JP6541559B2 - エアクリーナ - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの吸気系における気化器の直上流に配設されるエアクリーナに係り、特に、気化器から吹き返される混合燃料(ガソリンと潤滑用オイル)に起因する不具合・トラブルを抑制ないし低減し得るようにされたエアクリーナに関する。
例えば、チェンソーや刈払機等の携帯型動力作業機にあっては、通常、本体ハウジング内に、ソーチェン等の作業部を駆動するための動力源として、排気量25〜100cc程度の小型空冷内燃機関である2サイクルガソリンエンジンが搭載されており、該エンジンの吸気系には燃料供給・調量手段としての気化器が配備されるとともに、この気化器の直上流には、吸入される外気から塵埃を取り除いて清浄化するためのエアクリーナが配設されている。
以下、上記エアクリーナの従来例を、チェンソーの後部及びそれに搭載された掃気口を左右に2つずつ計4つ有する反転掃気式の2サイクルガソリンエンジンの一部と共に示す図4を参照しながら説明する。
図示従来例のチェンソー50においては、本体ハウジング52の上面部及び後部にまたがって、スロットルロックレバーやスロットルトリガーが組み込まれたトップハンドル54が配設され、本体ハウジング52内にエンジン60により駆動される冷却ファン(図示せず)が配設され、この冷却ファンにより本体ハウジング52内に吸入された空気の一部を、前記トップハンドル54及び本体ハウジング52の後部に配設されたエアクリーナ10’及び気化器65を介してエンジン60のシリンダ62内に吸入させるようになっている。
エンジン60は、本体ハウジング52内に、横置きで、その吸気口63を上側にしかつ頭部(燃焼室)64を機体後方に向けて搭載されており、前記吸気口63より上流側に合成ゴム材よりなる吸振性通気管66を介して前記気化器65が連結されるとともに、該気化器65の直上流にエアクリーナ10’が連接されている。
エアクリーナ10’は、底壁15[気化器65側(上側)の底壁15Aとクリーナ入口16側(下側)の底壁15B]及び外周側壁15Cを持つ合成樹脂製のケース11と、該ケース11の上面開口を覆うように被せられた厚板状のフィルタ(濾過エレメント)12と、該フィルタ12を前記ケース11との間に挟み込むように被せられた合成樹脂製のカバー13と、このカバー13を取着すべく、ケース11における気化器側底壁15Aとクリーナ入口側底壁15Bとの境目辺りに形成された雌ねじ部17にねじ込まれたねじ部材18と、を備え、前記ねじ部材18を弛めれば、カバー13及びフィルタ12を取り外すことができるようになっている。
また、前記エアクリーナ10’のケース11部分が図5に示されているように、ケース11の気化器側底壁15Aには、気化器65における内部通路67の吸入口67aに連なるようにクリーナ出口20が設けられている。クリーナ出口20は、その上端部(ボス部20a)が底壁15A上面より若干上側に突出せしめられている。底壁15A上には、気化器65から吹き返される混合燃料(後述する)をフィルタ12側に向かわせないようにするための板金製の吹き返し誘導部材19が配設されている。
この吹き返し誘導部材19は、図6に取付状態の平面図が示されているように、前記クリーナ出口20の中央上に跨る逆リップ溝形状の折曲板部19Aと該折曲板部19Aの上板部19aから雌ねじ部17側にやや下向きに折れ曲がって延設された三日月状板部19Bとからなり、折曲板部19Aの両側板部19b、19bの下端には、外側に折り曲がるねじ止め板部19c、19cが設けられている。止めねじ22が、ねじ止め板部19c、19cに設けられた通し穴19d及びケース11の底壁15Aに設けられたボス部29a付き挿通穴29、29を介して気化器65にねじ込まれて、吹き返し誘導部材19とケース11とが気化器65に共締め固定されている。
