JP3273094B2 - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JP3273094B2
JP3273094B2 JP02626694A JP2626694A JP3273094B2 JP 3273094 B2 JP3273094 B2 JP 3273094B2 JP 02626694 A JP02626694 A JP 02626694A JP 2626694 A JP2626694 A JP 2626694A JP 3273094 B2 JP3273094 B2 JP 3273094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書処理装置に関し、
特に、文書データの一部に設定された部分的印字フォー
マットを変更する際の操作の負担を軽減したものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサ等の文書処理に
おいては、通常、キーボード、ディスプレイを含む表示
機構、ドット印字方式の印字機構、これらを制御する制
御装置が設けられ、キーボードから入力された文書のデ
ータが、テキストメモリに格納され、テキストメモリに
格納された文書データの内容がディスプレイに表示さ
れ、印字に際しては、文書の全体に対して印字フォーマ
ット(印字文字サイズ、書体、文字間ピッチ、行間ピッ
チ等々)を設定してその印字フォーマットのデータを印
字フォーマットメモリに記憶させ、その印字フォーマッ
トデータに基いて、印字機構を介して、文書を印字媒体
に印字可能に構成されている。
【0003】一方、本願出願人は、特開平5−1779
01号公報に示すように、文書の任意の部分に対して部
分的印字フォーマット(ローカル印字フォーマット)を
設定可能な文書処理装置を提案した。この部分的印字フ
ォーマットを設定する場合、テキストメモリのうちの、
部分的印字フォーマット開始位置に所定の開始コードを
記憶させ且つこの開始コードの次にフォーマット情報を
記憶させるとともに、部分的印字フォーマット終了位置
に所定の終了コードを記憶させる。
【0004】特に、文書処理装置の1種であるテープ印
字装置であって、印字媒体としてのテープに文字や記号
を印字し、ファイルの背表紙に貼付けるのに適したラベ
ルを作成するのに好適なテープ印字装置の場合、種々の
部分的印字フォーマットを設定しつつ文書データを作成
する関係上、部分的印字フォーマットを設定したり、変
更したりすることが少なくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の文書
処理装置において、1組の開始コード、フォーマット情
報、終了コードの3者の協働により、範囲を指定して1
種類の部分的印字フォーマットを設定する関係上、設定
済みの既存の部分的印字フォーマットを削除したり、フ
ォーマット情報を変更したりすることは可能であった
が、既存の部分的印字フォーマットの範囲内に、新たに
部分的印字フォーマットを設定したり、既存の部分的印
字フォーマットの開始位置を跨いで新たに部分的印字フ
ォーマットを設定したり、既存の部分的印字フォーマッ
ト終了始位置を跨いで新たに部分的印字フォーマットを
設定したりすることは出来なかった。
【0006】それ故、既存の部分的印字フォーマットの
範囲を変更するような場合には、その既存の部分的印字
フォーマットの開始コード、フォーマット情報、終了コ
ードを削除してから、新たに、部分的印字フォーマット
を設定し直さなければならない。また、既存の部分的印
字フォーマットが設定されている範囲の一部を、異なる
部分的印字フォーマットに変更するような場合にも、開
始コードとフォーマット情報、又は終了コードを削除し
てから、新たに、部分的印字フォーマットを設定し直さ
なければならない。このように、従来の文書処理装置で
は、部分的印字フォーマットの変更や追加の為の操作が
複雑化し、文書作成能率向上の妨げの一因となってい
た。本発明の目的は、部分的印字フォーマットの変更や
追加の為の操作を簡単化でき、文書作成能率を向上でき
るような文書処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の文書処理装置
は、図1の機能ブロック図に示すように、文字や記号等
のキャラクタ及び種々の指令を入力する為の入力手段
と、入力手段から入力された複数の文字や記号からなる
文書のデータを記憶するテキストメモリと、前記文書の
任意の指定された部分に対して部分的印字フォーマット
を設定してそのフォーマットデータをメモリに記憶させ
る為の部分的印字フォーマット設定手段と、ディスプレ
イを含む表示手段と、テキストメモリのデータを受けて
そのデータ内容をディスプレイに表示する表示データを
作成して表示手段に出力する表示データ作成手段とを備
えた文書処理装置において、前記部分的印字フォーマッ
ト設定手段により、前記文書の1又は複数の部分に異な
る複数の部分的印字フォーマットが重畳的に設定された
とき、その重畳的に設定された部分的印字フォーマット
については、前記メモリに記憶された部分的印字フォー
マットのデータに基いて、最新の部分的印字フォーマッ
トのみを有効化し、既存の部分的印字フォーマットが設
定されている部分のうちの最新の部分的印字フォーマッ
トが設定される部分と重畳する部分に設定されている部
分的印字フォーマットを無効化するように部分的印字フ
ォーマットのデータを書き換えるフォーマットデータ書
換え手段を備えたものである。
【0008】ここで、前記メモリが、前記テキストメモ
リに組み込まれた構成としてもよい(請求項1に従属の
請求項2)。また、前記部分的印字フォーマットデータ
は、前記部分的印字フォーマットの、前記テキストメモ
リにおける開始位置と終了位置を夫々指定するデータを
含む構成にしてもよい(請求項2に従属の請求項3)。
【0009】請求項4のブロック処理装置は、文字や記
号等のキャラクタ及び種々の指令を入力する為の入力手
段と、入力手段から入力された複数の文字や記号からな
る文書のデータを記憶するテキストメモリと、前記文書
の任意の指定された部分に対して部分的印字フォーマッ
トを設定してその部分的印字フォーマットのテキストメ
モリにおける開始位置と終了位置に開始コードと終了コ
ードを夫々挿入する為の部分的印字フォーマット設定手
段と、ディスプレイを含む表示手段と、テキストメモリ
のデータを受けてそのデータ内容をディスプレイに表示
する表示データを作成して表示手段に出力する表示デー
タ作成手段とを備えた文書処理装置において、前記部分
的印字フォーマット設定手段により、既存の部分的印字
フォーマットの設定範囲内に異なる最新の部分的印字フ
ォーマットが設定されてその開始コードと終了コードと
が挿入れたとき、最新の開始コードの前に前記既存の
部分的印字フォーマットの終了コードを挿入し、最新の
終了コードの次に前記既存の部分的印字フォーマットの
開始コードを挿入し、既存の部分的印字フォーマットが
設定されている部分のうちの最新の部分的印字フォーマ
ットが設定される部分と重畳する部分に設定されている
部分的印字フォーマットを無効化するように部分的印字
フォーマットのデータを書き換えるフォーマットデータ
書換え手段を備えたものである。
【0010】請求項5の文書処理装置は、文字や記号等
のキャラクタ及び種々の指令を入力する為の入力手段
と、入力手段から入力された複数の文字や記号からなる
文書のデータを記憶するテキストメモリと、前記文書の
任意の指定された部分に対して部分的印字フォーマット
を設定してその部分的印字フォーマットのテキストメモ
リにおける開始位置と終了位置に開始コードと終了コー
ドを夫々挿入する為の部分的印字フォーマット設定手段
と、ディスプレイを含む表示手段と、テキストメモリの
データを受けてそのデータ内容をディスプレイに表示す
る表示データを作成して表示手段に出力する表示データ
作成手段とを備えた文書処理装置において、前記部分的
印字フォーマット設定手段により、既存の部分的印字フ
ォーマットの開始位置を跨いで異なる最新の部分的印字
フォーマットが設定されてその開始コードと終了コード
とが挿入されたとき、前記既存の部分的印字フォーマッ
トの開始コードを、最新の終了コードの次に移動し、既
存の部分的印字フォーマットが設定されている部分のう
