JPH11212146A - 照明シーン記憶装置 - Google Patents

照明シーン記憶装置

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JPH11212146A
JPH11212146A JP10010339A JP1033998A JPH11212146A JP H11212146 A JPH11212146 A JP H11212146A JP 10010339 A JP10010339 A JP 10010339A JP 1033998 A JP1033998 A JP 1033998A JP H11212146 A JPH11212146 A JP H11212146A
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JP
Japan
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illumination light
illumination
scene
camera
lighting
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Withdrawn
Application number
JP10010339A
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English (en)
Inventor
Eiichi Fukui
栄一 福井
Satoshi Furukawa
聡 古川
Kenichi Hagio
健一 萩尾
Minoru Yoshida
稔 吉田
Juichi Kawashima
寿一 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明シーン記憶に手間がかからず、照明シー
ンの再度の設定にもオペレ−タ−の時間を拘束しないよ
うにする。 【解決手段】 照明シーン記憶装置10は、照明光の
径、色、図柄などの照明光データ14cが赤外線領域で
のみ認識可能なインクで記録されたバーコード40を撮
像するための赤外線カメラ30を用い、照明器具本体2
0をパン方向およびチルト方向に回動する照明器具駆動
手段21を制御し、カメラで撮像したバーコードを読み
取る入力画像処理手段12と、この入力画像処理手段で
読み取ったバーコードの位置を照明器具本体の照射位置
データ14bに変換する位置検出演算手段13と、照射
位置データと照明光データとを記憶する照明シーン記憶
手段14と、照明光データを基にして照明器具本体を発
光制御する照明光制御手段15と、主制御部16とを有
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宴会場やホ−ル、
舞台等の劇場における演出照明設備であって、出演者の
立ち位置やテ−ブル位置などの照射目標位置と照明パタ
−ン径、色、図柄等を予め記憶しておき、照明演出の際
に再生するための照明シーン記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10を用いて従来の照明シーン記憶装
置を説明する。図10は従来の照明シーン記憶装置を示
す説明図である。
【0003】照明シーン記憶装置10は、各種スタジ
オ、劇場、ホ−ル、宴会場等に設置され、出演者の立ち
位置やテ−ブル位置などの照射目標位置と、照明パタ−
ン径、色、図柄等を予め記憶しておき、照明演出の際に
再生するものである。照明シーン記憶装置10は、フェ
−ダ−、トラックボ−ル、押ボタンなどの操作部11を
備える。また、照明シーン記憶装置10は、照明器具本
体20と、この照明器具本体20をパン(水平)方向お
よびチルト(垂直)方向に回動する照明器具駆動手段2
1とに接続している。このような照明シーン記憶装置1
0での照明シーン記憶作業は、オペレ−タ−が会場内の
照射目標位置を目視しながら操作部11を操作すること
により、照明器具本体20および照明器具駆動手段21
を制御し、各シ−ンで所望の照射目標位置と照明パタ−
ン径、色、図柄等を決定して記憶するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の照明シーン記憶装置においては、オペレ−
タ−が会場内の照射目標位置を目視しながら、操作部1
1を操作するため、照明シーン記憶装置10の設置位置
と照射目標位置とが離れている場合は、オペレ−タ−が
