JPH11212277A - 光導電性組成物及びその製造方法、並びに光導電性塗膜の製造方法 - Google Patents

光導電性組成物及びその製造方法、並びに光導電性塗膜の製造方法

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JPH11212277A
JPH11212277A JP1133998A JP1133998A JPH11212277A JP H11212277 A JPH11212277 A JP H11212277A JP 1133998 A JP1133998 A JP 1133998A JP 1133998 A JP1133998 A JP 1133998A JP H11212277 A JPH11212277 A JP H11212277A
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JP
Japan
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photoconductive composition
photoconductive
dispersion
resin
solvent
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JP1133998A
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English (en)
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Wataru Suenaga
渉 末永
Koichi Saito
弘一 斉藤
Hiromichi Arakawa
博道 荒川
Kazuhiro Kaneko
和広 金子
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微粒子化の分散方法、再分散、及び輸送上の
安全性等の問題点を解決した光導電性組成物、及び、そ
の製造方法を提供する。 【解決手段】少なくとも、合成反応により得た有機顔料
又は染料と、溶剤と、分散剤又は結着剤、とを分散させ
て得た光導電性組成物分散液を凍結真空乾燥法により乾
燥して、合成反応により得た有機顔料又は染料と、分散
剤又は結着剤、とから成る光導電性組成物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微粒子状顔料又は
染料と、分散剤又は結着剤、とを含有する光導電性組成
物並びにその製造方法に関し、詳しくは電子写真感光体
用の光導電性組成物並びにその塗膜の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体は、導電性支持体に電荷
発生層と電荷輸送層の少なくとも2層構成からなる感光
層を有する積層型電子写真感光体や、導電性支持体上の
同一の感光層中に電荷発生物質と電荷輸送物質を含有す
る単層型電子写真感光体がある。
【0003】積層型電子写真感光体の電荷発生層は、電
荷発生物質としての顔料等と、樹脂、とを、必要に応じ
て分散剤とともに有機溶剤中で混合、分散させて、光導
電性組成物分散液とし、導電性支持体をこの分散液中に
浸漬させて光導電性塗膜として作成し、また、単層型電
子写真感光体の感光層は、電荷発生物質としての顔料等
と、電荷輸送物質と、樹脂、とを、必要に応じて分散剤
とともに有機溶剤中で混合、分散させて、光導電性組成
物分散液とし、導電性支持体をこの分散液中に浸漬させ
て光導電性塗膜として作成する。
【0004】このような電子写真感光体は、その感度が
感光層中に含有される電荷発生物質の分散状態及び粒子
サイズによって影響され、同一の電荷発生物質の場合に
は、粒子サイズに関しては一般に約5μm以下、好まし
くは1μm以下、さらに好ましくは0.2μm以下の粒
子サイズとしたときに特性上望ましい。
【0005】このため、特開昭60−189757号公
報では、合成反応より得た有機顔料又は染料の水または
溶剤を含むペースト状混合物又は分散液を、分散状態又
は溶液状態を凍結真空乾燥法により固定して乾燥し、そ
の後に樹脂溶液を混合してアトライター等により分散す
る方法を提案している。
【0006】この発明の目的は、合成反応によって得た
顔料又は染料を精製した後、加熱乾燥する際に発生する
粗大粒子の生成を十分少なくすることである。
【0007】しかし、この様な従来方法による凍結真空
乾燥した粒子でも、バインダー及び溶剤と共にサンドミ
