JPH11213267A - 集合住宅警報監視システム - Google Patents

集合住宅警報監視システム

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JPH11213267A
JPH11213267A JP1421298A JP1421298A JPH11213267A JP H11213267 A JPH11213267 A JP H11213267A JP 1421298 A JP1421298 A JP 1421298A JP 1421298 A JP1421298 A JP 1421298A JP H11213267 A JPH11213267 A JP H11213267A
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signal
alarm
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information panel
line
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Application number
JP1421298A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kono
和彦 河野
Kiyoshi Shibata
清 柴田
Junji Senoo
純二 妹尾
Hitoshi Fujiki
仁 藤木
Kenji Hirota
健二 廣田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管理人室側で、異常を検知した住戸における警
報の停止、監視状態への復旧が操作できるようにする。 【解決手段】統合盤1は、各住戸の住宅情報盤2のいず
れかから、多重伝送線Laを通じて、セキュリティセン
サSのいずれかの作動信号を受けた後、その住宅情報盤
2を指定して、多重伝送線Laを通じて呼出信号を送出
し、所定の警報停止操作がされたときには、多重伝送線
Laを通じて警報停止信号を送出して、その住宅情報盤
2での警報出力を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各住戸の警報監視
を集中して行う構成の集合住宅警報監視システムの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からマンションなどの集合住宅で
は、警報監視システムとして、管理人室などに警報監視
盤を設置する一方、各住戸には住宅情報盤(住戸用受信
機)を設置して、各住宅情報盤と、警報監視盤や、この
警報監視盤に接続されたロビーインターホンとのインタ
ーホン通話を可能とするとともに、住宅情報盤に接続さ
れた火災感知器やガス漏れ警報器などの発報があった場
合には、このことを警報監視盤に通知するようになって
いる。
【0003】また、集合住宅では、管理人室などに住棟
受信機を更に設置して、この住棟受信機に各住戸の住宅
情報盤を接続して別系統のシステムを構成しているが、
このシステムでは、住宅情報盤に接続された火災感知器
などが発報すると、まず、住宅情報盤から第1報として
火災感知器が作動したことが報知され、これに対して、
所定時間の間(例えば2分間)に警報停止操作がされな
かったり、この間に火災確定操作がされると、第2報と
して火災が確定したことが報知されるとともに、住棟受
信機に火災確定信号を送出する。
【0004】すると、これを受けた住棟受信機では、近
隣住戸の住宅情報盤や近くの火災受信機などに自動的に
警報制御信号を送出して、火災の発生を報知させるとい
う一連の動作がなされ、このようなシステムによって、
集合住宅全体で統合的な警報監視を行い、住戸人が迅速
に避難できるようになっている。更に近時では、警報監
視盤と住棟受信機とを一体化した構成の統合盤が開発さ
れており、これによって装置の小型化を図り、警報監視
システムを構成できるようにもなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような警報監視シ
ステムでは、各住戸において、火災感知器の発報が誤報
であったり、コールスイッチを誤操作した場合は、各住
戸人が住宅情報盤の警報停止スイッチを操作して、警報