照射目標位置を見誤って目標の位置とずれて照射目標位
置を設定してしまうときがあり、照射目標位置を再度設
定すると照明シーン記憶に手間がかかり、このような照
明シーン記憶を全シ−ンに関して行うと、時間がかかる
という問題点があった。また、会場のレイアウトを変更
して照明シーンの設定を変更しなけれならない場合に
は、改めて操作部11を操作して照明シーン記憶を行う
ことになって、オペレ−タ−の時間を多く拘束し、労力
を費やしていた。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、照明
シーン記憶に手間がかからず、照明シーンの再度の設定
にもオペレ−タ−の時間を拘束しない照明シーン記憶装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、照明シーン記憶装置は、照明光の径、色、図柄
などの照明光データと再生シーンナンバーとが指定され
たバーコードを撮像するためのカメラが接続され、前記
カメラで撮像した前記バーコードの画像から照明光デー
タと再生シーンナンバーとを検出し、前記照明光データ
と再生シーンナンバーとを基にして、ランプを収容した
照明器具本体およびこの照明器具本体をパン方向および
チルト方向に回動する照明器具駆動手段とを制御するた
めの照明演出パタ−ンを記憶する照明シーン記憶装置で
あって、前記カメラで撮像した前記バーコードから前記
照明光データを読み取る入力画像処理手段と、この入力
画像処理手段で読み取った前記バーコードの位置を前記
照明器具本体の照射位置データに変換する位置検出演算
手段と、前記照射位置データと前記照明光データとを前
記再生シーンナンバーごとに対応させて記憶する照明シ
ーン記憶手段と、前記照明光データを基にして前記照明
器具本体を発光制御する照明光制御手段と、主制御部と
を有し、主制御部は、前記再生シーンナンバーごとに、
前記照明シーン記憶手段に記憶された前記照射位置デー
タに従って前記照明器具駆動手段に前記照明器具本体を
駆動制御させ、かつ前記照明光データに従って前記照明
光制御手段に前記照明器具本体を発光制御させるもので
ある 請求項2記載の発明にあっては、照明シーン記憶装置
は、照明光の径、色、図柄などの照明光データと再生シ
ーンナンバーとが指定されたバーコードを撮像するため
のカメラと、このカメラをパン方向およびチルト方向に
回動するカメラ駆動手段とが接続され、ランプを収容し
た照明器具本体と、この照明器具本体をパン方向および
チルト方向に回動する照明器具駆動手段とを制御し、照
明演出パタ−ンを記憶する照明シーン記憶装置であっ
て、前記カメラで撮像した前記バーコードから前記照明
光データと再生シーンナンバーとを読み取る入力画像処
理手段と、この入力画像処理手段で読み取った前記バー
コードの位置を前記照明器具本体の照射位置データに変
換する位置検出演算手段と、前記照射位置データと前記
照明光データとを前記再生シーンナンバーごとに対応さ
せて記憶する照明シーン記憶手段と、前記照明光データ
を基にして前記照明器具本体を発光制御する照明光制御
手段と、主制御部とを有し、主制御部は、前記再生シー
ンナンバーごとに、予め決められた走査パターンで前記
カメラ駆動手段を駆動させ、前記照明シーン記憶手段に
記憶された前記照射位置データに従って前記照明器具駆
動手段に前記照明器具本体を駆動制御させ、かつ前記照
射位置データに従って前記照明光制御手段に前記照明器
具本体を発光制御させるものである。
【0007】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2記載の照明シーン記憶装置において、前
記バーコードは、赤外線領域でのみ認識可能なインクで
前記照明光データおよび前記再生シーンナンバーが記録
されるものであり、前記カメラは赤外線カメラであり、
前記入力画像処理手段は、前記赤外線カメラで撮像した
赤外線画像を画像処理するものであることを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図9を用いて本発明の照
明シーン記憶装置の一実施の形態を説明する。図1は照
明シーン記憶装置を説明するブロック図である。図2は
照明シーン記憶手段を説明する模式図である。図3はバ
ーコードを説明する正面図である。図4は会場内でのバ
ーコードの使用例を示した説明図である。図5は照明シ
ーン記憶を説明するフロ−チャ−トである。図6は赤外
線カメラの走査パタ−ンを示した説明図である。図7は
