JP2004187140A - 資料提示装置 - Google Patents

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佐藤  進
Junichi Yokoyama
淳一 横山
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Abstract

【課題】所望の撮影領域を的確かつ速やかに撮影することができ、画角調整の煩雑さから解放される資料提示装置を提供する。
【解決手段】資料S中の撮影させたい矩形状の領域の対角2点にラベルを貼り付け撮影領域を指定する。3箇所の撮影領域を識別させるために、ラベルは赤、青、緑の3種類(60r,60b,60g)とする。資料Sを資料載置台10に置いてカメラ14で撮影し、撮影画像を制御部34に入力する。ラベルの色に対応したオート撮影用操作パネル50の色ボタン51r,51b,51gのうちの1つを押すと、その色のラベルで指定した撮影領域を画角内に最大に映すようにカメラ14をパン/チルトさせるとともにズーム倍率を調整する。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、資料を撮影し、その撮影画像をCRTや液晶ディスプレイ等のモニタやスクリーン等に表示させる資料提示装置に係り、特に資料の所望の領域を速やかに撮影することを可能とした資料提示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
モニタ等に原稿等の資料を表示し、その画像を参照しながら聴衆に対して資料の内容をプレゼンターが説明するプレゼンテーションを行う場合、近年では、資料提示装置が用いられている。資料提示装置は、一般に、資料載置台に置いた資料を上方に配置した動画用のカメラで撮影し、資料画像をモニタ等に出力するようになっている。
【0003】
このような資料提示装置のカメラは、通常、ズーム機能を有しており、資料の全体を撮影したり、資料の一部を拡大して撮影したりすることができるようになっている。しかしながら、映したい領域をカメラの撮影範囲すなわち画角内に合わせるには、資料の位置を調整する必要があるので煩雑であった。そこで、カメラのパン/チルトおよびズーム機能を電動式とし、資料を動かさずにカメラの画角をリモコンで設定することができる資料提示装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−50110号公報 (図1、第3〜第8頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報に記載の資料提示装置では、パン/チルトおよびズームの調整が電動であるものの、その調整には慣れが必要であり、慣れていないと結局時間がかかるものなので、煩雑さの点で大きく改良されたものとは言い難い。
【0006】
よって本発明は、所望の撮影領域を的確かつ速やかに撮影することができ、その結果として画角調整の煩雑さから解放される資料提示装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、資料載置台と、この資料載置台に載置された資料を撮影するズーム機能を備えた撮像部と、撮像部をパン/チルトさせるパン/チルト機構と、資料の撮影領域を指定する撮影領域指定手段と、撮像部が撮影する撮影画像中の撮影領域指定手段の像位置に基づいて、ズーム機能およびパン/チルト機構を制御して、撮影領域指定手段で指定された撮影領域に撮像部の画角を設定する制御部とを備えることを特徴としている。
【0008】
本発明では、まず資料に対し、所望の撮影領域を撮影領域指定手段で指定し、この資料を資料載置台に置いて撮像部により撮影する。撮影された画像は撮影領域指定手段を含んでおり、制御部は該画像中にある撮影領域指定手段像の位置を認識して、指定された撮影領域が画角内に最大に映るように撮像部をパン/チルトさせてアングルを調整するとともにズーム倍率を調整する。これによって撮影領域指定手段で指定された撮影領域に撮像部の画角が設定される。カメラの撮影画像をモニタ等に表示すれば、その表示画面いっぱいに指定された撮影領域が映る。本発明によれば、撮影領域指定手段で撮影領域を指定した資料を資料載置台に置くだけで、所望の撮影領域を撮像部が自動的に撮影することが可能となる。資料を資料載置台に置く際には、特に撮像部に対する位置合わせを行う必要はなく、置く位置は任意である。
【0009】
