JPH1121441A - 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及び該組成物を成形してなるハウジング及びバッテリーパック - Google Patents

難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及び該組成物を成形してなるハウジング及びバッテリーパック

Info

Publication number
JPH1121441A
JPH1121441A JP10120453A JP12045398A JPH1121441A JP H1121441 A JPH1121441 A JP H1121441A JP 10120453 A JP10120453 A JP 10120453A JP 12045398 A JP12045398 A JP 12045398A JP H1121441 A JPH1121441 A JP H1121441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polycarbonate resin
weight
resin composition
flame
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10120453A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Itagaki
寛 板垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP10120453A priority Critical patent/JPH1121441A/ja
Publication of JPH1121441A publication Critical patent/JPH1121441A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性などの機械物性を向上させるととも
に、成形性,流動性に優れ、臭素化合物を含有せずとも
高難燃性を達成したポリカーボネート樹脂組成物及びそ
れを成形してなるバッテリーパックを提供する。 【解決手段】 (A)ポリカーボネート樹脂、(B)複
合ゴム系グラフト共重合体、(C)ハロゲン非含有リン
酸エステル化合物及び(D)ポリテトラフルオロエチレ
ンを含有するものであり、上記(C)におけるリン元素
含有量に対する(B)が重量比で2〜15である難燃性
ポリカーボネート樹脂組成物。それを成形してなるOA
機器ハウジング,電気・電子機器ハウジング及びバッテ
リーパック。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性ポリカーボ
ネート樹脂組成物及びそれを成形してなるOA機器ハウ
ジング,電気・電子機器ハウジング及びバッテリーパッ
クに関し、さらに詳しくは、難燃性や耐衝撃性などの機
械物性を損なうことなく、流動性,成形性にも優れた臭
素化合物を含有しない難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物、及び該組成物を成形してなるOA機器ハウジング,
電気・電子機器ハウジング及びバッテリーパックに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂は、機械物性(特
に、耐衝撃特性),電気的特性,透明性などに優れてい
ることから、エンジニアリングプラスチックとして、O
A機器や電気・電子機器分野,建築分野などの様々な分
野において幅広く利用されている。
【0003】ところで、ポリカーボネート樹脂は、各種
熱可塑性樹脂の中では酸素指数が高く、一般的に自己消
火性を有する樹脂ではあるものの、特にOA機器分野や
電気・電子機器分野、具体的にはノートブック型パソコ
ン等のOA機器や電気・電子機器のハウジング、及びバ
ッテリーパックの用途においては、その安全上の要求を
満たすため、さらに高いレベルの難燃性が要求されてい
る。
【0004】従来、樹脂において、その難燃性を獲得す
るためには、臭素化合物を含有する難燃剤が用いられて
きたが、かかる臭素系の難燃剤を用いた樹脂組成物を成
形する場合、該組成物の成形に繰り返し用いられた金型
は、そこに錆が生じたり、また、成形時に滞留焼けが生
じるといった成形上の問題が生じていた。さらに、成形
時にガスが発生するという環境上の問題もあり、樹脂組
成物に用いる難燃剤として、そのノンブロム(無臭素)
化の要求が強くなってきていた。
【0005】一方、OA機器や電気・電子機器分野、具
体的にはそれらの機器のハウジングやバッテリーパック
の用途においては、さらに耐衝撃特性の向上も強く求め
られている。かかる耐衝撃特性を向上させるためには、
ポリカーボネート樹脂にゴム系の改質剤を添加すること
が広く行われているが、高い耐衝撃特性を得るために改
質剤の添加量を多くすると、十分な難燃性が得られない
という問題があった。
【0006】さらには、特にバッテリーパックとしての
用途について言えば、携帯電話等の移動体通信機器やノ
ートブック型パソコン等の携帯用端末に使用されること
から、その軽量化及び薄肉化が要求されており、このた
め、成形性,流動性に優れた材料が求められている。こ
れらの要求に対して、特開平07−173401号公報
や特開平08−259792号公報,さらには特開平0
8−120169号公報,特開平07−304943号
