JPS6118584B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6118584B2
JPS6118584B2 JP51064627A JP6462776A JPS6118584B2 JP S6118584 B2 JPS6118584 B2 JP S6118584B2 JP 51064627 A JP51064627 A JP 51064627A JP 6462776 A JP6462776 A JP 6462776A JP S6118584 B2 JPS6118584 B2 JP S6118584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrocarbon resin
composition
carboxylic acid
weight
modified
Prior art date
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Expired
Application number
JP51064627A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52148537A (en
Inventor
Kimya Mizui
Shigeru Katayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP6462776A priority Critical patent/JPS52148537A/ja
Publication of JPS52148537A publication Critical patent/JPS52148537A/ja
Publication of JPS6118584B2 publication Critical patent/JPS6118584B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F9/00Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
    • E01F9/50Road surface markings; Kerbs or road edgings, specially adapted for alerting road users
    • E01F9/506Road surface markings; Kerbs or road edgings, specially adapted for alerting road users characterised by the road surface marking material, e.g. comprising additives for improving friction or reflectivity; Methods of forming, installing or applying markings in, on or to road surfaces

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は熱溶融型トラフイツクペイント用組成
物に関する。さらに詳しくは、脂肪族系炭化水素
樹脂および芳香族系炭化水素樹脂からなる炭化水
素樹脂の特定の変性組成物を粘結付与剤として使
用することによつて流動性、充填性の沈降性およ
び塗膜の耐汚染性が改善されかつヘアークラツク
の発生が抑制された熱溶融型トラフイツクペイン
ト用組成物に関する。 道路の区画線あるいはその他の標示には従来か
ら自然乾燥型、加熱スプレー型あるいは熱溶融型
などの種々のタイプのトラフイツクペイントが知
られている。これらのトラフイツクペイントのう
ちでは、短時間のうちに塗膜が硬化して施工時間
を短縮することのできる熱溶融型トラフイツクペ
イントが交通の激しい道路上に施工する場合に賞
用されている。 従来、熱溶融型トラフイツクペイント用組成物
の一成分である粘結付与剤としては、マレイン化
ロジン、アルキツド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエ
ステルなどが使用できることが知られているが、
これらの中ではマレイン化ロジンなどのロジン変
性物が最も優れているとされている。しかし、ロ
ジン変性物は原料を天然物に依存しているために
近年の著しい需要の伸びには対処できない。しか
も、ロジン変性物は、相溶性の点から安価な鉱物
油が使用出来ないこと、塗料の流動性が良くない
こと、塗膜にヘアークラツクが入り易いことおよ
び塗膜の汚染性が高いことも欠点として指摘され
ている。 従来のロジン変性物に代替し得る粘結付与剤と
して、工業的に安価にかつ容易に製造できる炭化
水素樹脂が注目されている。一般に、炭化水素樹
脂は、沸点範囲が−20ないし+100℃の脂肪族系
不飽和炭化水素含有留分から製造された脂肪族系
炭化水素樹脂、沸点範囲が140ないし280℃の芳香
族系不飽和炭化水素含有留分から製造された芳香