ル、ボールミルやアトライターを用いて約1μm以下の
微粒子状の分散体となるように再度分散を行う必要があ
った。
【0008】これは、凍結真空乾燥して分散された粒子
でもバインダーや樹脂を混合すると、いわゆるソルベン
トショックを引き起こし、再度塗料が凝集するためであ
る。従って、凍結真空乾燥を行っても、当初期待された
効果が十分得られない問題を残していた。
【0009】また、最終的な塗料分散を行った後、長期
にわたってこの塗料を在庫する様な場合、或いは、塗料
状態で輸送を行う様な場合等では、塗料中の顔料等はフ
ァンデルワールス力により再凝集するため、再度塗料を
分散する必要があり、工程上の問題があった。
【0010】更に、この種の塗料は不揮発分が低く、そ
の大半が付加価値の低い有機溶剤であるため、実際には
有機溶剤を輸送しているのも同然であり、結果的に輸送
コストがかかることになる。
【0011】また、大量の有機溶剤を含む塗料であるこ
とから必然的に危険物を含んだ塗料となるため、安全性
に問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記微粒子
化の分散方法、再分散、及び輸送上の安全性等の問題点
を解決した光導電性組成物、及び、その製造方法を提供
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記実状
を鑑みて鋭意検討したところ、少なくとも、合成反応に
より得た有機顔料又は染料と、溶剤と、分散剤又は結着
剤、とを分散させて得た光導電性組成物分散液を凍結真
空乾燥法により乾燥して光導電性組成物を得、その後
に、該光導電性組成物を溶解或いは分散させることによ
り、分散性に優れた光導電性組成物分散液が得られるこ
とを見出した。
【0014】特に、上記製造方法により製造された光導
電性組成物分散液を成膜化する製造方法が、電子写真感
光体の製造に好適であり、良好な電子写真感光体特性を
有することも見い出した。
【0015】さらに、この光導電性組成物は固体或いは
粉体状態で保存又は輸送することができるため、安全性
及び長期保存安定性にも優れることを見い出した。
【0016】即ち本発明は、少なくとも、合成反応によ
り得た有機顔料又は染料と、分散剤又は結着剤、とから
成る光導電性組成物であって、凍結真空乾燥法により処
理されたことを特徴とする光導電性組成物を提供する。
【0017】上記光導電性組成物の製造方法としては、
少なくとも、合成反応により得た有機顔料又は染料と、
溶剤と、分散剤又は結着剤、とを分散させて得た光導電
性組成物分散液を凍結真空乾燥法により乾燥して光導電
性組成物を得ることを特徴とする光導電性組成物の製造
方法を提供する。
【0018】上記光導電性組成物の製造方法に使用され
る溶剤は、特に塩素系溶剤であることが好ましい。
【0019】さらに、少なくとも、合成反応により得た
有機顔料又は染料と、溶剤と、分散剤又は結着剤、とを
分散させて得た光導電性組成物分散液を凍結真空乾燥法
により乾燥して光導電性組成物を得、その後に、該光導
電性組成物を溶解或いは分散させて、成膜化することを
特徴とする光導電性塗膜の製造方法を提供する。
【0020】上記光導電性塗膜の製造方法に使用される
溶剤は、特に塩素系溶剤であることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明を、電子写真感光体用
の光導電性組成物を例として、詳細に説明する。
【0022】本発明に適する合成反応により得た有機顔
料又は染料としては、例えば、フタロシアニン系顔料、
アゾ系顔料、キノン系顔料、ペリレン系顔料、インジゴ
系顔料、チオインジゴ系顔料、ビスベンゾイミダゾール
系顔料、キナクリドン系顔料、キノリン系顔料、レーキ
顔料、アゾレーキ顔料、アントラキノン系顔料、オキサ
ジン系顔料、ジオキサジン系顔料、トリフェニルメタン
系顔料、アズレニウム染料、スクウェアリウム染料、ピ
リリウム系染料、トリアリルメタン染料、キサンテン染
料、チアジン染料、シアニン系染料等の種々の有機顔料
や染料を挙げることができる。
【0023】合成反応により得た有機顔料又は染料はこ
こに挙げたものに限定されるものではなく、その使用に
際しては単独、或いは2種類以上混合して用いることが
できる。
【0024】なお、上記の有機顔料又は染料以外の、ア
モルファスシリコン、アモルファスセレン、テルル、セ
レン−テルル合金、硫化カドミウム、硫化アンチモン、
酸化亜鉛、硫化亜鉛等の無機材料も使用することができ
る。
【0025】本発明に適する溶剤は、水、又は、メタノ
