JP3149343B2 - 通気型遮音壁構造 - Google Patents

通気型遮音壁構造

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JP3149343B2 JP27063295A JP27063295A JP3149343B2 JP 3149343 B2 JP3149343 B2 JP 3149343B2 JP 27063295 A JP27063295 A JP 27063295A JP 27063295 A JP27063295 A JP 27063295A JP 3149343 B2 JP3149343 B2 JP 3149343B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車エンジンのアンダ
ーカバーなどに用いられて騒音エネルギーを吸収減衰さ
せて騒音を低減する通気型遮音壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の騒音低減装置としては、例
えば特開昭59−188722号公報に記載されたもの
は公知である。この公報の騒音低減装置は、図7の
(a)及び(b)に示すように騒音源であるエンジンa
の直下に、車体bに固定されたエンジンアンダカバーc
を設けて、このエンジンアンダカバーcによりエンジン
aの騒音が外部へ漏れるのを防止するように構成されて
いる。
【0003】またエンジンアンダカバーcは、多数の吸
音孔dを有する内側アンダカバーeと、その下側に配置
された外側アンダカバーfより構成されていて、内側ア
ンダカバーeと外側アンダカバーfの間には空気層gが
形成されている。
【0004】そして、上記の構造により、エンジンaよ
り発生された騒音エネルギーを、まず吸音孔dの内周面
との摩擦により消耗させ、次に空気層gにより音を繰返
し反射させて騒音エネルギーをさらに減衰させると共
に、密閉構造を有する外側アンダカバーeにより騒音が
外側へ漏れるのを防止することにより騒音を低減させて
いる。
【0005】しかし、この騒音低減装置では、外側アン
ダカバーeが密閉構造となっているため、エンジンaの
冷却に必要な冷却空気を遮断してしまう。その結果、遮
音効果は得られても、エンジンaの冷却性能を劣化させ
てエンジンaのオーバヒートの原因となるなどの不具合
があった。
【0006】また、他の従来の通気型遮音壁構造1とし
て、先願の特願平5−322041に示した通りの図8
(a)及び(b)に示すように、上板2と下板3との2
枚以上の有孔板と、この有孔板に貫通して設けられた長
管部5を有し、前記有孔板に設けられた孔部4の空気質
量7と対向する有孔板間の空気ばね8により構成される
音響的な振動系とを介し通過される音と、前記長管部5
の空気質量6を通過される音との相互作用により遮音効
果と通気性の両方を両立させた構造のものもある。
【0007】通気型遮音壁構造1をこのように構成する
ことにより、上板2側に入射波xが到達すると、一部は
上板2に反射されて反射波x′となるが、残りは孔部4
及び長管部5を通過してそれぞれ透過波A及び透過波B
となり、合成されて透過波A十透過波Bが入射波x側と
反対側に達する。従って図9に示すように、孔部4に形
成される空気質量7と有孔板間に形成される音響的な振
動系との共振周波数f1と、長管部5の1次気柱共鳴の
周波数f2の間の周波数領域を遮音壁として機能する領
域にすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、実際に通気型遮音壁構造1をインジェク
ション工法によって製造する場合が考えられるが、この
インジェクション工法では高密度の金型を要するため金
型費が高く、また大きな製品では金型が大きくなってさ
らに費用が増大する。
【0009】そこで上型と下型との間の成形空間が開放
されているオープン金型による成形法が考えられる。こ
れによれば図10に示すように、長管部5の中央で有孔
板を上下二分割して上板2と下板3とをそれぞれでオー
プン金型で成形し、上板2と下板3とを長管部5の接着
部5aで接着して製造する。しかし、この構造では接着
部5aが上板2や下板3から相当距離があるため接着部
5aへの超音波の到達が不十分で、この接着に都合のよ
い超音波溶着工法は採用できず、また上下二分割して成
形する製造工程のバラツキなどによって接着部5aの形
状が異形をなしてしまい、長管部5の接着がうまくいか
ずに隙を生じて長管部5の内外部を連通する洩れ穴がで
き、図11のように狙いとする遮音性能が得られないと
いう問題点があった。
【0010】本発明はこの問題点を解決するために、実
際に自動車のエンジンアンダーカバー等で使用する場合
を想定し、安価で成形し易く遮音性能が確保できる通気