族系炭化水素樹脂および両方の不飽和炭化水素含
有留分を共重合した脂肪族系芳香族系共重合炭化
水素樹脂に分類される。これらの炭化水素樹脂の
うちで脂肪族系炭化水素樹脂あるいはその変性物
を熱溶融型トラフイツクペイント用組成物の粘結
付与剤に使用すると、組成物の色相および耐熱安
定性には優れているが、充填剤の沈降性が大きく
しかも塗膜にヘアークラツクが発生し易いという
欠点がある。一方、芳香族系炭化水素樹脂あるい
はその変性物を熱溶融型トラフイツクペイント用
組成物の粘結付与剤として使用すると、組成物中
の充填剤の沈降性および塗膜の耐汚染性が良好で
あるが、塗膜は黄ないし赤色味が強いために顔料
を多量に使用しないと鮮明な色に仕上がらないと
いう欠点がある。粘結付与剤として、脂肪族系炭
化水素樹脂の変性物あるいは芳香族系炭化水素樹
脂の変性物のいずれを単独で使用しても、流動性
の充分なる熱溶融型トラフイツクペイント用組成
物は得られない。また、脂肪族系芳香族系共重合
炭化水素樹脂を使用することによつて、前述の脂
肪族系炭化水素樹脂および芳香族系炭化水素樹脂
のそれぞれの欠点を改善する方法も考えられる。
しかし、脂肪族系不飽和炭化水素含有留分と芳香
族系不飽和炭化水素含有留分を共重合させた場合
には、一般に共重合樹脂の軟化点が急激に低くな
つてしまうために、熱溶融型トラフイツクペイン
ト用組成物の粘結付与剤として使用できる炭化水
素樹脂は、軟化点の面から脂肪族系不飽和炭化水
素成分を主成分として含有し芳香族系不飽和炭化
水素成分を少量含有する共重合炭化水素樹脂かあ
るいは芳香族系不飽和炭化水素成分を主成分とし
て含有し脂肪族系不飽和炭化水素成分を少量含有
する共重合炭化水素樹脂に限られる。しかし、こ
れらの脂肪族系芳香族系共重合炭化水素樹脂単独
では脂肪族系炭化水素樹脂あるいは芳香族系炭化
水素樹脂の前述のような欠点を充分に改善するに
は制約があり、とくに本発明のように熱溶融型ト
ラフイツクペイント用組成物の流動性を大巾に改
善する効果は認められない。 本発明者は、脂肪族系炭化水素樹脂および芳香
族系炭化水素樹脂からなりかつ特定の範囲の酸価
を有する炭化水素樹脂の特定の変性組成物を熱溶
融型トラフイツクペイント用組成物の粘結付与剤
として使用すると、脂肪族系炭化水素樹脂あるい
は芳香族系炭化水素樹脂の変性物をそれぞれ単独
で使用した場合の欠点が単に改善されるばかりで
なく、両方の炭化水素樹脂の配合割合を特定の範
囲にすると、熱溶融型トラフイツクペイント用組
成物の流動性の改善にそれぞれ両方の炭化水素樹
脂の相乗効果が認められることを見い出したこと
に基づくものである。さらに、本発明の熱溶融型
トラフイツクペイント用組成物は、粘結付与剤と
して脂肪族系炭化水素樹脂の変性物を単独で使用
した場合にくらべて充填剤の沈降性および塗膜の
耐汚染性が改善されると共にヘアークラツクが抑
制され、芳香族系炭化水素樹脂の変性物を単独で
使用した場合にくらべて塗膜の色の鮮明さが改善
されるものである。 すなわち、本発明は、脂肪族系炭化水素樹脂(a)
50ないし95重量%および芳香族系炭化水素樹脂(b)
5ないし50重量%を含有し、かつ酸価が0.5ない
し50の範囲にあるカルボン酸、カルボン酸無水変
性炭化水素樹脂若しくはケン化価が1ないし100
の範囲にあるエステル変性炭化水素樹脂組成物
(以下単に炭化水素樹脂変性組成物ともいう。)を
粘結付与剤として含有することを特徴とする熱溶
融型トラフイツクペイント用組成物である。 本発明の熱溶融型トラフイツクペイント用組成
物に使用される粘結付与剤は、脂肪族系炭化水素
樹脂および芳香族系炭化水素樹脂を特定の組成範
囲で含有する炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボ
ン酸無水性物しくはエステル変性組成物である。
この粘結付与剤に使用される脂肪族系炭化水素樹
脂は、石油類の熱分解の際に得られる沸点範囲が
−20ないし+100℃の脂肪族系不飽和炭化水素含
有留分のうち任意の留分を通常の方法、たとえ
ば、三塩化アルミニウム、三沸化ホウ素あるいは
その錯体などのフリーデルクラフツ型触媒の存在
下に重合することによつて製造される。この沸点
範囲が−20ないし+100℃の脂肪族系不飽和炭化
水素含有留分には主としてC4,C5,C6の脂肪族
系不飽和炭化水素成分が含有されているが、本発
明の熱溶融型トラフイツクペイント用組成物の粘
結付与剤の脂肪族系炭化水素樹脂としては、主と
してC4およびC5の脂肪族系不飽和炭化水素成分
を含有する沸点範囲が−20ないし+50℃の脂肪族
系不飽和炭化水素含有留分を重合することによつ
て製造した脂肪族系炭化水素樹脂を使用すること
が好ましい。また、前記の脂肪族系不飽和炭化水
素樹脂のうちでは、数平均分子量が700ないし
2000の範囲にあり、軟化点(環球法)が80ないし
120℃の範囲にありかつ色相(ガードナー)が12
以下にある脂肪族系炭化水素樹脂を本発明の熱溶
融型トラフイツクペイント用組成物の粘結付与剤
に使用することが好ましい。 また、本発明の熱溶融型トラフイツクペイント
