JP2002030245A - トラフィックペイント用樹脂組成物 - Google Patents

トラフィックペイント用樹脂組成物

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JP2002030245A
JP2002030245A JP2000214172A JP2000214172A JP2002030245A JP 2002030245 A JP2002030245 A JP 2002030245A JP 2000214172 A JP2000214172 A JP 2000214172A JP 2000214172 A JP2000214172 A JP 2000214172A JP 2002030245 A JP2002030245 A JP 2002030245A
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polar group
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fraction
resin composition
low molecular
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JP2000214172A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kuroiwa
俊明 黒岩
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温流動性に優れ、低粘度で高速塗工が可能
であり、十分なトラフィックペイント性能を有する熱溶
融型の樹脂組成物を得る。 【解決手段】 下記極性基含有炭化水素樹脂(I)10
0重量部に対して、酸価が5〜80の極性基含有モノマ
ーグラフト変性低分子量ポリオレフィン(II)を0.3
〜10重量部含有するトラフィックペイント用樹脂組成
物。 樹脂(I):沸点が−20〜100℃の留分であって、
全不飽和成分に占める1,3−共役ジエンの含量が20
モル%以上、末端モノオレフィンの含量が30モル%以
下、シクロペンタジエンの含量が5モル%以下の脂肪族
系不飽和炭化水素留分20〜100重量%と、全不飽和
成分中に占めるジヒドロジシクロペンタジエンを含む脂
肪族系内部オレフィンの含量が50モル%以上、ジシク
ロペンタジエンの含量が5モル%以下の脂肪族系内部オ
レフィン含有留分0〜80重量%との混合物を重合した
炭化水素樹脂の変性物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラフィックペイン
ト用樹脂組成物に関し、特に低粘度であるので施工する
際に流動性に優れ、高速で塗工することができるトラフ
ィックペイント用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラフィックペイントの分野にお
いて、粘結付与剤としてロジンまたはその変性物等の天
然ロジン系樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂等が使用されている。これらの中ではマレ
イン化ロジン等のロジン変性物が最も優れているとされ
てきたが、ロジン変性物は原料を天然物に依存している
ために、近年の著しい需要の伸びに対処することは難し
い。しかも、ロジン変性物は相溶性の点から安価な鉱物
油が使用できないこと、トラフィックペイントの流動性
が十分でないこと等の欠点も指摘されてきた。
【0003】ロジン変性物に代わる粘結付与剤として、
工業的に安価にかつ容易に製造することができる炭化水
素樹脂が注目されている。本発明者らは、従来より石油
精製時の分解留分を主成分とした炭化水素樹脂を原料と
して、これを変性した変性炭化水素樹脂を熱溶融型トラ
フィックペイントの粘結付与剤として使用することを提
案している(特公昭58−39869号、特公昭50−
39451号、特公昭61−18584号、特公昭61
−52186号、特公昭62−9623号、特公昭61
−52188号、特公昭62−14184号、特開昭6
3−27566号)。
【0004】また特公昭57−28435号には、石油
樹脂系粘着付与剤100重量部当たり高分子ポリオレフ
ィンを熱的に減成して得られる数平均分子量400〜3
000で、140℃での溶融粘度が20〜2000セン
チポアズの低分子ポリオレフィン2〜30重量部を配合
した熱融着型路面区画線標示用材料が記載されている。
また特公平2−37369号には、脂肪族系炭化水素樹
脂100重量部と合成ワックス系沈降防止剤0.1〜
1.0重量部を溶融混合した熱溶融型トラフィックペイ
ント用粘結剤組成物の製法が記載されている。
