JPH1121471A - トラフィックペイント用組成物 - Google Patents

トラフィックペイント用組成物

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JPH1121471A
JPH1121471A JP19524897A JP19524897A JPH1121471A JP H1121471 A JPH1121471 A JP H1121471A JP 19524897 A JP19524897 A JP 19524897A JP 19524897 A JP19524897 A JP 19524897A JP H1121471 A JPH1121471 A JP H1121471A
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JP
Japan
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composition
weight
acid
isoprene
resin
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JP19524897A
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English (en)
Inventor
Haruo Yanase
春雄 柳瀬
Toshihiko Matsuzaki
敏彦 松崎
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 沈降防止剤を使用することなく、施工時の良
好な流動性(チキソトロピー性)が保持され、且つ沈降
防止が一段と改良されたトラフィックペイント用組成物
を提供すること。 【解決手段】 イソプレン40〜90重量%及び炭素数
が4〜10の脂肪族モノオレフィン10〜60重量%か
らなる単量体混合物をハロゲン化アルミニウム系触媒の
存在下にカチオン重合することによって得られるイソプ
レン系炭化水素樹脂及び/又はその酸変性樹脂と顔料を
含有することを特徴とするトラフィックペイント用組成

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘結剤として特定
のイソプレン系炭化水素樹脂を配合してなるトラフィッ
クペイント用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、横断歩道、中央線、外側線などの
路面標示用に使用されるトラフィックペイント材料とし
ては、粘結剤及び顔料を必須成分とし、その他必要に応
じて可塑剤、安定剤、酸化防止剤、骨材、ガラスビーズ
などを含有する熱溶融型のトラフィックペイント用組成
物が用いられている。
【0003】このようなトラフィックペイント用組成物
は、主要な各成分を混合することによって調製され、そ
れを加熱溶融せしめて施工に供されるが、その際に顔料
や充填剤の沈降が生じ易く、そのために施工性が損なわ
れたり、塗膜の汚染やヘアークラックの発生を生じる原
因となっていた。とくに粘結剤として脂肪族系炭化水素
樹脂を用いる場合にその傾向が強く、その改善が望まれ
ていた。
【0004】このような欠点を改善するために、従来か
ら適量の沈降防止剤を配合する方策が提案されている。
例えば、特開昭52−71533号公報によれば、合成
微粉シリカ系、アスベスト、クレー、タルク、金属石け
ん類、合成ワックスなどの沈降防止剤をトラフィックペ
イント用組成物中に少量配合することが有効とされてい
る。
【0005】また、特開昭57−174号公報によれ
ば、脂肪族系炭化水素樹脂に少量の合成ワックス系沈降
防止剤を溶融混合することによって、顔料や充填剤の沈
降が防止されるとともに作業性及び塗膜性能に優れたト
ラフィックペイント用組成物が得られるとしている。沈
降防止剤を配合することにより、施工性あるいは作業性
が低下することは避けられず、また、表面に滲み出る合
成ワックス等が汚れの原因になることも考えられ、これ
らの提案の方法でもさらなる改良が必要であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、沈降
防止剤を配合することなく、施工時の良好な流動性(チ