ちの最新の部分的印字フォーマットが設定される部分と
重畳する部分に設定されている部分的印字フォーマット
を無効化するように部分的印字フォーマットのデータを
書き換えるフォーマットデータ書換え手段を備えたもの
である。
【0011】請求項6の文書処理装置は、文字や記号等
のキャラクタ及び種々の指令を入力する為の入力手段
と、入力手段から入力された複数の文字や記号からなる
文書のデータを記憶するテキストメモリと、前記文書の
任意の指定された部分に対して部分的印字フォーマット
を設定してその部分的印字フォーマットのテキストメモ
リにおける開始位置と終了位置に開始コードと終了コー
ドを夫々挿入する為の部分的印字フォーマット設定手段
と、ディスプレイを含む表示手段と、テキストメモリの
データを受けてそのデータ内容をディスプレイに表示す
る表示データを作成して表示手段に出力する表示データ
作成手段とを備えた文書処理装置において、前記部分的
印字フォーマット設定手段により、既存の部分的印字フ
ォーマットの終了位置を跨いで異なる最新の部分的印字
フォーマットが設定されてその開始コードと終了コード
とが挿入されたとき、前記既存の部分的印字フォーマッ
トの終了コードを、最新の開始コードの前に移動し、既
存の部分的印字フォーマットが設定されている部分のう
ちの最新の部分的印字フォーマットが設定される部分と
重畳する部分に設定されている部分的印字フォーマット
を無効化するように部分的印字フォーマットのデータを
書き換えるフォーマットデータ書換え手段を備えたこと
を特徴とする文書処理装置。
【0012】
【作用】請求項1の文書処理装置においては、オペレー
タにより入力手段を介して、文字や記号等のキャラクタ
及び種々の指令が入力され、その入力された複数の文字
や記号からなる文書のデータがテキストメモリに記憶さ
れる。オペレータにより部分的印字フォーマット設定手
段を介して、前記文書の任意の指定された部分に対して
部分的印字フォーマットを設定してそのフォーマットデ
ータがメモリに記憶され、表示データ作成手段が、テキ
ストメモリのデータを受けてそのデータ内容をディスプ
レイに表示する表示データを作成して表示手段に出力す
ると、表示手段のディスプレイにテキストメモリのデー
タ内容が表示される。
【0013】ここで、前記部分的印字フォーマット設定
手段により、前記文書の1又は複数の部分に異なる複数
の部分的印字フォーマットが重畳的に設定されたとき、
フォーマットデータ書換え手段は、前記重畳的に設定さ
れた部分的印字フォーマットについては、前記メモリに
記憶された部分的印字フォーマットのデータに基いて、
最新の部分的印字フォーマットのみを有効化し、既存の
部分的印字フォーマットが設定されている部分のうちの
最新の部分的印字フォーマットが設定される部分と重畳
する部分に設定されている部分的印字フォーマットを無
効化するように部分的印字フォーマットのデータを書き
換える。
【0014】請求項2の文書処理装置においては、前記
フォーマットデータを記憶するメモリが、テキストメモ
リに組み込まれているので、フォーマットデータを記憶
するメモリを特別に設ける必要がない。請求項3の文書
処理装置においては、前記部分的印字フォーマットデー
タは、前記部分的印字フォーマットの、テキストメモリ
における開始位置と終了位置を夫々指定するデータを含
むので、部分的印字フォーマットの、テキストメモリに
おける範囲が明確に記憶される。
【0015】請求項4のブロック処理装置においては、
オペレータにより入力手段を介して、文字や記号等のキ
ャラクタ及び種々の指令が入力され、その入力された複
数の文字や記号からなる文書のデータがテキストメモリ
に記憶される。オペレータにより部分的印字フォーマッ
ト設定手段を介して、前記文書の任意の指定された部分
に対して部分的印字フォーマットが設定されその部分的
印字フォーマットのテキストメモリにおける開始位置と
終了位置に開始コードと終了コードが夫々挿入される。
表示データ作成手段が、テキストメモリのデータを受け
てそのデータ内容をディスプレイに表示する表示データ
を作成して表示手段に出力すると、テキストメモリのデ
ータ内容が表示手段のディスプレイに表示される。
【0016】オペレータにより、前記部分的印字フォー
マット設定手段を介して、既存の部分的印字フォーマッ
トの設定範囲内に異なる最新の部分的印字フォーマット
が設定されてその開始コードと終了コードとが挿入
たとき、フォーマットデータ書換え手段は、最新の開始
コードの前に前記既存の部分的印字フォーマットの終了
コードを挿入し、最新の終了コードの次に前記既存の部
分的印字フォーマットの開始コードを挿入し、既存の部
分的印字フォーマットが設定されている部分のうちの最
新の部分的印字フォーマットが設定される部分と重畳す
る部分に設定されている部分的印字フォーマットを無効
化するように部分的印字フォーマットのデータを書き換
える。
【0017】請求項5の文書処理装置においては、入力
手段、テキストメモリ、部分的印字フォーマット設定手
段、表示データ作成手段、ディスプレイを含む表示手段
の作用に関しては、請求項4と同様である。オペレータ
により、前記部分的印字フォーマット設定手段を介し
て、既存の部分的印字フォーマットの開始位置を跨いで
異なる最新の部分的印字フォーマットが設定されてその
開始コードと終了コードとが挿入されたとき、フォーマ
ットデータ書換え手段は、前記既存の部分的印字フォー
マットの開始コードを、最新の終了コードの次に移動
し、既存の部分的印字フォーマットが設定されている部
分のうちの最新の部分的印字フォーマットが設定される
部分と重畳する部分に設定されている部分的印字フォー
マットの部分を無効化するように部分的印字フォーマッ
トのデータを書き換える。
【0018】請求項6の文書処理装置は、入力手段、テ
キストメモリ、部分的印字フォーマット設定手段、表示
データ作成手段、ディスプレイを含む表示手段の作用に
関しては、請求項4と同様である。オペレータにより、
前記部分的印字フォーマット設定手段を介して、既存の
部分的印字フォーマットの終了位置を跨いで異なる最新
の部分的印字フォーマットが設定されてその開始コード
と終了コードとが挿入されたとき、フォーマットデータ
書換え手段は、前記既存の部分的印字フォーマットの終
了コードを、最新の開始コードの前に移動し、既存の部
分的印字フォーマットが設定されている部分のうちの最
新の部分的印字フォーマットが設定される部分と重畳す
る部分に設定されている部分的印字フォーマットを無効
化するように部分的印字フォーマットのデータを書き換
える。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、アルファベット文字や記号など
の多数のキャラクタを印刷テープに印刷可能なテープ印
刷装置に本発明を適用した場合のものである。図2に示
すように、テープ印刷装置1の本体フレーム2の前部に
はキーボード3が配設され、キーボード3の後方で本体
フレーム2内には印刷機構PMが配設され、またキーボ
ード3の直ぐ後側には、入力した文字や記号を印刷イメ
ージで表示可能な液晶ディスプレイ22が設けられてい
る。このディスプレイ22には、縦方向に32ドット、
横方向に121ドットで構成される表示画面を有してい
る。ここで、符号4は、印刷機構PMに装着するテープ
カセットCSを着脱するときに、カバーフレーム6を開
放する為のリリースボタンである。
【0020】キーボード(入力手段に相当する)3に
は、アルファベット文字や数字や記号を入力する為の文
字キー、スペースキー、改行キー、カーソルKを上下左
右方向に移動させる為のカーソル移動キー、印刷文字サ
イズや文字修飾などを含む印刷フォーマットを文書の任
意の指定された部分に設定するローカル印字フォーマッ
ト(部分的印字フォーマットに相当し、以下、単にロー
カルFとする)設定キー、入力した文書の文字や記号
を、所定の文字サイズ及び書体で表示するテキスト表示
モードと、印刷状態と同様の印刷イメージで表示する印
刷イメージ表示モードとを交互に択一的に選択する為の
表示モード切換えキー、各種の設定処理を終了する実行
キー、文書の印刷を指令する印刷キー、電源をON・O
FFする為の電源キーなどが設けられている。
【0021】次に、印刷機構PMについて、図3に基い
て簡単に説明すると、印刷機構PMに着脱自在に矩形状
