JPH1121269A - 液晶性(メタ)アクリレート化合物と液晶組成物及びこれを用いた光学異方体 - Google Patents

液晶性(メタ)アクリレート化合物と液晶組成物及びこれを用いた光学異方体

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JPH1121269A
JPH1121269A JP9173890A JP17389097A JPH1121269A JP H1121269 A JPH1121269 A JP H1121269A JP 9173890 A JP9173890 A JP 9173890A JP 17389097 A JP17389097 A JP 17389097A JP H1121269 A JPH1121269 A JP H1121269A
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浩史 長谷部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重合性低分子化合物を含有する液晶組成物に
おいて所望の配向状態の迅速な達成を犠牲にすることな
く、ガラスやプラスチック基板への良好な塗布性を付与
することにある。 【解決手段】一般式(I) 【化1】 (R:2価の有機基、X1及びX2:H原子、メチル基、
3及びX4:H原子、少なくとも2つの6員環を含む液
晶骨格。X3及びX4が共にH原子を表すことはない。)
で表される液晶性(メタ)アクリレート化合物、これを
含有する液晶組成物及びこれを用いた光学異方体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学、表示、記録
材料、また液晶ディスプレイの光学補償板や偏光プリズ
ム材料として利用される新規な液晶性(メタ)アクリレ
ート化合物と液晶組成物及びこれを用いた光学異方体に
関する。
【0002】
【従来の技術】先に我々は、液晶ディスプレイ素子の表
示品位の向上と軽量化に応える光学補償板等の光学異方
体の作製を可能にする技術として、室温において液晶性
を示す重合性液晶組成物とその組成物を配向させた状態
において光重合して得られる内部の配向構造が制御され
た光学異方体を提案した(特開平8−3111号公
報)。該発明の重合性液晶組成物は低分子化合物であ
り、粘度が低く所望の配向状態を迅速に達成することが
できるという長所を有している。しかしながら、該重合
性液晶組成物をガラスやプラスチック等の基板に塗布す
る場合には、均一な厚みをもって塗布するのが困難とい
う問題があった。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明が解決しよう
とする課題は、重合性低分子化合物を含有する液晶組成
物において所望の配向状態の迅速な達成を犠牲にするこ
となく、ガラスやプラスチック基板への良好な塗布性を
付与することであり、これを可能にする液晶性化合物及
び液晶組成物、更には、この液晶組成物の重合体からな
る光学異方体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決するため、液晶性(メタ)アクリレート化合物の化
学構造とガラスやプラスチック基板へ塗布性との相関に
ついて鋭意検討した結果、かかる課題が、特定の化学構
造を有する液晶性(メタ)アクリレート化合物の利用に
より解決されることを見いだし本発明を提供するに至っ
た。即ち、 1.一般式(I)
【0005】
【化9】
【0006】(式中、Rは2価の有機基を表し、X1
びX2は水素原子又はメチル基を表し、X3及びX4は水
素原子又は少なくとも2つの6員環を含む液晶骨格を表
す。但し、X3及びX4が共に水素原子を表すことはな
い。)で表されることを特徴とする液晶性(メタ)アク
リレート化合物。 2.一般式(I)において、Rが炭素原子数2〜24の
直鎖状もしくは分枝状炭化水素基、−OCr2rO−、
−OCr2r-2O−、−OCr2r-4O−、−O(CH2
CH2O)p−、−O(CH2CH2CH2O)q−を表し、
rは2から24、pは1から12、qは1から8で表さ
れることを特徴とする上記1記載の液晶性(メタ)アク
リレート化合物。 3.X3及びX4における少なくとも2つの6員環を含む
液晶骨格が、一般式(II)
【0007】
【化10】
【0008】(式中、Y1は単結合、−OC−、−OC
−(CH2i−(O)j−、−OC−(CH2i−CO
O−、−(CH2i−(O)j−、−(CH2i−CO
O−、−OC−(CH2i−CO−を表し、iは1〜1
2の整数を表し、jは0または1の整数を表し、nは0
又は1の整数を表し、6員環A、B及びCはそれぞれ独
立的に、
【0009】
【化11】
【0010】を表し、mは1〜4の整数を表し、Y2
びY3はそれぞれ独立的に、単結合、−CH2CH2−、
−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、
−C≡C−、−CH=CH−、−CF=CF−、−(C
24−、−CH2CH2CH2O−、−OCH2CH2
2−、−CH=CH−CH2CH2−、−CH2CH2
2O−を表し、Y4は水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、ア
ルケニル基、アルケニルオキシ基を表す。)で表される
ことを特徴とする上記1又は2記載の液晶性(メタ)ア
クリレート化合物。 4.一般式(I)において、X1及びX2は共に水素原子
を表し、X3及びX4は水素原子又は一般式(II)にお
いてY1は−OC−を表し、nは0または1の整数を表
し、6員環Aは
【0011】
【化12】
【0012】を表し、6員環Bは
【0013】
【化13】
【0014】を表し、6員環Cは
【0015】
【化14】
【0016】を表し、Y2及びY3は単結合を表し、Y4
は炭素原子1〜20のアルキル基を表すが、X3及びX4
が共に水素原子を表すことはないことを特徴とする上記
1、2又は3記載の液晶性(メタ)アクリレート化合
物。 5.上記1、2、3又は4記載の液晶性(メタ)アクリ
レート化合物を含有し、且つ液晶相を示すことを特徴と
する液晶組成物。 6.上記1、2、3又は4記載の液晶性(メタ)アクリ
レート化合物を2重量%以上、及び少なくとも2つの6
員環を有する液晶骨格を部分構造として有する、環状ア
ルコール、フェノール又は芳香族ヒドロキシ化合物のア
クリル酸又はメタクリル酸エステルである単官能アクリ
レート又は単官能メタクリレートを含有し、且つ液晶相