用組成物の粘結付与剤に使用される芳香族系炭化
水素樹脂は、石油類の熱分解の際に得られる沸点
範囲が140ないし280℃の芳香族系不飽和炭化水素
含有留分のうちの任意の留分を通常の方法、たと
えば、三弗化ホウ素あるいはその錯体、三塩化ア
ルミニウムなどのフリーデルクラフツ型触媒の存
在下に重合することによつて製造される。この沸
点範囲が140ないし280℃の芳香族系不飽和炭化水
素含有留分には主としてC8,C9,C10,C11,C12
などの芳香族系不飽和炭化水素成分が含有されて
いるが、本発明の熱溶融型トラフイツクペイント
用組成物の粘結付与剤の芳香族系炭化水素樹脂と
しては、主としてC8およびC9の芳香族系不飽和
炭化水素成分を含有する沸点範囲が140ないし200
℃の芳香族系不飽和炭化水素含有留分を重合する
ことによつて製造した芳香族系炭化水素樹脂を使
用することが好ましい。また、芳香族系炭化水素
樹脂として、前記の芳香族系不飽和炭化水素含有
留分に少量の脂肪族系不飽和炭化水素含有留分を
共重合させた共重合樹脂を使用することもでき
る。また、前記の芳香族系炭化水素樹脂として、
重合原料の芳香族系不飽和炭化水素含有留分を無
水マレイン酸などのα,β―不飽和ジカルボン酸
無水物の存在下に50ないし200℃の温度で予備加
熱処理することによつて精製した後重合して製造
された芳香族系炭化水素樹脂を使用することがと
くに好ましい。これらの芳香族系炭化水素樹脂の
うちでは、数平均分子量が600ないし1500の範囲
にあり、軟化点(環球法)が80ないし130℃の範
囲にありかつ色相(ガードナー)が10以下にある
芳香族系炭化水素樹脂を本発明の熱溶融型トラフ
イツクペイント用組成物の粘結付与剤に使用する
ことが好ましい。 本発明の熱溶融型トラフイツクペイント用組成
物の粘結付与剤としては、前記の脂肪族系炭化水
素樹脂あるいは芳香族系炭化水素樹脂の少なくと
も一方の一部分または全部を変性した炭化水素樹
脂変性組成物が使用される。さらに詳しくは、こ
の炭化水素樹脂変性組成物を調製するには、
脂肪族系炭化水素樹脂を変性して未変性の芳香族
系炭化水素樹脂に配合する方法、 脂肪族系炭
化水素樹脂の一部分を変性して未変性の脂肪族系
炭化水素樹脂と芳香族系炭化水素樹脂の混合物に
配合する方法、 芳香族系炭化水素樹脂を変性
して未変性の脂肪族系炭化水素樹脂に配合する方
法、 芳香族系炭化水素樹脂の一部分を変性し
て未変性の脂肪族系炭化水素樹脂と芳香族系炭化
水素樹脂の混合物に配合する方法、 脂肪族系
炭化水素樹脂と芳香族系炭化水素樹脂の混合物の
全部を変性する方法、あるいは 脂肪族系炭化
水素樹脂と芳香族系炭化水素樹脂の混合物の一部
分を変性して、未変性の脂肪族系炭化水素樹脂と
芳香族系炭化水素樹脂の混合物に配合する方法の
いずれかの方法を採用することもできるが、あ
るいはの方法を採用することが好ましい。これ
らのいずれの方法を採用した場合にも、粘結付与
剤として使用される炭化水素樹脂変性組成物中に
含有される両方の炭化水素樹脂の組成割合は、脂
肪族系炭化水素樹脂が50ないし95重量%の範囲お
よび芳香族系炭化水素樹脂が5ないし50重量%の
範囲にあることが必要であり、とくに脂肪族系炭
化水素樹脂が75ないし90重量%の範囲および芳香
族系炭化水素樹脂が10ないし25重量%の範囲にあ
ることが好ましい。ここで変性された炭化水素樹
脂の重量をもそれぞれ上記の炭化水素樹脂の組成
割合に含めるものとする。炭化水素樹脂変性組成
物中の脂肪族系炭化水素樹脂の含有率が50重量%
より少なくなるとともに芳香族系炭化水素樹脂の
含有率が50重量%より多くなると、両方の炭化水
素樹脂を配合したことによる相乗効果が現われな
くなり、熱溶融型トラフイツクペイント用組成物
から得られる塗膜の色の鮮明さが劣るようにな
る。また脂肪族系炭化水素樹脂の含有率が95重量
%より多くなるとともに芳香族系炭化水素樹脂の
含有率が5重量%より少なくなつても、両方の炭
化水素樹脂を配合することによる流動性改善に相
乗効果が現れなくなると同時に、熱溶融型トラフ
イツクペイント用組成物の充填剤の沈降性が劣る
ようになり、この組成物から得られる塗膜の耐汚
染性が低下しかつヘアークラツクが発生し易くな
る。なお、炭化水素樹脂変性物の調製法として前
記のいずれの方法を採用した場合にも、この炭化
水素樹脂変性組成物をカルボン酸あるいはその無
水物で変性した場合には酸価は0.5ないし50の範
囲、あるいはエステル化変性した場合にはそのケ
ン化価は1ないし100の範囲にあることが必要で
あり、とくに酸価が1ないし5の範囲あるいはケ
ン化価が2ないし10の範囲にあることが好まし
い。炭化水素樹脂変性組成物の酸価が0.5より小
さいかあるいはケン化価が1より小さくなると、
熱溶融型トラフイツクペイント用組成物の流動性
が低下するようになり、酸化が50より大きくなる
かあるいはケン化価が100より大きなると充填剤
の沈降性が悪くなる。 脂肪族系炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂
あるいはその両方の混合物を変性する方法として
は、たとえば、本出願人が特公昭50―39451号公
報において提案した方法をそのまま適用すること
ができる。たとえば、前記の脂肪族系炭化水素樹
脂、芳香族系炭化水素樹脂あるいはその両者の混
合物を溶融状態あるいは溶液状態のように液状で
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマー
ル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シ
トラコン酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メ
チル、マレイン酸ジメチル、フマール酸ジメチ
ル、イタコン酸ジメチルなどのようなα,β―不
飽和カルボン酸、その無水物またはそのエステル
を加熱下に、通常はラジカル開始剤の存在下に、
反応させることによつて極性基を導入する方法、
あるいは前記二つの方法のうちでカルボキシル基
あるいは酸無水物基の導入された変性炭化水素樹
脂に一価あるいは多価のアルコール類を反応させ
ることによつてエステル結合を導入する方法など
をあげることができる。 本発明の熱溶融型トラフイツクペイント用組成
物には、前述の炭化水素樹脂変性組成物からなる
粘結付与剤(A)の他に、通常は、チタン白、亜鉛
華、黄鉛、ベンガラ、フタロシアニンブルーなど
の顔料(B);炭酸カルシウム、硅砂、寒水砂、タル
ク、硫酸カルシウムなどの充填剤(C);ガラスビー
ズまたはカツトガラスなどの光反射性物質あるい
は滑り防止性物質(D)などが配合され、その他に必
要に応じてマレイン化ロジンなどのロジン変性
物、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン―
酢酸ビニル共重合体などのような前記の炭化水素
樹脂変性組成物以外の粘結付与剤(E);合成ワツク
ス、パラフインワツクス、ジオクチルフタレー
ト、ジブチルフタレート、流動パラフイン、塩化
ジフエニルなどの可塑剤(F);耐熱安定剤(G)、耐候
安定剤(H)などが配合される。本発明の熱溶融型ト
ラフイツクペイント用組成物に、顔料(B)としてチ
タン白を使用した場合に流動性改善の相乗効果が
顕著にあらわれる。本発明の熱溶融型トラフイツ
クペイント用組成物にこれらの成分を配合する場
合の割合は、前記の炭化水素樹脂変性組成物から
なる粘結付与剤、(A)100重量部に対して、顔料(B)
は10ないし100重量部の範囲、充填剤(C)は50ない
し1000重量部の範囲、光反射性物質あるいは滑り
防止性物質(D)は5ないし200重量部の範囲であ
る。その他の前記の炭化水素樹脂変性組成物から
なる粘結付与剤(A)以外の粘結付与剤(E)、可塑剤
(F)、耐熱安定剤(G)、耐候安定剤(H)については必要
に応じて適宜量配合される。本発明の熱溶融型ト
ラフイツクペイント用組成物にはその組成物中に
含有される成分によつて、たとえば、次の種類の
ものがある。すなわち、炭化水素樹脂変性組成物
からなる粘結付与剤(A)、顔料(B)および充填剤(C)を
含有する熱溶融型トラフイツクペイント用組成
物;炭化水素樹脂変性組成物からなる粘結付与剤
(A)、顔料(B)、充填剤(C)および光反射性物質あるい
は滑り防止性物質(D)を含有する熱溶融型トラフイ
ツクペイント用組成物;炭化水素樹脂変性組成物
からなる粘結付与剤(A)、顔料(B)および光反射性物
質あるいは滑り防止性物質(D)を含有する熱溶融型
トラフイツクペイント用組成物などを例示するこ
とができる。これらのいずれの熱溶融型トラフイ
ツクペイント用組成物にも必要に応じて炭化水素
樹脂変性組成物からなる粘結付与剤以外の粘結付
与剤(E)、可塑剤(F)、耐熱安定剤(G)あるいは耐候安
定剤(H)をそれぞれ適宜量配合することができる。 本発明の熱溶融型トラフイツクペイント用組成
物を調製する方法としては、炭化水素樹脂変性組
成物からなる粘結付与剤を溶融状態で撹拌しなが
ら顔料、充填剤、光反射性物質あるいは滑り防止
性物質および必要に応じてその他の成分を配合す
る方法、あるいは全成分を混合した後溶融させる
方法などをあげることができる。 本発明の熱溶融型トラフイツクペイント用組成
物は通常の熱溶融型トラフイツクペイント塗装施
工機によつて容易に施工することができる。 以上に詳述したように、粘結付与剤として脂肪
族系炭化水素樹脂および芳香族系炭化水素樹脂か
らなりかつ特定の酸価あるいはケン化価を有する
炭化水素樹脂変性組成物を使用すると、本発明の
熱溶融型トラフイツクペイント用組成物は流動性
が大幅に改善され、その組成物中の充填剤や光反
射性物質あるいは滑り防止性物質の沈降性および
その組成物から得られる塗膜の色の鮮明さおよび
耐汚染性が改善され、ヘアークラツクの発生が抑
制され、バランスのとれた熱溶融型トラフイツク
ペイント用組成物が得られるという特徴を有して
いる。 次に、本発明の熱溶融型トラフイツクペイント
用組成物を実施例によつて具体的に説明する。な
お、実施例あるいは比較例において粘結付与剤と