音を停止させ、更に、火災感知器の状態を復旧させた
り、住宅情報盤の復旧スイッチを操作して、通常の警報
監視状態に戻している。
【0006】ところが、その住戸が留守であったり、ま
た、留守でなくても、高齢者向けマンション(シルバー
マンション)に、警報停止や復旧の操作を知らない老人
などが暮している場合は、警報音が出力し続けて、近隣
の住戸に迷惑がかかることがあった。また、老人などに
そのような操作を覚えてもらうことは難しかった。本発
明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、管
理人室側で、異常を検知した住戸においての警報の停
止、監視状態への復旧が操作できる集合住宅警報監視シ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1〜3に記載の集合住宅警報監視シ
ステムは、各住戸に設置され、各種セキュリティセンサ
を接続した住宅情報盤と、この各住戸の住宅情報盤を、
多重伝送線を介して接続した統合盤とで構成されてお
り、統合盤は、更に、通話線を介して各住戸の住宅情報
盤を接続して、インターホン通話を可能としている。
【0008】統合盤は、各住戸の住宅情報盤を多重伝送
線を介して接続しており、各住宅情報盤に割り当てられ
たアドレスを付加した信号を送受して、集合住宅全体で
の統合的な警報監視を集中して行う。なお、セキュリテ
ィセンサには、火災の発生を煙や熱で検知する火災感知
器、ガス漏れをガス濃度で判断するガス漏れ検知器、人
の侵入を検知する防犯センサ等の他、非常時に操作する
住宅情報盤の非常ボタン、管理人などを呼び出すための
コールスイッチなどを含んでいる。
【0009】請求項1では、統合盤は、各住戸の住宅情
報盤のいずれかから、多重伝送線を通じて、セキュリテ
ィセンサのいずれかの作動信号を受けた後、その住宅情
報盤に対して、多重伝送線を通じて呼出信号を送出し、
この呼出信号の送出中に、所定の警報停止操作がされた
ときには、多重伝送線を通じて警報停止信号を送出し、
その住宅情報盤での警報出力を停止させることを特徴と
する。
【0010】ここでは、インターホン通話をすべく、そ
の住戸に対して呼出を行っても応答がないときは、その
住戸が留守であるか、住戸人が応答できない状態になっ
ていると判断して、取り敢えず、警報を停止させてか
ら、その住戸の状況確認に向かうようにしている。請求
項2では、統合盤は、各住戸の住宅情報盤のいずれかか
ら、多重伝送線を通じて、セキュリティセンサのいずれ
かの作動信号を受けた後、その住宅情報盤に対して、多
重伝送線を通じて呼出信号を送出し、その応答後の通話
線を通じたインターホン通話中に、所定の復旧操作がさ
れたときには、多重伝送線を通じて復旧信号を送出し、
その住宅情報盤を通常のセキュリティセンサによる監視
状態に復旧させることを特徴とする。
【0011】ここでは、インターホン通話によって、セ
キュリティセンサの作動が誤報や誤操作であることが確
認できれば、統合盤から、その住戸の住宅情報盤を監視
状態に復旧させている。請求項3では、統合盤は、各住
戸の住宅情報盤のいずれかから、多重伝送線を通じて、
セキュリティセンサのいずれかの作動信号を受けた後、
その住宅情報盤に対して、多重伝送線を通じて呼出信号
を送出し、その応答後の通話線を通じたインターホン通
話中に、所定の警報停止操作がされたときには、多重伝
送線を通じて警報停止信号を送出し、その住宅情報盤で
の警報出力を停止させることを特徴とする。
【0012】ここでは、インターホン通話中に、統合盤
からその住戸での状況を正確に聞くために、住宅情報盤
の警報停止のみを行っている。請求項4〜6に記載の集
合住宅警報監視システムは、各住戸に設置され、各種セ
キュリティセンサを接続した住宅情報盤と、この各住戸
の住宅情報盤を、信号線を介して接続した警報監視盤と
で構成されており、警報監視盤は、更に、通話線を介し
て各住戸の住宅情報盤を接続し、インターホン通話を可
能としている。
【0013】ここでは、警報監視盤は、各住戸の住宅情
報盤を信号線を介して接続しており、各住宅情報盤から
センサの作動信号を受けると、そのことを警報音や表示
などによって、管理人などに知らせている。請求項4で
は、警報監視盤は、各住戸の住宅情報盤のいずれかか
ら、信号線を通じて、セキュリティセンサのいずれかの
