JPH11210458A - 排ガス消音器 - Google Patents

排ガス消音器

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JPH11210458A
JPH11210458A JP10309060A JP30906098A JPH11210458A JP H11210458 A JPH11210458 A JP H11210458A JP 10309060 A JP10309060 A JP 10309060A JP 30906098 A JP30906098 A JP 30906098A JP H11210458 A JPH11210458 A JP H11210458A
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JP
Japan
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exhaust gas
slit
muffler
refractory screen
outer shell
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JP10309060A
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English (en)
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Johannes Menzel
ヨハネス メンツェル
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Andreas Stihl AG and Co KG
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Andreas Stihl AG and Co KG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】すでに設けられている耐火スクリーンを高寿命
に使用でき、また交換が容易であるように排ガス消音器
を構成する。 【解決手段】耐火スクリーン(18)はケーシング外部か
ら排ガス消音器内部へ押し込み可能であり、流入室
(6)へ至る排ガス流入部(13)を覆っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、外側シェルと内側
シェルから組み立てられ、排ガス流入部と排ガス流出部
を有しているケーシングと、排ガス流内に配置される耐
火スクリーンとを備えた、手で操縦される作業機、特に
パワーチェーンソー、刈払い機、切断機等の手で操縦さ
れる作業機の二サイクルエンジンを駆動するための内燃
機関の排ガス消音器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許公開第2725899号公報
から知られている内燃機関(二サイクルエンジン)用の
排ガス消音器はパワーチェーンソーに取り付けられてい
る。排ガス消音器のケーシングは外側シェルと内側シェ
ルから成っており、これらは排ガス消音器のケーシング
を形成している。ケーシングは排ガス流入部と排ガス流
出部及び排ガス流内に配置される耐火スクリーンを有し
ている。
【0003】耐火スクリーンは時間とともに炭化し、硬
化する。したがって清浄または交換できるように配置さ
れている必要がある。公知の構成では排ガス消音器のケ
ーシングを分解することができず、耐火スクリーンは排
ガス流出部の外面に固定されている。しかしこの部位で
は排ガスの温度降下が激しく、未燃焼燃料または部分的
に燃焼した燃料或いは潤滑剤が凝縮して一定期間詰まる
ことがある。
【0004】
【発明が解決すべき課題】本発明の課題は、すでに設け
られている耐火スクリーンを高寿命に使用でき、また交
換が容易であるように排ガス消音器を構成することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、耐火スクリーンがケーシング外部から排
ガス消音器内部へ押し込み可能であり、流入室へ至る排
ガス流入部を覆っていることを特徴とするものである。
【0006】本発明によれば、耐火スクリーンが排ガス
消音器のケーシングの内部に配置され、このケーシング
内部の排ガス温度は高いので、凝縮物の生成が阻止され
る。炭化は多少生じるにすぎない。耐火スクリーンの点
検、クリーニング或いは交換を行うために、耐火スクリ
ーンを消音器ケーシングの外面から出し入れすることが
できる。
【0007】有利には分解不能に形成される排ガス消音
器の内部への接近は、ケーシング壁に設けたスリットに
より行い、このスリットにより耐火スクリーンの交換が
可能である。組み立て状態においては耐火スクリーンが
スリットを十分に密封させる。残っている隙間があって
も、この隙間の大きさは耐火スクリーンのメッシュ幅を
越えるものではない。
【0008】排ガス流入部の内部での排ガスの温度は高
温度であるので、耐火スクリーンは流入してくる排ガス
の温度の大部分を吸収する。外側シェルと内側シェルの
分離面内に、排ガス流の流入穴を備えた中間壁が形成さ
れ、中間壁は、流入穴の領域に、スリットのほうへ上昇
する傾斜面を備えた膨出部を有している。傾斜面は、ほ
とんどの場合メッシュ組織或いはこれに類似した組織と
して形成されている耐火スクリーンの載置部として使用
するのが有利である。これにより耐火スクリーンの確実
なガイドと正確な取り付けが保証され、これは傾斜面と
協働するガイドを配置することにより向上させることが
できる。
【0009】ガイドが耐火スクリーンを支持する支持部
を有し、この支持部が流入穴全長にわたって延在し、且
つ耐火スクリーンに遊隙なしに当接しているのが合目的
である。このようにして耐火スクリーンは脈動排ガス圧
に対して機械的に保護されている。この場合、支持部が
流入穴を覆い穴を穿設した板(たとえば薄板)として形