して使用した脂肪族系炭化水素樹脂あるいは芳香
族系炭化水素樹脂を参考例1ないし8に示した。
また、熱溶融型トラフイツクペイント用組成物の
調製法およびその評価方法を次に示した。なお、
実施例あるいは比較例において、塗膜の色の鮮明
さについは、白色熱溶融型トラフイツクペイント
用組成物の白色度として示した。 (1) 熱溶融型トラフイツクペイント用組成物の調
製方法 各成分を下記に示す配合比で秤量し、充分混合
した。次いでこれを190℃の温度で加熱溶融さ
せ、30分間よく撹拌することにより、熱溶融型ト
ラフイツクペイント用組成物を調製した。 粘結付与剤 100重量部 可塑剤(サンオイル社製 鉱物油、商品名サン
セン4240とサンパー115をそれぞれ20
重量%および80重量%をブレンドした
もの) 15重量部 炭酸カルシウム(白石カルシウム社製 ホワイ
トンP―50) 225重量部 寒水砂(日東粉化社製#30) 225重量部 チタン白(石原産業社製 タイペーク A―
220) 50重量部 ガラスビーズ(ユニオン硝子工業社製 UB―
108L) 100重量部 (2) 評価方法 (i) 熱溶融型トラフイツクペイント用組成物の
軟化点 JIS K 5665 (ii) 熱溶融型トラフイツクペイント用組成物の
溶融粘度 (1)で調製した熱溶融型トラフイツクペイン
ト用組成物の温度を200℃にした後、エミラ
ー回転粘度計(デンマーク、EMILA社製)
により剪断速度176sec-1にて測定した。 (iii) 熱溶融型トラフイツクペイント用組成物の
流動度 (1)で調製した熱溶融型トラフイツクペイン
ト用組成物を200℃で溶融撹拌し、金属製の
杓(31mmφ、深さ24mm)でその一部をすばや
くすくい取り、平滑なアルミ板上に30mmの高
さから流し落とした。硬化して円板状となつ
た組成物の長径(a)と短径(b)を測定し、その平
均値〔(a+b)/2〕をもつて流動度とし
た。 (iv) 熱溶融型トラフイツクペイント用組成物の
充填剤の沈降性 (1)で調製した熱溶融型トラフイツクペイン
ト用組成物を50mlのビーカーに満たし、240
℃で2時間静置した後冷却して硬化させた
後、垂直面で切断し、切断面における充填剤
の沈降率(%)によつて表わした。 (v) 塗膜の白色度 (1)で調製した熱溶融型トラフイツクペイン
ト用組成物からJIS K 5665の5および6に
従つて試験片を作製し、カラースタジオで
L,a,b値を測定し、これらの値から白色
度W(%)=100−{(100−L)+a2+b21
/2を算出した。 (vi) 塗膜の耐汚染性 (1)で調製した熱溶融型トラフイツクペイン
ト用組成物からJIS K 5665の5および6に
従つて試験片を作製した。これを1日放置し
た後、塗膜上に赤土95重量部およびカーボン
ブラツク5重量部からなる粉末を散布した後
はけで該粉末を除去し、塗膜の白色度を(v)に
従つて測定し、汚染前の白色度の保持率
(%)で示した。 (vii) 塗膜のヘアークラツク (1)で調製した熱溶融型トラフイツクペイン
ト用組成物からJIS K 5665の5および6に
従つて作製した試験片を、サンシヤインウエ
ザオメーター(スガ試験機社製)によつて、
ブラツクパネル温度63±3℃、スプレー、9
min/hr、相対湿度約50%なる条件下で促進
劣化試験を行つた。その結果を外観の変化に
より次の4段階で評価した。 A:変化なし B:細いヘアークラツク出現 C:太いヘアークラツク出現 D:多数の太いヘアークラツク出現 参考例 1 ナフサのスチームクラツキングで得られる副生
油の精留によつて沸点範囲が約160℃から180℃の
芳香族系不飽和炭化水素含有留分を得た。この留
分の組成は次のとおりであつた。 ビニルトルエン 30.1重量%、 インデン 1.5重量%、 ジシクロペンタジエン 3.2重量%、 C9アルキルベンゼン 44.2重量%、 その他 26.0重量% 次に、この留分に常法に従つて重合触媒として
三弗化硼素フエノラートを0.5重量%を滴下し、
温度を35℃に保ように撹拌と冷却を行いながら重
合反応を3時間続けた。次に、稀苛性ソーダ水を
加えて触媒を分解し、水洗後、重合液を濃縮する
ことにより、ガードナー色相9、軟化点(環球
法)95℃、臭素価16、酸価0.02の芳香族系炭化水
素樹脂を得た。 なお酸価はJIS K 5902(5.4項)に準じて測
定した(以下、同様)。 参考例 2 ナフサのスチームクラツキングで副生するC5
留分を120℃で5時間加熱後蒸留し、沸点範囲が
約20ないし40℃の脂肪族系不飽和炭化水素含有留
分を得た。この留分の組成は次のとおりであつ
た。 イソプレン 21.2重量%、1,3―ペンタジ
エン 10.2重量%、シクロペンタジエン
1.1重量%、シクロペンテン 5.7重量%、ペ
ンテン類 28.5重量%、その他(ペンタン類
など)33.3重量% 次に、この留分に無水塩化アルミニウム粉末
(原料油に対し0.8重量%)をエチルベンゼン(原
料油に対し8重量%)に懸濁させたスラリー液を
ゆつくり添加し、温度を30℃に保つように撹拌と
