JP2005175716A - 資料提示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 資料の所望の箇所を確実に指示することができ、装置の小型化を図ることができる資料提示装置を提供する。
【解決手段】 カメラ部60Aには指示部60Bが設けられている。指示部60Bでは、光源65から光が発せられ、発せられた光がパネル66を透過し、ビームスプリッタ64で反射されることにより、ポイント画像Mが、ズームレンズ62を通じてターンテーブル上の立体物に投影される。立体物に投影されたポイント画像は、カメラ部60Aにより撮影されてスクリーン上に表示される。これにより、立体物の所定の箇所を指示することができる。この場合、スクリーン上に表示されたポイント画像を参照しながら、ターンテーブルの回転角度やアームの傾動角度等を調整することにより、カメラ部60Aの画角を適宜設定することができ、これによりポイント画像を立体物に対して移動させることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 カメラ部60Aには指示部60Bが設けられている。指示部60Bでは、光源65から光が発せられ、発せられた光がパネル66を透過し、ビームスプリッタ64で反射されることにより、ポイント画像Mが、ズームレンズ62を通じてターンテーブル上の立体物に投影される。立体物に投影されたポイント画像は、カメラ部60Aにより撮影されてスクリーン上に表示される。これにより、立体物の所定の箇所を指示することができる。この場合、スクリーン上に表示されたポイント画像を参照しながら、ターンテーブルの回転角度やアームの傾動角度等を調整することにより、カメラ部60Aの画角を適宜設定することができ、これによりポイント画像を立体物に対して移動させることができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、資料載置台上に載置された原稿や立体物等の資料を動画用カメラ等の撮像手段で撮影し、その撮影画像をモニタやスクリーン等に表示させる資料提示装置に係り、特に資料の撮影画像に対してポイント画像を投影する指示手段を改良した資料提示装置に関する。
スクリーンに資料の画像を投映し、その画像を参照しながら聴衆に対して資料の内容の説明を行うプレゼンテーションでは、資料の画像をスクリーンに投映するための手段として、近年、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)に代わって、資料提示装置が用いられている。
資料提示装置は、たとえば特許文献1に開示されているように、原稿などの資料を載置するための資料載置台と、この資料載置台に載置された資料を動画撮影するCCD(Charge Coupled Device)カメラなどの撮像手段を備えている。このような資料提示装置では、資料載置台に載置された原稿が撮像手段で撮影され、その撮影された画像が、資料載置台に接続された液晶プロジェクタによりスクリーンに投影される。
ところで、プレゼンテーションでは、プレゼンターが説明を行う場合、資料の画像の所望の箇所を指示(ポインティング)しながら説明を進めることが多く、そのような場合には、たとえばレーザポインタを用い、そこからレーザ光をスクリーンに投射することにより、資料の所望の箇所を指示している。
しかしながら、レーザポインタを用いる手法は、プレゼンターの手振れが大きく反映されるために、資料に対して確実に指示を行うのが困難である等の問題があった。
そこで、外部デバイスとしてデジタイザーなどを用い、資料の撮影画像にポイント画像を合成し、そのポイント画像をマウスなどで操作することにより、資料の所望の箇所を指示することが考えられている。しかしながら、デジタイザーを用いる場合、デジタイザーを別途購入する必要があり、しかも装置の大型化を招いてしまう。
したがって、本発明は、手振れに影響されることなく、資料の所望の箇所に対して確実に指示を行うことができるのはもちろんのこと、装置の小型化を図ることができる資料提示装置を提供することを目的としている。
本発明の資料提示装置は、資料が載置される資料載置面を有する資料載置手段と、資料載置手段に載置された資料を撮影する撮像手段と、撮像手段に設けられ、資料載置面に載置された資料の所定の箇所に少なくとも一つのポイント画像を投影する指示手段とを備えたことを特徴としている。