公報,特開平08−239565号公報等、多くの技術
が提案されているが、それらにおいては、難燃性はある
程度達成してはいるものの、臭素系の難燃剤を用いるも
のであったり、臭素系の難燃剤を用いない場合は、耐衝
撃性などの機械物性、成形性,流動性が十分でない等の
問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐衝撃性な
どの機械物性を向上させるとともに、成形性,流動性に
優れ、なおかつ臭素化合物を含有せずとも高難燃性を達
成したポリカーボネート樹脂組成物及びそれを成形して
なるOA機器ハウジング又は電気・電子機器ハウジング
及びバッテリーパックを提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な状況下で、鋭意研究を重ねた結果、ポリカーボネート
樹脂に、複合ゴム系グラフト共重合体、好ましくは特定
の複合ゴム系グラフト共重合体, ハロゲン非含有リン酸
エステル化合物,ポリテトラフルオロエチレンを配合
し、さらに上記複合ゴム系グラフト共重合体とハロゲン
非含有リン酸エステル化合物とを特定比率で用いること
により前記目的を達成することを見出した。
【0009】本発明は、かかる知見に基づいて完成した
ものである。すなわち、本発明は、以下のポリカーボネ
ート樹脂組成物及び該組成物を成形してなるOA機器ハ
ウジング,電気・電子機器ハウジング及びバッテリーパ
ックを提供するものである。 (1)(A)ポリカーボネート樹脂と(B)複合ゴム系
グラフト共重合体とを重量比99:1〜90:10の割
合で含有し、かつ上記(A)成分と(B)成分との合計
量を100重量部として、(C)ハロゲン非含有リン酸
エステル化合物をリン元素として0.3〜1.2重量部、及
び(D)ポリテトラフルオロエチレンを0.01〜1.0重
量部含有するものであり、上記(C)のハロゲン非含有
リン酸エステル化合物中のリン元素含有量に対する
(B)の複合ゴム系グラフト共重合体の量が重量比で2
〜15であることを特徴とする難燃性ポリカーボネート
樹脂組成物。 (2)上記(1)記載の(B)複合ゴム系グラフト共重
合体が、ポリオルガノシロキサンゴム成分1〜99重量
%とポリアルキルアクリレートゴム成分99〜1重量%
とが分離できないように相互に絡み合った構造を有し、
且つ平均粒径が0.01μm〜0.6μmである複合ゴ
ムに1種又は2種以上のビニル系単量体がグラフト重合
されてなるものである上記(1)に記載の難燃性ポリカ
ーボネート樹脂組成物。 (3)上記(1)又は(2)に記載の難燃性ポリカーボ
ネート樹脂組成物を成形してなるOA機器ハウジング又
は電気・電子機器ハウジング。 (4)上記(1)又は(2)に記載の難燃性ポリカーボ
ネート樹脂組成物を成形してなるバッテリーパック。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳細に説
明する。 1.難燃性ポリカーボネート樹脂組成物 (1)各成分の説明 ポリカーボネート樹脂((A)成分) 本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物において、
(A)成分として用いられるポリカーボネート樹脂とし
ては、慣用された製造方法、すなわち、通常、二価フェ
ノールとホスゲンまたは炭酸エステル化合物等のポリカ
ーボネート前駆体とを反応させることにより製造したも
のを挙げることができる。具体的には、例えば、塩化メ
チレンなどの溶媒中において、公知の酸受容体や分子量
調節剤の存在下、更に、必要により分岐剤を添加し、二
価フェノールとホスゲンのようなカーボネート前駆体と
の反応により、あるいは二価フェノールとジフェニルカ
ーボネートのようなカーボネート前駆体とのエステル交
換反応などによって製造されたものである。
【0011】用いられる二価フェノールとしては、様々
なものがあるが、特に、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン〔通称:ビスフェノールA〕が好適
である。ビスフェノールA以外のビスフェノールとして
は、例えば、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン;
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン;2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン;2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン;2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン;2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−1−メチルフェニル)プロパ
ン;ビス(4−ヒドロキシフェニル)ナフチルメタン;
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−t−ブチルフェニル)
プロパン;2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−テ
トラメチルフェニル)プロパン等のビス(ヒドロキシア