冷却を行いながら重合反応を3時間行つた。次い
で稀苛性ソーダ水にて触媒を分解し、水で洗浄
後、重合液を濃縮することにより、ガードナー色
相4、軟化点90℃、臭素価48、酸価0.01の脂肪族
系炭化水素樹脂を原料留分に対して42重量%の収
率で得た。 参考例 3 参考例1で得た芳香族系炭化水素樹脂を加熱溶
融させ、窒素中で210℃に保ち、撹拌下に無水マ
レイン酸を0.59重量%加え、この温度で3時間加
熱したあと、未反応の無水マレイン酸を真空下で
蒸留して除去し、軟化点97℃、ガードナー色相
9、臭素価15、酸価3.3の芳香族系炭化水素樹脂
の変性物を得た。 参考例 4 参考例2で得た脂肪族系炭化水素樹脂を参考例
3と全く同じ方法で無水マレイン酸と反応させ、
軟化点95℃、ガードナー色相5、臭素価46、酸価
3.2の脂肪族系炭化水素樹脂の変性物を得た。 参考例 5 ナフサのスチームクラツキングで得られた沸点
範囲が20ないし40℃の脂肪族系不飽和炭化水素含
有留分は、次の組成であつた。 イソプレン 14.5重量%、1,3―ペンタジ
エン 10.2重量%、シクロペンタジエンとそ
のダイマー 15.2重量%、シクロペンテン
4.5重量%、ペンテン類 25.2重量%、その
他(ペンタン類など)30.4重量% この留分50重量部と参考例1で使用した芳香族
系不飽和炭化水素含有留分50重量部を混ぜ、三弗
化硼素―エーテル錯体1.2重量部を滴下すること
により、撹拌と冷却により温度を20℃に保ちなが
ら重合反応を行つた。3時間後に稀アルカリ水に
て触媒を分解し、水洗後、濃縮することにより、
軟化点80℃、ガードナー色相7、臭素価35、酸価
0.02の脂肪族系芳香族系共重合炭化水素樹脂を重
合原料油に対して39重量%の収率で得た。これを
参考例3と全く同様にして無水マレイン酸と反応
させ、軟化点85℃、ガードナー色相8、臭素価
32、酸価3.3の脂肪族系芳香族系炭化水素樹脂の
変性物を得た。 参考例 6 ナフサのスチームクラツキングで副生する沸点
範囲が140℃ないし240℃の芳香族系不飽和炭化水
素含有留分の組成は次のとおりであつた。 ビニルトルエン 22.8重量%、インデン
14.9重量%、メチルインデン 3.4重量%、
アルキルベンゼン 20.5重量%、ナフタレン
4.3重量%、その他 34.1重量% これに4重量%の無水マレイン酸を加えて130
℃で撹拌下に4時間処理した。次いで反応液を蒸
留し、沸点範囲が120℃/20mmHgまでの留出油を
93重量%の収率で回収した。このナフサ分解芳香
族系不飽和炭化水素含有留分を原料として三弗化
硼素フエノール錯体0.5重量%を加えて、40℃で
2時間重合したのち、稀アルカリ水溶液を加えて
触媒を分解し、水で洗浄を行つた。重合油を濃縮
することにより、41重量%の収率で炭化水素樹脂
を得た。次にこの樹脂に0.4重量%の無水マレイ
ン酸を加え、窒素気流下で200℃で1時間加熱撹
拌したのち、末反応の無水マレイン酸を除去し
て、ガードナー色相7、軟化点97℃、臭素価40、
酸価3.1の変性樹脂を得た。 参考例 7 参考例2で得た脂肪族系炭化水素樹脂に15重量
%の無水マレイン酸を加え、窒素気流下に200℃
で4時間加熱撹拌した後未反応の無水マレイン酸
を除去して、軟化点124℃、ガードナー色相11、
臭素価37、酸化55.1の脂肪族系炭化水素樹脂の変
性物を得た。 参考例 8 参考例1で得た脂肪族系炭化水素樹脂に8重量
%の無水マレイン酸を加え窒素気流下に200℃で
4時間加熱撹拌した後、未反応の無水マレイン酸
を除去して、軟化点106℃、ガードナー色相11、
臭素価13、酸価38.5の脂肪族系炭化水素樹脂の変
性物を得た。 参考例 9 参考例2で得た脂肪族系炭化水素樹脂を加熱溶
融させ、窒素中で210℃に保ち、撹拌下に無水マ
レイン酸を1.2重量%加え、この温度で3時間加
熱したあと、未反応の無水マレイン酸を真空下で
蒸留して除去し、軟化点97℃、ガードナー色相
6、臭素価43、酸価6.3の脂肪族系炭化水素樹脂
の変性物を得た。 参考例 10 参考例9と同様の操作で無水マレイン酸を3.5
重量%加えて行い、軟化点95℃、ガードナー色相
6、臭素価45、酸価17の変性物を得た。 参考例 11 参考例2で得た脂肪族系炭化水素樹脂100重量
部を窒素中で170℃で加熱溶融させ、撹拌下にマ
レイン酸ジエチルエステル15重量部、およびジタ
ーシヤリーブチルパーオキシド4重量部を2時間
かけて加えた。さらに170℃で1時間後反応させ
た後、210℃、10mmHgで未反応物やパーオキシド
分解物を除くことにより、ガードナー色相5、軟
化点100℃、臭素価40、酸価0.02、けん化価56.5
の脂肪族系炭化水素樹脂のエステル変性物を得
た。 参考例 12 参考例9で得た無水マレイン酸変性脂肪族系炭
化水素樹脂にオクチルアルコール40重量%を加え
て加熱溶融させ、185℃で5時間還流しエステル
化させた。217℃、10mmHgで未反応物を除くこと
によりガードナー色相7、軟化点98℃、臭素価42
℃、酸価1.3、ケン化価12.5の脂肪族系炭化水素