を示すことを特徴とする液晶組成物。 7.単官能アクリレート又は単官能メタクリレートが一
般式(III)
【0017】
【化15】
【0018】(式中、X5は水素原子又はメチル基を表
し、rは0または1の整数を表し、6員環D、E及びF
はそれぞれ独立的に、
【0019】
【化16】
【0020】を表し、mは1〜4の整数を表し、Y5
びY6はそれぞれ独立的に、単結合、−CH2CH2−、
−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、
−C≡C−、−CH=CH−、−CF=CF−、−(C
24−、−CH2CH2CH2O−、−OCH2CH2
2−、−CH=CH−CH2CH2−、−CH2CH2
2O−を表し、Y7は水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、ア
ルケニル基、アルケニルオキシ基を表す。)で表される
ことを特徴とする上記6記載の液晶組成物。 8.液晶相が少なくとも20℃〜30℃の温度範囲で発
現することを特徴とする上記5、6又は7記載の液晶組
成物。 9.上記5、6、7又は8記載の液晶組成物の重合体か
らなることを特徴とする光学異方体。 を前記課題の解決手段として見出した。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例について、更
に詳細に説明する。一般式(I)において、X3が水素
原子であり且つX4が一般式(II)
【0022】
【化17】
【0023】(式中、Y1は単結合、−OC−、−OC
−(CH2i−(O)j−、−OC−(CH2i−CO
O−、−(CH2i−(O)j−、−(CH2i−CO
O−、−OC−(CH2i−CO−を表し、iは1〜1
2の整数を表し、jは0または1の整数を表し、nは0
または1の整数を表し、6員環A、B及びCはそれぞれ
独立的に、
【0024】
【化18】
【0025】を表し、mは1〜4の整数を表し、Y2
びY3はそれぞれ独立的に、単結合、−CH2CH2−、
−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、
−C≡C−、−CH=CH−、−CF=CF−、−(C
24−、−CH2CH2CH2O−、−OCH2CH2
2−、−CH=CH−CH2CH2−、−CH2CH2
2O−を表し、Y4は水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、ア
ルケニル基、アルケニルオキシ基を表す。)を表し、も
しくはX3とX4が共に一般式(II)で表される化合物
であることが好ましい。また、本発明は、上記の化合物
を含有する液晶組成物をも提供するものであるが、液晶
相が少なくとも20℃〜30℃の温度範囲で発現するこ
とを特徴とする液晶組成物が好ましい。
【0026】更に、一般式(I)において、Rが炭素原
子数2〜24の直鎖状もしくは分枝状炭化水素基、−O
r2rO−、−OCr2r-2O−、−OCr2r-4
−、−O(CH2CH2O)p−、−O(CH2CH2CH2
O)q−を表し、rは2から24の整数を表し、pは1
から12の整数を表し、qは1から8の整数を表し、こ
のとき、X3が水素原子であり且つX4が一般式(II)
【0027】
【化19】
【0028】(式中、Y1は単結合、−OC−、−OC
−(CH2i−(O)j−、−OC−(CH2i−CO
O−、−(CH2i−(O)j−、−(CH2i−CO
O−、−OC−(CH2i−CO−を表し、iは1〜1
2の整数を表し、jは0または1の整数を表し、nは0
または1の整数を表し、6員環A、B及びCはそれぞれ
独立的に、
【0029】
【化20】
【0030】を表し、mは1〜4の整数を表し、Y2
びY3はそれぞれ独立的に、単結合、−CH2CH2−、
−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、
−C≡C−、−CH=CH−、−CF=CF−、−(C
24−、−CH2CH2CH2O−、−OCH2CH2
2−、−CH=CH−CH2CH2−、−CH2CH2
2O−を表し、Y4は水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、ア
ルケニル基、アルケニルオキシ基を表す。)を表し、も
しくはX3とX4が共に一般式(II)で表される化合物
であることが好ましい。また、本発明は、上記の化合物
を含有する液晶組成物をも提供するものであるが、液晶
相が少なくとも20℃〜30℃の温度範囲で発現するこ
とを特徴とする液晶組成物が好ましい。上記の化合物を
2重量%以上、及び少なくとも2つの6員環を有する液
晶骨格を部分構造として有する、環状アルコール、フェ
ノール又は芳香族ヒドロキシ化合物の(メタ)アクリル
酸モノエステルを含有し、且つ液晶相を示すことを特徴
とする液晶組成物が好ましく、(メタ)アクリル酸モノ
エステルが一般式(III)
【0031】
【化21】
【0032】(式中、X5は水素原子又はメチル基を表
し、rは0または1の整数を表し、6員環D、E及びF
はそれぞれ独立的に、
【0033】
【化22】
【0034】を表し、mは1〜4の整数を表し、Y5
びY6はそれぞれ独立的に、単結合、−CH2CH2−、
−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、
−C≡C−、−CH=CH−、−CF=CF−、−(C
24−、−CH2CH2CH2O−、−OCH2CH2
2−、−CH=CH−CH2CH2−、−CH2CH2
2O−を表し、Y7は水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、ア
ルケニル基、アルケニルオキシ基を表す。)を表すこと
がより好ましい。
【0035】また、一般式(I)において、Rが炭素原
子数2〜24の直鎖状もしくは分枝状炭化水素基を表
し、このとき、X1及びX2が共に水素原子を表し、X3
が水素原子を表し且つX4が一般式(II)
【0036】
【化23】
【0037】(式中、Y1は−OC−を表し、nは0ま
たは1の整数を表し、6員環Aは
【0038】
【化24】
【0039】を表し、6員環Bは
【0040】
【化25】
【0041】を表し、6員環Cは
【0042】
【化26】
【0043】を表し、Y2及びY3は単結合を表し、Y4
は炭素原子1〜20のアルキル基を表す。)を表し、あ
るいはX3とX4が共に一般式(II)で表される化合物
も同様に好ましい。また、本発明は、上記の化合物を含
有する液晶組成物をも提供するものであるが、液晶相が
少なくとも20℃〜30℃の温度範囲で発現することを
