JPH1120908A - 保管方法 - Google Patents

保管方法

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JPH1120908A
JPH1120908A JP17506797A JP17506797A JPH1120908A JP H1120908 A JPH1120908 A JP H1120908A JP 17506797 A JP17506797 A JP 17506797A JP 17506797 A JP17506797 A JP 17506797A JP H1120908 A JPH1120908 A JP H1120908A
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JP
Japan
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support rail
side support
shelf
article
rail
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JP17506797A
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English (en)
Inventor
Takashi Shirai
隆 白井
Isatake Ogawa
勇壮 小川
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 区画収納空間側に対する入出庫作業を、常に
円滑かつ正確に行える保管方法を提供する。 【解決手段】 区画収納空間13との間での物品支持具
1の入出庫を行うに、出し入れ装置21の走行と昇降部
24の昇降により棚側支持レール14に装置側支持レー
ル35を直線状に対向させる。次いで装置側支持レール
35を接近動させて、両支持レール14,35の端面間
に生じている、製作、組み立て精度などによる大小の隙
間を埋めて吸収する。そして移載手段40により、装置
側支持レール35と棚側支持レール14との間で物品支
持具1を乗り移すことで、常に円滑かつ正確に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば洋服など
の衣料を吊してなる物品支持具を保管したりするのに利
用される保管方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の保管としては、たとえ
ば、特開平4−209104号公報に見られるハンガ装
置の搬送保管設備が提供されている。すなわち、この従
来構成において、ハンガバーに多数の衣料などを吊り下
げてなるハンガ装置は、自動倉庫外において搬送装置の
台車により支持搬送され、そして中継装置に対向したス
テーシヨンに停止される。このときハンガバーは、その
長さ方向が一定経路に沿った姿勢にある。この状態で中
継装置のターンテーブルを回転させ、その第3受け渡し
装置を搬送装置の第2受け渡し装置に接続させる。そし
てハンガ装置を第2受け渡し装置から第3受け渡し装置
へと移動させ、以てターンテーブル側に乗り移す。
【0003】次いでターンテーブルを回転させ、ハンガ
バーを一定経路に対して直交状に向き変更させる。この
状態で出し入れ装置を作動させ、ターンテーブルのハン
ガ装置を出し入れ装置の第1受け渡し装置で受け取った
のち、棚の目的とする区画収納空間に入れる。以上によ
り入庫作業を終了し、そして出庫作業は逆の動作で行え
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
方式によると、区画収納空間に設けられたロッド部と、
第1受け渡し装置に設けられたロッド部とを直線状に対
向させたとき、両ロッド部の端面間に隙間が生じ、この
隙間が製作、組み立て精度などにより大きくなったと
き、入出庫のためのハンガ装置の移動が円滑かつ正確に
行えない恐れがある。
【0005】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、区画収納空間側に対する入出庫作業を、常に円滑か
