JP2005133668A - エンジンのエアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 メンテナンス時におけるエンジン内部へのダストの侵入を防止するとともに、クリーナケースの脱着を行い易くしてフィルタエレメント交換やクリーナケース内清掃を容易化したエンジンのエアクリーナを提供する。
【解決手段】 フィルタエレメント72の下方にフィルタエレメント72を通過した清浄空気の流出口101を有するエアクリーナ7であって、フィルタエレメント72を収納する着脱可能なクリーナケース70が下方に開口したケース本体71と開口を閉塞する底板73とを有し、フィルタエレメント72がエンジン本体1に取り付けた台座60に着脱自在に支持され、台座60の外周面とフィルタエレメント72の外周面とがほぼ面一で、底板73に台座60の外周面を囲む嵌合孔73cが形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば芝刈り作業車のような作業用車両に搭載されるエンジンのエアクリーナに関し、詳しくはフィルタエレメント交換やケース内清掃などのメンテナンス性に優れたエアクリーナ構造に関する。
従来、作業用車両に搭載される汎用エンジンの多くは、エアクリーナが気化器の上部側に配置されており、フィルタエレメントを収納するクリーナケースが上下に2分割されて、上方からボルトまたはナットにより、インレットパイプに取り付けている(例えば特許文献1参照)。
実公昭63−15579号公報
ところが、前記エアクリーナの場合、クリーナケースはケース本体とその上方開口を覆うキャップとに2分割されているので、フィルタエレメント交換時にキャップを外して、フィルタエレメントをケース本体から取り出すと、エレメントに付着したダストがケース本体側に脱落し、このダストがエンジン内部に侵入しやすい。また、メンテナンス時、クリーナケースの清掃も同時に行う必要があるが、クリーナケースが上下に2分割されているので、キャップとケース本体をそれぞれ個別に脱着しなければならず、脱着作業が面倒になる。
そこで、本発明は、メンテナンス時におけるエンジン内部へのダストの侵入を防止するとともに、クリーナケースの脱着を行い易くしてフィルタエレメント交換やクリーナケース内清掃を容易化したエンジンのエアクリーナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のエンジンのエアクリーナは、フィルタエレメントの下方にフィルタエレメントを通過した清浄空気の流出口を有するエアクリーナであって、フィルタエレメントを収納する着脱自在なケースクリーナが、下方に開口したケース本体と前記開口を閉塞する底板とを有し、前記フィルタエレメントがエンジン本体に取り付けた台座に着脱自在に支持され、前記台座の外周面とフィルタエレメントの外周面とがほぼ面一であり、前記底板に、前記台座の外周面を囲む嵌合孔が形成されている。
この構成によれば、フィルタエレメントが台座に支持されたままで、クリーナケースを構成するケース本体および底板を一体として取り外せる。この状態で、露出したフィルタエレメントを台座から容易に取り外すことができる。つまり、フィルタエレメントの取り外し時には、既にクリーナケースが取り外されているので、フィルタエレメントの外周に付着したダストがクリーナケース内に脱落してエンジン内部に侵入することはない。ここで、前記台座の外周面とフィルタエレメントの外周面とがほぼ面一であるから、フィルタエレメントの外周面と台座の外周縁との間に、フィルタエレメントの外周に付着したダストが落下して溜まるスペースがない。したがって、フィルタエレメントの取り外し時に、フィルタエレメントの外周から脱落したダストは外部にそのまま落下するので、台座を経て前記流出口からエンジン内部に侵入することがない。クリーナケースの内面に付着したダストの除去は、クリーナケースを取り外したうえ行うので、そのダストもエンジン内部に侵入することがない。また、台座の外周面は底板の嵌合孔で囲まれているので、エンジン運転中にクリーナケース内のダストが台座の外周面から外部に漏れるのが防止されるとともに、クリーナケースを台座に直交する方向に真直ぐ移動させるだけで、クリーナケースをフィルタエレメントに対して着脱できるので、メンテナンスの作業性がよい。
本発明の好ましい実施形態では、前記クリーナケースに、一側方寄りに位置する空気吸込口と、前記空気吸込口と前記フィルタエレメントとの間を仕切る隔壁とが設けられ、前記隔壁に前記吸込口から離れた他側方寄りに位置して吸込口からの空気をフィルタエレメントに導入する導入口が設けられている