【0005】しかしながら、近年、熱溶融型トラフィッ
クペイントを塗工する際の、低温化や高速化および加熱
したまま長時間の塗工に色相が耐えられるもの等の要請
が強くなってきており、上記従来の製品では十分な性能
とは言えなくなってきた。従来、トラフィックペイント
の低粘度化のために、可塑剤の増量や低粘度可塑剤の使
用が行われてきた。しかし、この方法で得られるトラフ
ィックペイントは圧縮強度や耐タイヤ汚染性が十分でな
い。さらに、一般的に低粘度化のために使用されている
バイプロ低分子量高密度ポリエチレンの増量はトラフイ
ックペイントの変形や骨材が沈降し易くなるなどの問題
点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、特に
塗工時の高速化の要請に応えるため、低温での流動性に
優れ、しかも低粘度で高速塗工が可能であり、かつ十分
なトラフィックペイント性能を有する熱溶融型のトラフ
ィックペイント用樹脂組成物を提供することである。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明は次のトラフィッ
クペイント用樹脂組成物である。 (1) 下記の極性基含有炭化水素樹脂(I)100重
量部に対して、酸価が5〜80の極性基含有モノマーグ
ラフト変性低分子量ポリオレフィン(II)を0.3〜1
0重量部の割合で含有するトラフィックペイント用樹脂
組成物。 極性基含有炭化水素樹脂(I): (A)沸点が−20〜+100℃の範囲の留分であっ
て、全不飽和成分中に占める1,3−共役ジエンの含有
量が20モル%以上、末端モノオレフィンの含有量が3
0モル%以下、およびシクロペンタジエンの含有量が5
モル%以下である脂肪族系不飽和炭化水素留分20〜1
00重量%と、(B)全不飽和成分中に占めるジヒドロ
ジシクロペンタジエンを含む脂肪族系内部オレフィンの
含有量が50モル%以上、およびジシクロペンタジエン
の含有量が5モル%以下である脂肪族系内部オレフィン
含有留分0〜80重量%とを含む混合物を重合して得ら
れる炭化水素樹脂に極性基が導入された極性基含有炭化
水素樹脂。 (2) 極性基含有モノマーグラフト変性低分子量ポリ
オレフィン(II)が、1000炭素原子当たり末端二重
結合の数が0.5個以下の低分子量ポリオレフィンを極
性基含有モノマーでグラフト変性したものである上記
(1)記載のトラフィックペイント用樹脂組成物。 (3) 極性基含有モノマーグラフト変性低分子量ポリ
オレフィン(II)の粘度平均分子量が1000〜600
0である上記(1)または(2)記載のトラフィックペ
イント用樹脂組成物。 (4) 極性基含有モノマーグラフト変性低分子量ポリ
オレフィン(II)が、極性基含有モノマーグラフト変性
低分子量ポリエチレンである上記(1)ないし(3)の
いずれかに記載のトラフィックペイント用樹脂組成物。 (5) 極性基含有モノマーが、不飽和カルボン酸、そ
の酸無水物またはエステルである上記(1)ないし
(4)のいずれかに記載のトラフィックペイント用樹脂
組成物。
【0008】本発明で使用される脂肪族系不飽和炭化水
素含有留分(A)は、沸点が−20〜+100℃の範囲
の留分であって、留分(A)中の全不飽和成分中に占め
る1,3−共役ジエンの含有量が20モル%以上、末端
モノオレフィンの含有量が30モル%以下、およびシク
ロペンタジエンの含有量が5モル%以下の脂肪族系不飽
和炭化水素留分であり、好ましくは沸点が−10〜+5
0℃の範囲の留分であって、全不飽和成分中に占める
1,3−共役ジエンの含有量が30モル%以上、末端モ
ノオレフィンの含有量が20モル%以下、およびシクロ
ペンタジエンの含有量が3モル%以下の脂肪族系不飽和
炭化水素含有留分である。
【0009】脂肪族系不飽和炭化水素含有留分(A)中
に含まれる1,3−共役ジエンとして具体的には、1,
3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレン等
を例示することができる。脂肪族系不飽和炭化水素含有
留分(A)中に含まれる末端モノオレフィンとしては、
1−ブテン、イソブチレン、1−ペンテン、2−メチル
−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン等を例示するこ
とができる。
【0010】脂肪族系不飽和炭化水素留分(A)には
1,3−共役ジエンだけが含まれていてもよい。この場
合、1,3−共役ジエンは1種単独でも、2種以上の混
合物であってもよい。1,3−共役ジエンと、末端モノ
オレフィンおよび/またはシクロペンタジエンとの組み
合せは、前記含有量の範囲内において、どのような組み
合せでもよい。
【0011】脂肪族系不飽和炭化水素含有留分(A)中