つ正確に行える保管方法を提供することを目的としたも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の保管方法は、棚
の複数の区画収納空間には、それぞれ棚側支持レールが
前後方向に設けられ、棚の前面外方の一定経路上で走行
自在な出し入れ装置には、その昇降部に、棚側支持レー
ルに対して直線状で対向自在な装置側支持レールと、こ
の対向された両支持レール間でトロリ式の物品支持具を
移動させる移載手段とが設けられており、区画収納空間
に対する物品支持具の入庫は、まず荷捌き場からの物品
支持具を、その上部に設けられた被ガイド部を介して装
置側支持レールにより支持し、次いで出し入れ装置の走
行と昇降部の昇降とにより、目的とする区画収納空間の
棚側支持レールに装置側支持レールを直線状に対向させ
たのち接近動させ、そして移載手段により、装置側支持
レールの物品支持具を棚側支持レールに移すことで行
い、区画収納空間からの物品支持具の出庫は、まず出し
入れ装置の走行と昇降部の昇降とにより、目的とする区
画収納空間の棚側支持レールに装置側支持レールを直線
状に対向させたのち接近動させ、次いで移載手段によ
り、棚側支持レールの物品支持具を装置側支持レールに
移し、そして出し入れ装置の走行と昇降部の昇降とによ
り物品支持具を荷捌き場に対向させたのち、この荷捌き
場に移すことで行う、ことを特徴としたものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、棚側
支持レールに装置側支持レールを接近動させることで、
両支持レールの端面間に生じている隙間、すなわち製
作、組み立て精度などにより生じている大小の隙間を埋
めて吸収し得る。
【0008】また本発明の請求項2記載の保管方法は、
上記した請求項1記載の構成において、物品支持具の入
庫を行う際に、目的とする区画収納空間の棚側支持レー
ルに装置側支持レールを直線状に対向させたのち、装置
側支持レール側を調整移動させて、この装置側支持レー
ルの接続端を棚側支持レールの接続端に対し上位として
対向させたのち接近動させることを特徴としたものであ
る。
【0009】したがって請求項2の発明によると、装置
側支持レールから棚側支持レールへの物品支持具の乗り
移りは、被ガイド部が接続端間で引っかかるようなこと
なく行える。
【0010】そして本発明の請求項3記載の保管方法
は、上記した請求項1または2記載の構成において、物
品支持具の出庫を行う際に、目的とする区画収納空間の
棚側支持レールに装置側支持レールを直線状に対向させ
たのち、装置側支持レール側を調整移動させて、この装
置側支持レールの接続端を棚側支持レールの接続端に対
し下位として対向させたのち接近動させることを特徴と
したものである。
【0011】したがって請求項3の発明によると、棚側
支持レールから装置側支持レールへの物品支持具の乗り
移りは、被ガイド部が接続端間で引っかかるようなこと
なく行える。
【0012】さらに本発明の請求項4記載の保管方法
は、上記した請求項1記載の構成において、荷捌き場に
は、装置側支持レールが直線状で対向自在な搬入部支持
レールと搬出部支持レールとが設けられ、これら荷捌き
場の両支持レールの部分では、物品支持具が強制移動さ
れることを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項4の発明によると、荷捌
き場において、搬入部支持レールから装置側支持レール
へ物品支持具の乗り移りを行えるとともに、装置側支持
レールから搬出部支持レールへ物品支持具の乗り移りを
行える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
衣料の保管に採用した状態として図に基づいて説明す
る。
【0015】図1〜図3において、10は自動式の保管
設備で、左右一対の棚11と、この棚11の前面外方で
かつ両棚11間に形成された通路80内の一定経路81
上で走行自在な出し入れ装置21などから構成される。
【0016】この保管設備10で使用されるトロリ式の
物品支持具1は、図6、図7に示すように、横方向のバ
ー2と、このバー2の両端部分に設けられたトロリ部3
などから構成される。両トロリ部3は、バー2に対し縦
