JP3019838B2 - 仕切板付きタンク - Google Patents
仕切板付きタンクInfo
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Description
の結合からなるケーシング内部を仕切板にて複数の室に
分割した構造の仕切板付きタンクに関する。
気系の、レゾネーターを一体に有するサージタンク(以
下、レゾネーター一体型サージタンクという)がある。
レゾネーター一体型サージタンクは、従来、特開平4−
136472号公報などにより知られている。そこで
は、サージタンク内部とレゾネーター内部とは、仕切板
に設けられた連通穴により、互いに連通している。レゾ
ネーター一体型サージタンクは、従来、中子を用いた樹
脂の中空成形から作製される。レゾネーター等を一体に
したサージタンクを2つの分割ピースと仕切板を溶着す
ることにより作製することも考えられるが、その場合
は、2つの分割ピースの一方と仕切板とをまず溶着し、
その後で2つの分割ピースの他方を溶着することにな
り、2工程となる。
付きタンク、たとえばレゾネーター一体型サージタンク
には、つぎの問題がある。溶着による場合は、2工程と
なり工程数が多くなる。また、一方の分割ピースのフラ
ンジ部に仕切板との溶着部と他方の分割ピースとの溶着
部を設けなければならないので、フランジ部が大きくな
り、自動車への搭載性に問題がでる。樹脂の中空成形か
らレゾネーター一体型サージタンクを作製する場合は、
中子を用いるので、コスト高となる。本発明の目的は、
工程数を少なくし、コスト高を抑えることができる、仕
切板付きタンクを提供することにある。本発明のもう一
つの目的は、工程数を少なくすることができ、フランジ
部の大きさも従来に比べて大きくならない、仕切板付き
タンクを提供することにある。
明はつぎの通りである。(1) ケーシングと仕切板とからなり、 前記ケーシン
グは、2つの分割ピースの溶着によって形成され、内部
に空間を有しており、 前記仕切板は、前記ケーシング内
に設けられて前記ケーシング内部の空間を複数の室に区
画しており、該仕切板は、前記2つの分割ピース同士の
溶着と同時に前記2つの分割ピースの少なくとも一方に
溶着、シールされ、前記2つの分割ピースのうち一方の
分割ピースは前記2つの分割ピース同士の溶着部の内側
に内側ばり隠しリブを有しており、前記一方の分割ピー
スの前記内側ばり隠しリブと前記仕切板とが溶着され
る、仕切板付きタンク。(2) ケーシングと仕切板とからなり、 前記ケーシン
グは、2つの分割ピースの溶着によって形成され、内部
に空間を有しており、 前記仕切板は、前記ケーシング内
に設けられて前記ケーシング内部の空間を複数の室に区
画しており、該仕切板は、前記2つの分割ピース同士の
溶着と同時に前記2つの分割ピースの少なくとも一方に
溶着、シールされ、前記仕切板は外周部に溶着用リブを
有しており、前記仕切板の溶着用リブと前記2つの分割
ピースのうち一方の分割ピースが溶着される、仕切板付
きタンク。(3) ケーシングと仕切板とからなり、 前記ケーシン
グは、2つの分割ピースの溶着によって形成され、内部
に空間を有しており、 前記仕切板は、前記ケーシング内
に設けられて前記ケーシング内部の空間を複数の室に区
画しており、該仕切板は、前記2つの分割ピース同士の
溶着と同時に前記2つの分割ピースの少なくとも一方に
溶着、シールされ、 前記仕切板は、前記2つの分割ピー
ス間に一方の分割ピースとの間に隙間をもって挟まれた
端部を有しており、前記仕切板端部と前記一方の分割ピ
ースとの間の隙間は前記2つの分割ピース同士の溶着の
ばりによって閉塞され前記仕切板と前記一方の分割ピー
スとの間がシールされる、仕切板付きタンク。(4) 前記2つの分割ピースのうち一方の分割ピース
は前記2つの分割ピース同士の溶着部の内側に内側ばり
隠しリブを有しており、前記一方の分割ピースの前記内
側ばり隠しリブと前記仕切板との間に前記隙間が存在し
て該隙間が溶着のばりによって閉塞され前記仕切板と前
記一方の分割ピースとの間がシールされる、(3)記載
の仕切板付きタンク。(5) 前記仕切板は外周部にリブを有しており、前記
仕切板のリブと前記2つの分割ピースのうち一方の分割
ピースとの間に前記隙間が存在して該隙間が溶着のばり
によって閉塞され前記仕切板と前記一方の分割ピースと
の間がシールされる(3)記載の仕切板付きタンク。(6) ケーシングと仕切板とからなり、 前記ケーシン
グは、2つの分割ピースの結合によって形成され、内部
に空間を有しており、 前記仕切板は、前記ケーシング内
に設けられて前記ケーシング内部の空間を複数の室に区
画しており、 前記仕切板は、前記2つの分割ピース同士
の結合と同時に前記2つの分割ピースの少なくとも一方
に固定、シールされており、 前記2つの分割ピースの結
合が溶着、フランジ面を接触またはシール材でシールし
たボルト締結のいずれかであり、 前記2つの分割ピース
の結合が溶着である場合は、前記仕切板と前記2つの分
割ピースの少なくとも一方との固定、シールが、接触の
み、シール材でシール、のいずれかであり、 前記2つの
分割ピースの結合がフランジ面を接触またはシール材で
シールしたボルト締結の場合は、前記仕切板と前記2つ
の分割ピースの少なくとも一方との固定、シールが、溶
着、接触のみ、シール材でシール、のいずれかである、