本発明の資料提示装置では、撮像手段に設けられた指示手段によって、少なくとも一つのポイント画像が資料載置面に載置された資料の所定の箇所に投影される。これにより、レーザポインタを用いる必要がないので、ポイント画像の投影が手振れに影響されることがなくなり、資料の所望の箇所を確実に指示することができる。また、デジタイザーなどの外部デバイスを用いる必要がないので装置の小型化を図ることができる。
具体的には、指示手段は光源を備え、光源を点灯させることにより少なくとも一つのポイント画像を資料に対して投影する。この場合、たとえばスポット状の光源を複数設け、それらを選択的に点灯させることができる。光源としては、LED等が挙げられる。ポイント画像のパターンとしては、点に加えて、クロスターゲットや矢印マーク等が挙げられる。この場合、たとえば上記パターンの部分のみ素抜けで、他の部分は光を通さないパネルを光源の全面に設け、光源からパネルに向けて光を発する。あるいは、パネルの代わりに液晶表示装置を備え、この液晶表示装置に複数のポイント画像のパターンを選択的に表示させるようにしてもよい。パネルや液晶を用いる場合は光源として、ランプや蛍光灯等を使用する。なお、パネルはフィルムや、プラスチック、ガラス等に印刷や、露光、現像、エッチング等を施すことにより製作する。
指示手段は、種々の配置形式で撮像手段に設けることができる。たとえば、撮像手段の光軸上にビームスプリッタを配置し、このビームスプリッタによって形成される透過光路および反射光路の一方に撮像手段を配し、他方に指示手段を配するのが好適である。これにより、簡単な構成で資料の所望の箇所を指示することができる。この場合、指示手段は、撮像手段とレンズを共有し、レンズから撮像手段に至る撮像光路とレンズから指示手段に至る指示光路とが等しくなるように設定する。また、指示手段は撮像手段とレンズを共有しないように構成することも可能であり、たとえば指示手段用のレンズ系を撮像手段のレンズの隣に配置するようにしてもよい。
また、指示手段は、ポイント画像を移動させる画像移動手段を有するのが好適である。画像移動手段として種々の装置を用いることができる。たとえば、画像移動手段として、ステッピングモータ等のモータを指示手段に設け、このモータにより指示手段を移動させることにより、資料に対してポイント画像を移動させる。あるいは、指示手段に上記のような液晶表示装置を設け、液晶表示装置に表示されるパターンをポイント画像として投影する場合、パターンを制御する表示制御部を備えることができる。この場合、表示制御部により液晶表示装置を駆動して、パターンの表示位置および/または表示個数を制御する。これにより、パターンの表示位置を移動させたり、表示個数を変更することができる。
上記画像移動手段によってポイント画像自体を移動させる代わりに、資料に対する撮像手段の撮影位置あるいは撮像手段に対する資料の載置位置を移動させて、資料に対する撮像手段の画角を調整することにより、資料に対してポイント画像を移動させるようにしてもよい。この場合、上記のように指示手段は撮像手段に設けられていることから、資料に対して撮像手段を移動させると、指示手段は撮像手段とともに移動するので、その指示手段により投影されるポイント画像は、資料上を移動する。また、資料を移動させる場合も同様にして、撮像手段に対して資料を移動させると、指示手段に対して資料が移動するので、指示手段により投影されるポイント画像は、資料上を移動する。
上記態様は、たとえば、資料載置手段に回転自在に設けられ、資料載置面を有するターンテーブルと、資料載置手段に傾動自在に取り付けられ、撮像手段を支持するアームと、ターンテーブル、アーム、および画像移動手段を駆動する駆動手段と、ターンテーブルの回転角度、アームの傾動角度、およびポイント画像の位置を操作するためのリモートコントロール手段と、このリモートコントロール手段の操作信号に従って駆動手段を制御する制御手段とを備えるのが好適である。この場合、制御手段は、リモートコントロール手段の操作信号に従って、ターンテーブルの回転、アームの傾動、ポイント画像の移動を行う。これにより、ポイント画像自体を資料に対して自動で移動させることができる。また、資料に対する撮像手段の画角を自動で調整することができ、これによりポイント画像を資料に対して自動で移動させることができる。したがって、資料の所望の箇所を自動で指示することができる。なお、この場合、リモートコントロール手段の代わりに、たとえば資料提示装置に操作パネルを設け、この操作パネルを用いることにより、ターンテーブルの回転角度、アームの傾動角度、およびポイント画像の位置を操作するようにしてもよい。