この構成によれば、隔壁によって、クリーナケース内が空気吸込室とフィルタエレメント室とに区分され、これら両室は導入口でのみ連通することになる。これにより、一側方の空気吸込口から吸い込んだ空気は前記隔壁に沿って他側方の導入口にまで流れ、さらにこの導入孔からほぼ90°変向してフィルタエレメント室に入る過程で、慣性力により、重いダストや雨水が取り除かれる。したがって、フィルタエレメントには、雨水が少なくかつダスト分が減量された空気が入り込むので、フィルタエレメントのろ過性能の低下が抑制される。
本発明の好ましい実施形態では、前記底板に、前記導入口の下部に位置して上方に突出する水切り突起が形成されている。
この構成によれば、隔壁で区分された空気吸入口室に留まった雨水が導入口からフィルタエレメント室へ侵入するのを水切り突起によって阻止できる。その結果、フィルタエレメントに対する雨水の付着を効果的に阻止できる。
本発明の好ましい実施形態では、燃料供給装置に清浄空気を導入するインテークパイプに前記台座が一体形成されている。
この構成によれば、インテークパイプと台座が一体化された単一部品となるので、部品点数および組付工数の削減を図ることができる。
本発明の好ましい実施形態では、前記台座に前記フィルタエレメントを貫通するボルトが植設され、前記ボルトの上部に螺合する第1ナットにより前記フィルタエレメントが台座に固定され、前記第1ナットの上方でボルトの上端部に螺合する第2ナットにより前記クリーナケースがフィルタエレメントの上面に支持されている。
この構成によれば、第2ボルトを弛緩することでケース本体および底板からなるクリーナケース全体を容易に取り外せる。また、第1ナットを弛緩することでフィルタエレメントを台座から容易に取り外せる。しかも、クリーナケースとフィルタエレメントの取付けに共通のボルトが使用されているから、構造が簡単で部品点数が減少する。
本発明のエンジンのエアクリーナによれば、フィルタエレメントの取外しに先立ってクリーナケースが取り外されるので、フィルタエレメントの外周およびクリーナケースの内面に付着したダストがクリーナケース内に落下して流出口からエンジン内部に進入するのを防止できる。また、ケース本体および底板をクリーナケースとして一体的に取り外してフィルタエレメントを露出させることができるので、メンテナンスが容易になる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るエアクリーナを搭載したエンジンの側面図である。このエンジンは、例えば芝刈り作業車などに搭載される縦軸型2気筒液冷エンジンである。図1において、エンジン本体Eのクランクケース1にクランク軸2が上下方向に支持され、シリンダ3およびシリンダヘッド31がエンジン本体Eの前側に配置され、エンジン本体Eの上方にエンジン冷却用のラジエータ4が配置されている。前記ラジエータ4の下方に、ダクト5に収納された図2の冷却ファン6とが配置されている。前記ダクト5の径方向外方でエンジン本体Eの前方にエアクリーナ7が配置されている。このエアクリーナ7の下方には気化器または燃料噴射装置などの燃料供給装置10が配置され、エアクリーナ7と燃料供給装置10との間はインテークパイプ11で連結されている。前記燃料供給装置10は、図2に示すように、インシュレータ13を介して吸気マニホールド12に連結されている。燃料供給装置10およびインテークパイプ11は2つの気筒に連なる2つの吸気通路を備えている。
このエンジンはV型2気筒で、図3に示すように、2つのシリンダ3およびシリンダヘッド31がV字形をなしてエンジン前方に突出しており、両シリンダヘッド31,31間に燃料供給装置10が配置されている。図1に示すエンジン本体Eは、クランクケース1、シリンダ3、シリンダヘッド31およびロッカーカバー32を有しており、クランクケース1の上半部1aおよびシリンダ3は、エンジンケースECとして一体形成されている。クランクケース1の下半部1bは、エンジンケースECの下部に連結されエンジンベースEBにより形成されている。このエンジンベースEBがエンジンケースECの下部に連結されている。前記クランクケース1内には、図2に示すように前記クランク軸2に歯車連結されて駆動されるカムシャフト16およびオイルポンプ17がそれぞれ配置されている