ピン4を介して回動自在に連結されたトロリ本体5と、
このトロリ本体5の上部にローラ軸6を介して遊転自在
に設けられた左右一対のローラ(被ガイド部の一例)7な
どにより構成される。その際にローラ軸6は、内側ほど
上位になるように45度状に傾斜されており、以てロー
ラ7も傾斜姿勢で配置されることになる。
【0017】たとえば前記物品支持具1は、そのバー2
に対して複数のハンガー75が掛けられ、そしてハンガ
ー75には、物品の一例である衣料76が吊るされてい
る。なお物品支持具1は、基本的には単独でも使用可能
であるが、本発明の実施の形態では、二台が連結された
状態で使用される。そのために、前後のトロリ本体5に
は、二台の物品支持具1におけるトロリ本体5が接近し
たときに互いに連結自在な連結具8が設けられている。
【0018】図1〜図3に示すように、前記棚11に
は、枠組み状の棚本体12によって、上下方向や左右方
向にそれぞれ複数の区画収納空間13が形成されてい
る。そして、各区画収納空間13内の上部でかつ左右方
向の中央部分には、それぞれ棚側支持レール14が前後
方向に設けられている。ここで棚側支持レール14とし
てはL字状レール材が使用され、そのコーナ部を上位と
して配設することで、少なくとも上部に左右一対のロー
ラ支持面15が山形に設けられる。そして物品支持具1
のローラ7が、傾斜したローラ支持面15に上方から当
接されることになる。
【0019】この棚側支持レール14を棚本体12側に
取り付ける支持部材16が、棚側支持レール14の長さ
方向の二個所(複数箇所)に設けられる。なお、棚側支持
レール14の前端面には、被検出体18が設けられてい
る。そして各棚側支持レール14は、棚11の前面側が
上位でかつ後面側が下位として、少し傾斜して配設され
ている。
【0020】前記出し入れ装置21は、床側レール82
や天井側レール83に支持案内されて一定経路81上で
走行自在な走行機体22と、この走行機体22のポスト
部23に案内される昇降部24などから構成され、この
昇降部24には、前記棚側支持レール14に対して直線
状で対向自在な装置側支持レール35と、この対向され
た両支持レール14,35間で物品支持具1を移動させ
る移載手段40などが設けられている。
【0021】図4〜図7に示すように、前記昇降部24
側に一体状の上部本体25側には、前記装置側支持レー
ル35が、棚側支持レール14に対して直線状に対向し
たのち接近動自在に設けられている。すなわち、装置本
体25側にはガイド部材26が設けられ、このガイド部
材26に被ガイド部材27を介して案内される第1可動
部材28が設けられる。この第1可動部材28からは、
それぞれ内側へと伸びるシャフト29が連結位置を調整
自在に設けられ、これらシャフト29の内端部分は、そ
れぞれ上部本体25側からの案内部材30に摺動自在に
支持されている。そしてシャフト29の外端部分と案内
部材30との間には、シャフト29を外嵌して圧縮コイ
ルばね31が設けられ、これら圧縮コイルばね31は、
棚側支持レール14に対して装置側支持レール35を離
間動させた状態での中立維持の役目を行う。
【0022】前記装置側支持レール35としてはL字状
レール材が使用され、そのコーナ部を上位として配設す
ることで、少なくとも上部に左右一対のローラ支持面3
6が山形に設けられる。そして物品支持具1のローラ7
が、傾斜したローラ支持面36に上方から当接されるこ
とになる。前記可動部材28の下端はプレート状であ
り、その下端縁部が前記装置側支持レール35の稜線に
沿って溶接などにより固定されている。
【0023】前記移載手段40は、棚側支持レール14
に対して装置側支持レール35を直線状に対向させたの
ち接近動させた状態において、両支持レール14,35
間でローラ7を支持案内させながら物品支持具1を移動
させるために設けられている。
【0024】すなわち、装置側支持レール35の一側方
には、上部本体25側にLMガイド41を介して案内さ
れる第2可動部材42が設けられる。この第2可動部材
42の長さ方向(前後方向)の両端には、それぞれ位置調
整自在な軸受43を介して縦方向の回転軸44が設けら
れ、これら回転軸44にはスプロケット45が取り付け
