JPH11214024A - りん酸型燃料電池発電設備 - Google Patents

りん酸型燃料電池発電設備

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JPH11214024A
JPH11214024A JP10012526A JP1252698A JPH11214024A JP H11214024 A JPH11214024 A JP H11214024A JP 10012526 A JP10012526 A JP 10012526A JP 1252698 A JP1252698 A JP 1252698A JP H11214024 A JPH11214024 A JP H11214024A
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Japan
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desulfurizer
raw fuel
gas
raw
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JP10012526A
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English (en)
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Susumu Takeshige
晋 竹重
Kiyoshi Tsuru
潔 都留
Masami Amano
雅己 天野
Hidenobu Zenimoto
秀延 銭元
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • H01M8/06Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
    • H01M8/0662Treatment of gaseous reactants or gaseous residues, e.g. cleaning
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01M8/0612Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、原燃料に含まれる高濃度の硫化
水素・硫黄化合物を効率的に除去し、脱硫器のコンパク
ト化が図られ、脱硫の信頼性が高められるりん酸型燃料
電池発電設備を得る。 【解決手段】 原燃料予熱器2で加熱された原燃料中の
硫黄分を除去する脱硫器30は、内部に上流側から高温
吸着脱硫触媒30a、水添脱硫触媒30b、高温吸着脱
硫触媒30の順に各触媒が充填されて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、りん酸型燃料電
池発電設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は例えば、特開平9−63613
号公報に記載されているりん酸型燃料電池発電設備のフ
ロー図である。図において、1は都市ガスや天然ガスな
どの原燃料中の硫黄分を水素を用いて除去する脱硫器で
あり、この脱硫器1内には上流側に水添脱硫触媒1b、
下流側に高温吸着脱硫触媒1cが充填されている。2は
脱硫器1の上流側に配設されて原燃料を脱硫器の動作温
度まで昇温する原燃料予熱器、4はスチームを供給する
水蒸気分離器、7は原燃料とスチームの混合流体を反応
させて水素を含む改質ガスを生成する改質器、6は原燃
料とスチームの混合流体を予熱する原料予熱器、8は改
質器7を出た改質ガス中の一酸化炭素を水素に変換する
CO変成器である。9はCO変成器8を出た改質ガス中
の水素と空気中の酸素とを反応させて発電する燃料電池
であり、この燃料電池9は改質ガスが供給される燃料極
9a、空気が供給される空気極9bおよび発電時の発熱
を逃す冷却器9cから構成されている。10はCO変成
器8を出た改質ガスの一部を脱硫器1の上流側にリサイ
クルするための水添用リサイクルガスライン、11はこ
のリサイクルライン10を開閉するための遮断弁であ
る。5は水蒸気分離器4より供給されるスチームを用い
て脱硫器1を通過した原燃料を吸引し、スチームと原燃
料とを混合するスチームエゼクタである。3はプラント
昇温用の窒素の供給口である。12はメインバーナの安
定性を確保するためのパイロットバーナ燃料のライン、
13は改質器7の昇温のために使用するメインバーナ燃
料のラインである。
【0003】次に動作について説明する。都市ガスや天
然ガスからなる原燃料は、原燃料予熱器2によって水素
添加(以下水添と略す)され脱硫反応に適した温度(3
00℃〜400℃)まで昇温された後、脱硫器1に供給
される。脱硫器1は、水添反応型の水添脱硫触媒1bと
吸着型の高温吸着脱硫触媒1cの2種類の触媒から構成
されている。そして、水添脱硫触媒1bで原燃料に含ま
れる有機硫黄分を水素と反応させ、硫化水素に変換す
る。また、高温吸着脱硫触媒1cは、主に酸化亜鉛で構
成されており、硫化水素を硫化亜鉛となることにより除
去する。硫黄分は、下流の改質器7内の改質触媒を被毒
し、反応活性を下げるために脱硫器1で除去する。この
脱硫器1で脱硫された原燃料は、水蒸気分離器4より供
給されるスチームの駆動力により、スチームエゼクタ5
により吸引され、スチームと混合されて原料予熱器6に
供給され、原料予熱器6で改質反応に適した温度まで昇
温された後、改質器7に供給される。そして、改質器7
に供給された原燃料は、改質器7で改質反応により改質
ガスに改質される。改質器7で生成された改質ガスは、
原料予熱器6と原燃料予熱器2で冷却された後、CO変
成器8に供給される。CO変成器8に供給された改質ガ
スは改質ガス中の一酸化炭素がCO変成器8で水素に変
化された後、燃料電池9の燃料極9aに供給され、ここ
で空気極9bに供給された空気中の酸素と反応して発電
が起こる。また、CO変成器8を出た改質ガスの一部
は、スチームエゼクタ5により吸引されて水添用リサイ
クルガスライン10を通じて脱硫器1の上流側にリサイ
クルされる。脱硫器1の水添反応に必要な水素は、原燃
料の5%程度の水素濃度とするのが一般的であり、遮断
弁11を開閉制御してそれに近い濃度となるようにリサ
イクルする流量が設定される。
【0004】ここで、原燃料に汚泥消化ガスなどを用い
る場合、原燃料中の硫黄濃度は都市ガスや天然ガスを利
用する場合に比べて非常に高くなる。汚泥消化ガスの硫
黄濃度は、通常10〜40ppmであり、一時的には1
000ppmに達する場合もありうる。この硫黄分のほ
とんどは比較的除去しやすい硫化水素であり、除去しに
くい有機硫黄分は、都市ガス同様数ppmのレベルであ
る。水添脱硫触媒1bは、(1)式に示すように除去しに
くい有機硫黄分を水素と反応させて硫化水素とする触媒
である。 有機硫黄分(R−S)+H2→H2S+有機ガス(R) ・・・ (1)式 この場合、原燃料中の硫化水素濃度が高いと、上記の
(1)式の反応の平衡が左側に偏り、有機硫黄分が下流か
ら抜け出ることがあり、改質触媒を被毒するなどの問題
を生じる可能性がある。これを防ぐためには、水添脱硫
触媒1bを多量に用いる必要があり、脱硫器の大型化、
触媒費用の上昇などの問題点がある。
【0005】次にプラント昇温時の動作について説明す
る。プラント昇温の目的の一つは脱硫器1、改質器7、
CO変成器8などの反応器の触媒を発電開始までに、そ
れぞれの触媒動作温度まで昇温することにある。そこ
で、改質器7にライン13にて燃料を供給して燃焼さ
せ、その熱で改質器7の触媒を昇温する。また、同じ熱
で昇温媒体(窒素やスチーム)を通して脱硫器1やCO
変成器8を昇温する。なお、脱硫器1は電気ヒータで昇
温される場合が多い。改質器7、CO変成器8などの反
応器の触媒層が水分が凝縮しない温度(例えば100
℃)になるまでは、窒素供給口3から供給する窒素で昇
温している。そして、改質器7、CO変成器8などの反
応器の触媒層が水分が凝縮しない温度になった時点で、
水蒸気分離器4から供給されるスチームを熱媒体して、
改質器7やCO変成器8を昇温している。なお、昇温に
スチームを使用するのは、窒素の必要量を削減するため
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のりん酸型燃料電
池発電設備は以上のように構成されていたので、次の様
な課題があった。 (1)天然ガスや都市ガスからなる原燃料は、数ppm