仕切板付きタンク。(7) 前記仕切板の外周部の一部は前記2つの分割ピ
ースのフランジ間に挟み込まれていない(6)記載の仕
切板付きタンク。(8) ケーシングと仕切板とからなり、 前記ケーシン
グは、2つの分割ピースの結合によって形成され、内部
に空間を有しており、 前記仕切板は、前記ケーシング内
に設けられて前記ケーシング内部の空間を複数の室に区
画しており、 前記仕切板は、前記2つの分割ピース同士
の結合と同時に前記2つの分割ピースの少なくとも一方
に固定、シールされており、前記仕切板付きタンクが、
内燃機関の吸気系部品であるレゾネーター、蓄圧タン
ク、第2サージタンクのいずれか少なくとも1つが一体
に形成されたサージタンクからなる、仕切板付きタン
ク。(9) 前記仕切板は屈曲部を有する(6)または
(8)記載の仕切板付きタンク。
(7)、(8)の仕切板付きタンクでは、分割ピース同
士の結合と同時に(同工程で)分割ピースの少なくとも
一方と仕切板とを固定するので、結合工程は1工程で済
む。上記(1)、(2)の仕切板付きタンクでは、分割
ピース同士の溶着と同時に(同工程で)分割ピースの少
なくとも一方と仕切板とを溶着するので、溶着工程は1
工程で済む。上記(1)の仕切板付きタンクでは、一方
の分割ピースにもともとある内側ばり隠しリブと仕切板
とを溶着してシールするので、分割ピースのフランジの
大きさは従来の内側ばり隠しリブを有する分割ピースに
比べて実質的に大きくならない。上記(2)の仕切板付
きタンクでは、一方の分割ピースにもともとあった内側
ばり隠しリブを分割ピースから除去して仕切板側に溶着
用リブとして設け、この溶着用リブと一方の分割ピース
の内側ばり隠しリブを除去した部分とを溶着してシール
するので、分割ピースのフランジの大きさは従来の分割
ピースに比べて実質的に大きくならない。上記(3)の
仕切板付きタンクでは、分割ピース同士の溶着と同時に
(同工程で)該溶着の際に生じる溶着ばりにより一方の
分割ピースの内側ばり隠しリブと仕切板との間を埋めて
シールするので、溶着・シール工程は1工程で済む。上
記(4)の仕切板付きタンクでは、一方の分割ピースに
もともとある内側ばり隠しリブと仕切板との間を溶着ば
りで埋めてシールするので、分割ピースのフランジの大
きさは従来の分割ピースに比べて実質的に大きくならな
い。上記(5)の仕切板付きタンクでは、一方の分割ピ
ースにもともとあった内側ばり隠しリブを分割ピースか
ら除去して仕切板側にリブとして設け、このリブと一方
の分割ピースの内側ばり隠しリブを除去した部分との間
を溶着ばりで埋めてシールするので、分割ピースのフラ
ンジの大きさは従来の分割ピースに比べて実質的に大き
くならない。上記(6)の仕切板付きタンクでは、2つ
の分割ピースの結合は溶着、フランジ面を接触またはシ
ール材でシールしたボルト締結のいずれでもよい。上記
(6)の仕切板付きタンクでは、仕切板と分割ピースと
の固定、シールは、溶着、接触のみ、シール材でシー
ル、のいずれでもよく、選択の自由度が高くなる。上記
(7)の仕切板付きタンクでは、仕切板の全周を分割ピ
ースフランジ間に挟み込む必要はない。それによって、
設計の自由度が高くなる。上記(8)の仕切板付きタン
クは、レゾネーター付きタンク、蓄圧(負圧、正圧のい
ずれであってもよい)室付きタンク、第2サージタンク
付きタンクなどとして使用できる。上記(9)の仕切板
付きタンクでは、仕切板が屈曲部を有するので、仕切板
に内燃機関のバックファイア時に圧力がかかっても変形
を屈曲部で吸収でき、仕切板の分割ピースとの固定が外
れることがない。
を、図1〜図13を参照して、説明する。図1〜図4は
仕切板付きタンクの全体構造を示している。図5は本発
明の第1実施例の仕切板付きタンク(仕切板が分割ピー
スの少なくとも一方に溶着、シールされるもの)の溶着
部の構造を示している。図6は本発明の第2実施例の仕
切板付きタンク(仕切板が溶着用リブを有し、溶着用リ
ブが分割ピースの少なくとも一方に溶着、シールされる
もの)の溶着部の構造を示している。図7は本発明の第
3実施例の仕切板付きタンク(仕切板の外周部が2つの
分割ピースに隙間をもって挟み込まれており、分割ピー
スの溶着ばりで仕切板の外周部と分割ピースとの間の隙
間を埋めてシールするもの、ただし、仕切板の分割ピー
スへの固定は、溶着、接触しているのみ、シール材でシ
ールのいずれでもよい)の溶着部の構造を示している。
図8は本発明の第4実施例の仕切板付きタンク(仕切板
が溶着用リブを有し、仕切板の溶着用リブが2つの分割
ピースに隙間をもって挟み込まれており、分割ピースの
溶着ばりで仕切板の溶着用リブと分割ピースとの間の隙
間を埋めてシールするもの)の溶着部の構造を示してい
る。図9は本発明の第5実施例の仕切板付きタンク(仕
切板が分割ピースの少なくとも一方に溶着、接触し
ているのみ、シール材でシール、のいずれかにより固
定、シールされているもの)のシール部の構造を示して
いる。図10は本発明の第6実施例の仕切板付きタンク
(仕切板の外周の一部が分割ピースによって挟まれてい
ないもの)を示している。図11〜図13は本発明の第
7〜第9実施例の仕切板付きタンク(本発明の仕切板付
きタンクの、種々のタンクへの展開)を示している。図
中、本発明の全実施例に共通する部分には、本発明の全
実施例にわたって同じ符合を付してある。