られている。そしてスプロケット45間にはチェーン4
6が巻回され、このチェーン46の長さ方向の複数箇所
には、装置側支持レール35に接近した経路での移動中
にトロリ本体5に係合自在な突起体47が設けられてい
る。
【0025】前記第2可動部材42には回転駆動装置4
8が設けられ、この回転駆動装置48は、正逆駆動自在
なモータなどの駆動部49と、この駆動部49からの出
力軸50の回転を一方の回転軸44に伝達させる回転伝
動部51などから構成されている。上記した41〜51
などにより、移載手段40の一例が構成される。
【0026】この移載手段40は、区画収納空間13に
向かって移動自在で、その移動量は、物品支持具1の入
庫時に対して出庫時が長くなるように設定されている。
すなわち、第2可動部材42における装置側支持レール
35とは反対側の側部には、前後方向のラック52が設
けられている。そして装置本体25側には横行駆動装置
53が設けられ、この横行駆動装置53は、正逆駆動自
在なモータなどの駆動部54と、この駆動部54からの
出力軸55に取り付けられたピニオン56などから構成
されている。そしてピニオン56が、前記ラック52に
常時噛合されている。
【0027】前記上部本体25と第2可動部材42との
間には、第2可動部材42の移動を第1可動部材28に
伝えるための連動手段60が設けられる。すなわち、上
部本体25の長さ方向の中間部分には、左右方向ピン6
1を介して扇形歯車62が回動自在に取り付けられ、こ
の扇形歯車62は第1可動部材28に形成されたラック
63に噛合されている。前記扇形歯車62からはピン6
4が側方ヘ突出され、このピン64は、第2可動部材4
2側に形成された凹部65に上方から係合されている。
【0028】前記出し入れ装置21の昇降部24側に一
体状の下部本体33側には、一対の揺れ防止体67が設
けられ、両揺れ防止体67は、作動装置68の正逆作動
によって、物品支持具1側に支持された衣料76と棚1
1の前面との間に突出動されたのち互いに接近動され、
そして互いに離間動されたのち衣料76と棚11の前面
との間から退出動されるように構成されている。
【0029】図1、図2に示すように、前記棚11の左
右方向における一端部の外方はそれぞれ荷捌き場85に
形成され、この荷捌き場85は、前記出し入れ装置21
のホームポジションともなる。一方の荷捌き場85に
は、前記装置側支持レール35が直線状で対向自在な搬
入部支持レール70が設けられ、この搬入部支持レール
70の部分では、トロリ本体5に係合自在な突起体が設
けられたチェーン形式の搬入側コンベヤ71が配設され
ることで、物品支持具1が強制移動可能とされている。
【0030】また他方の荷捌き場85には、前記装置側
支持レール35が直線状で対向自在な搬出部支持レール
72が設けられ、この搬出部支持レール72の部分で
は、トロリ本体5に係合自在な突起体が設けられたチェ
ーン形式の搬出側コンベヤ73が配設されることで、物
品支持具1が強制移動可能とされている。
【0031】前記搬入部支持レール70や搬出部支持レ
ール72は、実質的には他の工程、場所との間に亘って
配設されるものであり、そして荷捌き場85において
は、棚側支持レール14に平行状として配設されてい
る。なお、搬入部支持レール70や搬出部支持レール7
2は、棚側支持レール14や装置側支持レール35と同
様の形状のものが使用される。
【0032】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。まず入庫作業を述べる。バー2にハンガー
75を介して多数の衣料76などを吊り下げてなる物品
支持具1は、そのローラ7を介して搬入部支持レール7
0に支持されており、そして搬入側コンベヤ71による
移動力を、そのトロリ本体5を介して受けて搬送され、
その終端である荷捌き場85に搬入される。このとき物
品支持具1は、そのバー2の長さ方向が一定経路5に対
して直行状の姿勢にある。
【0033】この状態で出し入れ装置21を作動させ
る。すなわち、走行機体22の走行動と、昇降部24の
昇降動とにより、図2の実線に示すように、装置側支持
レール35を搬入部支持レール70に直線状に対向さ
せ、かつ接続させる。そして移載手段40を作動させ