のテープカセットCSが装着されており、このテープカ
セットCSには、ラミネートフィルムテープ7が巻装さ
れたテープスプール8と、印字リボン9が巻装されたリ
ボン供給スプール10と、この印字リボン9を巻取る巻
取りスプール11と、ラミネートフィルムテープ7と同
一幅を有する両面テープ12が剥離紙を外側にして巻装
された供給スプール13と、これらラミネートフィルム
テープ7と両面テープ12とを接合させる接合ローラ1
4とが回転自在に設けられている。
【0022】前記ラミネートフィルムテープ7と印字リ
ボン9とが重なる位置には、サーマルヘッド15が立設
され、これらラミネートフィルムテープ7と印字リボン
9とをサーマルヘッド15に押圧するプラテンローラ1
6と、ラミネートフィルムテープ7と両面テープ12と
を接合ローラ14に押圧して印刷テープ19を作成する
送りローラ17とは、本体フレーム2に回動自在に枢着
された支持体18に回転可能に枢支されている。このサ
ーマルヘッド15には、128個の発熱素子からなる発
熱素子群が上下方向に列設されている。
【0023】従って、テープ送りモータ45(図4参
照)の所定回転方向への駆動により、接合ローラ14と
巻取りスプール11とが所定回転方向に夫々同期して駆
動されながら、サーマルヘッド15の発熱素子群に通電
されたとき、ラミネートフィルムテープ7上には複数の
ドット列により文字やバーコードが印字され、しかもラ
ミネートフィルムテープ7は両面テープ12を接合した
状態で印刷テープ19としてテープ送り方向Aにテープ
送りされ、図2・図3に示すように、本体フレーム2の
外部に繰出される。尚、印刷機構PMの詳細について
は、特開平2─106555号公報を参照。
【0024】次に、この印刷テープ19を自動的に切断
する切断装置30について、図3に基いて簡単に説明す
ると、前記テープカセットCSの左側に対応する本体フ
レーム2の直ぐ内側には、板状の補助フレーム31が立
設され、この補助フレーム31に固定刃32が上向きに
固着されている。補助フレーム31に固着された左右方
向向きの枢支軸33には、前後方向に延びる操作レバー
34の前端近傍部が回動可能に枢支され、その操作レバ
ー34の枢支軸33より前側に対応する部位において、
可動刃35が前記固定刃32と対向して取付けられてい
る。また、操作レバー34の後端部は、切断用モータ4
6(図4参照)に連結された揺動駆動機構(図示略)に
より上下揺動可能に構成され、常には、可動刃35が固
定刃32から離間した状態で保持されている。
【0025】そして、サーマルヘッド15により印刷さ
れた印刷テープ19は、テープカセットCSから固定刃
32と可動刃35との間を通って本体フレーム2外に延
びているので、切断信号により駆動された切断用モータ
46により、揺動駆動機構を介して操作レバー34の後
端部が上下揺動され、可動刃35が固定刃32に接近し
て、これら両刃32・35で印刷テープ19が切断され
る。
【0026】ところで、前記テープカセットCSから繰
出される印刷テープ19として、テープ幅を6mm、9m
m、12mm、18mm、24mmとする5種類が準備されて
おり、これらテープカセットCSの底壁部には、これら
5種類のテープ幅の何れかを検知する為に、4つの突出
爪の有無を組合せた突出片20が設けられている。そし
て、このテープカセットCSの下側を支持する本体フレ
ーム2には、この突出片20の突出爪の組合せからテー
プ幅を検知するカセットセンサ42(図4参照)が取付
けられている。即ち、このカセットセンサ42は、突出
片20を構成する突出爪の組合せにより、例えば、テー
プ幅が24mmのときには「0100」のカセット信号を
出力し、またテープ幅が12mmのときには「1100」
のカセット信号を出力するとともに、テープカセットC
Sが装着されていないときには、「0000」のカセッ
ト信号を出力する。
【0027】次に、テープ印刷装置1の制御系は、図4
のブロック図に示すように構成されている。制御装置C
の入出力インターフェース50には、キーボード3と、
カセットセンサ42と、液晶ディスプレイ(LCD)2
2に表示データを出力する為のビデオRAM24を有す
るディスプレイコントローラ(LCDC)23と、警告
用ブザー43の為の駆動回路44と、サーマルヘッド1
5を駆動する為の駆動回路47と、テープ送りモータ4
5を駆動する為の駆動回路48と、切断用モータ46を
駆動する為の駆動回路49とが夫々接続されている。
【0028】制御装置Cは、CPU52と、このCPU
52にデータバスなどのバス51を介して接続された入
出力インターフェース50、表示用CG(キャラクタジ
ェネレータ)ROM53、印刷用CG(キャラクタジェ
ネレータ)ROM54、ROM55及びRAM60とか
ら構成されている。表示用CGROM53には、アルフ
ァベット文字や記号などの多数のキャラクタの各々に関
して、表示用ドットパターンデータが、各書体(ゴシッ
ク系書体、明朝系書体など)毎に6種類(7、10、1
6、21、32、32BIG ドット)の表示文字サイズ
分、コードデータに対応させて格納されている。ここ
で、32BIG ドットの表示文字サイズは、アルファベッ
トの大文字のようにベースラインの下側に食み出さない
文字列のときに、32ドット文字サイズより大きく表示
できる表示文字サイズである。
【0029】印刷用CGROM54には、アルファベッ
ト文字や記号などの多数のキャラクタの各々に関して、
印刷用ドットパターンデータが、各書体毎に7種類(6
ポイント:16ドット、10ポイント:24ドット、1
3ポイント:32ドット、19ポイント:48ドット、
26ポイント:64ドット、38ポイント:96ドッ
ト、44ポイント:96BIG ドット)の印刷文字サイズ
分、コードデータに対応させて格納されている。ここ
で、96BIG ドットの印刷文字サイズは、アルファベッ
トの大文字のようにベースラインの下側に食み出さない
文字列のときに、96ドット文字サイズより大きく印刷
できる文字サイズである。
【0030】ROM55には、キーボード3から入力さ
れた文字や数字や記号などのキャラクタのコードデータ
に対応させてディスプレイコントローラ23を制御する
表示駆動制御プログラム、印刷データバッファ のデ
ータを順次読出してサーマルヘッド15やテープ送りモ
ータ45を駆動する印刷駆動制御プログラム、本願特有
の後述のテープ印刷制御の制御プログラムなどが格納さ
れている。また、このROM55には、図5に示すよう
に、印刷イメージ表示モードが設定されているときに、
印刷文字サイズから表示文字サイズを求める為に、印刷
文字サイズSZとそのサイズで印刷するときの表示文字
サイズとを対応させた文字サイズ変換テーブルTB1が
格納されている。
【0031】更に、ROM55には、図示しないが、7
種類の印刷文字サイズと各印刷文字サイズに関する文字
や記号のドットパターンデータが格納されている印刷用
CGROM54の先頭アドレス(印刷用インデックスア
ドレス)とを対応させた印刷文字サーチテーブルと、こ
の印刷用インデックスアドレスと各文字や記号の印刷用
CGROM54における格納先頭アドレスとを対応させ
た印刷文字インデックステーブルとが格納されている。
更に、ROM55には、図示しないが、6種類の表示文
字サイズと各表示文字サイズに関する文字や記号のドッ
トパターンデータが格納されている表示用CGROM5
3の先頭アドレス(表示用インデックスアドレス)とを
対応させた表示文字サーチテーブルと、この表示用イン
デックスアドレスと各文字や記号の表示用CGROM5
3における格納先頭アドレスとを対応させた表示文字イ
ンデックステーブルとが格納されている。
【0032】RAM60のテキストメモリ61には、キ
ーボード3から入力された文書データやローカルFデー
タが格納される。ポインタメモリ62には、テキストメ
モリ61内の文書のデータを検索する為の検索ポインタ
の値CP、カーソルKの表示位置を記憶するカーソルポ
イタの値KPが格納される。パラメータメモリ63に
は、文書印刷に供する印刷文字サイズSZのデータ、文
字修飾種類のデータ、書体のデータなどが格納される。
表示データバッファ64には、入力された複数のキャラ
クタの表示用ドットパターンデータが合成して格納され
る。印刷データバッファ65には、印刷に供する複数の
キャラクタの印刷用ドットパターンデータが格納され
る。
