JPH11210235A - コンクリート天井面の鉄板補強工法およびそのウインチ - Google Patents

コンクリート天井面の鉄板補強工法およびそのウインチ

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JPH11210235A
JPH11210235A JP10013998A JP1399898A JPH11210235A JP H11210235 A JPH11210235 A JP H11210235A JP 10013998 A JP10013998 A JP 10013998A JP 1399898 A JP1399898 A JP 1399898A JP H11210235 A JPH11210235 A JP H11210235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート天井面の鉄板補強を、少ない作
業員により作業能率良く行う。 【解決手段】 コンクリート天井面の鉄板補強を、以下
の過程により行う。先ず、コンクリート天井面16a
に、鉄板ボルト止め用のホールインアンカ19を多数埋
め込み、ホールインアンカ19と対応するボルト挿通孔
2を有する補強用鉄板3をコンクリート天井面16aの
下方に準備する。次に、ウインチ1の吊り索4を補強用
鉄板3の一部のボルト挿通孔2に挿通し、この吊り索4
の先端に設けられたねじ部材14をホールインアンカ1
9にねじ込む。次に、ウインチ1を巻き付けて補強用鉄
板3をコンクリート天井面16aに沿う位置まで持ち上
げ、この持ち上げられた補強用鉄板3をこの鉄板のボル
ト挿通孔2に挿通されたボルト20でコンクリート天井
面16aに取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の建物や橋
梁等におけるコンクリート天井面の鉄板補強工法および
そのウインチに関する。
【0002】
【従来の技術】床スラブ等のコンクリート天井面が経年
変化により脆くなると、その天井面に補強用鉄板をボル
ト止めして補強が図られる。その補強作業は、コンクリ
ート天井面から吊り下げた作業床に乗って行われる。こ
の場合の補強用鉄板は、一般に1/2〜2畳程度の大き
さで200Kg程度の重さであるため、ジャッキで補強
用鉄板を持ち上げると、作業床のジャッキ設置部に荷重
が集中して危険である。そこで、従来は、図7のよう
に、8,9人の作業員Mでコンクリート天井面31まで
補強用鉄板32を持ち上げた状態で、鉄板32をコンク
リート天井面31にボルト止めしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記補強工法
では、多くの作業員を要し、作業能率が悪いという問題
点が有る。
【0004】この発明は、このような課題を解消し、少
ない作業員により能率良く作業できるコンクリート天井
面の鉄板補強工法およびそのウインチを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のコンクリート
天井面の鉄板補強工法は、以下の過程によりコンクリー
ト天井面に補強用鉄板を取付けるものである。先ず、コ
ンクリート天井面に、鉄板ボルト止め用のホールインア
ンカを多数埋め込み、前記ホールインアンカと対応する
ボルト挿通孔を有する補強用鉄板を前記コンクリート天
井面の下方に準備する。次に、ウインチの吊り索を補強
用鉄板の一部のボルト挿通孔に挿通し、この吊り索の先
端に設けられたねじ部材を前記ホールインアンカにねじ
込む。次に、前記ウインチを巻き付けて前記補強用鉄板
をコンクリート天井面に沿う位置まで持ち上げ、この持
ち上げられた補強用鉄板をこの鉄板の前記ボルト挿通孔
に挿通されたボルトでコンクリート天井面に取付ける。
この構成によると、ウインチが吊り索を巻き取るにつれ
て、ウインチと共に補強用鉄板が持ち上げられるので、
僅かな作業員により能率良くコンクリート天井面に鉄板
補強を行うことができる。
【0006】上記構成において、前記ボルトを、両切り
ボルトとし、補強用鉄板の持ち上げよりも前にコンクリ