上記態様は、互いに隔地にいる者どうしの間で行われるTV会議等に適用することができる。たとえば、資料のある側と資料のない側とが互いに隔地にある場合、資料のある側は、上記態様の資料提示装置を備え、この資料提示装置の資料載置面に資料が載置される。一方、資料のない側は、たとえば、資料提示装置の撮像手段によって撮影された撮影画像を表示する表示手段とリモートコントロール手段とを備える。この場合、資料のある側において撮像手段により撮影された撮影画像は、通信回線を介して資料のない側に送信し、資料のない側において、表示手段に撮影画像を表示し、リモートコントロール手段を操作する。リモートコントロール手段による操作信号は、通信回線を通じて制御手段に送信され、制御手段は、資料のない側から送信されたリモートコントロール手段の操作信号に従って駆動手段を制御することにより、ポイント画像の操作を行う。これにより、資料のない側においても、リモートコントロール手段を操作することにより、隔地にある資料提示装置に載置された資料に対してポイント画像を操作することができる。したがって、資料のない側は、資料のある側に依存せずに、資料を所望のアングルで見ることや、資料の所望の箇所を指示することができるので、互いに隔地にいる者どうしでもスムーズにコミュニケーションを行うことができる。
資料に対する撮像手段の画角を調整することにより、資料に対してポイント画像を移動させる手段は、上記の態様に限定されるものではない。たとえば、撮像手段に設けられ、資料に対するズーム倍率を設定するためのズーム機能と、撮像手段を左右/前後方向に傾動させるパン/チルト機構とを備えるようにしてもよい。この場合、駆動手段は、ズーム機能およびパン/チルト機構を駆動し、撮像手段のズーム機能のズーム倍率、およびパン/チルト機構による撮像手段の左右方向/前後方向のそれぞれの傾動角度は、リモートコントロール手段によって操作され、制御手段は、リモートコントロール手段の操作信号に従って、ポイント画像の操作を行う。
本発明の資料提示装置によれば、撮像手段に設けられた指示手段によって、少なくとも一つのポイント画像が資料載置面に載置された資料の所定の箇所に投影される。これにより、レーザポインタを用いる必要がないので、ポイント画像の投影が、手振れに影響されることがなくなり、資料の所望の箇所を確実に指示することができる。また、デジタイザーなどの外部デバイスを用いる必要がないので、装置の小型化を図ることができる。
(A)実施形態の構成
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る資料提示装置3が適用されたプレゼンテーションシステムの全体を示す概略図である。図2は、資料提示装置3の概略構成を示す斜視図である。図3は、資料提示装置3のカメラヘッド60の内部を示す側面図である。図1において、符号1はスクリーン、2はスクリーン1に画像を投影する液晶プロジェクタ(1,2は表示手段)、3は資料にポイント画像Mを投影し、ポイント画像Mが投影された資料の撮影画像を液晶プロジェクタ2に出力する資料提示装置、4はポイント画像Mを操作をするためのリモートコントローラ(以下、「リモコン」と略称する)、Pはリモコン4を操作するプレゼンターを示している。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る資料提示装置3が適用されたプレゼンテーションシステムの全体を示す概略図である。図2は、資料提示装置3の概略構成を示す斜視図である。図3は、資料提示装置3のカメラヘッド60の内部を示す側面図である。図1において、符号1はスクリーン、2はスクリーン1に画像を投影する液晶プロジェクタ(1,2は表示手段)、3は資料にポイント画像Mを投影し、ポイント画像Mが投影された資料の撮影画像を液晶プロジェクタ2に出力する資料提示装置、4はポイント画像Mを操作をするためのリモートコントローラ(以下、「リモコン」と略称する)、Pはリモコン4を操作するプレゼンターを示している。
