JPH1120889A - コンテナ用冷凍装置の換気口構造 - Google Patents

コンテナ用冷凍装置の換気口構造

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JPH1120889A
JPH1120889A JP9175467A JP17546797A JPH1120889A JP H1120889 A JPH1120889 A JP H1120889A JP 9175467 A JP9175467 A JP 9175467A JP 17546797 A JP17546797 A JP 17546797A JP H1120889 A JPH1120889 A JP H1120889A
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JP
Japan
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casing
cylindrical body
inner casing
container
ventilation port
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JP9175467A
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Inventor
Kan Ikemiya
完 池宮
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンテナ用冷凍装置の製造コストの低減を可
能とする換気口構造を提案する。 【解決手段】 換気口11を、内ケーシング22と一体
的に形成される筒体24で構成するとともに、筒体24
の軸方向両端のうち少なくともいずれか一方の端部24
aには、筒体24の成形時に網体27を埋没固着により
取り付けることで、筒体24を内ケーシング22と別体
の単体構成とする場合に比して、体24の組付作業及び
組付後のオーバレイ作業が共に省略できる。さらに、網
体27が埋没固着により取り付けられることで、換気口
の形成作業時に一対の網体を共に挟着支持させる場合に
比して、網体27の組付作業が省略される分だけ、網体
の組付作業工数が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、コンテナ用冷凍
装置の換気口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンテナ用冷凍装置は、コンテナ内部に
収容される野菜等の生鮮食品を冷凍保存するためのもの
であることから、該野菜等の鮮度を維持するために適度
にコンテナの庫内空気を換気することが必要である。こ
のため、コンテナ用冷凍装置においては、コンテナに設
けた開口部に締着固定される冷凍装置のケーシングにこ
れを貫通した状態で換気口を設けるのが一般的である。
【0003】即ち、図5に示すように、外ケーシング5
1と内ケーシング52とを所定間隔をもって対向配置し
てなるケーシング50の上記外ケーシング51に設けた
開口54と上記内ケーシング52に設けた開口55との
間に、所定の断面積をもつ直筒部57cと該直筒部57
cの軸方向両端57a,57bにそれぞれ位置するフラ
ンジ部57d,57eとを備えた筒体57を同軸状に配
置する。
【0004】そして、上記筒体57の一方のフランジ部
57dは、該フランジ部57dに設けた環状凹部62内
に庫内側網体58を嵌装した状態で上記開口55の口縁
部に衝合され、且つ該フランジ部57dの外周側を接着
樹脂層60で固めることで上記内ケーシング52側に固
定される。尚、上記接着樹脂層60によって、上記フラ
ンジ部57dと上記外ケーシング51側との間のシール
性が確保されている。また、上記筒体57の他方のフラ
ンジ部57eは、該フランジ部57eに設けた環状凹部
63内に庫外側網体59を嵌装した状態で上記開口54
の口縁部に衝合される。しかる後、上記外ケーシング5
1と内ケーシング52の間の空間部に発泡樹脂を注入充
填して断熱層53を形成し、該断熱層53により上記筒
体57の位置保持を確実ならしめている。
【0005】かかる作業により、周壁が上記筒体57で
構成され且つその軸方向の両端にそれぞれ異物侵入防止
用の網体58,59が備えられた換気口56が形成され
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の換気口構造においては、換気口56の形成作業時