ート天井面の各ホールインアンカに一部をねじ込んでお
き、ウインチで持ち上げられた鉄板の持ち上げにより、
この鉄板の各ボルト挿通孔に前記ボルトを挿通し、この
挿通後に前記ボルトにナットを取付けることにより前記
鉄板をコンクリート天井面にボルト止めするようにして
も良い。この場合、同時に多数のボルトを鉄板のボルト
挿通孔に挿通することができ、作業が一層行い易い。ま
た、前記吊り索は2本用い、各吊り索の先端のねじ部材
を各々コンクリート天井面のホールインアンカにねじ込
み、両吊り索を各々ウインチで巻き上げて補強用鉄板を
持ち上げるようにしても良い。この構成の場合、万一、
使用中の吊り索が切れても、残る吊り索で補強用鉄板を
支持できるので、補強用鉄板が落下する危険を防止でき
る。また、補強用鉄板を安定良く持ち上げることもでき
る。さらに、前記2本の吊り索は、共通のウインチで巻
き付けるようにしても良い。この構成の場合、ウインチ
が1つで済むため、作業治具が安価になる。また、前記
補強用鉄板は、コンクリート天井面の下方に吊られた作
業床上に準備し、この作業床から前記ウインチによる持
ち上げを行うようにしても良い。この構成の場合、作業
床から補強用鉄板を持ち上げるので、補強用鉄板のウイ
ンチによる持ち上げ高さが低くて済む。
【0007】この発明のウインチは、孔明きの鉄板を吊
り上げるウインチであって、以下の構成としたものであ
る。前記鉄板の孔に挿通される複数本の吊り索を各々巻
き取る複数個のドラムと、これらのドラムを同期して回
転させる駆動源とを設ける。また、各吊り索が挿通され
て鉄板の下面に当てる鉄板持ち上げ用の部材を設け、前
記吊り索の先端にはねじ部材を設ける。この構成による
と、前記コンクリート天井面の補強鉄板工法に使用し
て、少ない作業員により補強用鉄板を安定良く、かつ能
率良くコンクリート天井面まで持ち上げることができ、
その補強鉄板工法を能率良く行うことができる。
【0008】上記構成において、前記鉄板持ち上げ用の
部材は、前記ドラムおよび駆動源を収容したケースとし
ても良い。この構成の場合、ウインチのケースを鉄板持
ち上げ用の部材に兼用できるので、ウインチの構成を簡
略化でき、コストを低減できる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図5と共に説明する。このコンクリート天井面の鉄板
補強工法は、図3に示すウインチ1を使用して、図1お
よび図2に示す過程により行うものである。ウインチ1
は、図1に示すように複数のボルト挿通孔2を有する補
強用鉄板3を吊り上げる装置であって、上記ボルト挿通
孔2に挿通されるワイヤロープからなる2本の吊り索
4,4を各々巻き取る2個のドラム5,5と、これらの
ドラム5を同期して回転させる1つの駆動源6とが箱状
のケース7内に設置されている。駆動源6は、モータ8
と減速機9とからなり、モータ8の回転出力が減速機9
で減速されて、ギヤ10,11などからなる伝達機構を
介して両ドラム5,5に共通の回転軸12に伝達され
る。各ドラム5に巻き取られる2本の吊り索4,4は、
ケース7の上面の各ドラム5に対向する位置に各々開口
させた吊り索挿通孔13,13からケース7外に繰り出
される。各吊り索4の先端には各々ねじ部材14,14
が連結されている。なお、両吊り索4,4のケース7か
らの繰り出し長さは、互いに若干(例えば5cm程度)異
ならせてある。また、ケース7は、吊り索挿通孔13の
形成個所の周辺部で補強用鉄板3を持ち上げるものであ
り、鉄板持ち上げ用の部材を兼用する。
【0010】上記ねじ部材14は、図4に一部を破断し
て示すように、鋼製円筒体14aの外周面に雄ねじ14
bを形成したものであって、その円筒体14a内に吊り
索4の先端を挿入した状態で、円筒体14a内に加熱溶
融させた鉛15を充填して冷却凝固させることにより、
吊り索4の先端がねじ部材14に連結されている。
【0011】上記ウインチ1を使用したコンクリート天
井面の鉄板補強工法を図1および図2に基づいて説明す
る。先ず、図1(A)に示すように、補強対象である床