資料提示装置3は、装置の基台としての資料載置台(資料載置手段)31を備えている。資料載置台31には、その正面に、リモコン4から発信される操作信号を受信する受信部32が設けられ、上面に資料を載置するための回転可能なターンテーブル33が設けられている。また、資料載置台31には、その正面とは反対側の中央にアーム34が傾動可能に取り付けられている。アーム34の上端部には、パン/チルト機構50を介してカメラヘッド60が支持されている。カメラヘッド60は、図3に示すようにカメラ部(撮像手段)60Aを備えている。カメラ部60Aには、資料に対してポイント画像Mを投影する指示部(指示手段)60Bが設けられている。本実施形態では、指示部60Bおよびこの指示部60Bによって実現されるポインティング機能ついて詳述し、それ以外の構成・作用の説明については簡略化する。
ターンテーブル33は、円盤状の資料載置面を有し、そこには資料として例えば家の模型などの立体物Sが載置される。ターンテーブル33は、図2に示すように、その中心を軸として、資料載置台31に対して時計回り・反時計回りの両方向(図2で矢印G−H方向、回転角度θ1に対応)に回転可能に設けられている。この場合、ターンテーブル33は、上記両方向ともに、360゜以上回転することが可能である。
アーム34は、その基端部が、傾動軸35を介して、資料載置台31の一側部に形成されたヒンジ突起36に傾動可能に取り付けられている。アーム34は、図4に示すように資料載置台31に対して垂直方向(すなわち、90゜に起立した状態)から水平方向(すなわち、0゜に傾倒した状態)までの範囲内で(図2および図4で矢印K−L方向、傾動角度θ2に対応)傾動する。
パン/チルト機構50は、図5(A),(B)に示すようにアーム34の上端部前面に形成された円筒状のホルダ51を備えている。ホルダ51内には、パン軸52が回転可能に取り付けられ、このパン軸52の先端には、チルト軸53が取り付けられている。チルト軸53には、カメラヘッド60が回転可能に取り付けられている。パン軸52がホルダ51内で回転することによって、カメラヘッド60が資料載置台31の資料載置面に対し左右方向(図2でX−X’方向に対応)に傾動する。また、チルト軸53を中心としてT−T’方向に回転することにより、カメラヘッド60が資料載置台31の資料載置面に対し前後方向(図2でY−Y’方向に対応)に傾動する。
カメラヘッド60の下面には、資料載置台31に対して光を照射する複数のライト61が取り付けられている(図2にのみ図示)。また、カメラヘッド60の内部には、カメラ部60Aと指示部60Bとが配置されている。
カメラ部60Aは、カメラヘッド60の下端に配置されたズームレンズ62と、このズームレンズ62の上方に所定間隔をおいて配置されたCCDカメラ等からなる動画撮影用のカメラ63とから構成されている。ズームレンズ62は、その光軸がターンテーブル33に直交する状態で取り付けられている。カメラ63は、図6に示すように、撮影方向を下向きにして光軸回り(R−R’方向)に回転可能に取り付けられ、そこではズームレンズ62によってターンテーブル33上の立体物Sの画像が結像される。なお、ズームレンズ62の光軸(図4では一点鎖線で示している)は、アーム34の傾動角度θ2がいかなる場合でもターンテーブル33の中心より若干上方部分であって、アーム34の傾動軸35の中心軸線上を通るようになっている。なお、図6では、指示部60Bの図示は省略している。
ズームレンズ62からカメラ63に至る撮像光路(カメラ部60Aの光軸)には、ビームスプリッタ64が配置されている。ビームスプリッタ64により透過光路および反射光路が形成され、たとえば、透過光路にカメラ63が配され、反射光路に指示部60Bが配されている。この場合、指示部60Bは、カメラ部60Aのズームレンズ62を共有している。ビームスプリッタ64は、カメラ部60A側および指示部60B側のいずれの光軸に対しても45゜の角度で交わる状態で傾斜している。