作動信号を受けた後、その住宅情報盤に対して、信号線
を通じて呼出信号を送出し、この呼出信号の送出中に、
所定の警報停止操作がされたときには、信号線を通じて
警報停止信号を送出し、その住宅情報盤での警報出力を
停止させることを特徴とする。
【0014】請求項5では、警報監視盤は、各住戸の住
宅情報盤のいずれかから、信号線を通じて、セキュリテ
ィセンサのいずれかの作動信号を受けた後、その住宅情
報盤に対して、信号線を通じて呼出信号を送出し、その
応答後の通話線を通じたインターホン通話中に、所定の
復旧操作がされたときには、信号線を通じて復旧信号を
送出し、その住宅情報盤を通常のセキュリティセンサに
よる監視状態に復旧させることを特徴とする。
【0015】請求項6では、警報監視盤は、各住戸の住
宅情報盤のいずれかから、信号線を通じて、セキュリテ
ィセンサのいずれかの作動信号を受けた後、その住宅情
報盤に対して、信号線を通じて呼出信号を送出し、その
応答後の通話線を通じたインターホン通話中に、所定の
警報停止操作がされたときには、信号線を通じて警報停
止信号を送出し、その住宅情報盤での警報出力を停止さ
せることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明に係る集
合住宅警報監視システムの一例を示すシステム構成図で
ある。管理人室や防災管理室などに設置された統合盤1
は、各住戸に設置された住宅情報盤2を、多重伝送線L
aと通話線Lbとを介して接続している。各住宅情報盤
2は、試験端子付ドアホン子器3を中継器とし、1又は
複数の火災感知器Sなどの各種セキュリティセンサを接
続しており、火災感知器Sなどの作動信号(発報信号)
を検出する。また、ドアホン子器3に戸外試験器4を接
続したときは、住宅情報盤2は、戸外試験器4の操作に
よる疑似的な発報信号を検出し、戸外からの遠隔試験を
可能とする。
【0017】このような構成において、各住宅情報盤2
と、統合盤1やこの統合盤1に接続されたロビーインタ
ーホン5との間では、通話線Lbを通じてインターホン
通話が行われる一方、多重伝送線Laを通じ、インター
ホン通話のための呼出信号などの制御信号の他、各住宅
情報盤2から火災信号などの各種セキュリティセンサの
作動信号が送出される。すなわち、住宅情報盤2は、戸
外試験による疑似的な発報を検出したときは試験火災信
号を送出するが、火災感知器Sの発報を検出したときは
第1の火災信号を送出し、その後の所定の火災確定操作
によって、第2の火災信号を送出する。また、第1の火
災信号を送出した後、所定時間内に所定の復旧操作がな
かったときも、第2の火災信号を送出する。
【0018】ここに、第1の火災信号とは、火災感知器
Sが作動したことを知らせるものであり、第1の火災信
号の送出後に、住戸人が火災を確認して、住宅情報盤2
において、火災確定スイッチ(不図示)を操作するなど
の火災確定操作を行ったときには、直ちに火災感知器S
の発報が誤報でなく、実際に火災が発生していることを
示す第2の火災信号を送出する。統合盤1では、第1の
火災信号を受けることで、火災感知器Sの発報が前もっ
て分かるので、第2の火災信号を受けたときには、迅速
に避難誘導などの対処をとることができる。
【0019】次に、統合盤1と住宅情報盤2の内部構成
の一例を各々、図2にブロック図で示す。図2(a)に
示す統合盤1は、CPU等で構成され各部を制御する信
号処理部10と、多重伝送線Laを介して各住宅情報盤
2あるいはロビーインターホン5との伝送制御を行うた
めの多重伝送部11と、各住宅情報盤2あるいはロビー
インターホン5との間で、ハンドセットH1による通話
線Lbを介した通話を制御するための通話部12と、各
種スイッチ、ボタン等で構成された操作部13と、各住
宅情報盤2に対応した表示窓や、液晶画面、7セグメン
ト表示器、各種表示ランプなどで構成された表示部14
と、各住宅情報盤2の状態などを記憶する記憶部15
と、スピーカSP1から警報音を、アラームや音声メッ
セージなどで出力する音出力部16とを備える。
【0020】一方の図2(b)に示す住宅情報盤2は、
CPU等で構成され各部を制御する信号処理部20と、
多重伝送線Laを介して統合盤1との間での伝送制御を
行うための多重伝送部21と、ハンドセットH2による
通話線Lbを介した統合盤1との通話を制御するための
通話部22と、各種スイッチ等で構成された操作部23