程度の付臭剤(ディメチルサルファイドやターシャリブ
チルメルカプタン)の除去で十分であるが、常時10〜
40ppmに達する硫化水素と数ppmの硫化水素以外
の硫黄化合物(硫化ジメチル、二硫化メチル、メチルメ
ルカプタンなど)を含む汚泥消化ガスなどを原燃料とす
ると、脱硫器1の触媒交換の頻度が多くなるか、もしく
は脱硫器1の容器が大きくなるという課題があった。 (2)汚泥消化ガスのようなガスを原燃料とする場合、
一時的に硫化水素濃度が1000ppmに達する可能性
がある。そして、原燃料の硫化水素濃度が過度に上昇し
た場合には、原燃料の硫黄分が除去しきれず、脱硫器1
から漏洩して、改質触媒の硫黄被毒が生じるという課題
があった。 (3)天然ガスや都市ガスからなる原燃料は、普通酸素
を含まないが、汚泥消化ガスなどのように1〜2%程度
の酸素を含むガスを原燃料とすると、還元状態で使用さ
れる脱硫器1の一部の触媒や改質器7の改質触媒が酸化
されてしまい、反応特性の低下が生じるという課題があ
った。 (4)汚泥消化ガスのように硫黄濃度の高いガスを原燃
料とする場合、起動時の昇温に改質器7でその原燃料を
燃焼させると、濃度の高い硫黄酸化物(SOX)を含む
燃焼排ガスが発生するという課題があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、原燃料に含まれる高濃度の硫化
水素・硫黄化合物を効率的に除去し、脱硫器のコンパク
ト化が図られ、脱硫の信頼性が高められるりん酸型燃料
電池発電設備を得ることを目的とする。また、改質器の
燃焼ガス中の硫黄酸化物の濃度を低減できるりん酸型燃
料電池発電設備を得ることを目的とする。また、原燃料
に含まれる酸素を除去し、脱硫器・改質器の反応特性の
低下を抑えることができるりん酸型燃料電池発電設備を
得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るりん酸型燃料電池発電設備は、脱硫器は、内部に上
流側から高温吸着脱硫触媒、水添脱硫触媒、高温吸着脱
硫触媒の順に各触媒が充填されて構成されているもので
ある。
【0009】また、この発明の第2の発明に係るりん酸
型燃料電池発電設備は、脱硫器は、上流側の第1の脱硫
器と下流側の第2の脱硫器とに分割構成され、第1の脱
硫器には内部に高温吸着脱硫触媒が充填され、第2の脱
硫器には内部に上流側から水添脱硫触媒、高温吸着脱硫
触媒の順に各触媒が充填されているものである。
【0010】また、この発明の第3の発明に係るりん酸
型燃料電池発電設備は、脱硫器は、内部に上流側から高
温吸着脱硫触媒、水添脱硫触媒、高温吸着脱硫触媒、室
温高温両用脱硫触媒の順に各触媒が充填されて構成され
ているものである。
【0011】また、この発明の第4の発明に係るりん酸
型燃料電池発電設備は、脱硫器は、上流側の第1の脱硫
器と下流側の第2の脱硫器とに分割構成され、第1の脱
硫器には内部に高温吸着脱硫触媒が充填され、第2の脱
硫器には内部に上流側から水添脱硫触媒、高温吸着脱硫
触媒、室温高温両用脱硫触媒の順に各触媒が充填されて
いるものである。
【0012】また、この発明の第5の発明に係るりん酸
型燃料電池発電設備は、上記第3または第4の発明にお
いて、室温付近で動作する脱酸素触媒が内部に充填され
た脱酸素器を原燃料予熱器の上流側に設置したものであ
る。
【0013】また、この発明の第6の発明に係るりん酸
型燃料電池発電設備は、上記第3または第4の発明にお
いて、高温で動作する脱酸素触媒が内部に充填された脱
酸素器を脱硫器の上流側に設置したものである。
【0014】また、この発明の第7の発明に係るりん酸
型燃料電池発電設備は、上記第4の発明において、高温
で動作する脱酸素触媒が内部に充填された脱酸素器を第
1の脱硫器と第2の脱硫器との間に設置したものであ
る。
【0015】また、この発明の第8の発明に係るりん酸
型燃料電池発電設備は、起動時プラントの昇温のために
使用する改質器バーナに原燃料予熱器の上流側から分岐
して原燃料を供給する配管の経路中に室温吸着脱硫触媒
が内部に充填された改質器バーナ燃料脱硫用の脱硫器を
配置したものである。
【0016】また、この発明の第9の発明に係るりん酸
型燃料電池発電設備は、上記第8の発明において、改質
器バーナ燃料脱硫用の脱硫器の下流側から分岐して該改
質器バーナ燃料脱硫用の脱硫器で処理された原燃料を原
燃料予熱器側に供給する戻し配管と、原燃料を上記改質
器バーナ燃料脱硫用の脱硫器および上記戻し配管を介し
て上記原燃料予熱器側に供給させる流路と原燃料を上記
改質器バーナ燃料脱硫用の脱硫器および上記戻し配管を
介さずに上記原燃料予熱器側に供給させる流路とを切り
替える流路切り替え手段とを有し、起動直後の短時間の
み、上記改質器バーナ燃料脱硫用の脱硫器で処理された
原燃料を上記原燃料予熱器側に供給できるようにしたも
のである。
【0017】また、この発明の第10の発明に係るりん
酸型燃料電池発電設備は、起動時プラントの昇温のため
に使用する改質器バーナに脱硫器の下流側から分岐して
該脱硫器で処理された原燃料の一部を供給するようにし
たものである。
【0018】また、この発明の第11の発明に係るりん
酸型燃料電池発電設備は、運転時の改質器バーナの燃焼
の安定性を確保するために使用する改質器パイロットバ
ーナの燃料に、原燃料とは異なる硫黄分の少ない燃料を
利用するものである。
【0019】また、この発明の第12の発明に係るりん
酸型燃料電池発電設備は、室温付近で動作する脱酸素触
媒が内部に充填された脱酸素器を原燃料予熱器の上流側
に設置したものである。
【0020】また、この発明の第13の発明に係るりん
酸型燃料電池発電設備は、高温で動作する脱酸素触媒が
内部に充填された脱酸素器を脱硫器の下流側に設置した
ものである。
【0021】また、この発明の第14の発明に係るりん
酸型燃料電池発電設備は、原燃料予熱器の下流側に設置
され、脱硫触媒と高温で動作する脱酸素触媒とが内部に
充填された複合脱酸素器と、上記複合脱酸素器に付設さ
れて上記脱硫触媒および脱酸素触媒を加熱する昇温ヒー
タとを有するものである。
【0022】また、この発明の第15の発明に係るりん
酸型燃料電池発電設備は、原燃料予熱器の上流側に設置
され、室温付近で動作する脱酸素触媒が内部に充填され
た第1の脱酸素器と、上記第1の脱酸素器をバイパスし
て原燃料を上記原燃料予熱器側に供給するバイパス配管
と、原燃料を上記第1の脱酸素器を介して上記原燃料予
熱器側に供給させる流路と原燃料を上記バイパス配管を
介して上記原燃料予熱器側に供給させる流路とを切り替
える流路切り替え手段と、脱硫器の下流側に設置され、
高温で動作する脱酸素触媒が内部に充填された第2の脱
酸素器とを有し、起動直後の短時間のみ、原燃料を上記
第1の脱酸素器に供給して原燃料に含まれる酸素を除去
できるようにしたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るり
ん酸型燃料電池発電設備を示す構成図である。図におい
て、30は都市ガスや天然ガスなどの原燃料中の硫黄分
を水素を用いて除去する脱硫器であり、この脱硫器30
は高温吸着脱硫触媒30a、水添脱硫触媒30bおよび
高温吸着脱硫触媒30cが上流側から下流側に向かって
順次配置されて構成されている。そして、高温吸着脱硫
触媒30a、30cは例えばZnO系吸着剤を含んでお
り、無機硫黄を吸着除去するものである。また、水添脱
硫触媒30bは例えばCo−Mo系触媒を含んでおり、
有機硫黄を無機硫黄に変化させるものである。2は脱硫
器30の上流側に配設されて原燃料を脱硫器の動作温度
まで昇温する原燃料予熱器、4はスチームを供給する水
蒸気分離器、7は原燃料とスチームの混合流体を反応さ
せて水素を含む改質ガスを生成する改質器、6は原燃料
とスチームの混合流体を予熱する原料予熱器、8は改質
器7を出た改質ガス中の一酸化炭素を水素に変換するC
O変成器である。9はCO変成器8を出た改質ガス中の
水素と空気中の酸素とを反応させて発電する燃料電池で
あり、この燃料電池9は改質ガスが供給される燃料極9
a、空気が供給される空気極9bおよび発電時の発熱を
逃す冷却器9cから構成されている。10はCO変成器
8を出た改質ガスの一部を脱硫器30の上流にリサイク
ルするための水添用リサイクルガスライン、11はこの
リサイクルライン10を開閉するための遮断弁である。
5は水蒸気分離器4より供給されるスチームを用いて脱
硫器30を通過した原燃料を吸引し、スチームと原燃料
とを混合するスチームエゼクタである。3はプラント昇
温用の窒素の供給口である。12はメインバーナの安定
性を確保するためのパイロットバーナ燃料のライン、1