指示部60Bは、光を発する光源65と、ポイント画像Mのパターンを有するパネル66とから構成されている。光源65としては、LEDや、ランプ、蛍光灯等が挙げられる。ポイント画像Mのパターンとしては、点に加えて、クロスターゲットや矢印マーク等が挙げられる。パネル66は、そこからズームレンズ62に至る光路が、カメラ63からズームレンズ62に至る撮像光路と等距離となるように配置されている。この場合、カメラ部60Aと指示部60Bとがズームレンズ62を共有していることから、パネル66は、そこからビームスプリッタ64に至る光路L1が、カメラ63からビームスプリッタ64に至る撮像光路L2と等距離となるように配置されている。これにより、指示部60Bから投影されるポイント画像Mは、カメラ部60Aにより設定された画角の略中心に位置する。
このような構成を有する指示部60Bでは、光源65から光が発せられ、発せられた光がパネル66を透過し、ビームスプリッタ64で反射されることにより、ポイント画像Mが、ズームレンズ62を通じてターンテーブル33上の立体物Sに投影される。これにより、指示部60Bは、ポイント画像Mによって立体物Sの所定の箇所を指示することができる。なお、パネル66は、カメラヘッド60に設けられた挿入口(図示略)から所定の位置に挿脱できるようになっているので、必要に応じて他のパターンを有するパネルと交換することにより種々のパターンを有するポイント画像Mを立体物Sに対して投影することができる。
また、資料提示装置3は、図7に示すように、上記各部位を電動で駆動するための駆動部81〜85と、これら駆動部(駆動手段)81〜85を制御する制御部(制御手段)86とを備えている。図7は、資料提示装置3の制御ブロック図を示している。ターンテーブル駆動部81は、ターンテーブル33を回転させる。アーム駆動部82は、アーム34を傾動させる。パン/チルト駆動部83は、カメラヘッド60をパン軸52およびチルト軸53回りに回転させる。ズームレンズ駆動部84は、ズームレンズ62を駆動してズーム倍率を調整する。カメラ回転駆動部85は、カメラ63を光軸回りに回転させる。制御部86は、上記リモコン4からの操作信号に従って、駆動部81〜85を駆動する。
リモコン4には、図8に示すように、上記各駆動部81〜85を作動させるためのボタン41〜45と、ポイント画像Mの投影のオン/オフを行うためのポイント画像ボタン46とが設けられている。ターンテーブルボタン41は、ターンテーブル33を時計回りに回転させるためのボタンと、ターンテーブル33を反時計回りに回転させるためのボタンとから構成されている。このようなターンテーブルボタン41を操作することにより、ターンテーブル33の回転角度θ1が調整される。アームボタン42は、アーム34を起立方向に傾動させるためのボタンと、傾倒方向に傾動させるためのボタンとから構成されている。このようなアームボタン42を操作することにより、アーム34の傾動角度θ2が調整される。
パン/チルトボタン43は、パン軸52およびチルト軸53を各方向ごとに回転させるための4つのボタンから構成されている。このようなパン/チルトボタン43を操作することにより、立体物Sに対するカメラヘッド60の左右/前後方向(X−X’/Y−Y’方向)の傾動角度が調整される。ズームボタン44は、ズームアップするためのテレ(望遠)ボタンと、ズームダウンするためのワイド(広角)ボタンから構成されている。このようなズームボタン44を操作することにより、ズームレンズ62のズーム倍率が調整される。カメラ回転ボタン45は、カメラ63を時計回りに回転させるための時計回りボタンと、カメラ63を反時計回りに回転させるための反時計回りボタンとから構成されている。このようなカメラ回転ボタン44を操作することにより、カメラ63の回転角度が調整される。ポイント画像ボタン46は、光源65による発光をオン/オフさせることにより、ポイント画像Mの投影のオン/オフを行うためのボタンである。
これらボタン41〜46は、押した状態ではオンとなり、押さない状態ではオフとなるプッシュ式ボタンである。これらボタン41〜46を用いてオン/オフを行うと、その操作信号が発信部47から発信される。発信された操作信号は、本体側の受信部31に受信されて制御部86に入力され、制御部86は、その操作信号に従って、駆動部81〜85を駆動する。これにより、ターンテーブル33の回転動作、アーム34の傾動動作、パン/チルト機構50によるカメラヘッド60の左右/前後方向の傾動動作、ズームレンズ62のズーム倍率調整、およびカメラ63の回転動作、ポイント画像Mの投影のオン/オフの選択が行われる。
(B)実施形態の動作