スラブ16等のコンクリート天井面16aから、ワイヤ
ー等の吊り部材17により作業床18を吊り下げ、この
作業床18を足場にしてコンクリート天井面16aに鉄
板ボルト止め用のホールインアンカ19を所定間隔を隔
てて多数埋め込む。次に、上記ホールインアンカ19に
対応する配置と個数のボルト挿通孔2を有し、上記コン
クリート天井面16aに沿う形状を有する補強用鉄板3
を、コンクリート天井面16aの下方の作業床18上に
持ち込む。
【0012】次に、図1(B)に示すように、上述した
ウインチ1の2個のねじ部材14,14を、補強用鉄板
3の下面側から任意の2個のボルト挿通孔2,2に挿通
し、これら両吊り索2の先端に設けられた各ねじ部材1
4を、上記両ボルト挿通孔2に対応する2個のホールイ
ンアンカ19,19にねじ込む。また、残るホールイン
アンカ19の一部には、補強用鉄板3をコンクリート天
井面16aに止めるための両切りボルト20をねじ込ん
でおく。この両切りボルト20のねじ込み作業と、補強
用鉄板3の準備とは、いずれを先に行っても良い。ま
た、全てのホールインアンカ19に両切りボルト20を
ねじ込んで準備しておき、ウインチ1の使用時に、ねじ
部材14を接合しようとする個所の両切りボルト20を
ホールインアンカ19から取り外し、その両切りボルト
20に代えてねじ部材14をねじ込んでも良い。
【0013】次に、ウインチ1を巻き付け駆動する。こ
れにより、ウインチ1の両吊り索4が各々ドラム5に巻
き取られ、図2(A)に示すように、ウインチ1のケー
ス7の上面部7aが補強用鉄板3の下面に当たって、ウ
インチ1と共に補強用鉄板3が持ち上げられる。なお、
ホールインアンカ19にねじ込まれるねじ部材14は、
例えば12mmφの径のもので3トン程度の強度が有る
ので、補強用板材3の持ち上げに十分耐えることができ
る。両吊り索4は互いに長さを若干異ならせてあるの
で、持ち上げの途中で、一方の吊り索4は弛んだ状態と
なり、実質的には1本の吊り索4で補強用鉄板3が持ち
上げられることになる。このように、持ち上げに使用す
る吊り索4と、予備用の吊り索4とを用意しているの
で、使用中の吊り索4が吊り上げ中に万一切れた場合で
も、予備用の吊り索4で補強用鉄板3を支持でき、補強
用鉄板3が落下する危険を確実に防止できる。また、補
強用鉄板3を安定良く持ち上げることもできる。両吊り
索4,4の長さは違いは少しであるため、片方の吊り索
4が切れてもう片方の吊り索4で受けるときに、大きな
衝撃が加わらない。
【0014】補強用鉄板3が、コンクリート天井面16
aに沿う高さまで持ち上げられると、予めホールインア
ンカ19にねじ込まれた両切りボルト20を補強用鉄板
3の対応するボルト挿通孔2に挿通させて、その両切り
ボルト20に補強用鉄板3の下面側からナット21を取
付けることにより、図2(B)に示すように、コンクリ
ート天井面16aに補強用鉄板3をボルト止めする。こ
のとき、補強用鉄板3のボルト挿通孔2と両切りボルト
20とを合わせる必要があるが、補強用鉄板3は吊られ
た状態であるため、補強用鉄板3の位置の調整を作業者
の補助で簡単に行え、ボルト挿通作業が簡単に行える。
この後、残るホールインアンカ19にも、対応するボル
ト挿通孔2から両切りボルト20をねじ込み、さらにそ
の両切りボルト20にナット21を取付けることによ
り、ボルト止めする。ウインチ1のねじ部材14をねじ
込んだホールインアンカ19にも、ねじ部材14を外し
てから、同様に両切りボルト20をねじ込み、ナット2
1を取付ける。最後に、このようにボルト止めした補強
用鉄板3とコンクリート天井面16aとの間の隙間に
は、図5に示すように、粘弾性等の有る硬化性の薬剤2
2を充填する。これにより、振動等によるコンクリート
天井面16aの剥がれ落ちを一層確実に防止できる。
【0015】このように、上記の鉄板補強工法では、ウ
インチ1が吊り索4を巻き取るにつれて、ウインチ1と
共に補強用鉄板3が持ち上げられるので、僅かな作業員
(例えば2〜3人)により能率良くコンクリート天井面
16aに鉄板補強を行うことができる。また、2本の吊