に、上記接着樹脂層60を形成するオーバレイ作業が必
要であること、上記一対の上記網体58,59を共に挟
着支持させることが必要であること等から、作業工数が
嵩み、それだけ冷凍装置全体としての製造コストが高く
なるという問題があった。
【0007】そこで本願発明は、換気口の製作工数を可
及的に低減させることで冷凍装置の製造コストの低減を
可能とするコンテナ用冷凍装置の換気口構造を提案せん
としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0009】本願の第1の発明では、金属製の外ケーシ
ング21と樹脂製の内ケーシング22とを所定の間隔を
もって対向配置してなるケーシング2に、凝縮器3、圧
縮機6等の冷凍システム構成用機器を装備するととも
に、上記ケーシング2をその厚さ方向に貫通する如く上
記外ケーシング21と内ケーシング22とに跨がって換
気口11を形成して構成され、上記ケーシング2をコン
テナ40の開口部41部分に該開口部41を閉塞する如
く締着固定することで上記コンテナ40に取り付けられ
るコンテナ用冷凍装置において、上記換気口11を、上
記内ケーシング22と一体的に形成され該内ケーシング
22と上記外ケーシング21との間に跨がって配置され
る筒体24で構成するとともに、上記筒体24の軸方向
両端のうち少なくともいずれか一方の端部24aには、
該筒体24をその軸方向に略直交する方向に横切って配
置される網体27を、上記筒体24の成形時に埋没固着
により取り付けたことを特徴としている。
【0010】本願の第2の発明では、金属製の外ケーシ
ング21と樹脂製の内ケーシング22とを所定の間隔を
もって対向配置してなるケーシング2に、凝縮器3、圧
縮機6等の冷凍システム構成用機器を装備するととも
に、上記ケーシング2をその厚さ方向に貫通する如く上
記外ケーシング21と内ケーシング22とに跨がって換
気口11を形成して構成され、上記ケーシング2をコン
テナ40の開口部41部分に該開口部41を閉塞する如
く締着固定することで上記コンテナ40に取り付けられ
るコンテナ用冷凍装置において、上記換気口11を、樹
脂材により一体形成された筒体30を上記外ケーシング
21と内ケーシング22との間に跨がって配置するとと
もに該筒体30を上記外ケーシング21と内ケーシング
22のいずれか一方に締着固定することで構成する一
方、上記筒体30の軸方向両端のうちの少なくとも一方
の端部30aには該筒体30をその軸方向に略直交する
方向に横切って配置される網体27を、上記筒体30の
成形時に埋没固着により取り付けたことを特徴としてい
る。
【0011】本願の第3の発明では、上記第1又は第2
の発明にかかるコンテナ用冷凍装置の換気口構造におい
て、上記筒体24,30の軸方向両端のうち上記網体2
7,33が取り付けられていない側の端部24b,31
bの端面にセレーション29,35を形成するととも
に、該端部24b,31b側には上記セレーション2
9,35に当接した状態で網体28,34を取り付けた
ことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0013】 本願の第1の発明にかかるコンテナ用
冷凍装置の換気口構造によれば、外ケーシング21と樹
脂製の内ケーシング22とを所定の間隔をもって対向配
置してなるケーシング2に冷凍システム構成用機器を装
備するとともに、上記ケーシング2をその厚さ方向に貫
通する如く上記外ケーシング21と内ケーシング22と
に跨がって換気口11を形成して構成されるコンテナ用
冷凍装置において、上記換気口11を、上記内ケーシン
グ22と一体的に形成され該内ケーシング22と上記外
ケーシング21との間に跨がって配置される筒体24で
構成するとともに、上記筒体24の軸方向両端のうち少
なくともいずれか一方の端部24aには、該筒体24を
その軸方向に略直交する方向に横切って配置される網体
27を、上記筒体24の成形時に埋没固着により取り付
けているので、例えば上記筒体24を上記内ケーシング
22と別体の単体構成とする場合に比して、該筒体24
の組付作業及び組付後のオーバレイ作業が共に省略でき
る。さらに、換気口11の軸方向の両端にそれぞれ配置
される一対の網体のうちの少なくとも一方の網体27が
上記内ケーシング22及び上記筒体24の一体成形時に
埋没固着により予め取り付けられているので、例えば従
来のように換気口の形成作業時に一対の網体を共に挟着
支持させる場合に比して、少なくとも上記網体27が埋