赤外線カメラでとらえたバーコードの位置を示した説明
図である。図8は赤外線カメラと照明器具本体との相対
位置を示した説明図である。図9はバーコード位置情報
を基にして照明位置デ−タを求める手順を説明するフロ
−チャ−トである。
【0009】照明シーン記憶装置10は、各種スタジ
オ、劇場、ホ−ル、宴会場等に設置され、出演者の立ち
位置やテ−ブル位置などの照射目標位置と照明パタ−ン
径、色、図柄等を予め記憶しておき、照明演出の際に再
生する装置である。照明シーン記憶装置10は、入力画
像処理手段12と、位置検出演算手段13と、照明シー
ン記憶手段14と、照明光制御手段15と、主制御部1
6とを備えて構成される。照明シーン記憶装置10は、
照明器具本体20と、照明器具駆動手段21と、赤外線
カメラ30と、カメラ駆動手段31とに接続している。
照明器具駆動手段21は、パン(水平)方向およびチル
ト(垂直)方向の各回動軸別に、ポテンショメータ(不
図示)が取り付けられている。カメラ駆動手段31は、
パン(水平)方向およびチルト(垂直)方向の各回動軸
別に、ポテンショメータ(不図示)が取り付けられてい
る。
【0010】入力画像処理手段12は、赤外線フィルタ
を備えたCCDカメラなどの赤外線カメラ30に接続
し、赤外線カメラ30で撮った赤外線画像を画像デ−タ
として処理する。位置検出演算手段13は、入力画像処
理手段12で読み取った後述するバーコード40の位置
を、照明器具本体20の照射方向を表す照射位置データ
に変換して照明シーン記憶手段14に送る。位置検出演
算手段13は、照明器具駆動手段21に接続しており、
照明器具駆動手段21のパン方向およびチルト方向の各
ポテンショメータの値を読み取る。また、位置検出演算
手段13は、カメラ駆動手段31に接続しており、カメ
ラ駆動手段31のパン方向およびチルト方向の各ポテン
ショメータの値を読み取る。
【0011】照明シーン記憶手段14は、照明シーンに
関するデータを記憶するためのデ−タベ−スであり、図
2に示すように、再生シーンナンバー14aと、動作対
象器具ナンバー14bと、IDデータ14cと、照射位
置データ14dと、照明光データ14eとが、記憶され
ている。動作対象器具ナンバー14bと、IDデータ1
4cと、照射位置データ14dと、照明光データ14e
とは、1つの再生シーンナンバー14aに対応して1セ
ットで記憶されている。再生シーンナンバー14aは、
照明シーン記憶手段14に記憶された各データを再生す
る順番をあらわす。動作対象器具ナンバー14bは、再
生シーンナンバー14aに応じて動作させる照明器具の
アドレスをあらわす。IDデータ14cは、照射位置名
称を表すデ−タであり、各種位置の名称をあらわす。照
射位置データ14dは、照明器具駆動手段21のパン
(水平)方向およびチルト(垂直)方向の各回動軸別に
取り付けられたポテンショメータの値をあらわす。すな
わち、照射位置データ14dは、照明器具本体20の向
く方向をあらわし、従って照明器具本体20の照射方向
をあらわす。照明光データ14eは、照明器具本体20
の照明光について発光制御させたい径、色、図柄などを
表す。
【0012】照明光制御手段15は、照明器具本体20
から発する光のフォーカスと色と図柄とを照明光データ
14eに従って制御する照明制御回路である。
【0013】主制御部16は、例えばMPUであって、
照明シーン記憶手段14と、照明光制御手段15と、照
明器具駆動手段21と、カメラ駆動手段31とに接続し
ている。主制御部16は、照明シーン記憶手段14に記
憶された照射位置データ14dに従って照明器具駆動手
段21に照明器具本体20を駆動制御させ、また、照明
光データ14eに従って照明光制御手段15に照明器具
本体20を発光制御させる。また、主制御部16は、照
明器具駆動手段21のポテンショメータの値を読み取
る。
【0014】また、図1および図3には、バーコード4
0を示している。バーコード40は、再生シーンナンバ
ー14aと照明光データ14eとが、赤外線領域でのみ
認識可能なインクで平面紙に印刷されたものである。バ
ーコード40は、例えば、図3に示すように、向きを示
す方向表示ビット40aと、再生シーンナンバー14a
と照明光データ14eと、照明光データ14cのデータ
の誤りをチェックするためのチェックサムビット40b
とが印刷されている。なお、図では、再生シーンナンバ
ー14aと照明光データ14eとは、あわせて、一辺4
ビットの四辺形領域に計16ビットが配列して6553
