JPH11210543A - エンジン回転計駆動装置 - Google Patents

エンジン回転計駆動装置

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JPH11210543A
JPH11210543A JP2664098A JP2664098A JPH11210543A JP H11210543 A JPH11210543 A JP H11210543A JP 2664098 A JP2664098 A JP 2664098A JP 2664098 A JP2664098 A JP 2664098A JP H11210543 A JPH11210543 A JP H11210543A
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JP
Japan
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rotation speed
speed signal
engine
increase
decrease correction
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JP2664098A
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Inventor
Susumu Yoshida
晋 吉田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/42Devices characterised by the use of electric or magnetic means
    • G01P3/44Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed
    • G01P3/48Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage
    • G01P3/481Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage of pulse signals
    • G01P3/489Digital circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P1/00Details of instruments
    • G01P1/07Indicating devices, e.g. for remote indication
    • G01P1/08Arrangements of scales, pointers, lamps or acoustic indicators, e.g. in automobile speedometers
    • G01P1/10Arrangements of scales, pointers, lamps or acoustic indicators, e.g. in automobile speedometers for indicating predetermined speeds
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン回転計の指針を、必要に応じてエン
ジン回転数の変化に正しく追従させることの可能な回転
計駆動装置を提供する。 【解決手段】 パルス解析手段101は定角度パルスの
パルス発生周期Tn およびその変化率ΔTを算出する。
回転数信号発生手段102は回転数信号t0を算出す
る。増減補正手段103は増減補正値Δt1を算出す
る。補正制限手段106は減量補正値Δt2する。減算
部107は増減補正値Δt1と減量補正値Δt2との差
分Δt3を出力する。加算部108は回転数信号t0と
前記差分tΔ3とを加算して出力する。ピークホールド
手段104は、極値検知手段105がエンジン回転数の
極値を検知するとエンジン回転計の指針を所定時間だけ
ホールドするために減算部107による差分Δt3の出
力を所定時間だけ制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン回転計の
駆動装置に係り、特に、エンジン回転数の急激な変化に