没固着される分だけ、網体組付作業が低減される。
【0014】これら両者の相乗効果として、換気口11
の形成作業における作業工数が低減されそれだけ冷凍装
置全体としてのコストダウンが図られることになる。
【0015】 本願の第2の発明にかかるコンテナ用
冷凍装置の換気口構造は、外ケーシング21と樹脂製の
内ケーシング22とを所定の間隔をもって対向配置して
なるケーシング2に冷凍システム構成用機器を装備する
とともに、上記ケーシング2をその厚さ方向に貫通する
如く上記外ケーシング21と内ケーシング22とに跨が
って換気口11を形成して構成されるコンテナ用冷凍装
置において、上記換気口11を、樹脂材により一体形成
された筒体30を上記外ケーシング21と内ケーシング
22との間に跨がって配置するとともに該筒体30を上
記外ケーシング21と内ケーシング22のいずれか一方
に締着固定することで構成する一方、上記筒体30の軸
方向両端のうちの少なくとも一方の端部30aには該筒
体30をその軸方向に略直交する方向に横切って配置さ
れる網体27を、上記筒体30の成形時に埋没固着によ
り取り付けている。
【0016】従って、この発明にかかるコンテナ用冷凍
装置の換気口構造によれば、上記筒体30を上記外ケー
シング21と内ケーシング22のいずれか一方に締着固
定することで、従来のような作業工数のかかるオーバレ
イ作業が省略できる。さらに、換気口11の軸方向の両
端にそれぞれ配置される一対の網体のうちの少なくとも
一方の網体33を上記筒体30の一体成形時に埋没固着
により予め取り付けることで、例えば従来のように換気
口の形成作業時に一対の網体を共に挟着支持させる場合
に比して、少なくとも上記網体30が埋没固着される分
だけ、網体組付作業が低減される。
【0017】これら両者の相乗効果として、換気口11
の形成作業における作業工数が低減されそれだけ冷凍装
置全体としてのコストダウンが図られることになる。
【0018】 本願の第3の発明にかかるコンテナ用
冷凍装置の換気口構造によれば、上記又はに記載の
効果に加えて、上記筒体24,30の軸方向両端のうち
上記網体27,33が取り付けられていない側の端部2
4b,31bの端面にセレーション29,35を形成す
るとともに、該端部24b,31b側には上記セレーシ
ョン29,35に当接した状態で網体28,34を取り
付けるようにしているので、該網体28,34の組付け
時における位置決めが適正位置から多少ずれていても、
何ら支障なく該網体28,34を上記端部24b,31
bに組付けてこれを挟着支持することができる。従っ
て、例えば従来のように上記環状凹部62,63内に上
記網体28,34を嵌装配置する構成の場合に比して、
上記網体28,34の組付けを比較的ラフに行うことが
でき、それだけ作業性が良好となり、延いては冷凍装置
のコストダウンが図れるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかるコンテナ
用冷凍装置の換気口構造を好適な実施形態に基づいて具
体的に説明する。
【0020】第1の実施形態 図1には、本願発明の第1の実施形態にかかる換気口構
造を備えたコンテナ用冷凍装置1を示している。この冷
凍装置1は、コンテナ40に設けた開口部41に配置さ
れるものであって、該開口部41の端面42に締着固定
されるケーシング2を備えるとともに、該ケーシング2
の庫外面2a側には庫外ファン4を備えた凝縮器3、圧
縮機6及び電気品箱5等の機器を配置するとともに、庫
内面には図示しない蒸発器,庫内ファン等の機器を配置
して構成される。また、上記ケーシング2の上部には、
サービス扉7が設けられるとともに該サービス扉7の側
方には換気装置10が配置されている。この換気装置1
0は、庫外空気(新気)の庫内への取り入れと庫内空気
の庫外への排出とによって庫内の換気を行うものであっ
て、給気口及び排気口としてそれぞれ機能する上下一対
の換気口11,11が設けられるとともに、該各換気口
11,11の上側には、開口13を備えた調整板12が
上下方向にスライド自在に配置され、該調整板12のス
ライド変位によって所要の換気状態を得るようになって
いる。
【0021】ところで、上記各換気口11,11は、上
記ケーシング2をその厚さ方向に貫通して設けられ、本
願発明の対象となるものである。以下、この換気口11
の構造を、図2を参照して具体的に説明する。
【0022】図2において、符号2はケーシングであ
り、該ケーシング2は上記コンテナ40への取付状態に