特徴とする液晶組成物が好ましい。
【0044】一般式(I)のような化合物の利用によっ
て良好な塗布性が得られる理由は必ずしも明らかではな
いが、粘度の増大や1分子あたりの酸素原子の数の増大
によりガラス表面等への親和性が増すためによるものと
考えられる。
【0045】本発明の液晶性(メタ)アクリレート化合
物(以下、本発明の化合物という)を製造するには、通
常、まずジエポキシ化合物にアクリル酸もしくはメタク
リル酸を作用させて、ジ(2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート)誘導体を得る。次にこの誘導体と、
少なくとも2つの6員環を含む液晶骨格を有するカルボ
ン酸誘導体とのエステル化反応、もしくは少なくとも2
つの6員環を含むフェノール誘導体、芳香族ヒドロキシ
誘導体、アルコール誘導体とのエーテル化反応を行うこ
とにより本発明の化合物を製造することができる。この
ように製造される本発明の化合物のうち、エステル化反
応で得られる化合物は、基板への密着性に優れるため特
に好ましい。エステル化反応もしくはエーテル化反応の
際に、ジ(2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト)誘導体に2つあるヒドロキシ基のうち一つのみがエ
ステル化またはエーテル化されたもの、及び2つともエ
ステル化またはエーテル化したものが得られることがあ
る。このような場合には、ジ(2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート)誘導体の2つのヒドロキシル基
のうち一つのみがエステル化またはエーテル化された化
合物のみを単離して用いても良いし、2つともエステル
化またはエーテル化された化合物のみを単離して用いて
も良いし、単離せずに混合したまま用いても良い。一般
的に、液晶の相転移温度の正確な制御が必要なときに
は、単離して用いるのが好ましい。ジ(2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート)誘導体の2つのヒドロキ
シル基のうち一つのみがエステル化またはエーテル化さ
れた化合物は、ガラス基板等の親水性の高い基板への塗
布性が良好であり、2つのヒドロキシル基がエステル化
またはエーテル化された化合物は、一つのみがエステル
またはエーテル化された化合物と比較してより広い温度
領域で液晶相を発現する傾向があり、プラスチック基板
等への塗布性が良好であるので、塗布しようとする基板
の性質や所望の液晶温度範囲を考慮して、これらの化合
物を適宜使用するのが好ましい。
【0046】また、本発明の化合物は単体として液晶
相、特にネマチック相、スメクチックA相、スメクチッ
クC相を示すことが好ましい。少なくとも2つの6員環
を含む液晶骨格としては、一般式(II)
【0047】
【化27】
【0048】(式中、Y1は単結合、−OC−、−OC
−(CH2i−(O)j−、−OC−(CH2i−CO
O−、−(CH2i−(O)j−、−(CH2i−CO
O−、−OC−(CH2i−CO−を表し、iは1〜1
2の整数を表し、jは0または1の整数を表し、nは0
又は1の整数を表し、6員環A、B及びCはそれぞれ独
立的に、
【0049】
【化28】
【0050】を表し、mは1〜4の整数を表し、Y2
びY3はそれぞれ独立的に、単結合、−CH2CH2−、
−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、
−C≡C−、−CH=CH−、−CF=CF−、−(C
24−、−CH2CH2CH2O−、−OCH2CH2
2−、−CH=CH−CH2CH2−、−CH2CH2
2O−を表し、Y4は水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、ア
ルケニル基、アルケニルオキシ基を表される骨格を用い
るのが好ましい。このような液晶骨格の具体的な例とし
ては、式(1)〜(67)に挙げた骨格が望ましいが、
本発明で使用することができる液晶骨格はこれらに限定
されるものではない。
【0051】
【化29】
【0052】
【化30】
【0053】
【化31】
【0054】
【化32】
【0055】
【化33】
【0056】
【化34】
【0057】
【化35】
【0058】
【化36】
【0059】(式中、シクロヘキサン環はトランスシク
ロヘキサン環を表し、R1は水素原子、ハロゲン原子、
シアノ基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ
基、アルケニル基、アルケニルオキシ基を表し、sは0
から12を表し、sが0の時t及びuは0であり、sが
1〜12の時t及びuはそれぞれ独立に0または1を表
す)。特に、この中でも6員環を3つ有する骨格は液晶
相を発現しやすいので好ましい。また、電気的な駆動を
行いたい場合には、R1としてシアノ基やハロゲン原
子、特にフッ素原子を有する骨格を用いるのが特に好ま
しい。
【0060】一般式(I)における2価の有機基Rとし
ては、アルキレン基は勿論、シロキサン骨格等のケイ素
原子、エーテル結合及び不飽和結合等が導入された直鎖
状もしくは分枝状炭化水素基を用いることができる。こ
の2価の有機基Rに含まれる炭素原子数の総和は、2〜
24の範囲にあるのが好ましい。2より小さい場合に
は、得られる化合物の結晶から液晶相への転移温度が高
くなってしまう傾向があり、また24より大きい場合に
は液晶相から等方性液体への転移温度が低くなってしま
う傾向があり、安定な液晶相が得にくくなってしまう。
このような有機基Rの具体的な例としては、式(68)
〜(76)に挙げた骨格が望ましいが、本発明で使用す
ることができる骨格はこれらに限定されるものではな
い。
【0061】
【化37】
【0062】(式中、vは2〜24の整数、wは1〜1
2の整数、xは1〜8の整数を表し、シクロヘキサン環
はトランスシクロヘキサン環を表す。) 本発明は更に、本発明の化合物を含有する液晶組成物を
も提供する。本発明の液晶組成物の液晶相としては、通
常この技術分野で液晶相と認識される相であれば特に制
限なく用いることができるが、その中でもネマチック
相、スメクチックA相、(カイラル)スメクチックC
相、コレステリック相を発現するものが特に好ましい。
また、(カイラル)スメクチックC相を示す場合には、
該(カイラル)スメクチックC相の上の温度領域でスメ
クチックA相を、スメクチックA相を示す場合には、該
スメクチックA相の上の温度領域でネマチック相を発現