の、全実施例に共通する部分の構成、作用を、図1〜図
4、および、図13を参照して説明する。本発明実施例
の仕切板付きタンクは、図1〜図4に示すように、樹脂
製のケーシング15と樹脂製の仕切板3とからなる。ケ
ーシング15の樹脂と仕切板3の樹脂とは同じ種類の樹
脂であることが望ましい。樹脂には、たとえばポリアミ
ド6が用いられる。ケーシング15は、2つの樹脂製の
分割ピース1、2の結合によって形成され、内部に空間
を形成している。仕切板3は、ケーシング15内に設け
られ、ケーシング15内部の区間を複数の室に区画して
いる。複数の室は、サージタンク5、レゾネーター6、
蓄圧室または蓄圧タンク41(圧力は負圧、正圧のいず
れでもよい)、第2サージタンク42として使用される
(図11〜図13参照)。ケーシング15は、内燃機関
の吸気系部品に使用できる。
ており、分割ピース2にはフランジ18が形成されてい
る。分割ピース1と分割ピース2は、フランジ17、フ
ランジ18の部位で結合される。分割ピース1と分割ピ
ース2の結合は、溶着、または、フランジ面を接触また
はシール材でシールしたボルト締結、のいずれであって
もよい。仕切板3は、2つの分割ピース1、2同士の結
合部10の内側で、仕切板外周端部の全体または一部を
2つの分割ピース1、2の間に位置させ、一方の分割ピ
ースまたは両方の分割ピースに固定され、分割ピースと
の間をシールされる。仕切板3と少なくとも一方の分割
ピース1、2との固定は、溶着、接触のみ、シール材
(液体ガスケットである場合を含む)でシール、のいず
れかにより行われる。溶着の場合は、連続した溶着であ
ってもよいし、非連続、たとえばスポット溶着であって
もよい。仕切板3と一方の分割ピースとの固定は、分割
ピース1、2同士の結合と同工程で(同時に)行われ
る。
て、2つの分割ピース1、2の結合が溶着であり、仕切
板3と分割ピースとの固定、シールが、溶着、接触の
み、シール材でシール、のいずれかである場合(本発明
の第1〜第6実施例)に共通する部分を、図1〜図4、
および、たとえば図5、を参照して説明する。仕切板3
は、ケーシング15内に設けられ、ケーシング15内部
の空間を2つの室に区画している。仕切板付きタンク
が、レゾネーター一体型サージタンクである場合、2つ
の室の一方はレゾネーター6となり、他方はサージタン
ク5となる。レゾネーター6とサージタンク5とは、仕
切板3に設けられた開口部19に接続する樹脂製の連通
管4により、連通されている。サージタンク5は吸気マ
ニホルド16を介してエンジンの各気筒に接続してい
る。
幅方向中央に溶着リブ7を有している。同様に、分割ピ
ース2のフランジ18はフランジの幅方向中央に溶着リ
ブ8を有している。分割ピース1と分割ピース2とは、
溶着リブ7と溶着リブ8とを溶着することにより、溶着
されかつシールされている。溶着は、振動溶着、誘電加
熱による溶着、熱板溶着、電磁誘導加熱(磁性体や鉄粉
を埋め込んでおく)による溶着、熱線溶着のいずれによ
ってもよい。10aは溶着部を示し、溶着時に溶着ばり
となって溶着部10aの両側にはみ出る。
の溶着部10aの内側で、仕切板外周端部の少なくとも
一部を2つの分割ピース1、2の間に位置させ、少なく
とも一方の分割ピース1との間をシールされる。仕切板
3と少なくとも一方の分割ピース1との間のシールは、
分割ピース1、2同士の溶着と同工程で行われる。仕切
板3と少なくとも一方の分割ピース1との間のシール
は、仕切板3と一方の分割ピース1との溶着によるか、
接触のみによるか、シール材(液体ガスケットの塗布、
モールドガスケットの介装、弾性体ガスケットの介装、
固体ガスケットの介装、のいずれの場合をも含む)でシ
ールすることによるか、あるいは、仕切板3と一方の分
割ピース1との間の隙間を分割ピース1、2同士の溶着
部10aの溶着ばり(溶着時に溶着部10aの両側には
み出るばり)で埋めることにより、行われている。仕切
板3と他方の分割ピース2とは、溶着、接触のみ、シー
ル材でシール、のいずれかにより、固定、シールされ
る。
溶着リブ7の内側に内側ばり隠しリブ12が、溶着リブ
7の外側に外側ばり隠しリブ14が、それぞれ、形成さ
れている。ただし、内側ばり隠しリブ12を設ける代わ
りに仕切板3の外周部に溶着用リブ9を設けて溶着用リ
ブ9に内側ばり隠しの機能をもたせてもよい。内側ばり
隠しリブ12および外側ばり隠しリブ14は従来の分割
ピース1にも存在するものであって、フランジ17、1
8の大きさは従来の分割ピース1、2のフラン−の大き
さと実質的に同じである。また、仕切板3には、分割ピ
ース1の内面の内側に間隔を隔ててばり隠しリブ13が
形成されている。
用を説明する。仕切板付きタンクの作製において、仕切
板3は一方の分割ピース1と固定され、シールされる。
このシールは、分割ピース1、2同士の結合部10での
結合工程と同工程で行われる、分割ピース1と仕切板3
との結合または分割ピース1と仕切板3との間の隙間の
閉塞によるので、工程数は1となり、一方の分割ピース
と仕切板を結合しその後他方の分割ピースと仕切板とを
結合する場合(工程数2)に比べて、工程数が低減され
る。本発明の第1〜第6実施例においては、分割ピース
1、2同士の結合は、溶着10aである。
ース1との間のシールは、仕切板3の外周部の少なくと
も一部を2つの分割ピース1、2の結合部10の内側で
2つの分割ピース1、2の間に挟んで行われるので、分