6通りもの組み合わせを有する。
【0015】また、図示はしないが、照明器具本体20
が複数台使用される場合には、どの照明器具本体20の
照射方向および照射光を制御すればよいかを指定してや
る必要があるため、バーコード40の一辺4ビットの四
辺形領域には、再生シーンナンバー14aと照明光デー
タ14e以外に、動作対象器具ナンバー14bが記録さ
れている。
【0016】このようなバーコード40は、図4に示す
ように、会場の入場扉立ち位置用のバーコード41と、
キャンドル立ち位置用のバーコード42と、高砂席用の
バーコード43とは、それぞれ個別に、再生シーンナン
バー14aと動作対象器具ナンバー14bと照明光デー
タ14eとのセットが印刷されている。また、バーコー
ド40は、赤外線領域でのみ認識可能なインクで各デー
タが印刷されているため、目視ではどの目的用のバーコ
ード40なのかわからないので、バーコード40には目
視で識別できるような、目立たない簡単な通し番号など
を付けたほうが管理上好ましい。
【0017】このような照明シーン記憶装置10の照明
シーン記憶に関わる動作を、図5および図6に基づい
て、以下に説明する。
【0018】照明シーン記憶装置10の主制御部16
は、オペレーターが操作部(不図示)に照明シーン記憶
を開始する旨の入力を与える(ステップ100)と、図
6に示すように、会場床面の動作開始点Aに赤外線カメ
ラ30を向けるようにカメラ駆動手段31を駆動制御す
る(ステップ200)。主制御部16は、図6に示すよ
うに、カメラ駆動手段31を、動作開始点Aからはじま
って通過点B、通過点Cを経て、動作終了点Dに至る走
査パターンSを描くように駆動制御する。すなわち、赤
外線カメラ30は、動作開始点Aから動作終了点Dに至
るまで、会場床面を隙間なく撮影する(ステップ30
0)。赤外線カメラ30は、動作開始点Aから動作終了
点Dに至るまでの間に、会場床面を撮像し、撮像を入力
画像処理手段12で画像処理される(ステップ40
0)。位置検出演算手段13の画像処理結果によって赤
外線カメラ30がバーコード40を検出したことがわか
る(ステップ500)と、位置検出演算手段13は、そ
のときのカメラ駆動手段31のパンおよびチルトのポテ
ンショメータの値を読み取って記憶する。また、入力画
像処理手段12は、赤外線カメラ30で撮像したバーコ
ード40から読み取った方向表示ビット40aを基にし
て、再生シーンナンバー14aと動作対象器具ナンバー
14bと照明光データ14eとを読み取る向きを決定
し、チェックサムビット40bを基にして、再生シーン
ナンバー14aと動作対象器具ナンバー14bと照明光
データ14eとを誤った値として読み取っていないかチ
ェックする(ステップ600)。位置検出演算手段13
は、照明シーン記憶手段14に、IDデータ14cと、
照射位置データ14dと、照明光データ14cとを、照
明光データ14cに含まれる再生シーンナンバーに対応
させて記憶する(ステップ700)。なお、上記ステッ
プ300からステップ700までの記憶作業を、動作開
始点Aから動作終了点Dに至るまで行うと、主制御部1
6は、カメラ駆動手段31を停止する(ステップ31
0)。
【0019】次に、位置検出演算手段13での照射位置
データ14dの算出に関わる動作を、図7乃至図9に基
づいて、以下に説明する。
【0020】照明シーン記憶を行った後、位置検出演算
手段13は、バーコード40を検出したときのカメラ駆
動手段31のパンおよびチルトのポテンショメータの値
と、カメラ駆動手段31の3次元設置位置K(0,0,
K )と、照明器具駆動手段21の3次元位置M
(XM ,YM ,ZM )とを基にして、照明器具本体20
の照射方向を算出する。なお、3次元座標は、図8に示
すように、カメラ駆動手段31がZ軸上に配設され、X
Y平面が会場床面に一致するような直交座標系であるも
のとする。
【0021】まず、検出したバーコード40の座標が、
図7に示すように、会場床面すなわちXY平面のF点で
あったとする。すると、位置検出演算手段13は、バー
コード40を検出したときのカメラ駆動手段31のパン
およびチルトのポテンショメータの値を基にして、F点
の座標(Xf ,Yf ,0)を算出する(ステップ80
0)。次に、照明器具駆動手段21から読み取ったパン
およびチルトのポテンショメータの値が、照明器具本体
20の照射方向が3次元位置M(Xf ,Yf ,0)を向
くときに対応するように、照射位置データ14dを算出