リール)アルカン類、1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)シクロペンタン;1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン;1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−3,5,5−トリメチルシクロヘキ
サン等のビス(ヒドロキシアリール)シクロアルカン
類、4,4’−ジヒドロキシフェニルエーテル;4,
4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルフェニルエー
テル等のジヒドロキシアリールエーテル類、4,4’−
ジヒドロキシジフェニルスルフィド;4,4’−ジヒド
ロキシ−3,3’−ジメチルジフェニルスルフィド等の
ジヒドロキシジアリールスルフィド類、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホキシド;4,4’−ジヒドロ
キシ−3,3’−ジメチルジフェニルスルホキシド等の
ジヒドロキシジアリールスルホキシド類、4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホン;4,4’−ジヒドロキ
シ−3,3’−ジメチルジフェニルスルホン等のジヒド
ロキシジアリールスルホン類、4,4’−ジヒロキシジ
フェニルなどのジヒドロキシジフェニル類などが挙げら
れる。これらの二価フェノールは、それぞれ単独で用い
てもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
【0012】また、炭酸エステル化合物としては、ジフ
ェニルカーボネート等のジアリールカーボネートやジメ
チルカーボネート,ジエチルカーボネート等のジアルキ
ルカーボネート等が挙げられる。分子量調整剤としては
通常、ポリカーボネートの重合に用いられるものなら、
各種のものを用いることができる。具体的には、一価フ
ェノールとして、例えば、フェノール,o−n−ブチル
フェノール,m−n−ブチルフェノール,p−n−ブチ
ルフェノール,o−イソブチルフェノール,m−イソブ
チルフェノール,p−イソブチルフェノール,o−t−
ブチルフェノール,m−t−ブチルフェノール,p−t
−ブチルフェノール,o−n−ペンチルフェノール,m
−n−ペンチルフェノール,p−n−ペンチルフェノー
ル,o−n−ヘキシルフェノール,m−n−ヘキシルフ
ェノール,p−n−ヘキシルフェノール,p−t−オク
チルフェノール,o−シクロヘキシルフェノール,m−
シクロヘキシルフェノール,p−シクロヘキシルフェノ
ール,o−フェニルフェノール,m−フェニルフェノー
ル,p−フェニルフェノール,o−n−ノニルフェノー
ル,m−ノニルフェノール,p−n−ノニルフェノー
ル,o−クミルフェノール,m−クミルフェノール,p
−クミルフェノール,o−ナフチルフェノール,m−ナ
フチルフェノール,p−ナフチルフェノール;2,5−
ジ−t−ブチルフェノール;2,4−ジ−t−ブチルフ
ェノール;3,5−ジ−t−ブチルフェノール;2,5
−ジクミルフェノール;3,5−ジクミルフェノール;
p−クレゾールなどが挙げられる。これらの一価フェノ
ールのなかでは、p−t−ブチルフェノール,p−クミ
ルフェノール,p−フェニルフェノールなどが好ましく
用いられる。
【0013】その他、分岐剤として、例えば、1,1,
1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン;α,
α’,α”−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1,
3,5−トリイソプロピルベンゼン;1−〔α−メチル
−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル〕−4−
〔α’,α’−ビス(4”−ヒドロキシフェニル)エチ
ル〕ベンゼン;フロログリシン,トリメリト酸,イサチ
ンビス(o−クレゾール)等の官能基を3つ以上有する
化合物を用いることもできる。
【0014】本発明において用いられるポリカーボネー
トは通常、粘度平均分子量が10,000〜100,0
00のものが好ましく、より好ましくは14,000〜
40,000である。 複合ゴム系グラフト共重合体((B)成分) (B)成分の複合ゴム系グラフト共重合体とは、複合ゴ
ムに1種又は2種以上のビニル系単量体がグラフト重合
されてなるものをいうが、好ましくは、ポリオルガノシ
ロキサンゴム成分1〜99重量%とポリアルキルアクリ
レートゴム成分99〜1重量%とが分離できないように
相互に絡み合った構造を有し、且つ平均粒径が0.01
μm〜0.6μmである複合ゴムに1種又は2種以上の
ビニル系単量体がグラフト重合されてなるものである。
【0015】このような複合ゴム系グラフト共重合体は
公知の方法、例えば特開昭64−79257号公報、特
開平1−190746号公報に開示された製造方法によ
って製造可能である。即ち、ポリオルガノシロキサンゴ
ムのラテックスを調製し、次にアルキル(メタ)アクリ
レートゴムの合成用単量体をポリオルガノシロキサンゴ
ムラテックスのゴム粒子に含浸させてから、アルキル
(メタ)アクリレートゴムの合成用単量体を重合して製
造する方法である。
【0016】ポリオルガノシロキサンゴムはジメチルシ
ロキサン等鎖状オルガノシロキサンと多官能シラン系架
橋剤、例えばトリメトキシメチルシラン、テトラエトキ
シシラン等を0.1〜30重量%配合して乳化重合して
得られる。また、このラテックスの製造は米国特許第2
891920号公報等に開示された方法を用いることが
