JP3067185U - ロ―ル状製品の保管庫及びこれに使用するロ―ル状製品の搬出入台車 - Google Patents
ロ―ル状製品の保管庫及びこれに使用するロ―ル状製品の搬出入台車Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロール状製品の保管場所の省スペース化を実
現し、しかもロール状製品を容易に搬出入できるロール
状製品の保管庫及びこれに使用するロール状製品の搬出
入台車を提供する 【解決手段】 両端に軸部11を備えた多数のロール状
製品12を立体的に格納するロール状製品の保管庫10
であって、アタッチメント34を備えたチェーンコンベ
ア13と、防塵型の収納室14と、開閉窓18付きの搬
出入口15を有し、アタッチメント34は、先部が対向
して内側に折れ曲がる折れ曲がり部35を有し、チェー
ン13aが直線状の場合は、対向するアタッチメント3
4の先部の隙間が軸部11の直径より大きくなってロー
ル状製品12の搬出入が可能で、チェーン13aが下の
スプロケット22を通過する場合は、アタッチメント3
4の先部が軸部11を挟むようになってロール状製品1
2の脱落を防止している。
現し、しかもロール状製品を容易に搬出入できるロール
状製品の保管庫及びこれに使用するロール状製品の搬出
入台車を提供する 【解決手段】 両端に軸部11を備えた多数のロール状
製品12を立体的に格納するロール状製品の保管庫10
であって、アタッチメント34を備えたチェーンコンベ
ア13と、防塵型の収納室14と、開閉窓18付きの搬
出入口15を有し、アタッチメント34は、先部が対向
して内側に折れ曲がる折れ曲がり部35を有し、チェー
ン13aが直線状の場合は、対向するアタッチメント3
4の先部の隙間が軸部11の直径より大きくなってロー
ル状製品12の搬出入が可能で、チェーン13aが下の
スプロケット22を通過する場合は、アタッチメント3
4の先部が軸部11を挟むようになってロール状製品1
2の脱落を防止している。
Description
【0001】
本考案は、ロール状製品の保管庫及びこれに使用するロール状製品の搬出入台車 に関する。
【0002】
現在、各企業におけるロール状製品、例えば印刷用のロール等は、一般に建物内 に平面的に配置して保管されている。また、一部においてはロール状製品を2、 3本上架できるキャスター付きの保管台に載せ、防塵用のシートをかけて保管し ている。
【0003】
しかしながら、従来の保管方法ではいずれにしても多大な保管スペースが必要で あり、また必要なロール状製品を取り出すために別のロール状製品の移動や、シ ートを剥いで確認するといった作業が必要であって、非効率的な保管・搬出作業 が行われているという問題がある。 本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、ロール状製品の保管場所の省スペ ース化を実現し、しかもロール状製品を容易に搬出入できるロール状製品の保管 庫及びこれに使用するロール状製品の搬出入台車を提供することを目的とする。
【0004】
前記目的に沿う本考案に係るロール状製品の保管庫は、両端に軸部を備えた多数 のロール状製品を立体的に格納するロール状製品の保管庫であって、上下に折り 返し用のスプロケットを備え、ロール状製品の両側の軸部をそれぞれ保持する対 となるアタッチメントを備えたチェーンコンベアと、アタッチメントによって保 持された多数のロール状製品を、チェーンコンベアごと収納する防塵型の収納室 と、収納室の前側部に設けられ、チェーンコンベアに対してロール状製品の搬出 入を行う開閉窓付きの搬出入口と、搬出入口からアタッチメントに搬入したロー ル状製品の番号を記憶し、更には、ロール状製品に付された特定の番号を入力す ることによって、チェーンコンベアに載置された該当するロール状製品を搬出入 口の位置まで移動させる制御を行う制御装置とを有し、ロール状製品の軸部を支 持する対となるアタッチメントは、先部が対向して内側に折れ曲がる折れ曲がり 部を有し、該アタッチメントを備えたチェーンが直線状の場合は、対向するアタ ッチメントの先部の隙間が軸部の直径より大きくなってロール状製品の搬出入が 可能で、アタッチメントを備えたチェーンが下のスプロケットを通過する場合に は、アタッチメントの先部が軸部を挟むようになってロール状製品のアタッチメ ントからの脱落を防止している。
