JPH06100108A - ロール物移載装置 - Google Patents

ロール物移載装置

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JPH06100108A
JPH06100108A JP27812992A JP27812992A JPH06100108A JP H06100108 A JPH06100108 A JP H06100108A JP 27812992 A JP27812992 A JP 27812992A JP 27812992 A JP27812992 A JP 27812992A JP H06100108 A JPH06100108 A JP H06100108A
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roll
clamp arms
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Takayuki Tateno
高行 立野
Yukiteru Tanigawa
幸暉 谷川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】自動倉庫等にパレット保管されているビニルシ
ート等のロール物を、パレット上から自動的に無人搬送
車やコンベヤ等に移載する。 【構成】開閉可能な左右一対のクランプアームを具える
昇降枠2と、この昇降枠2をガイドしかつ上下方向に移
動させ得る駆動源を具えた機枠3と、機枠3を水平移動
可能に案内するフレーム4とからなり、かつ前記各クラ
ンプアームに、向き合う方向に突出しロール物の巻芯に
挿入しうるロッド部48と、ロッド部48の上下かつこ
のロッド部48と平行な光軸を有する光電センサとを配
するとともに、前記機枠の水平移動量を検知しうる手段
と、前記左右一対のクランプアームの開閉量を検知しう
る手段と、ロッド部48にロール物の巻芯が挿入された
ことを検知する手段と、クランプアームの開閉量に基づ
きロール物の中心位置を演算する手段とを具えてなるロ
ール物移載装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール物移載装置に関
し、さらに詳しくは、自動倉庫等にパレット保管されて
いるビニルシート等のロール物を、パレット上から自動
的に無人搬送車やコンベヤ等に移載しうるロール物移載
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動倉庫でビニルシート等のロー
ル物を保管する場合には、その巻径や、巻幅が種々異な
るものが混在するため、図15に示す如く、複数の支持
片102a、102b、102c…を具えた特殊なパレ
ット101を用いて、ロール物の両側に突出した巻芯を
支持し保管することが行われる。
【0003】又、ロール物を自動倉庫から出庫する際に
は、倉庫内に装備されたスタッカクレーンなどを用いて
前記パレット101をすくい上げ、該パレットごとロー
ラコンベヤ、搬送台車の荷役装置上に移載したのち、巻
取機等の次工程へ供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロール
物の保管に際してはパレット保管が不可欠ではあるが、
搬送に際して、少しでも搬送台車の積載荷重を低減する
にはパレットを用いることなく搬送するのが有利であ
る。
【0005】又、ロール物が、通常、次工程に供給され
た後は、パレットが不要となるため、搬送台車は空パレ
ットを回収し、再度自動倉庫のパレット回収ステーショ
ンに戻る等の作業を行わねばならず、システムの効率上
も好ましいものではない。
【0006】従って多品種のロール物を必要とする業界
においては、搬送に際してはロール物のみで行い得るシ
ステムの構築が望まれている。
【0007】本発明は、かかる要請に基づき案出された
もので、その目的は、自動倉庫等にパレット保管されて
いるビニルシート等のロール物のみを、自動的に無人搬
送車やコンベヤ等に移載しうるロール物移載装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、開閉可能な左
右一対のクランプアームを具える昇降枠と、この昇降枠
をガイドし上下方向に移動させ得る駆動源を具えた機枠
と、該機枠を水平移動可能に案内するフレームとからな
り、かつ前記各クランプアームに、向き合う方向に突出
しロール物の巻芯に挿入しうるロッド部と、ロッド部の
上下かつこのロッド部と平行な光軸を有する光電センサ
とを配するとともに、前記機枠の水平移動量を検知しう
る手段と、前記左右一対のクランプアームの開閉量を検
知しうる手段と、前記ロッド部にロール物の巻芯が挿入