ール、エタノール、IPA等のアルコール系溶剤、アセ
トン、MEK、MIBK、シクロヘキサノン等のケトン
系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼ
ン等の芳香族系溶剤、1,1,2−トリクロロエタン、
ジクロロメタン、塩化メチル等のハロゲン化炭化水素、
1,4ジオキサン、THF、DMCA等の各種溶剤を挙
げることができる。
【0026】これら溶剤はここに挙げたものに限定され
るものではなく、その使用に際しては単独、或いは2種
類以上混合して用いることができる。
【0027】特に、比重の大きい有機顔料又は染料は比
較的沈降しやすいので、ハロゲン化炭化水素等の比重の
大きい溶剤が好ましく、中でも特に塩素系溶剤が好まし
い。
【0028】本発明に適する結着剤としては、ポリビニ
ルブチラール樹脂、塩化ビニル樹脂、ホルマール樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリサルホン樹脂、スチレン系樹
脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニ
ルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、エーテ
ル系樹脂等の熱可塑性樹脂、或いは、シリコン樹脂、シ
リコン−アルキット樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、フェ
ノール樹脂等の熱硬化性樹脂を挙げることができ、これ
らの樹脂は疎水性でも親水性でも良い。
【0029】これら結着剤はここに挙げたものに限定さ
れるものではなく、その使用に際しては単独、或いは2
種類以上混合して用いることができる。
【0030】本発明に適する分散剤としては、チタン、
シリコン、アルミニウム、ジルコニウム等を含有するカ
ップリング剤、HLB値が6以上で好ましくは8以下の
アニオン系、カチオン系、両性又は非イオン系界面活性
剤、大豆レシチン、ソルスパーズ、等の各種分散剤を挙
げることができる。
【0031】これら分散剤はここに挙げたものに限定さ
れるものではなく、その使用に際しては単独、或いは2
種類以上混合して用いることができる。
【0032】上記のような、合成反応により得た有機顔
料又は染料と、溶剤と、分散剤又は結着剤、とを所望の
割合で混合して、分散手段により分散させた光導電性組
成物分散液を得ることができるが、凍結乾燥を行う場合
の光導電性組成物分散液中の固形分濃度の範囲は、0.
5%〜80%が好ましく、特に、1〜50%が好まし
い。
【0033】上記光導電性組成物分散液を得るに際し
て、必要に応じて後述するような種々の添加剤を併用し
ても良い。
【0034】分散手段としては、例えば、二本ロール、
三本ロール、ボールミル、サンドミル、ペブルミル、ト
ロンミル、サンドグラインダー、セグバリアトライタ
ー、高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高速度
衝撃ミル、ニーダー、ホモジナイザー、超音波分散機等
により、混練、分散することができる。
【0035】こうして得られた光導電性組成物分散液を
凍結真空乾燥に移行させることができる。
【0036】凍結真空乾燥は、例えば、有機顔料、水、
及び樹脂を含む光導電性組成物分散液の場合は、大気圧
で0℃以下に予備凍結し、理論上は0℃における水の蒸
気圧4.5mmHg (=600Pa)を越えないよう真空
度をコントロールすれば良い。乾燥速度、コントロール
のやり易さを加味すれば1mmHg (=133.32P
a)以下にして、その蒸気圧で凍結する温度まで、温度
を上げることが好ましい。
【0037】また、有機溶剤を使用する場合の具体的な
一例を挙げれば、1,1,2−トリクロロエタンを用い
た光導電性組成物分散液の場合、大気圧で−37℃以下
にすれば凍結するので、液体窒素等を用いることにより
簡単に予備凍結することができる。1,1,2−トリク
ロロエタンの室温における蒸気圧は15mmHg (=20
00Pa)程度なので、1mmHg 以下にすれば、水の場
合と同様に乾燥することができる。
【0038】こうした凍結真空乾燥法による処理は、光
導電性組成物分散液の分散維持だけでなく、上記に述べ
た分散手段と同様な効果を示すので分散による微粒子化
に特に好ましい。
【0039】以下にその理由を述べる。有機顔料等の表
面の自由エネルギーをGとすれば、分散の前後でのこの
自由エネルギーの変化ΔGは、分散が進むと顔料の表面