と、火災感知器S等のセンサが作動したこと等を表示す
る表示部24と、自己のアドレスなどを記憶した記憶部
25と、スピーカSP2から警報音を、アラームや音声
メッセージなどで出力する音出力部26と、火災感知器
S、ガス漏れ検知器、非常ボタン、コールスイッチなど
の各種センサから作動信号が入力されるセンサ入力部2
7とを備える。
【0021】以下に、このシステムの基本動作を説明す
ると、住宅情報盤2の信号処理部20は、センサ入力部
27において、接続しているセンサ、例えば、火災感知
器Sのいずれかの発報を検出したときには、第1の火災
信号を多重伝送部21によって多重伝送線Laに送出す
るとともに、音出力部26によりスピーカSP2から、
例えば「火災感知器が作動しました。確認して下さ
い。」といった音声メッセージを出力する。
【0022】住戸人は、このメッセージに従って、火災
感知器Sの設置場所を確認した結果、火災が発生してい
れば、火災確定スイッチ(不図示)を操作する。する
と、第2の火災信号を多重伝送線Laに送出するととも
に、スピーカSP2から、例えば、「火事です。火事で
す。火災が発生しました。安全を確認の上避難して下さ
い。」といった音声メッセージを出力する。
【0023】また、住宅情報盤2では、火災感知器Sの
発報によって第1の火災信号を多重伝送線Laに送出し
た後、住戸人が現場を確認し、その発報がタバコの煙な
どによる誤報であったときには、警報停止スイッチ23
aを操作して、警報音を停止させる。このときは、住宅
情報盤2は第2の火災信号は送出せず、警報停止信号を
送出する。更に、復旧スイッチ23bを操作すれば、こ
の住宅情報盤2は通常の監視状態に戻る。
【0024】一方、住戸人が外出中などであって、第1
の火災信号を送出してから所定時間(例えば2分)内に
警報停止スイッチ23aが操作されなかったときは、上
記と同様に、第2の火災信号を多重伝送線Lbに送出す
る。統合盤1の信号処理部10は、通常、多重伝送部1
1によるポーリング動作で、各住戸の住宅情報盤2に断
線などの異常がないかを監視しているが、住宅情報盤2
のいずれかから、アドレスを付加した割り込み信号を受
けたときには、その信号が第1の火災信号であるのか第
2の火災信号であるかを判別する。
【0025】第1の火災信号を受けたときには、アドレ
スを基に住戸を判断し、その住戸のセンサが作動したこ
とを、表示部14に表示するとともに、音出力部16に
よりスピーカSP1から、「○○号室の火災感知器が作
動しました」といった音声メッセージを出力する。そし
て更に、第2の火災信号を受けたときは、その住戸の火
災が確定したことを、表示部14に表示するとともに、
スピーカSP1から、「○○号室で火災が発生しまし
た」といった音声メッセージを出力する。
【0026】なお、ここでは、統合盤1は、音出力部1
6によって音声メッセージを出力する場合を説明した
が、ブザー音などを出力するようにしてもよく、この場
合は、第1の火災信号と第2の火災信号で、音色などを
変化させ、両者を識別し易いようにすればよい。また、
ここでは、該当住戸の火災感知器Sが作動したことや、
該当住戸の火災が確定したことを、表示部14に表示す
るとともに、音出力部16から音で出力する場合を説明
したが、いずれか一方のみを行うようにしてもよい。
【0027】また、第2の火災信号を受けたときには、
出火階や直上階などの近隣する住戸の住宅情報盤2や、
機械室などの共用室に設置された住宅情報盤2、階段や
廊下などの共用部に設置された火災受信機に接続された
ベルやスピーカから、火災の発生を報知させる。本発明
では、各種セキュリティセンサの作動が誤報や誤操作な
どであったときでも、上述したように、住戸人が住宅情
報盤2の警報停止スイッチ23aや復旧スイッチ23b
が操作できない場合について提案しており、以下にその
場合の動作について説明する。
【0028】統合盤1は、各住戸の住宅情報盤2のいず
れかから、多重伝送線Laを通じて、セキュリティセン
サのいずれかの作動信号を受けると、その住宅情報盤2
に対し、多重伝送線Laを通じて呼出信号を送出する。
そして、この呼出信号の送出中に、所定の警報停止操作
がされたときには、多重伝送線Laを通じて警報停止信
号(コマンド)を送出して、その住宅情報盤2での警報
出力を停止させる。
【0029】すなわち、信号処理部10は、多重伝送部