3は改質器7の昇温のために使用するメインバーナ燃料
のラインである。
【0024】次に動作について説明する。都市ガスや天
然ガスからなる原燃料は、原燃料予熱器2によって水素
添加(以下水添と略す)され脱硫反応に適した温度(3
00℃〜400℃)まで昇温された後、脱硫器30に供
給される。脱硫器30に供給された原燃料は、まずその
中に含まれる無機硫黄、即ち硫化水素が高温吸着脱硫触
媒30aの酸化亜鉛と反応し、酸化亜鉛が硫化亜鉛とな
ることにより除去される。ついで、原燃料に含まれる硫
化ジメチル、二硫化メチル、メチルメルカプタン等の有
機硫黄が、水添脱硫触媒30bのCo−Mo系触媒のも
と水素と反応して、硫化水素に変換されて、除去され
る。さらに、生成された硫化水素が、高温吸着脱硫触媒
30cの酸化亜鉛と反応し、酸化亜鉛が硫化亜鉛となる
ことにより除去される。この脱硫器30で脱硫された原
燃料は、水蒸気分離器4より供給されるスチームの駆動
力により、スチームエゼクタ5により吸引され、スチー
ムと混合されて原料予熱器6に供給され、原料予熱器6
で改質反応に適した温度まで昇温された後、改質器7に
供給される。そして、改質器7に供給された原燃料は、
改質器7で改質反応により改質ガスに改質される。改質
器7で生成された改質ガスは、原料予熱器6と原燃料予
熱器2で冷却された後、CO変成器8に供給される。C
O変成器8に供給された改質ガスは改質ガス中の一酸化
炭素がCO変成器8で水素に変化された後、燃料電池9
の燃料極9aに供給され、ここで空気極9bに供給され
た空気中の酸素と反応して発電が起こる。また、CO変
成器8を出た改質ガスの一部は、スチームエゼクタ5に
より吸引されて水添用リサイクルガスライン10を通じ
て脱硫器30の上流側にリサイクルされる。脱硫器30
の水添反応に必要な水素は、原燃料の5%程度の水素濃
度とするのが一般的であり、遮断弁11を開閉制御して
それに近い濃度となるようにリサイクルする流量が設定
される。
【0025】この実施の形態1では、脱硫器30が高温
吸着脱硫触媒30a、水添脱硫触媒30bおよび高温吸
着脱硫触媒30cを上流側から下流側に向かって順次配
置して構成されているので、原燃料に含まれる無機硫黄
分(硫化水素)を上流側に配置された高温吸着脱硫触媒
30aで吸着除去でき、原燃料に含まれる硫化ジメチ
ル、二硫化メチル、メチルメルカプタン等の有機硫黄分
を水添脱硫触媒30bで除去でき、さらに水添脱硫触媒
30bで有機硫黄分を除去する際に生成される硫化水素
を下流側に配置された高温吸着脱硫触媒30cで吸着除
去できる。そこで、汚泥消化ガスのような硫化水素の含
有量の多い原燃料を供給した場合においても、原燃料
は、硫化水素分が高温吸着脱硫触媒30aによって除去
された後水添脱硫触媒30bに送られるので、水添脱硫
触媒30b内における硫化水素の濃度は数ppm程度と
十分低くなっており、有機硫黄の硫化水素化が完全に行
われ、従来のように有機硫黄分の除去が不十分となるこ
とがない。このように、この実施の形態1によれば、脱
硫器30による脱硫の信頼性が高められ、改質器7内の
改質触媒の被毒を防止して、反応活性の低下を抑えるこ
とができるとともに、水添脱硫触媒30bの触媒量を過
大にする必要もなく、コンパクト化が図られる。
【0026】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2に係るりん酸型燃料電池発電設備を示す構成図であ
る。図において、31は内部に高温吸着脱硫触媒30a
が充填されて構成された第1の脱硫器としての脱硫器、
32は内部に水添脱硫触媒30bが上流側に充填され、
高温吸着脱硫触媒30cが下流側に充填されて構成され
た第2の脱硫器としての脱硫器であり、この脱硫器32
は脱硫器31の下流側に配設されている。なお、この実
施の形態2は、脱硫器30に代えて、2つの脱硫器3
1、32を用いた点を除いて、上記実施の形態1と同様
に構成されている。
【0027】次に、この実施の形態2の動作について説
明する。汚泥消化ガスのように硫化水素の含有量の多い
原燃料を供給した場合においても、原燃料は、その中に
含まれる硫化水素分が脱硫器31内の高温吸着脱硫触媒
30aによって除去された後に、脱硫器32に供給され
る。そして、脱硫器32に送られた原燃料は、その中に
含まれる硫化ジメチル、二硫化メチル、メチルメルカプ
タン等の有機硫黄分が水添脱硫触媒30bにおいて完全
に硫化水素化されて除去され、生成された硫化水素が高
温吸着脱硫触媒30cによって除去される。
【0028】従って、この実施の形態2においても、有
機硫黄の硫化水素化は完全に行われ、従来例のように有
機硫黄分の除去が不十分となることがなく、水添脱硫触
媒30bの触媒量を過大にする必要もなく、上記実施の
形態1と同様の効果が得られる。また、上流側の高温吸
着脱硫触媒30aは、下流側の高温吸着脱硫触媒30c
に比べて数十倍の硫化水素を吸着する必要があるため、
必要な触媒量が多くなる。プラントの寸法制限などよ
り、脱硫器31の高温吸着脱硫触媒30aの量を多くす
るのに制限がある場合は、この高温吸着脱硫触媒30a
の交換期間を短くして対応する必要が生じる。この実施
の形態2によれば、高温吸着脱硫触媒30aを充填する
脱硫器31と水添脱硫触媒30bおよび高温吸着脱硫触
媒30cを充填する脱硫器32とを別体に構成している
ので、高温吸着脱硫触媒30aだけの交換が可能とな
り、経済的である。
【0029】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3に係るりん酸型燃料電池発電設備を示す構成図であ
る。図において、33は内部に高温吸着脱硫触媒30
a、水添脱硫触媒30b、高温吸着脱硫触媒30cおよ
び室温高温両用脱硫触媒30dが上流側から下流側に向
かって順次配置されて構成された脱硫器である。なお、
この実施の形態3は、脱硫器30に代えて、脱硫器33
を用いた点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成さ
れている。ここで、室温高温両用脱硫触媒30dは、室
温でも高温でも脱硫が可能な触媒である。この触媒は、
室温でも脱硫できるが、この場合は、重量あたりの脱硫
量が高温使用時よりも少なくなるため、起動直後の脱硫
器の昇温が不十分な場合だけ、室温で脱硫し、連続運転
時は、高温で使用するようにするのが常である。そし
て、高温使用時は、水素添加する方が寿命が長くなるの
で通常水素添加して利用される。
【0030】次に、この実施の形態3の動作について説
明する。汚泥消化ガスのように硫化水素の含有量の多い
原燃料は、原燃料予熱器2によって水素添加(以下水添
と略す)され脱硫反応に適した温度(300℃〜400
℃)まで昇温された後、脱硫器33に供給される。そし
て、脱硫器33に供給された原燃料は、まずその中に含
まれる無機硫黄、即ち硫化水素が高温吸着脱硫触媒30
aの酸化亜鉛と反応し、酸化亜鉛が硫化亜鉛となること
により除去される。ついで、原燃料に含まれる硫化ジメ
チル、二硫化メチル、メチルメルカプタン等の有機硫黄
が、水添脱硫触媒30bのCo−Mo系触媒のもと水素
と反応して、硫化水素に変換されて、除去される。さら
に、生成された硫化水素が、高温吸着脱硫触媒30cの
酸化亜鉛と反応し、酸化亜鉛が硫化亜鉛となることによ
り除去される。ここで、起動後しばらくの間、即ち脱硫
器33の昇温が不十分の間では、高温吸着脱硫触媒30
a、30cおよび水添脱硫触媒30bの脱硫機能が働か
ず、原燃料はその硫黄化合物が除去されずに室温高温両
用脱硫触媒30dに到達する。そして、原燃料に含まれ
る硫黄化合物は室温高温両用脱硫触媒30dにより除去
される。
【0031】従って、この実施の形態3においても、有
機硫黄の硫化水素化は完全に行われ、従来例のように有
機硫黄分の除去が不十分となることがなく、水添脱硫触
媒30bの触媒量を過大にする必要もなく、上記実施の
形態1と同様の効果が得られる。また、この実施の形態
3によれば、脱硫器33に室温高温両用脱硫触媒30d
が充填されているため、脱硫器33の昇温が不十分な場
合でも、室温高温両用脱硫触媒30dにより脱硫が可能
なため、脱硫器33の昇温により、起動時間の制限を受
けない。つまり、起動時間の短縮ができる。また、起動
用(昇温用)の窒素の使用量を削減できる。
【0032】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4に係るりん酸型燃料電池発電設備を示す構成図であ
る。図において、34は内部に水添脱硫触媒30b、高