指針が正しく追従できるようにしたエンジン回転計駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン回転数を表示するエンジン回転
計では、エンジン回転数の急激な変化に対する可動部分
の応答遅れがあった。
【0003】このような問題点を解決するために、本出
願人は、現在のエンジン回転数Neに応じた通電時間だ
けエンジン回転計に駆動電流を供給して指針を駆動する
に際して、エンジン回転数Neの変化率ΔNeを検知
し、検知されたエンジン回転数Neおよびその変化率Δ
Neに応じた補正時間だけ、エンジン回転数の上昇局面
では通電時間を増やし、下降局面では通電時間を減じる
ことにより、応答遅れを解消するようにしたエンジン回
転計駆動装置について出願し(特願昭63−64822
号)、特許登録を受けた(第2685787号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
れば、エンジン回転計の指針をエンジン回転数の変化に
精度良く追従させることが可能になるが、その反面、補
正量をより多くしていくと以下のような問題が新たに生
じた。 (1) エンジン回転数が急激に上昇または下降すると、指
針が実回転数をオーバーしてしまうという(オーバーシ
ュート)問題があった。 (2) アイドリング時のように、エンジン回転数が比較的
不安定な場合に指針が過剰反応し、指針がエンジン回転
数の実際の変動より大きく変動してしまうという問題が
あった。 (3) 減速時等に指針が不必要に過剰反応してしまうとい
う問題があった。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、エンジン回転計の指針を、必要に応じてエ
ンジン回転数の変化に正しく追従させることの可能な回
転計駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、エンジンのクランク軸が所定角度
回転するごとに定角度パルスを発生する定角度パルス発
生手段と、定角度パルスの発生周期Tおよびその変化率
ΔTを検知するパルス解析手段と、前記発生周期Tに基
づいて、エンジン回転数を代表する回転数信号を発生す
る回転数信号発生手段と、前記回転数信号により駆動さ
れるエンジン回転計と、前記検知された変化率ΔTに応
じて前記回転数信号を増減補正する増減補正手段とを具
備したエンジン回転計駆動装置において、以下のような
手段を講じた点に特徴がある。 (1) 増減補正手段による回転数信号の増減補正時間を計
時する計時手段と、増減補正時間が長くなるほど、前記
回転数信号に対する増減補正量を減少させる補正制限手
段とを設けた。 (2) 増減補正手段は、エンジン回転数が所定値以下であ
ると、前記回転数信号に対する増減補正を停止するよう
にした。 (3) 増減補正手段は、変化率ΔTが正の場合のみ、前記
回転数信号に対する増減補正を行うようにした。 (4) 増減補正手段は、スロットル開度の変化率が所定値
よりも大きい場合のみ、前記回転数信号に対する増減補
正を行うようにした。
【0007】上記した構成(1) によれば、指針のオーバ
ーシュートが防止される。上記した構成(2) によれば、
アイドリング時に指針がエンジン回転数の変動以上に変
動してしまうことを防止できる。上記した構成(3) によ
れば、減速時等における指針の過剰反応を防止できる。
上記した構成(4) によれば、運転者が自らの意思で加速
する場合のみ指針の応答性を向上させることができ、減
速時等に指針が不必要に過剰反応することを防止でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の構
成および動作を詳細に説明する。図1は、本発明が適用
されるエンジン回転計駆動装置の主要部の構成を示した
ブロック図である。
【0009】パルス発生器1からはエンジンのクランク
軸の回転に応じてAおよびBの2つのパルスが発生す
る。Aパルスはエンジンが1回転するごとに1回発生
し、Bパルスはクランク軸が一定角度回転するごとに1
回発生する。なお、このBパルスはエンジン回転数Ne
の変化によってその周期Tが変化するエンジン回転数信
号である。各パルスは、マイクロコンピュータ10のC
PU11に供給される。フリップフロップ14は、トラ
ンジスタ15をスイッチング動作させて点火コイル16
の1次側への電流供給を制御すると共に、点火プラグ1
7の点火時期を調整する。