11が住宅情報盤2から信号を受けたときは、インター
ホン通話によってその住戸の状況を確認すべく、管理人
などが操作部13から住戸番号を入力して、その住宅情
報盤2を呼び出す。これに対して、住宅情報盤2が応答
しないときは、その住戸が留守であるか、住戸人が病気
などで応答できない状態になっていると判断して、取り
敢えず、警報停止スイッチ13aを操作し、住宅情報盤
2からの警報出力を停止させてから、その住戸の確認に
向かう。これによって、誤報などであるときは、統合盤
1側からすぐに警報を停止できるので、近隣住戸に迷惑
がかからない。
【0030】また、統合盤1は、住宅情報盤2に呼出信
号を送出し、それに対して応答があり、通話線Lbを通
じたインターホン通話中に、所定の復旧操作がされたと
きには、多重伝送線Laを通じて復旧信号(コマンド)
を送出して、その住宅情報盤2を通常のセキュリティセ
ンサによる監視状態に復旧させる。すなわち、信号処理
部10は、多重伝送部11が住宅情報盤2から信号を受
けたときは、管理人などがその住宅情報盤2を呼び出す
が、これに対して、住宅情報盤2が応答があり、通話に
よって、センサの作動が誤報や誤操作であることが確認
できれば、復旧スイッチ13bを操作して、その住戸の
住宅情報盤2を復旧させる。
【0031】図3には、上記統合盤1の動作をフローチ
ャート(100〜110)で示している。いずれかの住
戸からセンサの作動信号を受信すると、音出力部16に
よって警報音を出力するとともに、表示部14に警報表
示を行う(100,101)。これを確認した管理人な
どは、インターホン呼出を開始する(102)が、これ
に対して応答がないときは、警報停止スイッチ13aを
操作すれば、警報停止信号を送出し、統合盤1において
も警報音を停止し、表示部14に現場の確認指示を表示
する(103〜106)。一方、インターホン呼出に対
して応答があったときは、通話によって誤報などを確認
して復旧スイッチ13bを操作すると、復旧信号を送出
し、警報音を停止し、表示部14の警報表示も消去し
て、元の監視状態に戻る(107〜110)。
【0032】統合盤1は、通話線Lbを通じたインター
ホン通話中に、所定の警報停止操作がされたときにも、
多重伝送線Laを通じて警報停止信号を送出して、その
住宅情報盤2での警報出力を停止させることができる。
これによって、インターホン通話中に、その住戸での状
況を正確に聞き取るために、住宅情報盤2の警報を停止
させることができる。
【0033】以上には、管理人室などに統合盤1を設置
する警報監視統合システムについて説明したが、本発明
は、管理人室などに警報監視盤と住棟受信機とを設置し
て構成される警報監視システムにも適用できる。図4
は、そのシステム構成を示したものであり、各住戸に住
宅情報盤2は、警報監視盤6に信号線Lcと通話線Ld
とを介して接続されている。また、住棟受信機7にも、
各住戸の住宅情報盤2は、監視区域毎に、監視線L1と
警報制御線L2とを介して接続されている。
【0034】警報監視盤6は、各住戸の住宅情報盤2か
ら各種セキュリティセンサの作動信号を受けると、その
ことを警報音や表示などによって、管理人などに知らせ
る。また、住棟受信機7に、住宅情報盤2から監視線L
1を通じて住戸の火災が通知されると、警報制御線L2
を通じて、近隣住戸の住宅情報盤2に警報制御信号を送
出し警報を出力させている。
【0035】警報監視盤6は、各住戸の住宅情報盤2の
いずれかから、信号線Lcを通じて、セキュリティセン
サのいずれかの作動信号を受けると、インターホン通話
によって状況を確認すべく、その住宅情報盤2に対し、
信号線Lcを通じて呼出信号を送出する。この呼出信号
の送出中に、所定の警報停止操作がされたときには、信
号線Lcを通じて警報停止信号を送出し、その住宅情報
盤2での警報出力を停止させる。
【0036】また、呼出信号に対して応答があり、通話
線Ldを通じたインターホン通話中に、所定の復旧操作
がされたときには、信号線Lcを通じて復旧信号を送出
して、その住宅情報盤2を通常のセキュリティセンサに
よる監視状態に復旧させる。更に、このインターホン通
話中に、所定の警報停止操作がされたときには、信号線
Lcを通じて警報停止信号を送出して、その住宅情報盤
2での警報出力を停止させることもできる。
【0037】そのため、警報監視盤6の構成は、図2