温吸着脱硫触媒30cおよび室温高温両用脱硫触媒30
dが上流側から下流側に向かって順次配置されて構成さ
れた第2の脱硫器としての脱硫器である。なお、この実
施の形態4は、脱硫器32に代えて、脱硫器34を用い
た点を除いて、上記実施の形態2と同様に構成されてい
る。
【0033】この実施の形態4では、汚泥消化ガスのよ
うに硫化水素の含有量の多い原燃料を供給した場合にお
いても、硫化水素分は、まず脱硫器31内の高温吸着脱
硫触媒30aによって除去された後に、脱硫器34に供
給される。そして、水添脱硫触媒30bにおいて、有機
硫黄の硫化水素化が完全に行われ、従来例のような問題
は生じない。また、上流側の高温吸着脱硫触媒30a
は、下流側の高温吸着脱硫触媒30cに比べて数十倍の
硫化水素を吸着する必要があるため、必要な触媒量が多
くなる。プラントの寸法制限などより、脱硫器31の高
温吸着脱硫触媒30aの量を多くするのに制限がある場
合は、この高温吸着脱硫触媒30aの交換期間を短くし
て対応する必要が生じる。この実施の形態4によれば、
高温吸着脱硫触媒30aを充填する脱硫器31と水添脱
硫触媒30b、高温吸着脱硫触媒30cおよび室温高温
両用脱硫触媒30dを充填する脱硫器34とを別体に構
成しているので、高温吸着脱硫触媒30aだけの交換が
可能となり、経済的である。また、室温高温両用脱硫触
媒30dは、還元状態で使用する触媒であるため、使用
前に還元処理が必要である。しかしながら、この実施の
形態4によれば、脱硫器31の触媒交換を脱硫器34と
は別に行えるため、室温高温両用脱硫触媒30dの還元
処理の回数をすくなくできる。
【0034】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5に係るりん酸型燃料電池発電設備を示す構成図であ
る。図において、35は内部に例えば活性炭や二酸化マ
ンガンなどの金属酸化物から構成された室温吸着脱硫触
媒が充填されて構成された改質器バーナ燃料脱硫用の脱
硫器であり、この脱硫器35は原燃料予熱器2の上流側
から分岐して原燃料をパイロットバーナ燃料のライン1
2およびバーナ燃料のライン13に供給する配管の経路
中に配設されている。なお、この実施の形態5は、脱硫
器31に代えて、脱硫器35を用いた点を除いて、上記
実施の形態2と同様に構成されている。
【0035】この実施の形態5では、原燃料の一部が脱
硫器35に供給され、脱硫器35にて原燃料に含まれる
硫黄分が室温吸着脱硫触媒に吸着除去された後、改質器
バーナに供給される。そのため、改質器7の燃焼ガス
は、硫黄分のないクリーンなガスとなり、即ち有害な硫
黄酸化物を含む燃焼排ガスが発生せず、良好な環境性が
得られる。また、室温吸着脱硫触媒は、高温で動作する
脱硫触媒と比較すると触媒量あたりの硫黄分吸着量が少
ないが、水添用リサイクルガスラインが不要で起動時間
の制限もないなどの利点もある
【0036】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6に係るりん酸型燃料電池発電設備を示す構成図であ
る。図において、16は原燃料をパイロットバーナ燃料
のライン12およびバーナ燃料のライン13に供給する
配管が分岐された原燃料の配管の分岐部の下流側に配設
された遮断弁、15は脱硫器35の下流側から分岐して
原燃料の配管の遮断弁16の下流側に合流された戻し配
管、17は戻し配管15の経路中に配設された遮断弁で
あり、遮断弁16、17により流路切り替え手段が構成
されている。なお、他の構成は上記実施の形態5と同様
に構成されている。
【0037】この実施の形態6では、原燃料の一部が脱
硫器35に供給され、脱硫器35にて原燃料に含まれる
硫黄分が室温吸着脱硫触媒に吸着除去された後、改質器
バーナに供給される。そのため、改質器7の燃焼ガス
は、硫黄分のないクリーンなガスとなり、即ち有害な硫
黄酸化物を含む燃焼排ガスが発生せず、良好な環境性が
得られる。また、起動直後は、脱硫器32の昇温が不十
分な場合があるが、この際、遮断弁16を閉、遮断弁1
7を開とし、原燃料を脱硫器35を通した後、脱硫器3
5にて脱硫された原燃料を戻し配管15を介して原燃料
予熱器2以降に流す。そして、脱硫器32が昇温された
後は、遮断弁17を閉とし、遮断弁16を開として、原
燃料を原燃料予熱器2以降に流す。従って、起動直後の
脱硫器32の昇温が不十分な時間においても、原燃料の
脱硫が行われ、昇温時間の短縮および起動用の窒素の削
減が図られる。なお、この実施の形態6では、脱硫器3
2のみを用いたりん酸型燃料電池発電設備に適用するも
のとして説明しているが、上記実施の形態1〜4による
りん酸型燃料電池発電設備に適用しても、同様の効果が
得られる。
【0038】実施の形態7.図7はこの発明の実施の形
態7に係るりん酸型燃料電池発電設備を示す構成図であ
る。図において、パイロットバーナの燃料のライン12
とバーナ燃料のライン13とが脱硫器32とスチームエ
ゼクタ5とを連結する配管から分岐されている。なお、
他の構成は上記実施の形態5と同様に構成されている。
【0039】この実施の形態7では、原燃料が脱硫器3
2で脱硫された後、ライン12、13を通って、改質器
7のバーナ燃料およびパイロットバーナ燃料として供給
される。従って、改質器7のバーナ燃料およびパイロッ
トバーナ燃料中の硫黄分は、脱硫器32によって除去さ
れ、硫黄分のない燃料として改質器バーナに供給される
ので、改質器7の燃焼ガスはクリーンとなり、良好な環
境性が得られる。なお、この実施の形態7では、脱硫器
32のみを用いたりん酸型燃料電池発電設備に適用する
ものとして説明しているが、上記実施の形態1〜4によ
るりん酸型燃料電池発電設備に適用しても、同様の効果
が得られる。
【0040】実施の形態8.図8はこの発明の実施の形
態8に係るりん酸型燃料電池発電設備を示す構成図であ
る。図において、原燃料と異種の燃料である都市ガスが
パイロットバーナの燃料のライン12に直接供給され、
原燃料が脱硫器35を介してバーナ燃料のライン13に
供給されている。なお、他の構成は上記実施の形態5と
同様に構成されている。
【0041】この実施の形態8では、改質器パイロット
バーナの燃料に硫黄分の少ない燃料、即ち都市ガスを用
いているので、改質器7の燃焼ガスはクリーンである。
改質器パイロットバーナ燃料は、改質器メインバーナの
着火およびメインバーナの安定のために利用される。汚
泥消化ガスなどのようにガスの発熱量が変動するガスの
場合、改質器7で燃焼させる燃料極出口ガスの発熱量も
変動してしまう。この時の発熱量の変動は、原燃料の変
動が10%とすれば、燃料極出口ガスの変動は40%程
度と拡大する。このため、発熱量の変動しない都市ガス
を原燃料として利用する場合に比べて改質器バーナの燃
焼は不安定となる。パイロットバーナは、メインバーナ
の着火時に利用するのはもちろんであるが、メインバー
ナの燃焼が不安定なときに、燃焼炉内に確実に火種を確
保する役割がある。この実施の形態8によれば、パイロ
ットバーナ燃料として原燃料と別の硫黄分の小さい燃
料、即ち都市ガスを用いているので、発熱量の変動が少
なく、燃焼性を安定させる役割もある。また、脱硫器3
5は、昇温時のみに利用するため、小さくても良い。
【0042】なお、この実施の形態8では、脱硫器35
によって改質器メインバーナ燃料の脱硫を行ったが、上
記実施の形態7のように脱硫器32の下流側から改質器
メインバーナ燃料を分岐させても良い。また、この実施
の形態8では、脱硫器32のみを用いたりん酸型燃料電
池発電設備に適用するものとして説明しているが、上記
実施の形態1〜4によるりん酸型燃料電池発電設備に適
用しても、同様の効果が得られる。
【0043】実施の形態9.図9はこの発明の実施の形
態9に係るりん酸型燃料電池発電設備を示す構成図であ
る。図において、18は原燃料予熱器2の上流側に配設
されて、原燃料に含まれる酸素を除去する脱酸素器であ
り、この脱酸素器18は例えば活性炭からなる脱酸素触
媒が充填されて構成され、室温付近で動作するものであ
る。なお、脱酸素器18を配設し、脱硫器30に代えて
脱硫器32を用いた点を除いて、上記実施の形態1と同
様に構成されている。
【0044】汚泥消化ガスなどのガスは、その成分とし
て1〜2%程度の酸素を含んでいるが、酸素は、本来還
元状態で使用されるべき改質器の改質触媒などを酸化す
るため、これらの上流で除去することが必要である。こ
の実施の形態9では、原燃料予熱器2の上流側に脱酸素
器18を配設しているので、原燃料に含まれる酸素を室
温付近で脱酸素器18の脱酸素触媒で吸着除去でき、改
