JPH11212746A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH11212746A
JPH11212746A JP10010142A JP1014298A JPH11212746A JP H11212746 A JPH11212746 A JP H11212746A JP 10010142 A JP10010142 A JP 10010142A JP 1014298 A JP1014298 A JP 1014298A JP H11212746 A JPH11212746 A JP H11212746A
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千年 伊藤
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英生 上野
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昭広 澤田
Sachie Kanda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枠指定範囲に対応して文字等に枠を付与する
ことが可能な文書処理装置を提供する。 【解決手段】 枠開始位置又は枠終了位置が各行の行頭
又は行末の文字に対応しない場合(S58:NO、S5
9:NO)、枠開始位置に対応する文字が存在する行に
ついては枠開始位置に対応する文字を枠開始文字とし且
つその行の行末に存在する文字を枠終了文字として枠を
形成し(S65)、また、枠終了位置に対応する文字が
存在する行についてはその行の行頭文字を枠開始文字と
し且つ枠終了位置に対応する文字に対応する文字を枠終
了文字として枠を形成し(S67)、更に、枠開始位置
又は枠終了位置が各行の行頭又は行末の文字に対応しな
い場合(S64:NO、S66:NO)に、枠開始位置
及び枠終了位置に対応する文字が存在しない行について
は、その行の行頭文字を枠開始文字とし且つ行末文字を
枠終了文字として枠を形成する(S68)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーボード等の入
力装置から入力した複数行に渡る文字等について任意の
範囲で指定して枠を付与することが可能な文書処理装置
に関し、特に、枠の開始位置が行頭に存在せず、また、
枠の終了位置が行末に存在しない場合においても煩雑な
操作を行うことなく、枠指定範囲に対応して文字等に枠
を付与することが可能な文書処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、キーボード等から入力された
文字等を囲むように枠を形成して印字を行うことが可能
な各種の印字装置等が提案されている。例えば、特開平
5−88825号公報には、キーボード部から入力され
た文字等について、矩形状の罫線枠を設定する対角関係
の始点と終点とを、ディスプレイに表示された始点に対
応する文字と終点に対応する文字とで指示し、これらの
2つの対角点で規定される罫線枠を形成することによ
り、複数行の印字文字を囲む矩形状の罫線枠を印字する
ことが可能な印字装置が提案されている。
【0003】かかる印字装置によれば、1行分の表示能
力しか有しないディスプレイを使用した場合において
も、複数行の文字を行方向へ順次表示する表示制御の制
約を受けることなく、複数行の文字列を囲む罫線枠を印
字することが可能となるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記印字装置では複数
行の文字列に対して罫線枠を印字形成するについて、罫
線開始コードが指示された時点で罫線開始文字の罫線開
始位置座標が取得されるとともに、改行コードが指示さ
れた時点で改行コード直前の文字のドットパターン領域
の右下位置座標が取得され、また、罫線終了コードが指
示された時点で罫線終了コード直前の文字のドットパタ
ーン領域の右下位置座標が取得され、更に、複数の右下
位置座標の内x座標の最大座標とy座標の最小座標とか
ら罫線終了位置座標が決定される。そして、前記のよう
に取得された罫線開始位置座標から罫線開始基点座標が
求められるとともに、罫線終了位置座標から罫線終了基
点座標が求められ、これらの各罫線開始基点座標と罫線
終了基点座標を相互に対角位置として罫線枠が文字列に
印字形成される。
【0005】しかしながら、前記印字装置においては、
複数行の文字列の内最長の文字列を勘案しつつ、常に、
罫線開始行の行頭と罫線終了行末とに基づいて罫線枠が
形成されるものであり、複数の各行について任意の範囲
で罫線枠を印字形成できるものではない。従って、例え
ば、行の途中から罫線の形成を開始したり、行の途中で
罫線を終了するような罫線枠を形成することはできない
ものである。
【0006】これより、前記印字装置では、行の途中か
ら罫線の形成を開始したり、行の途中で罫線を終了する
ような罫線枠を形成しようとしても、常に、罫線開始行
の行頭から罫線終了行の行末の範囲で罫線枠を形成する
こととなり、これでは、バリエーションに富んだ文書の
作成を行うことはできない。
【0007】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、枠の開始位置が行頭に存在せ
ず、また、枠の終了位置が行末に存在しない場合におい
ても煩雑な操作を行うことなく、枠指定範囲に対応して
文字等に枠を付与することが可能であり、もってバリエ
ーションに富んだ文書を作成することが可能な文書処理
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る文書処理装置は、文字等を入力する文字入
力手段と、前記文字入力手段により入力された複数行の
文字列に対して任意の範囲で枠を付与することを指示す