するようにすると、良好な一軸の配向特性が得られるた
め好ましい。実際に紫外線を照射して本発明の液晶組成
物中の(メタ)アクリレート化合物を重合させる液晶相
の温度領域もしくは実際に使用する液晶相の温度領域と
しては、室温付近、即ち少なくとも20〜30℃の温度
範囲で液晶相を発現するものが特に好ましい。例えば
(カイラル)スメクチックC相で実際に本発明の液晶組
成物を重合させる場合には、(カイラル)スメクチック
C相が室温付近で、即ち少なくとも20から30℃の温
度範囲で(カイラル)スメクチックC相が発現するもの
が好ましい。
【0063】本発明の液晶組成物には、ガラスやプラス
チック基板への良好な塗布性能を確保するため、本発明
の化合物を2重量%以上含有させることが好ましい。本
発明の化合物が2重量%以下である場合には、良好な塗
布性能が確保されない傾向がある。
【0064】また、本発明の液晶組成物には、分子内に
通常この技術分野で液晶骨格と認められる骨格と重合性
官能基を同時に有する重合性の液晶化合物を98重量%
以下の濃度で特に制限なく添加することができる。液晶
骨格としては、少なくとも2つ又は3つの6員環を有す
るものが特に好ましい。重合性官能基としては、(メ
タ)アクリロイルオキシ基、エポキシ基、ビニルエーテ
ル基、シンナモイル基、ビニル基等を挙げることができ
るが、良好な光重合特性が得られることから、アクリロ
イルオキシ基が特に好ましい。複数以上の重合性官能基
を有する化合物の場合には、重合性官能基の種類が異な
っていても良い。例えば、2つの重合性官能基を有する
液晶化合物の場合、一つがアクリロイルオキシ基、もう
一つがメタアクリロイルオキシ基または、ビニルエーテ
ル基であっても良い。重合性官能基を2つ有する液晶化
合物は多くの種類が知られており、一般的にこれらを重
合させた場合には良好な耐熱性及び強度特性を得られる
ことから、好適に用いることができる。このような重合
性官能基を2つ有する液晶化合物の具体的な例として
は、式(77)〜(86)に挙げた化合物が好ましい
が、本発明の液晶組成物において使用することができる
化合物はこれらに限定されるものではない。
【0065】
【化38】
【0066】(式中、シクロヘキサン環はトランスシク
ロヘキサン環を表し、Xはハロゲン原子、シアノ基、メ
チル基を表し、aは2〜12の整数を表す)。さらに本
発明の液晶組成物には、分子内に一つの重合性官能基を
有する液晶化合物を添加しても良い。このような重合性
官能基を一つ有する液晶化合物の具体的な例としては、
式(87)〜(132)に挙げた化合物が好ましいが、
本発明の液晶組成物において使用することができる化合
物はこれらに限定されるものではない。
【0067】
【化39】
【0068】
【化40】
【0069】
【化41】
【0070】
【化42】
【0071】(式中、シクロヘキサン環はトランスシク
ロヘキサン環を表し、Yは水素原子、ハロゲン原子、シ
アノ基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ
基、アルケニル基、アルケニルオキシ基を表し、bは2
から12の整数を表す)。
【0072】さらに本発明の液晶組成物には、室温付
近、即ち少なくとも20〜30℃の温度範囲での液晶相
の発現を容易にし、かつ液晶組成物の光重合物の耐熱性
及び強度特性の確保を図ることを目的として、少なくと
も2つの6員環を有する液晶骨格を部分構造として有す
る、環状アルコール、フェノール又は芳香族ヒドロキシ
化合物のアクリル酸又はメタクリル酸エステルである単
官能(メタ)アクリレートを含有させても良い。なぜな
ら、このような単官能(メタ)アクリレートは、(メ
タ)アクリロイルオキシ基と液晶骨格との間に、アルキ
レン基又はオキシアルキレン基等の液晶の技術分野でス
ペーサーと呼ばれる柔軟性の連結基が無い。そのため、
このような単官能(メタ)アクリレートを重合させて得
られる重合体の主鎖には、スペーサーを介さず直接剛直
な液晶骨格が結合し、液晶骨格の熱運動は高分子主鎖に
より制限されることが予想され、優れた耐熱性及び強度
特性が期待できるためである。また、分子形状的に液晶
性を低下させてしまう(メタ)アクリロイルオキシ基を
分子内に一つ有しているだけなので、液晶を発現させる
温度範囲の制御も分子内に複数の(メタ)アクリロイル
オキシ基を有する化合物より容易になる。このよう単官
能(メタ)アクリレートとしては一般式(III)
【0073】
【化43】
【0074】(式中、X5は水素原子又はメチル基を表
し、rは0または1の整数を表し、6員環D、E及びF
はそれぞれ独立的に、
【0075】
【化44】
【0076】を表し、mは1〜4の整数を表し、Y5
びY6はそれぞれ独立的に、単結合、−CH2CH2−、
−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、
−C≡C−、−CH=CH−、−CF=CF−、−(C
24−、−CH2CH2CH2O−、−OCH2CH2
2−、−CH=CH−CH2CH2−、−CH2CH2
2O−を表し、Y7は水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、炭素原子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、ア
ルケニル基、アルケニルオキシ基を表す。)で表される
化合物が好ましい。このような単官能(メタ)アクリレ
ートの具体的な例としては、式(133)〜(143)
に挙げた化合物が好ましいが、本発明の液晶組成物にお
いて使用することができる単官能(メタ)アクリレート
はこれらに限定されるものではない。
【0077】
【化45】
【0078】
【化46】
【0079】(上記中、シクロヘキサン環はトランスシ
クロヘキサン環を表し、またCは結晶相、Nはネマチッ
ク相、Sはスメクチック相、Iは等方性液体相を表し、
数字は相転移温度を表す。) また、本発明の液晶組成物には、重合性官能基を有して
いない液晶化合物を用途に応じて添加しても良い。使用
用途として本発明の液晶組成物の重合体を、表示素子と
用いる場合や、温度によって屈折率を変化させたい場合
には、重合性官能基を有していない液晶化合物の総量は
30〜98重量%の範囲に設定するのが好ましい。ま
た、温度によって屈折率が変化するのが好ましくない場
合や、耐熱性や機械的特性を重視する場合には、重合性
官能基を有していない液晶化合物の総量は0〜30重量
%の範囲に設定するのが好ましい。
【0080】また、本発明の液晶組成物には重合性官能
基を有しており、かつ液晶性を示さない化合物も添加す