次に、上記構成を有する資料提示装置3の動作について説明する。まず、プレゼンターPは、ターンテーブル33に立体物Sを載置する。次いで、プレゼンターPは、リモコン4を用いて、ポイント画像ボタン46を押下する。すると、指示部60Bの光源65から光が発せられ、発せられた光がパネル66を透過し、ビームスプリッタ64により反射される。そして、反射された光が、ズームレンズ62を通過することにより、パネル66のパターン(たとえば、クロスターゲット)を有するポイント画像Mが、立体物Sの所定の箇所に投影される。ポイント画像Mが投影された立体物Sは、カメラ部60Aのカメラ63により動画撮影され、その撮影画像がスクリーン1に投影される。
次に、上記構成を有する資料提示装置3の動作について説明する。まず、プレゼンターPは、ターンテーブル33に立体物Sを載置する。次いで、プレゼンターPは、リモコン4を用いて、ポイント画像ボタン46を押下する。すると、指示部60Bの光源65から光が発せられ、発せられた光がパネル66を透過し、ビームスプリッタ64により反射される。そして、反射された光が、ズームレンズ62を通過することにより、パネル66のパターン(たとえば、クロスターゲット)を有するポイント画像Mが、立体物Sの所定の箇所に投影される。ポイント画像Mが投影された立体物Sは、カメラ部60Aのカメラ63により動画撮影され、その撮影画像がスクリーン1に投影される。
そこで、プレゼンターPは、スクリーン1に投影された立体物S上のポイント画像Mを参照しながら、リモコン4の各ボタン41〜45を適宜押下し、ターンテーブル33の回転角度θ1、アーム34の傾動角度θ2、パン/チルト機構50の左右方向/前後方向の傾動角度、ズームレンズ62のズーム倍率、あるいはカメラ63の回転角度を調整する。これにより、立体物Sに対するカメラ部60Aの画角が設定される。この場合、カメラ部60Aに設けられた指示部60Bは、カメラ部60Aとともに立体物Sに対して移動するので、指示部60Bから投影されるポイント画像Mは、立体物S上を移動する。したがって、カメラ部60Aを所望の画角に設定することができるとともに、これによりポイント画像Mを立体物Sの所望の箇所に投影することができる。なお、本実施形態では、立体物Sに対してポイント画像Mを投影した後、カメラ部60Aの画角を調整して立体物S上のポイント画像Mを移動させる場合について説明したが、カメラ部60Aの画角を調整した後、ポイント画像Mを立体物Sの所望の箇所に投影するようにしてもよい。
本実施形態の資料提示装置3では、カメラ部60Aに設けられた指示部60Bによって、少なくとも一つのポイント画像Mがターンテーブル33の資料載置面に載置された立体物Sの所定の箇所に投影される。これにより、レーザポインタを用いる必要がないので、ポイント画像Mの投影が手振れに影響されることがなくなり、立体物Sの所望の箇所を確実に指示することができる。また、デジタイザーなどの外部デバイスを用いる必要がないので、装置の小型化を図ることができる。
(C)変形例
上記実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、上記実施形態では、リモコン4を用いて遠隔操作でポイント画像Mを操作するプレゼンテーションに本発明を適用したが、これに限定されるものではない。たとえば、本発明は、互いに隔地にいる者どうしの間で行われるTV会議等に適用することができる。
上記実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、上記実施形態では、リモコン4を用いて遠隔操作でポイント画像Mを操作するプレゼンテーションに本発明を適用したが、これに限定されるものではない。たとえば、本発明は、互いに隔地にいる者どうしの間で行われるTV会議等に適用することができる。
たとえば、図9に示すように、資料のある側(プレゼンターP)は、上記実施形態の資料提示装置3を備え、そのターンテーブル33には資料として立体物Sが載置される。この場合、資料提示装置3のカメラ部60Aで撮影された立体物Sの撮影画像は、資料提示装置3に接続されたモニタ1Aに表示される。一方、資料のない側(聴衆者Q)は、資料のある側とは隔地に位置しており、たとえば、資料提示装置3のカメラ部60Aによって動画撮影された撮影画像を表示するモニタ1Aとリモコン4とを備える。モニタ1Aは、リモコン4からの操作信号を受信する受信部32Aが設けられている。この場合、プレゼンターP側の資料提示装置3と聴衆者Q側のモニタ1Aは通信回線(図示略)によって接続されている。
