 特開 平2−170630(JP,A) 実開 平2−51433(JP,U) 実開 平5−33119(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の送受信装置から送出された光ビーム
    を一の送受信装置内に配置された光軸調整手段を通じて
    光ビーム位置検出手段で検出し、この検出出力に応じて
    上記光軸調整手段をサーボ動作によって調整するように
    された光空間伝送装置において、 上記一の送受信装置内に表示手段を配し、 この表示手段に上記光ビーム位置検出手段の検出出力に
    基づく上記サーボ動作の動作点を表示するようにしたこ
    とを特徴とする光空間伝送装置。
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