【0005】 防塵型の収納室にチェーンコンベアを使用してロール状製品が立体的に格納され ることにより、狭いスペースに多数のロール状製品を保管することが可能となる 。また、制御装置によって特定のロール状製品を搬出入口まで移動させることが 可能となり作業負担が軽減される。更に、下のスプロケット部分でロール状製品 はアタッチメントによって確実に支持され、チェーンコンベアの直線状部分では ロール状製品の搬出入が可能となっており、収納室の前側部に設けられた搬出入 口から容易にロール状製品の搬出入をすることができる。
【0006】 ここで、前記各アタッチメントは特定位置で停止し、その停止時に回転し、各ア タッチメントに支持されたロール状製品の両側の軸部を下から支持可能な円弧状 の受け座がそれぞれ設けられていることが好ましい。 これにより、チェーンコンベアの切断やアタッチメントの破損が生じた場合にも ロール状製品の落下を防止することができる。 また、前記各アタッチメントは特定位置で停止し、その停止時に突出し、各アタ ッチメントに支持されたロール状製品の両側の軸部を下から支持可能な受け座が それぞれ設けられていてもよい。 これによっても、ロール状製品の落下を防止することができる。
【0007】 前記目的に沿う本考案に係るロール状製品の搬出入台車は、両端に軸部を備えた 多数のロール状製品を立体的に格納するロール状製品の保管庫に対して、保管庫 の前側部に形成された搬出入口を介して、ロール状製品を搬出入する搬出入台車 であって、搬出入口に挿入し、ロール状製品の両側の軸部を支持する対となる支 持腕と、対となる支持腕の昇降を行う昇降手段と、これらを搭載する台車本体と を有している。 これを使用してロール状製品の搬出入を行うことにより、搬出入口からのロール 状製品の搬出入を容易且つ確実に行うことが可能となる。 ここで、前記ロール状製品の搬出入台車は、更に、対となる支持腕の間隔を調節 する幅調節手段を有することが好ましい。 これにより、一の搬出入台車で、種々の幅のロール状製品を搬出入することが可 能となる。
【0008】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明 し、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の一実施の形態に係るロール状製品の保管庫の説明図、図 2は本考案の第1の実施の形態に係るロール状製品の搬出入台車の斜視図、図3 (A)はロール状製品のロール落下防止装置の説明図、図3(B)は他のロール 落下防止装置の説明図、図4(A)は本考案の第1の実施の形態に係るロール状 製品の搬出入台車の支持腕の変形例の説明図、(B)は同搬出入台車の支持腕の 他の変形例の説明図、図5(A)は本考案の第2の実施の形態に係るロール状製 品の搬出入台車の斜視図、(B)は同搬出入台車の矢視Sを示す部分側面図、図 6はロール状製品の搬出入方法の説明図である。
【0009】 図1に示すように、本考案の一実施の形態に係るロール状製品の保管庫10は、 両端に軸部11を備えた多数のロール状製品12、例えば印刷用のロール等をチ ェーンコンベア13を使用して立体的に格納するものである。本実施の形態にお いては、3組のチェーンコンベアを使用し、左側のチェーンコンベアのみにロー ル状製品12を収納している。 このロール状製品の保管庫10は、多数のロール状製品12をチェーンコンベア 13ごと収納する幅7m程度、高さ4.5m程度、奥行き1.5m程度の鉄板、 プラスチック、又はフィルム等で覆われた防塵型の収納室14を有しており、ロ ール状製品12を埃、塵等から保護している。 また、収納室14の前側部には、各組のチェーンコンベア13に対してロール状 製品12の搬出入を行う搬出入口15がそれぞれ設けられており、この搬出入口 15を介して後述する搬出入台車16によりロール状製品12の搬出入が行われ る。また、この搬出入口15には、ワイヤ17によって支持され上下に開閉でき る開閉窓18が備えられている。そして、搬出入口15の下方には、搬出入台車 16を案内する一対のガイド板19が設けられ、搬出入台車16の出入りをスム ーズにすると共に搬出入台車16を所定位置に案内する。なお、符号20は、ワ イヤ17を案内する滑車である。
【0010】 それぞれのチェーンコンベア13は、上下に設けられたスプロケット21、22 により折り返され、上のスプロケット21は、3組のチェーンコンベア13を繋 ぎ、軸受け23により支持された駆動軸24に設置されている。駆動軸24の一 端には、駆動用スプロケット25が設けられており、駆動モータ26からの動力 が減速機27、駆動用チェーン28を介して駆動用スプロケット25に伝わり駆 動軸24を回転させる仕組みとなっている。 また、各組のチェーンコンベア13の下のスプロケット22が設置された軸29 の両端には、テークアップユニット30が設けられている。このテークアップユ ニット30は、軸29に接続したスライド板31、これを案内するガイド32、 及び調整ボルト33から構成され、チェーンコンベア13の弛みを防止し、円滑 に操業が行えるようにしている。