割ピース1、2のフランジ17、18を従来のフランジ
に比べて大きくする必要がなく、仕切板付きタンクを従
来通りの大きさに維持でき、自動車への搭載性上問題を
生じることはない。更に分割ピース1、2の溶着リブ
7、8が従来と変わらないため、サージタンクの耐圧強
度は低下することはない。
構成、作用を説明する。本発明の第1実施例において
は、仕切板付きタンクはレゾネーター一体型サージタン
クであり、分割ピース1、2の結合は溶着である。本発
明の第1実施例では、図5(右に溶着前を、左に溶着後
を、示す)に示すように、仕切板3は、2つの分割ピー
ス1、2同士の溶着部10aの内側で、2つの分割ピー
ス1、2同士の溶着と同時に2つの分割ピース1、2の
一方の分割ピース1に溶着され(11はこの溶着部を示
す)、この溶着によって分割ピース1と仕切板3との間
がシールされる。さらに詳しくは、2つの分割ピース
1、2のうち一方の分割ピース1は、2つの分割ピース
1、2同士の溶着部10aの内側に内側ばり隠しリブ1
2を有しており、一方の分割ピース1の内側ばり隠しリ
ブ12と仕切板3とが溶着される。そして、この溶着に
よって、分割ピース1と仕切板3との間がシールされ
る。仕切板3には、分割ピース1の内側ばり隠しリブ1
2より内側に内側ばり隠しリブ1212の内面と間隔w
を隔てて、ばり隠しリブ13が形成されている。
1実施例のレゾネーター一体型サージタンクでは、一方
の分割ピース1にもともとある内側ばり隠しリブ12と
仕切板3とを溶着してシールするので、分割ピース1、
2のフランジ17、18の大きさは従来の内側ばり隠し
リブを有する分割ピースに比べて実質的に大きくならな
い。また、分割ピース1、2同士の溶着部10aの溶着
ばりのうち溶着部10aより内側に出るばりは溶着リブ
7と内側ばり隠しリブ12との間に閉じ込められる。分
割ピース1、2同士の溶着部10aの溶着ばりのうち溶
着部10aより外側に出るばりは溶着リブ7と外側ばり
隠しリブ14との間に閉じ込められる。内側ばり隠しリ
ブ12と仕切板3との溶着部11の溶着ばりのうち、ケ
ーシング内側に出るばりは、分割ピース1の内側ばり隠
しリブ12と仕切板3のばり隠しリブ13との間の隙間
に閉じ込められる。また、内側ばり隠しリブ12と仕切
板3との溶着部11の溶着ばりのうち、フランジ内部側
に出るばりは、溶着リブ7と内側ばり隠しリブ12との
間に閉じ込められる。これらのばり隠しによって、外観
が損なわれることがなく、かつケーシング内部のガス流
れがばりによって乱されることもない。
きタンクはレゾネーター一体型サージタンクであり、分
割ピース1、2の結合は溶着である。本発明の第2実施
例では、図6(右に溶着前を、左に溶着後を、示す)に
示すように、仕切板3は、2つの分割ピース1、2同士
の溶着部10aの内側で、2つの分割ピース1、2同士
の溶着と同時に2つの分割ピース1、2の一方の分割ピ
ース1に溶着され(11はこの溶着部を示す)、この溶
着によって分割ピース1と仕切板3との間がシールされ
る。さらに詳しくは、2つの分割ピース1、2のうち一
方の分割ピース1は、2つの分割ピース1、2同士の溶
着部10aの内側に内側ばり隠しリブ12を有しておら
ず、その代わりに仕切板3の外周部に溶着用リブ9が形
成されており、この仕切板3の溶着用リブ9と一方の分
割ピース1の内側ばり隠しリブ12が除去された部分と
が溶着部11で溶着される。そして、この溶着によっ
て、分割ピース1と仕切板3との間がシールされる。仕
切板3には、分割ピース1の内面より内側に間隔wを隔
てて、ばり隠しリブ13が形成されている。
発明の第2実施例のレゾネーター一体型サージタンクで
は、一方の分割ピース1にもともとあった内側ばり隠し
リブを分割ピース1から除去して仕切板側に溶着用リブ
9として設け、この溶着用リブ9と一方の分割ピース1
の内側ばり隠しリブを除去した部分とを溶着してシール
するので、分割ピース1、2のフランジ17、18の大
きさは従来の分割ピースに比べて実質的に大きくならな
い。また、分割ピース1、2同士の溶着部10aの溶着
ばりのうち溶着部10aより内側に出るばりは溶着リブ
7と仕切板3の溶着用リブ9との間に閉じ込められる。
分割ピース1、2同士の溶着部10aの溶着ばりのうち
溶着部10aより外側に出るばりは溶着リブ7と外側ば
り隠しリブ14との間に閉じ込められる。仕切板3の溶
着用リブ9と分割ピース1の内側ばり隠しリブ12を除
去した部分との溶着部11の溶着ばりのうち、ケーシン
グ内側に出るばりは、分割ピース1の内面と仕切板3の
ばり隠しリブ13との間の隙間に閉じ込められる。ま
た、仕切板3の溶着用リブ9と分割ピース1の内側ばり
隠しリブ12を除去した部分との溶着部11の溶着ばり
のうち、フランジ内部側に出るばりは、溶着リブ7と仕
切板3の溶着用リブ9との間に閉じ込められる。これら
のばり隠しによって、外観が損なわれることがなく、か
つケーシング内部のガス流れがばりによって乱されるこ
ともない。
きタンクはレゾネーター一体型サージタンクであり、分
割ピース1、2の結合は溶着であり、仕切板3と少なく
とも一方の分割ピースとの固定は、溶着、接触のみ、シ
ール材でシール、のいずれかである。本発明の第3実施
例では、図7(右に溶着前を、左に溶着後を、示す)に
示すように、仕切板3は、2つの分割ピース1、2の少
