JP3814387B2 - 給湯器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は給湯器に関し、詳しくは厨房室内に設置される給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ファンにより燃焼用空気を強制的に吸入する給湯器において、レストランの厨房室等油煙が多く発生する場所に設置されるものでは、燃焼用空気の吸入に伴って吸い込まれる油や埃等がファンやバーナ炎孔等に付着して故障しやすくなってしまうことから、給気口に金網のフィルタを装着したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようにフィルタを装着することにより油や埃等を取り除くことが可能となるが、金網に付着した油が固まったり油の粘着力により埃が付着したりすることで容易に目詰まりしてしまうためフィルタ掃除を頻繁に行なう必要があり、またフィルタの目詰まりにより空気不足が生じやすく燃焼性が悪くなりやすいといった問題があった。そのため、金網の目の大きさをある程度大きくする必要があり、十分な効果を得ることができなかった。
本発明の給湯器は上記課題を解決し、油煙が多く発生する場所に設置されても目詰まりを起こしにくいフィルタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載の給湯器は、
バーナを燃焼する空間を形成する燃焼室と、
上記燃焼室に燃焼用空気を供給するファンと、
上記燃焼室及び上記ファンを収納し、外部の空気を取り入れるための給気口を形成したケーシングとを備え、
上記給気口から上記ファンに至る空気流路内に、バッフルフィルタと、メッシュフィルタもしくはシート状の繊維からなる繊維フィルタを上流側から順に設けて該空気流路内を流れる空気中の油成分を捕捉する給湯器であって、
上記バッフルフィルタは、金属板製の第1および第2のプレートを互いに対向するように所要間隔の隙間を隔てて配してなるものであり、
前記第1および第2のプレートは、各々プレートの所要位置から上記隙間に向けて折曲されて形成され上記隙間内の空気をガイドするガイド壁を有するものであることを要旨とする。
【0005】
上記課題を解決する本発明の請求項2記載の給湯器は、請求項1記載の給湯器において、
上記ガイド部の壁面を上下方向に沿わせるように上記バッフルプレートを設置するとともに、該バッフルプレートの下方に油受皿を設けたことを要旨とする。
【0006】
上記構成を有する本発明の請求項1記載の給湯器は、ファンの駆動により給気口から吸入された空気は、バッフルフィルタを通過する際にガイド壁により流れがガイドさことにより、空気中に含まれる油成分がガイド壁と効率良く接触して液化し、壁面に付着することにより捕捉される。そのため、ファンに送られる空気中に含まれる油成分を減少させることができる。更に、メッシュフィルタもしくは繊維フィルタをバッフルフィルタの下流側に設けているので油成分により目詰まりしにくくすることができるため、目を細かくして油や埃等の捕捉効率を高くすることができる。
【0007】
上記構成を有する本発明の請求項2記載の給湯器は、取り外し可能な油受皿を有するため、掃除を簡単にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の給湯器の好適な実施例について説明する。
図1は、本発明の一実施例としての給湯器の外観図である。この給湯器は、ケーシング10内に設けられる図示しないファンを駆動させることによりケーシング10外から燃料用空気を強制的に吸入するもので、図2の断面図に示すようにケーシング10正面には外気を取り入れるための開口11を形成すると共にその開口11を外側から塞ぐように繊維フィルタ20を装着する(本実施例では、繊維状の樹脂を絡ませて厚み(例えば5mm)をもったシート状に形成したものを用いる)。更に繊維フィルタ20を覆うカバー30を被せており、カバー30の正面に形成した開口31にバッフルフィルタ40を装着する。また、バッフルフィルタ40の下部には油受皿50を着脱可能に備える。更に、ケーシング10上部には燃焼室で発生した排ガスを排出するための排気筒60が設けられ、排気筒60からの排ガスは図示しない排気流路を介して外部に排出される。
【0009】
繊維フィルタ20はシート状の繊維の隙間から空気を通過させるもので、金網のフィルタに比べ目が細かく、油や埃等の補捉効率が高い。
【0010】
バッフルフィルタ40は、図3に示すように4辺を折曲した2枚の金属板である第1プレート41,第2プレート42からなり、第1プレート41にはマッチング孔41aを、第2プレート42にはマッチングボス42aをそれぞれ形成することで、重ね合わせた際に係合して箱体を形成するものである。更に、第1プレート41,第2プレート42はそれぞれ縦長の通気孔41b,42bを複数形成すると共に、その切り欠き部分を折曲してガイド壁41c,42cをそれぞれ形成し、図4の断面図に示すようにそれぞれのガイド壁41c,42cの突出部分が所定の間隔をあけて互いに向い合うように設置することで空気の流れを妨げる形状の流路を形成する。このような形状により、通過する空気の油成分を壁面に接触しやすくして、付着させやすくすることができる。また、壁面が鉛直になるように設置することで、バッフルフィルタ40に付着した油を流れ落ちやすくする。そして、第2プレート42底面には流れ落ちた油を油受皿50に流し落とすための孔42dを形成し、油受皿50に油を溜める構成となっている。
【0011】