【0010】前記CPU11は、ROM12に予め記憶
されたプログラムにしたがってRAM13をワークエリ
アとして演算動作を実行し、演算結果に応じた通電指令
信号をスイッチ駆動回路18に供給する。スイッチ駆動
回路18は、CPU11から供給された通電指令信号に
基づいてスイッチSWを開閉駆動し、エンジン回転計9
への通電時間を制御する。
【0011】次いで、前記CPU11の動作を具体的に
説明する。CPU11は、図2に示したメインルーチン
を繰り返し実行し、Bパルスが入力される毎に、図3に
示したプログラムを割込み実行する。
【0012】図2のメインルーチンでは、点火ステージ
カウント値sig、点火遮断トリガカウント値tig、通電
ステージカウント値scgおよび通電タイミングカウント
値tcgが、それぞれ入力されたBパルスの周期Tの関数
値f1(T)、g1(T)、f2(t)およびg2(T)として
求められ、前記RAM13に書込まれる。なお、各関数
値はデータマップとしてROM12に予め記憶しておく
ことができる。
【0013】ここで、メインルーチンの実行中にBパル
スが入力されて図3のプログラムが起動されると、前記
点火プラグ17を点火させるための点火動作処理および
エンジン回転計9の指針を駆動するためのメータ駆動処
理の各処理が当該順序で行われる。点火動作処理では、
前記各関数値f1(T)、g1(T)、f2(t)およびg2
(T)に基づいて点火動作が実行されるが、従来と同様
の処理を採用することが可能なので、ここでは説明を省
略する。
【0014】図5は、前記エンジン回転計9の駆動処理
にかかる前記マイクロコンピュータ10の機能ブロック
図であり、CPU11が前記ROM12およびRAM1
3に記憶されたプログラムあるいはデータにしたがって
実行する一機能である。
【0015】図5において、パルス解析手段101は、
前記パルス発生器1から出力される定角度パルス(パル
スB)を解析し、パルス発生周期Tn およびその変化率
ΔTを算出する。回転数信号発生手段102は、前記パ
ルス発生周期Tn に基づいて、エンジン回転数Neを代
表する回転数信号t0を算出し、これを出力する。増減
補正手段103は、エンジン回転計9の応答遅れを補正
するために前記回転数信号t0に加算または減算される
増減補正値Δt1を次式(1) に基づいて算出し、これを
出力する。 Δt1=ka・ΔNe … (1) ここで、エンジン回転数の変化率ΔNeはパルス発生周
期の変化率ΔTに置き換えることもできる。また、係数
kaはエンジン回転数Neに応じて(すなわち、パルス
発生周期Tn に応じて)変化するパラメータであり、本
実施形態では、高回転領域ほど増減補正値Δt1が大き
くなるように、図4に示したとおり、エンジン回転数N
eが3000回転未満であればk1、3000〜500
0回転であればk2(>k1)、5000回転以上であ
ればk3(>k2)が選択されるようにしている。な
お、前記係数kaは、エンジン回転数Neにかかわらず
一定としても良い。
【0016】補正制限手段106はタイマ106aを備
え、前記回転数信号t0が前記増減補正値Δt1によっ
て増減される継続時間tcを計時する。そして、前記増
減補正値Δt1を継続時間tcが長くなるほど漸次減少
させるための減量補正値Δt2を、次式(2) に基づいて
算出する。 Δt2=kb・tc/ΔT … (2) ここで、係数kbは前記kaと同様にエンジン回転数に
応じて変化するパラメータとしても良いし、あるいはエ
ンジン回転数Neにかかわらず一定の定数としても良
い。
【0017】減算部107は、前記増減補正手段103
から出力される増減補正値Δt1と前記補正制限手段1
06から出力される減量補正値Δt2との差分Δt3
(=Δt1−Δt2)を算出して出力する。加算部10
8は、前記回転数信号発生手段102から出力される回
転数信号t0と前記差分tΔ3とを加算し、これを通電
時間tonとして通電制御部109へ供給する。通電制御
部109はタイマ109aを備え、指示された通電時間
onだけ前記スイッチSWをオンするための制御信号を
前記駆動回路18へ供給する。
【0018】極値検知手段105は、前記パルス発生周
期Tn に基づいて、エンジン回転数Neが上昇から降下
に転じる変化点および降下から上昇に転じる変化点(以
下、各変化点を極値と表現する場合もある)を検知す
る。ピークホールド手段104はタイマ104aを備
え、前記極値検知手段105によってエンジン回転数の