【0011】 また、それぞれのチェーンコンベア13には、ロール状製品12の両側の軸部1 1をそれぞれ保持する対となるアタッチメント34が所定ピッチで備えられてい る。 図2に示すように、ロール状製品12の軸部11を支持する対となるこのアタッ チメント34は、先部が対向して内側に折れ曲がる折れ曲がり部35を有してい る。この対となるアタッチメント34は、それぞれ交差するように隣合うチェー ン13aの駒に取付けられている。 これにより、チェーン13aが直線状の場合は、対向する折れ曲がり部35の隙 間が軸部11の直径より大きくなってロール状製品12の搬出入を可能な状態と し、チェーン13aが下のスプロケット22(上の場合も同様)を通過する場合 には、チェーン13aが折れ曲がることによりそれぞれ折れ曲がり部35の隙間 が軸部11の直径より小さくなってアタッチメント34が軸部11を挟み、ロー ル状製品12のアタッチメント34からの脱落を防止している。
【0012】 更に、ロール状製品の保管庫10は制御装置36を有しており、この制御装置3 6は、搬出入口15からアタッチメント34に搬入したロール状製品12の番号 を収納される所定位置の番地と紐付けて記憶する。搬入されたロール状製品12 は、チェーンコンベア13の回転によりカウントされるエンコーダ37のカウン ト値によってその位置が把握されると共に所定位置に移動される。 そして、ロール状製品12の搬出時には、ロール状製品12に付された特定の番 号を入力することによって、チェーンコンベア13に載置された該当するロール 状製品12を搬出入口15の位置まで移動させる制御を行うことができる。 なお、搬出入口15には原点センサ38が取付けられており、チェーンコンベア 13の特定位置に取付けられた反射板39を検出するたびにエンコーダ37のカ ウンタ値を0に復帰させている。 また、安全対策として、開閉窓18を開けるとスイッチ40が作動してインター ロックがかかり、チェーンコンベア13は回転しない仕組みになっている。
【0013】 次に、前記ロール状製品12が落下するのを防止するロール落下防止装置に付い て説明する。 図3(A)に示すように、チェーンコンベア13の両外側には、チェーンコンベ ア13に沿って支持体41が設けられている。この支持体41には、各アタッチ メント34の停止位置に対応する位置に、回転盤42を介して円弧状(90°〜 120°程度)の受け座43が設けられている。この受け座43は、チェーンコ ンベア13の停止時にチェーン44の駆動によりスプロケット45及び回転盤4 2を介して90°程度回転し、各アタッチメント34に支持されたロール状製品 12の両側の軸部11を下から支持可能(普通の状態では直接支持していない) となっている。この受け座43は、チェーンコンベア13の動作時においては回 転して元の待避位置に戻るようになっており、チェーンコンベア13の動作を妨 げずに操業を行うことが可能である。この受け座43により、チェーンコンベア 13の切断、アタッチメント34の破損等があった場合にもロール状製品12の 落下を防止することができる。
【0014】 次に、他の例に係るロール落下防止装置について説明する。 図3(B)に示すように、チェーンコンベア13の両外側、斜め後方には、チェ ーンコンベア13に沿って支持体46が設けられている。この支持体46には、 各アタッチメント34の停止位置に対応する位置に、アクチュエータ47及びこ れによって突出する棒状の受け座48が設けられている。この棒状の受け座48 は、チェーンコンベア13の停止時に突出し、各アタッチメント34に支持され たロール状製品12の両側の軸部11を下から支持可能(普通の状態では直接支 持していない)となっている。また、この棒状の受け座48は、チェーンコンベ ア13の両外側、斜め前方に設けられた支持体49に取付けられたローラ50に よって突出時に支持されている。 この棒状の受け座48は、チェーンコンベア13の動作時においては元の待避位 置に戻るようになっており、チェーンコンベア13の動作を妨げずに操業を行う ことが可能である。この棒状の受け座48により、チェーンコンベア13の切断 、アタッチメント34の破損等があった場合にもロール状製品12の落下を防止 することができる。