でき、前記乳化重合に際し、重合開始剤でもあるアルキ
ルベンゼンスルホン酸、アルキルスルホン酸等のスルホ
ン酸系乳化剤の存在下で、例えばホモジナイザー等を用
いて水と混合する方法により製造することにより、得ら
れる。
【0017】このようにして得られたポリオルガノシロ
キサンゴムラテックスに水酸化ナトリウム等のアルカリ
水溶液を添加して中和し、アルキル(メタ)アクリレー
トとしてメチルアクリレート、n−ブチルアクリレート
等を、架橋剤としてエチレングリコールジメタクリレー
ト等を、グラフト反応促進剤としてアリルメタクリレー
ト等を添加して、ポリオルガノシロキサンゴム粒子に含
浸させた後、通常のラジカル重合開始剤を作用させて重
合する。重合反応の進行と共に、ポリオルガノシロキサ
ンゴムの架橋された網に、絡んでポリアルキル(メタ)
アクリレートゴムの架橋された網が形成され、実質上分
離できない複合ゴムのラテックスが得られる。
【0018】この複合ゴムにビニル系単量体として、ス
チレン等のアルケニル芳香族化合物、メチルメタクリレ
ート等のメタクリル酸エステル、メチルアクリレート等
のアクリル酸エステル、アクリルニトリル等のシアン化
ビニル化合物等の各種ビニル系単量体を用いることがで
き、上記複合ゴムのラテックスに加え、ラジカル重合を
1段または多段で重合させる。更に、得られたラテック
スに塩化カルシウム等を投入して、塩析、凝固して分離
・回収する。
【0019】ハロゲン非含有リン酸エステル化合物
((C)成分) (C)成分のハロゲン非含有リン酸エステル化合物は、
臭素などのハロゲン原子を含んでいないため、成形品を
廃棄処理した場合においても、環境汚染をもたらすおそ
れが少ない。このようなハロゲン非含有リン酸エステル
化合物としては、例えば、一般式(I) で表されるモノ
リン酸エステル又はポリリン酸エステルを挙げることが
できる。
【0020】
【化1】
【0021】上記一般式(I) において、R1 〜R
4 は、それぞれ置換基を有していてもよいアリール基を
示し、それらはたがいに同一でも異なっていてもよい。
Xは置換基を有していてもよいアリーレン基を示し、
a,b,c及びdは、それぞれ0又は1、pは0〜5の
整数を示す。このpは、二種以上のリン酸エステルを混
合して用いる場合には、各リン酸エステルのpの平均値
で表される。上記アリール基及びアリーレン基における
置換基としては、例えば炭素数1〜10のアルキル基,
炭素数1〜10のアルコキシ基,フェニル基やトリル基
などのアリール基などが挙げられる。これらの置換基は
1個導入されていてもよく、複数導入されていてもよ
い。
【0022】この一般式(I) で表されるハロゲン非含
有リン酸エステル化合物の例としては、トリフェニルホ
スフェート,トリクレジルホスフェート,トリキシレニ
ルホスフェート,トリビフェニルホスフェートなどのモ
ノリン酸エステル、フェニル・レゾルシンポリホスフェ
ート,フェニル・ハイドロキノンポリホスフェート,フ
ェニル・クレジル・レゾルシンポリホスフェート,フェ
ニル・クレジルハイドロキノンポリホスフェート,テト
ラフェニル・レゾルシンジホスフェート,テトラフェニ
ル・ハイドロキノンジホスフェート,フェニル・トリク
レジル・レゾルシンジホスフェート,フェニル・トリク
レジル・ハイドロキノンジホスフェート,テトラビフェ
ニル・レゾルシンジホスフェート,テトラビフェニル・
ハイドロキノンジホスフェートなどのポリリン酸エステ
ルが挙げられる。これらの中で、ポリカーボネート樹脂
組成物の熱成形時における金型付着及び汚染性を抑制す
る点から、ポリリン酸エステルが好適である。また、こ
れらのモノリン酸エステルやポリリン酸エステルは単独
で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0023】ポリテトラフルオロエチレン((D)成
分) (D)成分のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
は溶融滴下防止効果を付与するもので、高い難燃性を付
与することができることから、フィブリル形成能を有す
るものが好適に用いられる。フィブリル形成能とは、混
練や射出成形において可塑化の剪断応力を受けた際にフ
ィブリル化(繊維化)する性能をいい、高い難燃性を得
る上で効果を奏するものである。
【0024】フィブリル形成能を有するPTFEとして
は、特に制限はないが、好適には、例えばASTM規格
によりタイプ3に分類されるものを用いることが出来
る。具体的商品としてはテフロン6−J(商品名,三井
・デュポンフロロケミカル社製)、ポリフロンTFE
D−1(商品名,ダイキン工業社製),ポリフロンTF
E F−104(商品名,ダイキン工業社製)等が挙げ
られる。該タイプ3に分類されるもの以外では、例えば
アルゴフロンF5(商品名,モンテフルオス社製)、ポ
リフロンMPA FA−100およびポリフロンTFE
F201(いずれも商品名,ダイキン工業社製)等が
挙げられる。
【0025】これらのPTFEは2種以上組み合わせて
もよい。上記のようなフィブリル形成能を有するPTF
Eは、例えば、テトラフルオロエチレンを水性溶媒中
で、例えばナトリウム、カリウムあるいはアンモニウム
パーオキシジスルフィドの存在下で、1〜100psi
の圧力下で温度0〜200℃、好ましくは20〜100
℃で重合させることにより得ることが出来る。 (2)各成分の配合割合 (A)ポリカーボネート樹脂と(B)複合ゴム系グラ
フト共重合体の配合割合については、重量比で99:1