すればよい。すなわち、位置検出演算手段13は、照明
器具駆動手段21の3次元位置M(XM ,YM ,ZM
と、F点(Xf ,Yf ,0)とを通る直線lm の方程式
を求める(ステップ900)。直線lm が求まれば、位
置検出演算手段13は、直線lm の方向ベクトルを、照
明器具駆動手段21のパンおよびチルトの各方向に分解
することにより、照明器具駆動手段21の各ポテンショ
メータの目標値を決定し、照射位置データ14dとして
照明シーン記憶手段14に記憶する。すなわち、直線l
m がXY平面となす角度をθとし、直線lm がZX平面
となす角度をφとすれば、照明器具駆動手段21は、照
明器具本体20の照射方向を、XY平面を基準にしてチ
ルト方向に角度θだけ動かし、さらにZX平面を基準に
してパン方向に角度φだけ動かせば、照明器具本体20
の照射方向は、直線lm と同方向となり、照明器具本体
20はF点(Xf ,Yf ,0)を照射することになる
(ステップ1000)。
【0022】このようにして決定した照射位置データ1
4dは、動作対象器具ナンバー14bと、照射位置名称
を表すIDデータ14cと、照明器具本体20の照明光
の径、色、図柄などを表す照明光データ14eととも
に、再生シーンナンバー14aに対応して照明シーン記
憶手段14に記憶されている。
【0023】すなわち、照明シーン記憶装置10の照明
シーン記憶においては、会場床面において、照明器具本
体20の照明光を望む位置に、バーコード40を貼り付
けるなどして設けておく。照明器具本体20の照明光
の、照射方向以外に関するデータは照射位置データ14
dによって決められているので、主制御部16は、シー
ン再生においては、再生シーンナンバー14aの順序に
従って、照射位置データ14dを基にして照明光制御手
段15を制御して、照明光制御手段15に照明器具本体
20の発光制御を行わせればよい。
【0024】従って、赤外線領域でのみ認識可能なイン
クで照明光の径、色、図柄などの照明光データ14eと
再生シーンナンバー14aと動作対象器具ナンバー14
bとが指定されたバーコード40を撮像するための赤外
線カメラ30と、この赤外線カメラ30をパン方向およ
びチルト方向に回動するカメラ駆動手段31とが接続さ
れ、赤外線カメラ30で撮像したバーコード40から再
生シーンナンバー14aと動作対象器具ナンバー14b
と照明光データ14eとを読み取る入力画像処理手段1
2と、入力画像処理手段12で読み取ったバーコード4
0の位置を照明器具本体20の照射位置データ14dに
変換する位置検出演算手段13と、照射位置データ14
dと照明光データ14cとを再生シーンナンバー14a
ごとに対応させて記憶する照明シーン記憶手段14と、
照明光データ14cを基にして照明器具本体20を発光
制御する照明光制御手段15と、主制御部16とを有
し、主制御部16は、予め決められた走査パターンSで
カメラ駆動手段31を駆動させ、照明シーン記憶手段1
4に記憶された照射位置データ14dに従って照明器具
駆動手段21に照明器具本体20を駆動制御させ、照射
位置データ14dに従って照明光制御手段15に照明器
具本体20を発光制御させるものであるようにしたた
め、照明シーン記憶を行う際には、赤外線カメラ30
が、動作開始点Aから動作終了点Dに至るまで、会場床
面を隙間なく自動的に撮影して、照明シーン記憶を自動
的に行うので手間がかからない。
【0025】また、照明シーンの再度の設定にも、バー
コード40を新たなものと交換し、赤外線カメラ30
が、動作開始点Aから動作終了点Dに至るまで、会場床
面を隙間なく撮影するので、オペレ−タ−の時間を拘束
せずに照明シーンの再度の設定が行える。
【0026】また、バーコード40は、赤外線領域での
み認識可能なインクで再生シーンナンバー14aと照明
光データ14cとが印刷され、バーコード40を撮像す
るカメラ30を赤外線カメラとし、入力画像処理手段1
5は赤外線カメラ30で撮像した赤外線画像を基にして
照明光データ14cを検出するものであるため、会場に
ある物体のなかで目に見えるような物体は、入力画像処
理手段15で画像処理する必要がなくなり、入力画像処
理手段15の画像処理作業にかける負担を軽くすること
ができる。
【0027】なお、上記実施の形態においては、バーコ
ード40は、4ビット×4ビットのものを例示したが、
本発明はこれに限らず、バーコードは、1次元のもので
あってもよく、また、搭載する必要がある情報量が多く
なれば、4ビットよりも大きいビット数どうしの組み合