本発明では、撮像部を光軸回りに回転可能とし、制御部はパン/チルトによるアングル変換の他に、撮像部を回転させる動作を併せて、指定された撮影領域に撮像部の画角を合わせる形態を含む。この形態は、資料を斜めに置いた場合や、真横、あるいは逆さまに置いた場合に有効であり、資料の方向性を全く考慮せずに資料を資料載置台に置いても撮影領域が的確に撮影されるので、使用者への負担が一層軽減する。
【0010】
本発明の撮影領域指定手段の具体例としては、撮影領域の少なくとも対角2位置に設けられるマークを用いることができる。マークとしては、色、形状、大きさまたは反射率によって識別されるものが挙げられる。マークは、資料に着脱可能なものであれば再利用ができ、例えば、貼着したものを容易に剥がせるようなラベル等が好適に用いられる。
【0011】
また、他の撮影領域指定手段の具体例としては、資料が白色系の紙による原稿であって、この資料全体を撮影したい場合、資料と資料載置台とのコントラストを利用する手段が挙げられる。例えば資料載置台を黒色または高濃度色に設定すれば資料と資料載置台との間に明白なコントラストが生じ、これによって資料の位置情報が認識される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、一実施形態に係るプレゼンテーション用資料提示装置を示している。
この資料提示装置は、資料載置台10と、この資料載置台10の奥端部中央に立設されたアーム11と、アーム11の上端部にパン/チルト機構12を介して支持されたカメラヘッド13とを備えており、図2に示すように、カメラヘッド13には動画撮影用のカメラ(撮像部)14が装着されている。資料載置台10には資料Sが置かれ、資料Sはカメラ14によって撮影される。カメラ14による撮影画像は、図示せぬモニタやプロジェクタ等の表示装置に出力される。この場合の資料Sは、白い用紙に文章や図面等が黒色で記載されたモノクロ原稿である。プレゼンテーションを行うプレゼンターは、資料載置台10に資料Sを置き換えながら、その資料Sを説明する。
【0013】
カメラ14はCCD素子等を主体とする動画用カメラであり、ズームレンズ15を備えている。このカメラ14は、図2に示すようにカメラヘッド13の中央に被写体方向を下方に向けた状態で光軸回り(R−R’方向)に回転可能に取り付けられている。また、カメラヘッド13には、資料載置台10を照明する複数のライト16が取り付けられている。このカメラヘッド13が、パン/チルト機構12を介してアーム11の上端に取り付けられている。
【0014】
パン/チルト機構12は、図3に示すように、アーム11の上端部前面に固定された円筒状のホルダ21と、このホルダ21に回転可能に取り付けられたパン軸22と、このパン軸22の先端に取り付けられたチルト軸23とを備えている。ホルダ21は軸方向が前後方向に沿った状態でアーム11に固定され、このホルダ21内に、前後方向に延びるパン軸22が軸回りに回転可能に挿入されている。パン軸22の先端には左右方向に延びるチルト軸23が固定されており、カメラヘッド13は、チルト軸23を中心に回転可能に取り付けられている。図1に示すように、カメラヘッド13は、パン軸22の回転により図1のP−P’方向に回転し、これによってカメラ14が資料載置台10に対し左右方向(X−X’方向)に回転するパンが行われる。また、カメラヘッド13がチルト軸23を中心としてT−T’方向に回転することにより、カメラ14が資料載置台10に対し前後方向(Y−Y’方向)に回転するチルトが行われる。
【0015】
図4に示すように、本装置は、カメラヘッド13をパン軸22およびチルト軸23回りに回転させるパン/チルト駆動部31と、ズームレンズ15を駆動して倍率を調整するズームレンズ駆動部32と、カメラ14を光軸回りに回転させるカメラ回転駆動部33(いずれも電動式)とを備えている。これら駆動部31〜33は、制御部34からの駆動信号を受けて作動する。
【0016】
本装置によれば、各駆動部31〜33は「マニュアル」と「オート」の2つのモードで作動し、いずれのモードによっても資料Sの撮影したい領域を撮影することができる。図1に示すように、資料載置台10の前部には、右側にマニュアル撮影用操作パネル40、左側にオート撮影用操作パネル50が設けられている。以下に、マニュアル撮影およびオート撮影の作用を説明する。
【0017】
(A)マニュアル撮影