樹脂のエステル変性物を得た。 実施例1〜10、比較例1〜8 粘結付与剤として前記の参考例によつて調製し
た炭化水素樹脂および/または炭化水素樹脂変性
物からなる表1に示した炭化水素樹脂変性組成物
を使用し、前記の方法に従つて白色の熱溶融型ト
ラフイツクペイント用組成物を調製し、その評価
結果を表1に示した。 比較例 9 粘結付与剤として炭化水素樹脂変性組成物の代
わりにロジン変性物(荒川林産化学社製、商品名
マルキード90、酸価19およびケン化価66)100重
量部を使用し、可塑剤として鉱物油の代わりにア
ルキツド樹脂系可塑剤(荒川林産化学社製、商品
名アラキード221)30重量部を使用した他は、前
記と同様の配合処方によつて熱溶融型トラフイツ
クペイント用組成物を調製し、同様の方法で評価
した。その結果を表1に示した。 なおケン化価はJIS K 5902(5.5項)に準じ
て測定した。 比較例10ないし12 粘結付与剤として参考例2の未変性脂肪族系炭
化水素樹脂94重量%および参考例7の変性脂肪族
系炭化水素樹脂6重量%からなる炭化水素樹脂変
性組成物を使用し実施例1〜8の方法に従つて白
色の熱溶融型トラフイツクペイント用組成物で調
製し、その評価結果を表1に示した。同様に表1
に記載の変性および未変性脂肪族系炭化水素樹脂
を表1に記載の割合で混合した組成物で同様に行
つた。結果を表1に示す。
【表】
【表】 以上の結果から、粘結付与剤として脂肪族系炭
化水素樹脂と芳香族系炭化水素樹脂からなる炭化
水素樹脂の特定の変性組成物を使用すると、それ
ぞれの炭化水素樹脂変性組成物を単独で使用した
場合にくらべて流動性の改善に相乗効果が認めら
れ、同時に脂肪族系炭化水素樹脂を単独で使用し
た場合にくらべてヘアークラツクの発生が抑制さ
れ、充填剤の沈降性および塗膜の耐汚染性が大巾
に改善されることが明らかである。また、粘結付
与剤として、ロジン変性物を使用した場合にくら
べて、本発明の熱溶融型トラフイツクペイント用
組成物は、組成物の物性および塗膜の物性共に優
れていることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 脂肪族系炭化水素樹脂(a)50ないし95重量%お
    よび芳香族系炭化水素樹脂(b)5ないし50重量%を
    含有し、かつ酸価が0.5ないし50の範囲にあるカ
    ルボン酸、カルボン酸無水物変性若しくはケン化
    価が1ないし100の範囲にあるエステル変性炭化
    水素樹脂組成物を粘結付与剤として含有すること
    を特徴とする熱溶融型トラフイツクペイント用組
    成物。 2 粘結付与剤として、脂肪族系炭化水素樹脂(a)
    75ないし90重量%および芳香族系炭化水素樹脂(b)
    10ないし25重量%を含有する炭化水素樹脂のカル
    ボン酸、カルボン酸無水物若しくはエステル変性
    組成物を含有することを特徴とする特許請求の範
    囲1の熱溶融型トラフイツクペイント用組成物。 3 粘結付与剤として、酸化が1ないし5の範囲
    にあるカルボン酸、カルボン酸無水物変性もしく
    はケン化価が1ないし100の範囲にあるエステル
    変性炭化水素樹脂組成物を含有することを特徴と
    する特許請求の範囲1ないし2のいずれかの熱溶
    融型トラフイツクペイント用組成物。 4 粘結付与剤として、脂肪族系炭化水素樹脂(a)
    75ないし90重量%および芳香族系炭化水素樹脂(b)
    10ないし25重量%を含有し、かつ酸価が1ないし
    5の範囲にあるカルボン酸、カルボン酸無水物変
    性若しくはケン化価が1ないし100の範囲にある
    エステル変性炭化水素樹脂組成物を含有すること
    を特徴とする特許請求の範囲1ないし3のいずれ
    かの熱溶融型トラフイツクペイント用組成物。 5 粘結付与剤として、脂肪族系炭化水素樹脂(a)
    を変性して未変性の芳香族系炭化水素樹脂(b)に配
    合した炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無
    水物若しくはエステル変性組成物を含有すること
    を特徴とする特許請求の範囲1ないし4のいずれ
    かの熱溶融型トラフイツクペイント用組成物。 6 炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無水
    物若しくはエステル変性組成物中の脂肪族系炭化
    水素樹脂(a)として、沸点範囲が−20ないし+50℃
    の脂肪族系不飽和炭化水素含有留分を重合するこ
    とによつて製造した脂肪族系炭化水素樹脂を使用
    することを特徴とする特許請求の範囲1ないし5
    のいずれかの熱溶融型トラフイツクペイント用組
    成物。 7 炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無水
    物若しくはエステル変性組成物中の脂肪族系炭化
    水素樹脂(a)として、数平均分子量が、700ないし