る枠指示手段と、前記枠指示手段を介して指示された範
囲内における各行にて枠開始位置が行の行頭文字に対応
するか、又は、枠終了位置が行の行末文字に対応するか
を判断する判断手段と、前記判断手段により枠開始位置
又は枠終了位置が前記各行の行頭文字又は行末文字に対
応しないと判断された場合、前記枠開始位置に対応する
文字が存在する行については枠開始位置に対応する文字
を枠開始文字とし且つその行の行末に存在する文字を枠
終了文字として枠を形成し、前記枠終了位置に対応する
文字が存在する行についてはその行の行頭に存在する文
字を枠開始文字とし且つ枠終了位置に対応する文字に対
応する文字を枠終了文字として枠を形成する枠形成手段
とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、前記枠形成手段は、枠開始位置及び
枠終了位置に対応する文字が存在しない行については、
その行の行頭に存在する文字を枠開始文字とし且つ行の
行末に存在する文字を枠終了文字として枠を形成するこ
とを特徴とする。
【0010】前記本発明の文書処理装置では、判断手段
により枠開始位置又は枠終了位置が各行の行頭文字又は
行末文字に対応しないと判断された場合、枠形成手段
は、枠開始位置に対応する文字が存在する行については
枠開始位置に対応する文字を枠開始文字とし且つその行
の行末に存在する文字を枠終了文字として枠を形成し、
また、枠終了位置に対応する文字が存在する行について
はその行の行頭に存在する文字を枠開始文字とし且つ枠
終了位置に対応する文字に対応する文字を枠終了文字と
して枠を形成する。これにより、文字入力手段を介して
入力された複数行の文字列に対して、枠指示手段により
任意の範囲で枠を付与することを指示された場合におい
ても、その指示範囲に的確に対応して文字等に枠を付与
することが可能となる。これにより、複数行の文字列に
フレキシブルに枠を付与してバリエーションに富んだ文
書を作成することが可能となるものである。
【0011】また、判断手段により枠開始位置又は枠終
了位置が各行の行頭文字又は行末文字に対応しないと判
断された場合に、枠開始位置及び枠終了位置に対応する
文字が存在しない行については、枠形成手段によりその
行の行頭に存在する文字を枠開始文字とし且つ行の行末
に存在する文字を枠終了文字として枠が形成される。従
って、枠開始位置及び枠終了位置に対応する文字が存在
しない中間に存在する行については、その行頭と行末と
に基づき枠が形成されることとなり、かかる中間的な行
については部分的に強調して文書のバリエーションを増
やすことが可能となる。
【0012】ここに、前記枠形成手段は、前記判断手段
を介して枠開始位置が枠指示手段により指示された範囲
内にある1つの行の行頭文字に対応し、且つ、枠終了位
置が他の行の行末文字に対応すると判断された場合、前
記範囲内における最長行を検索するとともに、その最長
行、前記1つの行及び他の行を包含するように枠を形成
することが望ましい。
【0013】前記構成によれば、枠指示手段を介して枠
付与が指示された全ての行を囲むように枠を形成するこ
とが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る文書処理装置
を具体化した実施形態に基づき、図面を参照しつつ詳細
に説明する。本実施形態は、アルファベット文字や記号
などの多数のキャラクタを印刷テープに印刷可能なテー
プ印刷装置に本発明を適用した場合のものである。
【0015】先ず、本実施形態に係るテープ印刷装置の
概略構成について図1に基づき説明する。図1に示すよ
うに、テープ印刷装置1の本体フレーム2の前部にはキ
ーボード3が配設され、キーボード3の後方で本体フレ
ーム2内には印刷機構PMが配設され、またキーボード
3の直ぐ後側には、入力した文字や記号を印刷イメージ
で表示可能な液晶ディスプレイ22が設けられている。
このディスプレイ22には、縦方向に32ドット、横方
向に121ドットで構成される表示画面を有している。
ここで、符号4は、印刷機構PMに装着するテープカセ
ットCSを着脱するときに、カバーフレーム6を開放す
る為のリリースボタンである。
【0016】キーボード3には、アルファベットや数字
や記号を入力する為の文字キー、文字修飾の種類や印刷
文字サイズなどを含む各種書式情報の設定・変更を行う
範囲を指定する範囲指定キー、書式設定の際に各種の書
式情報の設定、変更を行うための罫線キー、フォントキ
ー、サイズキー、幅キー、スタイルキー、リターンキ
ー、カーソルを上下左右方向に移動させる為のカーソル
キー、各種の設定処理を終了する確定キー、印刷を指令
する印刷キー、各種処理等のキャンセルを行うキャンセ
ルキー、電源をON・OFFする為の電源キーなどが設
けられている。
【0017】ここに、罫線キーは文字列等の周囲を囲む
ように枠を指定するためのキー、フォントキーは複数の
各種文字フォント(ゴシック系書体、明朝体系書体等)
から所望の文字フォントを選択するためのキー、サイズ
キーは複数の各種文字サイズ(6ポイント、10ポイン
ト、13ポイント、19ポイント、26ポイント、38
ポイント、44ポイント等)から所望の文字サイズを選
択するためのキー、幅キーは複数の各種文字幅(半角、
全角、倍角等)から所望の文字幅を選択するためのキ
ー、スタイルキーは複数の各種文字スタイル(アンダー
ライン、影付文字、ボールド、イタリック、アウトライ
ン(白抜き文字)等)から所望の文字スタイルを選択す
るためのキーである。
【0018】次に、印刷機構PMについて、図2に基い
て簡単に説明すると、印刷機構PMに着脱自在に矩形状
のテープカセットCSが装着されており、このテープカ
セットCSには、ラミネートフィルムテープ7が巻装さ
れたテープスプール8と、印字リボン9が巻装されたリ
ボン供給スプール10と、この印字リボン9を巻取る巻
取りスプール11と、ラミネートフィルムテープ7と同