には1,3−共役ジエン、末端モノオレフィンおよびシ
クロペンタジエン以外の他の不飽和成分が含まれていて
もよい。このような他の不飽和成分としては、2−ブテ
ン、2−メチル−2−ブテン、2−ペンテン、シクロペ
ンテンなどの脂肪族系内部オレフィン、および他のオレ
フィンなどをあげることができる。これらの他の不飽和
成分の留分(A)中の全不飽和成分中に占める含有量は
20モル%以下、好ましくは10モル%以下であるのが
望ましい。
【0012】脂肪族系不飽和炭化水素含有留分(A)中
に含まれる不飽和成分の含有量は通常30重量%以上、
好ましくは40重量%以上の範囲である。脂肪族系不飽
和炭化水素含有留分(A)中には、沸点が−20〜+1
00℃の範囲の脂肪族系飽和炭化水素などの不飽和成分
以外の成分が含まれていてもよい。
【0013】石油類の熱分解により得られる留分とし
て、沸点が前記範囲の留分であり、1,3−共役ジエ
ン、末端モノオレフィンおよびジシクロペンタジエンの
含有量が前記範囲にある留分が得られれば、その留分を
脂肪族系不飽和炭化水素含有留分(A)としてそのまま
使用することができる。また、石油類の熱分解により得
られる留分において1,3−共役ジエンの含有量が少な
い場合には1,3−共役ジエンを添加して脂肪族系不飽
和炭化水素含有留分(A)として使用することもでき
る。また、石油類の熱分解により得られる留分において
末端モノオレフィンおよび/またはシクロペンタジエン
の含有量が多い場合には、この留分を公知の方法でヒー
トソークした後、前記沸点範囲の留分を採取することに
より脂肪族系不飽和炭化水素含有留分(A)を得ること
もできる。
【0014】本発明で使用される脂肪族系内部オレフィ
ン含有留分(B)は、留分(B)中の全不飽和成分中に
占めるジヒドロジシクロペンタジエンを含む脂肪族系内
部オレフィンの含有量が50モル%以上、およびジシク
ロペンタジエンの含有量が5モル%以下の脂肪族系内部
オレフィン含有留分であり、好ましくはジヒドロジシク
ロペンタジエンを含む脂肪族系内部オレフィンの含有量
が70モル%以上、およびジシクロペンタジエン含有量
が3モル%以下の脂肪族系内部オレフィン含有留分であ
る。
【0015】脂肪族系内部オレフィンは鎖状脂肪族内部
オレフィンおよび脂環式内部オレフィンを包含する。脂
肪族系内部オレフィンの具体的なものとしては、ジヒド
ロジシクロペンタジエンの他に、2−ブテン、2−メチ
ル−2−ブテン、2−ペンテン、シクロペンテンなどを
例示することができる。
【0016】脂肪族系内部オレフィン含有留分(B)中
には脂肪族系内部オレフィンおよびジシクロペンタジエ
ン以外の他の不飽和成分が含まれていてもよい。このよ
うな他の不飽和成分としては、1−ブテン、イソブチレ
ン、1−ペンテン、2−メチル−2−ブテン、3−メチ
ル−1−ブテン等の末端モノオレフィン、シクロペンタ
ジエンおよび他のオレフィンなどをあげることができ
る。これらの他の不飽和成分の留分(B)中の全不飽和
成分中に占める含有量は15モル%以下、好ましくは1
0モル%以下であるのが望ましい。
【0017】脂肪族系内部オレフィン含有留分(B)中
に含まれる不飽和成分の含有量は通常50重量%以上、
好ましくは70重量%以上の範囲である。脂肪族系内部
オレフィン含有留分(B)中には、脂肪族系飽和炭化水
素等の不飽和成分以外の成分が含まれていてもよい。
【0018】脂肪族系内部オレフィン含有留分(B)
は、たとえば次のようにして得ることもできる。石油類
の分解によって生成した沸点が−10〜+100℃、好
ましくは20〜50℃の範囲の脂肪族系不飽和炭化水素
留分を加熱処理して、そこに含まれているシクロペンタ
ジエンをジシクロペンタジエンに変換した後、蒸留によ
って軽質分を除き、これにより得られる粗精ジシクロペ
ンタジエン留分を水素化反応を行い、ジエン成分を内部
オレフィンに部分水素添加して脂肪族系内部オレフィン
含有留分(B)を得ることができる。
【0019】ジシクロペンタジエン留分を水素化反応す
る際に使用する水素化触媒としては公知の水素化触媒が
使用できる。具体的には、パラジウム、ロジウム、ルテ
ニウム、白金、イリジウム、オスミウム、鉄、コバル
ト、ニッケル、クロム、モリブデン、タングステン等の
金属、またはこれらの金属を活性炭、アルミナ、シリカ
などの種々の単体に担持した触媒を例示することができ
る。また、異性化された内部オレフィンがさらに水素化
されて消失するのを抑制するためには、前記金属触媒を
硫黄化合物等によって部分的に被毒された触媒を使用す
ることも好ましい。水素は一般に加圧下に反応させら
れ、通常0.098〜14.7MPa(1〜150kg
f/cm、ゲージ圧)、好ましくは0.49〜4.9
MPa(5〜50kgf/cm、ゲージ圧)の範囲で