〜90:10、好ましくは99:1〜92:8である。
複合ゴム系グラフト共重合体を1以上にすることによ
り、十分な耐衝撃性が発現する。また、複合ゴム系グラ
フト共重合体を10以上とすると、難燃性が損なわれる
のを防ぐため難燃剤を多量に添加しなければならず、そ
の結果耐衝撃性が低下するおそれが生じる。また、ポリ
カーボネート樹脂を90以上にすることにより、ポリカ
ーボネートとしての性能が発揮し得る。
【0026】(C)成分のハロゲン非含有リン酸エス
テル化合物については、上記(A)成分と(B)成分と
の合計量を100重量部として、リン元素として0.3〜
1.2重量部配合する。この(C)成分を用いることによ
り流動性の効果が相乗的に発現し、成形品においてシル
バーの発生を抑制することができる。(C)成分の量が
0.3重量部未満では、十分な難燃性は得られないおそれ
があり、1.2重量部以上にすると、ポリカーボネートの
特性、とりわけ耐衝撃性が損なわれるおそれがあること
から望ましくない。
【0027】(D)成分のポリテトラフルオロエチレ
ンについては、上記(A)成分と(B)成分との合計量
を100重量部として、0.01〜1.0重量部含有するも
のである。0.01重量部未満では、十分な難燃性及びド
リッピング防止効果が得られないおそれがあり、1.0重
量部以上にすると、添加量の割には効果の向上があまり
認められず、むしろ経済的に不利となることから望まし
くない 上記(C)のハロゲン非含有リン酸エステル化合物中
のリン元素含有量と(B)の複合ゴム系グラフト共重合
体の量の関係 上記(C)のハロゲン非含有リン酸エステル化合物のリ
ン元素含有量に対する(B)の複合ゴム系グラフト共重
合体の量、即ち、「(B)の複合ゴム系グラフト共重合
体の量/(C)のハロゲン非含有リン酸エステル化合物
中のリン元素含有量」が、重量比で2〜15であること
が必要である。この範囲にあるとき、物性において良好
なバランスが得られる。該重量比が2未満では十分な耐
衝撃性が得られず、15を超えると十分な難燃性が得ら
れないおそれがある。 (3)本発明の樹脂組成物は前記各成分(A),
(B),(C)及び(D)の他に、必要に応じて各種の
無機充填剤、添加剤、その他合成樹脂等を本発明の目的
を阻害しない範囲で配合することができる。
【0028】例えば、ポリカーボネート樹脂組成物の機
械的強度、耐久性等を目的として無機充填剤が配合され
ることがあるが、具体的には、例えばガラス繊維、炭素
繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク、カーボンフレー
ク、カーボンブラック、硫酸カルシウウム、炭酸カルシ
ウム、ケイ酸カルシウム、酸化チタン、アルミナ、シリ
カ、アスベスト、タルク、クレー、マイカ、石英粉等が
挙げられる。また、前記添加剤としては、例えばヒンダ
ードフェノール系、リン系(亜燐酸エステル系、燐酸エ
ステル系等)、アミン系等の酸化防止剤、ベンゾトリア
ゾール系、ベンゾフェノン系の紫外線吸収剤、脂肪族カ
ルボン酸エステル系、パラフィン系、シリコンオイル、
ポリエチレンワックス等の外部滑剤、離型剤、帯電防止
剤、着色剤等が挙げられる。その他の配合しうる樹脂と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、AS樹脂、ABS樹脂、ポリメチルメタクリレート
等の各樹脂を挙げることができる。 (4)各成分の配合,混練、及び成形 各成分の配合及び混練については、特に制限はなく、通
常用いられる方法、例えばリボンブレンダー、ヘンシェ
ルミキサー、バンバリーミキサー、ドラムタンブラー、
単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、コニー
ダ、多軸スクリュー押出機等を用いる方法により行うこ
とができる。混練に際しての加熱温度は通常240〜3
40℃の範囲で選ばれる。
【0029】このようにして得られたポリカーボネート
樹脂組成物は既知の種々の成形方法、例えば射出成形、
中空成形、押出成形、圧縮成形、カレンダー成形、回転
成形等を適用することができ、特にOA機器分野や電気
・電子機器分野の成形品、具体的にはノートブック型パ
ソコン等のOA機器や電気・電子機器のハウジングや、
携帯電話等の移動体通信機器やOA機器のバッテリーパ
ックの製造に供することができる。
【0030】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、本発明は、これらの例によって限定されるもの
ではない。 (1)実施例及び比較例で用いた材料の種類は下記のと
おりである。 (A)ポリカーボネート(PC樹脂) ・タフロンFN1900A〔商品名,出光石油化学
(株)製,ビスフェノールA型のポリカーボネート,粘
度平均分子量19000〕 (B)複合ゴム系グラフト共重合体 ・メタブレンS−2001〔商品名,三菱レイヨン
(株)製,メタクリル酸メチル,アクリル酸アルキル,
ジメチルシロキサン共重合物〕 (C)ハロゲン非含有リン酸エステル化合物 アデカスタブPFR〔商品名,旭電化工業(株)製,
フェニル・レゾルシンポリホスフェート,リン含有量1
0.8重量%)〕 PX−200〔商品名,大八化学工業(株)製,2,
6−ジメチルフェニル・レゾルシンポリホスフェート,
リン含有量9.0重量%)〕 (D)ポリテトラフルオロエチレン ・アルゴフロンF5〔商品名,モンテフルオス社製〕 (E)臭素含有難燃剤 ・BC−52〔商品名,グレートレークス社製〕:BC