型遮音壁構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の通気型遮音壁構造は、少なくとも2枚のシエ
ルを対設させてこの両シエル間に空気層を形成してシエ
ル組立体を構成すると共に、前記両シエル各壁面に互い
に対向する孔部をそれぞれ設けると共に、該孔部に連通
し且つ互いに間隔を置いて対向する短管部をそれぞれ形
成して各孔部間に空気ばね部を形成し、一方のシエルの
内壁に前記孔部とは離間させた複数の長管部を立設形成
し、前記長管部端を他方のシエルの内壁に接合すると共
に、両シエルの壁面に前記長管部の内孔に連通する貫通
孔を形成し、前記孔部を中心に複数個の前記貫通孔を単
位遮音壁構造体とした構成を有している。
【0012】また、前記各シエルの内壁に前記孔部に連
通すると共に、互いに間隔をおいて対向する短管部をそ
れぞれ形成してもよい。
【0013】また、前記シエル組立体に2つ以上の単位
遮音壁構造体を配置して構成してもよい。
【0014】さらに、前記長管部端を前記シエルの壁面
に設けた貫通孔に嵌合させてもよく、前記長管部端面と
この長管部端面に当接する前記シエルの貫通孔周縁との
いずれか一方にテーパ形状の突起を形成してもよい。
【0015】また、前記長管部端を超音波溶着工法によ
って前記シエルの貫通孔周縁と接合してもよい。
【0016】また、この目的を達成するために本発明の
通気型遮音壁構造は、少なくとも2枚のシエルを対設さ
せてこの両シエル間に空気層を形成してシエル組立体を
構成すると共に、前記両シエル各壁面に互いに対向する
孔部をそれぞれ設けて各孔部間に空気ばね部を形成し、
一方のシエルの内壁と他方のシエルの内壁とに前記孔部
とは離間させ且つ孔部を中心として対称の位置にある長
管部をそれぞれ立設形成し、前記一方の長管部端を前記
他方のシエルの内壁と、前記他方の長管部端を前記一方
のシエルの内壁とそれぞれ接合すると共に、両シエルの
壁面に前記長管部の内孔に連通する貫通孔を形成し、前
記孔部を中心に複数個の前記貫通孔を単位遮音壁構造体
とした構成を有している。
【0017】従って、孔部と複数の長管部とで単位遮音
壁構造体を構成することによって、この単位遮音壁構造
体内で通気型遮音壁構造に求められる基本構成要件を満
たすと共に、この1単位遮音壁構造体を最小単位として
シエル組立体に配置することにより、どのような設置面
積や設置形状に対しても通気型遮音壁構造としての対応
が可能である。
【0018】また、長管部端をシエルの壁面に設けた貫
通孔に嵌合させるか、長管部端面とこの長管部端面に当
接するシエルの貫通孔周縁とのいずれか一方にテーパ形
状の突起を形成して超音波溶着工法によって接合するこ
とにより、長管部端とシエルの貫通孔周縁との接合が確
実になって遮音性能が向上する。
【0019】さらに、一方のシエルの内壁と他方のシエ
ルとの内壁に孔部を中心として対称の位置にある長管部
をそれぞれ立設形成して貫通孔を設けることにより、各
シエルが同一形状となり、同一成形型にて成形が可能と
なって各シエルを別個に成形する必要がなくコストが低
減する。
【0020】
【実施の形態】
(実施の形態1)以下、本発明の第一の実施例を図面を
参照して詳述する。
【0021】図1は本発明に係わる通気型遮音壁構造の
一部切欠斜視図、図2は上側シエルと下側シエルとを展
開した状態の斜視図である。
【0022】図1乃至図3において10は遮音壁構造体
の本体で、ほぼ同じ大きさに形成されたパネル状の上側
シエル20と下側シエル30より形成されている。これ
ら上、下側シエル20、30は例えば正方形に形成され
たパネル21、31の周辺に高さの低い側壁22、32
を有しており、これら側壁22、32の開口縁23、3
3は外側にほぼ直角に屈曲されていて、これら開口縁2
3、33を合致させることにより、内部に空気層15を
有する本体10が構成されている。
【0023】また図2に示すように、前記上側シエル2
0のパネル21には複数の円孔24が、またパネル21
の内面には高さの異なる2種類の円管状の長管部25と
短管部26とが形成されている。さらに、前記下側シエ
ル30のパネル31には、複数の円孔34が、またパネ
ル31の内面には高さの異なる2種類の円管状の長管部
35と短管部36とが形成されている。さらに、短管部
26には孔部11が、短管部36には孔部12が設けら
れている。
【0024】そして、これら円孔24と長管部25及び
短管部26は次の位置関係となっている。すなわち図2
に示すように、パネル21の内面に突設された短管部2
6はパネル21の中心線O−Oに対して対称位置に2個
づつ設けられており、これらの短管部26を中心とする
周辺部に1個ないし3個の円孔24と、3個ないし1個
の長管部25がそれぞれ配置されている。
【0025】また、パネル21とパネル31との間に設
けた仮想中心線P−Pを中心としてパネル21を矢印方