質器7の改質触媒の酸化が抑えられて、改質触媒の長寿
命化が図られる。なお、この実施の形態9では、脱硫器
32のみを用いたりん酸型燃料電池発電設備に適用する
ものとして説明しているが、上記実施の形態1〜4によ
るりん酸型燃料電池発電設備に適用しても、同様の効果
が得られる。特に、上記実施の形態3、4によるりん酸
型燃料電池発電設備に適用すれば、還元状態で使用され
る室温高温両用触媒30dの酸化をも抑えることができ
る。
【0045】実施の形態10.図10はこの発明の実施
の形態10に係るりん酸型燃料電池発電設備を示す構成
図である。図において、19は脱硫器32の下流側に配
設されて、原燃料に含まれる酸素を除去する脱酸素器で
あり、この脱酸素器19は例えばNi系のメタネーショ
ン触媒からなる脱酸素触媒が充填されて構成され、高温
で動作するものである。なお、脱酸素器18に代えて脱
酸素器19を用いた点を除いて、上記実施の形態9と同
様に構成されている。
【0046】汚泥消化ガスなどのガスは、その成分とし
て1〜2%程度の酸素を含んでいるが、酸素は、本来還
元状態で使用されるべき改質器の改質触媒などを酸化す
るため、これらの上流で除去することが必要である。こ
の実施の形態10では、脱硫器32の下流側に脱酸素器
19を配設しているので、原燃料に含まれる酸素を脱酸
素器19の脱酸素触媒で吸着除去でき、改質器7の改質
触媒の酸化が抑えられ、改質触媒の長寿命化が図られ
る。ここで、触媒としては、メタネーション触媒と呼ば
れるNi系の触媒を用いている。このNi系の触媒は、
260〜400℃程度の温度域で酸素を水素と反応させて水に
する反応を促進する触媒である。そして、水素は水添リ
サイクルガスラインから供給される。室温付近で動作す
る脱酸素触媒に比べて触媒量がきわめて少なくてすむた
め、触媒コストおよびコンパクト性に優れている。な
お、この実施の形態10では、脱硫器32のみを用いた
りん酸型燃料電池発電設備に適用するものとして説明し
ているが、上記実施の形態1〜4によるりん酸型燃料電
池発電設備に適用しても、同様の効果が得られる。特
に、上記実施の形態3、4によるりん酸型燃料電池発電
設備に適用すれば、還元状態で使用される室温高温両用
触媒30dの酸化をも抑えることができる。なお、脱酸
素器19は高温で作動する脱酸素触媒を用いているの
で、上記実施の形態3に適用した場合には、脱硫器33
の上流側あるいは下流側に配置すればよく、上記実施の
形態4に適用した場合には、脱硫器31の上流側、脱硫
器31と脱硫器34との間、あるいは脱硫器34の下流
側に配置すればよい。
【0047】実施の形態11.図11はこの発明の実施
の形態11に係るりん酸型燃料電池発電設備を示す構成
図である。図において、20は水添脱硫触媒30b、高
温吸着脱硫触媒30cおよび脱酸素触媒40が上流側か
ら下流側に向かって順次配置されて構成された複合脱酸
素器、21は複合脱酸素器20に付設された昇温ヒータ
である。ここで、脱酸素触媒40は上記脱酸素器19に
充填される脱酸素触媒と同じ触媒を用いている。なお、
この実施の形態11は、脱硫器30に代えて複合脱酸素
器20を用いた点を除いて、上記実施の形態1と同様に
構成されている。
【0048】次に、この実施の形態11の動作について
説明する。酸素を含んだ原燃料が複合型脱酸素器20中
の脱酸素触媒40により、水素と反応して除去されるこ
とは、上記実施の形態10と同じである。起動直後など
昇温が不十分な間は、脱酸素触媒40、水添脱硫触媒3
0b、高温吸着脱硫触媒30cは、温度が低く、必要な
温度(300〜400℃)に達するまでに時間がかか
る。この実施の形態11によれば、これらの触媒を一つ
の容器に充填し、昇温ヒータ21をつけているので、一
つのヒータで脱酸素触媒と脱硫触媒の両方が昇温できる
ので有利である。
【0049】実施の形態12.図12はこの発明の実施
の形態12に係るりん酸型燃料電池発電設備を示す構成
図である。図において、18は原燃料を原燃料予熱器2
に供給する配管の経路中に配設され、原燃料中の酸素を
除去するために室温付近で動作する脱酸素触媒を充填し
た脱酸素器、19は脱硫器32の下流側に配設され、原
燃料中の酸素を除去するために高温で動作する脱酸素触
媒を充填した脱酸素器である。22は脱酸素器18に原
燃料を供給する配管の経路中に配設された遮断弁、23
は原燃料を脱酸素器18をバイパスして原燃料予熱器2
側に供給するバイパス配管、24はバイパス配管23の
経路中に配設された遮断弁であり、遮断弁22、24か
ら流路切り替え手段を構成している。
【0050】次に、この実施の形態12の動作について
説明する。起動直後の脱酸素器19の昇温が不十分な間
は、遮断弁22を開、遮断弁24を閉として、原燃料を
脱酸素器18を通して流し、原燃料中の酸素を除去す
る。脱酸素器19の昇温が完了した後は 遮断弁22を
閉、遮断弁24を開として、原燃料が脱酸素器18を流
れないようにし、バイパス配管23を介して原燃料予熱
器2側に流す。この場合、原燃料中の酸素は、脱酸素器
19によって除去される。室温で動作する脱酸素触媒
は、高温で動作する脱酸素触媒に比べて触媒単位量あた
りの酸素処理量が少ないため、脱酸素器18は、起動直
後の脱酸素器19の昇温が不十分な間だけ使うようにし
て、起動時間の制約がなく、また脱酸素器18の小型化
を両立させた。
【0051】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0052】この第1の発明によれば、脱硫器は、内部
に上流側から高温吸着脱硫触媒、水添脱硫触媒、高温吸
着脱硫触媒の順に各触媒が充填されて構成されているの
で、原燃料に含まれる硫化水素、硫黄化合物を効率的に
除去でき、水添脱硫触媒部を流れる原燃料に含まれる硫
化水素濃度が下げられ、水添脱硫触媒の量を少量にで
き、脱硫器のコンパクト化が図られ、脱硫の信頼性が向
上したりん酸型燃料電池発電設備が得られる。
【0053】また、この第2の発明によれば、脱硫器
は、上流側の第1の脱硫器と下流側の第2の脱硫器とに
分割構成され、第1の脱硫器には内部に高温吸着脱硫触
媒が充填され、第2の脱硫器には内部に上流側から水添
脱硫触媒、高温吸着脱硫触媒の順に各触媒が充填されて
いるので、上記第1の発明の効果に加えて、硫化水素の
吸着量の多い上流側の高温吸着脱硫触媒を単独に容易に
交換でき、触媒交換コストを削減できるりん酸型燃料電
池発電設備が得られる。
【0054】また、この第3の発明によれば、脱硫器
は、内部に上流側から高温吸着脱硫触媒、水添脱硫触
媒、高温吸着脱硫触媒、室温高温両用脱硫触媒の順に各
触媒が充填されて構成されているので、上記第1の発明
の効果に加えて、起動直後の脱硫器の昇温が不十分な間
も脱硫が可能であるため、昇温時間の短縮、昇温用の窒
素量の削減が図られるりん酸型燃料電池発電設備が得ら
れる。
【0055】また、この第4の発明によれば、脱硫器
は、上流側の第1の脱硫器と下流側の第2の脱硫器とに
分割構成され、第1の脱硫器には内部に高温吸着脱硫触
媒が充填され、第2の脱硫器には内部に上流側から水添
脱硫触媒、高温吸着脱硫触媒、室温高温両用脱硫触媒の
順に各触媒が充填されているので、上記第3の発明の効
果に加えて、硫化水素の吸着量の多い上流側の高温吸着
脱硫触媒を単独に容易に交換でき、触媒交換コストを削
減できるとともに、使用前に還元処理の必要な室温高温
両用脱硫触媒の還元処理回数を低減できるりん酸型燃料
電池発電設備が得られる。
【0056】また、この第5の発明によれば、上記第3
または第4の発明において、室温付近で動作する脱酸素
触媒が内部に充填された脱酸素器を原燃料予熱器の上流
側に設置したので、改質触媒および室温高温両用脱硫触
媒の酸化が抑えられ、改質触媒および室温高温両用脱硫
触媒の長寿命化が図られる。
【0057】また、この第6の発明によれば、上記第3
または第4の発明において、高温で動作する脱酸素触媒
が内部に充填された脱酸素器を脱硫器の上流側に設置し
たので、改質触媒および室温高温両用脱硫触媒の酸化が
抑えられ、改質触媒および室温高温両用脱硫触媒の長寿
命化が図られる。
【0058】また、この第7の発明によれば、上記第4
の発明において、高温で動作する脱酸素触媒が内部に充
填された脱酸素器を第1の脱硫器と第2の脱硫器との間
に設置したので、改質触媒および室温高温両用脱硫触媒
の酸化が抑えられ、改質触媒および室温高温両用脱硫触
媒の長寿命化が図られる。
【0059】また、この第8の発明によれば、起動時プ
ラントの昇温のために使用する改質器バーナに原燃料予
熱器の上流側から分岐して原燃料を供給する配管の経路