積が増えるのでΔG>0となる。Gは熱力学的に以下の
式(1)で示され、その変化分ΔGは式(2)で示され
る。
【0040】
【数1】 G=H−TS (1)
【0041】
【数2】 ΔG=ΔH−S・ΔT−T・ΔS (2)
【0042】ここで、Hはエンタルピー、Sはエントロ
ピー、Tは温度をあらわす。
【0043】一般的には、分散工程は温度が一定の条件
で行われるので、式(2)においてΔT=0となる。Δ
Hは溶剤組成の変化を示し、−T・ΔSは分散機による
効果を示す。従って、分散機で粉砕、圧力、及び穿断力
等によりエントロピーを減少させてΔG>0としてい
る。
【0044】ここで、ΔS=0、即ち、分散機で分散さ
せないで、温度を急激に下げることによってもΔG>0
とすることができる。即ち、分散が進むことが判る。分
散機で分散させた後、凍結することは分散が大幅に進む
ので更に好ましい。
【0045】本発明によれば、少なくとも、合成反応に
より得た有機顔料又は染料と、結着剤又は分散剤、とか
ら成る光導電性組成物は極めて嵩高で脆く、従ってΔH
>0とする溶剤で簡単な分散処理、例えば、撹拌機等に
よる溶解のみでも、容易に1μm以下の微粒子溶液の光
導電性組成物分散液になる。
【0046】したがって、本発明の、少なくとも、合成
反応により得た有機顔料又は染料と、結着剤又は分散
剤、とから成る光導電性組成物は固体又は粉体状態であ
るため、有機溶剤のような危険物を含まない状態で保存
若しくは輸送することができ、原料の安全性及び長期保
存安定性の問題をも解消することができる。
【0047】さらに、本発明の光導電性組成物を原料と
すれば、使用する際に、溶剤を用いて簡単な分散処理を
するだけで、微粒子溶液の光導電性組成物分散液が得ら
れる。
【0048】これを電子写真感光体用の光導電性組成物
に用いたときには、後述の実施例からも明らかなよう
に、電子写真感光体特性の向上が図れる。
【0049】次に、得られた光導電性組成物分散液の成
膜化について、電子写真感光体の作成を例に説明する。
【0050】電子写真感光体に使用される導電性支持体
としては、支持体自体が導電性をもつもの、例えばアル
ミニウム、アルミニウム合金、陽極酸化処理されたアル
ミニウム、陽極酸化処理されたアルミニウム合金、銅、
亜鉛、ステンレス、バナジウム、モリブデン、クロム、
チタン、ニッケル、インジウム、金や白金などを用いる
ことができ、その他にアルミニウム、アルミニウム合
金、酸化インジウム、酸化錫、酸化インジウム-酸化錫
合金などを真空蒸着法によって被膜形成された層を有す
るプラスチック(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ア
クリル樹脂、ポリフッ化エチレン等)、導電性粒子(例
えば、カーボンブラック、銀粒子等)を適当な結着剤と
ともにプラスチックや紙に含浸させた支持体、導電性ポ
リマーを有するプラスチックなどを用いることができ
る。
【0051】導電性支持体と感光層との接着性を向上さ
せたり、導電性支持体から感光層への自由電荷の注入を
阻止するため、導電性支持体と感光層の間に、必要に応
じて接着層或いはバリアー層としての下引き層を設ける
こともできる。この下引き層に用いられる材料として
は、結着剤に用いられる高分子化合物の他、カゼイン、
ゼラチン、ポリビニルアルコール、エチルセルロース、
フェノール樹脂、ポリアミド、ポリイミド、カルボキシ
−メチルセルロース、塩化ビニリデン系ポリマーラテッ
クス、ポリウレタン、酸化アルミニウム、酸化錫、酸化
チタン等が挙げられる。
【0052】接着層或いはバリアー層としての機能を付
与する物質はここに挙げたものに限定されるものではな
く、その使用に際しては単独、或いは2種類以上混合し
て用いることができる。
【0053】接着層或いはバリアー層を設ける場合の膜
厚は、0.005μm以上12μm以下が良く,好まし
くは0.01μm以上2μm以下である。
【0054】積層型電子写真感光体の場合は、電荷発生
層は前述の光導電性組成物分散液を導電性支持体上に直
接ないしは下引き層上に塗工する事によって光導電性塗
膜として形成できる。また、後述の電荷輸送層の上に塗
工することによっても形成できる。電荷発生層の膜厚
は、5μm以下、好ましくは0.01〜1μmの膜厚と
することが好ましい。
【0055】電荷輸送層は、電荷キャリアを輸送できる
限界があるので、必要以上に膜厚を厚くすることができ
ない。一般的には、5〜30μmであるが、好ましい範
囲は8〜20μmである。塗工によって電荷輸送層を形