(a)の統合盤1の構成と同じような構成になってお
り、多重伝送線Laではなく、信号線Lcを接続してい
る。なお、ここでは、警報監視盤6は、警報停止スイッ
チ6aと復旧スイッチ6bの他に、表示部として、セン
サ種別表示灯6c、異常住戸番号表示窓6d、通話選択
住戸番号表示窓6eを備え、他の操作部として、テンキ
ー6f、呼出スイッチ6gを備えている。
【0038】信号線Lcを通じてセンサの作動信号を受
ければ、信号に対応したセンサ種別表示灯6cを点灯あ
るいは点滅させるとともに、その住戸の番号を異常住戸
番号表示窓6dに表示する。その後、この住戸番号をテ
ンキー6fで入力し、通話選択住戸番号表示窓6eで確
認して、呼出スイッチ6gを操作すれば、呼出信号が送
出される。これに対して応答がなく、警報停止スイッチ
6aを停止すれば、その住戸の警報が停止する。一方、
応答があれば、ハンドセットH6での通話が開始でき、
通話中に復旧スイッチ6bを操作すれば、その相手の住
宅情報盤2が通常の監視状態に復旧し、また、警報停止
スイッチ6aを操作すれば、住宅情報盤2側の警報が停
止する。
【0039】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1に記載の集合住宅警報監視システムで
は、統合盤は、各住戸の住宅情報盤のいずれかから、セ
キュリティセンサの作動信号を受けた後、その住宅情報
盤を呼び出している最中に、所定の警報停止操作がされ
ると、警報停止信号を送出し、その住宅情報盤での警報
出力を停止させる。したがって、その住戸が留守であっ
たり、住戸人が応答できない状態になっている場合で
も、統合盤から警報出力を停止させることができ、近隣
住戸に迷惑がかかることがない。管理人などは、その
後、その住戸の確認に向かえばよい。また、老人などに
難しい操作をしてもらうことがないので、高齢者用マン
ションには好適となる。
【0040】請求項2では、統合盤は、各住戸の住宅情
報盤のいずれかから、セキュリティセンサの作動信号を
受けた後、その住宅情報盤を呼び出し、インターホン通
話中に、所定の復旧操作がされたときには、復旧信号を
送出し、その住宅情報盤を通常のセキュリティセンサに
よる監視状態に復旧させる。したがって、インターホン
通話によって、誤報や誤操作であることが確認できれ
ば、統合盤からその住戸の住宅情報盤を復旧させること
ができる。
【0041】請求項3では、統合盤は、信号を送出した
住戸をインターホン通話によって確認している最中に、
所定の警報停止操作がされると、警報停止信号を送出し
て、その住宅情報盤での警報出力を停止させる。したが
って、インターホン通話中に、警報が邪魔にならず、そ
の住戸での状況を正確に聞き出すことができる。請求項
4〜6に記載の集合住宅警報監視システムでは、警報監
視盤が、請求項1〜3に記載の統合盤と同様に動作でき
る。したがって、センサが作動した住戸を呼び出してい
る最中に、その住戸での警報を停止させたり、インター
ホン通話中に通常の監視状態に復旧させたり、警報を停
止させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集合住宅警報監視システムの一例
を示すシステム構成図である(請求項1〜3)。
【図2】(a)は統合盤の内部構成の一例を示すブロッ
ク図、(b)は住宅情報盤の内部構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】統合盤の基本動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明に係る集合住宅警報監視システムの一例
を示すシステム構成図である(請求項4〜6)。
【符号の説明】
1・・・統合盤 10・・・信号処理部 11・・・多重伝送部 12・・・通話部 13・・・操作部 13a・・・警報停止スイッチ 13b・・・復旧スイッチ 2・・・住宅情報盤 20・・・信号処理部 21・・・多重伝送部 22・・・通話部 26・・・音出力部 27・・・センサ入力部 6・・・警報監視盤 6a・・・警報停止スイッチ 6b・・・復旧スイッチ La・・・多重伝送線 Lb・・・通話線 Lc・・・信号線 Ld・・・通話線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤木 仁 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 廣田 健二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各住戸に設置され、各種セキュリティセン