されたことを検知する手段と、前記クランプアームの開
閉量に基づきロール物の中心位置を演算する手段とを具
えてなるロール物移載装置である。
【0009】
【実施例】本発明を具現化した一実施例を、以下、図面
に基づき説明する。図1は、本発明の一実施例を示す全
体斜視図であり、ロール物移載装置1は、昇降枠2と、
この昇降枠2を上下動可能にガイドする機枠3と、この
機枠3を水平動可能に案内するフレーム4とを具える。
フレーム4は、地上に並んで立設固定された左右の支柱
C1、C2、C3と、これらを上端で連結固定する水平
材B1、B1と、左右の水平材B1、B1を両端の支柱
C1、C3位置で連結する継材B2…とからなる。
【0010】前記水平材B1の上面には、水平レール1
3が固着されると共に、該水平レール13によって前記
機枠3の下面4隅に設けたガイド部20を案内し、従っ
て、機枠3は、前記水平レール13に沿って縦方向に移
動しうる。
【0011】又フレーム4には、前記水平レール13の
下方かつ前記左右の水平材B1の向き合う側面部にはラ
ック14が固着される。
【0012】前記機枠3は、図2、図3に示す如く、後
材7a、左右の横材7b、7b、前材7c及び補強材7
dとから構成される略日字状の上のフレームの4隅下面
に下方に垂下する垂下枠8…が固着されている。
【0013】又、該垂下枠8の下端部は継材9にて連結
されている。さらに前記機枠3の前端部には支持プレー
ト16を介して水平なマウントプレート10が設けら
れ、該マウントプレート10の上面にはブレーキ付電動
機11及びアブソリュートエンコーダ12が固着されて
いる。
【0014】前記ブレーキ付電動機11は、その出力軸
に固着されたピニオン11aが前記ラック14に噛み合
わされており、ブレーキ付電動機11を回転駆動するこ
とにより機枠3は水平方向に移動できる。
【0015】アブソリュートエンコーダ12は、前記機
枠3の移動量を検知するための手段であって、前記ラッ
ク14にその検出用歯車12aが噛み合わされることに
より機枠3の水平移動量を検知できる。尚、本例では、
機枠3の現在位置を絶対位置で検出しうるアブソリュー
ト式のものを採用しているが、これに限定する趣旨では
ない。
【0016】又、前記マウントプレート10には、前記
昇降枠2を上下動させるための他のブレーキ付電動機1
5が固着されており、その出力軸のスプロケット22
は、前記機枠3の前材7c内に固定したピローユニット
29、30で支持される回転軸24のスプロケット26
との間にチェーン31が巻掛けされている。
【0017】又、前記支持プレート16には、チェーン
31が挿通しうる切欠部16aが形成されている。又、
前記回転軸24の両端にはスプロケット25、28がそ
れぞれ装着される。
【0018】前記垂下枠8の内側面には、図3に示す如
く、上下方向の昇降レール18が固着され、前記昇降枠
2は、この昇降レール18を摺動するガイド部19を4
隅に固着している。
【0019】昇降枠2は、略長方形状をなす上板枠17
aと、該上板枠17aの両端に固着された矩形状の側枠
体17bとから構成される。又、前記上板枠17aに
は、左右対称に横方向にのびる開口部21が形成され
る。
【0020】昇降枠2の上板枠17aには、図4に示す
如く、その後端側の1つのコーナに取付けたチェーンア
ンカー107にチェーンW1の一端が固着されている。
該チェーンW1の他端は、機枠3の後材7a内に回動自
在に固着されるスプロケット106、前記回転軸24の
前記スプロケット28、及び前記垂下枠8下端のスプロ
ケット105を介して、前記上板枠17aの前端側の1
つのコーナのチェーンアンカー109に固着されてい
る。
【0021】又、前端側の他のコーナにおいて前記側の
枠体17bの上下に設けたチェーンアンカー110、1
11には、前記回転軸24のスプロケット25と、垂下
枠8のスプロケット112とに巻掛けされるチェーンW
2が固着される。
【0022】従って、ブレーキ付電動機15を回転駆動
することにより、前記昇降枠2を昇降動させることがで
きる。
【0023】図5は、上板枠17aの詳細を示し、その
上面略中央部には、両軸を突出させた電磁クラッチ33
が固着され、この各軸には、両端を各軸受箱34、35
で支持させた雄ネジ軸36a、36aが連結される。
【0024】該雄ネジ軸36aと、これに螺着する雌ネ
ジ部36bとはボールネジ機構37を構成する。
【0025】前記雄ネジ軸36aには減速機構38を介
して電動機39の駆動力が伝達される他、その端部に設
けられたエンコーダ40、41によりその回転量が検知
される。これを演算することにより、雌ネジ部36bの
移動量を得ることができる。尚、53、54は近接セン
サで、前記雌ネジ部36bの移動量が終端位置に近づい