また、ケース11のクリーナ入口側底壁15Bには、気化器65から吹き返された燃料を集めて溜める燃料溜部25を画成すべく、立上板部27、28が設けられている。
実公昭38−21007号公報 実開昭63−75559号公報 特許第5685445号公報
ところで、上記した如くのチェンソー50等におけるエンジン60の吸気系においては、何ら対策を講じなければ、吸気口63からの吹き返しにより、気化器65で一旦は霧化された混合燃料(ガソリンと潤滑用オイル)がクリーナ出口20を介してケース11内に吹き返される。この吹き返し流を、図5に破線矢印で示す。クリーナ出口20を介してケース11内に吹き返された混合燃料は、吹き返し誘導部材19に誘導されて(図4の破線矢印)、ケース11の内壁面(外周側壁15Cや底壁15)等を伝って前記燃料溜部25に集められて溜められるが、その一部はそのままフィルタ12に付着する。また、溜められた混合燃料の一部は吹き返し後の吸入時に吸気負圧によりクリーナ出口20側に吸引されて気化器65に還流されるが、その一部は燃料溜部25に残り、燃料溜部25から溢れ出るなどしてフィルタ12に付着する。
フィルタ12に付着した混合燃料は、ガソリンだけが気化し、オイル分のみがケース11及びフィルタ12に残り、その結果、フィルタ12の通気抵抗が増え(吸入空気量減少)、気化器65のノズルに掛かるブースト圧が増加し、燃料流量が増え、燃焼に供される混合気が過濃状態となり、出力が低下し、作業性が悪化するばかりか、作業者は頻繁にフィルタ12のメンテナンス(交換等)を強いられる。そのフィルタ12のメンテナンスを怠った場合、ケース11から飽和したオイルにより、機体が汚れるだけでなく、土壌汚染を引き起こす(刈払機等は、特に米処でそういった不具合が嫌がられる)。
上記のように気化器から吹き返される混合燃料による不具合・トラブルを抑制ないし低減すべく、従来より、例えば特許文献1、2等に見られるように、気化器から吹き返された混合燃料を集めて溜める燃料溜部と、該燃料溜部に溜まる燃料を吸気負圧を利用して気化器側へ還流させるための戻し流路とを設けること等が提案されている。しかし、上記特許文献に所載のように、前記戻し流路を、エアクリーナの外側を通ってケースの燃料溜部と気化器とを連結する管路(パイプ)で構成すると、必然的に前記管路の長さが長くなって、燃料溜部に溜まった燃料が該燃料溜部から気化器側へ到達する時間が長くなる(遅くなる)可能性や、逆方向からの燃料混入等によって管路内にエアが溜まる(管路が詰まる)可能性があり、それだけでは、特に、機体(エンジン・エアクリーナ)の姿勢変化が大きくなりやすい(傾斜、転倒等をしやすい)チェンソーや刈払機等の携帯型作業機においては、前記不具合・トラブルを十分には解消できない。
上記のような問題に対し、例えば特許文献3には、前記戻し流路を、クリーナ出口を中心として放射状に複数個設けるとともに、その戻し流路を、クリーナ底壁に立設されたスロープ付き流路形成板部を含んで構成することが提案されているが、そのような従来技術においても、依然として、戻し流路を構成する流路形成板部の配置構成が難しいといった課題や、一旦燃料溜部に溜まってしまった燃料をクリーナ出口を介して気化器側へ効率よく還流させることができないといった課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡単な構成でもって、気化器から吹き返される混合燃料に起因する不具合・トラブルを効果的に抑制ないし低減し得て、フィルタの長寿命化・メンテナンス頻度の低減等を図ることのできるエアクリーナを提供することにある。
前記の目的を達成すべく、本発明に係るエアクリーナは、基本的には、エンジンの吸気系における気化器の直上流に配設されるもので、前記気化器側に位置するクリーナ底壁に設けられたクリーナ出口の周りに形成され、前記気化器から吹き返された混合燃料を集めて溜めておく燃料溜部と、前記燃料溜部に溜まる混合燃料を表面張力および吸気負圧を利用して前記気化器側へ還流させるべく、一端側開口が前記燃料溜部に連通するとともに、他端側開口が前記クリーナ出口に連通するスリット状の戻し通路とを備えていることを特徴としている。