一幅を有する両面テープ12が剥離紙を外側にして巻装
された供給スプール13と、これらラミネートフィルム
テープ7と両面テープ12とを接合させる接合ローラ1
4とが回転自在に設けられている。
【0019】前記ラミネートフィルムテープ7と印字リ
ボン9とが重なる位置には、サーマルヘッド15が立設
され、これらラミネートフィルムテープ7と印字リボン
9とをサーマルヘッド15に押圧するプラテンローラ1
6と、ラミネートフィルムテープ7と両面テープ12と
を接合ローラ14に押圧して印刷テープ19を作成する
送りローラ17とは、本体フレーム2に回動自在に枢着
された支持体18に回転可能に枢支されている。このサ
ーマルヘッド15には、128個の発熱素子からなる発
熱素子群が上下方向に列設されている。
【0020】従って、テープ送りモータ45(図3参
照)の所定回転方向への駆動により、接合ローラ14と
巻取りスプール11とが所定回転方向に夫々同期して駆
動されながら、サーマルヘッド15の発熱素子群に通電
されたとき、ラミネートフィルムテープ7上には複数の
ドット列により文字やバーコードが印字され、しかもラ
ミネートフィルムテープ7は両面テープ12を接合した
状態で印刷テープ19としてテープ送り方向Aにテープ
送りされ、図1、図2に示すように、本体フレーム2の
外部に繰出される。尚、印刷機構PMの詳細について
は、例えば、特開平2−106555号公報に記載され
た機構と同一であるで、ここではその詳細な説明を省略
する。
【0021】次に、この印刷テープ19を自動的に切断
する切断装置30について、図2に基いて簡単に説明す
ると、前記テープカセットCSの左側に対応する本体フ
レーム2の直ぐ内側には、板状の補助フレーム31が立
設され、この補助フレーム31に固定刃32が上向きに
固着されている。補助フレーム31に固着された左右方
向向きの枢支軸33には、前後方向に延びる操作レバー
34の前端近傍部が回動可能に枢支され、その操作レバ
ー34の枢支軸33より前側に対応する部位において、
可動刃35が前記固定刃32と対向して取付けられてい
る。また、操作レバー34の後端部は、切断用モータ4
6(図3参照)に連結された揺動駆動機構(図示略)に
より上下揺動可能に構成され、常には、可動刃35が固
定刃32から離間した状態で保持されている。
【0022】そして、サーマルヘッド15により印刷さ
れた印刷テープ19は、テープカセットCSから固定刃
32と可動刃35との間を通って本体フレーム2外に延
びているので、切断信号により駆動された切断用モータ
46により、揺動駆動機構を介して操作レバー34の後
端部が上下揺動され、可動刃35が固定刃32に接近し
て、これら両刃32・35で印刷テープ19が切断され
る。
【0023】ところで、前記テープカセットCSから繰
出される印刷テープ19として、テープ幅を6mm、9m
m、12mm、18mm、24mmとする5種類が準備されて
おり、これらテープカセットCSの底壁部には、これら
5種類のテープ幅の何れかを検知する為に、4つの突出
爪の有無を組合せた突出片20が設けられている。そし
て、このテープカセットCSの下側を支持する本体フレ
ーム2には、この突出片20の突出爪の組合せからテー
プ幅を検知するカセットセンサ42(図3参照)が取付
けられている。即ち、このカセットセンサ42は、突出
片20を構成する突出爪の組合せにより、例えば、テー
プ幅が24mmのときには「0100」のカセット信号を
出力し、またテープ幅が12mmのときには「1100」
のカセット信号を出力するとともに、テープカセットC
Sが装着されていないときには、「0000」のカセッ
ト信号を出力する。
【0024】次に、テープ印刷装置1の制御系について
図3に基づき説明する。図3はテープ印刷装置1の制御
系を示すブロック図である。
【0025】図3において、制御装置Cの入出力インタ
ーフェース50には、キーボード3と、カセットセンサ
42と、液晶ディスプレイ(LCD)22に表示データ
を出力する為のビデオRAM24を有するディスプレイ
コントローラ(LCDC)23と、警告用ブザー43の
為の駆動回路44と、サーマルヘッド15を駆動する為
の駆動回路47と、テープ送りモータ45を駆動する為
の駆動回路48と、切断用モータ46を駆動する為の駆
動回路49とが夫々接続されている。
【0026】制御装置Cは、CPU52と、このCPU
52にデータバスなどのバス51を介して接続された入
出力インターフェース50、表示用CG(キャラクタジ
ェネレータ)ROM53、印刷用CG(キャラクタジェ
ネレータ)ROM54、ROM55及びRAM60とか
ら構成されている。
【0027】表示用CGROM(フォント記憶手段に相
当する)53には、アルファベット文字や記号などの多
数のキャラクタの各々に関して、表示用ドットパターン
データが、各フォント(ゴシック系書体、明朝系書体な
ど)毎に6種類(7、10、16、21、32、32BI
G ドット)の表示文字サイズ分、コードデータに対応さ
せて格納されている。ここで、32BIG ドットの表示文
字サイズは、アルファベットの大文字のようにベースラ
インの下側に食み出さない文字列のときに、32ドット
文字サイズより大きく表示できる表示文字サイズであ
る。
【0028】印刷用CGROM54には、アルファベッ
ト文字や記号などの多数のキャラクタの各々に関して、
印刷用ドットパターンデータが、各フォント毎に7種類
(6ポイント:16ドット、10ポイント:24ドッ
ト、13ポイント:32ドット、19ポイント:48ド
ット、26ポイント:64ドット、38ポイント:96
ドット、44ポイント:96BIG ドット)の印刷文字サ
イズ分、コードデータに対応させて格納されている。こ
こで、96BIG ドットの印刷文字サイズは、アルファベ
ットの大文字のようにベースラインの下側に食み出さな
い文字列のときに、96ドット文字サイズより大きく印