り索4,4を共通のウインチ1で巻き取るようにしてい
るので、ウインチ1は1つで済み、作業治具が安価にな
る。また、上記ウインチ1では、そのケース7が鉄板持
ち上げ用の部材にもなるので、ウインチ1の構成を簡略
化でき、コストを低減できる。さらに、このウインチ1
によると、吊り索4が摩耗した場合にも簡単に取り替え
ることができる。
【0016】なお、上記実施形態では、一つのケース7
内に2つのドラム5と、これら両ドラム5を同期して回
転させる1つの駆動源6とを設置したウインチ1を使用
して補強用鉄板3を持ち上げる場合を示したが、これに
限らず、図6に示すように、それぞれ一つのドラム5と
これを回転させる駆動源(図示せず)とをケース7内に
設置した2個以上のウインチ1Aで、先の実施形態の場
合と同様にして補強用鉄板3を持ち上げるようにしても
良い。
【0017】また、上記実施形態では、ウインチ1をコ
ンクリート天井面16aの鉄板補強工法において補強用
鉄板3を持ち上げるのに使用する場合を示したが、これ
に限らず、他の孔明きの鉄板を吊り上げる場合にも、同
様にして上記ウインチ1を使用しても能率良く鉄板を持
ち上げることができる。
【0018】
【発明の効果】この発明のコンクリート天井面の鉄板補
強工法は、コンクリート天井面に、鉄板ボルト止め用の
ホールインアンカを多数埋め込む過程と、前記ホールイ
ンアンカと対応するボルト挿通孔を有する補強用鉄板を
前記コンクリート天井面の下方に準備する過程と、ウイ
ンチの吊り索を補強用鉄板の一部のボルト挿通孔に挿通
しかつこの吊り索の先端に設けられたねじ部材を前記ホ
ールインアンカにねじ込む過程と、前記ウインチを巻き
付けて前記補強用鉄板をコンクリート天井面に沿う位置
まで持ち上げる過程と、この持ち上げられた補強用鉄板
をこの鉄板の前記ボルト挿通孔に挿通されたボルトでコ
ンクリート天井面に取付ける過程とを含むものであるた
め、僅かな作業員により能率良くコンクリート天井面に
鉄板補強を行うことができる。前記構成において、前記
ボルトが、両切りボルトであって、補強用鉄板の持ち上
げよりも前にコンクリート天井面の各ホールインアンカ
に一部をねじ込んでおき、ウインチで持ち上げられた鉄
板の持ち上げにより、この鉄板の各ボルト挿通孔に前記
ボルトを挿通し、この挿通後に前記ボルトにナットを取
付けることにより前記鉄板をコンクリート天井面にボル
ト止めするものとした場合は、同時に多数のボルトを鉄
板のボルト挿通孔に挿通することができ、作業が一層行
い易い。また、前記吊り索を2本用い、各吊り索の先端
のねじ部材を各々コンクリート天井面のホールインアン
カにねじ込み、両吊り索を各々ウインチで巻き上げて補
強用鉄板を持ち上げるようにした場合は、万一、使用中
の吊り索が切れても、残る吊り索で補強用鉄板を支持で
きるので、補強用鉄板が落下する危険を防止できる。ま
た、補強用鉄板を安定良く持ち上げることもできる。ま
た、前記2本の吊り索を、共通のウインチで巻き付ける
ようにした場合は、ウインチが1つで済むため、作業治
具が安価になる。前記補強用鉄板を、コンクリート天井
面の下方に吊られた作業床上に準備し、この作業床から
前記ウインチによる持ち上げを行う場合は、ウインチに
よる鉄板の持ち上げ高さが低くて済み、作業能率が良
い。また、安全性も向上する。また、この発明の鉄板吊
り上げ用ウインチは、孔明きの鉄板を吊り上げるもので
あって、前記鉄板の孔に挿通される複数本の吊り索を各
々巻き取る複数個のドラムと、これらのドラムを同期し
て回転させる駆動源と、各吊り索が挿通されて鉄板の下
面に当てる鉄板持ち上げ用の部材と、前記吊り索の先端
に設けられたねじ部材とを備えるため、前記コンクリー
ト天井面の補強鉄板工法に使用して、少ない作業員によ
り補強用鉄板を安定良く、かつ能率良くコンクリート天
井面まで持ち上げることができ、その補強鉄板工法を能
率良く行うことができる。前記構成において、前記鉄板
持ち上げ用の部材を、前記ドラムおよび駆動源を収容し
たケースとした場合は、ウインチのケースを鉄板持ち上
げ用の部材に兼用できるので、ウインチの構成を簡略化