【0033】次に、テープ印刷装置1の制御装置Cで行
なわれるテープ印刷制御のルーチンについて、図6〜図
10のフローチャートに基いて説明する。尚、図中符号
Si(i=10、11、12・・・・)は各ステップで
ある。キーボード3上の電源キーにより電源が投入され
るとこの制御が開始され、先ずRAM60の各メモリ6
1〜65をクリアするとともに、テキスト表示モード
(テキストメモリ61内の文書のデータを特定の文字サ
イズ及び書体で表示するモード)が設定され、更に印刷
機構PMを初期化する初期設定処理が実行され(S1
0)、カーソルKを先頭表示位置に表示した文書入力画
面がディスプレイ22に表示される(S11)。
【0034】次に、アルファベット文字や数字や記号な
どの印刷可能キーが操作されたときには(S12・S13:
Yes )、入力されたキャラクタのコードデータを文書デ
ータとしてRAM60のテキストメモリ61に格納する
文書データ入力処理が実行されるとともに、表示文字サ
ーチテーブルや表示文字インデックステーブルに基い
て、そのキャラクタの表示用ドットパターンデータが表
示用CGROM53から読出されて表示データバッファ
64に展開され、その表示用ドットパターンデータがビ
デオRAM24を介してディスプレイ22に表示する表
示処理が実行され(S16)、S12に戻る。例えば、文字
列「AB123456」が入力されたときには、図11
に示すように、テキストメモリ61には、これら文字列
「AB123456」のコードデータが順次格納され、
図12に示すように、ディスプレイ22にはこれら文字
列「AB123456」が表示され、カーソルポインタ
値KP1 に基いて(図11参照)、カーソルKは文字
「6」の次の表示位置に表示される。
【0035】次に、ローカルF設定キーが操作されたと
きには(S12:Yes 、S13:No、S14:Yes )、ローカ
ルF(ローカル印字フォーマット)設定処理制御(図7
参照)が実行される(S17)。この制御が開始される
と、先ずカーソルKを移動させてローカルFを施す文字
列の範囲を指定する一方、実行キーの操作によりその範
囲を設定する処理が実行される(S20)。例えば、図1
1に示すように、カーソルポインタKP2 が数字「1」の
ときにローカルF設定キーが操作されたときには、図1
3に示すように、第1表示行に範囲設定を促すメッセー
ジが表示されるので、カーソルKを数字「4」(図11
のカーソルポインタKP3 参照)に移動させて実行キーを
操作する。このとき、ローカルFの設定範囲内の文字列
は反転表示される。
【0036】次に、ローカルFを設定する画面が表示さ
れる(S21)。例えば、図14に示すように、第1表示
行には、「書体」と「印刷文字サイズ」と「修飾種類」
とからなるフォーマット設定内容を有するローカルFの
設定画面が表示される。ここで、最初の文字「A」が書
体(明朝書体)であり、次の文字「AT」が印刷文字サ
イズ(オートポイント)であり、次の文字「NORM」
が修飾種類(修飾なし)であり、ブロックカーソルBK
が設定内容「書体」に表示されている。次に、カーソル
移動キーを操作してローカルFのフォーマット内容を設
定する処理が実行される(S22)。例えば、図15に示
すように、カーソル右移動キー操作で次の設定内容「印
刷文字サイズ」が選択され、更にカーソル上移動キー操
作で所望の文字サイズ「6ポイント(06)」が設定さ
れ、実行キー操作によりローカルFが設定される。
【0037】次に、最新ローカルF作成処理制御(図8
参照)が実行される(S23)。この制御が開始される
と、テキストメモリ61において、先ずローカルFの設
定範囲の先頭にローカルF先頭情報が格納され(S3
0)、更にローカルFの設定範囲の末尾にローカルF終
了コードLFE が格納され(S31)、この制御を終了し
て、ローカルF設定処理制御のS24にリターンする。例
えば、図16に示すように、テキストメモリ61におい
て、ローカルFの設定範囲の先頭には、ローカルF開始
コードLFT とS22で設定されたフォーマット情報とロー
カルFデリミタ(区切りコード)とからなるローカルF
先頭情報が格納されるとともに、その設定範囲の末尾に
は、ローカルF終了コードLFE が格納される。
【0038】次に、ローカルF設定処理制御において、
今回の最新ローカルF以前に設定されている既存ローカ
ルFのローカルFデータを補正する補正処理制御(図9
参照)が実行される(S24)。この制御が開始される
と、先ず検索ポインタCPには、最新ローカルFのローカ
ルF終了コードLFE のアドレスがセット(図16に検索
ポインタCP1 で図示)され(S40)、検索ポインタCP
は、キャラクタの格納バイト数αを加算した1桁文末側
のアドレスがセットされる(S41)。そして、この検索
ポインタCPで指示するアドレスのデータが、既存のロー
カルFに関するローカルF先頭情報に含まれるローカル
F開始コードLFT のときには(S42:Yes )、最新ロー
カルF設定範囲と既存のローカルFの設定範囲とが重畳
することはないので、S46へ移行する。
【0039】しかし、検索ポインタCPで指示するアドレ
スのデータが、既存のローカルFに関するローカルF終
了コードLFE のときには(S42:No、S43:Yes )、最
新ローカルF設定範囲と既存のローカルFの設定範囲と
が重畳することになり、最新ローカルFのローカルF終
了コードLFE よりも文頭側の既存のローカルF先頭情報
が検索され、このローカルF先頭情報が最新ローカルF
のローカルF終了コードLFE の次のアドレスに格納され
る(S45)。また、検索ポインタCPで指示するアドレス
のデータが、既存のローカルFのローカルF開始コード
LFT でもローカルF終了コードLFE でも文書の末尾を指
示する文書末データでもないときには(S42〜S44:N
o)、S41に戻り、S41〜S44が繰り返して実行され
る。そして、検索ポインタCPで指示するアドレスのデー
タが文書末データのときには(S42・S43:No、S44:
Yes )、S46へ移行する。
【0040】次に、検索ポインタCPには、最新ローカル
FのローカルF開始コードLFT のアドレスがセット(図
16に検索ポインタCP2 で図示)され(S46)、検索ポ
インタCPは、キャラクタの格納バイト数αを減算した1
桁文頭側のアドレスがセットされる(S47)。そして、
この検索ポインタCPで指示するアドレスのデータが、既
存のローカルFに関するローカルF終了コードLFE のと
きには(S48:Yes )、最新ローカルF設定範囲と既存
のローカルFの設定範囲とが重畳することはなく、この
制御を終了して、ローカルF設定処理制御のS25にリタ
ーンする。
【0041】しかし、検索ポインタCPで指示するアドレ
スのデータが、既存のローカルFに関するローカルF開
始コードLFT のときには(S42:No、S43:Yes )、最
新ローカルF設定範囲と既存のローカルFの設定範囲と
が重畳することになるので、最新ローカルFのローカル
F開始コードLFT の直前に、既存のローカルFに関する
ローカルF終了コードLFE が格納され(S45)、この制
御を終了して、前記S25にリターンする。また、検索ポ
インタCPで指示するアドレスのデータが、既存のローカ
ルF終了コードLFE でもローカルFのローカルF開始コ
ードLFT でも文頭でもないときには(S48〜S50:N
o)、S47に戻り、S47〜S50が繰り返して実行され
る。そして、検索ポインタCPで指示するアドレスのデー
タが文頭アドレスのときには(S48・S49:No、S50:
Yes )、この制御を終了して、同様に前記S25にリター
ンする。
【0042】次に、ローカルF設定処理制御において、
今回の最新ローカルFのローカルFデータを補正する補
正処理制御(図10参照)が実行される(S25)。この
制御が開始されると、先ず検索ポインタCPには、最新ロ
ーカルFのローカルF終了コードLFE のアドレスがセッ
ト(図16に検索ポインタCP1 で図示)され(S60)、
検索ポインタCPは、キャラクタの格納バイト数αを減算
した1桁文頭側のアドレスがセットされる(S61)。そ
して、この検索ポインタCPで指示するアドレスのデータ
が、既存のローカルFに関するローカルF先頭情報に含
まれるローカルF開始コードLFT のときには(S62:Ye
s )、このローカルF開始コードLFT を含む既存ローカ