刷できる文字サイズである。
【0029】ROM55には、後述する枠形成処理プロ
グラム、キーボード3から入力された文字や数字や記号
などのキャラクタのコードデータに対応させてディスプ
レイコントローラ23を制御する表示駆動制御プログラ
ム、文字や記号にアンダーライン、影付き文字、ボール
ド、イタリック、アウトライン(白抜き文字)、影文字
などの各種の文字修飾を施す文字修飾制御プログラム、
印刷データイメージバッファ67のデータを順次読出し
てサーマルヘッド15やテープ送りモータ45を駆動す
る印刷駆動制御プログラム、テープ印刷制御の制御プロ
グラムなどが格納されている。
【0030】このROM55には、印刷文字サイズとそ
のサイズで印刷するときの表示文字サイズとを対応させ
た文字サイズ変換テーブル(図示せず)が格納されてい
る。また、ROM55には、図示しないが、7種類の印
刷文字サイズと各印刷文字サイズに関する一連の文字や
記号のドットパターンデータが格納されている印刷用C
GROM54の先頭アドレス(インデックスアドレス)
とを対応させた印刷文字サーチテーブルと、このインデ
ックスアドレスと各文字や記号の印刷用CGROM54
における格納先頭アドレスとを対応させた印刷文字イン
デックステーブルとが格納されている。
【0031】更に、ROM55には、図示しないが、6
種類の表示文字サイズと各表示文字サイズに関する一連
の文字や記号のドットパターンデータが格納されている
表示用CGROM53の先頭アドレス(インデックスア
ドレス)とを対応させた表示文字サーチテーブルと、こ
のインデックスアドレスと各文字や記号の表示用CGR
OM53における格納先頭アドレスとを対応させた表示
文字インデックステーブルとが格納されている。
【0032】RAM60には、テキストメモリ61、印
刷パラメータメモリ62、ポインタメモリ63、表示文
字サイズメモリ64、配置位置情報メモリ65、表示デ
ータイメージバッファ66、印刷データイメージバッフ
ァ67、フラグメモリ68、その他CPU52の演算結
果を一時的に格納するワークメモリ等が設けられてい
る。
【0033】ここに、テキストメモリ61にはキーボー
ド3から入力された文書データや書式情報データが格納
される。例えば、キーボード3の数字キーにより数字デ
ータ「1、2、3、4、5、6、8」がこの順序で入力
されるとともに、数字「3」及び「4」の後に改行デー
タが挿入されて3行のテキストデータ(第1行は数字
「1」〜「3」、第2行は数字「4」と「5」、第3行
は数字「6」〜「8」からなる)が作成され、また、数
字「2」〜「7」について枠指定が行われている場合に
は、図4に示すように、テキストメモリ61の先頭位置
にはテキスト全体の書式情報(フォント、サイズ等)、
数字データ「2」の前位置に枠開始データ、数字データ
「3」の後位置に改行データ、数字データ「5」の後位
置に改行データ、数字データ「7」の後位置に枠終了デ
ータが、それぞれ格納されることとなる。
【0034】印刷パラメータメモリ62には、文字等を
印刷テープ19に印刷する上で必要な各種のデータが格
納される。ポインタメモリ63には、各種のポインタ
値、例えば、テキストポインタ(TP)値、キャラクタ
ポインタ(CP)値、ラインポインタ(LP)値、枠ポ
インタ(FP)値、カーソルポインタ値等が格納され
る。文字サイズメモリ64には文字サイズのデータが格
納される。配置位置情報メモリ65には、文字、記号や
枠のイメージデータを表示データイメージバッファ6
6、印刷データイメージバッファ67上に配置する際に
必要な配置情報が格納される。表示データイメージバッ
ファ66には、入力された複数の文字や記号の表示用ド
ットパターンデータが合成して格納され、また、印刷デ
ータイメージバッファ67には、印刷に供する複数の文
字や記号の印刷用ドットパターンデータが合成して印刷
用ドットイメージデータとして格納される。フラグメモ
リ68には、複数行に渡る文字列に対して1つの枠が形
成される場合にONされる複数行枠フラグ等の各種のフ
ラグが設けられる。
【0035】次に、テープ印刷装置1の制御装置Cで行
われる枠形成処理について図5〜図14に基づき説明す
る。ここに、図5はメインプログラムのフローチャー
ト、図6は編集画面表示処理プログラムのフローチャー
ト、図7は範囲設定処理プログラムのフローチャート、
図8は書式設定処理プログラムのフローチャート、図9
は印刷処理プログラムのフローチャート、図10は配置
情報作成処理プログラムのフローチャート、図11は文
字情報作成処理プログラムのフローチャート、図12は
枠情報作成処理プログラムのフローチャート、図13は
枠分割処理プログラムのフローチャート、図14は枠配
置処理プログラムのフローチャートである。
【0036】先ず、図5のメインプログラムのフローチ
ャートにおいて、ステップ(以下、Sと略記する)1で
テープ印刷装置1の初期化処理(RAM60等の初期化
処理)が行い、S2にて液晶ディスプレイ22に文書編
集画面を表示する編集画面表示処理(後述する)を行
う。
【0037】S3では、キーボード3上のキーからキー
入力があるかどうか判断し、キー入力があるまで待機す
る。キー入力があった場合(S3:YES)には、S4
においてそのキー入力が範囲設定キーからのキー入力で
あるかどうか判断する。範囲設定キーからのキー入力で
ある場合(S4:YES)には、S5にて範囲設定処理
(後述する)を行うとともに、S6にて書式設定処理が
行った後S2に戻る。一方、範囲指定キーからのキー入
力でない場合(S4:NO)には、S7で印刷キーから
のキー入力であるかどうか判断する。印刷キーからのキ
ー入力である場合(S7:YES)には、印刷テープ1
9に文字、枠等の印刷を行った(S8)後S2に戻る。
これに対して、印刷キーからのキー入力でない場合(S
7:NO)には、S9において操作されたキーに対応す
る処理を行った後S2に戻る。