極値が検知されると、前記エンジン回転計9の指針を所
定時間だけホールドするために、前記減算部107によ
る差分Δt3の出力を所定時間だけ制限する。
【0019】次いで、図6、7のフローチャートおよび
図8を参照して、本実施形態の動作を詳細に説明する。
なお、図8において、太実線は指針の表示値を示し、細
実線は実際のエンジン回転数を示し、太破線は駆動信号
(ton)をエンジン回転数に換算した値を示している。
【0020】図6において、ステップS39では、パル
ス解析手段101によって定角度パルスBが解析され、
今回のパルス発生周期Tn およびその変化率ΔTが算出
される。ステップS40では、ピークホールド時間を計
時するピークホールド手段104のピークホールドタイ
マ104aが計時中であるか否かが判別され、計時中で
はない、すなわちピークホールド中でなければステップ
S41へ進む。
【0021】ステップS41では、増減補正手段103
により、前記算出された変化率ΔTの絶対値が基準値α
1よりも大きいか否かが判別される。ここで、図8の時
刻j1のように、変化率ΔT1の絶対値が基準値α1よ
りも小さいと、ステップS56において増減補正値Δt
1に“0”がセットされて減算部107へ出力される
が、時刻j2のように変化率ΔT2の絶対値が基準値α
1を超えるとステップS42へ進む。
【0022】ステップS42では、パルス発生周期Tn
で代表されるエンジン回転数Neが基準値α2よりも大
きいか否かが判別され、Neが基準値α2以下であれ
ば、ステップS56へ進んで増減補正値Δt1に“0”
がセットされ、Neが基準値α2を超えている場合のみ
ステップS43へ進む。このように、本実施形態ではエ
ンジン回転数が低い場合には増減補正値Δt1を強制的
に“0”とするので、例えばアイドリング時のようにエ
ンジン回転数が比較的不安定な場合に指針が過剰反応す
ることを防止できる。
【0023】ステップS43では、スロットル開度θTH
の変化率ΔθTHが基準値α3よりも大きいか否かが判別
され、変化率ΔθTHが基準値α3以下であればステップ
S56へ進んで増減補正値Δt1に“0”がセットさ
れ、変化率ΔθTHが基準値α3を超えた場合のみステッ
プS44へ進む。このように、本実施形態ではスロット
ル開度の変化率ΔθTHが低い場合には増減補正値Δt1
を強制的に“0”とするので、運転者が自らの意思で加
速する場合のみ指針の応答性を向上させることができ、
減速時等に指針が不必要に過剰反応することを防止でき
る。
【0024】上記したように、本実施形態ではスロット
ル開度の変化率ΔθTHが基準値α3を超えており、かつ
図8の時刻j3のように、エンジン回転数Neが基準値
α2よりも大きく、かつ変化率ΔTの絶対値が基準値α
1よりも大きい場合のみ、増減補正値Δt1を演算する
ためにステップS44へ進む。
【0025】ステップS44では、極値検知手段105
により、前回のパルス発生周期Tn-1 が極値(極大値お
よび極小値のいずれか)であったか否かが、例えばパル
ス発生周期Tn の履歴や変化率ΔTに基づいて判定され
る。ここで、時刻j4のように、パルス発生周期Tn-1
が極値ではないと、ステップS45において補正制限手
段106の補正継続タイマ106aがスタート済みか否
かが判別され、スタート済みでなければ、ステップS5
9において補正継続タイマ106aをスタートさせた後
にステップS46へ進む。
【0026】ステップS46では、エンジン回転計9の
応答遅れを補正するために前記回転数信号t0に加算さ
れる増減補正値Δt1が、増減補正手段103により、
今回のパルス発生周期Tn および変化率ΔTの関数値f
(Tn 、ΔT)として、前記式(1) に基づいて算出され
る。
【0027】この関数値f(Tn 、ΔT)は、データマ
ップとして前記ROM12に予め記憶しておくことがで
きる。ステップS47では、回転数信号発生手段102
により、回転数信号t0がパルス発生周期Tn の関数値
g(Tn )として算出される。この関数値g(Tn
も、データマップとして前記ROM12に予め記憶して
おくことができる。
【0028】ステップS48では、前記増減補正値Δt
1を減量補正して指針のオーバーシュートを防止するた
めの減量補正値Δt2が、補正継続タイマ106aの計
時時間tcおよび変化率ΔTの関数値h(tc、ΔT)
として、前記式(2) に基づいて算出される。この関数値