ルFのローカルF先頭情報は不要なので、テキストメモ
リ61から削除するとともに、後続する各データを文頭
側に移動させる整理処理が実行され(S65)、S61に戻
る。
【0043】また、検索ポインタCPで指示するアドレス
のデータが、既存のローカルFに関するローカルF終了
コードLFE のときには(S62:No、S63:Yes )、その
ローカルF終了コードLFE は不要なので、テキストメモ
リ61から削除するとともに、後続する各データを文頭
側に移動させる整理処理が実行され(S66)、S61に戻
る。そして、検索ポインタCPで指示するアドレスのデー
タが、最新ローカルFのローカルF開始コードLFT のと
きには(S62・S63:No、S64:Yes )、最新ローカル
Fのローカルフォーマットデータ内には、既存ローカル
Fに関する不要なローカルF先頭情報やローカルF終了
コードLFE が一切含まれていないことになり、この制御
を終了して、ローカルF設定処理制御のS26にリターン
する。
【0044】次に、ローカルF設定処理制御において、
テキストメモリ61内のデータについて、表示用ドット
パターンデータが作成されて表示データバッファ64に
格納され、この表示用ドットパターンデータがビデオR
AM24を介してディスプレイ22に表示する表示処理
が実行され(S26)、更にカーソルKを、最新のローカ
ルFデータのローカルF終了コードLFE の次に表示させ
るカーソル表示処理制御が実行され(S27)、この制御
を終了して、テープ印刷制御のS12にリターンする。
【0045】例えば、テキストメモリ61において、図
16に示すように、最新のローカルFデータが格納され
たときには、既存のローカルFは存在しないことから、
既存ローカルF補正処理制御及び最新ローカルF補正処
理制御においては何ら処理されず、ディスプレイ22に
は、図17に示すように、入力文書の文字列「AB12
3456」が表示される上、ローカルFの設定範囲の先
頭のローカルF先頭情報については、ローカルF開始マ
ークFSM が表示されるとともに、その設定範囲の末尾の
ローカルF終了コードLFE については、ローカルF終了
マークFEM が表示される。
【0046】ところで、図16に示すように、1つのロ
ーカルF(以下、これを既存のローカルFとする)のロ
ーカルFデータがテキストメモリ61に格納され、ディ
スプレイ22には、図18に示すように、文書データ及
び既存の第1ローカルFのローカルFマークFSM1・FEM1
が夫々表示されているときに、この既存第1ローカルF
の設定範囲内に、文字列「23」に対して異なる最新の
第2ローカルFが設定されたときには、テキストメモリ
61には、最新ローカルF作成処理により、図19に示
すように、最新の第2ローカルFに関して、第2ローカ
ルF開始コードLFT2を含む第2ローカルF先頭情報が文
字「2」の直前に格納されるとともに、第2ローカルF
終了コードLFE2が文字「3」の次に格納される。
【0047】そして、テキストメモリ61内において
は、図20に示すように、既存ローカルF補正処理制御
により、文字「1」の前の既存の第1ローカルF先頭情
報が最新の第2ローカルF終了コードLFE2の次に格納さ
れ(S43:Yes 、S45)、更に最新の第2ローカルF先
頭情報の前に既存の第1ローカルF終了コードLFE1が格
納され(S49:Yes 、S51)、最新の第2ローカルFを
有効化できる上、既存の第1ローカルFが設定されてい
る部分のうちの最新の第2ローカルFが設定される部分
と重畳する部分に設定されている部分的ローカルFを無
効化して、既存の第1ローカルFが設定されている部分
のうちの最新の第2ローカルFが設定される部分と重畳
しない部分に設定されている第1ローカルFを部分的に
有効活用できる。そして、ディスプレイ22には、図2
1に示すように、既存の第1ローカルF及び最新の第2
ローカルFの設定後の文書データが表示される。ここ
で、最新の第2ローカルF先頭情報に対応して第2ロー
カルF開始マークFSM2が表示されるとともに、そのロー
カルF終了コードLFE2については、第2ローカルF終了
マークFEM2が表示される。
【0048】ところで、テキストメモリ61には、同様
に図16に示すように、1つの既存の第1ローカルFの
ローカルFデータが格納され、ディスプレイ22には、
図22に示すように文書データが表示されているとき
に、この既存の第1ローカルFの設定範囲を超えて、文
字列「B〜5」に対して異なる最新の第2ローカルFが
設定されたときには、テキストメモリ61には、最新ロ
ーカルF作成処理により、図23に示すように、最新の
第2ローカルFに関して、第2ローカルF開始コードLF
T2を含む第2ローカルF先頭情報が文字「B」の直前に
格納されるとともに、第2ローカルF終了コードLFE2が
文字「5」の次に格納される。
【0049】そして、テキストメモリ61内において
は、図24に示すように、最新ローカルF補正処理制御
により、文字「1」の前の既存の第1ローカルF先頭情
報が削除され(S62:Yes 、S65)、更に文字「4」の
次の既存の第1ローカルF終了コードLFE1が削除され
(S63:Yes 、S66)、最新の第2ローカルFを有効化
できる上、既存の第1ローカルFに関しては自動的に無
効になる。そして、ディスプレイ22には、図25に示
すように、最新第2ローカルFのみが設定された文書デ
ータが表示される。
【0050】ところで、テキストメモリ61には、図1
6に示すように、同様に1つの既存の第1ローカルFの
ローカルFデータが格納され、ディスプレイ22には、
図26に示すようにその文書データが表示されていると
きに、この既存の第1ローカルFの設定範囲の開始位置
つまり最新の第2ローカルFの先頭情報を跨いで、文字
列「B〜2」に対して異なる最新の第2ローカルFが設
定されたときには、テキストメモリ61には、最新ロー
カルF作成処理により、図27に示すように、最新の第
2ローカルFに関して、第2ローカルF開始コードLFT2
を含む第2ローカルF先頭情報が文字「B」の直前に格
納されるとともに、第2ローカルF終了コードLFE2が文
字「2」の次に格納される。
【0051】そして、テキストメモリ61内において
は、図28に示すように、既存ローカルF補正処理制御
により、文字「1」の前の既存の第1ローカルF先頭情
報が最新の第2ローカルF終了コードLFE2の次に格納さ
れ(S43:Yes 、S45)、更に最新ローカルF補正処理
制御により、文字「1」の前の既存の第1ローカルF先
頭情報が削除され(S62:Yes 、S65)、最新の第2ロ
ーカルFを有効化できる上、既存の第1ローカルFが設
定されている部分のうちの最新の第2ローカルFが設定
される部分と重畳する部分に設定されている部分的ロー
カルF無効化して、既存の第1ローカルFが設定されて
いる部分のうちの最新の第2ローカルFが設定される部
分と重畳しない部分に設定されている第1ローカルFを
部分的に有効活用できる。そして、ディスプレイ22に
は、図29に示すように、既存の第1ローカルF及び最
新の第2ローカルFの設定後の文書データが表示され
る。
【0052】ところで、テキストメモリ61には、図1
6に示すように、同様に1つの既存の第1ローカルFの
ローカルFデータが格納され、ディスプレイ22には、
図30に示すように文書データが表示されているとき
に、この既存の第1ローカルFの設定範囲の終了位置つ
まり第1ローカルF終了コードLFE1を跨いで、文字列
「3〜5」に対して異なる最新の第2ローカルFが設定
されたときには、テキストメモリ61には、最新ローカ
ルF作成処理により、図31に示すように、最新の第2
ローカルFに関して、第2ローカルF開始コードLFT2を
含む第2ローカルF先頭情報が文字「3」の直前に格納
されるとともに、第2ローカルF終了コードLFE2が文字
「5」の次に格納される。
【0053】そして、テキストメモリ61内において
は、図32に示すように、既存ローカルF補正処理制御
により、文字「3」の前の最新の第2ローカルF先頭情
報の前に、既存の第1ローカルF終了コードLFE1が格納
され(S49:Yes 、S51)、更に最新ローカルF補正処
理制御により、文字「4」の次の既存の第1ローカルF
終了コードLFE1が削除され(S63:Yes 、S66)、最新
の第2ローカルFを有効化できる上、既存の第1ローカ