向にパネル31に重ね合わせた時に、パネル21の短管
部26に対応してパネル31の短管部36が、円孔24
に対応して長管部35が、長管部25に対応して円孔3
4がそれぞれ対向するように配置されている。この時図
3(a)及び(b)に示すように、各パネル21、31
の短管部26、36は隙間を存して互いに対向してこの
隙間に空気ばね部16を形成しており、パネル21の長
管部25はパネル31の円孔34の周縁に当接して溶着
部25aを形成して超音波溶着され、さらに貫通孔13
を形成している。また、パネル31の長管部35はパネ
ル21の円孔24の周縁に当接して溶着部35aを形成
して超音波溶着され、さらに貫通孔14を形成してい
る。
【0026】また、孔部11、12とこの周辺部に配置
された複数の貫通孔13、14とで単位遮音壁構造体D
を構成しており(図1)、また1単位遮音壁構造体内で
は円孔24、34と長管部25、35とは同数配置され
ている。
【0027】以上のように孔部11、12を中心とし
て、これと貫通孔13、14とで単位遮音壁構造体Dを
構成することにより、1単位遮音壁構造体D内において
通気型遮音壁構造10に求められる基本構成要件を満た
すと共に、この1単位遮音壁構造体Dを最小単位として
配置することにより、狭い面積から広い面積のどのよう
な設置面積や設置形状に対しても通気型遮音壁構造10
としての対応が可能である。
【0028】また、1単位遮音壁構造体内では円孔24
と長管部35、円孔34と長管部25はパネル21、3
1にそれぞれ短管部26、36を中心として対称の位置
にあって互いに対向して配置されているので、図2に示
すように、各シエル20、30は同一形状となり、従っ
て同一成形型にて成形が可能であり各シエル20、30
を別個に成形する必要がない。
【0029】また、長管部25は円孔34周縁に当接す
る構造の他に、長管部25、35端を円孔34、24内
面に嵌合させて超音波によって溶着することにより、長
管部25、35と円孔34、24との接合が確実となっ
て遮音性能を向上させることができる。
【0030】(実施の形態2)以下に本発明の第二の実
施例を図面を参照しながら説明する。
【0031】図4及び図5はパネル21の短管部26周
辺の長管部25と円孔24の数を偶数個にし、かつ長管
部25と円孔24の数を同数配置し、またパネル31の
短管部36、円孔34及び長管部35をパネル21の短
管部26、長管部25及び円孔24にそれぞれ対応させ
たものであり、図4は中心線Q−Qに対して対称配置と
なっており、図5は中心線R−Rに対して対称配置とな
っている。
【0032】このように、長管部25、35と円孔3
4、24とをそれぞれ偶数個配置することによって、超
音波溶着時の超音波振動エネルギの局部集中が防止でき
て、超音波溶着を確実に施工することができる。
【0033】また、1単位遮音壁構造体内で長管部25
と円孔34、長管部35と円孔24とをそれぞれ短管部
26、36を中心として対称の位置で互いに対向してパ
ネル21、31に配列することにより、各シエル20、
30が同一形状となってこれらを別個に成形する必要が
なく、同一成形型での兼用が可能になって製品のコスト
低減を図ることができる。
【0034】(実施の形態3)図6(a)及び(b)は
パネル21の長管部25端面もしくはパネル31の円孔
34周縁にテーパ型のリング状突起25a、34aを形
成した第三の実施例を示すものである。これにによっ
て、超音波溶着時に安定的な溶着が可能となり遮音性能
の向上を図ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は、少なくとも2枚
のシエルを対設させてこの両シエル間に空気層を形成し
てシエル組立体を構成すると共に、前記両シエル各壁面
に互いに対向する孔部をそれぞれ設けると共に、該孔部
に連通し且つ互いに間隔を置いて対向する短管部をそれ
ぞれ形成して各孔部間に空気ばね部を形成し、一方のシ
エルの内壁に前記孔部とは離間させた複数の長管部を立
設形成し、前記長管部端を他方のシエルの内壁に接合す
ると共に、両シエルの壁面に前記長管部の内孔に連通す
る貫通孔を形成し、前記孔部を中心に複数個の前記貫通
孔を単位遮音壁構造体とすることにより、この単位遮音
壁構造体内で通気型遮音壁構造に求められる基本構成要
件を満たすと共に、この1単位遮音壁構造体を最小単位
としてシエル組立体に配置することにより、どのような
設置面積や設置形状に対しても通気型遮音壁構造として
の対応が可能である。
【0036】また、長管部端を前記シエルの壁面に設け
た貫通孔に嵌合させるか、長管部端面とこの長管部端面
に当接するシエルの貫通孔周縁とのいずれか一方にテー
パ形状の突起を形成して超音波溶着工法によって接合す
ることにより、長管部端とシエルの貫通孔周縁との接合