たことを検知しうるもので、終端位置において電動機3
9に過大な負荷が作用しうるのを防止するためである。
【0026】又、左右の雌ネジ部36bには、図6に示
すごとく、サポート片42を介してスライドプレート4
3がそれぞれ固着され、該スライドプレート43の両端
のブラケット44には直線軸受からなるガイド部45が
固着されている。
【0027】該ガイド部45は、図6に示す如く、上板
枠17a下面のアングル材56に向き合わせて設けた横
レール46を横移動する。従って、電磁クラッチ33を
断った状態では、左右の電動機39を各々逆方向に回動
させると、雌ネジ部36bが、互いに逆方向に水平移動
しうる。尚、サポート片42は上板枠17aの前記開口
部21、21を通る。
【0028】前記スライドプレート43の下面には、ク
ランププレート47が固着される。該クランププレート
47は下に垂下する基板64を有し、又クランププレー
ト47には、図6、図7に示す如く、前記基板64に固
着されてロール物の巻芯内部に挿入される棒状のロッド
部48、および上下に2本併設され基板64を出入りす
るスライド軸59、60と、これらの先端を継ぐ垂直な
ドグプレート73とからなる挿入検知部49が向き合う
方向に突設される。
【0029】前記ロッド部48は、後端のフランジ65
bを前記基板64裏面にボルト止めすると共に、フラン
ジ65bにはブラケット63を用いて光電センサ61、
62の投光部61A、62A受光部61B、62Bの各
一方が固定支持されている。又光電センサ61、62の
各光軸が通過し得るよう前記フランジ65b並びに基板
64には、開口部66、67が形成されている。
【0030】又、図8に示す如く、左右のクランププレ
ート47においては、光電センサ61、62の受光部、
投光部が互いに向き合うように上下逆に設けられ、光軸
P1、P2に沿う光線が各投光部61A、62Aから発
せられる。これらの左右一対の投光部及び受光部が巻芯
内の空間部を検知する。このため、図9に示す如く、上
下の光電センサ61、62の配設ピッチLは、巻芯の内
径よりも小とする。
【0031】又、図7において、前記ロッド部48は、
その中心部に軸穴68が形成され、その内部に光ファイ
バケーブル69が挿入される。該光ファイバケーブル6
9は、ロッド部48の先端部で屈曲部70を有し、開口
部71から下方に向けて光軸P3方向に光線を発しう
る。これにより、下方の障害物等を検知して、非常時の
停止等が行われる。尚、ロッド部48の先端部は、カバ
ー72にて保護される。
【0032】挿入検知部49は、前記ロッド部48に、
ロール物が所定寸法挿入されたか否かを検知し得るもの
であり、前記スライド軸59、60を、基板64に配さ
れかつ内部にボールブッシュ75を有するスリーブ76
により摺動自在に支承している。又、前記スライド軸5
9、60の先端部にはボルト74によって前記ドグプレ
ート73が固着され、かつ前記ドグプレート73と、ス
リーブ76前端のスプリングシート77との間にはスプ
リングSが弾性挿入されることにより、ドグプレート7
3を常時ロッド部48の先端側へ付勢する。
【0033】又、下方のスライド軸60の一端はストッ
パ78により、前記基板64から抜け止めされる一方、
基板64の裏面には上側のスライド軸59の突出量を検
知すべく、略馬蹄形をなす光電センサ58が固着されて
いる。該光電センサ58は、図6に示す如く、左右方向
に光軸P4を発するものである。
【0034】従って、ドグプレート73に巻芯の端面が
当接し、上側のスライド軸59が図において右方向に移
動することにより、光電センサ58の光軸P4を遮り、
これによりロール物の巻芯へロッド部48が挿入された
ことが検知される。
【0035】尚、ドグプレート73は、その下部が、前
記光電センサ61、62の光軸P1P2を遮ることがな
い位置で延在している。
【0036】次に、本発明の制御ブロック図を図12に
基づき説明する。入力側のI/Oポート85には、機枠
3の水平移動量を検知しうるアブソリュートエンコーダ
12と、左右のクランププレート47の横移動量を検知
しうる左右の前記エンコーダ40、41と、ロッド部4
8の、所定長さのロール物の巻芯への挿入を検知しうる
光電センサ58と、ロッド部48の上方に設けられた光
電センサ62と、ロッド部48の下方に設けられた光電
センサ61と、ロッド部下方の障害物を検知しうる光フ
ァイバケーブル69と、前記雌ネジ部36bの終端位置
を検知しうる近接センサ53、54の検出信号が入力さ
れる。
【0037】又、CPU86は、これらの入力信号に基
づき所定の演算を行ない、I/Oポート87を介して機
枠3を移動させ得るブレーキ付電動機11と、昇降枠2
を昇降動させ得るブレーキ付電動機15と、クランププ