h(tc、ΔT)も、データマップとして前記ROM1
2に予め記憶しておくことができる。
【0029】ステップS49では、減算部107におい
て、前記増減補正値Δt1から前記減量補正値Δt2が
減ぜられ、その減算値(Δt1−Δt2)が新たな増減
補正値Δt3として加算部108へ供給される。ステッ
プS50では、加算部108において、前記回転数信号
t0と増減補正値Δt3とが加算されて最終的な通電時
間tonが算出される。
【0030】ステップS51では、通電制御部109の
通電時間タイマ109aに前記通電時間tonがセットさ
れる。ステップS52では、通電指令が前記スイッチ駆
動回路18に出力される。ステップS53では、前記通
電時間タイマ109aがカウントダウンされ、ステップ
S54において、通電時間タイマ109aのカウント値
が“0”になると、ステップS55において、通電停止
指令が前記スイッチ駆動回路18に出力される。
【0031】このように、本実施形態では、エンジン回
転計の指針の応答遅れを防止するために回転数信号t0
に増減補正値Δt1を加算する継続時間tcが長くなる
と、その増減量が継続時間tcの関数として漸次減少さ
れるので、エンジン回転計での指針のオーバーシュート
が防止できるようになる。
【0032】一方、前記ステップS44において、極値
検知手段105により前回のパルス発生周期Tn-1 が極
値(例えば、図8の時刻j5)であったと判定される
と、ステップS61では、ピークホールド手段104の
ピークホールドタイマ104aに所定のピークホールド
時間tp がセットされる。ステップS62では、ピーク
ホールドタイマ104aがダウンカウントを開始する。
ステップS63では、減算部107において増減補正値
Δt3に“0”がセットされて出力される。この結果、
加算部108から出力される通電時間信号tonが、パル
ス発生周期Tn-1に基づいて算出された回転数信号t0
と一致することになるので、エンジン回転計9では、指
針がパルス発生周期Tn-1 に相当する値を表示する。
【0033】このようにしてピークホールド処理が実行
されると、その後、ステップS40においてピークホー
ルドタイマが“0”になったと判定されるか、あるいは
ピークホールドタイマが“0”でなくてもステップS5
7において極値が更新されたと判定されるまで、当該処
理はステップS40からステップS50へジャンプす
る。したがって、ピークホールド中は前記回転数信号t
0、増減補正値Δt1、減量補正値Δt2および増減補
正値Δt3は更新されず、エンジン回転計では指針がピ
ーク値を示したままホールドされることになる。
【0034】さらに、上記したピークホールド制御につ
いて詳述すると、前記ステップS40において、前記ピ
ークホールドタイマ104aの値が0以外である、すな
わち、未だに前記ピークホールド時間tp が経過してお
らずピークホールド中であると判定されると、さらにス
テップS57では、今回のパルス発生周期Tn で代表さ
れるエンジン回転数が現在の極値を超えたか否かが判別
され、超えていなければ前記ステップS50へ進む。こ
の結果、先のステップS63で“0”がセットされた増
減補正値Δt3が回転数信号t0に加算されることにな
り、回転数信号t0がステップS47において更新され
ることもないので、指針は前記パルス発生周期Tn-1
相当する値でピークホールド状態を保つことになる。
【0035】なお、前記ステップS57において、極値
を超えたと判定されるとステップS58へ進み、前記ピ
ークホールドタイマ104aをリセット(=“0”)し
た後に前記ステップS41へ戻る。
【0036】このように、本実施形態ではエンジン回転
数の極大値および極小値がピークホールドされるので、
エンジン回転計9の指針をエンジン回転数に正確に応答
させて素早く変化させる場合でも、そのピーク値を確実
に読み取れるようになる。
【0037】さらに、本実施形態ではピークホールドが
一定時間tp の経過後に解除されるようにすると共に、
一定時間tp の経過前であっても、新たに検出されたエ
ンジン回転数が極大値を超えたり極小値を下回るとピー
クホールドが解除されるようにしたので、エンジン回転
数の変化を確実に認識できるようになる。
【0038】なお、上記した実施形態では、ピークホー
ルド中に検出されたエンジン回転数が極大値を超える
か、あるいは極小値を下回ったときにピークホールドが