図2に示すように、前記ダクト5は上下に開口し、上部開口5aは前記冷却ファン6の外径よりも若干大きな内径を有し、下部開口5bはクランク軸2に固定されたフライホイール22の外径とほぼ同一の内径を有し、前記冷却ファン6とこれをクランク軸2に取り付けるプーリ21とを収納する内部空間を形成している。このダクト5はポリプロピレンのような樹脂成形品で構成されており、その外周の取付部50において、ブラケット8を介してエンジン本体Eに取り付けられている。このダクト取付部50にはダンパ44を介してラジエータ4の取付部40が重合され、ブラケット8に固着された溶接ナット81にねじ体82をねじ込むことにより、ダクト5とラジエータ4が共締めでブラケット8に固定されている。前記取付部50,40は、ダクト5およびラジエータ4の四隅に設けられている。
ダクト5の周壁の前部に、冷却ファン6からの排風を前方へ排出する前部排風口51が設けられ、両側部に排風を斜め前方へ排出する側部排風口52が設けられ、さらに、後部に後部排風口54が設けられている。前記側部排風口52には、排風を強制的に斜め前方へ排出するように、ルーバ53が設けられている。前部排風口51および側部排風口52からの排風は、図3にA,Bで示すように、燃料供給装置10と、シリンダ3およびシリンダヘッド31とにそれぞれ当たって、これらを空冷する。図2に示すダクト5の後部側の前記ブラケット8は、ダクト5の外側に近接しており、後部排風口54から排出される排風を側方に変向させてガイドするガイド板84を兼ねている。
前記ダクト5の内側には、図2に示すリング状のガイド体18が嵌合され、このガイド体18により冷却ファン6の外周の少なくとも上流側が覆われている。ガイド体18はラジエータ4とダクト5の両取付部40,50間に挟まれてダクト5に保持されている。
前記エアクリーナ7は上下寸法が従来に比べて大きく設定され、ダクト5の上下方向中間部からラジエータ4の上面にまで達している。このエアクリーナ7は平面視した場合、図3に示すように、横長の台形に形成されており、矩形のラジエータ4の前方に位置している。図2に示すように、エアクリーナ7は、クリーナケース70とその内部に収納されたフィルタエレメント72とを有し、前記クリーナケース70は、下方に開口したケース本体71と、このケース本体71の下部を閉塞する底板73とから構成されている。フィルタエレメント72は、エンジン本体Eに燃料供給装置10、インシュレータ13および吸気マニホールド12を介して取り付けられた台座60に着脱自在に支持されている。
エアクリーナ7のケース本体71には、図1のIV‐IV線矢視図である図4に示すよ
うに、クリーナケース70の幅方向において一側方寄り上部に、上方に開口した空気吸込口74が設けられ、この空気吸込口74と前記フィルタエレメント72との間を仕切る上下方向の隔壁76が設けられている。この隔壁76における前記空気吸込口74から離れた他側方寄りの下部に、前記空気吸込口74からの空気をフィルタエレメント72に導入する導入口75が設けられている。
前記フィルタエレメント72は、図2に示すように、エレメント内層72Aとエレメント外層72Bとでフィルタ素材を異にした2層リング構造を有し、両層72A,72Bの上面がホルダ80aで支持され、下面がフレーム80bで支持されて、1つのカートリッジとなっており、これによってフィルタエレメント72の交換をカートリッジ単位で容易に行えるようになっている。前記フィルタエレメント72の内層72Aには細かめのフィルタ素材を、外層72Bには粗めのフィルタ素材を用いることで、内層72Aの目詰まりを抑制して、ろ過性能を高めている。このカートリッジの下部、つまりリング状のエレメント内層72Aの内側空間100の下方が、清浄空気の流出口101となっている。フィルタエレメント72は、平面視で、図10に示すように、長円形状に形成されており、ホルダ80aには左右一対の取付孔72a,72が形成されている。
図5に示すように、フィルタエレメント72を着脱自在に支持する台座60は、平面視で長円形となっており、この台座60の中央部より若干前側寄りに燃料供給装置10(図2)に清浄空気を導入するインテークパイプ11が一体的に形成され、このインテークパイプ11の左右両側の位置で前記台座60にに一対のボルト60a,60aが垂直に植設されている。フィルタエレメント72を前記台座60に着脱自在に支持させる場合には、前記ボルト60a,60aにフィルタエレメント72の取付孔72a,72aが貫通するように前記フィルタエレメント72を上方から取り付ける。