マニュアル撮影用操作パネル40には、パン/チルト駆動部31を作動させるパン/チルトボタン41と、ズームレンズ駆動部32を作動させるズームボタン42と、カメラ回転駆動部33を作動させるカメラ回転ボタン43と、リセットボタン44とが配置されている。これらボタン41〜44は、押すとON、押さない状態ではOFFのプッシュ式ボタンである。パン/チルトボタン41はパン/チルトの方向ごとに4つ配列され、これらボタン41を押すと、それに応じてカメラ14がパン/チルトする。ズームボタン42は、T(テレ:望遠)を押すとズームアップし、下側のW(ワイド:広角)を押すとズームダウンとなる。カメラ回転ボタン43は、右側の時計回りボタンを押すとカメラ14が時計回りに回転し、左側の反時計回りボタンを押すとカメラ14が反時計回りに回転する。
【0018】
リセットボタン44を押すと、カメラ14のパン/チルト、ズームレンズ15の倍率およびカメラ14の回転が調整されてカメラ14が基本撮影の状態に復帰する。基本撮影とは、カメラ14の光軸が資料載置台10のほぼ中央を直交し、画角の上方がY方向(奥側)、下方がY’方向(手前側)に向き、ズームレンズ15が最大広角になる状態である。資料Sは、この基本撮影に対応させて上側をY方向、下側をY’方向に向けた姿勢が、被写体としての基本姿勢として資料載置台10に置かれる。
【0019】
マニュアル撮影用操作パネル40の各ボタン41〜44のON/OFF信号は制御部34に入力され、その信号に応じた動作信号が制御部34から各駆動部31〜33に供給されて、カメラ14のパン/チルト、ズームレンズ15の倍率調整およびカメラ14の回転が行われる。プレゼンターは、モニタ等の表示装置に映るカメラ14の撮影画像を見ながら、マニュアル撮影用操作パネル40の各ボタン41〜44を適宜操作して画角を調整することにより、資料における所望の撮影領域(資料の一部、あるいは資料全体)を、画角内に最大の状態で映すことができる。
【0020】
(B)オート撮影
オート撮影は、ある特定のマークによって資料Sの撮影したい領域を指定し、そのマークで指定された撮影領域を撮影するように、制御部34が各駆動部31〜33を作動させる。図5はマークとして用いた3色(赤、青、緑)のラベル60r,60b,60gによって3箇所の撮影領域が指定された資料Sの例を示している。ラベル60r,60b,60gは小さな円形であり、指定する矩形状の撮影領域の左上隅と右下隅の対角2点に貼り付けられ、色の違いによって撮影領域が識別されるようになっている。図5に示す資料Sは、上左に棒グラフ、上右に円グラフ、下に折れ線グラフが記載されているもので、赤ラベル60rで資料Sの全体、青ラベル60bで棒グラフのみ、緑ラベル60gで棒グラフと円グラフが、それぞれ撮影領域として指定されている。なお、ラベルとしては、資料Sの用紙に対して自在に貼り付けたり剥がしたりすることができるようなものが、再利用可能な点から好適である。また、色の組み合わせは本実施形態のように赤、青、緑に限らず、これ以外でも良い。
【0021】
図1に示すように、オート撮影用操作パネル50には、撮影領域を選択するための3色のラベル60r,60b,60gに対応した赤、青、緑の色ボタン51r,51b,51gが配列されている。制御部34は、これら色ボタンのうちの1つが押されると、そのボタンの色のラベルで指定された撮影領域がカメラ14で撮影されるように、上記各駆動部31〜33を作動させる。例えば、赤ボタン51rを押すと赤ラベル60rで指定された撮影領域が撮影され、緑ボタン51gを押すと緑ラベル60gで指定された撮影領域が撮影されるのである。各色ボタン51r,51b,51gは、文字表記だけでなく対応する色に着色されていると判りやすくて好ましい。また、オート撮影用操作パネル50には、マスキングボタン52が配置されている。このマスキングボタン52をONにすると、指定した撮影領域が画角内に最大に映った状態で上下あるいは左右いずれかに余白が生じた場合、その余白にマスキングをかける画像処理がなされる。
【0022】
オート撮影用操作パネル50の色ボタン51r,51b,51gのうちの1つが押されると、そのON信号が制御部34に入力されるとともに、カメラ14の撮影画像が制御部34に入力される。制御部34は撮影画像から、押された色ボタンと同色のラベルを検索して撮影領域を認識し、その撮影領域がカメラ14の画角内に最大に映るように、各駆動部31〜33を作動させる。また、マスキングボタン52が押されると、そのON信号が制御部34に入力され、制御部34によってマスキング処理がなされる。以下に、制御部34によるオート撮影の作用を、図6のフローチャート(ステップS101〜S106)および図7で示す画角を参照して説明する。
【0023】