解除されるものとして説明したが、その代わりに、ピー
クホールド中に新たな極値が検出された時点でそれまで
のピークホールドを解除し、改めて新たな極値がピーク
ホールドされるようにしても良い。
【0039】図9は、上記した変形例の動作を示したフ
ローチャートであり、前記と同一の符号を付したステッ
プでは同一または同等の処理が実行されるので、その説
明は省略する。
【0040】本変形例では、ステップS40においてピ
ークホールド中と判定されると、ステップS70では、
前記ステップS44と同様にして前回のパルス発生周期
n-1 が極値であったか否かが判定される。
【0041】ここで、Tn-1 が極値であると判定される
と当該処理はステップS61へ進み、ピークホールドタ
イマが改めてセットされる。ステップS62では、ピー
クホールドタイマ104aがダウンカウントを開始し、
ステップS63では増減補正値Δt3に“0”がセット
されて出力される。この結果、加算部108から出力さ
れる通電時間信号tonが、前記新たに検出された極値T
n-1 に基づいて算出された回転数信号t0と一致するこ
とになるので、エンジン回転計9では、指針が前記新た
に検知されたパルス発生周期Tn-1 (極値)に相当する
値を表示することになる。
【0042】なお、上記した実施形態では、エンジン回
転数の極大値および極小値の双方がピークホールドされ
るものとして説明したが、エンジン回転数では特に極大
値が重要であり、極小値は極大値ほど大きな意味を持た
ないので、極大値のみがピークホールドされるようにし
ても良い。
【0043】さらに、上記した実施形態では、エンジン
回転数を代表する回転数信号t0の変化率ΔTの絶対値
が基準値α1を超えると増減補正値Δt1が加算される
ものとして説明したが、エンジンブレーキによる制動時
や、ギアのシフトチェンジに伴って発生するバックラッ
シュ時等に瞬間的にエンジン回転数が低下した際、不必
要なまでに指針が多く触れることを防止するために、増
減補正値Δt1は正の変化率ΔTが基準値α1を超えた
場合のみ加算されるようにしても良く、また瞬間的にエ
ンジン回転数が上昇した際も、不必要なまでに指針が多
く触れることを防止するために、スロットル開度の変化
率Δθthが基準値α3を超えた場合のみ加算されるよう
にしても良い。
【0044】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば以下の
ような効果が達成される。 (1) エンジン回転計の本来の駆動信号に増減補正を施し
てエンジン回転計の指針をエンジン回転数の変化に正し
く追従させる際に、増減補正時間が長くなるほど増減補
正量を減少させるようにしたので、指針が実回転数を超
えるオーバーシュートが防止される。 (2) エンジン回転数が所定値以下であると増減補正が行
われないようにしたので、例えばアイドリング時等に指
針がエンジン回転数の変動以上に変動してしまうことを
防止できる。 (3) エンジン回転数の変化率が正の場合のみ増減補正が
行われるようにしたので、減速時等における指針の過剰
反応を防止できる。 (4) スロットル開度の変化率が所定値よりも大きい場合
のみ増減補正が行われるようにしたので、運転者が自ら
の意思で加速する場合のみ指針の応答性を向上させるこ
とができ、減速時等に指針が不必要に過剰反応すること
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるエンジン回転計駆動装置の
主要部のブロック図である。
【図2】図1の装置における制御プログラムのメインフ
ローである。
【図3】図1の装置におけるBパルス割り込み処理のフ
ローチャートである。
【図4】エンジン回転数Neと係数kとの関係を示した
図である。
【図5】本発明の一実施形態の機能ブロック図である。
【図6】図1の装置における演算処理のフローチャート
(その1)である。
【図7】図1の装置における演算処理のフローチャート
(その1)である。
【図8】図1の装置により駆動される指針の軌跡を示し
た図である。
【図9】本発明の変形例の動作を示したフローチャート
である。
【符号の説明】
1…パルス発生器、9…エンジン回転計、10…マイク
ロコンピュータ、11…CPU、15…トランジスタ、
16…点火コイル、17…点火フラグ、18…スイッチ
駆動回路、107…減算部、108…加算部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク軸が所定角度回転す