好ましい態様では、前記戻し通路は、前記クリーナ底壁に並んで立設された板状リブの間に形成される。
更に好ましい態様では、前記板状リブは、前記クリーナ底壁に一体成形される。
別の好ましい態様では、前記戻し通路を構成する複数の板状リブが平行に配置される。
他の好ましい態様では、前記クリーナ出口を介して当該エアクリーナ内に吹き返された混合燃料をフィルタ側ではなく前記燃料溜部側に向かうように誘導する吹き返し誘導部材が、前記クリーナ出口および前記戻し通路を覆うように且つ前記クリーナ出口および前記戻し通路から所定の距離をあけて配設される。
他の好ましい態様では、前記クリーナ出口を取り囲むように前記クリーナ底壁の外周に立設された外周側壁の内周に、前記外周側壁に付着した混合燃料を前記クリーナ底壁側に向かうように誘導する側壁流れ誘導部が設けられる。
更に好ましい態様では、前記クリーナ底壁に、一端が前記外周側壁に設けられた前記側壁流れ誘導部に連なるとともに、他端が前記クリーナ出口に連なる流路形成リブが立設される。
前記側壁流れ誘導部は、好ましくは、前記外周側壁の内周から内側へ向けて三角状に膨出した段差部分から構成されるとともに、前記外周側壁に付着した混合燃料の一部を前記流路形成リブに誘導すべく、前記クリーナ底壁に対して垂直に且つ前記流路形成リブに連なるように形成された上辺段部と、前記外周側壁に付着した混合燃料の他部を前記クリーナ底壁に誘導すべく、前記クリーナ底壁に対して傾斜して設けられた下辺段部とを含んで構成される。
前記燃料溜部は、好ましくは、前記クリーナ底壁に相互に傾斜して交差するように立設された堰状板部を含んで構成される。
本発明に係るエアクリーナでは、気化器から吹き返された混合燃料を集めて溜める燃料溜部に加えて、一端側開口が燃料溜部に連通するとともに、他端側開口がクリーナ出口に連通するスリット状の戻し通路が設けられているので、燃料溜部に溜まる混合燃料は、その後、戻し通路の表面張力および吸気負圧により、前記スリット状の戻し通路を通じて効率よく気化器側に還流せしめられる。
そのため、フィルタに付着する混合燃料量が従来例のものに比べて大幅に低減され、その結果、気化器から吹き返される混合燃料に起因する不具合・トラブルを効果的に抑制ないし低減し得て、フィルタの長寿命化・メンテナンス頻度の低減等を図ることができる。
(A)は、本発明に係るエアクリーナの一実施形態のケース部分を示す平面図、(B)は、(A)に示されるケースに吹き返し誘導部材を取り付けた状態を示す平面図。 図1(A)に示されるケースの斜視図。 図1(B)のX−X矢視線に従う断面図。 エアクリーナの従来例を、チェンソーの後部及びそれに搭載された2サイクルガソリンエンジンの一部と共に示す断面図。 図4に示される従来例のエアクリーナのケース部分を示す平面図。 図4に示される従来例のエアクリーナに用いられている吹き返し誘導部材の取付状態を示す平面図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1(A)は、本発明に係るエアクリーナの一実施形態のケース部分を示す平面図、図1(B)は、図1(A)に示されるケースに吹き返し誘導部材を取り付けた状態を示す平面図、図2は、図1(A)に示されるケースの斜視図、図3は、図1(B)のX−X矢視線に従う断面図である。
本実施形態のエアクリーナ10は、前述した図4、図5に示される従来例のエアクリーナ10’と基本構成、すなわち、ケース11、フィルタ12、カバー13、ねじ部材18、吹き返し誘導部材19等を備えている構成は同じであり、基本的に、ケース11の構成(および、それに伴う各部の構成)が異なるだけであるので、従来例のエアクリーナ10’の各部に対応する部分には共通の符号を付して重複説明を省略し、以下においては、相異点を重点的に説明する。