ルFが設定されている部分のうちの最新の第2ローカル
Fが設定される部分と重畳する部分に設定されている部
分的ローカルFを無効化して、既存の第1ローカルFが
設定されている部分のうちの最新の第2ローカルFが設
定される部分と重畳しない部分に設定されている第1ロ
ーカルFを部分的に有効活用できる。そして、ディスプ
レイ22には、図33に示すように、既存の第1ローカ
ルF及び最新のローカルFの設定後の文書データが表示
される。
【0054】一方、図34に示すように、入力文書の文
字列「AB123456」のうち、文字列「12」に対
して最初の第1ローカルFが設定され(ローカルF開始
マークFSM1及びローカルF終了マークFEM1で図示)、更
に次の第2ローカルFが設定され(ローカルF開始マー
クFSM2及びローカルF終了マークFEM2で図示)ていると
きに、これら既存の第1ローカルFの文字「2」から第
2ローカルFの文字「5」に亙って、異なる最新の第3
ローカルFが設定されたときには、テキストメモリ61
には、最新ローカルF作成処理により、図35に示すよ
うに、最新の第3ローカルFに関して、第3ローカルF
開始コードLFT3を含む第3ローカルF先頭情報が文字
「2」の直前に格納されるとともに、第3ローカルF終
了コードLFE3が文字「5」の次に格納される。
【0055】そして、テキストメモリ61内において
は、図36に示すように、既存ローカルF補正処理制御
により、文字「4」の前の既存の第2ローカルF先頭情
報が最新の第3ローカルF終了コードLFE3の次に格納さ
れ(S43:Yes 、S45)、更に文字「2」の前の最新の
第3ローカルF先頭情報の前に、既存の第1ローカルF
終了コードLFE1が格納され(S49:Yes 、S51)、更に
最新ローカルF補正処理制御により、文字「2」の次の
既存の第1ローカルF終了コードLFE が削除され(S6
3:Yes 、S66)、更に文字「4」の前の既存の第2ロ
ーカルF先頭情報が削除され(S62:Yes 、S65)、最
新の第3ローカルFを有効化できる上、既存の第1及び
第2ローカルFが設定されている部分のうちの最新の第
3ローカルFが設定される部分と重畳する部分に設定さ
れている部分的ローカルFを無効化して、既存の第1及
び第2ローカルFが設定されている部分のうちの最新の
第3ローカルFが設定される部分と重畳しない部分に設
定されている第1及び第2ローカルFを部分的に有効活
用できる。そして、ディスプレイ22には、図37に示
すように、既存の第1・第2ローカルF及び最新の第3
ローカルF(ローカルF開始マークFSM3及びローカルF
終了マークFEM3で図示)の設定後の文書データが表示さ
れる。
【0056】次に、前記テープ印刷制御において、印刷
キーが操作されたときには(S12:Yes 、S13〜S14:
No、S15:Yes )、印刷処理制御が実行され(S18)、
S12に戻る。この印刷処理制御は通常の印刷処理と同様
なので簡単に説明すると、テキストメモリ61からロー
カルFデータやキャラクタコードが順次読出され、印刷
文字サーチテーブルと印刷文字インデックステーブルと
に基いて、その文字コードの印刷用CGROM54にお
ける印刷用ドットパターンデータが読出されて印刷デー
タバッファ65に展開して合成格納され、この印刷デー
タバッファ65の印刷用ドットイメージデータが印刷機
構PMに出力され、印刷テープ19に印刷される。とこ
ろで、印刷可能キー、ローカルF設定キー及び印刷キー
以外のキーが操作されたときには(S12:Yes 、S13〜
S15:No)、その操作されたキーに対応する処理が実行
され(S19)、S12に戻る。
【0057】以上説明したように、図18〜図21に示
すように、既存の第1ローカルFの設定範囲内に異なる
最新の第2ローカルFが設定されて、その第2ローカル
F開始コードLFT2と第2ローカルF終了コードLFE2とが
テキストメモリ61に挿入されたとき、既存ローカルF
補正処理制御により、最新の第2ローカルF開始コード
LFT2の前に既存の第1ローカルF終了コードLFE1が挿入
され、最新の第2ローカルF終了コードLFE2の次に既存
の第1ローカルF開始コードLFT1が挿入されることか
ら、第1・第2ローカルFが重畳する範囲については、
最新の第2ローカルFを有効化することができる上、既
存の第1ローカルFが設定されている部分のうちの最新
の第2ローカルFが設定される部分と重畳する部分に設
定されている部分的ローカルF無効化して、既存の第1
ローカルFが設定されている部分のうちの最新の第2ロ
ーカルFが設定される部分と重畳しない部分に設定され
ている第1ローカルFを部分的に有効活用できるから、
設定済みの既存のローカルFの範囲内の一部を変更する
際の操作が簡単化し、文書作成の能率を高めることがで
きる。
【0058】また、図26〜図29に示すように、既存
の第1ローカルFの設定範囲の開始位置を跨いで異なる
最新の第2ローカルFが設定されて、その第2ローカル
F開始コードLFT2と第2ローカルF終了コードLFE2とが
テキストメモリ61に挿入されたとき、既存ローカルF
補正処理制御により、既存の第1ローカルF先頭情報が
最新の第2ローカルF終了コードLFE2の次に格納され、
更に最新ローカルF補正処理制御により、既存の第1ロ
ーカルF先頭情報が削除されることから、第1・第2ロ
ーカルFが重畳する範囲については、最新の第2ローカ
ルFを有効化することができる上、既存の第1ローカル
Fが設定されている部分のうちの最新の第2ローカルF
が設定される部分と重畳する部分に設定されている部分
的ローカルFを無効化して、既存の第1ローカルFが設
定されている部分のうちの最新の第2ローカルFが設定
される部分と重畳しない部分に設定されている第1ロー
カルFを部分的に有効活用できるから、設定済みの既存
のローカルFの範囲内の一部を変更する際の操作が簡単
化し、文書作成の能率を高めることができる。
【0059】更に、図30〜図33に示すように、既存
の第1ローカルFの設定範囲の終了位置を跨いで異なる
最新の第2ローカルFが設定されて、その第2ローカル
F開始コードLFT2と第2ローカルF終了コードLFE2とが
テキストメモリ61に挿入されたとき、既存ローカルF
補正処理制御により、最新の第2ローカルF先頭情報の
前に、既存の第1ローカルF終了コードLFE1が格納さ
れ、更に最新ローカルF補正処理制御により、既存の第
1ローカルF終了コードLFE1が削除されることから、第
1・第2ローカルFが重畳する範囲については、最新の
第2ローカルFを有効化することができる上、既存の第
1ローカルFが設定されている部分のうちの最新の第2
ローカルFが設定される部分と重畳する部分に設定され
ている部分的ローカルFを無効化して、既存の第1ロー
カルFが設定されている部分のうちの最新の第2ローカ
ルFが設定される部分と重畳しない部分に設定されてい
る第1ローカルFを部分的に有効活用できるから、設定
済みの既存のローカルFの範囲内の一部を変更する際の
操作が簡単化し、文書作成の能率を高めることができ
る。
【0060】ここで、特許請求の範囲に記載した各手段
と、上記実施例中の構成との対応関係について説明する
と、フォーマットデータ書換え手段に相当するものは、
ローカルF設定処理制御の特にS23〜S25である。
【0061】尚、印刷イメージ表示モードによる印刷イ
メージ表示処理制御中に、ローカルF設定キーが操作さ
れたときには、一時的にテキスト表示モードが設定さ
れ、前記実施例のローカルF設定処理を実行するように
してもよい。この場合にも、実施例と同様の効果を得る
ことができる。尚、本発明の技術的思想の範囲内におい
て、前記実施例の制御に関し、既存の技術や当業者に自
明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得る。
尚、キーボードやディスプレイを備えたワードプロセッ
サなどの種々の文書処理装置に本発明を適用し得ること
は勿論である。
【0062】
【発明の効果】請求項1の文書処理装置によれば、入力
手段、テキストメモリ、部分的印字フォーマット設定手
段、ディスプレイを含む表示手段、表示データ作成手段
を備えた文書処理装置に、フォーマットデータ書換え手
段を設けたので、文書の1又は複数の部分に異なる複数
の部分的印字フォーマットが重畳的に設定されたとき