    るごとに定角度パルスを発生する定角度パルス発生手段
    と、 前記定角度パルスの発生周期Tおよびその変化率ΔTを
    検知するパルス解析手段と、 前記発生周期Tに基づいて、エンジン回転数を代表する
    回転数信号を発生する回転数信号発生手段と、 回転数信号により駆動されてエンジン回転数を指示する
    エンジン回転計と、 前記検知された変化率ΔTに応じて前記回転数信号を増
    減補正する増減補正手段とを具備したエンジン回転計駆
    動装置において、 前記増減補正手段による回転数信号の増減補正時間を計
    時する計時手段と、 前記増減補正時間が長くなるほど、前記回転数信号に対
    する増減補正量を減少させる補正制限手段とを具備した
    ことを特徴とするエンジン回転計駆動装置。
  2. 【請求項2】 エンジンのクランク軸が所定角度回転す
    るごとに定角度パルスを発生する定角度パルス発生手段
    と、 前記定角度パルスの発生周期Tおよびその変化率ΔTを
    検知するパルス解析手段と、 前記発生周期Tに基づいて、エンジン回転数を代表する
    回転数信号を発生する回転数信号発生手段と、 回転数信号により駆動されてエンジン回転数を指示する
    エンジン回転計と、 前記検知された変化率ΔTに応じて前記回転数信号を増
    減補正する増減補正手段とを具備したエンジン回転計駆
    動装置において、 前記増減補正手段は、エンジン回転数が所定値以下であ
    ると、前記回転数信号に対する増減補正を停止すること
    を特徴とするエンジン回転計駆動装置。
  3. 【請求項3】 エンジンのクランク軸が所定角度回転す
    るごとに定角度パルスを発生する定角度パルス発生手段
    と、 前記定角度パルスの発生周期Tおよびその変化率ΔTを
    検知するパルス解析手段と、 前記発生周期Tに基づいて、エンジン回転数を代表する
    回転数信号を発生する回転数信号発生手段と、 回転数信号により駆動されてエンジン回転数を指示する
    エンジン回転計と、 前記検知された変化率ΔTに応じて前記回転数信号を増
    減補正する増減補正手段とを具備したエンジン回転計駆
    動装置において、 前記増減補正手段は、変化率ΔTが正の場合のみ、前記
    回転数信号に対する増減補正を行うことを特徴とするエ
    ンジン回転計駆動装置。
  4. 【請求項4】 エンジンのクランク軸が所定角度回転す
    るごとに定角度パルスを発生する定角度パルス発生手段
    と、 前記定角度パルスの発生周期Tおよびその変化率ΔTを
    検知するパルス解析手段と、 前記発生周期Tに基づいて、エンジン回転数を代表する
    回転数信号を発生する回転数信号発生手段と、 回転数信号により駆動されてエンジン回転数を指示する
    エンジン回転計と、 前記検知された変化率ΔTに応じて前記回転数信号を増
    減補正する増減補正手段とを具備したエンジン回転計駆
    動装置において、 スロットル開度の変化率を検知する手段をさらに具備
    し、 前記増減補正手段は、スロットル開度の変化率が所定値
    よりも大きい場合のみ、前記回転数信号に対する増減補
    正を行うことを特徴とするエンジン回転計駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記増減補正手段による回転数信号の増
    減補正時間を計時する計時手段と、 前記増減補正時間が長くなるほど、前記回転数信号に対
    する増減補正量を減少させる補正制限手段とをさらに具
    備したことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに
    記載のエンジン回転計駆動装置。
JP2664098A 1998-01-23 1998-01-23 エンジン回転計駆動装置 Pending JPH11210543A (ja)

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JPH0675077B2 (ja) * 1988-11-24 1994-09-21 ローム株式会社 メータ駆動装置
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