【0038】ここで、前記S2において行われる編集画
面表示処理について図6のフローチャートに基づき説明
する。図6において、先ず、S10にて、液晶ディスプ
レイ22に表示される文字、枠について表示データイメ
ージバッファ66上における配置情報を作成する。尚、
配置情報作成処理については後述する。続くS11で
は、文字、枠の配置情報の全ての座標データ、長さデー
タを表示用に変換し、また、S12では、かかる座標デ
ータ、長さデータに基づき文字、枠のイメージデータを
作成するとともに、表示データイメージバッファ66に
格納する。この後、S13において、表示データイメー
ジバッファ66の内容を液晶ディスプレイ22上に表示
する。
【0039】また、前記S5における範囲設定処理につ
いて図7のフローチャートに基づき説明する。図7にお
いて、先ず、S14で、カーソルポインタ値により指示
されるテキストメモリ61におけるカーソル位置に、範
囲の先頭位置と範囲の最終位置とを設定する。この後、
前記編集画面表示処理(S2、S10〜S13参照)を
行う(S15)。S16では、範囲の先頭位置と最終位
置に該当する範囲を液晶ディスプレイ22上で反転表示
する。S17ではキーボード3からのキー入力を待っ
て、キー入力があった場合(S17:YES)には、カ
ーソルキーの左右キーからのキー入力かどうかを判断す
る(S18)。左右キーからのキー入力である場合(S
18:YES)には、左右キーにより範囲変更された範
囲の先頭位置と最終位置を保存した後S20に移行す
る。一方、左右キーからのキー入力でない場合(S1
8:NO)には、直ちにS20に移行する。S20で
は、リターンキーからのキー入力であるかどうか判断さ
れ、リターンキーからのキー入力である場合(S20:
YES)には処理を終了して前記S6に移行し、また、
リターンキーからのキー入力でない場合(S20:N
O)にはS15に戻る。
【0040】更に、前記S6において行われる書式設定
処理について図8のフローチャートに基づき説明する。
図8において、先ず、S21にてテキストメモリ61に
格納されているテキストデータをワークメモリに退避
し、S22では、前記と同様の編集画面表示処理を行
う。続く、S23においては、書式設定を行う範囲の先
頭位置と最終位置に該当する範囲を液晶ディスプレイ2
2上で反転表示する。S24ではキーボード3からのキ
ー入力を待って、キー入力があった場合(S24:YE
S)には、そのキー入力が罫線キーからのキー入力であ
るかどうか判断する(S25)。罫線キーからのキー入
力である場合(S25:YES)には、前記範囲内の罫
線の変更を行う(S26)。サイズキーからのキー入力
である場合(S25:NO、S27:YES)には、前
記範囲内の文字サイズの変更を行う(S28)。フォン
トキーからのキー入力である場合(S25:NO、S2
7:NO、S29:YES)には、前記範囲内の文字フ
ォントの変更を行う(S30)。キャンセルキーからの
キー入力である場合(S25:NO、S27:NO、S
29:NO、S31:YES)には、前記S21でワー
クメモリに退避したテキストメモリ61のテキストデー
タを復帰した(S32)後処理を終了して前記S2に戻
る。また、キャンセルキーからのキー入力でない場合
(S31:NO)には、リターンキーからのキー入力で
あるかどうか判断し(S33)、リターンキーからのキ
ー入力であれば(S33:YES)処理を終了する一
方、リターンキーからのキー入力でない場合(S33:
NO)にはS22に戻る。
【0041】また、前記S8にて行われる印刷処理につ
いて図9のフローチャートに基づき説明する。印刷処理
が開始されると、先ず、S34にて印刷機構PMにより
印刷される文字、枠について印刷データイメージバッフ
ァ67上における配置情報を作成する。尚、配置情報作
成処理は、前記S10で行われる処理と同様の処理であ
り、これについては後述する。続くS35では、文字、
枠の配置情報の全ての座標データ、長さデータを印刷用
に変換するとともに、かかる座標データ、長さデータに
基づき文字、枠のイメージデータを作成し、印刷データ
イメージバッファ67に格納する。そして、S36にお
いて、印刷データイメージバッファ67の内容を印刷機
構PMを介してテープに印刷する。
【0042】次に、前記S10、S34において行われ
る配置情報作成処理について図10〜図14に基づき説
明する。配置情報作成処理が開始されると、先ず、文字
情報作成処理(S37)を行う。ここで、かかる文字情
報作成処理について図11に基づき説明する。
【0043】図11において、先ず、S42では、ポイ
ンタメモリ63におけるテキストポインタTPをテキス
トメモリ61のテキストの先頭位置に設定し、キャラク
タポインタCPを配置位置情報メモリ65における文字
配置情報エリア(図15参照)の先頭位置に設定し、ラ
インポインタLPを配置位置情報メモリ65における行
配置情報エリア(図16参照)の先頭位置に設定し、ま
た、枠ポインタFPを配置位置情報メモリ65における
罫線配置情報エリア(図17参照)の先頭位置に設定す
る。
【0044】続く、S43では、テキスト情報が終了し
たかどうか判断し、終了していれば(S43:YE
S)、処理を終了する一方、終了していなければ(S4
3:NO)、S44に移行する。S44では、テキスト
ポインタTPにより指示されたデータが枠開始データで
あるかどうかに基づき、枠開始指定されているかどうか
判断される。枠開始指定されている場合(S44:YE
S)には、枠開始データの次に存在する文字を枠開始文
字として設定した(S45)後S54へ移行する。テキ
ストポインタTPにより指示されたデータが枠開始デー
タでない場合(S44:NO)には、テキストポインタ
TPにより指示されたデータが枠終了データかどうかに
基づき、枠終了指定されているかどうか判断される(S
46)。