ある。反応の際の温度は通常、常温〜200℃、好まし
くは40〜150℃の範囲である。この部分水素化異性
化処理によって得られる留分の組成は、通常本発明で使
用される留分(B)としての組成範囲を満足しており、
そのままで脂肪族系内部オレフィン含有留分(B)とし
て使用することができる。
【0020】本発明で使用される炭化水素樹脂は前記脂
肪族系不飽和炭化水素留分(A)20〜100重量%、
好ましくは40〜100重量%と、脂肪族系内部オレフ
ィン含有留分(B)0〜80重量%、好ましくは0〜6
0重量%とを含む混合物を重合して得られる樹脂であ
る。
【0021】留分(A)および留分(B)は両者を上記
割合で混合することができるが、より好ましくは混合物
中の全不飽和成分に占める1,3−共役ジエンの含有量
が10〜90モル%、脂肪族系内部オレフィンの含有量
が10〜90モル%、ジシクロペンタジエンの含有量が
5モル%以下となるように混合するのが好ましく、この
場合流動性、可撓性および色相に優れたトラフィックペ
イントを得ることができる。
【0022】炭化水素樹脂の重合原料には前記留分
(A)および留分(B)の他に少量の他の留分、たとえ
ば芳香族炭化水素留分などが含まれていてもよい。他の
留分の含有量は留分(A)と留分(B)との合計の不飽
和成分100重量部に対して、他の留分に由来する不飽
和成分が通常20重量部以下となる範囲である。
【0023】本発明で使用される炭化水素樹脂は、重合
原料の前記成分をフリーデルクラフツ型触媒の存在下に
重合することによって得ることができる。フリーデルク
ラフツ型触媒としては具体的には、塩化アルミニウム、
臭化アルミニウム、3フッ化ホウ素、3フッ化ホウ素の
各種錯体、塩化第2錫、臭化第2錫、塩化第2アンチモ
ン、臭化第2アンチモン、塩化第2チタン等を例示する
ことができる。これらの中では塩化アルミニウムを使用
することが収率および得られる樹脂物性の点から好まし
い。フリーデルクラフツ型触媒の使用割合は、重合原料
の前記留分中の全不飽和成分1kgに対して、通常0.
05〜10モル、好ましくは、0.1〜2モルである。
【0024】本発明において、前記重合原料のフリーデ
ルクラフツ型触媒の存在下における重合反応は、溶媒の
非存在下に行うこともできるし、溶媒の存在下に実施す
ることもできる。使用される溶媒としては、具体的に
は、ブタン、ヘプタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン
等の脂肪族系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン、クメン、シメン、ジイソプロピル
ベンゼン等の芳香族炭化水素などを例示することができ
る。
【0025】溶媒を使用する場合の使用割合は、前記留
分中の全不飽和成分に対する重量比として0.01〜1
倍、好ましくは0.1〜0.5倍の範囲である。重合反
応は、通常−10〜+150℃、好ましくは10〜12
0℃の範囲で行われる。重合反応に要する時間は、使用
触媒、反応温度およびその他の条件によって異なるが、
通常1〜5時間の範囲である。重合反応終了後は、反応
混合物について触媒の分解処理、脱灰処理、溶媒の留去
等の常法によって処理することにより炭化水素樹脂を得
ることができる。
【0026】本発明では、上記のようにして得られた炭
化水素樹脂に極性基が導入された極性基含有炭化水素樹
脂(I)を使用する。炭化水素樹脂に導入される極性基
としてはカルボキシル基、酸無水物基およびエステル基
などが好ましいがこれに限定されない。極性基含有炭化
水素樹脂(I)としては前記炭化水素樹脂に上記極性基
を有する単量体をグラフト反応させて得られるグラフト
変性物が好ましい。
【0027】炭化水素樹脂のグラフト変性に用いられる
単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シ
トラコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ノルボルネ
ンジカルボン酸、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2エ
ン−5,6ジカルボン酸等の不飽和カルボン酸;無水マ
レイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、テトラ
ヒドロ無水フタル酸、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン−5,6−ジカルボン酸無水物等のカルボン酸
無水物;上記カルボン酸のアルキルエステル、ヒドロキ
シル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート等