なくとも一方に固定される。この固定で仕切板3が2つ
の分割ピース1、2の少なくとも一方に当たる部分はシ
ール部分22でもあり、このシール部分22は、接触し
ているのみ、シール材でシール、のいずれかによりシー
ルされる。仕切板3は、2つの分割ピース1、2同士の
溶着部10aの内側で、2つの分割ピース1、2間に一
方の分割ピース1との間に隙間11´をもって挟まれた
端部を有している。そして、この隙間11´が、2つの
分割ピース1、2同士の溶着と同時に、2つの分割ピー
ス1、2同士の溶着部10aのばりによって閉塞され、
このばりによる閉塞によって分割ピース1と仕切板3と
の間(隙間11´がある側)がシールされる。さらに詳
しくは、2つの分割ピース1、2のうち一方の分割ピー
ス1は2つの分割ピース1、2同士の溶着部10aの内
側に内側ばり隠しリブ12を有している。そして、一方
の分割ピース1の内側ばり隠しリブ12の先端と仕切板
3との間に隙間11´が存在し、隙間11´が溶着部1
0aのばりによって閉塞され(溶着部10aのばりが溶
着リブ7と内側ばり隠しリブ12との間の空間を埋めて
さらに隙間11´にはみ出し、さらに隙間11´から内
側ばり隠しリブ12とばり隠しリブ13との間の隙間に
はみ出すことにより、隙間11´が閉塞され)、仕切板
3と一方の分割ピース1との間がシールされる。仕切板
3には、分割ピース1の内側ばり隠しリブ12より内側
に間隔wを隔てて、ばり隠しリブ13が形成されてい
る。
発明の第3実施例のレゾネーター一体型サージタンクで
は、一方の分割ピース1にもともとある内側ばり隠しリ
ブ12と仕切板3との間を溶着部10aの溶着ばりで埋
めてシールするので、分割ピース1、2のフランジ1
7、18の大きさは従来の分割ピースに比べて実質的に
大きくならない。また、分割ピース1、2同士の溶着部
10aの溶着ばりのうち溶着部10aより内側に出るば
りは溶着リブ7と内側ばり隠しリブ12との間を埋め、
隙間11´を埋め、内側ばり隠しリブ12とばり隠しリ
ブ13との間の隙間にはみ出し、仕切板3と一方の分割
ピース1との間をシールする。分割ピース1、2同士の
溶着部10aの溶着ばりのうち溶着部10aより外側に
出るばりは溶着リブ7と外側ばり隠しリブ14との間に
閉じ込められる。これらのばり隠しによって、外観が損
なわれることがなく、かつケーシング内部のガス流れが
ばりによって乱されることもない。
きタンクはレゾネーター一体型サージタンクであり、分
割ピース1、2の結合は溶着であり、仕切板3と少なく
とも一方の分割ピースとの固定は、溶着、接触のみ、シ
ール材でシール、のいずれかである。本発明の第4実施
例では、図8(右に溶着前を、左に溶着後を、示す)に
示すように、仕切板3は、2つの分割ピース1、2の少
なくとも一方に固定される。この固定で仕切板3が2つ
の分割ピース1、2の少なくとも一方に当たる部分はシ
ール部分22でもあり、このシール部分22は、接触し
ているのみ、シール材でシール、のいずれかによりシー
ルされる。仕切板3は、2つの分割ピース1、2同士の
溶着部10aの内側で、2つの分割ピース1、2間に一
方の分割ピース1との間に隙間11´をもって挟まれた
端部を有している。そして、この隙間11´が、2つの
分割ピース1、2同士の溶着と同時に、2つの分割ピー
ス1、2同士の溶着部10aのばりによって閉塞され、
このばりによる閉塞によって分割ピース1と仕切板3と
の間がシールされる。さらに詳しくは、2つの分割ピー
ス1、2のうち一方の分割ピース1は、2つの分割ピー
ス1、2同士の溶着部10aの内側に内側ばり隠しリブ
12を有しておらず、その代わりに仕切板3の外周部に
リブ9が形成されており、この仕切板3のリブ9と一方
の分割ピース1の内側ばり隠しリブ12が除去された部
分との間に隙間11´が存在して、この隙間11´が溶
着部10aのばりによって閉塞され、仕切板3と一方の
分割ピース1との間がシールされる。仕切板3には、分
割ピース1の内面より内側に間隔を隔てて、ばり隠しリ
ブ13が形成されている。仕切板3の分割ピース2への
固定は、溶着、接触シール剤でシールのいずれでもよ
い。
発明の第4実施例のレゾネーター一体型サージタンクで
は、一方の分割ピース1にもともとあった内側ばり隠し
リブを分割ピース1から除去して仕切板3側にリブ9と
して設け、このリブ9と一方の分割ピース1の内側ばり
隠しリブを除去した部分との間を溶着部10aの溶着ば
りで埋めてシールするので、分割ピース1、2のフラン
ジ17、18の大きさは従来の分割ピースに比べて実質
的に大きくならない。また、分割ピース1、2同士の溶
着部10aの溶着ばりのうち溶着部10aより内側に出
るばりは溶着リブ7と仕切板3のリブ9との間を埋め、
隙間11´を埋め、一方の分割ピース1の内面と仕切板
3のばり隠しリブ13との間の隙間にはみ出し、仕切板
3と一方の分割ピース1との間をシールする。分割ピー
ス1、2同士の溶着部10aの溶着ばりのうち溶着部1
0aより外側に出るばりは溶着リブ7と外側ばり隠しリ
ブ14との間に閉じ込められる。これらのばり隠しによ
って、外観が損なわれることがなく、かつケーシング内
部のガス流れがばりによって乱されることもない。
きタンクはレゾネーター一体型サージタンクであり、分
割ピース1、2の結合は溶着であり、仕切板3と少なく
とも一方の分割ピースとの固定は、溶着(片側または両