キソトロピー性)が保持され、且つ沈降防止が一段と改
良されたトラフィックペイント用組成物を提供すること
である。本発明者らは、炭化水素樹脂を粘結剤とする施
工性と沈降防止性とがバランスした熱溶融型トラフィッ
クペイント用組成物を開発すべく検討を重ねた結果、従
来のトラフィックペイント用組成物に使用される脂肪族
系炭化水素樹脂が、C5留分の中でも主として1,3−
ペンタジエンを重合して得られるものであることをつき
とめ、これに代えて粘結剤として特定のイソプレン系樹
脂を用いることが有効であることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、イソプレン40〜90重量%及び炭素数が4〜10
の脂肪族モノオレフィン10〜60重量%からなる単量
体混合物をハロゲン化アルミニウム系触媒の存在下にカ
チオン重合することによって得られるイソプレン系炭化
水素樹脂及び/又はその酸変性樹脂と顔料を含有するこ
とを特徴とするトラフィックペイント用組成物が提供さ
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態を挙げて本
発明を詳細に説明する。本発明の特徴は、トラフィック
ペイント用組成物の粘結剤として上記のイソプレン系炭
化水素樹脂を使用することにあり、この樹脂の使用によ
って、該組成物の流動性(施工性)と顔料や充填剤の耐
沈降性をバランスさせることができる。
【0009】本発明で使用するイソプレン系炭化水素樹
脂は、イソプレン40〜90重量%、好ましくは45〜
80重量%及び炭素数が4〜10の脂肪族モノオレフィ
ン10〜60重量%、好ましくは20〜55重量%から
なる単量体混合物をハロゲン化アルミニウム系触媒の存
在下にカチオン重合することによって得られる炭化水素
樹脂であって、通常、軟化点が60〜140℃、数平均
分子量が500〜2000程度のものである。
【0010】単量体混合物中のイソプレンの使用比率は
上記の通りであり、1,3−ペンタジエンや1,3−ブ
タジエンのような他の共役ジエンを多量に使用すると熱
安定性が低下するので好ましくなく、さらにその使用比
率が40重量%未満では重合反応中に液状低分子量ポリ
マー成分が多量に副生し、樹脂の軟化点を著しく低下さ
せ、顔料や充填剤の沈降を防止することができず、さら
に樹脂の収率を低下させるので好ましくない。また、使
用比率が90重量%を越えると高分子量ポリマー成分や
場合によってはゲルポリマー副生するので好ましくな
く、イソプレン量をこれ以上に増やしても樹脂の沈降防
止性は変わらない。
【0011】本発明で使用する炭素数が4〜10の脂肪
族モノオレフィンとしては、イソブチレン、ブテン−
1、ブテン−2、2−メチル−ブテン−1、2−メチル
−ブテン−2、ペンテン−1、ペンテン−2、ジイソブ
チレン、シクロペンテン、シクロヘキセンなどが例示さ
れ、とくに炭素数が4〜8のものが賞用される。このよ
うな脂肪族モノオレフィンを用いることによって樹脂に
良好な流動性が付与される。単量体混合物中の該脂肪族
モノオレフィンの使用比率が10重量%未満では樹脂の
分子量が大きくなり過ぎ、樹脂の流動性を低下させるの
で好ましくない。また、使用比率が60重量%を超える
と液状低分子量ポリマー成分が多量に副生し、樹脂の軟
化点を著しく低下させ、樹脂の収率を低下させるので好
ましくない。
【0012】なお、本発明の効果を本質的に阻害しない
範囲であれば、さらに、1,3−ブタジエン、1,3−
ペンタジエン、シクロペンタジエン、ジシクロペンタジ
エン、メチルシクロペンタジエン、インデン、メチルイ
ンデンなどの前記の各単量体と共重合可能な他の単量体
成分を含んでいてもよいが、その含有比率はできるだけ
小さいことが望ましく、通常、10重量%以下、好まし
くは5重量%以下である。
【0013】本発明で使用するイソプレン系炭化水素樹
脂は、上記の単量体混合物をハロゲン化アルミニウム系
触媒の存在下に常法に従ってカチオン重合することによ
って得ることができる。使用される触媒の例としては、
塩化アルミニウム、臭化アルミニウムなどのハロゲン化
アルミニウム、これらと塩酸、ハロゲン化炭化水素、芳
香族炭化水素などの配位子とからなる錯体が挙げられ
る。本発明においてはハロゲン化アルミニウム系触媒を