【0015】 次に、本考案の第1の実施の形態に係るロール状製品の搬出入台車16について 説明する。 図2に示すように、ロール状製品の搬出入台車16は、両端に軸部を備えたロー ル状製品を立体的に格納するロール状製品の保管庫、例えば上述したロール状製 品の保管庫10に対して、ロール状製品の保管庫10の前側部に形成された搬出 入口15を介して、ロール状製品12を搬出入する台車である。 この搬出入台車16は、台車本体51、ロール状製品12を支持する支持腕52 、及び支持腕52の昇降を行う昇降手段53を有している。 台車本体51は、ロール状製品12と同程度の幅を有した胴体部54及びそれに 接合した脚部55を有している。胴体部54には操車用把手56が設けられてお り、この搬出入台車16を容易に移動させることができるようになっている。但 し、駆動モータ、バッテリ等を装備して自動化することもできる。 また、脚部55にはキャスター57が設けられて容易に移動できると共に案内ロ ーラ58が両側に設けられて搬出入口15の下方のガイド板19に案内されて搬 出入台車16が所定位置まで誘導されるようになっている。
【0016】 この台車本体51の胴体部54には、ロール状製品12の両側の軸部11を支持 する対となる支持腕52が設けられている。支持腕52は、0.5〜1m程度の 長さであって、先部にはロール状製品12の軸部11の形状に合わせた凹形のロ ール受け座59を有している。この支持腕52を搬出入口15に挿入することに よってロール状製品12の軸部11を支持することができる。 この支持腕52の昇降を行う昇降手段53は、胴体部54の上部に取付けられた 滑車60、対となる支持腕52を繋いでいる接続部材61に取付けられた滑車6 2、胴体部54の中央部に設けられたウィンチ63、及びこれらを繋ぐワイヤ6 4から構成されている。この昇降手段53により支持腕52は、上下方向への移 動が可能となり、アタッチメント34に対して容易に搬出入を行うことができる 。
【0017】 また、図4(A)に示すように、支持腕52aの先部のロール受け座65、66 を支持腕52の両側に軸67を介して設け、支持板68で保持することにより、 2種のロール状製品12を支持することができるようにすることもできる。 また、図4(B)に示すように、支持腕52bの先部に裏表支持可能なロール受 け座69を設け、軸70によって幅方向に回動させて支持板71により保持する ことにより、2種のロール状製品12を支持することができるようにすることも できる。
【0018】 以下、本考案の第2の実施の形態に係るロール状製品の搬出入台車72を説明す る。第1の実施の形態に係るロール状製品の搬出入台車16と同様の構成のもの は同一符号を付して説明は省略する。 図5(A)に示すように、ロール状製品の搬出入台車72は、第1の実施の形態 に係るロール状製品の搬出入台車16と同様に、両端に軸部を備えたロール状製 品を立体的に格納するロール状製品の保管庫、例えば上述したロール状製品の保 管庫10に対して、ロール状製品の保管庫10の前側部に形成された搬出入口1 5を介して、ロール状製品12を搬出入する台車である。 この搬出入台車72は、台車本体51、ロール状製品を支持する支持腕52、及 び支持腕52の昇降を行う昇降手段73及び支持腕52の間隔を調節する幅調節 手段74とを有している。 支持腕52の昇降を行う昇降手段73は、油圧ポンプ75及び油圧シリンダ76 からなり容易に支持腕52の昇降が行えるようになっている。 また、幅調節手段74は、ハンドル77、移動用ネジ78、及び支持腕52の上 下部に設けられたローラ79、80からなって、図5(B)に示すように、ロー ラ79、80は案内溝81、82を通って支持腕52の左右へのスライドを可能 としている。
【0019】 次に、図1、図2及び図6を参照しつつ、ロール状製品12の搬出入方法につい て説明する。なお、ロール状製品12の搬出入には搬出入台車16を使用するも のとする。 ロール状製品の保管庫10から必要ロール状製品12を搬出する場合には、まず 、制御装置36の電源を入れ、原点センサ38による原点位置の確認を行うため 、原点センサONの確認、及び開閉窓18が閉じているかの確認を行い、それぞ れ不適切な場合には、原点戻し、原点センサON、開閉窓18を閉じる作業を行 う(ステップ1〜4)。 そして、必要ロール状製品12の番号を制御装置36の表面に設けられているタ ッチパネルで選択(入力)する(ステップ5)。これにより、駆動モータ26が 作動し、チェーンコンベア13が回転する(ステップ6)。必要ロール状製品1 2が搬出入口15に接近するとチェーンコンベア13は減速し、当該番号のロー ル状製品12を搬出入口15の中央位置まで移動させて停止する(ステップ7、 8)。