おいて庫外側に位置する外ケーシング21と、庫内側に
位置する内ケーシング22とを所定間隔をもって対向配
置し且つこれを一体化して構成される。この外ケーシン
グ21と内ケーシング22のうち、該外ケーシング21
はアルミ板構造とされるが、上記内ケーシング22は樹
脂材の低圧SMC成形法により一体成形される。
【0023】尚、上記外ケーシング21と内ケーシング
22の間の空間部には発泡樹脂を注入発泡させてなる断
熱層23が設けられるが、該断熱層23は後述する如く
して上記換気口11が形成された後に、発泡成形され
る。
【0024】上記換気口11は、上記ケーシング2の外
ケーシング21と内ケーシング22の間に跨がって貫通
形成されるものであって、この実施形態においては、上
記内ケーシング22の低圧SMC成形時に該内ケーシン
グ22と同時に一体成形された筒体24で構成するよう
にしている。即ち、上記筒体24は、矩形の断面形状で
且つ所定の断面積をもち、上記内ケーシング22に連続
してその裏面側へ突出形成されている。この場合、上記
筒体24は、型抜き時の抜勾配を確保するために、その
基端側の端部24aから先端側の端部24bに向けてそ
の断面積が漸減する錐状形態とされる。また、この実施
形態のものにおいては、上記筒体24を上記内ケーシン
グ22と共に低圧SMC法により成形する時、その基端
側の端部24aに、該端部24aを覆蓋する如く配置さ
れる庫内側網体27を埋没固着により取り付けている。
【0025】一方、上記筒体24は、その軸長を上記外
ケーシング21と内ケーシング22との内間隔より所定
寸法だけ小さく設定するとともに、その先端側の端部2
4bには庫外側網体28を嵌装配置するための環状凹部
25を形成している。
【0026】そして、上記外ケーシング21と内ケーシ
ング22とを衝合合体させる場合、予め上記環状凹部2
5内に庫外側網体28を嵌装しておくとともに、上記外
ケーシング21に設けられた開口20の裏面側後縁部分
には該開口20の形状に沿って環状に形成された板状の
パッキン26を貼着しておく。この状態で、上記換気口
11と内ケーシング22とを衝合合体させることで、図
2に示すように、上記筒体24の先端側の端部24b
は、上記パッキン26に当接し、該パッキン26との間
に上記庫外側網体28を挟着支持する。
【0027】しかる後、上記外ケーシング21と内ケー
シング22の間の空間部に発泡樹脂材を注入し且つこれ
を発泡させて上記断熱層23を形成する。この状態にお
いては、上記筒体24は、上記断熱層23によりその外
周側が覆い固められ、所要の強度をもつことになる。以
上で、上記筒体24の取り付けが完了し、上記換気口1
1が構成される。
【0028】上記換気口11をかかる構造とすること
で、以下の如き特有の作用効果が得られる。
【0029】即ち、この実施形態のものにおいては、上
記換気口11を、上記内ケーシング22と一体的に形成
され且つ該内ケーシング22と上記外ケーシング21と
の合体状態においてはこれら両者間に跨がって配置され
る上記筒体24で構成しているので、例えば従来のよう
に上記筒体24を上記内ケーシング22と別体の単体構
成とした場合の如き該筒体24の組付作業及び組付後の
オーバレイ作業が共に省略できる。また、上記筒体24
の基端側の端部24aに設けられる上記庫内側網体27
を、該筒体24の成形時に埋没固着により該筒体24に
取り付けるようにしているので、例えば従来のように換
気口の形成作業時に一対の網体を共に挟着支持させる場
合に比して、上記庫内側網体27の挟着支持作業が省略
される。これらの相乗効果として、換気口11の形成作
業における作業工数が低減され、それだけ冷凍装置1全
体としてのコストダウンが図られることになる。
【0030】第2の実施形態 図3には、本願発明の第2の実施形態にかかる換気口構
造を示している。この実施形態の換気口構造は、上記第
1の実施形態にかかる換気口構造とその基本構造を同じ
にするものであって、該第1の実施形態にかかる換気口
構造と異なる点は、上記庫外側網体28の支持構造であ
る。即ち、上記第1の実施形態の換気口構造において
は、上記筒体24の先端側の端部24bに環状凹部25
を形成し、該環状凹部25内に上記庫外側網体28を嵌
装することで該庫外側網体28の平面方向への位置ずれ
を防止する構造としていた。これに対して、この第2の
実施形態にかかる換気口構造においては、上記筒体24
の先端側の端部24bに、上記環状凹部25に代えて、
セレーション29を形成し、該セレーション29と上記