て、搬入部支持レール70上の物品支持具1を装置側支
持レール35上に移す。
【0034】なお、装置側支持レール35を搬入部支持
レール70に接続させたり、搬入部支持レール70上の
物品支持具1を装置側支持レール35上に移載させる作
用は、棚11から物品支持具1を出庫する際と同様であ
ることから、後に具体的に説明する。
【0035】このように物品支持具1を装置側支持レー
ル35上に移して次の動作に移る際に、装置側支持レー
ル35ならびに移載手段40は、図7に示すように左右
方向の中立位置にあり、このとき連動手段60のピン6
4は凹部65に係合されている。
【0036】上述したように物品支持具1を装置側支持
レール35上に移したのち、揺れ防止体67が作動され
る。すなわち、物品支持具1を装置側支持レール35上
に移すときに揺れ防止体67は、互いに離間動されたの
ち退出動されており、この状態で作動装置68をたとえ
ば正作動させることで、両揺れ防止体67は、物品支持
具1側に支持された衣料76と荷捌き場85の前面との
間に突出動されたのち互いに接近動されることになり、
以て衣料76群は、図1の実線や図3に示すように、両
側からクランプされた状態になる。
【0037】次いで出し入れ装置21を作動させ、走行
機体22の走行動と昇降部24の昇降動とにより、図2
の仮想線や図7に示すように、目的とする区画収納空間
13の棚側支持レール14に装置側支持レール35を直
線状に対向させる。前述した走行機体22の走行動や昇
降部24の昇降動の際に、両揺れ防止体67により両側
からクランプされている衣料76群は、風圧などにより
大きく揺れることが阻止され、以て棚11などに接触し
たり引っかかったりすることがない。
【0038】前述したように、棚側支持レール14に装
置側支持レール35を直線状に対向させた状態で、装置
側支持レール35の端部に設けられた検出装置32によ
り、棚側支持レール14の前端面に設けられた被検出体
18の検出を行い、その検出に基づいて装置側支持レー
ル35側を調整移動させる。
【0039】すなわち、装置側支持レール35側の調整
移動は、走行機体22の走行や昇降部24の昇降を微小
動(インチング動)させることで行える。これにより、
図9のAに示すように、装置側支持レール35の接続端
を棚側支持レール14の接続端に対して、左右方向にお
いて合致状とし、上下方向において上位として対向させ
る。
【0040】この前後において、作動装置68を逆作動
させることで、図1の仮想線に示すように、揺れ防止体
67を互いに離間動させるとともに、衣料76と棚11
の前面との間から退出動させ、以て衣料76群はクラン
プが解放された状態になる。
【0041】次いで、装置側支持レール35の接続端を
棚側支持レール14の接続端に対して接近動させる。す
なわち、横行駆動装置53の駆動部54を作動してピニ
オン56を回転させると、このピニオン56に常時噛合
されているラック52を介してに第2可動部材42が目
的とする区画収納空間13側に移動される。このとき、
第2可動部材42側に形成された凹部65に扇形歯車6
2側のピン64が上方から係合されていることで、第2
可動部材42の移動力が、ピン64を介して扇形歯車6
2の回動となり、ラック63を介して第1可動部材28
が一体状に移動され、かつ圧縮コイルばね31などによ
り中立維持されている装置側支持レール35が一体状に
移動される。これにより図8のAに示すように、装置側
支持レール35の接続端を棚側支持レール14の接続端
に対して接近動させたのち当接し得る。
【0042】この状態で、第2可動部材42がさらに移
動されると、片側の圧縮コイルばね31が圧縮されなが
ら装置側支持レール35に対して第1可動部材28側が
移動され、その際にラック63に噛合されている扇形歯
車62が左右方向ピン61の回りに回転されて凹部65
からピン64が外れ、以て扇形歯車62の回動が停止さ
れて連動が断たれる。ここからの第2可動部材42のみ
の移動は、移載手段40のスプロケット45が棚側支持
レール14の前端部分に位置されるまで、短い移動量で
行われる。
【0043】このような移動を終えた状態で、回転駆動
装置48の駆動部49を作動させ、出力軸50、回転伝