【0020】 ロール状製品12が停止後、開閉窓18を開けて搬出入作業を行う(ステップ9 10)。まず、搬出入台車16の支持腕52を挿入する。昇降手段53により予 めロール状製品12の位置よりも下方に設定されていた支持腕52がロール状製 品12の下方へ入り込む。搬出入台車16は、案内ローラ58を保管庫10に取 付けられ先端にストッパーの付いたガイド板19に沿わせて挿入すると、ロール 受け座59がロール状製品12の軸部11の丁度下方にくる所で停止できるので 、昇降手段53により支持腕52を上方に上げ、ロール状製品12の軸部11を 支持する。更に、アタッチメント34の折れ曲がり部35の間の隙間位置まで支 持腕52を上昇させ、搬出入台車16と共に引き出す。 開閉窓18を閉めて搬出が完了となる(ステップ11)。なお、開閉窓18を閉 じた後にチェーンコンベア13は原点位置に復帰して停止する(ステップ12、 13)。
【0021】 また、ロール状製品12を搬入する場合は、搬出の場合と同様にステップ1〜4 までの操作を行い、搬入するロール状製品12の番号を制御装置36のタッチパ ネルで選択する(ステップ5)。これにより、チェーンコンベア13が回転、減 速し、ロール状製品12が格納されるアタッチメント34が搬出入口15の中央 位置で停止する(ステップ6〜8)。 停止後、開閉窓18を開けて搬出入台車16の支持腕52を挿入し、昇降手段5 3を使用してアタッチメント34に載せたのち、搬出入台車16を引き出す。開 閉窓18を閉めて搬入が完了する(ステップ9〜11)。 開閉窓18を閉じた後、チェーンコンベア13は原点位置に復帰して停止する( ステップ12、13)。
【0022】 以上、本考案を幾つかの実施の形態を参照して説明してきたが、本考案は何ら上 記した実施の形態に記載の構成に限定されるものでない。 例えば、ロール状製品の保管庫における制御において、搬出入するロール状製品 の番号を入力したが、それが収納されている(又は収納される予定の)位置番号 等を入力することにより制御を行うことも当然にできる。 また、第1及び第2の実施の形態に係るロール状製品の搬出入台車の支持腕は1 組としたが前後に2組の腕を設けることも可能である。
【0023】
請求項1〜3記載のロール状製品の保管庫においては、防塵型の収納室にチェー ンコンベアを使用してアタッチメントで支持されたロール状製品が立体的に格納 されることにより、狭いスペースに多数のロール状製品を保管することが可能と なり、ロール状製品の保管場所の省スペース化が図られる。 また、制御装置によって特定のロール状製品を搬出入口まで移動させることが可 能となり、作業負担が軽減される。 更に、下のスプロケット部分でもロール状製品はアタッチメントで確実に支持さ れ、チェーンコンベアの直線状部分ではロール状製品の搬出入が可能となってい るので、収納室の前側部に設けられた搬出入口から搬出入ができ、効率的で安全 性の高い搬出入作業が可能となる。
【0024】 特に、請求項2記載のロール状製品の保管庫においては、各アタッチメントの停 止時に回転し、各アタッチメントに支持されたロール状製品の両側の軸部を下か ら支持可能な円弧状の受け座がそれぞれ設けられているので、チェーンコンベア の切断やアタッチメントの破損が生じた場合にもロール状製品の落下を防止する ことができる。 請求項3記載のロール状製品の保管庫においては、各アタッチメントの停止時に 突出し、各アタッチメントに支持されたロール状製品の両側の軸部を下から支持 可能な受け座がそれぞれ設けられているので、これによってもロール状製品の落 下を防止することができる。
【0025】 請求項4及び5記載のロール状製品の搬出入台車においては、保管庫の前側部に 形成された搬出入口を介して、ロール状製品を搬出入する搬出入台車であって、 搬出入口に挿入し、ロール状製品の両側の軸部を支持する対となる支持腕と、対 となる支持腕の昇降を行う昇降手段と、これらを搭載する台車本体とを有してい るので、搬出入口からのロール状製品の搬出入を容易且つ確実に行うことが可能 となる。 特に、請求項5記載のロール状製品の搬出入台車においては、更に、対となる支 持腕の間隔を調節する幅調節手段を有しているので、一の搬出入台車で、種々の 幅のロール状製品を搬出入することが可能となる。
【図1】本考案の一実施の形態に係るロール状製品の保
管庫の説明図である。
管庫の説明図である。
【図2】本考案の第1の実施の形態に係るロール状製品
の搬出入台車の斜視図である。