使用することが必須の要件であり、芳香族系石油樹脂の
製造に際して一般的に使用されるハロゲン化ホウ素系触
媒を用いても本発明の効果を得ることはできない。ま
た、イソプレンに代えて1,3−ブタジエンや1,3−
ペンタジエンなどの他の共役ジエンを用いても本発明の
効果は得られない。
【0014】上記単量体混合物のカチオン重合は、通
常、無溶剤または必要に応じて不活性な希釈溶剤を用い
て行うことができる。希釈溶剤としては、芳香族炭化水
素、脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素及びハロゲン化炭
化水素のいずれの希釈溶剤も使用できるが、なかでも芳
香族炭化水素が好ましい。希釈溶剤は、通常、単量体混
合物100重量部に対して20〜1000重量部、好ま
しくは50〜500重量部の割合で使用される。
【0015】重合は、通常、0〜120℃、好ましくは
20〜100℃の温度で行われ、反応系の圧力は大気圧
以上もしくはそれ以下であってもよい。反応時間は、一
般に、数秒〜12時間もしくはそれ以上にわたって変化
させることができる。重合終了後、常法に従って反応液
中の触媒を除去し、未反応の単量体、副生した低分子量
ポリマー成分及び希釈溶剤を減圧蒸留あるいは水蒸気蒸
留などの手段で除去することによって目的とするイソプ
レン系炭化水素樹脂を得ることができる。
【0016】本発明で使用するイソプレン系炭化水素樹
脂は、未変性のもであってもよく、また、酸で変性した
ものであってもよい。酸変性したイソプレン系炭化水素
樹脂を使用する場合には、変性用酸としてエチレン性不
飽和カルボン酸またはその無水物で変性した樹脂が用い
られる。本発明では、酸変性イソプレン系炭化水素樹脂
は広義に解釈されるものであり、上記の酸を該樹脂に直
接的に付加させた物及びこのような酸付加物をさらにア
ルコール、アミン、金属塩などで処理して得られるエス
テル、アミド、金属塩などの酸付加物の誘導体も包含さ
れる。
【0017】イソプレン系炭化水素樹脂の酸変性に用い
られるエチレン性不飽和カルボン酸またはその無水物の
具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチ
ルアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シ
トラコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シ
トラコン酸などのような炭素数が8以下のα,β−不飽
和カルボン酸及びその無水物並びに3,6−エンドメチ
レン−1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸など
のような共役ジエンとα,β−不飽和カルボン酸または
その無水物とのディールス・アルダー付加物などが挙げ
られる。これらの酸変性剤は単独であるいは二種以上組
み合わせて用いることができる。これらのなかでは、反
応性からみて無水マレイン酸が最も好ましい。
【0018】イソプレン系炭化水素樹脂と酸変性剤との
反応は、通常、50〜300℃の温度で5分〜20時間
程度の反応時間で行われる。反応に際しては、必要に応
じて、希釈溶剤、ゲル化防止剤及び反応促進剤などを適
宜存在せることができる。酸変性剤の使用量は格別限定
されないが、通常、該樹脂の酸価(mgKOH/g)が
0.2〜50、好ましくは0.5〜10となる量であ
る。
【0019】前記のように本発明の酸変性イソプレン系
炭化水素樹脂には、公知の変性剤を用いて変性したその
誘導体も含まれる。該誘導体を生成するために使用され
る変性剤としては、例えば、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、アリルアルコールなどの一
価アルコール及びエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ブタンジオール、グリセリンなどの多価アルコ
ール、メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、
トリエチルアミン、エタノールアミン、エチレンジアミ
ン、プロピレンジアミン、ジエチレントリアミン、テト
ラエチレンペンタミンなどのアミン及びアンモニア、ナ
トリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの
アルカリ金属またはアルカリ土類金属などが挙げられ
る。これらの変性剤で変性されて生じる酸変性該樹脂の
誘導体は、酸変性該樹脂のエステル化物、アミド化物あ
るいは上記金属の塩などである。
【0020】本発明のトラフィックペイント用組成物
は、上述のイソプレン系炭化水素樹脂及び/又はその酸
変性樹脂の他に、顔料が含まれる。顔料としては、通常
のトラフィックペイントで用いられる酸化亜鉛、酸化チ
タン、黄鉛などの白色顔料や着色顔料及び炭酸カルシウ
ム、ケイ砂等の体質顔料が挙げられ、これらの中から適
宜選択して使用する。これらの顔料の配合量は、通常、
樹脂成分100重量部に対して50〜800重量部、好
ましくは100〜300重量部の割合である。さらに、
路面区画線の反射性を改善するためにガラスビーズを、
通常、樹脂成分100重量部に対して5〜100重量
部、好ましくは20〜60重量部の割合で配合すること
ができる。
【0021】なお、本発明のトラフィックペイント用組
成物には、可塑剤を配合することができる。可塑剤とし
ては、例えば、アマニ油、綿実油、大豆油、ヒマシ油な
どの天然油;フタル酸エステル、アジピン酸エステルな
どのゴムや塩化ビニル樹脂等で従来から使用されている
エステル系可塑剤;ポリブテン油、ポリブタジエン油、
ポリペンタジエン油などの液状ポリマー;液状炭化水素
樹脂、液状テルペン樹脂、液状ロジンなどの液状樹脂;
ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイル、
パラフィン系プロセスオイルなどの鉱油;アルキッド樹
脂、キシレン樹脂などが挙げられる。可塑剤の配合量
は、通常、樹脂成分100重量部に対して3〜30重量
部、好ましくは5〜20重量部の割合である。
【0022】本発明のトラフィックペイント用組成物
は、上記の各成分を従来のトラフィックペイント用組成
物の調製におけると同様の方法で加熱下に混合すること
によって得ることができ、調製方法はとくに制限される
ものではない。また、本発明のトラフィックペイント用
組成物の路面への施工方法も従来の該組成物の施工方法
と同様であり、とくに制限されるものではない。
【0023】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。以下においては、部及び%は特に断りのない限り重
量基準である。実施例及び比較例においてトラフィック
ペイント用組成物の特性は、下記の方法で評価した。
【0024】(1)流動性 (イ)フォードカップ使用(JIS K 5907に準
ずる)(FC(秒))底に小孔(直径8mm)のある3
5ml容の円筒カップに加熱溶融した組成物を充填し、
全量が小孔より流出し終わる迄の時間を測定する。 (ロ)円板法 200℃で30分間加熱溶融させた均一な組成物を20
mlの柄杓に採り、直ちに5cmの高さから組成物をア
ルミニウム板上に注ぎ落とし、形成された円板状の組成
物の長径と短径を測定し、両者の平均値を求め、流動性
の尺度とする。数値が大きいほど流動性は良好である。 (ハ)組成物の溶融粘度(Compd Vis) 加熱溶融させた均一な組成物の200℃の粘度(cp
s)をB型粘度計により、No4ローターを用いて回転
数6rpm及び60rpmで測定する。粘度(6rp
m)と粘度(60rpm)の比を求め、これをチキソト
ロピーインデックス(TI)とする。TIが大きいほど
組成物はチキソトロピー性が良好であることを示してい
る。 TI=粘度(6rpm)/粘度(60rpm)
【0025】(2)沈降性 200℃で加熱溶融させた均一な組成物を50mlのビ
ーカーに入れ、230℃または250℃で1時間静置し
た後、室温まで冷却して固化させる。この固化物を高さ
方向に切断し、切断面における骨材(ガラスビーズと粗
粒炭酸カルシウム)の沈降率(%)を測定する。 (3)圧縮強度 JIS K5665 No3に従って圧縮速度10mm
/分で20℃の圧縮強度を自記録式引張試験機(インス
トロン社製テンシロン)を用いて測定する。
【0026】(4)塗工膜のイエローインデックス(Y
I) JIS K5665 No3に従ってYIを測定する。 (5)拡散反射率 JIS K5665 No3に従ってグロスメータで4