に、前記重畳的に設定された部分的印字フォーマットに
ついては、最新の部分的印字フォーマットのみを有効化
し、既存の部分的印字フォーマットが設定されている部
分のうちの最新の部分的印字フォーマットが設定される
部分と重畳する部分に設定されている部分的印字フォー
マットを無効化するように部分的印字フォーマットのデ
ータが書き換えるられる。それ故、既存の部分的印字フ
ォーマットの範囲や内容を変更する際、その既存の部分
的印字フォーマットのフォーマットデータを削除するこ
となく有効活用でき、所望の新たな部分的印字フォーマ
ットを設定すればよいため、既存の部分的印字フォーマ
ットを変更する為の操作が簡単化し、文書作成の能率を
高めることができる。
【0063】請求項2の文書処理装置によれば、前記フ
ォーマットデータを記憶するメモリが、テキストメモリ
に組み込まれているので、フォーマットデータを記憶す
るメモリを特別に設ける必要がない。請求項3の文書処
理装置によれば、前記部分的印字フォーマットデータ
は、前記部分的印字フォーマットの、テキストメモリに
おける開始位置と終了位置を夫々指定するデータを含む
ので、部分的印字フォーマットの、テキストメモリにお
ける範囲が明確に記憶される。
【0064】請求項4の文書処理装置によれば、入力手
段、テキストメモリ、部分的印字フォーマット設定手
段、ディスプレイを含む表示手段、表示データ作成手段
を備えた文書処理装置に、フォーマットデータ書換え手
段を設けたので、既存の部分的印字フォーマットの設定
範囲内に異なる最新の部分的印字フォーマットが設定さ
れてその開始コードと終了コードとが挿入れたとき、
フォーマットデータ書換え手段により、最新の開始コー
ドの前に前記既存の部分的印字フォーマットの終了コー
ドが挿入され、最新の終了コードの次に前記既存の部分
的印字フォーマットの開始コードが挿入し、既存の部分
的印字フォーマットが設定されている部分のうちの最新
の部分的印字フォーマットが設定される部分と重畳する
部分に設定されている部分的印字フォーマットを無効化
するように部分的印字フォーマットのデータが書き換え
られる。
【0065】それ故、既存の部分的印字フォーマットの
設定範囲内に異なる最新の部分的印字フォーマットを設
定し、両部分的印字フォーマットが重畳する範囲につい
ては、最新の部分的印字フォーマットを有効化すること
ができる上、既存の部分的印字フォーマットについても
同様に有効活用できるから、設定済みの部分的印字フォ
ーマットの範囲内の一部を変更する際の操作が簡単化
し、文書作成の能率を高めることができる。
【0066】請求項5の文書処理装置によれば、入力手
段、テキストメモリ、部分的印字フォーマット設定手
段、ディスプレイを含む表示手段、表示データ作成手段
を備えた文書処理装置に、フォーマットデータ書換え手
段を設けたので、既存の部分的印字フォーマットの開始
位置を跨いで異なる最新の部分的印字フォーマットが設
定されてその開始コードと終了コードとが挿入されたと
き、フォーマットデータ書換え手段により、前記既存の
部分的印字フォーマットの開始コードが、最新の終了コ
ードの次に移動し、既存の部分的印字フォーマットが設
定されている部分のうちの最新の部分的印字フォーマッ
トが設定される部分と重畳する部分に設定されている部
分的印字フォーマットを無効化するように部分的印字フ
ォーマットのデータが書き換えられる。それ故、既存の
部分的印字フォーマットの開始位置を跨いで異なる最新
の部分的印字フォーマットを設定し、両部分的印字フォ
ーマットが重畳する範囲については、最新の部分的印字
フォーマットを有効化することができる上、既存の部分
的印字フォーマットについても同様に有効活用できるか
ら、設定済みの部分的印字フォーマットの開始位置側の
一部を変更する際の操作が簡単化し、文書作成の能率を
高めることができる。
【0067】請求項6の文書処理装置によれば、入力手
段、テキストメモリ、部分的印字フォーマット設定手
段、ディスプレイを含む表示手段、表示データ作成手段
を備えた文書処理装置に、フォーマットデータ書換え手
段を設けたので、既存の部分的印字フォーマットの終了
位置を跨いで異なる最新の部分的印字フォーマットが設
定されてその開始コードと終了コードとが挿入されたと
き、フォーマットデータ書換え手段により、既存の部分
的印字フォーマットの終了コードが、最新の開始コード
の前に移動され、既存の部分的印字フォーマットが設定
されている部分のうちの最新の部分的印字フォーマット
が設定される部分と重畳する部分に設定されている部分
的印字フォーマットを無効化するように部分的印字フォ
ーマットのデータを書き換えられる。それ故、既存の部
分的印字フォーマットの終了位置を跨いで異なる最新の
部分的印字フォーマットを設定し、両部分的印字フォー
マットが重畳する範囲については、最新の部分的印字フ
ォーマットを有効化することができる上、既存の部分的
印字フォーマットについても同様に有効活用できるか
ら、設定済みの部分的印字フォーマットの終了位置側の
一部を変更する際の操作が簡単化し、文書作成の能率を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜請求項6の構成を示す機能ブロック
図である。
【図2】本発明の実施形態に係るテープ印刷装置の斜視
図である。
【図3】テープカセットを装着した印刷機構の概略平面
図である。
【図4】テープ印刷装置の制御系のブロック図である。
【図5】文字サイズ変換テーブルの設定内容を説明する
図表である。
【図6】テープ印刷制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図7】ローカルフォーマット設定処理制御のルーチン
のフローチャートである。
【図8】最新ローカルフォーマット作成処理制御のルー
チンのフローチャートである。
【図9】既存ローカルフォーマット補正処理制御のルー
チンのフローチャートである。
【図10】最新ローカルフォーマット補正処理制御のル
ーチンのフローチャートである。
【図11】入力された文字列コードが格納されたテキス
トメモリの説明図である。
【図12】入力された文字列の表示例の図である。
【図13】ローカルフォーマット範囲設定画面の表示例
を示す図である。
【図14】ローカルフォーマット内容設定画面の表示例
を示す図である。
【図15】所望のローカルフォーマット内容を設定した
図14相当図である。
【図16】ローカルフォーマット情報を格納したテキス
トメモリの説明図である。
【図17】1つのローカルフォーマットを含む文書の表
示例の図である。
【図18】既存のローカルフォーマット設定範囲内に最
新のローカルフォーマットを設定するときの表示例の図
である。
【図19】既存及び最新の2つのローカルフォーマット
データが設定されたテキストメモリの説明図である。
【図20】2つのローカルフォーマットデータが書換え
られたテキストメモリの説明図である。
【図21】2つのローカルフォーマットデータ及び文書
の表示例の図である。
【図22】既存のローカルフォーマット設定範囲を超え
て最新のローカルフォーマットを設定するときの表示例
の図である。
【図23】既存及び最新の2つのローカルフォーマット
データが設定されたテキストメモリの説明図である。
【図24】2つのローカルフォーマットデータが書換え
られたテキストメモリの説明図である。
【図25】2つのローカルフォーマットデータ及び文書
の表示例の図である。
【図26】既存のローカルフォーマット設定範囲の開始
位置を跨いで最新のローカルフォーマットを設定すると
きの表示例の図である。
【図27】既存及び最新の2つのローカルフォーマット
データが設定されたテキストメモリの説明図である。
【図28】2つのローカルフォーマットデータが書換え
られたテキストメモリの説明図である。
【図29】2つのローカルフォーマットデータ及び文書
の表示例の図である。
【図30】既存のローカルフォーマット設定範囲の終了
位置を跨いで最新のローカルフォーマットを設定すると
きの表示例の図である。
【図31】既存及び最新の2つのローカルフォーマット
データが設定されたテキストメモリの説明図である。
【図32】2つのローカルフォーマットデータが書換え
られたテキストメモリの説明図である。
【図33】2つのローカルフォーマットデータ及び文書
の表示例の図である。