わせで情報を表すようにしたものであってもよい。
【0028】また、上記実施の形態においては、走査パ
ターンSは、動作開始点Aからはじまって通過点B、通
過点Cを経て、動作終了点Dに至るような往復パターン
として例示したが、本発明はこれに限らず、走査パター
ンは、会場内において照明シーン記憶作業の対象とした
い場所に相当する、所定エリアを走査するようなパター
ンであれば、どのような走査パターンであってもかまわ
ない。
【0029】また、走査パターンは、会場床面のうち、
頻繁に照明光データの設定を変える場所が予め決まって
いるならば、そのような場所だけを、赤外線カメラの撮
像範囲が集中的に通るように設定してもよい。このよう
にすれば、カメラ駆動手段を走査パターンに従って駆動
するのに要する時間を短縮できて、照明シーン記憶に要
する時間をさらに短縮できる。
【0030】また、上記実施の形態においては、カメラ
駆動手段31によってカメラ30の向きを変えるものを
例示したが、本発明はこれに限らず、カメラは、レンズ
を魚眼レンズなどに変更して広範囲の視野角を有するよ
うにし、カメラを解像度の高いものに変更しておき、カ
メラの位置を予め決めた座標軸の定点にとり、さらに、
入力画像処理手段は、カメラが撮った画像を画像デ−タ
として処理する際に、画像の隅の部分を歪補正するよう
にすれば、カメラを固定したまま照明シーン記憶作業が
でき、カメラ駆動手段が不用となる。
【0031】また、上記実施の形態においては、照明器
具駆動手段21は、パン方向およびチルト方向の各回動
軸別の回動角度をポテンショメータで読み取り可能にし
たものを例示したが、本発明はこれに限らず、照明器具
駆動手段にはポテンショメータを設けず、照明器具駆動
手段のパン方向およびチルト方向の各回動軸別の角度に
関して、初期値と、この初期値に対する目標値までの差
分値とを管理するようにした、所謂ミラースキャンタイ
プの照明器具の照明器具駆動手段を用いたものであって
もよい。このようにすれば、照明器具駆動手段のポテン
ショメータが不用にできる。
【0032】また、上記実施の形態においては、カメラ
駆動手段31は、各回動軸別にポテンショメータを取り
付けて各回動軸の駆動角度の検知を行うものを例示した
が、本発明はこれに限らず、ポテンショメータのかわり
にエンコーダを用いてもよい。
【0033】また、入力画像処理手段12の画像処理速
度が速いならば、バーコードを読み違えない範囲でカメ
ラ駆動手段の駆動速度を上げてもよい。このようにすれ
ば、カメラ駆動手段を走査パターンに従って駆動するの
に要する時間を短縮できて、照明シーン記憶に要する時
間をさらに短縮できる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、請求項1記載の発明にあって
は、照明シーン記憶装置は、照明光の径、色、図柄など
の照明光データと再生シーンナンバーとが指定されたバ
ーコードを撮像するためのカメラが接続され、前記カメ
ラで撮像した前記バーコードの画像から再生シーンナン
バーと照明光データとを検出し、前記照明光データと再
生シーンナンバーとを基にして、ランプを収容した照明
器具本体およびこの照明器具本体をパン方向およびチル
ト方向に回動する照明器具駆動手段とを制御するための
照明演出パタ−ンを記憶する照明シーン記憶装置であっ
て、前記カメラで撮像した前記バーコードから前記照明
光データを読み取る入力画像処理手段と、この入力画像
処理手段で読み取った前記バーコードの位置を前記照明
器具本体の照射位置データに変換する位置検出演算手段
と、前記照射位置データと前記照明光データとを前記再
生シーンナンバーごとに対応させて記憶する照明シーン
記憶手段と、前記照明光データを基にして前記照明器具
本体を発光制御する照明光制御手段と、主制御部とを有
し、主制御部は、前記再生シーンナンバーごとに、前記
照明シーン記憶手段に記憶された前記照射位置データに
従って前記照明器具駆動手段に前記照明器具本体を駆動
制御させ、かつ前記照明光データに従って前記照明光制
御手段に前記照明器具本体を発光制御させるものである
ため、照明シーン記憶を行う際には、カメラに会場を撮
影させて自動的にバーコードを検出するので、照明シー
ン記憶に手間がかからない。
【0035】また、照明シーンの再度の設定にも、バー
コードを新たなものと交換し、カメラが会場を撮影する
ので、オペレ−タ−の時間を拘束せずに照明シーンの再
度の設定が行える。
【0036】請求項2記載の発明にあっては、照明シー