図6は例えばポリプロピレンのような樹脂で形成されたケース本体71を示しており、このケース本体71は、台座60(図5)に埋設されたボルト60aの上部に螺合する左右一対の第2ナット63a,63aが取り付けられている。図7に示すように、上壁には挿通孔(図8)90が形成され、挿通孔90に図2の第2ナット63aが挿通されて、ボルト60aに螺合することにより、ケース本体71の上壁に形成したリブ83,84をフィルタエレメント72の上面に押し当てることで、ケース本体71をフィルタエレメント72の上面に支持している。こうして、ケース本体71およびフィルタエレメント72は、台座60、燃料供給装置10、インシュレータ13および吸気マニホールド12を介して、エンジン本体Eに着脱自在に取り付けられている。外側のリブ83はケース本体71の内側から見ると、図8に示すように、フィルタエレメント72の外観形状に近い長円形状に形成され、内側のリブ84は前記各挿通孔90を取り囲む円形部分84aとこれら円形部分84aを連結する直線部分84bとを有している。
図7に示すケース本体71内は隔壁76によって空気吸込口74側の第1室91とフィルタエレメント72側の第2室92とに区分され、上方の空気吸込口74から吸込まれた空気は、第1室である空気吸込室91と第2室であるフィルタエレメント室92とを連通する導入口75からのみ、フィルタエレメント72側に導入されるようになっている。ケース本体71の後部には、後述する底板73を支持するための左右各一対の係止突起77が設けられ、前部には、取付孔78aが設けられた取付座78が設けられている。
図4に示すように、前記底板73の内面(上面)には上方に突出する水切り突起73aが形成されている。この水切り突起73aの一部は、前記導入口75の下部に位置して、雨水が導入口75に進入するのを防止する。底板73の中央部には、図9に示すように、前記台座60の外周面を僅かな隙間を介して囲む嵌合孔73cが形成され、前部寄りの角部には図8のケース本体71の取付孔78a,78aに対応する位置に設定された図9の取付孔73b,73bが形成されている。底板73にケース本体71(図8)を被せてセットする際、底板73の後部の左右一対の係合部96のそれぞれを図8の係止突起77,77間に係止した状態で、図9の底板73の取付孔73b,73bと図8のケース本体71側の取付孔78a,78aとに、図2のプラスチックファスナー61を挿通して取り付けることにより、底板73とケース本体71とが組み立てられる。この底板73もポリプロピレンのような樹脂で形成され、プラスチックファスナー61としては自動車の内装部品取付用に広く使用されるものを用いることができる。
前記クリーナケース70を構成するケース本体71および底板73とフィルタエレメント72とを台座60に取り付けるにあたっては、まず、台座60に植設されたボルト60aに対してフィルタエレメント72の取付孔72a(図10)を貫通させて、フィルタエレメント72を台座60の上面に載せ、ボルト60aの上部に螺合した第1ナット62aによってフィルタエレメント72を台座60に固定する。こうして固定されたフィルタエレメント72に対して上方から、予めケース本体71に底板73を組付けたクリーナケース70を被せるようにセットし、前記ボルト60aの上端部に螺合した第2ナット63aによってクリーナケース70をフィルタエレメント72の上面に支持する。
上記構成において、エアクリーナ7の上部の空気吸込口74から空気がエアクリーナ7内に吸入される。これは、いわゆる上方吸込みであるから、下方吸込みの場合のようにエンジン本体Eの周囲の昇温している空気を吸い込まないので、吸気効率上有利となる。この空気吸込口74から空気が吸い込まれると、吸気が図4の空気吸込室91を通って隔壁76の下方に設けた導入口75から図2のフィルタエレメント72側に入るまでの過程で、慣性力により、重いダストおよび雨水が取り除かれ、フィルタエレメント72側への侵入が阻止される。また、空気吸込室91内に留まった雨水は、導入口の付近に設けた水切り突起73aにより、フィルタエレメント室92へ侵入するのが阻止される。その結果、フィルタエレメント72に対する雨水の付着を効果的に阻止できる。導入口75から入った空気がフィルタエレメント72を通過する過程で、空気に含まれた残部のダストが吸着除去され、清浄空気が台座60に一体形成したインテークパイプ11を経て燃料供給装置10側に導入される。
フィルタエレメント72を交換するとき、まず、第2ナット63aをボルト60aから取り外して、ケース本体71と底板73とからなるクリーナケース70をフィルタエレメント72の上方へ取り出す。続いて、第1ナット62aをボルト60aから取り外し、台座60上に支持されたフィルタエレメント72をボルト60aから上方へ抜き取る。取り外したクリーナケース70の内面を洗って、付着したダストを除去する。新しいフィルタエレメント72の取付およびクリーナケース70の取付は、前記と逆の手順で第1ナット62aおよび第2ナット63aをボルト60aに螺合することで容易に行うことができる。ここで、クリーナケース70とフィルタエレメント72の取付けに共通のボルト60aが使用されているから、構造が簡単で部品点数が減少する。