のカルボン酸のエステルなどをあげることができる。こ
れらの単量体は単独でグラフト重合してもよいし、複数
種でグラフト重合してもよい。
【0028】これらの単量体は、加熱下で炭化水素樹脂
に添加することによりグラフト重合させることができる
が、反応温度を低くする場合もしくは反応時間を短くす
る場合には、通常のラジカル開始剤を使用することがで
きる。
【0029】エステル基を含有する極性基含有炭化水素
樹脂は、上記カルボン酸エステルを直接グラフト重合し
て得ることができるが、カルボキシル基または酸無水物
基を含有する極性基含有炭化水素樹脂にアルコール類を
反応させることにより得ることもできる。上記アルコー
ル類としては、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール等の1価のアルコール;エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブタンジオール、グリセ
リン等の多価アルコールなどが使用可能であり、加圧下
もしくは常圧下に、たとえばカルボン酸変性炭化水素樹
脂と前記アルコールを100〜250℃で1〜5時間加
熱するだけでエステル基含有炭化水素樹脂を得ることが
できる。
【0030】炭化水素樹脂にカルボン酸または酸無水物
をグラフトした場合には、その酸価は1〜10の範囲に
あることがトラフィックペイントの流動性の点から好ま
しく、エステル化変性した場合にはそのケン化価は1〜
100の範囲にあることがトラフィックペイントの流動
性の点から好ましい。極性基含有炭化水素樹脂(I)の
数平均分子量は通常500〜3000、好ましくは70
0〜2000である。
【0031】本発明で用いられる極性基含有モノマーグ
ラフト変性低分子量ポリオレフィン(II)は、ポリオレ
フィンに極性基含有モノマーがグラフトして変性された
グラフト変性物であり、極性基含有モノマーの導入によ
って酸価が5〜80、好ましくは10〜60の変性物で
ある。極性基含有モノマーグラフト変性低分子量ポリオ
レフィン(II)は粘度平均分子量が1000〜600
0、好ましくは1000〜5000であるものが望まし
い。
【0032】また極性基含有モノマーグラフト変性低分
子量ポリオレフィン(II)の原料である変性前の低分子
量ポリオレフィンは、末端二重結合数が1000炭素原
子当たり0.5個以下のものが好ましい。このような低
分子量ポリオレフィンは、α−オレフィンを直接重合す
ることにより容易に得ることができる。重合は高圧重
合、中圧重合、低圧重合法のいずれの方法で行ってもよ
く、前記の分子量、酸価、末端二重結合の範囲にある限
り問題はない。低分子量のポリオレフィンは高分子量ポ
リオレフィンを熱分解によって得ることもできるが、こ
のような低分子量ポリオレフィンは通常末端に二重結合
を多く含有するので、加熱によって低分子量ポリオレフ
ィン間に架橋が起きて増粘したり変色する可能性があ
る。
【0033】また極性基含有モノマーグラフト変性低分
子量ポリオレフィン(II)の原料である変性前の低分子
量ポリオレフィンは、末端二重結合数が1000炭素原
子当たり0.5個以下のものが好ましい。高分子量ポリ
オレフィンを熱分解によって得た低分子量ポリオレフィ
ンは通常末端に二重結合を多く含有するので、加熱によ
って低分子量ポリオレフィン間に架橋が起きて増粘した
り変色する可能性がある。重合法においては高圧重合、
中圧重合、低圧重合法のいずれでも、前記の分子量、酸
価、末端二重結合の範囲にある限り問題はない。
【0034】変性前の低分子量ポリオレフィンはα−オ
レフィンの単独重合体、α−オレフィンの共重合体、ま
たはα−オレフィンとそれ以外の化合物との共重合体で
ある。α−オレフィンとしては、エチレン、プロピレ
ン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテ
ン、4−メチル−ペンテン−1等をあげることができ
る。変性前の低分子量ポリオレフィンとしてはエチレ
ン、プロピレンまたはブテンの単独重合体、あるいはエ
チレン、プロピレンまたはブテンを主成分とする共重合
体が好ましく、特にエチレン単独重合体またはエチレン
・α−オレフィン共重合体が好ましい。
【0035】極性基含有モノマーグラフト変性低分子量
ポリオレフィン(II)の製造に使用される極性基含有モ
ノマーは、前記炭化水素樹脂に反応させる極性基含有モ
ノマーと同じものがあげられる。
【0036】極性基含有モノマーグラフト変性低分子量
ポリオレフィン(II)の製造方法としては、下記の方法
があげられる。コンデンサー、所定量の極性基含有モノ
マーを充填した滴下ロート、所定量の開始剤を充填した
滴下ロートおよび攪拌翼を装備した反応器で、予め反応