中に室温吸着脱硫触媒が内部に充填された改質器バーナ
燃料脱硫用の脱硫器を配置したので、改質器バーナ燃料
の硫黄分が除去され、燃焼ガス中に硫黄酸化物が発生せ
ず、環境性に優れたりん酸型燃料電池発電設備が得られ
る。
【0060】また、この第9の発明によれば、上記第8
の発明において、改質器バーナ燃料脱硫用の脱硫器の下
流側から分岐して該改質器バーナ燃料脱硫用の脱硫器で
処理された原燃料を原燃料予熱器側に供給する戻し配管
と、原燃料を上記改質器バーナ燃料脱硫用の脱硫器およ
び上記戻し配管を介して上記原燃料予熱器側に供給させ
る流路と原燃料を上記改質器バーナ燃料脱硫用の脱硫器
および上記戻し配管を介さずに上記原燃料予熱器側に供
給させる流路とを切り替える流路切り替え手段とを有
し、起動直後の短時間のみ、上記改質器バーナ燃料脱硫
用の脱硫器で処理された原燃料を上記原燃料予熱器側に
供給できるようにしたので、昇温時間の短縮および起動
用の窒素の削減が図られる。
【0061】また、この第10の発明によれば、起動時
プラントの昇温のために使用する改質器バーナに脱硫器
の下流側から分岐して該脱硫器で処理された原燃料の一
部を供給するようにしたので、上記第8の発明の効果に
加えて、改質器バーナ燃料の脱硫のための脱硫器を新た
に設ける必要がなく、低コスト化およびコンパクト化が
図られるりん酸型燃料電池発電設備が得られる。
【0062】また、この第11の発明によれば、運転時
の改質器バーナの燃焼の安定性を確保するために使用す
る改質器パイロットバーナの燃料に、原燃料とは異なる
硫黄分の少ない燃料を利用するので、燃焼ガス中に硫黄
酸化物が発生せず、環境性に優れ、さらに原燃料の発熱
量が不安定な場合においても安定した燃焼条件を作り出
せるりん酸型燃料電池発電設備が得られる。
【0063】また、この第12の発明によれば、室温付
近で動作する脱酸素触媒が内部に充填された脱酸素器を
原燃料予熱器の上流側に設置したので、原燃料に含まれ
る酸素が除去され、還元状態にある改質触媒の酸化が抑
えられ、改質触媒の長寿命化が図られるりん酸型燃料電
池発電設備が得られる。
【0064】また、この第13の発明によれば、高温で
動作する脱酸素触媒が内部に充填された脱酸素器を脱硫
器の下流側に設置したので、上記第12の発明の効果に
加えて、室温付近で動作する脱酸素触媒を用いた脱酸素
器に比べて必要な触媒量が少なく、経済的でかつコンパ
クト化が図られるりん酸型燃料電池発電設備が得られ
る。
【0065】また、この第14の発明によれば、原燃料
予熱器の下流側に設置され、脱硫触媒と高温で動作する
脱酸素触媒とが内部に充填された複合脱酸素器と、上記
複合脱酸素器に付設されて上記脱硫触媒および脱酸素触
媒を加熱する昇温ヒータとを有するので、上記第13の
発明の効果に加えて、脱酸素触媒と脱硫触媒との両者を
1つのヒータで昇温でき、脱酸素触媒と脱硫触媒とのそ
れぞれに昇温ヒータを付設する場合に比べて、ヒータ付
設費用および電気代を削減でき、経済的なりん酸型燃料
電池発電設備が得られる。
【0066】また、この第15の発明によれば、原燃料
予熱器の上流側に設置され、室温付近で動作する脱酸素
触媒が内部に充填された第1の脱酸素器と、上記第1の
脱酸素器をバイパスして原燃料を上記原燃料予熱器側に
供給するバイパス配管と、原燃料を上記第1の脱酸素器
を介して上記原燃料予熱器側に供給させる流路と原燃料
を上記バイパス配管を介して上記原燃料予熱器側に供給
させる流路とを切り替える流路切り替え手段と、脱硫器
の下流側に設置され、高温で動作する脱酸素触媒が内部
に充填された第2の脱酸素器とを有し、起動直後の短時
間のみ、原燃料を上記第1の脱酸素器に供給して原燃料
に含まれる酸素を除去できるようにしたので、昇温度時
間の削減および昇温用窒素の削減が図られ、さらに連続
運転時は第2の脱酸素器を用い、第1の脱酸素器を用い
ないため、第1の脱酸素器の小型化が図られるりん酸型
燃料電池発電設備が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るりん酸型燃料
電池発電設備を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係るりん酸型燃料
電池発電設備を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係るりん酸型燃料
電池発電設備を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係るりん酸型燃料
電池発電設備を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係るりん酸型燃料
電池発電設備を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6に係るりん酸型燃料
電池発電設備を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態7に係るりん酸型燃料
電池発電設備を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態8に係るりん酸型燃料
電池発電設備を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態9に係るりん酸型燃料
電池発電設備を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態10に係るりん酸型
燃料電池発電設備を示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態11に係るりん酸型
燃料電池発電設備を示す構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態12に係るりん酸型
燃料電池発電設備を示す構成図である。
【図13】 従来のりん酸型燃料電池発電設備を示す構
成図である。
【符号の説明】
2 原燃料予熱器、4 水蒸気分離器、5 スチームエ
ジェクタ、6 原料予熱器、7 改質器、8 CO変成
器、9 燃料電池、9a 燃料極、9b 空気極、9c
電池冷却器、10 水添用リサイクルガスライン、1
2 改質器パイロットバーナ燃料ライン、13 改質器
メインバーナ燃料ライン、15 戻し配管、16、17
遮断弁(流路切り替え手段)、18 脱酸素器(第1
の脱酸素器)、19 脱酸素器(第2の脱酸素器)、2
0 複合型脱酸素器、21 昇温ヒータ、22、24
遮断弁(流路切り替え手段)、23 バイパス配管、3
0、33 脱硫器、30a、30c 高温吸着脱硫触
媒、30b 水添脱硫触媒、30d 室温高温両用脱硫
触媒、31 脱硫器(第1の脱硫器)、32、34脱硫
器(第2の脱硫器)、35 改質器バーナ燃料用の脱硫
器、40 脱酸素触媒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 雅己 神奈川県秦野市尾尻450−22 (72)発明者 銭元 秀延 神奈川県横浜市鶴見区上の宮1−6−17

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原燃料を脱硫反応に適した温度に加熱す
    る原燃料予熱器と、この原燃料予熱器で加熱された上記
    原燃料中の硫黄分を除去する脱硫器と、スチ−ムを供給
    する水蒸気分離器と、この水蒸気分離器から供給された
    スチ−ムと上記脱硫器で硫黄分を除去された原燃料とを
    混合した混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱
    器と、この原料予熱器で昇温された上記混合ガスを加熱
    して上記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを
    変成ガスに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料
    ガスとして発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却
    し、昇温した上記冷却媒体を水蒸気分離器に循環させる
    ようにした燃料電池とを備えたりん酸型燃料電池発電設
    備において、 上記脱硫器は、内部に上流側から高温吸着脱硫触媒、水
    添脱硫触媒、高温吸着脱硫触媒の順に各触媒が充填され
    て構成されていることを特徴とするりん酸型燃料電池発
    電設備。
  2. 【請求項2】 原燃料を脱硫反応に適した温度に加熱す