【0045】枠終了指定されている場合(S46:YE
S)には、枠終了データの前に存在する文字を枠終了文
字として設定した(S47)後、枠ポインタFPを次の
枠情報に設定する(S48)。この後、S54へ移行す
る。また、S46において、枠終了指定されていない場
合(S46:NO)には、テキストポインタTPにより
指示されたデータが改行データであるかどうかに基づ
き、改行指定されているかどうかを判断する(S4
9)。改行指定されている場合(S49:YES)に
は、配置位置情報メモリ65における行配置情報エリア
にて、1行目の文字列について配置情報を格納するため
のエリアを確保して登録する(S50)。このとき、テ
キストメモリ61の書式情報に行書式情報が設定されて
いる場合には、図16に示すように、1行目の文字列に
ついて行書式情報を登録する。この後、ラインポインタ
LPを次の行情報に設定し(S51)、S54に移行す
る。
【0046】S49において、改行指定されていない場
合(S49:NO)には、配置位置情報メモリ65の文
字配置情報エリアに文字コードを登録する(S52)。
このとき、テキストメモリ61の書式情報に格納されて
いる文字書式情報がコピーされ、図15に示すように、
文字コードに対応して書式情報として格納される。S5
3では、キャラクタポインタCPを文字配置情報エリア
における次の文字情報に設定し、更に、テキストポイン
タTPを次のテキスト位置に設定した(S54)後S4
3に戻る。
【0047】前記した文字情報作成処理により、テキス
トメモリ61に格納された各文字について、図15に示
す文字配置情報エリアにおける文字コードと書式情報が
作成され、また、テキストを構成する各行について、行
配置情報エリアにて各行の配置情報を格納するためのエ
リアが確保されるとともに、各行につき行書式情報が登
録される(図16参照)。更に、枠については、枠開始
文字と枠終了文字(図17参照)とが設定される。
【0048】ここで、図10のフローチャートに戻って
説明を続けると、前記S37において文字情報作成処理
(S42〜S54)が行われた後、続くS38にて枠情
報作成処理が行われる。かかる枠情報作成処理につい
て、図12、図13に基づき説明する。図12におい
て、先ず、枠ポインタFPを配置位置情報メモリ65に
おける罫線配置情報エリアの先頭位置に設定する(S5
5)。次に、テキストメモリ61を参照して枠情報が終
了したかどうか判断する(S56)。枠情報が終了した
場合(S56:YES)には処理を終了する一方、枠情
報が終了していない場合(S56:NO)には、枠が1
行枠であるかどうかを判断する(S57)。かかる判断
は、枠開示データと枠終了データとが同一行に存在する
かどうかにより行われる。
【0049】枠が1行枠である場合(S57:YES)
には処理を終了するが、一方、枠が1行枠でない場合
(S57:NO)には、枠開始位置が行頭に存在するか
どうかを判断する(S58)。枠開始位置が行頭に存在
する場合(S58:YES)には、枠終了位置が行末に
存在するかどうかを判断する(S59)。枠終了位置が
行末に存在する場合(S59:YES)には、フラグメ
モリ68に設けられた複数行枠フラグをONにセットし
た(S60)後処理を終了する。ここに、複数行枠と
は、テキストの複数行に渡って形成される1つの枠を意
味する。
【0050】前記S58にて枠開始位置が行頭に存在し
ない場合(S58:NO)、及び、枠終了位置が行末に
存在しない場合(S59:NO)には、枠分割処理を行
った(S61)後処理を終了する。この場合は、枠が行
の途中から開始されるとともに、枠が行の途中で終了す
る場合に該当する。ここで、S61にて行われる枠分割
処理について、図13に基づき説明する。図13におい
て、先ず、ラインポインタLPを行配置情報エリアの1
行目に設定する(S62)。そして、ラインポインタL
P値が枠終了行のLP値よりも大きいかどうかを判断す
る(S63)。かかる判断は、枠終了データが1行目以
降の行に存在するかどうかを判断することにより行われ
る。S63における判断がYESの場合には処理を終了
する一方、その判断がNOの場合には、ラインポインタ
LP値が枠開始行のLP値と等しいかどうかを判断する
(S64)。かかる判断は、ラインポインタLPにより
指示されている行に枠開始データがあるかどうかを判断
することにより行われる。S64における判断がYES
の場合、枠開始文字をそのままに設定した状態で、枠終
了文字をその行の行末に設定する(S65)。この後、
S69に移行する。
【0051】また、S64における判断がNOの場合に
は、ラインポインタLP値が枠最終行のLP値と等しい
かどうかを判断する(S66)。かかる判断は、ライン
ポインタLPにより指示されている行に枠終了データが
あるかどうかを判断することにより行われる。S66に
おける判断がYESの場合、枠開始文字を行頭に設定す
るとともに、枠終了文字をそのまま設定した状態で、罫
線配置情報エリアに枠の追加登録を行う(S67)。こ
の後、S69に移行する。
【0052】一方、S66における判断がNOの場合に
は、枠開始文字を行頭に設定するとともに、枠終了文字
を行末に設定した状態で、罫線配置情報エリアに枠を追
加登録する(S68)。この後、S69においてライン
ポインタLPの更新を行った後S63に戻る。
【0053】ここで、再度図10のフローチャートに戻
って説明を続けると、前記S38にて枠情報作成処理
(S55〜S69)が行われた後、続くS39において
文字サイズ計算処理を行い、更に、S40にて文字配置
計算処理を行う。かかる文字サイズ計算処理及び文字配
置計算処理は、図15に示す文字配置情報エリアにて、
テキストメモリ61の書式情報をコピーしてなる書式情
報に存在する文字サイズを取得するとともに、その取得
された文字サイズに基づきドッパターンデータを表示デ
ータイメージバッファ66、印刷データイメージバッフ