パッキン26とで上記庫外側網体28を挟着すること
で、該庫外側網体28と上記セレーション29との噛合
作用を利用して該庫外側網体28を支持するようにした
ものである。
【0031】このように、上記庫外側網体28の位置ず
れを上記セレーション29によって規制する構成とした
場合には、上記庫外側網体28の取付位置がその平面方
向に多少ずれていても、何ら支障なく上記庫外側網体2
8を挟着支持することができるものである。従って、上
記第1の実施形態のように上記環状凹部25内に庫外側
網体28を嵌装配置する構成の場合に比して、上記庫外
側網体28の組付けを比較的ラフに行うことができ、そ
れだけ作業性が良好となり、延いては冷凍装置1のコス
トダウンが図れるものである。
【0032】第3の実施形態 図4には、本願発明の第3の実施形態にかかる換気口構
造を示している。この実施形態の換気口構造は、上記各
実施形態にかかる換気口構造が、上記換気口11を構成
する筒体24を上記内ケーシング22と一体構成として
いたのに対して、この実施形態の換気口構造においては
上記換気口11を構成する次述の筒体30を、上記内ケ
ーシング22とは別体の単体構造としている。
【0033】即ち、図4に示すように、上記筒体30
は、これを樹脂材により一体形成するとともに、その一
端30aにはフランジ部30cを、他端30bにはセレ
ーション35を、それぞれ形成している。そして、この
筒体30の上記一端30c側には、該筒体30の成形時
にこれと同時に庫内側網体33を埋没固着により取り付
けている。一方、上記内ケーシング22の裏面側の開口
19の後縁部には、該開口19を囲繞するようにして環
状突条37が一体形成されている。
【0034】上記筒体30は、次のようにして上記ケー
シング2側に組付けられる。即ち、上記内ケーシング2
2の環状突条37内にパッキン31を嵌入配置するとと
もに、該パッキン31の上側から上記筒体30のフラン
ジ部30cを嵌入配置し、該フランジ部30cと上記内
ケーシング22とを複数のリベット36,36,・・に
より締着固定する。これで、上記筒体30の内ケーシン
グ22への取り付けが完了するとともに、これら両者間
のシール性が確保される。
【0035】次に、上記内ケーシング22を上記外ケー
シング21側に組付けて、該外ケーシング21の開口2
0の口縁部の裏面側にパッキン32を貼着する。しかる
後、上記パッキン32上に庫外側網体34を衝合配置
し、この状態で上記筒体30の先端側のセレーション3
5を上記庫外側網体34に押し当ててこれに噛合させ、
該庫外側網体34をその位置ずれを規制した状態で挟着
支持する。以上で上記換気口11の形成が完了し、後は
上記外ケーシング21と内ケーシング22の間の空間部
に発砲樹脂を注入し且つこれを発砲させて断熱層23と
し、該断熱層23によって上記筒体30を強固に支持す
る。
【0036】この実施形態の換気口構造によれば、上記
筒体30を上記内ケーシング22側に締着固定する構造
であることから、従来のような作業工数のかかるオーバ
レイ作業が省略できる。さらに、上記筒体30の一端3
0a側に配置される庫内側網体33を上記筒体30の一
体成形時に埋没固着により予め取り付けるようにしたこ
とで、例えば従来のように換気口の形成作業時に一対の
網体を共に挟着支持させる場合に比して、少なくとも上
記網体30が埋没固着される分だけ、網体組付作業が低
減される。これら両者の相乗効果として、換気口11の
形成作業における作業工数が低減されそれだけ冷凍装置
全体としてのコストダウンが図られることになる。
【0037】また、上記庫外側網体34の位置ずれを上
記セレーション35によって規制する構成としたこと
で、上記庫外側網体34の取付位置がその平面方向に多
少ずれていても、何ら支障なく該庫外側網体34を挟着
支持することができ、例えば上記第1の実施形態のよう
に上記環状凹部25内に上記庫外側網体34を嵌装配置
する構成の場合に比して、該庫外側網体34の組付けを
比較的ラフに行うことができ、それだけ作業性が良好と
なり、延いては冷凍装置1のコストダウンが図れるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる換気口構造を備えたコンテナ
用冷凍装置の正面図である。
【図2】本願発明の第1の実施形態にかかる換気口の構
造説明図であって、図1のII−II断面に相当する。
【図3】本願発明の第2の実施形態にかかる換気口の構
造説明図であって、図1のII−II断面に相当する。