側)、接触のみ、シール材(液体ガスケットである場合
を含む)でシール、のいずれかである。片側溶着の場合
は第1実施例と類似になる。本発明の第5実施例では、
図9(右に溶着前を、左に溶着後を、示す)に示すよう
に、仕切板3の外周部は、2つの分割ピース1、2の一
方に固定(接触またはシール材でシール)され、分割ピ
ース1、2同士の溶着時にそれと同じ工程で一方の分割
ピース1のばり隠しリブの先端と他方の分割ピース2と
の間に挟まれ、固定、シールされる。仕切板3には、分
割ピース1の内面より内側に間隔を隔てて、ばり隠しリ
ブ13が形成されている。
5実施例のレゾネーター一体型サージタンクでは、一方
の分割ピース1にもともとある内側ばり隠しリブ12と
仕切板3とを溶着してシールするので、分割ピース1、
2のフランジ17、18の大きさは従来の内側ばり隠し
リブを有する分割ピースに比べて実質的に大きくならな
い。また、分割ピース1、2同士の溶着部10aの溶着
ばりのうち溶着部10aより内側に出るばりは溶着リブ
7と内側ばり隠しリブ12との間に閉じ込められる。分
割ピース1、2同士の溶着部10aの溶着ばりのうち溶
着部10aより外側に出るばりは溶着リブ7と外側ばり
隠しリブ14との間に閉じ込められる。内側ばり隠しリ
ブ12と仕切板3との溶着部11の溶着ばりのうち、ケ
ーシング内側に出るばりは、分割ピース1の内側ばり隠
しリブ12と仕切板3のばり隠しリブ13との間の隙間
に閉じ込められる。また、内側ばり隠しリブ12と仕切
板3との間を通り抜けてフランジ内部側に出るばりは、
内側ばり隠しリブ12と仕切板3のばり隠しリブ13と
の間に閉じ込められる。これらのばり隠しによって、外
観が損なわれることがなく、かつケーシング内部のガス
流れがばりによって乱されることもない。
きタンクはレゾネーター一体型サージタンクであり、分
割ピース1、2の結合は、溶着、または、フランジ面を
接触またはシール材でシールしたボルト締結であり(図
示例は溶着の場合を示す)、仕切板3と少なくとも一方
の分割ピースとの固定は、溶着(片側または両側)、接
触のみ、シール材(液体ガスケットである場合を含む)
でシール、のいずれかである(図示例は接触のみの場合
を示す)。本発明の第6実施例では、図10に示すよう
に、分割ピース1、2の一方から他方の分割ピース方向
に分離壁30が延びている。仕切板3はその外周の一部
のみが、分割ピース1、2のフランジ17、18により
挟まれている。仕切板3は、2つの分割ピース同士の結
合部10の内側で、2つの分割ピース1、2同士の結合
と同時に、挟まれ、固定される。仕切板3と分割ピース
1、2との固定は、溶着、接触、シール材によるシー
ル、のいずれでもよい。仕切板3の分割ピース1、2に
挟まれていない部分の外周部31は、分離壁30の先端
32と接触(または、シール材でシール、または溶着、
スポット的でよい)している。
発明の第6実施例の仕切板付きタンクでは、仕切板3の
全周を分割ピース1、2のフランジ17、18間に挟み
込む必要がないので、ケーシングの構造、仕切板の構造
の設計の自由度を高くできる。また、仕切板3の外周部
31と分離壁30の先端32は接触のみのシールでよい
(少し洩れてもよい)ので、分割ピース同士の結合と同
時に仕切板3と分離壁30を当てることにより、同工程
によるシールができる。また、分割ピース1と分割ピー
ス2の溶着部10aの直近に仕切板端部を位置させるこ
とにより、フランジ17、18にばり隠しリブを形成す
ることなく溶着ばりの内部へのはみ出しを抑制すること
ができ、分割ピース1、2のフランジ17、18の大き
さを小さく維持でき、かつばりによる流れの乱れの発生
を防止することができる。
きタンクは蓄圧タンク(蓄圧室)一体型サージタンクで
あり、分割ピース1、2の結合は、溶着、または、フラ
ンジ面を接触またはシール材でシールしたボルト締結で
あり(図示例は溶着の場合を示す)、仕切板3と少なく
とも一方の分割ピースとの固定は、溶着(片側または両
側)、接触のみ、シール材(液体ガスケットである場合
を含む)でシール、のいずれかである(図示例は接触の
みの場合を示す)。本発明の第7実施例では、図11に
示すように、分割ピース1、2からなるケーシングの内
部を、仕切板3が2つの室に分けており、一方の室がサ
ージタンク5として使用され、他方の室が蓄圧(負圧、
正圧のいずれでもよい)タンク41として使用される。
本発明の第7実施例の作用は、各室を所望の用途に利用
するので、本発明の適用対象が広がる。
きタンクは第2サージタンク一体型サージタンクであ
り、分割ピース1、2の結合は、溶着、または、フラン
ジ面を接触またはシール材でシールしたボルト締結であ
り(図示例は溶着の場合を示す)、仕切板3と少なくと
も一方の分割ピースとの固定は、溶着(片側または両
側)、接触のみ、シール材(液体ガスケットである場合
を含む)でシール、のいずれかである(図示例は接触の
みの場合を示す)。本発明の第8実施例では、図12に
示すように、分割ピース1、2からなるケーシングの内
部を、仕切板3が2つの室に分けており、一方の室が第
1サージタンク5として使用され、他方の室が第2サー
ジタンク42として使用される。本発明の第8実施例の
作用は、各室を所望の用途に利用するので、本発明の適
用対象が広がる。
きタンクはレゾネーター、蓄圧タンク、第2サージタン
クのいずれか少なくともひとつを一体型に備えたサージ