本実施形態のエアクリーナ10のケース11は、基本的に、略矩形平板状の底壁15及び当該底壁15の外周に立設された外周側壁15Cを有し、そのケース11において、気化器65から吹き返された混合燃料を集めて溜めるべく、前記底壁15における気化器側底壁(クリーナ底壁)15Aに設けられたクリーナ出口20の周り(例えば、通常の使用(作業)状態においてクリーナ出口20に対して下方の位置)に燃料溜部30が形成されている。また、本実施形態では、カバー13及びフィルタ12を着脱するためのねじ部材18がねじ込まれる雌ねじ部17が形成されたねじ取付部17Aは、前記外周側壁15Cの上下中央に延設されている。
前記燃料溜部30は、主として、気化器側底壁15Aと、気化器側底壁15Aとクリーナ入口側底壁15Bとの間を仕切るように底壁15上に逆へ字状に立設された2つの堰状板部31、32とから形成されている。2つの堰状板部31、32は、それぞれ一端側が気化器側底壁15Aの外周部分を形成する外周側壁15Cに連なり、他端側が相互に傾斜して交差しており、吹き返された混合燃料が気化器側底壁15Aからクリーナ入口側底壁15B側に流出しないように堰き止めるとともに、その混合燃料が堰状板部31、32の交差部分に集まって溜まる構成となっている。
また、前記ケース11においては、前記燃料溜部30に溜まる混合燃料を表面張力および吸気負圧を利用して気化器65側へ還流させるべく、一端側開口が燃料溜部30に連通するとともに、他端側開口がクリーナ出口20に連通するスリット状の戻し通路35が設けられている。
前記戻し通路35は、気化器側底壁15Aに略平行に並んで立設された2つの板状リブ33、34の間に形成されており、その板状リブ33、34同士の間隔(言い換えれば、戻し通路35の通路幅)は、戻し通路35の一端側が開口する燃料溜部30に溜まる混合燃料を表面張力および吸気負圧によって戻し通路35内(板状リブ33、34同士の隙間)に吸上げ可能な間隔とされている。また、板状リブ33、34は、その高さが前記堰状板部31、32の高さより若干低くなっており、吹き返された混合燃料をフィルタ12側ではなく燃料溜部30側に向かうように誘導するための吹き返し誘導部材19は、前記板状リブ33、34の先端から所定の距離をあけて位置せしめられている。すなわち、本実施形態では、前記吹き返し誘導部材19が、前記クリーナ出口20および前記戻し通路35を覆うように且つ前記クリーナ出口20および前記戻し通路35から所定の距離をあけて配設されている(図3参照)。
なお、本実施形態では、吹き返し誘導部材19は、前記クリーナ出口20の口径より若干大きい幅の略矩形状に形成されている。
また、前記ケース11においては、外周側壁15Cや気化器側底壁15Aに付着した混合燃料を吸気負圧を利用して気化器65側へ還流させるべく、一端が外周側壁15Cに連なるとともに、他端がクリーナ出口20に連なる、前記板状リブ33、34より若干高さの低い流路形成リブ41、42、43、44が前記気化器側底壁15Aに立設されている。各流路形成リブ41、42、43、44は、クリーナ出口20を中心として略放射状に形成されており、その高さはクリーナ出口20のボス部20aの高さと略同じとなっている。また、流路形成リブ41、42の一端は、(フィルタ12側から視て)外周側壁15Cの左側の内周に連なり、流路形成リブ43、44の一端は、外周側壁15Cの右側の内周に連なっている。
また、本実施形態では、堰状板部32(2つの堰状板部31、32のうち長い方の堰状板部)や気化器側底壁15Aに付着した混合燃料を吸気負圧を利用して気化器65側へ還流させるべく、一端が堰状板部32に連なるとともに、他端がクリーナ出口20に連なる、前記流路形成リブ41、42、43、44と略同じ高さの流路形成リブ45も前記気化器側底壁15Aに立設されている。