動部51などを介して一方のスプロケット45を回転さ
せ、両スプロケット45間に巻回されたチェーン46を
回動させる。これによりチェーン46に設けられた突起
体47群が移動され、トロリ本体5に係合されて後押し
状になることから、物品支持具1に移動力が付与され
る。
【0044】すると物品支持具1は、そのローラ7が装
置側支持レール35のローラ支持面36から棚側支持レ
ール14のローラ支持面15へと転動しながら乗り移る
ことになり、以て装置側支持レール35から棚側支持レ
ール14へと移し得る。なお乗り移りは、図8のAや図
9のAに示すように、装置側支持レール35の接続端が
棚側支持レール14の接続端に対して、左右方向におい
て合致状でかつ上位であることから、引っかかるような
ことなく円滑かつ確実に行える。
【0045】棚側支持レール14に移された物品支持具
1は、この棚側支持レール14が傾斜して配設されてい
ることで、棚11の後面側に自動的に移動され、ストッ
パ体19に当接して停止される。これにより保管姿勢に
なるが、棚側支持レール14の傾斜により棚11の後面
側に移動付勢されていることで、たとえば、地震などの
揺れが生じたとしても、物品支持具1が棚側支持レール
14の前端側から脱落することは防止し得る。なお、棚
側支持レール14に移された物品支持具1が、ストッパ
体19の当接位置まで移動しなかった場合も同様であ
る。
【0046】上述のように物品支持具1を棚側支持レー
ル14に移したことを適宜の検出手段により検出して回
転駆動装置48の駆動部49を停止させたのち、横行駆
動装置53の駆動部54を逆作動してピニオン56を逆
回転させると、このピニオン56に常時噛合されている
ラック52を介して第2可動部材42のみが区画収納空
間13から離れる側に移動される。そして図7に示すよ
うに、ピン64が凹部65に係合されることで、扇形歯
車62が左右方向ピン61の回りに逆回転可能(ロック
開放状態)となり、以て片側の圧縮コイルばね31の圧
縮解放力によって、装置側支持レール35が棚側支持レ
ール14に対して離間移動され、最初の状態に戻ること
になる。以上により入庫作業を終える。
【0047】次に出庫作業を述べる。まず出し入れ装置
21を作動させ、走行機体22の走行動と昇降部24の
昇降動とにより、目的とする区画収納空間13の棚側支
持レール14に装置側支持レール35を直線状に対向さ
せる。このとき、両揺れ防止体67は退出動されてい
る。そして、棚側支持レール14に装置側支持レール3
5を直線状に対向させた状態で、検出装置32の検出に
基づいて装置側支持レール35側を調整移動させる。
【0048】その際に調整移動は、出庫時であることか
ら、図9のBに示すように、装置側支持レール35の接
続端を棚側支持レール14の接続端に対して、左右方向
において合致状とし、上下方向において下位として対向
させるように行われる。
【0049】次いで、横行駆動装置53を作動して、第
2可動部材42や第1可動部材28を移動させ、図8の
Bに示すように、装置側支持レール35の接続端を棚側
支持レール14の接続端に対して接近動させたのち当接
させる。その後、連動手段60が断たれてからの第2可
動部材42のみの移動は、移載手段40のスプロケット
45が棚側支持レール14の前端部分から少し奥に位置
されるまで、長い移動量で行われる。
【0050】このような移動を終えた状態で、回転駆動
装置48を作動させ、チェーン46を介して突起体47
群が前述した入庫時とは逆に移動されることで、突起体
47がトロリ本体5に奥側から係合されて、物品支持具
1に引き出し移動力が付与される。
【0051】すると物品支持具1は、そのローラ7が棚
側支持レール14のローラ支持面15から装置側支持レ
ール35のローラ支持面36へと転動しながら乗り移る
ことになり、以て棚側支持レール14から装置側支持レ
ール35へと移し得る。なお乗り移りは、図8のBや図
9のBに示すように、装置側支持レール35の接続端が
棚側支持レール14の接続端に対して、左右方向におい
て合致状でかつ下位であることから、引っかかるような
ことなく円滑かつ確実に行える。
【0052】上述したように物品支持具1を装置側支持
レール35上に移したのち、揺れ防止体67が、物品支