成する際には、前述したような適当なコーティング方法
を用いることができる。
【0056】単層型電子写真感光体の場合は、まず、電
荷発生物質と、後述される電荷輸送物質と、樹脂と、必
要に応じてその他添加剤、とを溶剤中に混合、溶解、或
いは分散させて光導電性組成物分散液を得た後、この光
導電性組成物分散液を凍結真空乾燥処理を行い、光導電
性組成物を得る。次に、得られた光導電性組成物を溶剤
とともに撹拌機等により溶解、分散させて光導電性組成
物分散液を得る。こうして得られた光導電性組成物分散
液を導電性支持体上に直接ないしは下引き層上に塗工す
る事によって、光導電性塗膜としての感光層を形成でき
る。
【0057】このときの感光層の膜厚は、5〜80μ
m、好ましくは10〜60μmの膜厚とすることが好ま
しい。
【0058】積層型電子写真感光体を塗布によって形成
する場合、後述の電荷輸送物質を結着剤に混合したもの
を溶剤に溶解した塗料を用いるが、結着剤を溶解する溶
剤は、結着剤の種類によって異なるが、下層を溶解しな
いものの中から選択することが好ましい。
【0059】また、接着層或いはバリアー層を塗工によ
って形成する場合についても、上記の結着剤を溶剤に溶
解した塗料を用いるが、結着剤を溶解する溶剤は、結着
剤の種類によって異なるが、下層を溶解しないものの中
から選択することが好ましい。
【0060】具体的な溶剤としては、例えば、メタノー
ル、エタノール、n−プロパノール,ベンジルアルコー
ル等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、
シクロヘキサノン,イソホロン,アセチルアセトン等の
ケトン類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド等のアミド類;テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、メチルセロソルブ,ジグライム等のエ
ーテル類;酢酸メチル、酢酸エチル,炭酸ジエチル等の
エステル類;ジメチルスルホキシド、スルホラン等のス
ルホキシド及びスルホン類;塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、1,1,2−トリクロロエタン等の脂
肪族ハロゲン化炭化水素;ベンゼン、トルエン、o−キ
シレン、p−キシレン、m−キシレン、モノクロロベン
ゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族類等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0061】これらの溶剤は、単独又は2種類以上混合
して用いられる。
【0062】結着剤としては、疎水性で、電気絶縁性の
フィルム形成可能な高分子重合体を用いるのが好まし
い。このような高分子重合体としては、例えば、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、
アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン−
アクリロニトリル重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体、シリコン樹脂、シリコン−アルキッド樹脂、フェノ
ール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹
脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂、ポリビニルフォルマール樹脂、ポリスル
ホン樹脂等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。これらの結着剤は、単独又は2種類以上混合し
て用いられる。
【0063】電荷輸送物質としては、正孔輸送物質及び
/又は電子輸送物質を用いることができる。
【0064】正孔輸送物質としては、低分子化合物で
は、例えば、ピレン系、カルバゾール系、ヒドラゾン
系、オキサゾール系、オキサジアゾール系、ピラゾリン
系、アリールアミン系、アリールメタン系、ベンジジン
系、チアゾール系、スチルベン系、ブタジエン系等の化
合物が挙げられる。また、高分子化合物としては、例え
ば、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化ポリ−
N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニ
ルアンスラセン、ポリビニルアクリジン、ピレン−ホル
ムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾール−ホルムアルデ
ヒド樹脂、エチルカルバゾール−ホルムアルデヒド樹
脂、トリフェニルメタンポリマー、ポリシラン等が挙げ
られる。
【0065】電子輸送物質としては、例えば、ベンゾキ
ノン系、テトラシアノエチレン系、テトラシアノキノジ
メタン系、フルオレノン系、キサントン系、フェナント
ラキノン系、無水フタール酸系、ジフェノキノン系等の
有機化合物や、アモルファスシリコン、アモルファスセ
レン、テルル、セレンーテルル合金、硫化カドミウム、
硫化アンチモン、酸化亜鉛、硫化亜鉛等の無機材料が挙
げられる。
【0066】電荷輸送物質は、ここに挙げたものに限定
されるものではなく、その使用に際しては単独、あるい
は2種類以上混合して用いることができる。
【0067】また、前記の結着剤とともに可塑剤、増感
剤、表面改質剤等の添加剤を使用することもできる。
【0068】可塑剤としては、例えば、ビフェニル、塩
化ビフェニル、o−ターフェニル、ジブチルフタレー
ト、ジエチレングリコールフタレート、ジオクチルフタ
レート、トリフェニル燐酸、メチルナフタレン、ベンゾ
フェノン、塩素化パラフィン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、各種フルオロ炭化水素等が挙げられる。
【0069】増感剤としては、例えば、クロラニル、テ
トラシアノエチレン、メチルバイオレット、ローダミン
B、シアニン染料、メロシアニン染料、ピリリウム染
料、チアピリリウム染料等が挙げられる。
【0070】表面改質剤としては、例えば、シリコンオ
イル、フッ素樹脂等が挙げられる。
【0071】光導電性組成物分散液を導電性支持体上に
塗工する塗工方法は、浸漬コーティング法、スプレーコ
ーティング法、スピンコーティング法、ビードコーティ
ング法、マイヤーバーコーティング法、ローラーコーテ
ィング法、カーテンコーティング法等の公知、慣用のコ
ーティング法を用いて行うことができる。
【0072】光導電性塗膜の乾燥は、塗工後に室温にお
ける指触乾燥後、加熱乾燥する方法が望ましい。加熱手
段は公知慣用の手段を用いることができ、加熱乾燥は、
30℃〜200℃の温度で5分〜2時間の範囲の時間で
行うことができる。
【0073】この様に作成された電子写真感光体は電子
写真複写機に利用するのみならず、レーザープリンター
やCRTプリンター等の電子写真応用分野にも広く用い
ることができる。
【0074】本発明による光導電性組成物及びその製造
方法、並びに、光導電性塗膜及びその製造方法は、前述
の電子写真感光体に限らず太陽電池や光センサー等に用
いることができる。
【0075】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例の範囲に限定される
ものではない。
【0076】(実施例1)ブチラール樹脂「BH−3」
(積水化学(株)製)2重量部を、1,1,2−トリク
ロロエタン98重量部に溶解して、ブチラール樹脂溶液
(A)を作成した。
【0077】次に、ブチラール樹脂溶液(A)825
g、オキシチタニウムフタロシアニン及び(2R,3
R)−2,3ブタンジオラートチタニウムフタロシアニ
ンの混晶物16.5g、1,1,2−トリクロロエタン
120g、及び、ガラスビーズ1300gを2リットル
金属ビーカーに仕込み、卓上サンドミルで3時間練肉し
た。その後、ビーズ濾過して光導電性組成物分散液
(B)950gを得た。
【0078】この光導電性組成物分散液(B)を、底面
の寸法250mmL×150mmWの平型トレイに20
0g移し、液体窒素中にトレイを浸積し予備凍結乾燥し
た後、凍結真空乾燥を行った。
【0079】凍結真空乾燥機は日本真空(株)製の「D
FM−05AS」を用いた。予備凍結した光導電性分散
液を、あらかじめ約−40℃に冷却した棚にのせて、真
空度7〜10Paで8時間の凍結真空乾燥後、嵩高のス
ポンジ状乾燥物として光導電性組成物(C)6.9gを
得た。
【0080】次に、上記光導電性組成物(C)のうち
3.3gを、1ヶ月後に、イソプロピルアルコール(I
PA)98.4g及びシクロヘキサノン98.4gの混
合溶液に加え、ホモディスパーで10分間撹拌、溶解し
電荷発生層用の光導電性組成物分散液(D)を作成し
た。
【0081】この光導電性組成物分散液(D)の粒度分
布測定をMicrotrac粒度分析計(リーズアンド
ノーストラップ社製)を使用して、測定条件Part.