−52と略記 (2)ポリカーボネート樹脂組成物の性能は、下記の要
領に従って評価した。 (a)アイゾット衝撃強度試験:JIS K7110に
準拠し、測定温度−10℃で測定した。測定本数10本
のうち、脆性破壊せず、延性破壊する本数を求め、その
百分率(%)を算出し、延性率で示した。アイゾット衝
撃強度試験後の試験片の破壊形態において、脆性の場合
を脆性破壊とし、延性の場合を延性破壊とした。延性率
が高いほど、耐衝撃性が高いということを意味してい
る。 (b)難燃性:UL94規格0.8mm(厚さ)アンダ
ーライターズラボラトリー・サブジェクト94に従って
垂直燃焼試験を行なった。 (c)流動性:JIS K7210に準拠し、測定温度
280℃,荷重160kgで測定した。 (d)滞留熱安定性:成形機(東芝機械社製,IS−2
5EP)を使用し、設定温度300℃,滞留時間20分
にて評価した。結果の表示方法は次のとおりである。
【0031】S・・シルバーあり,○・・変化なし (e)成形時のガス発生量:成形機(東芝機械社製,I
S−25EP)を使用し、設定成形温度300℃にて連
続成形中におけるガスの発生を目視にて判定した。 多・・ガス発生が多く認められた場合 少・・ガス発生が少ないと認められた場合 〔実施例1及び2,比較例1〜6〕第1表に示す種類と
量の各成分を、35mmφ2軸押出機により、シリンダ
ー温度280℃、スクリュー回転数100rpmで溶融
混練し、押出してペレット化した。得られたペレットを
100℃で5時間乾燥処理したのち、成形温度280℃
で射出成形して、物性測定用の試験片を作製した。
【0032】樹脂組成物の性能評価結果を第1表に示
す。
【0033】
【表1】
【0034】第1表から分かるように、実施例1〜2は
いずれも高いレベルの難燃性を有し、耐衝撃性,流動
性,成形性に優れている。これに対し、比較例1は臭素
含有難燃剤を用いているため、流動性,成形性に劣り、
かつ成形時のガス発生量も多い。比較例2は複合ゴム系
グラフト共重合体を用いていないため、耐衝撃性が低
い。比較例3では、(C)のハロゲン非含有リン酸エス
テル化合物のリン元素含有量に対する(B)の複合ゴム
系グラフト共重合体の重量比が15を超えているため
(即ち、リン化合物の含有割合が低いため)、難燃性が
不合格である。比較例4では、上記同重量比が2以下で
あるため(即ち、複合ゴム系グラフト共重合体の含有割
合が低いため)、耐衝撃性が低い。比較例5はポリテト
ラフルオロエチレンを含有していないため、難燃性が不
合格である。比較例6は複合ゴム系グラフト共重合体を
含有していないため耐衝撃性が低く、ポリテトラフルオ
ロエチレンを含有していないため、難燃性が不合格であ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組
成物は、耐衝撃性などの機械物性を維持するとともに、
成形性,流動性に優れ、なおかつ臭素化合物を含有せず
とも高難燃性を達成したものであって、特にOA機器分
野や電気・電子機器分野で用いられる成形品、具体的に
はノートブック型パソコン等のOA機器のハウジングや
各種電気・電子機器のハウジング、さらにはバッテリー
パックなどの素材として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 51:00 27:12)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリカーボネート樹脂と(B)複合
    ゴム系グラフト共重合体とを重量比99:1〜90:1
    0の割合で含有し、かつ上記(A)成分と(B)成分と
    の合計量を100重量部として、(C)ハロゲン非含有
    リン酸エステル化合物をリン元素として0.3〜1.2重量
    部、及び(D)ポリテトラフルオロエチレンを0.01〜
    1.0重量部含有するものであり、上記(C)のハロゲン
    非含有リン酸エステル化合物中のリン元素含有量に対す
    る(B)の複合ゴム系グラフト共重合体の量が重量比で
    2〜15であることを特徴とする難燃性ポリカーボネー
    ト樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の(B)複合ゴム系グラ
    フト共重合体が、ポリオルガノシロキサンゴム成分1〜
    99重量%とポリアルキルアクリレートゴム成分99〜
    1重量%とが分離できないように相互に絡み合った構造
    を有し、且つ平均粒径が0.01μm〜0.6μmであ
    る複合ゴムに1種又は2種以上のビニル系単量体がグラ
    フト重合されてなるものである請求項1に記載の難燃性
    ポリカーボネート樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の難燃性ポリカー
    ボネート樹脂組成物を成形してなるOA機器ハウジング
    又は電気・電子機器ハウジング。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載の難燃性ポリカーボ
    ネート樹脂組成物を成形してなるバッテリーパック。