まず、資料Sを、上記基本姿勢で資料載置台10に置き、所望の撮影領域を指定しているラベルと同色の色ボタンを押す。今、赤ボタン51rが押されたとすると、2つの赤ラベル60rが画角内に入るまで、色を認識しながら(この場合、赤を探索しながら)、ズームレンズ15の倍率を広角側に動かす(ステップS101)。図7(a)は2つの赤ラベル60rを検索している最中の画角を示しており、同図はまだ左上隅の赤ラベル60rのみが映っている状態である。ズームアップによって図7(b)に示すように2つの赤ラベル60rが画角内に入ったら、それら2つの赤ラベル60rの座標を検索する(ステップS102)。次に、カメラ14をパン/チルトさせ、図7(c)に示すように、2つの赤ラベル60rから導き出される撮影領域の中心をカメラ14の画角の中心に位置させる(ステップS103)。
【0024】
続いて、図7(d)に示すように2つの赤ラベル60rが画角いっぱいになるまでズームレンズ15の倍率を拡大する(ステップS104)。次に、マスキングボタン52がONであるか否かを判定する(ステップS105)。OFFの場合はそのまま終了し、図7(d)で示す画角による撮影画像が表示装置に出力される。マスキングボタン52がONの場合には、その旨をステップS105で判定し、マスキング処理を行う(ステップS106)。赤ラベル60rで指定された撮影領域は資料Sの全体であって、この場合、画角の左右に余白が生じるので、図8に示すようにその余白がマスキングされ(図8ではマスキング部分を斜線で示している)、表示画面は赤ラベル60rで指定された撮影領域のみが表示される。このようにマスキング処理を行うと、指定した撮影領域をより強調して表示させることができる。
【0025】
図7では、赤ラベル60rにより資料Sの全体を撮影領域として指定した場合を示したが、青ボタン51bを押すと、図9(a)に示すように青ラベル60bで指定された撮影領域がカメラ14で撮影され、緑ボタン51gを押すと、図9(b)に示すように緑ラベル60gで指定された撮影領域がカメラ14で撮影される。
【0026】
以上のように、本実施形態によれば、所望の撮影領域をラベル60r,60b,60gで指定した資料Sを資料載置台10に置き、色ボタン51r,51b,51gを押すことにより、資料Sを撮影するカメラ14のアングルおよびズーム倍率が制御されて指定した撮影領域が自動的に撮影される。資料Sを置く姿勢は資料載置台10に対して真っ直ぐな基本姿勢である必要はあるものの、置く位置は任意である。したがって、所望の撮影領域をカメラ14によって的確かつ速やかに撮影させることができ、その結果、画角調整の煩雑さから解放される。
【0027】
上記実施形態では、資料を、カメラ14を基本姿勢として資料載置台10に置いているが、例えば、撮影領域の対角2点以外のもう1つの隅に姿勢補正用のラベルを貼り付けることにより、資料を基本姿勢で資料載置台10に置かなくても、資料を真っ直ぐな姿勢で撮影することができる。図10は、そのような撮影を可能とするための資料の例を示しており、この場合、上記のように赤ラベル60rで資料Sの全体を撮影領域に指定し、さらに姿勢補正用としての赤ラベル60r’を撮影領域の右上隅に貼り付けている。制御部34は、姿勢補正用の赤ラベル60r’も認識し、この赤ラベル60r’が、他の対角2点の赤ラベル60rとの相対的な位置関係から右上隅に位置するように、カメラ14を回転させて画角を調整する。
【0028】
図11(a)は、図10で示した資料Sを基本姿勢で資料載置台10に置いた状態を示しており、この場合、カメラ14の回転調整は不要である。図11(b)では資料Sが反時計方向にθ゜傾いて置かれており、この場合はカメラ14を反時計方向にθ゜回転させる。図11(c)では資料Sが反時計方向に90゜回転して置かれており、この場合はカメラ14を反時計方向に90゜回転させる。図11(d)では資料Sが180゜回転して逆さまに置かれており、この場合はカメラ14を180゜回転させる。図11(e)では資料Sが時計方向に90゜回転して置かれており、この場合はカメラ14を時計方向に90゜回転させる。
【0029】
上記のようにカメラ14を回転させてアングルを調整する場合の動作は、図6で示したプロセスとほぼ同様であるが、変更点としては、図12に示すように、図6のステップS101とステップS102の間に、カメラ14の回転動作としてステップS101’が挿入される。
【0030】