Density=1.57gm/cc、Fluid R
efractive Index=1.41にて、粒径
に対する頻度を測定した。測定結果を表1及び図1に示
す。
【0082】次いで、アルミ蒸着ペットフィルム上にポ
リアミド樹脂溶液(ポリアミド樹脂「CM8000」
(東レ(株)製)7重量部、メタノール40重量部、ト
ルエン20重量部、ノルマルブタノール33重量部の混
合溶液)をワイヤバーで、乾燥後の膜厚が1.0μmと
なるように塗布、乾燥して、ポリアミド樹脂層の下引き
層を作成した。
【0083】この下引き層上に、先に撹拌、溶解した光
導電性組成物分散液(D)を乾燥後の膜厚が0.5μm
となるようにワイヤバーで塗布、乾燥して、光導電性塗
膜の電荷発生層を形成した。
【0084】次いで、下記構造式
【0085】
【化1】
【0086】で表される化合物12.6重量部、ポリカ
ーボネート樹脂「ユーピロンZ−200」(三菱ガス化
学(株)製)14,0重量部をジクロロメタン58.7
重量部、モノクロロベンゼン14.7重量部の混合溶剤
に溶解し、これを電荷発生層の上に乾燥後の膜厚が17
μmとなるようにアプリケーターで塗布、乾燥して電荷
輸送層を形成した。
【0087】この様にして作成した電子写真感光体を川
口電機(株)製静電複写紙、試験装置EPA−8100
を用いて、スタチック方式で−6kVでコロナ放電し、
暗所で10秒間保持した後、780nmの波長の光を用
い光量1μW/cm2 で露光し、電子写真感光体特性を
調べた。
【0088】電子写真感光体特性としては、無露光表面
電位V0 (V)と、10秒間暗減衰させたときの電位V
10とV0 との比であるDDR(%)、表面電位V0 を1
/2の電位とするときに必要な光エネルギーE1/2 (m
J/m2 )、及び、残留表面電位Vr (V)を測定し
た。更に、繰り返し使用したとき特性を調べるために、
100回繰り返し後のV0 、DDR、E1/2 、及び、V
r を測定した。その結果を表2に示す。
【0089】(実施例2)実施例1において得られた凍
結真空乾燥後のスポンジ状乾燥物である光導電性組成物
(C)のうち3.3gを、1ヶ月後に、ジクロロメタン
78.7g及び1,1,2−トリクロロエタン118.
1gの混合溶液に加え、ホモディスパーで10分間撹
拌、溶解して電荷発生層用の光導電性組成物分散液
(E)を作成した。次に、実施例1において電荷発生層
用の光導電性組成物分散液(D)に代えて、光導電性組
成物分散液(E)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て電子写真感光体を作成した。このときの光導電性組成
物分散液(E)の粒径の頻度の測定結果を表1に、電子
写真感光体特性の測定結果を表2に示す。
【0090】(比較例1)ブチラール樹脂(「BH−
3」積水化学(株)製)2重量部を、IPA49重量
部、シクロヘキサノン49重量部に溶解したブチラール
樹脂溶液(F)を1000g作成した。
【0091】次に、ブチラール樹脂溶液(F)412.
5g、オキシチタニウムフタロシアニン及び(2R,3
R)−2,3ブタンジオラートチタニウムフタロシアニ
ンの混晶物16.5g、IPA60g、シクロヘキサノ
ン60g、及び、ガラスビーズ1200gを2リットル
金属ビーカーに仕込み、卓上サンドミルで3時間連肉し
た。
【0092】さらに、ブチラール樹脂溶液(F)41
2.5g、IPA520g、シクロヘキサノン520g
を加えて、卓上サンドミルで1時間連肉した後、ビーズ
濾過し、ホモディスパーで10分間撹拌して電荷発生層
用の光導電性組成物分散液(G)を作成した。
【0093】次に、実施例1において電荷発生層用の光
導電性組成物分散液(D)に代えて、光導電性組成物分
散液(G)を用いた以外は、実施例1と同様にして電子
写真感光体を作成した。このときの光導電性組成物分散
液(G)の粒径の頻度の測定結果を表1及び図1に、電
子写真感光体特性の測定結果を表2に示す。
【0094】(比較例2)ブチラール樹脂(「BH−
3」積水化学(株)製)2重量部を、ジクロロメタン3
9.2重量部、1,1,2−トリクロロエタン58.8
重量部に溶解したブチラール樹脂溶液(H)を1000
g作成した。
【0095】次に、ブチラール樹脂溶液(H)412.