タンクであり、分割ピース1、2の結合は、溶着、また
は、フランジ面を接触またはシール材でシールしたボル
ト締結であり(図示例は溶着の場合を示す)、仕切板3
と少なくとも一方の分割ピースとの固定は、溶着(片側
または両側)、接触のみ、シール材(液体ガスケットで
ある場合を含む)でシール、のいずれかである(図示例
は接触のみの場合を示す)。本発明の第9実施例では、
図13に示すように、分割ピース1、2からなるケーシ
ングの内部を、仕切板3が複数の(たとえば、4つの)
室に分けており、第1の室が第1サージタンク5として
使用され、第2の室がレゾネーター6として使用され、
第3の室が蓄圧タンク41として使用され、第4の室が
第2サージタンク42として使用される。これらの室の
数および組合せは適宜でよい。本発明の第9実施例の作
用は、各室を所望の用途に利用するので、本発明の適用
対象が広がる。
付きタンクによれば、分割ピース同士の結合と同時に
(同工程で)分割ピースの少なくとも一方と仕切板とを
固定、シールするので、結合工程は1工程で済む。請求
項1、2の仕切板付きタンクによれば、分割ピース同士
の溶着と同時に(同工程で)分割ピースの少なくとも一
方と仕切板とを溶着するので、溶着工程は1工程で済
む。請求項1の仕切板付きタンクによれば、一方の分割
ピースにもともとある内側ばり隠しリブと仕切板とを溶
着してシールするので、分割ピースのフランジの大きさ
は従来の内側ばり隠しリブを有する分割ピースに比べて
実質的に大きくならず、分割ピースのフランジを小型に
維持できる。請求項2の仕切板付きタンクによれば、一
方の分割ピースにもともとあった内側ばり隠しリブを分
割ピースから除去して仕切板側に溶着用リブとして設
け、この溶着用リブと一方の分割ピースの内側ばり隠し
リブを除去した部分とを溶着してシールするので、分割
ピースのフランジの大きさは従来の分割ピースに比べて
実質的に大きくならず、分割ピースのフランジを小型に
維持できる。請求項3の仕切板付きタンクによれば、分
割ピース同士の溶着と同時に(同工程で)該溶着の際に
生じる溶着ばりにより一方の分割ピースの内側ばり隠し
リブと仕切板との間を埋めてシールするので、溶着・シ
ール工程は1工程で済む。請求項4の仕切板付きタンク
によれば、一方の分割ピースにもともとある内側ばり隠
しリブと仕切板との間を溶着ばりで埋めてシールするの
で、分割ピースのフランジの大きさは従来の分割ピース
に比べて実質的に大きくならず、分割ピースのフランジ
を小型に維持できる。請求項5の仕切板付きタンクによ
れば、一方の分割ピースにもともとあった内側ばり隠し
リブを分割ピースから除去して仕切板側にリブとして設
け、このリブと一方の分割ピースの内側ばり隠しリブを
除去した部分との間を溶着ばりで埋めてシールするの
で、分割ピースのフランジの大きさは従来の分割ピース
に比べて実質的に大きくならず、分割ピースのフランジ
を小型に維持できる。請求項6の仕切板付きタンクによ
れば、2つの分割ピースの結合は溶着、フランジ面を接
触またはシール材でシールしたボルト締結のいずれでも
よいので、選択の自由度が大となる。請求項6の仕切板
付きタンクによれば、仕切板と分割ピースとの固定、シ
ールは、溶着、接触のみ、シール材でシール、のいずれ
でもよく、選択の自由度が大となる。請求項7の仕切板
付きタンクによれば、仕切板の全周を分割ピースフラン
ジ間に挟み込む必要はなり、それによって、設計の自由
度が大となる。請求項8の仕切板付きタンクによれば、
レゾネーター付きタンク、蓄圧(負圧、正圧のいずれで
あってもよい)室付きタンク、第2サージタンク付きタ
ンクなど、所望の種々のタンクとして使用できる。請求
項9の仕切板付きタンクによれば、仕切板が屈曲部を有
するので、仕切板に内燃機関のバックファイア時に圧力
がかかっても変形を屈曲部で吸収でき、仕切板の分割ピ
ースとの固定が外れを防止することができる。
ー一体型サージタンクである場合のレゾネーター一体型
サージタンクの分解斜視図である。
てた状態の斜視図である。
図である。
部近傍の、溶着前と溶着後の断面図である。
部近傍の、溶着前と溶着後の断面図である。
部近傍の、溶着前と溶着後の断面図である。
部近傍の、溶着前と溶着後の断面図である。
部近傍の、溶着前と溶着後の断面図である。
ーシングと仕切板の断面図である。
体型サージタンクである場合の断面図である。
ンク一体型サージタンクである場合の断面図である。
ク、レゾネーター、蓄圧タンク、第2サージタンクの少
なくとも2つを備えたタンクである場合の断面図であ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 ケーシングと仕切板とからなり、 前記ケーシングは、2つの分割ピースの溶着によって形
成され、内部に空間を有しており、 前記仕切板は、前記ケーシング内に設けられて前記ケー
シング内部の空間を複数の室に区画しており、該仕切板
は、前記2つの分割ピース同士の溶着と同時に前記2つ
の分割ピースの少なくとも一方に溶着、シールされ、 前記2つの分割ピースのうち一方の分割ピースは前記2
つの分割ピース同士の溶着部の内側に内側ばり隠しリブ
を有しており、前記一方の分割ピースの前記内側ばり隠
しリブと前記仕切板とが溶着される、 仕 切板付きタンク。 - 【請求項2】 ケーシングと仕切板とからなり、 前記ケーシングは、2つの分割ピースの溶着によって形