また、バッフルフィルタ40の前面には取っ手43が設けられ、取っ手43を持ち上げて上方向にスライドさせた状態で手前に引き出すことにより容易に取り外し可能となっている。同様に、繊維フィルタ20も上方向にスライドさせて手前に引き出すことにより容易に取り外し可能となっている。また、油受皿50は前後にスライド可能に設けられ、手前に引き出すことにより容易に取り外し可能となっている。
【0012】
このような構成により、図示しないファンを駆動するとケーシング10内が負圧となり、ケーシング10外の空気がバッフルフィルタ40と繊維フィルタ20とを介して吸入される。その際、空気に含まれる油成分はバッフルフィルタ40の壁面に接触することにより液化して付着し、繊維フィルタ20側に流れる空気に含まれる油成分が減少する。また、バッフルフィルタ40を通過した細かい埃等は繊維フィルタ20により補捉される。一方、バッフルフィルタ40に付着した油は自重により流れ落ちて油受皿50に溜まる。
【0013】
以上説明したように、本実施例の給湯器によれば、繊維フィルタ20を用いることにより金網のフィルタに比べて油や埃等の補捉効率を高くすることができるため、油や埃等がファンやバーナ炎孔に付着して故障することを防止して寿命を長くすることができる。また、繊維フィルタ20の上流側にバッフルフィルタ40を設け、繊維フィルタ20側に流れる空気に含まれる油成分を前もって減少させることで、繊維フィルタ20を目詰まりしにくくすることができるため、フィルタ掃除にかかる手間を少なくして使い勝手を向上させることができる。また、バッフルフィルタ40は付着した油を自重により流れ落とす構造により、目詰まりしにくく安定したフィルタ効果を得ることができる。しかも、バッフルフィルタ40から流れ落ちる油を溜める油受皿50を設けることにより、掃除を簡単にすることができる。加えて、バッフルフィルタ40は2枚の金属板の曲げ加工により形成した簡単な構造であるため低コストで実現できる。
【0014】
尚、本実施例ではバッフルフィルタ40の下流側に繊維フィルタ20を設けたが、これに限ったものではなく例えば金網等のメッシュフィルタを設けてもよい。このような構成においてもバッフルフィルタ40により油成分を減少させるため、網目の細かいメッシュフィルタを利用することが可能となる。
【0015】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載の給湯器によれば、バッフルフィルタにより吸引された空気の油成分を減少させることにより、油成分がファンやバーナ炎孔に付着しにくくすることができるため、器具の寿命を延ばすことができる。また、バッフルフィルタは通過する空気の流れをガイド壁によりガイドして油成分を壁面に付着させる構造により、メッシュフィルタに比べ目詰まりしにくくすることができるため、空気不足による燃焼不良を防止することができると共にフィルタ掃除にかかる手間を少なくすることができる。また、メッシュフィルタあるいは繊維フィルタの目を従来のものより細かくして捕捉効率を高くすることができるため、器具の寿命を延ばすことができる。また、フィルタを目詰まりしにくくすることができるため、空気不足による燃焼不良を防止することができると共にフィルタ掃除にかかる手間を少なくすることができる。
【0017】
更に、本発明の請求項2記載の給湯器によれば、取り外し可能な油受皿を有するため、掃除を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての給湯器の外観図である。
【図2】給気部分の断面図である。
【図3】バッフルフィルタの説明図である。
【図4】バッフルフィルタの断面図である。
【符号の説明】
10…ケーシング、 20…繊維フィルタ、 30…カバー、
40…バッフルフィルタ、 50…油受皿。
Claims (2)
- バーナを燃焼する空間を形成する燃焼室と、
上記燃焼室に燃焼用空気を供給するファンと、
上記燃焼室及び上記ファンを収納し、外部の空気を取り入れるための給気口を形成したケーシングとを備え、
上記給気口から上記ファンに至る空気流路内に、バッフルフィルタと、メッシュフィルタもしくはシート状の繊維からなる繊維フィルタを上流側から順に設けて該空気流路内を流れる空気中の油成分を捕捉する給湯器であって、
上記バッフルフィルタは、金属板製の第1および第2のプレートを互いに対向するように所要間隔の隙間を隔てて配してなるものであり、
前記第1および第2のプレートは、各々プレートの所要位置から上記隙間に向けて折曲されて形成され上記隙間内の空気をガイドするガイド壁を有するものであることを特徴とする給湯器。 - 上記ガイド部の壁面を上下方向に沿わせるように上記バッフルプレートを設置するとともに、該バッフルプレートの下方に取り外し可能な油受皿を設けた請求項1に記載の給湯器。
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Family Applications (1)
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Families Citing this family (2)
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1997
- 1997-10-08 JP JP29364997A patent/JP3814387B2/ja not_active Expired - Fee Related
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