レート47を横移動させ得る電動機39、39を入切り
し、かつ電磁クラッチ33を係脱させる。尚、演算は、
ROM113内に記憶された手順により行われる。
【0038】次に、本発明が用いられ得るシステムにつ
いて説明する。図13において、自動倉庫88は、複数
の収納棚89を多段階に具えた周知の構成であり、該収
納棚89間には、軌条95に沿って走行しうるスタッカ
クレーン94が配設されている。尚、前記収納棚89に
は、種々のロール物がパレット保管されている。又、ス
タッカクレーン94にてパレットごと荷取りされたロー
ル物は、一旦出庫ステーション90に移載され、可動コ
ンベヤ91を介して電動台車92に移載される。
【0039】電動台車92は、地上に敷設された2本の
レール93上を往復走行し得るもので、その一端には、
本発明に係るロール物移載装置1が設けられている。ロ
ール物移載装置1には、一方からは前記電動台車92が
パレットと共にロール物を積載して進入する一方、他方
の側には、空荷の状態で無人搬送台車80が進入し得る
如く構成される。尚、自動倉庫88から出庫されたロー
ル物50は、加工工程96内のターンテーブル97、9
8、100や、チャック装置を有する巻取機99にて取
り扱われ、種々の加工が行われる。
【0040】無人搬送台車80は、図14に示す如く、
例えば電磁誘導式のスピンターン式搬送台車であり、地
上に埋設されている誘導線95に沿って操舵制御しうる
周知の構成を有する。又、無人搬送台車80には、前後
に障害物検知用のバンパ81を具える。さらに、車体の
中央部には左右一対の駆動輪82、車体の前後にはキャ
スタ輪83を具える。
【0041】又、無人搬送台車80の車体上面に設けた
略「V」字状の傾斜部84aを形成した載置部84上
に、ロール物50のみを胴受けしうる。
【0042】次に、本発明の作用について説明すると、
図2に示す如く、パレット101上にロール物50を載
置した電動台車92がレール93上を走行して、ストッ
パSTに接して走行を停止する。
【0043】かかる状態において、ブレーキ付電動機1
1を駆動して、機枠3を水平レール13に沿って電動台
車92側へ水平移動させ、ロール物50の巻芯51の中
心に一致させて停止する。
【0044】次に、図9に示す如く、前記光電センサの
受光部61B、62Bが共にオンとなる状態までブレー
キ付電動機15を駆動して昇降枠2を降下させる。即
ち、ロール物50の巻芯51の空間部52を検出し得る
まで昇降枠2を降下させる。
【0045】光電センサの受光部61B、62Bが共に
オンとなり、ロール物50の巻芯51の空間部52が検
出されると、下降を停止すると共に、図10に示す如く
上側の光電センサの光軸P1が、巻芯51の端面にて遮
られ、受光部62Bがオフとなるまで昇降枠17を上昇
させる。これにより、巻芯の空間部にロッド部48が挿
入しうる如く位置決めが行われる。
【0046】しかる後、電磁クラッチ33を離脱させた
る後、電動機39を回転駆動し左右のクランププレート
47を各々接近させる如くスライドさせる。この際、巻
芯51の端面に左右いずれかのドグプレート73が当接
し、上側のスライド軸59が光電センサ58の光軸P4
を遮ると、当該クランププレート47を駆動させている
側の電動機39を停止させる。
【0047】以上の手順により両側の光電センサ58の
光軸P4が遮られると、両側のロッド部48が巻芯51
への挿入が完了する。この際、左右のクランププレート
47の各々のスライド量がエンコーダ40、41にて検
知され、RAM114内に一時記憶される。そして、昇
降枠2を最上位置まで上昇させる。
【0048】次に、図2において右側で待機している無
人搬送台車80の位置まで、ブレーキ付電動機11を駆
動して機枠3を水平移動させ、しかる後停止させる。
尚、上述の電動台車92及び無人搬送台車80は、常に
一定の停止位置を確保し得るものであり、その位置に基
づき機枠3の停止位置がアブソリュートエンコーダ12
の検出値により制御される。
【0049】次に、上述の左右のクランププレート47
の各々のスライド量に基づき、ロール物50をセンタリ
ングして無人搬送台車80の載置部84上に載置する。
即ち、電動台車92のパレットが正確に車体の中央に載
置されていなかった場合等があるため、かかる場合に対
処するためである。この場合には、電磁クラッチ33を
接続させ、左右の雄ネジ軸36aを連結した状態で、い
ずれか一方の電動機39を、ずれ分だけ回転駆動して左
右のクランププレート47、47を一体的にスライドさ
せてセンタリングを行う。なお他方の電動機はブレーキ
を開放する。
【0050】前記センタンリグは、RAM114内に一
時記憶されている左右クランププレート47のスライド
量の差を演算し、この差の1/2の量だけスライドし得