さらに、前記ケース11においては、外周側壁15Cに付着した混合燃料を気化器側底壁15A側に向かうように誘導すべく、外周側壁15Cの内周から内側へ向けて三角状に膨出した段差部分からなる側壁流れ誘導部46、47、48、49が設けられている。
前記側壁流れ誘導部46、47、48、49は、それぞれ外周側壁15Cに付着した混合燃料の一部を気化器側底壁15Aに設けられた前記流路形成リブ41、42、43、44に誘導すべく、気化器側底壁15Aに対して垂直に且つ前記流路形成リブ41、42、43、44に連なるように形成された上辺段部46a、47a、48a、49aと、外周側壁15Cに付着した混合燃料の他部を気化器側底壁15Aに誘導すべく、気化器側底壁15Aに対して傾斜して且つ気化器側底壁15Aに連なるように形成された下辺段部46b、47b、48b、49bとを含んで構成されている。側壁流れ誘導部46は、外周側壁15Cの左側の内周において、側壁流れ誘導部47より上側(すなわち、流路形成リブ42の一端より上側)に配置され、側壁流れ誘導部48は、外周側壁15Cの右側の内周において、側壁流れ誘導部49より上側(すなわち、流路形成リブ44の一端より上側)に配置されている。
なお、本実施形態の気化器側底壁15Aには、挿通穴29のボス部29aと外周側壁15Cとを結ぶように横方向に延びるリブ状仕切板部36、37や、クリーナ出口20のボス部20aと堰状板部32とを結ぶように縦方向に延びるリブ状仕切板部38も立設されており、前記側壁流れ誘導部46、47、48、49は、リブ状仕切板部36、37や堰状板部31、32より上側に形成されている。
このような構成とされた本実施形態のエアクリーナ10においては、吸気口63からの吹き返しにより、気化器65で一旦は霧化された混合燃料(ガソリンと潤滑用オイル)が前記ケース11内に吹き返される。この吹き返し流を、図1(A)および図2に破線矢印で示す。吹き返された混合燃料は、吹き返し誘導部材19によってフィルタ12側ではなく燃料溜部30側に向かうように誘導されてそこに溜められる。特に、通常の使用(作業)姿勢では、燃料溜部30が下方に位置することになるため、吹き返された混合燃料は、その自重によっても燃料溜部30に集められて溜められる。燃料溜部30に溜められた混合燃料は、吹き返し後の吸入時に、吸気負圧によりスリット状の戻し通路35を通ってクリーナ出口20側に吸引される。この場合、前記燃料溜部30に溜められた混合燃料は、スリット状の戻し通路35の表面張力によって戻し通路35内に吸引(通常の使用姿勢では上側に向かって吸引)されやすく、クリーナ出口20に引き込まれると、残りの混合燃料も、戻し通路35内に向けて次々と吸引されて、クリーナ出口20を介して気化器65に還流される。この吹き返し後の流れを、図1(A)および図2に実線矢印で示す。
また、吹き返された混合燃料のうち気化器側底壁15Aに付着した混合燃料は、吸入時の吸気負圧や重力等により、流路形成リブ41、42、43、44、45やリブ状仕切板部36、37、38等を介して(伝って)クリーナ出口20側に吸引されることになる。
さらに、外周側壁15Cに付着した混合燃料は、吸入時の吸気負圧や重力等により、その一部が側壁流れ誘導部46、47、48、49の上辺段部46a、47a、48a、49aに接して気化器側底壁15A側(すなわち、流路形成リブ41、42、43、44)に導かれて前記と同様にクリーナ出口20側に吸引されるとともに、その他部(上辺段部46a、47a、48a、49aにより気化器側底壁15A側に導かれなかった混合燃料)は、吸入時の吸気負圧や表面張力等のより、側壁流れ誘導部46、47、48、49の下辺段部46b、47b、48b、49bを伝って気化器側底壁15A側に導かれる。この場合、側壁流れ誘導部46、48の下辺段部46b、48bを伝って気化器側底壁15A側に導かれた混合燃料は、その下側の側壁流れ誘導部47、49の上辺段部47a、49aおよびそれに連なる流路形成リブ42、44に接しやすくなり、その大部分が流路形成リブ42、44を介して(伝って)クリーナ出口20側に吸引されることになる。