器内で160〜170℃に溶融した所定量の低分子量ポ
リオレフィン上に2〜3時間で極性基含有モノマーと開
始剤を均等割に滴下する。その後、反応器内に1333
Pa(10mmHg、ゲージ圧)以下に減圧し、未反応
極性基含有モノマーおよび開始剤分解物などを除去し、
極性基含有モノマーグラフト変性低分子量ポリオレフィ
ン(II)を得る。
【0037】本発明のトラフィックペイント用樹脂組成
物は、前記極性基含有炭化水素樹脂(I)と、極性基含
有モノマーグラフト変性低分子量ポリオレフィン(II)
とを含む樹脂組成物である。極性基含有炭化水素樹脂
(I)と極性基含有モノマーグラフト変性低分子量ポリ
オレフィン(II)との混合比率は、極性基含有炭化水素
樹脂(I)100重量部に対して極性基含有モノマーグ
ラフト変性低分子量ポリオレフィン(II)0.3〜10
重量部、好ましくは0.5〜5重量部の範囲である。極
性基含有炭化水素樹脂(I)と極性基含有モノマーグラ
フト変性低分子量ポリオレフィン(II)とを上記割合で
混合することにより、本発明のトラフィックペイント用
樹脂組成物を得ることができる。
【0038】本発明のトラフィックペイント用樹脂組成
物の溶融粘度、軟化点はトラフィックペイントの塗工方
法、塗工場所等によって異なるが、通常200℃の溶融
粘度は30〜200mPa・sの範囲が好ましく、軟化
点は90〜100℃の範囲が好ましい。
【0039】本発明のトラフィックペイント用樹脂組成
物はトラフィックペイントの粘結付与剤としての性能に
優れ、しかも低温での流動性に優れている。このため本
発明のトラフィックペイント用樹脂組成物を配合して得
られる熱融着型トラフィックペイントすなわち路面区画
線標示塗料は、施工する際の流動性に優れ、高速で塗工
することができ、しかも骨材沈降性が良好である。
【0040】本発明のトラフィックペイント用樹脂組成
物は、前記極性基含有炭化水素樹脂(I)および極性基
含有モノマーグラフト変性低分子量ポリオレフィン(I
I)以外にも、本発明の目的を損なわない範囲で種々の
有機および/または無機化合物を配合することができ
る。これらの化合物としては具体的には、各種可塑剤,
炭酸カルシウム,酸化チタンおよびガラスビーズ等をあ
げることができる。これらは通常トラフィックペイント
を調製する際にトラフィックペイント用樹脂組成物に配
合される。
【0041】本発明のトラフィックペイント用樹脂組成
物は、極性基含有炭化水素樹脂(I)と極性基含有モノ
マーグラフト変性低分子量ポリオレフィン(II)とを予
め混合した状態でトラフィックペイントの調製に用いる
こともできるし、トラフィックペイントを調製する際に
極性基含有炭化水素樹脂(I)と極性基含有モノマーグ
ラフト変性低分子量ポリオレフィン(II)とを混合する
こともできる。また炭化水素樹脂と低分子量ポリオレフ
ィンとを溶融混合した後、極性基含有モノマーを添加し
てグラフト重合させることにより、本発明のトラフィッ
クペイント用樹脂組成物を製造することもできる。
【0042】
【発明の効果】本発明のトラフィックペイント用樹脂組
成物は、特定の極性基含有炭化水素樹脂(I)および極
性基含有モノマーグラフト変性低分子量ポリオレフィン
(II)を特定量含有しいるので、トラフィックペイント
の粘結付与剤としての性能に優れ、しかも低温での流動
性に優れている。このため流動性特に低温での流動性に
優れ、低粘度で高速塗工が可能であり、しかも骨材沈降
性が良好なトラフィックペイントを得ることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に、実施例により本発明をさ
らに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によっ
て、何ら限定されるものではない。
【0044】各実施例では、脂肪族系不飽和炭化水素留
分(A)として表1に示す組成の留分を、また脂肪族系
内部オレフィン含有留分(B)として表2に示す組成の
留分を使用した。表2の脂肪族系内部オレフィン含有留
分(B)の不飽和成分についてみると、ジシクロペンタ
ジエンの含有量は0.1重量%、ジヒドジシクロペンタ
ジエンの含有量は74.1重量%、イソプレンとシクロ
ペンタジエンのコダイマーは9.5重量%であり、これ
ら不飽和成分の合計量は83.7重量%である。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】極性基含有モノマーグラフト変性低分子量
ポリオレフィン(II)としては表3に示すものを使用し
た。
【0048】
【表3】 *1 粘度平均分子量:溶媒にデカリンを用い、135℃での極限粘度から算 出 *2 酸価:JIS K−0070 *3 溶融粘度:ブルックフィールド型粘度計、測定温度140℃ *4 バイプロワックス:中国精油社製バイプロワックス、未変性低分子量ポ リエチレン