ることができる。このような化合物としては、通常この
技術分野で高分子形成性モノマーあるいは高分子形成性
オリゴマーとして認識されるものであれば特に制限なく
使用することができるが、アクリレート化合物、メタク
リレート化合物、ビニルエーテル化合物が特に好まし
い。
【0081】以上のような重合性官能基を有する液晶化
合物、重合性官能基を有さない液晶化合物、液晶性を示
さない重合性化合物は適宜組み合わせて添加してもよい
が、少なくとも得られる液晶組成物の液晶性が失われな
いように各成分の添加量を調整することが必要である。
【0082】更に本発明の液晶組成物には、その重合反
応性を向上させることを目的として、熱重合開始剤、光
重合開始剤の重合開始剤を添加しても良い。ここで使用
できる熱重合開始剤としては、過酸化ベンゾイル、ビス
アゾブチロニトリル等から選択することができ、光重合
開始剤としてはベンゾインエーテル類、ベンゾフェノン
類、アセトフェノン類、ベンジルケタール類等から選択
して使用することができる。その添加量は、液晶組成物
に対して10重量%以下であることが好ましく、5重量
%以下であることがさらに好ましく、0.5〜1.5重
量%の範囲であることが特に好ましい。
【0083】また、本発明の液晶組成物には、その保存
安定性を向上させるために安定剤を添加しても良い。こ
こで使用することができる安定剤としては、例えばヒド
ロキノン、ヒドロキノンモノアルキルエーテル類、第三
ブチルカテコール等から選択して使用することができ
る。その添加量は、液晶組成物に対して1重量%以下が
好ましく、0.5重量%以下がさらに好ましい。
【0084】また、本発明の液晶組成物には、液晶骨格
の螺旋構造を内部に有する重合体を得ることを目的とし
てカイラル(光学活性)化合物を添加しても良い。ここ
で使用することができるカイラル化合物は、それ自体が
液晶性を示す必要は無く、また重合性官能基を有してい
ても、有していなくても良い。またその螺旋の向きは重
合体の使用用途によって適宜選択することができる。そ
のようなカイラル化合物としては光学活性基としてコレ
ステリル基を有するペラルゴン酸コレステロール、ステ
アリン酸コレステロール、光学活性基として2−メチル
ブチル基を有する「CB−15」、「C−15」(以上
BDH社製)、「S−1082」(メルク社製)、「C
M−19」、「CM−20」、「CM」(以上チッソ社
製)、光学活性基として1−メチルヘプチル基を有する
「S−811」(メルク社製)、「CM−21」、「C
M−22」(以上チッソ社製)を挙げることができる。
このカイラル化合物の好ましい添加量は液晶組成物の用
途によるが、重合して得られる重合体の厚み(d)を重
合体中での螺旋ピッチ(P)で除した値(d/P)が
0.1〜20の範囲になるよう調整するのが好ましい。
【0085】また、本発明の液晶組成物を偏光フィルム
や配向膜の原料、または印刷インキ及び塗料等として利
用する場合には、その目的に応じて金属、金属錯体、染
料、顔料、色素、界面活性剤、ゲル化剤、紫外線吸収
剤、抗酸化剤、イオン交換樹脂、酸化チタンの金属酸化
物等を添加することもできる。
【0086】本発明は更に、本発明の液晶組成物の重合
体からなる光学異方体をも提供する。本発明の光学異方
体は、本発明の液晶組成物を配向させた状態において、
重合させることにより製造することができる。例えば、
基板表面を布等でラビング、もしくは有機薄膜を形成し
た基板表面を布等でラビング、あるいはSiO2を斜方
蒸着した配向膜を有する基板上に担持させるか、基板間
に挟持させた後、本発明の液晶を重合させる方法を挙げ
ることができる。その他の配向処理方法としては、液晶
組成物の流動配向の利用や、電場又は磁場の利用を挙げ
ることができる。これらの配向手段は単独で用いても、
また組み合わせて用いても良い。その中でも基板表面を
布等でラビング処理した基板を用いる方法は、その簡便
性から特に好ましい。
【0087】この時使用することができる基板は、有機
材料、無機材料を問わずに用いることができる。具体的
な例を挙げると有機材料としては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミ
ド、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリ
フルオロエチレン、ポリアリレート、ポリスルホン、ト
リアセチルセルロース、セルロース、ポリエーテルエー
テルケトン、無機材料としてはシリコン、ガラス、方解
石等を挙げることができる。
【0088】これらの基板を布等でラビングすることを
によって適当な配向性を得られないときには、公知の方
法に従ってポリイミド薄膜又はポリビニルアルコール薄
膜等の有機薄膜を基板表面に形成し、これを布等でラビ
ングしても良い。また通常のTN又はSTN素子で使用
されているようなプレチルト角を与えるポリイミド薄膜
を利用すると、光学異方体内部の分子配向構造を更に精
密に制御できることから、特に好ましく利用することが
できる。また、電場によって配向状態を制御する場合に
は、電極層を有する基板を使用することができ、この場
合には電極上に前述のポリイミド薄膜等の有機薄膜を形
成するのが好ましい。
【0089】また、ラビングに代わる配向処理方法とし
て、光配向法も用いることができる。これはポリビニル
シンナメート等の分子内に光二量化反応する官能基を有
する有機薄膜や光で異性化する官能基を有する有機薄膜
又はポリイミド等の有機薄膜に、偏光した光、このまし
くは偏光した紫外線を照射することによって、配向膜と
するものである。この光配向法に光マスクを適用するこ
とにより配向のパターン化が容易に達成できるので、光
学異方体内部の分子配向も精密に制御することが可能と
なる。
【0090】重合の方法としては、迅速な重合の進行が
望ましいので、紫外線又は電子線等のエネルギーを照射
することによって光重合させる方法が好ましい。この光
重合させる際の光源としては偏光光源を用いても良い
し、非偏光光源を用いても良い。また、液晶組成物を2
枚の基板間に挟持させた状態で光重合を行う場合には、
少なくとも照射面側の基板は適当な透明性が与えられて
いなければならない。また、照射時の温度は、本発明の
液晶組成物の液晶状態が保持される温度範囲内であるこ
とが好ましい。特に、光重合によって光学異方体を製造
しようとする場合には、意図しない熱重合の誘起を避け
る意味からもできるだけ室温に近い温度で、即ち20〜
30℃の温度で重合させることが好ましい。重合によっ
て得られた本発明の光学異方体は、初期の特性変化を軽