この場合、プレゼンターP側のカメラ部60Aにより撮影された撮影画像は、通信回線を介して隔地にいる聴衆者Q側に送信され、聴衆者Q側のモニタ1Aに撮影画像が表示される。聴衆者Qは、立体物Sの所定の箇所を指示する場合、モニタ1Aに表示された立体物Sの撮影画像を参照しながら、リモコン4を操作することにより、立体物Sに対してポイント画像Mを投影し、立体物Sに対するカメラ部60Aの画角を調整する。聴衆者Q側のリモコン4による操作信号は、通信回線を通じて制御部86に送信され、制御部86は、聴衆者Q側から送信されたリモコン4の操作信号に従って各駆動部81〜85を制御することにより、ポイント画像Mの操作を行う。この場合、聴衆者Qは、カメラ部60Aの画角を調整した後、立体物Sに対してポイント画像Mを投影するようにしてもよい。これにより、資料のない聴衆者Q側においても、リモコン4を操作することにより、隔地にある資料提示装置3に載置された立体物Sに対してポイント画像Mを操作することができる。したがって、聴衆者Q側は、立体物SのあるプレゼンターP側に依存せずに、立体物Sを所望のアングルで見ることや、立体物Sの所望の箇所を指示することができるので、互いに隔地にいる者どうしでもスムーズにコミュニケーションを行うことができる。
また、上記実施形態では、パネル66を用い、このパネル66が有するポイント画像Mのパターンを立体物Sに対して投影するようにしたが、パネル66の代わりに、液晶パネルを有する液晶表示装置を用いてポイント画像Mのパターンを立体物Sに対して投影するようにしてもよい。たとえば、液晶表示装置を用いてポイント画像Mのパターンの形状や表示個数を選択し、液晶パネルを適宜駆動することにより選択されたパターンの表示位置を移動させる。この場合、上記制御部86からの指示に基づいて、パターンの形状や、表示位置、表示個数等を制御する表示制御部(図示略)を資料提示装置3の内部に設ける。さらに、ポイント画像Mのパターンの形状を選択するボタンや表示個数を選択するボタン、表示位置を移動させるためのボタン等をリモコン4に設け、これらボタンを適宜操作することにより、制御部86は、リモコン4からの操作信号に従って、表示制御部に指示するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、指示部60Bにおいて光源65を1つ設けるようにしたが、たとえばスポット状の光源65を複数設け、それらを選択的に点灯させるようにしてもよい。たとえば、光源65を中心に1つ設け、その光源65の周囲に光源65を複数設ける。この場合、これら光源65を選択的に点灯させるためのボタンをリモコン4に設ける。
加えて、上記実施形態では、リモコン4の各ボタン41〜46を用いて各部位を操作するようにしたが、リモコン4の代わりに、たとえば資料提示装置3の一側部に操作パネルを設け、この操作パネルに上記ボタン41〜46を設けるようにしてもよい。また、上記実施形態では、ターンテーブル33の回転角度θ1、アーム34の傾動角度θ2、パン/チルト機構50によるカメラヘッド60の左右方向/前後方向の傾動角度、ズームレンズ62のズーム倍率、およびカメラ63の回転角度を調整可能としたが、これに限定されるものではなく、たとえば上記部位の少なくとも一つを調整可能としてもよい。たとえば、ターンテーブル33の回転角度θ1およびアーム34の傾動角度θ2を調整可能とする、あるいはパン/チルト機構50によるカメラヘッド60の左右方向/前後方向の傾動角度およびズームレンズ62のズーム倍率を調整可能とし、これら部位を調整することによってカメラ部60Aの画角を設定するようにしてもよい。
1…スクリーン(表示手段)、1A…モニタ、2…液晶プロジェクタ(表示手段)、3…資料提示装置、4…リモコン(リモートコントロール手段)、31…資料載置台(資料載置手段)、33…ターンテーブル、34…アーム、50…パン/チルト機構、60A…カメラ部(撮像手段)、60B…指示部(指示手段)、62…ズームレンズ、63…カメラ、81…ターンテーブル駆動部、82…アーム駆動部、83…パン/チルト駆動部、84…ズームレンズ駆動部、85…カメラ回転駆動部、86…制御部(制御手段)
Claims (7)
- 資料が載置される資料載置面を有する資料載置手段と、