5°(入射角)及び0°(反射角)の条件で反射率を測
定する。 (6)塗工膜のヘアークラック JIS K5665 No3に従って調製した塗料パネ
ルをサンシャインウエザオメータ(スガ試験機社製)を
用いてブラックパネル温度63±3℃、スプレー18分
/120分、相対湿度50%、照射時間60時間なる条
件で促進劣化試験を行い、亀裂が発生するまでの時間を
観察する。
【0027】実施例1〜3、比較例1〜3 ガラス製反応容器にベンゼン100部及び塩化アルミニ
ウム1部を仕込み、表1に示す単量体混合物100部を
連続的に添加して65℃で重合反応させた。その後、常
法に従って重合生成物を無水マレイン酸を用いて酸変性
し、酸変性炭化水素樹脂を得た。これらの樹脂を用い、
下記の配合処方によりトラフィックペイント用組成物を
調製し、得られた各組成物について上記の方法で各特性
を評価した。評価結果を表1に示す。
【0028】 配合処方 (部) 炭化水素系樹脂 12 可塑剤 1.5 粗粒炭酸カルシウム 40 重質炭酸カルシウム 26.5 二酸化チタン 5 ガラスビーズ 15
【0029】
【表1】 (注)分子量はGPCで測定した標準ポリスチレン換算
の値である。 (*)a:120時間まで亀裂が発生しないことを示
す。 b:80時間で亀裂が発生したことを示す。
【0030】表1の結果は、従来の炭化水素系樹脂を用
いた場合には組成物の粘度(Compd Vis)が低
くなるにつれて充填剤の耐沈降性は悪くなるが、イソプ
レン系炭化水素樹脂を用いた本発明の組成物では組成物
の粘度が低くなっても耐沈降性は低下しないことを示し
ている。又、本発明の組成物は、耐変色性にも優れ、流
動性及びチキソトロピー性にも優れており、良好な施工
性を有する組成物であることを示している。
【0031】
【発明の効果】以上の本発明によれば、耐変色性や顔料
やガラスビーズ等の充填剤の耐沈降性に優れ、流動性及
びチキソトロピー性に優れた路面施工性が容易なトラフ
ィックペイント用組成物が提供される。
【0032】以下に請求項1に記載の本発明の好ましい
実施態様を示す。 (1)イソプレン系炭化水素樹脂は、イソプレン45〜
80重量%及び炭素数が4〜10の脂肪族モノオレフィ
ンが20〜55重量%からなる単量体混合物を重合して
なる樹脂である。 (2)脂肪族モノオレフィンは炭素数が4〜8のもであ
る。 (3)酸変性イソプレン系炭化水素樹脂の酸価(mgK
OH/g)は、0.5〜10である。 (4)トラフィックペイント用組成物は、イソプレン系
炭化水素樹脂100重量部に対して顔料が100〜80
0重量部の割合で配合されたものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 123/26 C09D 123/26

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソプレン40〜90重量%及び炭素数
    が4〜10の脂肪族モノオレフィン10〜60重量%か
    らなる単量体混合物をハロゲン化アルミニウム系触媒の
    存在下にカチオン重合することによって得られるイソプ
    レン系炭化水素樹脂及び/又はその酸変性樹脂と顔料を
    含有することを特徴とするトラフィックペイント用組成
    物。
JP19524897A 1997-07-07 1997-07-07 トラフィックペイント用組成物 Pending JPH1121471A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012029155A1 (ja) * 2010-09-02 2013-10-28 リケンテクノス株式会社 床材用塗料および床材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012029155A1 (ja) * 2010-09-02 2013-10-28 リケンテクノス株式会社 床材用塗料および床材
JP5813646B2 (ja) * 2010-09-02 2015-11-17 リケンテクノス株式会社 床材用塗料および床材

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