【0049】製造例1 極性基含有炭化水素樹脂(I)の調製 200gの表1の脂肪族系不飽和炭化水素留分(A)と
115gの表2の脂肪族系内部オレフィン含有留分
(B)との均一な混合物を滴下ロートに入れた。一方、
粒径100メッシュ以下の無水塩化アルミニウム1.2
3gとキシレン30gとn−ヘキサン10gをオートク
レーブに入れて懸濁液とし、これに先の滴下ロートにと
った留分(A)と留分(B)との均一混合物を、60℃
に保ちながら15分間かけて滴下し、滴下終了後さらに
攪拌下に60℃で2時間反応させた。次に20℃まで降
温し、20gのメタノールを添加して30分間攪拌し
た。その後、反応性成物を温水で繰り返し洗浄後、これ
を濃縮して炭化水素樹脂145gを得た。
【0050】次に、上記方法によって得た炭化水素樹脂
100gを210℃に加温したオイルバスで溶融させ、
樹脂温度が205℃となったところで炭化水素樹脂に対
して0.6重量%の無水マレイン酸を加え、窒素雰囲気
下205℃で2時間攪拌して無水マレイン酸グラフト変
性炭化水素樹脂Aを調製した。この無水マレイン酸グラ
フト変性炭化水素樹脂Aは数平均分子量1350、軟化
点94℃、酸価3.1、色相5であった。なお、数平均
分子量(Mn)はGPC法によるスチレン換算の分子量
であり、キャリアーとしてTHFを用い、40℃で東ソ
ー(株)製カラムを用いて測定した。軟化点はJIS
K−2207、酸価はJIS K−0070、色相(ガ
ードナー)はJIS K−5400により測定した。
【0051】実施例1a 製造例1で得た無水マレイン酸グラフト変性炭化水素樹
脂Aの100重量部に対して、表3に示す無水マレイン
酸グラフト変性低分子量ポリエチレンAを2重量部配合
し、トラフィックペイント用樹脂組成物を得た。このト
ラフィックペイント用樹脂組成物の軟化点、溶融粘度、
酸価および色相を表4に示す。
【0052】実施例1b 実施例1aで得たトラフィックペイント用樹脂組成物1
00重量部に、下記のトラフィックペイント用の配合剤
を加えてトラフィックペイントを調製して評価した。評
価結果を表5に示す。
【0053】 トラフィックペイントの配合剤 可塑剤(アラキード251、荒川化学社製) :15重量部 汚染防止剤(HW−R、三井化学社製) :3.4重量部 粗粉炭酸カルシウム(寒水砂#30、日東粉化社製):214重量部 微粉炭酸カルシウム(ホワイトンH、白石工業社製):214重量部 酸化チタン(タイペークA−220、石原産業社製):28重量部 ガラスビーズ(GB−153T東芝バロティー社製):110重量部
【0054】実施例2a、実施例2b 実施例1aおよび実施例1bにおいて無水マレイン酸グ
ラフト変性低分子量ポリエチレンAの代わりに無水マレ
イン酸グラフト変性低分子量ポリエチレンBを用いた以
外は同様に行った。結果を表4および表5に示す。
【0055】実施例3a、実施例3b 実施例1aおよび実施例1bにおいて無水マレイン酸グ
ラフト変性低分子量ポリエチレンAの代わりに無水マレ
イン酸グラフト変性低分子量ポリエチレンCを用いた以
外は同様に行った。結果を表4および表5に示す。
【0056】比較例1a、比較例1b 実施例1aおよび実施例1bにおいて無水マレイン酸グ
ラフト変性低分子量ポリエチレンAを使用しなかった以
外は同様に行った。結果を表4および表5に示す。
【0057】比較例2a〜5a、比較例2b〜5b 実施例1aおよび実施例1bにおいて無水マレイン酸グ
ラフト変性低分子量ポリエチレンAの代わりに表4に示
す低分子量ポリエチレンを用いた以外は同様に行った。
結果を表4および表5に示す。
【0058】
【表4】
【0059】表4の注 *1 低分子量ポリエチレン(II):表3参照 *2 軟化点:JIS K−2207 *3 溶融粘度:ブルックフィールド型粘度計、測定温
度200℃ *4 酸価:JIS K−0070 *5 色相(ガードナー):JIS K−5400
【0060】
【表5】
【0061】表5の注 *1 流動性:フォードカップ、流出径8mm、測定温
度170℃ *2 溶融粘度:ブルックフィールド粘度計、測定温度
180℃ *3 骨材沈降性:溶融トラフィックペイント混合物を
50mlのビーカーに採取し、240℃に2時間静置し
た後冷却、硬化させ、硬化物の垂直切断面のガラスビー
ズの均一性を観察した。 ○:垂直切断面にガラスビーズが均一に分散している ×:垂直切断面が均一でなく、垂直切断面上部にガラス
ビーズが確認できない *4 圧縮強度:JIS K5665 *5 軟化点:JIS K5665 環球法 *6 白色度:カラーメーターを用い、L値、a値、b
値より算出