また、側壁流れ誘導部47、49の下辺段部47b、49bを伝って気化器側底壁15A側に導かれた混合燃料は、その下側のリブ状仕切板部36、37に接しやすくなり、その大部分がリブ状仕切板部36、37を介して(伝って)クリーナ出口20側に吸引されるとともに、リブ状仕切板部36、37を介してクリーナ出口20側に吸引されなかった混合燃料は、その下側の堰状板部31、32を伝って燃料溜部30に溜められ、前記のように、戻し通路35を介してクリーナ出口20側に吸引されることになる。この吹き返し後の流れを、図2に一点鎖線矢印で示す。
このように、本実施形態のエアクリーナ10においては、気化器65から吹き返された混合燃料を集めて溜める燃料溜部30に加えて、一端側開口が燃料溜部30に連通するとともに、他端側開口がクリーナ出口20に連通する、所定の通路幅を有するスリット状の戻し通路35が設けられているので、燃料溜部30に溜まる混合燃料は、戻し通路35の表面張力および吹き返し直後に生成される吸気負圧により、戻し通路35およびクリーナ出口20を介して効率よく気化器65側に還流せしめられる。
そのため、フィルタ12に付着する混合燃料量が従来例のものに比べて大幅に低減され、その結果、気化器65から吹き返される混合燃料に起因する不具合・トラブルを抑制ないし低減し得て、フィルタ12の長寿命化・メンテナンス頻度の低減等を図ることができる。
また、フィルタ12への燃料付着量が低減されることにより、燃費を向上させることができるとともに、有害物質排出量も減らすことができる。
また、戻し通路35が、気化器側底壁15Aに平行に並んで立設された2つの板状リブ33、34の間に形成されるので、簡単な構成でもって当該戻し通路35を形成することもできる。
また、吹き返し誘導部材19が、クリーナ出口20および戻し通路35を覆うように且つクリーナ出口20および戻し通路35から所定の距離をあけて配設されているので、前記吹き返し誘導部材19により還流効果が高められるとともに、戻し通路35の気化器側底壁15Aとは反対側は依然として開放しているため、戻し通路35に異物等が混入しても当該戻し通路35が詰まることはない。
また、外周側壁15Cの内周に、その外周側壁15Cの内周から内側へ向けて膨出した段差部分からなる側壁流れ誘導部46、47、48、49が設けられるとともに、気化器側底壁15Aに、一端が側壁流れ誘導部46、47、48、49に連なるとともに、他端がクリーナ出口20に連なる流路形成リブ41、42、43、44が立設されているので、吹き返された混合燃料のうち外周側壁15Cや気化器側底壁15Aに付着した混合燃料も、吹き返し直後に生成される吸気負圧や重力等により、クリーナ出口20を介して効率よく気化器65側に還流せしめられる。
なお、本実施形態では、燃料溜部30は2つの堰状板部31、32を含んで構成されているが、燃料溜部30の構成は、吹き返された混合燃料をクリーナ出口20周辺に溜めることができれば、その形状は限定されず、例えば、吹き返された混合燃料が気化器側底壁15Aからクリーナ入口側底壁15B側へ流れ出ないように、気化器側底壁15Aとクリーナ入口側底壁15Bとの間に単に段差を設けるだけでもよい。
また、吹き返し誘導部材19も上記実施形態のものに限定されず、エアクリーナ(ケース11)内に吹き返された混合燃料がフィルタ12側ではなく燃料溜部30側に向かうように誘導できれば、その形状・材質等は限定されず、また、合成樹脂製のケース11と一体に成形してもよい。
本実施形態では、戻し通路35は直線状かつ一定の通路幅を有しているが、燃料溜部30に溜まる混合燃料を吸上げられれば、例えば、曲線状としてもよいし、当該戻し通路35の通路幅(すなわち、板状リブ33、34の間隔)も一定でなくてもよい。