ン記憶装置は、照明光の径、色、図柄などの照明光デー
タと再生シーンナンバーとが指定されたバーコードを撮
像するためのカメラと、このカメラをパン方向およびチ
ルト方向に回動するカメラ駆動手段とが接続され、ラン
プを収容した照明器具本体と、この照明器具本体をパン
方向およびチルト方向に回動する照明器具駆動手段とを
制御し、照明演出パタ−ンを記憶する照明シーン記憶装
置であって、カメラで撮像したバーコードから照明光デ
ータと再生シーンナンバーとを読み取る入力画像処理手
段と、この入力画像処理手段で読み取ったバーコードの
位置を照明器具本体の照射位置データに変換する位置検
出演算手段と、照射位置データと照明光データとを再生
シーンナンバーごとに対応させて記憶する照明シーン記
憶手段と、照明光データを基にして照明器具本体を発光
制御する照明光制御手段と、主制御部とを有し、主制御
部は、再生シーンナンバーごとに、予め決められた走査
パターンでカメラ駆動手段を駆動させ、照明シーン記憶
手段に記憶された照射位置データに従って照明器具駆動
手段に照明器具本体を駆動制御させ、かつ照射位置デー
タに従って照明光制御手段に照明器具本体を発光制御さ
せるものであるため、照明シーン記憶を行う際には、カ
メラが走査パターンに従って会場を自動的に撮影してバ
ーコードを検出するので、照明シーン記憶に手間がかか
らない。
【0037】また、照明シーンの再度の設定にも、バー
コードを新たなものと交換し、カメラが会場を撮影する
ので、オペレ−タ−の時間を拘束せずに照明シーンの再
度の設定が行える。
【0038】また、カメラ駆動手段によってカメラの向
きを変えているので、カメラの撮像範囲をより広くとる
ことができ、広範囲にわたる照明シーン記憶が可能とな
る。
【0039】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2の発明の効果に加えて、バーコードは、
赤外線領域でのみ認識可能なインクで照明光データおよ
び再生シーンナンバーが記録されるものであり、バーコ
ードを撮像するカメラを赤外線カメラとし、入力画像処
理手段は赤外線カメラで撮像した赤外線画像を基にして
照明光データを検出するものであるため、会場にある物
体のなかで目に見えるような物体は、入力画像処理手段
で画像処理する必要がなくなり、入力画像処理手段の画
像処理作業にかける負担を軽くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明シーン記憶装置の一実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】同上の照明シーン記憶手段を説明する模式図で
ある。
【図3】同上のバーコードを説明する正面図である。
【図4】同上の会場内でのバーコードの使用例を示した
説明図である。
【図5】同上の照明シーン記憶を説明するフロ−チャ−
トである。
【図6】同上の赤外線カメラの走査パタ−ンを示した説
明図である。
【図7】同上の赤外線カメラでとらえたバーコードの位
置を示した説明図である。
【図8】同上の赤外線カメラと照明器具本体との相対位
置を示した説明図である。
【図9】同上のバーコード位置情報を基にして照明位置
デ−タを求める手順を説明するフロ−チャ−トである。
【図10】従来の照明シーン記憶装置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 照明シーン記憶装置 12 入力画像処理手段 13 位置検出演算手段 14 照明シーン記憶手段 14b 照射位置データ 14c 照明光データ 15 照明光制御手段 16 主制御部 20 照明器具本体 21 照明器具駆動手段 30 赤外線カメラ 31 カメラ駆動手段 40 バーコード S 走査パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 稔 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 川島 寿一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光の径、色、図柄などの照明光デー
    タと再生シーンナンバーとが指定されたバーコードを撮
    像するためのカメラが接続され、前記カメラで撮像した
    前記バーコードの画像から照明光データと再生シーンナ
    ンバーとを検出し、前記照明光データと再生シーンナン