5g、オキシチタニウムフタロシアニン及び(2R,3
R)−2,3ブタンジオラートチタニウムフタロシアニ
ンの混晶物16.5g、ジクロロメタン48g、1,
1,2−トリクロロエタン72g、及び、ガラスビーズ
1200gを2リットル金属ビーカーに仕込み、卓上サ
ンドミルで3時間連肉した。
【0096】さらに、ブチラール樹脂溶液(H)41
2.5g、ジクロロメタン416g、1,1,2−トリ
クロロエタン624gを加えて、卓上サンドミルで1時
間連肉した後、ビーズ濾過し、ホモディスパーで10分
間撹拌して電荷発生層用の光導電性組成物分散液(I)
を作成した。
【0097】次に、実施例1において電荷発生層用の光
導電性組成物分散液(D)に代えて、光導電性組成物分
散液(I)を用いた以外は、実施例1と同様にして電子
写真感光体を作成した。このときの光導電性組成物分散
液(I)の粒径の頻度の測定結果を表1に、電子写真感
光体特性の測定結果を表2に示す。
【0098】
【表1】
【0099】
【表2】
【0100】表1及び図1に見られるように、本発明に
よる光導電性組成物は長期保存後に使用しても、単に溶
剤と混合して簡便な撹拌を短時間行うだけで、優れた分
散性を示す光導電性組成物分散液が得られることがわか
る。
【0101】また、表2に見られるように、本発明の製
造方法による電子写真感光体は、感度並びに繰り返し特
性におけるV0 、DDR、Vr の安定性において極めて
優れていることがわかる。
【0102】
【発明の効果】本発明による光導電性組成物は、微粒子
化が図られ、分散性に優れるものであり、長期保存安定
性があり、使用時に単に任意の溶剤と混合して簡便な撹
拌等を短時間行うだけで、優れた分散性を有する光導電
性組成物分散液が得られる。
【0103】この光導電性組成物は固体或いは粉体とし
て長期保存が可能であるため、有機溶剤等の危険物を含
有する光導電性組成物分散液として輸送する必要がな
く、原料としての安全性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1及び比較例1に使用した電荷発生層
用の光導電性組成物分散液中の顔料の粒度分布を示すグ
ラフである。
フロントページの続き (72)発明者 金子 和広 埼玉県蓮田市西城3−10 エルディム城 102

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、合成反応により得た有機顔
    料又は染料と、分散剤又は結着剤、とから成る光導電性
    組成物であって、凍結真空乾燥法により処理されたこと
    を特徴とする光導電性組成物。
  2. 【請求項2】 少なくとも、合成反応により得た有機顔
    料又は染料と、溶剤と、分散剤又は結着剤、とを分散さ
    せて得た光導電性組成物分散液を凍結真空乾燥法により
    乾燥して光導電性組成物を得ることを特徴とする光導電
    性組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】 溶剤が塩素系溶剤であることを特徴とす
    る請求項2記載の光導電性組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも、合成反応により得た有機顔
    料又は染料と、溶剤と、分散剤又は結着剤、とを分散さ
    せて得た光導電性組成物分散液を凍結真空乾燥法により
    乾燥して光導電性組成物を得、その後に、該光導電性組
    成物を溶解或いは分散させて、成膜化することを特徴と
    する光導電性塗膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 溶剤が塩素系溶剤であることを特徴とす
    る請求項4記載の光導電性塗膜の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8067702B2 (en) 2005-06-03 2011-11-29 Gunze Limited Electromagnetic wave shielding material and production process of the same

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