    る原燃料予熱器と、この原燃料予熱器で加熱された上記
    原燃料中の硫黄分を除去する脱硫器と、スチ−ムを供給
    する水蒸気分離器と、この水蒸気分離器から供給された
    スチ−ムと上記脱硫器で硫黄分を除去された原燃料とを
    混合した混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱
    器と、この原料予熱器で昇温された上記混合ガスを加熱
    して上記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを
    変成ガスに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料
    ガスとして発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却
    し、昇温した上記冷却媒体を水蒸気分離器に循環させる
    ようにした燃料電池とを備えたりん酸型燃料電池発電設
    備において、 上記脱硫器は、上流側の第1の脱硫器と下流側の第2の
    脱硫器とに分割構成され、第1の脱硫器には内部に高温
    吸着脱硫触媒が充填され、第2の脱硫器には内部に上流
    側から水添脱硫触媒、高温吸着脱硫触媒の順に各触媒が
    充填されていることを特徴とするりん酸型燃料電池発電
    設備。
  3. 【請求項3】 原燃料を脱硫反応に適した温度に加熱す
    る原燃料予熱器と、この原燃料予熱器で加熱された上記
    原燃料中の硫黄分を除去する脱硫器と、スチ−ムを供給
    する水蒸気分離器と、この水蒸気分離器から供給された
    スチ−ムと上記脱硫器で硫黄分を除去された原燃料とを
    混合した混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱
    器と、この原料予熱器で昇温された上記混合ガスを加熱
    して上記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを
    変成ガスに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料
    ガスとして発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却
    し、昇温した上記冷却媒体を水蒸気分離器に循環させる
    ようにした燃料電池とを備えたりん酸型燃料電池発電設
    備において、 上記脱硫器は、内部に上流側から高温吸着脱硫触媒、水
    添脱硫触媒、高温吸着脱硫触媒、室温高温両用脱硫触媒
    の順に各触媒が充填されて構成されていることを特徴と
    するりん酸型燃料電池発電設備。
  4. 【請求項4】 原燃料を脱硫反応に適した温度に加熱す
    る原燃料予熱器と、この原燃料予熱器で加熱された上記
    原燃料中の硫黄分を除去する脱硫器と、スチ−ムを供給
    する水蒸気分離器と、この水蒸気分離器から供給された
    スチ−ムと上記脱硫器で硫黄分を除去された原燃料とを
    混合した混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱
    器と、この原料予熱器で昇温された上記混合ガスを加熱
    して上記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを
    変成ガスに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料
    ガスとして発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却
    し、昇温した上記冷却媒体を水蒸気分離器に循環させる
    ようにした燃料電池とを備えたりん酸型燃料電池発電設
    備において、 上記脱硫器は、上流側の第1の脱硫器と下流側の第2の
    脱硫器とに分割構成され、第1の脱硫器には内部に高温
    吸着脱硫触媒が充填され、第2の脱硫器には内部に上流
    側から水添脱硫触媒、高温吸着脱硫触媒、室温高温両用
    脱硫触媒の順に各触媒が充填されていることを特徴とす
    るりん酸型燃料電池発電設備。
  5. 【請求項5】 室温付近で動作する脱酸素触媒が内部に
    充填された脱酸素器を上記原燃料予熱器の上流側に設置
    したことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の
    りん酸型燃料電池発電設備。
  6. 【請求項6】 高温で動作する脱酸素触媒が内部に充填
    された脱酸素器を上記脱硫器の上流側に設置したことを
    特徴とする請求項3または請求項4に記載のりん酸型燃
    料電池発電設備。
  7. 【請求項7】 高温で動作する脱酸素触媒が内部に充填
    された脱酸素器を上記第1の脱硫器と上記第2の脱硫器
    との間に設置したことを特徴とする請求項4に記載のり
    ん酸型燃料電池発電設備。
  8. 【請求項8】 原燃料を脱硫反応に適した温度に加熱す
    る原燃料予熱器と、この原燃料予熱器で加熱された上記
    原燃料中の硫黄分を除去する脱硫器と、スチ−ムを供給
    する水蒸気分離器と、この水蒸気分離器から供給された
    スチ−ムと上記脱硫器で硫黄分を除去された原燃料とを
    混合した混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱
    器と、この原料予熱器で昇温された上記混合ガスを加熱
    して上記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを
    変成ガスに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料
    ガスとして発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却
    し、昇温した上記冷却媒体を水蒸気分離器に循環させる
    ようにした燃料電池とを備えたりん酸型燃料電池発電設
    備において、 起動時プラントの昇温のために使用する改質器バーナに
    上記原燃料予熱器の上流側から分岐して上記原燃料を供
    給する配管の経路中に室温吸着脱硫触媒が内部に充填さ
    れた改質器バーナ燃料脱硫用の脱硫器を配置したことを
    特徴とするりん酸型燃料電池発電設備。
  9. 【請求項9】 上記改質器バーナ燃料脱硫用の脱硫器の
    下流側から分岐して該改質器バーナ燃料脱硫用の脱硫器
    で処理された上記原燃料を上記原燃料予熱器側に供給す
    る戻し配管と、上記原燃料を上記改質器バーナ燃料脱硫
    用の脱硫器および上記戻し配管を介して上記原燃料予熱
    器側に供給させる流路と上記原燃料を上記改質器バーナ
    燃料脱硫用の脱硫器および上記戻し配管を介さずに上記
    原燃料予熱器側に供給させる流路とを切り替える流路切
    り替え手段とを有し、起動直後の短時間のみ、上記改質
    器バーナ燃料脱硫用の脱硫器で処理された上記原燃料を
    上記原燃料予熱器側に供給できるようにしたことを特徴
    とする請求項8記載のりん酸型燃料電池発電設備。
  10. 【請求項10】 原燃料中に水素を添加して上記原燃料
    を脱硫反応に適した温度に加熱する原燃料予熱器と、こ
    の原燃料予熱器で加熱された上記原燃料中の硫黄分を除
    去する脱硫器と、スチ−ムを供給する水蒸気分離器と、
    この水蒸気分離器から供給された上記スチ−ムにより上
    記脱硫器で処理した上記原燃料を吸引して上記スチ−ム
    と混合し混合ガスを生成するスチ−ムエジェクタと、上
    記混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱器と、
    この原料予熱器で昇温された上記混合ガスを加熱して上
    記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを変成ガ
    スに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料ガスと
    して発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却し、昇温
    した上記冷却媒体を水蒸気分離器に循環させるようにし