    サを接続した住宅情報盤と、この各住戸の住宅情報盤
    を、多重伝送線を介して接続した統合盤とで構成された
    集合住宅警報監視システムであって、 上記統合盤は、更に、通話線を介して上記各住戸の住宅
    情報盤を接続して、インターホン通話を可能としてお
    り、 上記各住戸の住宅情報盤のいずれかから、上記多重伝送
    線を通じて、上記セキュリティセンサのいずれかの作動
    信号を受けた後、その住宅情報盤を指定して、多重伝送
    線を通じて呼出信号を送出し、所定の警報停止操作がさ
    れたときには、多重伝送線を通じて警報停止信号を送出
    して、その住宅情報盤での警報出力を停止させることを
    特徴とする集合住宅警報監視システム。
  2. 【請求項2】上記統合盤は、上記各住戸の住宅情報盤の
    いずれかから、上記多重伝送線を通じて、上記セキュリ
    ティセンサのいずれかの作動信号を受けた後、その住宅
    情報盤に対して、多重伝送線を通じて呼出信号を送出
    し、その応答後の通話線を通じたインターホン通話中
    に、所定の復旧操作がされたときには、更に、多重伝送
    線を通じて復旧信号を送出して、その住宅情報盤を通常
    の監視状態に復旧させることを特徴とする請求項1に記
    載の集合住宅警報監視システム。
  3. 【請求項3】上記統合盤は、上記各住戸の住宅情報盤の
    いずれかから、上記多重伝送線を通じて、上記セキュリ
    ティセンサのいずれかの作動信号を受けた後、その住宅
    情報盤に対して、多重伝送線を通じて呼出信号を送出
    し、その応答後の通話線を通じたインターホン通話中
    に、所定の警報停止操作がされたときには、多重伝送線
    を通じて警報停止信号を送出して、その住宅情報盤での
    警報出力を停止させることを特徴とする請求項1に記載
    の集合住宅警報監視システム。
  4. 【請求項4】各住戸に設置され、各種セキュリティセン
    サを接続した住宅情報盤と、この各住戸の住宅情報盤
    を、信号線を介して接続した警報監視盤とで構成された
    集合住宅警報監視システムであって、 上記警報監視盤は、更に、通話線を介して上記各住戸の
    住宅情報盤を接続して、インターホン通話を可能として
    おり、 上記各住戸の住宅情報盤のいずれかから、上記信号線を
    通じて、上記セキュリティセンサのいずれかの作動信号
    を受けた後、その住宅情報盤を指定して、信号線を通じ
    て呼出信号を送出し、所定の警報停止操作がされたとき
    には、信号線を通じて警報停止信号を送出して、その住
    宅情報盤での警報出力を停止させることを特徴とする集
    合住宅警報監視システム。
  5. 【請求項5】上記警報監視盤は、上記各住戸の住宅情報
    盤のいずれかから、上記信号線を通じて、上記セキュリ
    ティセンサのいずれかの作動信号を受けた後、その住宅
    情報盤に対して、信号線を通じて呼出信号を送出し、そ
    の応答後の通話線を通じたインターホン通話中に、所定
    の復旧操作がされたときには、更に、信号線を通じて復
    旧信号を送出して、その住宅情報盤を通常の監視状態に
    復旧させることを特徴とする請求項4に記載の集合住宅
    警報監視システム。
  6. 【請求項6】上記警報監視盤は、上記各住戸の住宅情報
    盤のいずれかから、上記信号線を通じて、上記セキュリ
    ティセンサのいずれかの作動信号を受けた後、その住宅
    情報盤に対して、信号線を通じて呼出信号を送出し、そ
    の応答後の通話線を通じたインターホン通話中に、所定
    の警報停止操作がされたときには、信号線を通じて警報
    停止信号を送出して、その住宅情報盤での警報出力を停
    止させることを特徴とする請求項4に記載の集合住宅警
    報監視システム。
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