    バーとを基にして、ランプを収容した照明器具本体およ
    びこの照明器具本体をパン方向およびチルト方向に回動
    する照明器具駆動手段とを制御するための照明演出パタ
    −ンを記憶する照明シーン記憶装置であって、前記カメ
    ラで撮像した前記バーコードから前記照明光データを読
    み取る入力画像処理手段と、この入力画像処理手段で読
    み取った前記バーコードの位置を前記照明器具本体の照
    射位置データに変換する位置検出演算手段と、前記照射
    位置データと前記照明光データとを前記再生シーンナン
    バーごとに対応させて記憶する照明シーン記憶手段と、
    前記照明光データを基にして前記照明器具本体を発光制
    御する照明光制御手段と、主制御部とを有し、主制御部
    は、前記再生シーンナンバーごとに、前記照明シーン記
    憶手段に記憶された前記照射位置データに従って前記照
    明器具駆動手段に前記照明器具本体を駆動制御させ、か
    つ前記照明光データに従って前記照明光制御手段に前記
    照明器具本体を発光制御させるものである照明シーン記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 照明光の径、色、図柄などの照明光デー
    タと再生シーンナンバーとが指定されたバーコードを撮
    像するためのカメラと、このカメラをパン方向およびチ
    ルト方向に回動するカメラ駆動手段とが接続され、ラン
    プを収容した照明器具本体と、この照明器具本体をパン
    方向およびチルト方向に回動する照明器具駆動手段とを
    制御し、照明演出パタ−ンを記憶する照明シーン記憶装
    置であって、前記カメラで撮像した前記バーコードから
    前記照明光データと再生シーンナンバーとを読み取る入
    力画像処理手段と、この入力画像処理手段で読み取った
    前記バーコードの位置を前記照明器具本体の照射位置デ
    ータに変換する位置検出演算手段と、前記照射位置デー
    タと前記照明光データとを前記再生シーンナンバーごと
    に対応させて記憶する照明シーン記憶手段と、前記照明
    光データを基にして前記照明器具本体を発光制御する照
    明光制御手段と、主制御部とを有し、主制御部は、前記
    再生シーンナンバーごとに、予め決められた走査パター
    ンで前記カメラ駆動手段を駆動させ、前記照明シーン記
    憶手段に記憶された前記照射位置データに従って前記照
    明器具駆動手段に前記照明器具本体を駆動制御させ、か
    つ前記照射位置データに従って前記照明光制御手段に前
    記照明器具本体を発光制御させるものである照明シーン
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記バーコードは、赤外線領域でのみ認
    識可能なインクで前記照明光データおよび前記再生シー
    ンナンバーが記録されるものであり、前記カメラは赤外
    線カメラであり、前記入力画像処理手段は、前記赤外線
    カメラで撮像した赤外線画像を画像処理するものである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明シ
    ーン記憶装置。
JP10010339A 1998-01-22 1998-01-22 照明シーン記憶装置 Withdrawn JPH11212146A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081879A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Matsushita Electric Works Ltd 連携制御装置
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KR20110065530A (ko) * 2008-09-26 2011-06-15 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 복수의 광원의 자동 커미셔닝을 위한 시스템 및 방법
JP2021132378A (ja) * 2017-04-28 2021-09-09 ホーチキ株式会社 連携監視設備

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