    た燃料電池とを備えたりん酸型燃料電池発電設備におい
    て、 起動時プラントの昇温のために使用する改質器バーナに
    上記脱硫器の下流側から分岐して該脱硫器で処理された
    上記原燃料の一部を供給するようにしたことを特徴とす
    るりん酸型燃料電池発電設備。
  11. 【請求項11】 原燃料中に水素を添加して上記原燃料
    を脱硫反応に適した温度に加熱する原燃料予熱器と、こ
    の原燃料予熱器で加熱された上記原燃料中の硫黄分を除
    去する脱硫器と、スチ−ムを供給する水蒸気分離器と、
    この水蒸気分離器から供給された上記スチ−ムにより上
    記脱硫器で処理した上記原燃料を吸引して上記スチ−ム
    と混合し混合ガスを生成するスチ−ムエジェクタと、上
    記混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱器と、
    この原料予熱器で昇温された上記混合ガスを加熱して上
    記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを変成ガ
    スに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料ガスと
    して発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却し、昇温
    した上記冷却媒体を水蒸気分離器に循環させるようにし
    た燃料電池とを備えたりん酸型燃料電池発電設備におい
    て、 運転時の改質器バーナの燃焼の安定性を確保するために
    使用する改質器パイロットバーナの燃料に、上記原燃料
    とは異なる硫黄分の少ない燃料を利用することを特徴と
    するりん酸型燃料電池発電設備。
  12. 【請求項12】 原燃料中に水素を添加して上記原燃料
    を脱硫反応に適した温度に加熱する原燃料予熱器と、こ
    の原燃料予熱器で加熱された上記原燃料中の硫黄分を除
    去する脱硫器と、スチ−ムを供給する水蒸気分離器と、
    この水蒸気分離器から供給された上記スチ−ムにより上
    記脱硫器で処理した上記原燃料を吸引して上記スチ−ム
    と混合し混合ガスを生成するスチ−ムエジェクタと、上
    記混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱器と、
    この原料予熱器で昇温された上記混合ガスを加熱して上
    記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを変成ガ
    スに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料ガスと
    して発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却し、昇温
    した上記冷却媒体を水蒸気分離器に循環させるようにし
    た燃料電池とを備えたりん酸型燃料電池発電設備におい
    て、 室温付近で動作する脱酸素触媒が内部に充填された脱酸
    素器を上記原燃料予熱器の上流側に設置したことを特徴
    とするりん酸型燃料電池発電設備。
  13. 【請求項13】 原燃料中に水素を添加して上記原燃料
    を脱硫反応に適した温度に加熱する原燃料予熱器と、こ
    の原燃料予熱器で加熱された上記原燃料中の硫黄分を除
    去する脱硫器と、スチ−ムを供給する水蒸気分離器と、
    この水蒸気分離器から供給された上記スチ−ムにより上
    記脱硫器で処理した上記原燃料を吸引して上記スチ−ム
    と混合し混合ガスを生成するスチ−ムエジェクタと、上
    記混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱器と、
    この原料予熱器で昇温された上記混合ガスを加熱して上
    記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを変成ガ
    スに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料ガスと
    して発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却し、昇温
    した上記冷却媒体を水蒸気分離器に循環させるようにし
    た燃料電池とを備えたりん酸型燃料電池発電設備におい
    て、 高温で動作する脱酸素触媒が内部に充填された脱酸素器
    を上記脱硫器の下流側に設置したことを特徴とするりん
    酸型燃料電池発電設備。
  14. 【請求項14】 原燃料中に水素を添加して上記原燃料
    を脱硫反応に適した温度に加熱する原燃料予熱器と、こ
    の原燃料予熱器で加熱された上記原燃料中の硫黄分を除
    去する脱硫器と、スチ−ムを供給する水蒸気分離器と、
    この水蒸気分離器から供給された上記スチ−ムにより上
    記脱硫器で処理した上記原燃料を吸引して上記スチ−ム
    と混合し混合ガスを生成するスチ−ムエジェクタと、上
    記混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱器と、
    この原料予熱器で昇温された上記混合ガスを加熱して上
    記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを変成ガ
    スに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料ガスと
    して発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却し、昇温
    した上記冷却媒体を水蒸気分離器に循環させるようにし
    た燃料電池とを備えたりん酸型燃料電池発電設備におい
    て、 上記原燃料予熱器の下流側に設置され、脱硫触媒と高温
    で動作する脱酸素触媒とが内部に充填された複合脱酸素
    器と、上記複合脱酸素器に付設されて上記脱硫触媒およ
    び脱酸素触媒を加熱する昇温ヒータとを有することを特
    徴とするりん酸型燃料電池発電設備。
  15. 【請求項15】 原燃料中に水素を添加して上記原燃料
    を脱硫反応に適した温度に加熱する原燃料予熱器と、こ
    の原燃料予熱器で加熱された上記原燃料中の硫黄分を除
    去する脱硫器と、スチ−ムを供給する水蒸気分離器と、
    この水蒸気分離器から供給された上記スチ−ムにより上
    記脱硫器で処理した上記原燃料を吸引して上記スチ−ム
    と混合し混合ガスを生成するスチ−ムエジェクタと、上
    記混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱器と、
    この原料予熱器で昇温された上記混合ガスを加熱して上
    記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを変成ガ
    スに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料ガスと
    して発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却し、昇温
    した上記冷却媒体を水蒸気分離器に循環させるようにし
    た燃料電池とを備えたりん酸型燃料電池発電設備におい
    て、 上記原燃料予熱器の上流側に設置され、室温付近で動作
    する脱酸素触媒が内部に充填された第1の脱酸素器と、
    上記第1の脱酸素器をバイパスして上記原燃料を上記原
    燃料予熱器側に供給するバイパス配管と、上記原燃料を
    上記第1の脱酸素器を介して上記原燃料予熱器側に供給
    させる流路と上記原燃料を上記バイパス配管を介して上
    記原燃料予熱器側に供給させる流路とを切り替える流路
    切り替え手段と、上記脱硫器の下流側に設置され、高温
    で動作する脱酸素触媒が内部に充填された第2の脱酸素
    器とを有し、起動直後の短時間のみ、上記原燃料を上記
    第1の脱酸素器に供給して該原燃料に含まれる酸素を除
    去できるようにしたことを特徴とするりん酸型燃料電池
    発電設備。
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