持具1側に支持された衣料76と棚11の前面側との間
に突出動されたのち互いに接近動されることになり、以
て衣料76群は両側からクランプされた状態になる。
【0053】次いで出し入れ装置21を作動させ、走行
機体22の走行動と昇降部24の昇降動とにより、図2
の実線に示すように、荷捌き場85における搬出部支持
レール72に装置側支持レール35を直線状に対向させ
る。そして、揺れ防止体67によるクランプを開放させ
たのち、前述した棚11への入庫時と同様の作用を行う
ことによって、装置側支持レール35上の物品支持具1
を搬出部支持レール72上へ移し得る。以上によって出
庫作業を終える。
【0054】なお、搬出部支持レール72上の物品支持
具1は、搬出側コンベヤ73による移動力を介して受け
て、荷捌き場85から搬出され、そして他の工程、場所
へと搬送される。
【0055】上記した実施の形態では、棚側支持レール
14に装置側支持レール35を接近動させた際に、その
接続端どうしを当接させているが、これは近接させた状
態で物品支持具1を移動させる形式でもよい。
【0056】上記した実施の形態では、装置側支持レー
ル35を移動させるためにラック形式の連動手段60を
介在しているが、この連動手段60としては他の形式で
あってもよく、また連動手段60を省略して、装置側支
持レール35を別個の移動手段により移動させる形式で
あってもよい。
【0057】上記した実施の形態では、被ガイド部材と
してローラ7を使用しているが、これは滑り移動させる
など、他の形式であってもよい。上記した実施の形態で
は、物品として衣料76が示されハンガー75を介して
物品支持具1に支持されているが、これは物品収納容器
を物品支持具1に支持させた形式など、他の物品も取り
扱えるものである。
【0058】上記した実施の形態では、各支持レール1
4,35,70,72としてL字状レール材が使用され
ているが、これら支持レール14,35,70,72の
一部または全部としてたとえば四角状パイプを使用し、
その一個所のコーナ部を上位として配設して、少なくと
も上部に左右一対のローラ支持面が山形に設けられる形
式であってもよい。
【0059】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、棚
側支持レールに装置側支持レールを接近動させること
で、両支持レールの端面間に生じている隙間、すなわち
製作、組み立て精度などにより生じている大小の隙間を
埋めて吸収でき、入出庫のための物品支持具の移動を常
に円滑かつ正確に行うことができる。
【0060】また上記した本発明の請求項2によると、
装置側支持レールから棚側支持レールへの物品支持具の
乗り移りは、被ガイド部が接続端間で引っかかるような
ことなく、円滑かつ確実に行うことができる。
【0061】そして上記した本発明の請求項3による
と、棚側支持レールから装置側支持レールへの物品支持
具の乗り移りは、被ガイド部が接続端間で引っかかるよ
うなことなく、円滑かつ確実に行うことができる。
【0062】さらに上記した本発明の請求項4による
と、荷捌き場において、搬入部支持レールから装置側支
持レールへ物品支持具の乗り移りを行うとともに、装置
側支持レールから搬出部支持レールへ物品支持具の乗り
移りを行うことで、物品の仕分け機能も備えた好適な保
管を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、保管設備の
要部の正面図である。
【図2】同保管設備の概略平面図である。
【図3】同保管設備の一部切り欠き側面図である。
【図4】同保管設備における移載手段部分の一部切り欠
き側面図である。
【図5】同保管設備における移載手段部分の一部切り欠
き平面図である。
【図6】同保管設備における移載手段部分の一部切り欠
き正面図である。
【図7】同保管設備における連動手段部分の一部切り欠
き側面図である。
【図8】同保管設備における支持レール間の接続状態を
示し、Aは入庫時、Bは出庫時の一部切り欠き側面図で
ある。
【図9】同保管設備における支持レール間の接続状態を
示し、Aは入庫時、Bは出庫時の一部切り欠き正面図で
ある。
【符号の説明】