JP10120453A 1997-05-06 1998-04-30 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及び該組成物を成形してなるハウジング及びバッテリーパック Pending JPH1121441A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10120453A JPH1121441A (ja) 1997-05-06 1998-04-30 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及び該組成物を成形してなるハウジング及びバッテリーパック

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11545697 1997-05-06
JP9-115456 1997-05-06
JP10120453A JPH1121441A (ja) 1997-05-06 1998-04-30 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及び該組成物を成形してなるハウジング及びバッテリーパック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1121441A true JPH1121441A (ja) 1999-01-26

Family

ID=26453953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10120453A Pending JPH1121441A (ja) 1997-05-06 1998-04-30 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及び該組成物を成形してなるハウジング及びバッテリーパック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1121441A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005302611A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Sanyo Electric Co Ltd パック電池およびその製造方法
JP2006348098A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Daicel Polymer Ltd 鉛蓄電池ケーシング用樹脂組成物
JP2010165597A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Toyota Motor Corp 蓄電装置
JP2011526941A (ja) * 2008-06-30 2011-10-20 バイエル・マテリアルサイエンス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 耐衝撃性、難燃性、熱可塑性成形組成物
WO2012067108A1 (ja) 2010-11-17 2012-05-24 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物及び成形体
JP2012172058A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Mitsubishi Engineering Plastics Corp ポリカーボネート樹脂組成物及び成形体
JP2012521446A (ja) * 2009-03-25 2012-09-13 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 防炎性かつ衝撃性改良ポリカーボネート組成物
WO2012165373A1 (ja) 2011-05-30 2012-12-06 出光興産株式会社 電池パック用ポリカーボネート樹脂組成物及び電池パック
WO2018116607A1 (ja) 2016-12-19 2018-06-28 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4573564B2 (ja) * 2004-04-14 2010-11-04 三洋電機株式会社 パック電池およびその製造方法
JP2005302611A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Sanyo Electric Co Ltd パック電池およびその製造方法
JP2006348098A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Daicel Polymer Ltd 鉛蓄電池ケーシング用樹脂組成物
JP2011526941A (ja) * 2008-06-30 2011-10-20 バイエル・マテリアルサイエンス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 耐衝撃性、難燃性、熱可塑性成形組成物
JP2010165597A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Toyota Motor Corp 蓄電装置
JP2012521446A (ja) * 2009-03-25 2012-09-13 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 防炎性かつ衝撃性改良ポリカーボネート組成物