ァ67上に配置するに際して、ドットパターンデータを
配置すべきエリアの左下位置の座標データを計算するこ
とにより行われる。この時点で、テキストメモリ61に
格納された各文字について、図15に示すように、ドッ
トパターンデータ配置エリアの左下位置の座標データが
取得されるものである。また、前記のように各文字につ
いて文字配置情報が取得されることに基づき、テキスト
を構成する各行について、図16に示すように、行配置
情報が計算される。この行配置情報も文字配置情報と同
様、各行の配置エリアの左下位置の座標データで取得さ
れる。
【0054】ここに、図15に示す文字配置情報エリア
における各文字の座標データ、及び、図16に示す行配
置情報エリアにおける各行の座標データは、図4に示す
テキストメモリのテキスト内容に合致している。即ち、
テキストメモリ61には、数字「1」、枠開始データ、
数字「2」、数字「3」、改行データ、数字「4」、数
字「5」、改行データ、数字「6」、数字「7」、枠終
了データ、数字「8」がそれぞれこの順序で格納されて
いることから、数字「1」〜「8」についてはそれぞれ
についてドットパターンデータの配置エリアの左下位置
の座標データが登録されており、また、各行の配置情報
については2つの改行データの存在に基づき3行のテキ
ストが存在することに基づき各行(1行目〜3行目)に
対してその配置エリアの左下位置の座標データが登録さ
れている。
【0055】また、前記S40の後、これに続くS41
においては枠配置計算処理を行う。ここで、枠配置計算
処理について図14に基づき説明する。図14におい
て、先ず、枠ポインタFPを罫線配置情報エリアの先頭
位置に設定した(S70)後、枠情報が終了したかどう
か判断する(S71)。枠情報が終了した場合(S7
0:YES)には処理を終了する一方、枠情報が終了し
ていない場合(S70:NO)には、複数行枠フラグが
ONにセットされているかどうかを判断する(S7
2)。複数行枠フラグがONにセットされていない場合
(S72:NO)には、枠開始文字の左下位置を枠の左
下の位置(LLX、LLY)とし(S73)、また、枠
終了文字の右上位置を枠の右上位置(RUX、RUY)
として(S74)、S78に移行する。
【0056】これに対して、S72において複数行枠フ
ラグがONにセットされている場合(S72:YES)
には、最終行における行頭文字の左下の位置を枠の左下
の位置(LLX、LLY)とし(S75)、次いで、先
頭行の行上端のY位置を枠の右上のY位置(RUX、R
UY)とし(S76)、更に、最も長い行における行末
文字の右側のX位置を枠の右上のX位置(RUX)とす
る(S77)。この後S78に移行する。
【0057】S78では、前記各S73〜S77にて取
得された座標データを枠配置情報として罫線配置情報エ
リアに登録する。S79では、枠ポインタFPを更新
し、S71に戻る。
【0058】ここで、テキストメモリ61には、前記の
場合と同様、図4に示すテキスト内容が格納されている
ものとして、罫線配置情報の内容につき図17に基づき
説明する。テキストメモリ61のテキスト内容に基づけ
ば枠開始データ及び枠終了データの双方が行の途中に存
在していることから、枠情報作成処理におけS58及び
S59における判断がいずれもNOとなり、また、枠分
割処理におけるS65、S68及びS67の処理を介し
て1行目〜3行目のそれぞれについて3つの枠が形成さ
れる。そして、枠配置処理におけるS73、74を介し
て、図17に示すように、1行目の数字「2」の左下位
置の座標データ(LLX1、LLY1)、及び、数字
「3」の右上位置の座標データ(RUX1、RUY1)
により規定される第1枠が数字「2」、「3」の周囲に
形成される。また、同様に、2行目の数字「4」の左下
位置の座標データ(LLX2、LLY2)、及び、数字
「5」の右上位置の座標データ(RUX2、RUY2)
により規定される第2枠が数字「4」、「5」の周囲に
形成される。更に、同様に、3行目の数字「6」の左下
位置の座標データ(LLX3、LLY3)、及び、数字
「7」の右上位置の座標データ(RUX3、RUY3)
により規定される第3枠が数字「6」、「7」の周囲に
形成される。
【0059】前記したテキストメモリ61のテキストデ
ータ、文字配置情報エリアの文字配置データ、行配置情
報エリアの行配置データ、罫線配置情報エリアの罫線配
置データに基づいて、印刷機構PMを介して印刷テープ
上に文字の印刷を行うと、図18に示すように、1行目
の数字列「1」〜「3」の内数字「2」、「3」に枠が
形成され、2行目の数字列「4」、「5」の全体に枠が
形成され、また、3行目の数字列「6」〜「8」の内数
字「6」と「7」に枠が形成された印刷結果が得られる
ものである。
【0060】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
テープ印刷装置1では、テキストメモリ61に格納され
たテキストを構成する各文字、行、枠について、配置情
報作成処理(S10、S34、S37〜S41)を行う
ことにより、文字配置情報、行配置情報、及び、枠配置
情報を作成し、また、文字に対して枠を形成するについ
て、枠開始位置又は枠終了位置が各行の行頭文字又は行
末文字に対応しないと判断された場合(S58:NO、
S59:NO)、枠開始位置に対応する文字が存在する
行については枠開始位置に対応する文字を枠開始文字と
し且つその行の行末に存在する文字を枠終了文字として
枠を形成し(S65)、また、枠終了位置に対応する文
字が存在する行についてはその行の行頭に存在する文字
を枠開始文字とし且つ枠終了位置に対応する文字に対応
する文字を枠終了文字として枠を形成し(S67)、更
に、枠開始位置又は枠終了位置が各行の行頭文字又は行
末文字に対応しないと判断された場合(S64:NO、
S66:NO)に、枠開始位置及び枠終了位置に対応す