成すると、シャワーのような排ガスを得ることができ
る。これは消音効果を向上させるために有利である。こ
の場合流入穴は排ガス接続用部材を介して排ガス流入部
と連通しており、これにより一種の予消音室が形成され
ている。
【0010】排ガス流出部がスリットの領域に配置され
ているのが有利であり、このように配置すると、スリッ
トから漏れガスが漏れても、これは流出する排ガス流と
一つの排ガス流を形成し、目的どおりに排出される。
【0011】
【発明の実施の形態】本実施形態における排ガス消音器
は二サイクルエンジン、特にパワーチェーンソー、刈払
い機、切断機等の手で操縦される作業機の二サイクルエ
ンジン用に構成されている。消音器ケースは、深絞りさ
れた外側シェル1と、これに対応的に製造される内側シ
ェル2とを有している。外側シェル1と内側シェル2と
は平らなカラー3,3’を備え、外側シェル1はさら
に、カラー3に接続している周回縁4を備えている。内
側シェル2のカラー3’は外側シェル1の周回縁4の中
にあり、即ち周回縁4は内側シェル2のカラー3’とオ
ーバーラップしている。
【0012】両シェル1と2の間には、これらの分離面
15内に中間壁5が締付け固定されている。中間壁5は
カラー3、3’に当接しており、たとえば周回縁4の折
り曲げ或いは蝋接によりシェル1、2と結合されて、特
に気密な排ガス消音器を形成している。
【0013】消音器ケースは、中間壁5により、より大
きな流入室6とより小さな流出室7とに分割されてい
る。流入室6と流出室7とは、中間壁5に設けた連通穴
8により互いに流動的に連通している。連通穴8の数
量、位置及び大きさは所望の消音特性に整合させるのが
合目的である。
【0014】中間壁5は、内側シェル2の中に突出し傾
斜面10を備えた膨出部9を有している。傾斜面10内
に吸い込み穴11が配置されている。流入穴11は、内
側の排ガス接続用部材12を介して、内側シェル2の底
部14に設けた排ガス吸い込み部13と連通している。
内側の排ガス接続用部材12は、深絞りされた中間壁5
と一体的に形成するのが有利である。排ガス吸い込み部
13は、内燃機関の排ガス流出用接続部材のほうへ拡大
している拡大部14’を有している。
【0015】外側シェル1の側壁16には、分離壁15
の領域にスリット17が形成されている。スリット17
は分離面15に対して平行にわずかな間隔を持って位置
しており、流入穴11のほうへ向いている。スリット1
7から耐火スクリーン18を挿入することができる。こ
の場合耐火スクリーン18は、スリット17のほうへ上
昇している傾斜面10に当接し、これにより耐火スクリ
ーン18の挿入及び交換が容易になる。傾斜面10内に
は流入穴11が形成されており、この個所では排ガス流
の温度が高いので、耐火スクリーン18が炭化する恐れ
はほとんどない。
【0016】さらに傾斜面10上に耐火スクリーン18
用のガイド19が固定されている。ガイド19は傾斜面
10とともに一種の引出しを形成しており、この引出し
の中に流入穴11がある。ガイド19はスリット17の
上稜20から傾斜面10まで延び、さらに少なくとも耐
火スクリーン18の厚さに相当する間隔で傾斜面10に
平行に延びている。
【0017】ガイド19は耐火スクリーン18を支持す
る支持部21を有しているのが合目的である。支持部2
1は湾曲体として流入穴11を横方向に越えて延びてお
り、且つ有利には遊隙なしに耐火スクリーン18に当接
する。これにより、脈動排ガス流による耐火スクリーン
18の荷重が機械的に吸収される。
【0018】支持部21は、じょうろのように多数の穴
を備えた薄板として形成されるのが合目的である。支持
部21は消音手段としても用いられ、内側の排ガス接続
用部材12とともに予消音室を形成する。
【0019】耐火スクリーン18は、外側シェル1の側
壁16領域外面にねじ止めまたはクリップ止めにより紛
失しないよう固定される。スリット17と耐火スクリー
ン18とは、耐火スクリーン18を押込んだときにスリ
ット17が十分密封されているよう互いにその寸法に関
し整合している。残った隙間は耐火スクリーン18のメ
ッシュ幅を越えるものではない。
【0020】外側シェル1の側壁16は内側シェル2に
対してずれている。これにより排ガス流出部22を設け
るための場所が外側シェル1の側壁16前方にして分離
面15内の部分に提供される。簡単な排ガス流出部22
の代わりに排ガス端末管を設けてもよい。いずれにし
ろ、スリット17から排ガスが漏れた場合には、この排
ガスと排ガス流出部22の排ガスとが混合して、一つの
排ガス流を形成する。
【0021】二サイクルエンジンのエンジン排ガスは排
ガス流入部13を通って内側の排ガス接続用部材12に
進入し、耐火スクリーン18を貫流する。この個所での
排ガスの温度が高いので、耐火スクリーン18のメッシ
ュ網での凝縮物または凝縮液の形成が阻止され、したが
って耐火スクリーンは十分清潔に保たれる。耐火スクリ
ーン18は点検もしくは交換のためにいつでもスリット
17から矢印方向25に引き出すことができ、場合によ
っては交換することができ、しかもそれ以上の作業を排
ガス消音器で行う必要はない。
【0022】排ガスは耐火スクリーン18と支持部21
に設けられている貫通穴24とを通って流入室6に入
り、さらに連通穴8を経て流出室7に入る。流出室7か
ら排ガスは排ガス流出部22を通って外部へ放出され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】外部から接近可能な内部の耐火スクリーンを備
えた排ガス消音器の断面図である。
【図2】図1の排ガス消音器の展開斜視図である。
【符号の説明】
1 外側シェル 2 内側シェル 5 中間壁 6 流入室 10 傾斜面 11 流入穴 13 排ガス流入部 15 分離面 16 外側シェルの側壁 17 スリット 18 耐火スクリーン 19 傾斜面 20 スリットの上稜 21 支持部 22 排ガス流出部 24 貫通穴