るよう電動機39を回転駆動させることにより行い得
る。
【0051】しかる後、昇降枠2を下降させる。この
際、左右クランププレート47に設けられている上下の
光電センサの受光部61B、62B(即ち、図9に示す
状態)が共にオンになれば、ロール物50が無人搬送台
車80の載置台84に載置されることになる。かかる状
態が検知されると、昇降枠2の下降動作を停止させ、電
磁クラッチ33を離脱させると共に、左右のクランププ
レート48、48を各々遠ざかる向きに移動させ得るよ
う電動機39を各々回転駆動する。又、昇降枠2も最上
位置まで上昇させる。これにより、電動台車92からロ
ール物50のみを無人搬送台車80に移載することがで
きる。
【0052】以上詳述したが、電動台車92や、無人搬
送台車80がロール物移載装置1に到着したこと等は、
周知の通信手段或は各種センサを用いて検出でき、その
他、昇降枠2を上下動させ得る手段としては電動機とチ
ェーンの組合せ以外にも、流体圧シリンダや、ラックと
ピニオンの歯車によるもの等、種々のものを用い得る。
【0053】尚、本例では、出庫側の場合を例に挙げて
説明したが、入庫する際にも本発明を採用することがで
き、さらに、無人搬送台車以外にも、コンベヤ等に移際
し得ることは言うまでもない。さらに、本例では、一旦
電動台車にパレット移載したる後、無人搬送台車に移載
しうる場合を例示したが、かかる実施例に限定する趣旨
ではなく、出庫ステーションから直接無人搬送台車に移
載しうるよう構成することも勿論可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用した結果、
自動倉庫等にパレット保管されているロール物を出庫す
る際、ロール物のみを自動的に無人搬送台車やコンベヤ
等に移載することができ、従来の如く空パレットの回収
作業を廃止でき、システム内におけるサイクルタイムの
効率を向上させ得ると共に、無人搬送台車の積載荷重の
低減を図り得る。
【0055】又、ロール物の巻幅が異なったり、或はパ
レット上に偏寄した状態でロール物が載置されている場
合であっても、自動的にそのずれ量を演算する機能を具
えているため、ロール物の偏心荷重による搬送中の落下
や、他の設備への接触の防止が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す全体側面図である。
【図3】機枠及び昇降枠の平面図である。
【図4】チェーンの巻掛け状態を説明するための斜視図
である。
【図5】クランププレートの駆動機構を説明するための
正面図である。
【図6】昇降枠の側面図である。
【図7】クランププレートの詳細正面図である。
【図8】光電センサの作用を説明するための正面図であ
る。
【図9】光電センサの作用を説明するための正面図であ
る。
【図10】光電センサの作用を説明するための正面図で
ある。
【図11】本発明の作用を説明するための正面図であ
る。
【図12】本発明のブロック図である。
【図13】本発明が用いられるシステムの概略図であ
る。
【図14】無人搬送台車の側面図である。
【図15】パレットの斜視図である。
【符号の説明】
1 ロール物移載装置 2 昇降枠 3 機枠 4 フレーム 8 垂下枠 11 ブレーキ付電動機 15 ブレーキ付電動機 33 電磁クラッチg 39 電動機 43 スライドプレート 47 クランププレート 48 ロッド部 49 挿入検知部 50 ロール物 51 巻芯 55 垂下材 58 光電センサ 80 無人搬送台車 92 電動台車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能な左右一対のクランプアームを具
    える昇降枠と、この昇降枠をガイドし上下方向に移動さ
    せ得る駆動源を具えた機枠と、該機枠を水平移動可能に
    案内するフレームとからなり、かつ前記各クランプアー
    ムに、向き合う方向に突出しロール物の巻芯に挿入しう
    るロッド部と、ロッド部の上下かつこのロッド部と平行
    な光軸を有する光電センサとを配するとともに、前記機
    枠の水平移動量を検知しうる手段と、前記左右一対のク
    ランプアームの開閉量を検知しうる手段と、前記ロッド
    部にロール物の巻芯が挿入されたことを検知する手段
    と、前記クランプアームの開閉量に基づきロール物の中
    心位置を演算する手段とを具えてなるロール物移載装
    置。
JP27812992A 1992-09-22 1992-09-22 ロール物移載装置 Expired - Lifetime JP2857548B2 (ja)

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