の搬出入台車の斜視図である。
【図3】(A)はロール状製品のロール落下防止装置の
説明図、(B)は他のロール落下防止装置の説明図であ
る。
説明図、(B)は他のロール落下防止装置の説明図であ
る。
【図4】(A)は本考案の第1の実施の形態に係るロー
ル状製品の搬出入台車の支持腕の変形例の説明図、
(B)は同搬出入台車の支持腕の他の変形例の説明図で
ある。
ル状製品の搬出入台車の支持腕の変形例の説明図、
(B)は同搬出入台車の支持腕の他の変形例の説明図で
ある。
【図5】(A)は本考案の第2の実施の形態に係るロー
ル状製品の搬出入台車の斜視図、(B)は同搬出入台車
の矢視Sを示す部分側面図である。
ル状製品の搬出入台車の斜視図、(B)は同搬出入台車
の矢視Sを示す部分側面図である。
【図6】ロール状製品の搬出入方法の説明図である。
10:ロール状製品の保管庫、11:軸部、12:ロー
ル状製品、13:チェーンコンベア、13a:チェー
ン、14:収納室、15:搬出入口、16:搬出入台
車、17:ワイヤ、18:開閉窓、19:ガイド板、2
0:滑車、21:スプロケット、22:スプロケット、
23:軸受け、24:駆動軸、25:駆動用スプロケッ
ト、26:駆動モータ、27:減速機、28:駆動用チ
ェーン、29:軸、30:テークアップユニット、3
1:スライド板、32:ガイド、33:調整ボルト、3
4:アタッチメント、35:折れ曲がり部、36:制御
装置、37:エンコーダ、38:原点センサ、39:反
射板、40:スイッチ、41:支持体、42:回転盤、
43:受け座、44:チェーン、45:スプロケット、
46:支持体、47:アクチュエータ、48:受け座、
49:支持体、50:ローラ、51:台車本体、52、
52a、52b:支持腕、53:昇降手段、54:胴体
部、55:脚部、56:操車用把手、57:キャスタ
ー、58:案内ローラ、59:ロール受け座、60:滑
車、61:接続部材、62:滑車、63:ウィンチ、6
4:ワイヤ、65:ロール受け座、66:ロール受け
座、67:軸、68:支持板、69ロール受け座、7
0:軸、71支持板、72:搬出入台車、73:昇降手
段、74:幅調節手段、75:油圧ポンプ、76:油圧
シリンダ、77:ハンドル、78:移動用ネジ、79:
ローラ、80:ローラ、81:案内溝、82:案内溝
ル状製品、13:チェーンコンベア、13a:チェー
ン、14:収納室、15:搬出入口、16:搬出入台
車、17:ワイヤ、18:開閉窓、19:ガイド板、2
0:滑車、21:スプロケット、22:スプロケット、
23:軸受け、24:駆動軸、25:駆動用スプロケッ
ト、26:駆動モータ、27:減速機、28:駆動用チ
ェーン、29:軸、30:テークアップユニット、3
1:スライド板、32:ガイド、33:調整ボルト、3
4:アタッチメント、35:折れ曲がり部、36:制御
装置、37:エンコーダ、38:原点センサ、39:反
射板、40:スイッチ、41:支持体、42:回転盤、
43:受け座、44:チェーン、45:スプロケット、
46:支持体、47:アクチュエータ、48:受け座、
49:支持体、50:ローラ、51:台車本体、52、
52a、52b:支持腕、53:昇降手段、54:胴体
部、55:脚部、56:操車用把手、57:キャスタ
ー、58:案内ローラ、59:ロール受け座、60:滑
車、61:接続部材、62:滑車、63:ウィンチ、6
4:ワイヤ、65:ロール受け座、66:ロール受け
座、67:軸、68:支持板、69ロール受け座、7
0:軸、71支持板、72:搬出入台車、73:昇降手
段、74:幅調節手段、75:油圧ポンプ、76:油圧
シリンダ、77:ハンドル、78:移動用ネジ、79:
ローラ、80:ローラ、81:案内溝、82:案内溝
フロントページの続き (72)考案者 岡本 好弘 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社 君津製鐵所構内 日鐵運輸株式会社 君津事業所内 (72)考案者 橋本 純司 福岡県北九州市戸畑区中原先の浜46−59 日鐵運輸株式会社 機工事業部内
Claims (5)
- 【請求項1】 両端に軸部を備えた多数のロール状製品
を立体的に格納するロール状製品の保管庫であって、上
下に折り返し用のスプロケットを備え、前記ロール状製
品の両側の軸部をそれぞれ保持する対となるアタッチメ
ントを備えたチェーンコンベアと、前記アタッチメント
によって保持された多数のロール状製品を、前記チェー
ンコンベアごと収納する防塵型の収納室と、前記収納室
の前側部に設けられ、前記チェーンコンベアに対して前