成され、内部に空間を有しており、 前記仕切板は、前記ケーシング内に設けられて前記ケー
シング内部の空間を複数の室に区画しており、該仕切板
は、前記2つの分割ピース同士の溶着と同時に前記2つ
の分割ピースの少なくとも一方に溶着、シールされ、 前記仕切板は外周部に溶着用リブを有しており、前記仕
切板の溶着用リブと前記2つの分割ピースのうち一方の
分割ピースが溶着される、 仕 切板付きタンク。 - 【請求項3】 ケーシングと仕切板とからなり、 前記ケーシングは、2つの分割ピースの溶着によって形
成され、内部に空間を有しており、 前記仕切板は、前記ケーシング内に設けられて前記ケー
シング内部の空間を複数の室に区画しており、該仕切板
は、前記2つの分割ピース同士の溶着と同時に前記2つ
の分割ピースの少なくとも一方に溶着、シールされ、 前 記仕切板は、前記2つの分割ピース間に一方の分割ピ
ースとの間に隙間をもって挟まれた端部を有しており、 前記仕切板端部と前記一方の分割ピースとの間の隙間は
前記2つの分割ピース同士の溶着のばりによって閉塞さ
れ前記仕切板と前記一方の分割ピースとの間がシールさ
れる、 仕 切板付きタンク。 - 【請求項4】 前記2つの分割ピースのうち一方の分割
ピースは前記2つの分割ピース同士の溶着部の内側に内
側ばり隠しリブを有しており、前記一方の分割ピースの
前記内側ばり隠しリブと前記仕切板との間に前記隙間が
存在して該隙間が溶着のばりによって閉塞され前記仕切
板と前記一方の分割ピースとの間がシールされる請求項
3記載の仕切板付きタンク。 - 【請求項5】 前記仕切板は外周部にリブを有してお
り、前記仕切板のリブと前記2つの分割ピースのうち一
方の分割ピースとの間に前記隙間が存在して該隙間が溶
着のばりによって閉塞され前記仕切板と前記一方の分割
ピースとの間がシールされる請求項3記載の仕切板付き
タンク。 - 【請求項6】 ケーシングと仕切板とからなり、 前記ケーシングは、2つの分割ピースの結合によって形
成され、内部に空間を有しており、 前記仕切板は、前記ケーシング内に設けられて前記ケー
シング内部の空間を複数の室に区画しており、 前記仕切板は、前記2つの分割ピース同士の結合と同時
に前記2つの分割ピースの少なくとも一方に固定、シー
ルされており、 前記2つの分割ピースの結合が溶着、フランジ面を接触
またはシール材でシールしたボルト締結のいずれかであ
り、 前記2つの分割ピースの結合が溶着である場合は、前記
仕切板と前記2つの分割ピースの少なくとも一方との固
定、シールが、接触のみ、シール材でシール、のいずれ
かであり、 前記2つの分割ピースの結合がフランジ面を接触または
シール材でシールしたボルト締結の場合は、 前記仕切板
と前記2つの分割ピースの少なくとも一方との固定、シ
ールが、溶着、接触のみ、シール材でシール、のいずれ
かである、 仕切板付きタンク。 - 【請求項7】 前記仕切板の外周部の一部は前記2つの
分割ピースのフランジ間に挟み込まれていない請求項6
記載の仕切板付きタンク。 - 【請求項8】 ケーシングと仕切板とからなり、 前記ケ
ーシングは、2つの分割ピースの結合によって形成さ
れ、内部に空間を有しており、 前記仕切板は、前記ケー
シング内に設けられて前記ケーシング内部の空間を複数
の室に区画しており、 前記仕切板は、前記2つの分割ピ
ース同士の結合と同時に前記2つの分割ピースの少なく
とも一方に固定、シールされており、前記仕切板付きタ
ンクが、内燃機関の吸気系部品であるレゾネーター、蓄
圧タンク、第2サージタンクのいずれか少なくとも1つ
が一体に形成されたサージタンクからなる、仕切板付き
タンク。 - 【請求項9】 前記仕切板は屈曲部を有する請求項6ま
たは請求項8記載の仕切板付きタンク。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2286098 | 1998-02-04 | ||
JP10-22860 | 1998-02-04 | ||
JP21602798A JP3019838B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-07-30 | 仕切板付きタンク |
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Family Applications (1)
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JP3894715B2 (ja) * | 2000-09-11 | 2007-03-22 | 株式会社ケーヒン | 吸気通路構造体の溶着構造 |
JP2006125227A (ja) | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Toyota Motor Corp | 合成樹脂製吸気マニホールドの溶着構造 |
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JP2016169618A (ja) * | 2015-03-11 | 2016-09-23 | 株式会社ケーヒン | 吸気マニホールド装置 |
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