1 トロリ式の物品支持具 2 バー 3 トロリ部 7 ローラ(被ガイド部) 8 連結具 10 保管設備 11 棚 12 棚本体 13 区画収納空間 14 棚側支持レール 15 ローラ支持面 16 支持部材 18 被検出体 21 出し入れ装置 24 昇降部 26 ガイド装置 28 第1可動部材 31 圧縮コイルばね 33 下部本体 35 装置側支持レール 36 ローラ支持面 37 検出装置 40 移載手段 42 第2可動部材 46 チェーン 47 突起体 48 回転駆動装置 53 横行駆動装置 60 連動手段 67 揺れ防止体 70 搬入部支持レール 71 搬入側コンベヤ 72 搬出部支持レール 73 搬出側コンベヤ 75 ハンガー 76 衣料(物品) 81 一定経路 85 荷捌き場

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚の複数の区画収納空間には、それぞれ
    棚側支持レールが前後方向に設けられ、棚の前面外方の
    一定経路上で走行自在な出し入れ装置には、その昇降部
    に、棚側支持レールに対して直線状で対向自在な装置側
    支持レールと、この対向された両支持レール間でトロリ
    式の物品支持具を移動させる移載手段とが設けられてお
    り、区画収納空間に対する物品支持具の入庫は、まず荷
    捌き場からの物品支持具を、その上部に設けられた被ガ
    イド部を介して装置側支持レールにより支持し、次いで
    出し入れ装置の走行と昇降部の昇降とにより、目的とす
    る区画収納空間の棚側支持レールに装置側支持レールを
    直線状に対向させたのち接近動させ、そして移載手段に
    より、装置側支持レールの物品支持具を棚側支持レール
    に移すことで行い、区画収納空間からの物品支持具の出
    庫は、まず出し入れ装置の走行と昇降部の昇降とによ
    り、目的とする区画収納空間の棚側支持レールに装置側
    支持レールを直線状に対向させたのち接近動させ、次い
    で移載手段により、棚側支持レールの物品支持具を装置
    側支持レールに移し、そして出し入れ装置の走行と昇降
    部の昇降とにより物品支持具を荷捌き場に対向させたの
    ち、この荷捌き場に移すことで行う、ことを特徴とする
    保管方法。
  2. 【請求項2】 物品支持具の入庫を行う際に、目的とす
    る区画収納空間の棚側支持レールに装置側支持レールを
    直線状に対向させたのち、装置側支持レール側を調整移
    動させて、この装置側支持レールの接続端を棚側支持レ
    ールの接続端に対し上位として対向させたのち接近動さ
    せることを特徴とする請求項1記載の保管方法。
  3. 【請求項3】 物品支持具の出庫を行う際に、目的とす
    る区画収納空間の棚側支持レールに装置側支持レールを
    直線状に対向させたのち、装置側支持レール側を調整移
    動させて、この装置側支持レールの接続端を棚側支持レ
    ールの接続端に対し下位として対向させたのち接近動さ
    せることを特徴とする請求項1または2記載の保管方
    法。
  4. 【請求項4】 荷捌き場には、装置側支持レールが直線
    状で対向自在な搬入部支持レールと搬出部支持レールと
    が設けられ、これら荷捌き場の両支持レールの部分で
    は、物品支持具が強制移動されることを特徴とする請求
    項1記載の保管方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002096904A (ja) * 2000-09-21 2002-04-02 Okamura Corp 荷の移載装置
CN104444004A (zh) * 2014-12-08 2015-03-25 黑龙江中科诺晟自动化设备开发有限公司 一种药品自动化设备中的供药装置及基于该装置的供药方法

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JP2002096904A (ja) * 2000-09-21 2002-04-02 Okamura Corp 荷の移載装置
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