【0062】以上の結果から以下のことが分かる。 (1) 低分子量ポリエチレンの酸変性効果に関して 無水マレイン酸グラフト変性低分子量ポリエチレンAの
原料であり、酸価が0.1以下の未変性低分子量ポリエ
チレンD(比較例3b)は低分子量ポリエチレン未添加
(比較例1b)と比べ、流動性の改良は見られるが無水
マレイン酸グラフト変性低分子量ポリエチレンA(実施
例1b)には及ばない。一方、トラフィックペイント施
工時における作業性の重要な目安となる骨材沈降性は、
低分子量ポリエチレン未添加および未変性低分子量ポリ
エチレンDは不十分であるのに対して、無水マレイン酸
グラフト変性低分子量ポリエチレンAは満足する結果が
得られている。
【0063】(2) 低分子量ポリエチレンの変性種効
果に関して 酸価をもった低分子量ポリエチレンとして、空気または
酸素によって酸化した酸化低分子量ポリエチレンがあげ
られるが、それを用いた例(比較例5b)ではトラフィ
ックペイントのチクソ性(チクソトロピー性)が増大
し、骨材沈降性に対しては有利であるが、流動性の低下
が大きい。カルボキシル基、酸無水基によるグラフト変
性が有効である。
【0064】(3) 分子量に関して 粘度平均分子量が2000の未変性低分子量ポリエチレ
ンD(比較例3b)と粘度平均分子量が7200の未変
性低分子量ポリエチレンE(比較例4b)との未変性低
分子量ポリエチレン比較でも同様であるが、粘度平均分
子量が2700の無水マレイン酸変性低分子量ポリエチ
レンA(実施例1b)と比較して、粘度分子量が455
0の無水マレイン酸変性低分子量ポリエチレンC(実施
例3b)の方が若干、流動性で不利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 151/06 C09D 151/06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の極性基含有炭化水素樹脂(I)1
    00重量部に対して、酸価が5〜80の極性基含有モノ
    マーグラフト変性低分子量ポリオレフィン(II)を0.
    3〜10重量部の割合で含有するトラフィックペイント
    用樹脂組成物。 極性基含有炭化水素樹脂(I): (A)沸点が−20〜+100℃の範囲の留分であっ
    て、全不飽和成分中に占める1,3−共役ジエンの含有
    量が20モル%以上、末端モノオレフィンの含有量が3
    0モル%以下、およびシクロペンタジエンの含有量が5
    モル%以下である脂肪族系不飽和炭化水素留分20〜1
    00重量%と、 (B)全不飽和成分中に占めるジヒドロジシクロペンタ
    ジエンを含む脂肪族系内部オレフィンの含有量が50モ
    ル%以上、およびジシクロペンタジエンの含有量が5モ
    ル%以下である脂肪族系内部オレフィン含有留分0〜8
    0重量%とを含む混合物を重合して得られる炭化水素樹
    脂に極性基が導入された極性基含有炭化水素樹脂。
  2. 【請求項2】 極性基含有モノマーグラフト変性低分子
    量ポリオレフィン(II)が、1000炭素原子当たり末
    端二重結合の数が0.5個以下の低分子量ポリオレフィ
    ンを極性基含有モノマーでグラフト変性したものである
    請求項1記載のトラフィックペイント用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 極性基含有モノマーグラフト変性低分子
    量ポリオレフィン(II)の粘度平均分子量が1000〜
    6000である請求項1または2記載のトラフィックペ
    イント用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 極性基含有モノマーグラフト変性低分子
    量ポリオレフィン(II)が、極性基含有モノマーグラフ
    ト変性低分子量ポリエチレンである請求項1ないし3の
    いずれかに記載のトラフィックペイント用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 極性基含有モノマーが、不飽和カルボン
    酸、その酸無水物またはエステルである請求項1ないし
    4のいずれかに記載のトラフィックペイント用樹脂組成
    物。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102465240B1 (ko) * 2021-11-04 2022-11-09 주식회사 은진공업 내마모성이 우수한 이액형 상온경화형 노면표지용 도료 조성물 및 이의 제조 방법
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