    2000の範囲にあり、軟化点(環球法)が80ないし
    120℃の範囲でありかつ色相(ガードナー)が12
    以下にある脂肪族系炭化水素樹脂を使用すること
    を特徴とする特許請求の範囲1ないし6のいずれ
    かの熱溶融型トラフイツクペイント用組成物。 8 炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無水
    物若しくはエステル変性組成物中の芳香族系炭化
    水素樹脂(b)として、沸点範囲が、140℃ないし200
    ℃の芳香族系不飽和炭化水素含有留分を重合する
    ことによつて製造した芳香族系炭化水素樹脂を使
    用することを特徴とする特許請求の範囲1ないし
    7のいずれかの熱溶融型トラフイツクペイント用
    組成物。 9 炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無水
    物若しくはエステル変性組成物中の芳香族系炭化
    水素樹脂(b)として、芳香族系不飽和炭化水素含有
    留分をα,β―不飽和ジカルボン酸無水物の存在
    下に予備熱処理することによつて精製した後重合
    して製造された芳香族系炭化水素樹脂を使用する
    ことを特徴とする特許請求の範囲の範囲1ないし
    8のいずれかの熱溶融型トラフイツクペイント用
    組成物。 10 炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無
    水物若しくはエステル変性組成物中の芳香族系炭
    化水素樹脂(b)として、数平均分子量が600ないし
    1500の範囲にあり、軟化点(環球法)が80ないし
    130℃の範囲にありかつ色相(ガードナー)が10
    以下にある芳香族系炭化水素樹脂を使用すること
    を特徴とする特許請求の範囲1ないし9のいずれ
    かの熱溶融型トラフイツクペイント用組成物。 11 炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無
    水物若しくはエステル変性組成物からなる粘結付
    与剤(A)、顔料(B)および充填剤(C)を含有することを
    特徴とする特許請求の範囲1ないし10のいずれ
    かの熱溶融型トラフイツクペイント用組成物。 12 炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無
    水物若しくはエステル変性組成物からなる粘結付
    与剤(A)、顔料(B)、充填剤(C)および光反射性物質あ
    るいは滑り防止性物質(D)を含有することを特徴と
    する特許請求の範囲1ないし11のいずれかの熱
    溶融型トラフイツクペイント用組成物。 13 炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無
    水物若しくはエステル変性組成物からなる粘結付
    与剤(A)、顔料(B)および光反射性物質あるいは滑り
    防止性物質(D)を含有することを特徴とする特許請
    求の範囲1ないし10のいずれかの熱溶融型トラ
    フイツクペイント用組成物。 14 炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無
    水物若しくはエステル変性組成物からなる粘結付
    与剤(A)100重量部に対して、顔料(B)10ないし100重
    量部および充填剤(C)50ないし1000重量部を含有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲11の熱溶融
    型トラフイツクペイント用組成物。 15 炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無
    水物若しくはエステル変性組成物からなる粘結付
    与剤(A)100重量部に対して、顔料(B)10ないし100重
    量部、充填剤(C)50ないし1000重量部および光反射
    性物質あるいは滑り防止性物質(D)5ないし200重
    量部を含有することを特徴とする特許請求の範囲
    12の熱溶融型トラフイツクペイント用組成物。 16 炭化水素樹脂のカルボン酸、カルボン酸無
    水物若しくはエステル変性組成物からなる粘結付
    与剤(A)100重量部に対して、顔料(B)10ないし100重
    量部および光反射性物質あるいは滑り防止性物質
    (D)5ないし200重量部を含有することを特徴とす
    る特許請求の範囲13の熱溶融型トラフイツクペ
    イント用組成物。 17 顔料(B)として、チタン白を含有することを
    特徴とする特許請求の範囲11ないし16のいず
    れかの熱溶融型トラフイツクペイント用組成物。
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