【図4】本願発明の第3の実施形態にかかる換気口の構
造説明図であって、図1のII−II断面に相当する。
【図5】従来のコンテナ用冷凍装置における換気口の構
造説明図である。
【符号の説明】
1は冷凍装置、2はケーシング、3は凝縮器、4は庫外
ファン、5は電気品箱、6は圧縮機、7はサービス扉、
10は換気装置、11は換気口、12は調整板、13,
19及び20は開口、21は外ケーシング、22は内ケ
ーシング、23は断熱層、24は筒体、25は環状凹
部、26はパッキン、27は庫内側網体、28は庫外側
網体、29はセレーション、30は筒体、31及び32
はパッキン、33は庫内側網体、34は庫外側網体、3
5はセレーション、36はリベット、37は環状突条、
40はコンテナ、41は開口部、42は端面である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の外ケーシング(21)と樹脂製
    の内ケーシング(22)とを所定の間隔をもって対向配
    置してなるケーシング(2)に、凝縮器(3)、圧縮機
    (6)等の冷凍システム構成用機器を装備するととも
    に、上記ケーシング(2)をその厚さ方向に貫通する如
    く上記外ケーシング(21)と内ケーシング(22)と
    に跨がって換気口(11)を形成して構成され、上記ケ
    ーシング(2)をコンテナ(40)の開口部(41)部
    分に該開口部(41)を閉塞する如く締着固定すること
    で上記コンテナ(40)に取り付けられるコンテナ用冷
    凍装置において、 上記換気口(11)が、上記内ケーシング(22)と一
    体的に形成され該内ケーシング(22)と上記外ケーシ
    ング(21)との間に跨がって配置される筒体(24)
    で構成されるとともに、 上記筒体(24)の軸方向両端のうち少なくともいずれ
    か一方の端部(24a)には、該筒体(24)をその軸
    方向に略直交する方向に横切って配置される網体(2
    7)が、上記筒体(24)の成形時に埋没固着により取
    り付けられていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置
    の換気口構造。
  2. 【請求項2】 金属製の外ケーシング(21)と樹脂製
    の内ケーシング(22)とを所定の間隔をもって対向配
    置してなるケーシング(2)に、凝縮器(3)、圧縮機
    (6)等の冷凍システム構成用機器を装備するととも
    に、上記ケーシング(2)をその厚さ方向に貫通する如
    く上記外ケーシング(21)と内ケーシング(22)と
    に跨がって換気口(11)を形成して構成され、上記ケ
    ーシング(2)をコンテナ(40)の開口部(41)部
    分に該開口部(41)を閉塞する如く締着固定すること
    で上記コンテナ(40)に取り付けられるコンテナ用冷
    凍装置において、 上記換気口(11)が、樹脂材により一体形成された筒
    体(30)を上記外ケーシング(21)と内ケーシング
    (22)との間に跨がって配置するとともに該筒体(3
    0)を上記外ケーシング(21)と内ケーシング(2
    2)のいずれか一方に締着固定することで構成される一
    方、 上記筒体(30)の軸方向両端のうちの少なくとも一方
    の端部(30a)には該筒体(30)をその軸方向に略
    直交する方向に横切って配置される網体(27)が、上
    記筒体(30)の成形時に埋没固着により取り付けられ
    ていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置の換気口構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 上記筒体(24),(30)の軸方向両端のうち上記網
    体(27),(33)が取り付けられていない側の端部
    (24b),(31b)の端面にはセレーション(2
    9),(35)が形成されるとともに、該端部(24
    b),(31b)側には上記セレーション(29),
    (35)に当接した状態で網体(28),(34)が取
    り付けられていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置
    の換気口構造。
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