記ロール状製品の搬出入を行う開閉窓付きの搬出入口
と、前記搬出入口から前記アタッチメントに搬入した前
記ロール状製品の番号を記憶し、更には、前記ロール状
製品に付された特定の番号を入力することによって、前
記チェーンコンベアに載置された該当するロール状製品
を前記搬出入口の位置まで移動させる制御を行う制御装
置とを有し、前記ロール状製品の軸部を支持する対とな
る前記アタッチメントは、先部が対向して内側に折れ曲
がる折れ曲がり部を有し、該アタッチメントを備えたチ
ェーンが直線状の場合は、対向する前記アタッチメント
の先部の隙間が前記軸部の直径より大きくなって前記ロ
ール状製品の搬出入が可能で、該アタッチメントを備え
たチェーンが前記下のスプロケットを通過する場合に
は、前記アタッチメントの先部が前記軸部を挟むように
なって前記ロール状製品の前記アタッチメントからの脱
落を防止することを特徴とするロール状製品の保管庫。 - 【請求項2】 請求項1記載のロール状製品の保管庫に
おいて、前記各アタッチメントは特定位置で停止し、そ
の停止時に回転し、該各アタッチメントに支持された前
記ロール状製品の両側の軸部を下から支持可能な円弧状
の受け座がそれぞれ設けられていることを特徴とするロ
ール状製品の保管庫。 - 【請求項3】 請求項1記載のロール状製品の保管庫に
おいて、前記各アタッチメントは特定位置で停止し、そ
の停止時に突出し、該各アタッチメントに支持された前
記ロール状製品の両側の軸部を下から支持可能な受け座
がそれぞれ設けられていることを特徴とするロール状製
品の保管庫。 - 【請求項4】 両端に軸部を備えた多数のロール状製品
を立体的に格納するロール状製品の保管庫に対して、該
保管庫の前側部に形成された搬出入口を介して、前記ロ
ール状製品を搬出入する搬出入台車であって、前記搬出
入口に挿入し、前記ロール状製品の両側の軸部を支持す
る対となる支持腕と、前記対となる支持腕の昇降を行う
昇降手段と、これらを搭載する台車本体とを有すること
を特徴とするロール状製品の搬出入台車。 - 【請求項5】 請求項4記載のロール状製品の搬出入台
車において、更に前記対となる支持腕の間隔を調節する
幅調節手段を有することを特徴とするロール状製品の搬
出入台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006775U JP3067185U (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | ロ―ル状製品の保管庫及びこれに使用するロ―ル状製品の搬出入台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006775U JP3067185U (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | ロ―ル状製品の保管庫及びこれに使用するロ―ル状製品の搬出入台車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3067185U true JP3067185U (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=43200726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999006775U Expired - Lifetime JP3067185U (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | ロ―ル状製品の保管庫及びこれに使用するロ―ル状製品の搬出入台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067185U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015032490A (ja) * | 2013-08-04 | 2015-02-16 | 西部電機株式会社 | 位置確認装置 |
-
1999
- 1999-09-03 JP JP1999006775U patent/JP3067185U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015032490A (ja) * | 2013-08-04 | 2015-02-16 | 西部電機株式会社 | 位置確認装置 |
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