また、戻し通路35を構成する板状リブ33、34、流路形成リブ41〜45、側壁流れ誘導部46〜49等は合成樹脂製のケース11(の底壁15Aや外周側壁15C)と一体に成形されているが、別体に形成してもよいし、その材質等も限定されないことは勿論である。
さらに、本実施形態では、燃料溜部30および戻し通路35がそれぞれ一つだけ設けられているが、動力作業機(チェンソー、刈払機、エンジンカッター、ヘッジトリマー等)の使用姿勢等に応じて、燃料溜部および戻し通路を複数設けてもよいことは当然である。
10 エアクリーナ
11 ケース
12 フィルタ
13 カバー
15 底壁(クリーナ底壁)
15A 気化器側底壁
15B クリーナ入口側底壁
15C 外周側壁
19 吹き返し誘導部材
20 クリーナ出口
30 燃料溜部
31、32 堰状板部
33、34 板状リブ
35 戻し通路
41、42、43、44、45 流路形成リブ
46、47、48、49 側壁流れ誘導部

Claims (9)

  1. エンジンの吸気系における気化器の直上流に配設されるエアクリーナであって、
    前記気化器側に位置するクリーナ底壁に設けられたクリーナ出口の周りに形成され、前記気化器から吹き返された混合燃料を集めて溜めておく燃料溜部と、前記燃料溜部に溜まる混合燃料を表面張力および吸気負圧を利用して前記気化器側へ還流させるべく、一端側開口が前記燃料溜部に連通するとともに、他端側開口が前記クリーナ出口に連通するスリット状の戻し通路とを備えていることを特徴とするエアクリーナ。
  2. 前記戻し通路は、前記クリーナ底壁に並んで立設された板状リブの間に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記板状リブは、前記クリーナ底壁に一体成形されていることを特徴とする請求項2に記載のエアクリーナ。
  4. 前記戻し通路を構成する複数の板状リブが平行に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のエアクリーナ。
  5. 前記クリーナ出口を介して当該エアクリーナ内に吹き返された混合燃料をフィルタ側ではなく前記燃料溜部側に向かうように誘導する吹き返し誘導部材が、前記クリーナ出口および前記戻し通路を覆うように且つ前記クリーナ出口および前記戻し通路から所定の距離をあけて配設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のエアクリーナ。
  6. 前記クリーナ出口を取り囲むように前記クリーナ底壁の外周に立設された外周側壁の内周に、前記外周側壁に付着した混合燃料を前記クリーナ底壁側に向かうように誘導する側壁流れ誘導部が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のエアクリーナ。
  7. 前記クリーナ底壁に、一端が前記外周側壁に設けられた前記側壁流れ誘導部に連なるとともに、他端が前記クリーナ出口に連なる流路形成リブが立設されていることを特徴とする請求項6に記載のエアクリーナ。
  8. 前記側壁流れ誘導部は、前記外周側壁の内周から内側へ向けて三角状に膨出した段差部分から構成されるとともに、
    前記側壁流れ誘導部は、前記外周側壁に付着した混合燃料の一部を前記流路形成リブに誘導すべく、前記クリーナ底壁に対して垂直に且つ前記流路形成リブに連なるように形成された上辺段部と、前記外周側壁に付着した混合燃料の他部を前記クリーナ底壁に誘導すべく、前記クリーナ底壁に対して傾斜して設けられた下辺段部とを含んで構成されていることを特徴とする請求項7に記載のエアクリーナ。
  9. 前記燃料溜部は、前記クリーナ底壁に相互に傾斜して交差するように立設された堰状板部を含んで構成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のエアクリーナ。
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