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側シェル(1)と内側シェル(2)から組
    み立てられ、排ガス流入部(13)と排ガス流出部(22)
    を有しているケーシングと、排ガス流内に配置される耐
    火スクリーン(18)とを備えた、手で操縦される作業機
    を駆動するための内燃機関の排ガス消音器において、 耐火スクリーン(18)がケーシング外部から排ガス消音
    器内部へ押し込み可能であり、流入室(6)へ至る排ガ
    ス流入部(13)を覆っていることを特徴とする排ガス消
    音器。
  2. 【請求項2】一方のシェル(1または2)に、耐火スク
    リーン(18)を押込むためのスリット(17)が形成さ
    れ、該スリット(17)は、実質的に、押込んだ耐火スク
    リーン(18)により密封されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の排ガス消音器。
  3. 【請求項3】外側シェル(1)と内側シェル(2)の分
    離面(15)内に、排ガス流の流入穴(11)を備えた
    中間壁(5)が形成され、スリット(17)が、分離面
    (15)領域の外側シェル(1)側壁(16)に配置さ
    れて流入穴(11)のほうへ指向しており、中間壁
    (5)が、流入穴(11)の領域に、スリット(17)
    のほうへ上昇する傾斜面(10)を備えた有利には膨出
    部(9)を有し、傾斜面(10)が特に耐火スクリーン
    (18)のための載置部を形成していることを特徴とす
    る、請求項1または2に記載の排ガス消音器。
  4. 【請求項4】傾斜面(10)に、該傾斜面とともに流入
    穴(11)を覆う一種の引出しを形成するガイド(1
    9)が固定されていることを特徴とする、請求項3に記
    載の排ガス消音器。
  5. 【請求項5】ガイド(19)がスリット(17)の上稜
    (20)から傾斜面(10)まで延び、さらに少なくと
    も耐火スクリーン(18)の厚さの間隔で耐火スクリー
    ン(18)に対して平行に延びていることを特徴とす
    る、請求項4に記載の排ガス消音器。
  6. 【請求項6】ガイド(19)が耐火スクリーン(18)
    を支持する支持部(21)を有し、支持部(21)が流
    入穴(11)全長にわたって延在し、且つ耐火スクリー
    ン(18)に遊隙なしに当接しており、ガイド(19)
    が有利には少なくとも一つの貫通穴(24)を備えた板
    として形成されていることを特徴とする、請求項5に記
    載の排ガス消音器。
  7. 【請求項7】耐火スクリーン(18)が消音器ケーシン
    グの外側領域に、有利には外側シェル(1)に、ねじ止
    めまたはクリップ止めにより固定されていることを特徴
    とする、請求項1から6までのいずれか一つに記載の排
    ガス消音器。
  8. 【請求項8】流入穴(11)が内側の排ガス接続用部材
    (12)を介して排ガス流入部(13)に連通してお
    り、有利には中間壁(5)と内側の排ガス接続用部材
    (12)が一体的に形成されていることを特徴とする、
    請求項1から7までのいずれか一つに記載の排ガス消音
    器。
  9. 【請求項9】排ガス流出部(22)がスリット(17)
    の領域に配置されていることを特徴とする、請求2から
    8までのいずれか一つに記載の排ガス消音器。
  10. 【請求項10】外側シェル(1)とガイド(19)と中
    間壁(5)と内側シェル(2)が深絞り部材として形成
    され、有利には一回の作業工程で特に蝋接または縁曲げ
    により互いに取り外し不能に結合されていることを特徴
    とする、請求2から9までのいずれか一つに記載の排ガ
    ス消音器。
JP10309060A 1997-10-30 1998-10-29 排ガス消音器 Pending JPH11210458A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19747914:6 1997-10-30
DE19747914A DE19747914A1 (de) 1997-10-30 1997-10-30 Abgasschalldämpfer

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JPH11210458A true JPH11210458A (ja) 1999-08-03

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ID=7847081

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JP10309060A Pending JPH11210458A (ja) 1997-10-30 1998-10-29 排ガス消音器

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JP (1) JPH11210458A (ja)
DE (1) DE19747914A1 (ja)
FR (1) FR2770583A1 (ja)

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