減し、安定的な特性発現を図ることを目的として熱処理
をしても良い。熱処理の温度としては50〜250℃の
温度範囲で、また熱処理時間としては30秒〜12時間
の範囲にあるのが好ましい。
【0091】このような方法によって製造される本発明
の光学異方体は、基板から剥離して用いても、剥離せず
に用いても良い。
【0092】
【実施例】以下、本発明の実施例を示し、本発明を更に
詳細に説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。 (実施例1) 液晶性アクリレート化合物の合成 日本化薬社製「R−167」
【0093】
【化47】
【0094】5.0gとトリエチルアミン3.0gをテ
トラヒドロフラン50ml中に溶解させ、撹拌しながら
液温を5℃にした。これに、テトラヒドロフラン40m
l中に溶解させた化合物(a)
【0095】
【化48】
【0096】10.8gを液温が15℃を超えないよう
に30分間かけて滴下し、その後室温で2時間撹拌し
た。さらに50℃で10時間撹拌をつづけてから、室温
に冷却した。冷却後、反応液に飽和食塩水1000ml
を加えた。この反応液の水層が弱酸性になるように希塩
酸水溶液を加えた後、酢酸エチル300mlを加えて抽
出を行った。有機層を水洗後、酢酸エチルを減圧留去し
て17.0gの粗精製物を得た。これを展開溶媒として
酢酸エチルとn−ヘキサンの混合溶媒(容量比で酢酸エ
チル:n−ヘキサン=1:3)としたシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製し、液晶性アクリレート
化合物(b)
【0097】
【化49】
【0098】を1.2g(Rf=0.42)、液晶性ア
クリレート化合物(c)
【0099】
【化50】
【0100】を1.9g(Rf=0.33)を得た。化
合物(b)と(c)は3倍量のエタノールにより再結晶
を行い、それぞれ0.9g(収率11.0%)と1.5
g(収率6.5%)の精製品として得た。
【0101】化合物(b)の相転移温度は、
【0102】
【化51】
【0103】(SXは詳細な相を断定できないスメクチ
ック相を表し、SAはスメクチックA相を表し、Nはネ
マチック相を表し、Iは等方性液体相を表す。)であ
り、化合物(c)の相転移温度は、
【0104】
【化52】
【0105】(SAはスメクチックA相を表し、Nはネ
マチック相を表し、Iは等方性液体相を表す。)であっ
た。 (実施例2) 液晶性アクリレート化合物の合成 日本化薬社製「R−167」3.2gとトリエチルアミ
ン4.2gをテトラヒドロフラン50ml中に溶解さ
せ、撹拌しながら液温を5℃にした。これに、テトラヒ
ドロフラン15ml中に溶解させた化合物(d)
【0106】
【化53】
【0107】5.0gを液温が15℃を超えないように
30分間かけて滴下し、その後室温で2時間撹拌した。
さらに20時間加熱環流をつづけてから、室温に冷却し
た。冷却後、反応液に飽和食塩水500mlを加えた。
この反応液の水層が弱酸性になるように希塩酸水溶液を
加えた後、酢酸エチル100mlを加えて抽出を行っ
た。有機層を水洗後、酢酸エチルを減圧留去して7.4
gの粗精製物を得た。これを展開溶媒として酢酸エチル
とn−ヘキサンの混合溶媒(容量比で酢酸エチル:n−
ヘキサン=1:3)としたシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、液晶性アクリレート化合物
(e)
【0108】
【化54】
【0109】を0.5g(Rf=0.47、収率6.3
%)、液晶性アクリレート化合物(f)
【0110】
【化55】
【0111】を1.7g(Rf=0.40、収率14.
9%)を得た。化合物(e)と化合物(f)は共に室温
で等方性液体であった。 (実施例3) 液晶組成物の調製 式(133)
【0112】
【化56】
【0113】の化合物50重量部及び式(136)
【0114】
【化57】
【0115】の化合物50重量部からなる液晶組成物
(A)を調製した。この液晶組成物(A)は本発明の化
合物を含有しないものであり、室温で液晶相を示し、ネ
マチック−等方性液体相の相転移温度は46℃であっ
た。液晶組成物(A)90重量部に実施例1で合成した
液晶性アクリレート化合物(b)10重量部からなる液
晶組成物(B)を調製した。得られた液晶組成物(B)
は18℃〜56℃の温度範囲でネマチック相を示した。 (実施例4) 液晶組成物の調製 実施例3で調製した液晶組成物(A)90重量部に実施
例1で合成した化合物(c)10重量部からなる液晶組
成物(C)を調製した。得られた液晶組成物(C)は1
9℃〜50℃の温度範囲でネマチック相を示した。 (実施例5) 液晶組成物の調製 実施例3で調製した液晶組成物(A)98重量部に実施
例2で合成した化合物(e)2重量部からなる液晶組成
物(D)を調製した。得られた液晶組成物(D)は15
℃〜42℃の温度範囲でネマチック相を示した。 (実施例6) 液晶組成物の調製 実施例3で調製した液晶組成物(A)98重量部に実施
例2で合成した化合物(f)2重量部からなる液晶組成
物(E)を調製した。得られた液晶組成物(E)は15
℃〜41℃の温度範囲でネマチック相を示した。 (実施例7) 光学異方体の作製 実施例3で調製した液晶組成物(B)99重量部に光重
合開始剤「IRG−651」(チバガイギー社製)1重
量部を溶解させた。次にこれをセルギャップ10ミクロ
ンの透明ガラス製TN(ツイステッドネマチック)セル
に注入したところ、良好なTN配向が得られていること
が偏光顕微鏡観察により確認できた。このセルに、25
℃において高圧水銀ランプを用いて500mJ/cm2
の紫外線を照射し、液晶組成物を光重合させた。セルを
偏光顕微鏡で観察したところ、TN配向が均一に固定化
された光学異方体が得られているのが確認できた。次に
セルのガラスを取り外すことにより、1枚のガラスの上
に担持された厚さ10ミクロンのTN配向構造を有する
光学異方体を得た。この光学異方体は150℃で100
時間加熱しても、TN配向構造が保持されることがわか
った。 (実施例8) 光学異方体の作製 実施例4で調製した液晶組成物(C)99重量部に光重
合開始剤「IRG−651」(チバガイギー社製)1重
量部を溶解させた。次にこれをセルギャップ10ミクロ
ンの透明ガラス製TN(ツイステッドネマチック)セル
に注入したところ、良好なTN配向が得られていること
が偏光顕微鏡観察により確認できた。このセルに、25
℃において高圧水銀ランプを用いて500mJ/cm2
の紫外線を照射し、液晶組成物を光重合させた。セルを
偏光顕微鏡で観察したところ、TN配向が均一に固定化