る文字が存在しない行については、その行の行頭に存在
する文字を枠開始文字とし且つ行の行末に存在する文字
を枠終了文字として枠を形成する(S68)。
【0061】これに基づき、キーボード3を介して入力
された複数行の文字列に対して、任意の範囲で枠を付与
することを指示された場合においても、その指示範囲に
的確に対応して文字等に枠を付与することができる。ま
た、複数行の文字列にフレキシブルに枠を付与してバリ
エーションに富んだ文書を作成することができるもので
ある。
【0062】また、枠開始位置が指示された範囲内にあ
る1つの行の行頭文字に対応し、且つ、枠終了位置が他
の行の行末文字に対応すると判断された場合(S58:
YES、S59:YES)、複数行枠フラグをONにセ
ットし、前記範囲内における最長行を検索するととも
に、その最長行、前記1つの行及び他の行を包含するよ
うに枠を形成する(S75〜S77)ように構成したの
で、かかる場合には枠付与が指示された全ての行を囲む
ように枠を形成することが可能となる。
【0063】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、前
記実施形態では、複数行の文字列に対して枠を任意に形
成する場合を例にとって説明したが、例えば、文字列に
対して任意に網掛等の修飾を施す場合についても適用で
きることは明らかである。
【0064】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、枠の開始位
置が行頭に存在せず、また、枠の終了位置が行末に存在
しない場合においても煩雑な操作を行うことなく、枠指
定範囲に対応して文字等に枠を付与することが可能であ
り、もってバリエーションに富んだ文書を作成すること
が可能な文書処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープ印刷装置の斜視図である。
【図2】テープカセットを装着した印刷機構の概略平面
図である。
【図3】テープ印刷装置の制御系のブロック図である。
【図4】テキストメモリの内容を模式的に示す説明図で
ある。
【図5】メインプログラムのフローチャートである。
【図6】編集画面表示処理プログラムのフローチャート
である。
【図7】範囲設定処理プログラムのフローチャートであ
る。
【図8】書式設定処理プログラムのフローチャートであ
る。
【図9】印刷処理プログラムのフローチャートである。
【図10】配置情報作成処理プログラムのフローチャー
トである。
【図11】文字情報作成処理プログラムのフローチャー
トである。
【図12】枠情報作成処理プログラムのフローチャート
である。
【図13】枠分割処理プログラムのフローチャートであ
る。
【図14】枠配置処理プログラムのフローチャートであ
る。
【図15】文字配置情報エリアを模式的に示す説明図で
ある。
【図16】行配置情報エリアを模式的に示す説明図であ
る。
【図17】罫線配置情報エリアを模式的に示す説明図で
ある。
【図18】印刷結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 3 キーボード 22 液晶ディスプレイ 52 CPU 55 ROM 60 RAM 61 テキストメモリ 62 印刷パラメータメモリ 63 ポインタメモリ 64 表示文字サイズメモリ 65 配置位置情報メモリ65 66 表示データイメージバッファ 67 印刷データイメージバッファ 68 フラグメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 早智恵 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字等を入力する文字入力手段と、 前記文字入力手段により入力された複数行の文字列に対
    して任意の範囲で枠を付与することを指示する枠指示手
    段と、 前記枠指示手段を介して指示された範囲内における各行
    にて枠開始位置が行の行頭文字に対応するか、又は、枠
    終了位置が行の行末文字に対応するかを判断する判断手
    段と、 前記判断手段により枠開始位置又は枠終了位置が前記各
    行の行頭文字又は行末文字に対応しないと判断された場
    合、前記枠開始位置に対応する文字が存在する行につい
    ては枠開始位置に対応する文字を枠開始文字とし且つそ
    の行の行末に存在する文字を枠終了文字として枠を形成
    し、前記枠終了位置に対応する文字が存在する行につい
    てはその行の行頭に存在する文字を枠開始文字とし且つ
    枠終了位置に対応する文字に対応する文字を枠終了文字
    として枠を形成する枠形成手段とを備えたことを特徴と
    する文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記枠形成手段は、枠開始位置及び枠終
    了位置に対応する文字が存在しない行については、その
    行の行頭に存在する文字を枠開始文字とし且つ行の行末
    に存在する文字を枠終了文字として枠を形成することを
    特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記枠形成手段は、前記判断手段を介し
    て枠開始位置が枠指示手段により指示された範囲内にあ
    る1つの行の行頭文字に対応し、且つ、枠終了位置が他
    の行の行末文字に対応すると判断された場合、前記範囲
    内における最長行を検索するとともに、その最長行、前
    記1つの行及び他の行を包含するように枠を形成するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の文書処理装
    置。
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