でき、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるコンクリート天井
面の鉄板補強工法の前半の工程を示す説明図である。
【図2】同工法の後半の工程を示す説明図である。
【図3】(A)は同工法に使用するウインチの正面断面
図を示し、(B)は同ウインチの水平断面図を示す。
【図4】同ウインチのねじ部材を示す部分破断正面図で
ある。
【図5】前記工法による補強箇所の要部拡大断面図であ
る。
【図6】同工法の他の実施形態を示す説明図である。
【図7】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1A…ウインチ 7a…ケース上面部(鉄板持
ち上げ用部材) 2…ボルト挿通孔 14…ねじ部材 3…補強用鉄板 16a…コンクリート天井面 4…吊り索 18…作業床 5…ドラム 19…ホールインアンカ 6…駆動源 20…両切りボルト 7…ケース 21…ナット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート天井面に、鉄板ボルト止め
    用のホールインアンカを多数埋め込む過程と、前記ホー
    ルインアンカと対応するボルト挿通孔を有する補強用鉄
    板を前記コンクリート天井面の下方に準備する過程と、
    ウインチの吊り索を補強用鉄板の一部のボルト挿通孔に
    挿通しかつこの吊り索の先端に設けられたねじ部材を前
    記ホールインアンカにねじ込む過程と、前記ウインチを
    巻き付けて前記補強用鉄板をコンクリート天井面に沿う
    位置まで持ち上げる過程と、この持ち上げられた補強用
    鉄板をこの鉄板の前記ボルト挿通孔に挿通されたボルト
    でコンクリート天井面に取付ける過程とを含むコンクリ
    ート天井面の鉄板補強工法。
  2. 【請求項2】 前記ボルトは、両切りボルトであって、
    補強用鉄板の持ち上げよりも前にコンクリート天井面の
    各ホールインアンカに一部をねじ込んでおき、ウインチ
    で持ち上げられた鉄板の持ち上げにより、この鉄板の各
    ボルト挿通孔に前記ボルトを挿通し、この挿通後に前記
    ボルトにナットを取付けることにより前記鉄板をコンク
    リート天井面にボルト止めする請求項1記載のコンクリ
    ート天井面の鉄板補強工法。
  3. 【請求項3】 前記吊り索は2本用い、各吊り索の先端
    のねじ部材を各々コンクリート天井面のホールインアン
    カにねじ込み、両吊り索を各々ウインチで巻き上げて補
    強用鉄板を持ち上げる請求項1または請求項2記載のコ
    ンクリート天井面の鉄板補強工法。
  4. 【請求項4】 前記2本の吊り索は、共通のウインチで
    巻き付ける請求項3記載のコンクリート天井面の鉄板補
    強工法。
  5. 【請求項5】 前記補強用鉄板は、コンクリート天井面
    の下方に吊られた作業床上に準備し、この作業床から前
    記ウインチによる持ち上げを行う請求項1ないし請求項
    4のいずれかに記載のコンクリート天井面の鉄板補強工
    法。
  6. 【請求項6】 孔明きの鉄板を吊り上げるウインチであ
    って、前記鉄板の孔に挿通される複数本の吊り索を各々
    巻き取る複数個のドラムと、これらのドラムを同期して
    回転させる駆動源と、各吊り索が挿通されて鉄板の下面
    に当てる鉄板持ち上げ用の部材と、前記吊り索の先端に
    設けられたねじ部材とを備える鉄板吊り上げ用ウイン
    チ。
  7. 【請求項7】 前記鉄板持ち上げ用の部材は、前記ドラ
    ムおよび駆動源を収容したケースである請求項6記載の
    鉄板吊り上げ用ウインチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100925548B1 (ko) 2009-04-30 2009-11-06 주식회사 엘에스폼웍 천정거푸집 해체 장치 및 방법

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