前記資料載置台手段に載置された資料を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段に設けられ、前記資料載置面に載置された資料の所定の箇所に少なくとも一つのポイント画像を投影する指示手段とを備えたことを特徴とする資料提示装置。 - 前記撮像手段の光軸上にビームスプリッタが配置され、
このビームスプリッタによって形成される透過光路および反射光路の一方に前記撮像手段が配され、他方に前記指示手段が配されていることを特徴とする請求項1に記載の資料提示装置。 - 前記指示手段は、前記ポイント画像を移動させる画像移動手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の資料提示装置。
- 前記指示手段は、液晶表示装置に表示されるパターンを投影するものであり、前記パターンの表示位置および/または表示個数を制御する表示制御部を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の資料提示装置。
- 前記資料載置手段に回転自在に設けられ、前記資料載置面を有するターンテーブルと、
前記資料載置手段に傾動自在に取り付けられ、前記撮像手段を支持するアームと、
前記ターンテーブル、前記アーム、および前記画像移動手段を駆動する駆動手段と、
前記ターンテーブルの回転角度、前記アームの傾動角度、および前記ポイント画像の位置を操作するためのリモートコントロール手段と、
このリモートコントロール手段の操作信号に従って前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、リモートコントロール手段の操作信号に従って、前記ターンテーブルの回転、前記アームの傾動、前記ポイント画像の移動を行うことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の資料提示装置。 - 前記撮像手段によって撮影された撮影画像は、この撮影画像を表示する表示手段と前記リモートコントロール手段とが備えられた隔地に通信回線を介して送信され、この隔地において、前記表示手段に前記撮影画像を表示し、該隔地のリモートコントロール手段を操作することにより、このリモートコントロール手段による操作信号は前記通信回線を通じて前記制御手段に送信され、この制御手段は、前記隔地から送信されたリモートコントロール手段の操作信号に従って前記駆動手段を制御することにより、前記ポイント画像の操作を行うことを特徴とする請求項5に記載の資料提示装置。
- 前記撮像手段に設けられ、前記資料に対するズーム倍率を設定するためのズーム機能と、
前記撮像手段を左右/前後方向に傾動させるパン/チルト機構とを備え、
前記駆動手段は、前記ズーム機能および前記パン/チルト機構を駆動し、
前記撮像手段のズーム機能のズーム倍率、および前記パン/チルト機構による前記撮像手段の左右方向/前後方向のそれぞれの傾動角度は、前記リモートコントロール手段によって操作され、前記制御手段は、前記リモートコントロール手段の操作信号に従って、前記ポイント画像の操作を行うことを特徴とする請求項5または6に記載の資料提示装置。
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CH698322B1 (de) * | 2006-02-07 | 2009-07-15 | Wolfvision Gmbh | Bildaufnahmegerät und Verfahren mit Aufnahmebereichs-Markierung. |
JP2010057156A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Research & Industry-Univ Cooperation Foundation Hankuk Univ Of Foreign Studies | デジタルプレゼンタ |
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2003
- 2003-12-09 JP JP2003410834A patent/JP2005175716A/ja active Pending
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