【図34】既存の2つのローカルフォーマットに亙って
最新のローカルフォーマットを設定するときの表示例の
図である。
【図35】既存及び最新の2つのローカルフォーマット
データが設定されたテキストメモリの説明図である。
【図36】3つのローカルフォーマットデータが書換え
られたテキストメモリの説明図である。
【図37】3つのローカルフォーマットデータ及び文書
の表示例の図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 3 キーボード 22 液晶ディスプレイ 52 CPU 53 表示用CGROM 55 ROM 60 RAM 61 テキストメモリ 64 表示データバッファ C 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾藤 美香子 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザ ー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−195367(JP,A) 特開 平5−177901(JP,A) 特開 平5−185662(JP,A) 特開 平5−307455(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 21/00 G06F 3/12 G06F 17/21 B41J 3/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や記号等のキャラクタ及び種々の指
    令を入力する為の入力手段と、入力手段から入力された
    複数の文字や記号からなる文書のデータを記憶するテキ
    ストメモリと、前記文書の任意の指定された部分に対し
    て部分的印字フォーマットを設定してそのフォーマット
    データをメモリに記憶させる為の部分的印字フォーマッ
    ト設定手段と、ディスプレイを含む表示手段と、テキス
    トメモリのデータを受けてそのデータ内容をディスプレ
    イに表示する表示データを作成して表示手段に出力する
    表示データ作成手段とを備えた文書処理装置において、 前記部分的印字フォーマット設定手段により、前記文書
    の1又は複数の部分に異なる複数の部分的印字フォーマ
    ットが重畳的に設定されたとき、その重畳的に設定され
    た部分的印字フォーマットについては、前記メモリに記
    憶された部分的印字フォーマットのデータに基いて、最
    新の部分的印字フォーマットのみを有効化し、既存の部
    分的印字フォーマットが設定されている部分のうちの最
    新の部分的印字フォーマットが設定される部分と重畳す
    る部分に設定されている部分的印字フォーマットを無効
    化するように部分的印字フォーマットのデータを書き換
    えるフォーマットデータ書換え手段を備えたことを特徴
    とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリは、前記テキストメモリに組
    み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の文書
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記部分的印字フォーマットデータは、
    前記部分的印字フォーマットの、前記テキストメモリに
    おける開始位置と終了位置を夫々指定するデータを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 文字や記号等のキャラクタ及び種々の指
    令を入力する為の入力手段と、入力手段から入力された
    複数の文字や記号からなる文書のデータを記憶するテキ
    ストメモリと、前記文書の任意の指定された部分に対し
    て部分的印字フォーマットを設定してその部分的印字フ
    ォーマットのテキストメモリにおける開始位置と終了位
    置に開始コードと終了コードを夫々挿入する為の部分的
    印字フォーマット設定手段と、ディスプレイを含む表示
    手段と、テキストメモリのデータを受けてそのデータ内
    容をディスプレイに表示する表示データを作成して表示
    手段に出力する表示データ作成手段とを備えた文書処理
    装置において、 前記部分的印字フォーマット設定手段により、既存の部
    分的印字フォーマットの設定範囲内に異なる最新の部分
    的印字フォーマットが設定されてその開始コードと終了
    コードとが挿入れたとき、最新の開始コードの前に前
    記既存の部分的印字フォーマットの終了コードを挿入
    し、最新の終了コードの次に前記既存の部分的印字フォ
    ーマットの開始コードを挿入し、既存の部分的印字フォ
    ーマットが設定されている部分のうちの最新の部分的印
    字フォーマットが設定される部分と重畳する部分に設定
    されている部分的印字フォーマットを無効化するように
    部分的印字フォーマットのデータを書き換えるフォーマ
    ットデータ書換え手段を備えたことを特徴とする文書処
    理装置。
  5. 【請求項5】 文字や記号等のキャラクタ及び種々の指
    令を入力する為の入力手段と、入力手段から入力された
    複数の文字や記号からなる文書のデータを記憶するテキ
    ストメモリと、前記文書の任意の指定された部分に対し
    て部分的印字フォーマットを設定してその部分的印字フ
    ォーマットのテキストメモリにおける開始位置と終了位
    置に開始コードと終了コードを夫々挿入する為の部分的
    印字フォーマット設定手段と、ディスプレイを含む表示
    手段と、テキストメモリのデータを受けてそのデータ内
    容をディスプレイに表示する表示データを作成して表示
    手段に出力する表示データ作成手段とを備えた文書処理
    装置において、 前記部分的印字フォーマット設定手段により、既存の部
    分的印字フォーマットの開始位置を跨いで異なる最新の
    部分的印字フォーマットが設定されてその開始コードと
    終了コードとが挿入されたとき、前記既存の部分的印字
    フォーマットの開始コードを、最新の終了コードの次に
    移動し、既存の部分的印字フォーマットが設定されてい
    る部分のうちの最新の部分的印字フォーマットが設定さ
    れる部分と重畳する部分に設定されている部分的印字フ
    ォーマットを無効化するように部分的印字フォーマット
    のデータを書き換えるフォーマットデータ書換え手段を
    備えたことを特徴とする文書処理装置。
  6. 【請求項6】 文字や記号等のキャラクタ及び種々の指
    令を入力する為の入力手段と、入力手段から入力された
    複数の文字や記号からなる文書のデータを記憶するテキ
    ストメモリと、前記文書の任意の指定された部分に対し
    て部分的印字フォーマットを設定してその部分的印字フ
    ォーマットのテキストメモリにおける開始位置と終了位
    置に開始コードと終了コードを夫々挿入する為の部分的
    印字フォーマット設定手段と、ディスプレイを含む表示
    手段と、テキストメモリのデータを受けてそのデータ内
    容をディスプレイに表示する表示データを作成して表示
    手段に出力する表示データ作成手段とを備えた文書処理
    装置において、 前記部分的印字フォーマット設定手段により、既存の部
    分的印字フォーマットの終了位置を跨いで異なる最新の
    部分的印字フォーマットが設定されてその開始コードと
    終了コードとが挿入されたとき、前記既存の部分的印字
    フォーマットの終了コードを、最新の開始コードの前に
    移動し、既存の部分的印字フォーマットが設定されてい
    る部分のうちの最新の部分的印字フォーマットが設定さ
    れる部分と重畳する部分に設定されている部分的印字フ
    ォーマットを無効化するように部分的印字フォーマット
    のデータを書き換えるフォーマットデータ書換え手段を
    備えたことを特徴とする文書処理装置。
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