された光学異方体が得られているのが確認できた。次に
セルのガラスを取り外すことにより、1枚のガラスの上
に担持された厚さ10ミクロンのTN配向構造を有する
光学異方体を得た。この光学異方体は150℃で100
時間加熱しても、TN配向構造が保持されることがわか
った。 (実施例9) 光学異方体の作製 実施例5で調製した液晶組成物(D)99重量部に光重
合開始剤「IRG−651」(チバガイギー社製)1重
量部を溶解させた。次にこれをセルギャップ10ミクロ
ンの透明ガラス製TN(ツイステッドネマチック)セル
に注入したところ、良好なTN配向が得られていること
が偏光顕微鏡観察により確認できた。このセルに、25
℃において高圧水銀ランプを用いて500mJ/cm2
の紫外線を照射し、液晶組成物を光重合させた。セルを
偏光顕微鏡で観察したところ、TN配向が均一に固定化
された光学異方体が得られているのが確認できた。次に
セルのガラスを取り外すことにより、1枚のガラスの上
に担持された厚さ10ミクロンのTN配向構造を有する
光学異方体を得た。この光学異方体は150℃で100
時間加熱しても、TN配向構造が保持されることがわか
った。 (実施例10) 光学異方体の作製 実施例6で調製した液晶組成物(E)99重量部に光重
合開始剤「IRG−651」(チバガイギー社製)1重
量部を溶解させた。次にこれをセルギャップ10ミクロ
ンの透明ガラス製TN(ツイステッドネマチック)セル
に注入したところ、良好なTN配向が得られていること
が偏光顕微鏡観察により確認できた。このセルに、25
℃において高圧水銀ランプを用いて500mJ/cm2
の紫外線を照射し、液晶組成物を光重合させた。セルを
偏光顕微鏡で観察したところ、TN配向が均一に固定化
された光学異方体が得られているのが確認できた。次に
セルのガラスを取り外すことにより、1枚のガラスの上
に担持された厚さ10ミクロンのTN配向構造を有する
光学異方体を得た。この光学異方体は150℃で100
時間加熱しても、TN配向構造が保持されることがわか
った。 (実施例11) 光学異方体の作製 実施例1で合成した液晶性アクリレート化合物(C)9
9重量部に光重合開始剤「IRG−651」(チバガイ
ギー社製)1重量部を溶解させた。次にこれを80℃に
熱したセルギャップ10ミクロンの透明ガラス製アンチ
パラレル配向ルに注入した。25℃まで冷却後、セルを
偏光顕微鏡で観察したところ、スメクチックA相の均一
なホモジニアス(一軸)配向状態が得られていることが
確認できた。このセルに25℃において高圧水銀ランプ
を用いて500mJ/cm2の紫外線を照射し、液晶組
成物を光重合させた。セルを偏光顕微鏡で観察したとこ
ろ、ホモジニアス配向が均一に固定化された光学異方体
が得られているのが確認できた。 (実施例12) 光学異方体の作製 厚さ1mmで20mm角の透明ガラス基板に、ポリイミ
ド配向剤「AL−1254」(日本合成ゴム製)を20
00回転/分でスピンコートした後、150℃で1時間
乾燥させることにより、ガラス基板上にポリイミド薄膜
を形成した。このポリイミド薄膜をラビングマシーン
「RM−50」(EHC社製)でラビングすることによ
り、ポリイミド配向膜とした。このポリイミド配向膜付
きガラス基板に、実施例3で調製した液晶組成物(B)
99重量部に光重合開始剤「IRG−651」(チバガ
イギー社製)1重量部を添加し、これを1000回転/
分でスピンコートした。このスピンコートした基板に、
窒素気流下25℃において高圧水銀ランプを用いて50
0mJ/cm2の紫外線を照射し、液晶組成物を光重合
させた。この基板を偏光顕微鏡で観察したところ、均一
な一軸配向が固定化された光学異方体が得られているの
が確認できた。また、この基板を2枚の偏光板の間に挟
んでところ、基板の全面にわたって均一な干渉色が観察
され、均一な厚みをもった光学異方体が得られたことを
確認できた。また、この基板を150℃で加熱しても、
固定化された均一な配向状態はそのまま保持されてい
た。 (実施例13) 光学異方体の作製 実施例12における液晶組成物(B)を、実施例3で調
製した液晶組成物(C)に代えた以外は同様にして光学
異方体を作製した。得られた光学異方体を偏光顕微鏡で
観察したところ、均一な一軸配向が固定化された光学異
方体が得られているのが確認できた。また、これを2枚
の偏光板の間に挟んでところ、基板の全面にわたって均
一な干渉色が観察され、均一な厚みをもった光学異方体
が得られたことを確認できた。また、得られた光学異方
体を150℃で加熱しても、固定化された均一な配向状
態はそのまま保持されていた。 (比較例1)実施例12における液晶組成物(B)を、
実施例3で調製した本発明の化合物を含有しない液晶組
成物(A)に代えた以外は同様にして光学異方体を作製
した。得られた光学異方体を偏光顕微鏡で観察したとこ
ろ、均一な一軸配向が固定化された光学異方体が得られ
ているのが確認できた。しかしながら、これを2枚の偏
光板の間に挟んでところ、基板の全面にわたる均一な干
渉色が観察されず、光学異方体の膜厚が均一でないこと
が確認された。 (実施例14) 光学異方体の作製 厚さ2.0mmで20mm角のポリカーボネート基板を
用意し、ポリカーボネート基板の光軸方向と同一方向に
ラビングマシーン「RM−50」(EHC社製)を用い
てラビングした。このポリカーボネート基板に、実施例
3で調製した液晶組成物(B)99重量部に光重合開始
剤「IRG−651」(チバガイギー社製)1重量部を
添加し、これを1000回転/分でスピンコートした。
このスピンコートした基板に、窒素気流下25℃におい
て高圧水銀ランプを用いて500mJ/cm2の紫外線
を照射し、液晶組成物を光重合させた。この基板を偏光
顕微鏡で観察したところ、均一な一軸配向が固定化され
た光学異方体が得られているのが確認できた。また、こ
の基板を2枚の偏光板の間に挟んでところ、基板の全面
にわたって均一な干渉色が観察され、均一な厚みをもっ
た光学異方体が得られたことを確認できた。また、この
基板を100℃で加熱しても、固定化された均一な配向
状態はそのまま保持されていた。 (実施例15) 光学異方体の作製 実施例14における液晶組成物(B)を、実施例3で調
製した液晶組成物(C)に代えた以外は同様にして光学
異方体を作製した。得られた光学異方体を偏光顕微鏡で
観察したところ、均一な一軸配向が固定化された光学異
方体が得られているのが確認できた。また、これを2枚
の偏光板の間に挟んでところ、基板の全面にわたって均
一な干渉色が観察され、均一な厚みをもった光学異方体
が得られたことを確認できた。また、得られた光学異方