カメラ14を回転させて資料Sの姿勢にかかわらず資料Sを真っ直ぐに撮影させる手段としては、上記のように姿勢補正用のラベル60r’を付加する他にも種々挙げられる。例えば、図13に示すように、指定する撮影領域の上部両側に赤ラベル60rを1つずつ貼り付け、下部両側に青ラベル60bを1つずつ貼り付け、異なる色で上下を指定するとともに撮影領域を指定し、制御部34がこれを認識してカメラ14を制御するようにするといった形態が挙げられる。
【0031】
上記のようにカメラ14を回転させて資料Sを真っ直ぐな姿勢に撮影させる形態では、姿勢を考慮することなくラフに資料Sを資料載置台10に置くことができる。すなわち、資料Sの方向性を全く考慮せずに資料Sを資料載置台10に置いても、撮影領域が的確に撮影されるので、使用者への負担が一層軽減する。
【0032】
なお、撮影領域を指定する手段としては、上記のように色の異なる円形のラベルの他に、同色同形のラベルであって寸法の異なるもの、あるいは同色で形状の異なるラベル等、識別可能な種々のラベルを用いることができる。また、資料がカラー原稿の場合はラベルの識別が困難になるので、その場合には銀色等の光沢のあるラベルを用いるとよい。指定する撮影領域の数は、上記実施形態では赤、青、緑で識別される3つであるが、勿論その数は任意である。
【0033】
また、単に資料Sの全体を指定するだけの場合には、資料Sと資料載置台10とのコントラストを利用する手段が挙げられる。例えば資料載置台10を黒色または高濃度色に設定すれば資料Sと資料載置台10との間に明白なコントラストが生じ、このコントラストによって資料Sの位置情報を認識させることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮像部で撮影した撮影領域指定手段の位置に基づき撮像部が適宜に動いて撮影領域を撮影するので、その撮影領域を的確かつ速やかに撮影することができ、その結果、画角調整の煩雑さから解放されるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る資料提示装置の斜視図である。
【図2】カメラヘッドの斜視図である。
【図3】パン/チルト機構の(a)平面図、(b)側面図である。
【図4】制御部による動作系を示すブロック図である。
【図5】一例として挙げた資料である。
【図6】オート撮影モードの動作を示すフローチャートである。
【図7】オート撮影モードでのカメラの被写体の様子を(a)〜(d)の順に示す図である。
【図8】画像処理によりマスキングを施した表示画像である。
【図9】図7と異なる撮影領域の撮影画像である。
【図10】カメラの回転制御を行わせるためのラベルが付加された資料である。
【図11】資料載置台に置かれる資料の姿勢に対応したカメラの回転制御の例を示す図である。
【図12】カメラの回転制御を含むオート撮影モードの動作を示すフローチャートである。
【図13】カメラの回転制御を行わせるためのラベルが付加された他の例の資料である。
【符号の説明】
10…資料載置台
12…パン/チルト機構
14…カメラ(撮像部)
15…ズームレンズ、34…制御部
60r,60b,60g…ラベル(撮影領域指定手段:マーク)
S…資料

Claims (6)

  1. 資料載置台と、
    この資料載置台に載置された資料を撮影するズーム機能を備えた撮像部と、
    撮像部をパン/チルトさせるパン/チルト機構と、
    資料の撮影領域を指定する撮影領域指定手段と、
    前記撮像部が撮影する撮影画像中の前記撮影領域指定手段の像位置に基づいて、前記ズーム機能および前記パン/チルト機構を制御して、撮影領域指定手段で指定された撮影領域に撮像部の画角を設定する制御部とを備えることを特徴とする資料提示装置。
  2. 前記撮像部は光軸回りに回転可能とされ、前記制御部は該撮像部の回転を含めて前記制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の資料提示装置。
  3. 前記撮影領域指定手段は、撮影領域の少なくとも対角2位置に設けられるマークであることを特徴とする請求項1または2に記載の資料提示装置。
  4. 前記マークは、色、形状、大きさまたは反射率によって識別されるものであることを特徴とする請求項3に記載の資料提示装置。
  5. 前記マークは前記資料に着脱可能であることを特徴とする請求項3または4に記載の資料提示装置。
  6. 前記撮影領域は前記資料全体であって、前記撮影領域指定手段は、該資料と前記資料載置台とのコントラストであることを特徴とする請求項1または2に記載の資料提示装置。
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