US8865342B2 (en) 2010-11-17 2014-10-21 Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation Polycarbonate resin composition and molded article
WO2012067108A1 (ja) 2010-11-17 2012-05-24 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物及び成形体
JP2012172058A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Mitsubishi Engineering Plastics Corp ポリカーボネート樹脂組成物及び成形体
KR20140041510A (ko) 2011-05-30 2014-04-04 이데미쓰 고산 가부시키가이샤 전지팩용 폴리카보네이트 수지 조성물 및 전지팩
WO2012165373A1 (ja) 2011-05-30 2012-12-06 出光興産株式会社 電池パック用ポリカーボネート樹脂組成物及び電池パック
WO2018116607A1 (ja) 2016-12-19 2018-06-28 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品
US10975239B2 (en) 2016-12-19 2021-04-13 Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation Polycarbonate resin composition and molded article

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6423766B1 (en) Flame-retardant polycarbonate resin composition and electrical and electronic components made by molding the same
JP3398595B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物およびそれを用いた機器ハウジング
EP0979840B1 (en) Flame-retardant polycarbonate resin composition and its injection moldings
WO2000039217A1 (fr) Composition ignifuge de resine de polycarbonate et article fabrique a partir de cette resine
JPWO2011155490A1 (ja) ポリカーボネート系樹脂組成物及びその成形品
EP0979843A2 (en) Thermoplastic resin composition and its injection moldings
EP0994155A2 (en) Flame-retardant polycarbonate resin composition and its injection moldings
JP2002129003A (ja) 電磁波遮蔽性樹脂組成物
JP3128187B2 (ja) 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物
JPH1121441A (ja) 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及び該組成物を成形してなるハウジング及びバッテリーパック
JP2001279081A (ja) 難燃性ポリカーボネート系樹脂組成物
JP3457799B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物
JPH04345657A (ja) 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物
JPH09316320A (ja) 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物
JP4976616B2 (ja) 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物とその製造法および成形品
JP3563711B2 (ja) 反射板
JP2002047428A (ja) 難燃性熱可塑性樹脂組成物
JP2000034397A (ja) 難燃性熱可塑性樹脂組成物
JP3649611B2 (ja) 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物および成形品
JP4220812B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品
JPH1134150A (ja) ブロー成形品
JP2004035661A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物及びそれからなる成形体
JP2020037632A (ja) 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物、及びそれを含む樹脂成形品
JP3563710B2 (ja) 反射板
JP5217996B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071016