体を150℃で加熱しても、固定化された均一な配向状
態はそのまま保持されていた。 (比較例2)実施例14における液晶組成物(B)を、
実施例3で調製した本発明の化合物を含有しない液晶組
成物(A)に代えた以外は同様にして光学異方体を作製
した。得られた光学異方体を偏光顕微鏡で観察したとこ
ろ、均一な一軸配向が固定化された光学異方体が得られ
ているのが確認できた。しかしながら、これを2枚の偏
光板の間に挟んでところ、基板の全面にわたる均一な干
渉色が観察されず、光学異方体の膜厚が均一でないこと
が確認された。
【0116】
【発明の効果】本発明の液晶性(メタ)アクリレート化
合物と液晶組成物は、プラスチックやガラス基板への塗
布性に優れている。従って、塗布等の手段によって位相
差フィルム等の光学異方体を作製するのに有用な材料で
ある。また本発明の液晶性(メタ)アクリレート化合物
と液晶組成物を用いて作製した光学異方体は、配向の均
一性及び膜厚の均一性に優れており、位相差フィルム等
への応用に適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 69/86 C07C 69/86 69/94 69/94 C08F 20/30 C08F 20/30 C08L 33/14 C08L 33/14 C09K 19/38 C09K 19/38 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Rは2価の有機基を表し、X1及びX2は水素原
    子又はメチル基を表し、X3及びX4は水素原子又は少な
    くとも2つの6員環を含む液晶骨格を表す。但し、X3
    及びX4が共に水素原子を表すことはない。)で表され
    ることを特徴とする液晶性(メタ)アクリレート化合
    物。
  2. 【請求項2】 一般式(I)において、Rが炭素原子数
    2〜24の直鎖状もしくは分枝状炭化水素基、−OCr
    2rO−、−OCr2r-2O−、−OCr2r- 4O−、−
    O(CH2CH2O)p−、−O(CH2CH2CH2O)q
    −を表し、rは2から24、pは1から12、qは1か
    ら8で表されることを特徴とする請求項1記載の液晶性
    (メタ)アクリレート化合物。
  3. 【請求項3】 X3及びX4における少なくとも2つの6
    員環を含む液晶骨格が、一般式(II) 【化2】 (式中、Y1は単結合、−OC−、−OC−(CH2i
    −(O)j−、−OC−(CH2i−COO−、−(C
    2i−(O)j−、−(CH2i−COO−、−OC
    −(CH2i−CO−を表し、iは1〜12の整数を表
    し、jは0または1の整数を表し、nは0又は1の整数
    を表し、6員環A、B及びCはそれぞれ独立的に、 【化3】 を表し、mは1〜4の整数を表し、Y2及びY3はそれぞ
    れ独立的に、単結合、−CH2CH2−、−CH2O−、
    −OCH2−、−COO−、−OCO−、−C≡C−、
    −CH=CH−、−CF=CF−、−(CH24−、−
    CH2CH2CH2O−、−OCH2CH2CH2−、−CH
    =CH−CH2CH2−、−CH2CH2CH2O−を表
    し、Y4は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素原
    子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、アルケニル
    基、アルケニルオキシ基を表す。)で表されることを特
    徴とする請求項1又は2記載の液晶性(メタ)アクリレ
    ート化合物。
  4. 【請求項4】 一般式(I)において、X1及びX2は共
    に水素原子を表し、X3及びX4は水素原子又は一般式
    (II)においてY1は−OC−を表し、nは0または
    1の整数を表し、6員環Aは 【化4】 を表し、6員環Bは 【化5】 を表し、6員環Cは 【化6】 を表し、Y2及びY3は単結合を表し、Y4は炭素原子1
    〜20のアルキル基を表すが、X3及びX4が共に水素原
    子を表すことはないことを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の液晶性(メタ)アクリレート化合物。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の液晶性
    (メタ)アクリレート化合物を含有し、且つ液晶相を示
    すことを特徴とする液晶組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3又は4記載の液晶性
    (メタ)アクリレート化合物を2重量%以上、及び少な
    くとも2つの6員環を有する液晶骨格を部分構造として
    有する、環状アルコール、フェノール又は芳香族ヒドロ
    キシ化合物のアクリル酸又はメタクリル酸エステルであ
    る単官能アクリレート又は単官能メタクリレートを含有
    し、且つ液晶相を示すことを特徴とする液晶組成物。
  7. 【請求項7】 単官能アクリレート又は単官能メタクリ
    レートが一般式(III) 【化7】 (式中、X5は水素原子又はメチル基を表し、rは0ま
    たは1の整数を表し、6員環D、E及びFはそれぞれ独
    立的に、 【化8】 を表し、mは1〜4の整数を表し、Y5及びY6はそれぞ
    れ独立的に、単結合、−CH2CH2−、−CH2O−、
    −OCH2−、−COO−、−OCO−、−C≡C−、
    −CH=CH−、−CF=CF−、−(CH24−、−
    CH2CH2CH2O−、−OCH2CH2CH2−、−CH
    =CH−CH2CH2−、−CH2CH2CH2O−を表
    し、Y7は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素原
    子1〜20のアルキル基、アルコキシ基、アルケニル
    基、アルケニルオキシ基を表す。)で表されることを特
    徴とする請求項6記載の液晶組成物。
  8. 【請求項8】 液晶相が少なくとも20℃〜30℃の温
    度範囲で発現することを特徴とする請求項5、6又は7
    記載の液晶組成物。
  9. 【請求項9】 請求項5、6、7又は8記載の液晶組成
    物の重合体からなることを特徴とする光学異方体。
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