上記のとおり、フィルタエレメント72を台座60から取り外す際、既にクリーナケース70が取り外されてフィルタエレメント72が露出していることから、フィルタエレメント72を台座60から容易に取り外すことができる。しかも、既にクリーナケース70が取り外されていることから、フィルタエレメント72の取り外しの際に、フィルタエレメント72の外周に付着したダストがクリーナケース70内に脱落してエンジン内部に侵入することはない。また、台座60の外周面とフィルタエレメント72の外周面とがほぼ面一であるから、フィルタエレメント72の外周面と台座60の外周面との間に、フィルタエレメント72の外周に付着したダストが落下して溜まるスペースがない。したがって、フィルタエレメント72の取り外し時に、フィルタエレメント72の外周から脱落したダストは外部にそのまま落下するので、台座60を経て流出口101からエンジン内部に侵入することがない。クリーナケース70の内面に付着したダストの除去は、クリーナケース70を台座60から取り外した状態で行うので、そのダストもエンジン内部に侵入することがない。
また、台座60の外周面は底板73の嵌合孔73c(図9)で囲まれているので、エンジン運転中にクリーナケース70内のダストが台座60の外周面から外部に漏れるのが防止されるとともに、クリーナケース70を台座60に直交する方向に真直ぐ移動させるだけで、クリーナケース70をフィルタエレメント72に対して着脱できるので、メンテナンスの作業性がよい。また、台座60はインテークパイプ11と一体化された単一部品であるから、部品点数および組付工数の削減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るエアクリーナを搭載した縦軸型液冷エンジンの側面図である。 本発明の一実施形態に係るエアクリーナを搭載した縦軸型液冷エンジンの縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るエアクリーナを搭載した縦軸型液冷エンジンの平面図である。 図1のIV―IV線矢視図である。 台座の平面図である。 ケース本体の平面図である。 図6のVII−VII矢視図である。 ケース本体の底面図である。 底板の底面図である。 フィルタエレメントの平面図である。
符号の説明
1 クランクケース
3 シリンダ
7 エアクリーナ
10 燃料供給装置
11 インテークパイプ
60 台座
60a ボルト
62a 第1ナット
63a 第2ナット
70 クリーナケース
71 ケース本体
72 フィルタエレメント
73 底板
73a 水切り突起
73c 嵌合孔
74 空気吸込口
75 導入口
76 隔壁
91 空気吸込室
92 フィルタエレメント室
101 流出口
E エンジン本体

Claims (5)

  1. フィルタエレメントの下方にフィルタエレメントを通過した清浄空気の流出口を有するエアクリーナであって、
    フィルタエレメントを収納する着脱可能なクリーナケースが、下方に開口したケース本体と前記開口を閉塞する底板とを有し、
    前記フィルタエレメントがエンジン本体に取り付けた台座に着脱自在に支持され、
    前記台座の外周面とフィルタエレメントの外周面とがほぼ面一であり、
    前記底板に、前記台座の外周面を囲む嵌合孔が形成されているエンジンのエアクリーナ。
  2. 請求項1において、前記クリーナケースに、一側方寄りに位置する空気吸込口と、前記空気吸込口と前記フィルタエレメントとの間を仕切る隔壁とが設けられ、前記隔壁に前記吸込口から離れた他側方寄りに位置して吸込口からの空気をフィルタエレメントに導入する導入口が設けられているエンジンのエアクリーナ。
  3. 請求項2において、前記底板に、前記導入口の下部に位置して上方に突出する水切り突起が形成されているエンジンのエアクリーナ。
  4. 請求項1,2または3において、燃料供給装置に清浄空気を導入するインテークパイプに前記台座が一体形成されているエンジンのエアクリーナ。
  5. 請求項1から4のいずれかにおいて、前記台座に前記フィルタエレメントを貫通するボルトが植設され、前記ボルトの上部に螺合する第1ナットにより前記フィルタエレメントが台座に固定され、前記第1ナットの上方でボルトの上端部に螺合する第2ナットにより前記クリーナケースがフィルタエレメントの上面に支持されているエンジンのエアクリーナ。
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