が確実になって遮音性能が向上する。
【0037】また、少なくとも2枚のシエルを対設させ
てこの両シエル間に空気層を形成してシエル組立体を構
成すると共に、前記両シエル各壁面に互いに対向する孔
部をそれぞれ設けて各孔部間に空気ばね部を形成し、一
方のシエルの内壁と他方のシエルとの内壁に前記孔部と
は離間させ且つ孔部を中心として対称の位置にある長管
部をそれぞれ立設形成し、前記一方の長管部端を前記他
方のシエルの内壁と、前記他方の長管部端を前記一方の
シエルの内壁とそれぞれ接合すると共に、両シエルの壁
面に前記長管部の内孔に連通する貫通孔を形成し、前記
孔部を中心に複数個の前記貫通孔を単位遮音壁構造体と
することにより、各シエルが同一形状となり、同一成形
型にて成形が可能となって各シエルを別個に成形する必
要がなくコストが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態になる通気型遮音壁
構造の一部切欠斜視図である。
【図2】同通気型遮音壁構造の展開斜視図である。
【図3】(a)同通気型遮音壁構造の長管部の溶着前の
断面図である。 (b)同通気型遮音壁構造の長管部の溶着後の断面図で
ある。
【図4】本発明の第二の実施の形態になる通気型遮音壁
構造の展開斜視図である。
【図5】同長管部の配置の異なる他の通気型遮音壁構造
の展開斜視図である。
【図6】本発明の第三の実施の形態になる通気型遮音壁
構造の長管部の断面図である。 (a)長管部端面に突起を設けた溶着構造である。 (b)円孔部周縁に突起を設けた溶着構造である。
【図7】(a)従来のエンジン騒音低減装置を示す説明
図である。 (b)同騒音低減装置の斜視図である。
【図8】(a)従来の通気型遮音壁構造の斜視図であ
る。 (b)同通気型遮音壁構造のメカニズムを示す説明図で
ある。
【図9】同通気型遮音壁構造の遮音効果を示す線図であ
る。
【図10】同通気型遮音壁構造の長管部の溶着構造の断
面図である。
【図11】同通気型遮音壁構造の遮音効果の低下した例
を示す線図である。
【符号の説明】
10 通気型遮音壁構造 11、12 孔部 13、14 貫通孔 15 空気層 20 上側シエル 24、34 円孔 25、35 長管部 26、36 短管部 30 下側シエル D 単位遮音壁構造体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G10K 11/172 G10K 11/16 E (72)発明者 寺島 泰英 静岡県富士市五味島19−1 山川工業株 式会社内 (72)発明者 藤井 博 静岡県富士市五味島19−1 山川工業株 式会社内 (72)発明者 味岡 大典 静岡県富士市五味島19−1 山川工業株 式会社内 (56)参考文献 特開 平7−13573(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20 B60R 13/08 F02B 77/13 F02F 7/00 F16M 1/00 G10K 11/16 - 11/175

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚のシエルを対設させてこ
    の両シエル間に空気層を形成してシエル組立体を構成す
    ると共に、前記両シエル各壁面に互いに対向する孔部を
    それぞれ設けると共に、該孔部に連通し且つ互いに間隔
    を置いて対向する短管部をそれぞれ形成して各孔部間に
    空気ばね部を形成し、一方のシエルの内壁に前記孔部と
    は離間させた複数の長管部を立設形成し、前記長管部端
    を他方のシエルの内壁に接合すると共に、両シエルの壁
    面に前記長管部の内孔に連通する貫通孔を形成した遮音
    壁構造において、前記孔部を中心に複数個の前記貫通孔
    を単位遮音壁構造体としたことを特徴とする通気型遮音
    壁構造。
  2. 【請求項2】 前記シエル組立体に2つ以上の単位遮音
    壁構造体を配置して構成した請求項1記載の通気型遮音
    壁構造。
  3. 【請求項3】 前記長管部端を前記シエルの壁面に設け
    た貫通孔に嵌合させた請求項1または2記載の通気型遮
    音壁構造。
  4. 【請求項4】 前記長管部端面とこの長管部端面に当接
    する前記シエルの貫通孔周縁とのいずれか一方にテーパ
    形状の突起を形成した請求項1ないし3記載の通気型遮
    音壁構造。
  5. 【請求項5】 前記長管部端を超音波溶着工法によって
    前記シエルの貫通孔周縁と接合した請求項1ないし4記
    載の通気型遮音壁構造。
  6. 【請求項6】 少なくとも2枚のシエルを対設させてこ
    の両シエル間に空気層を形成してシエル組立体を構成す
    ると共に、前記両シエル各壁面に互いに対向する孔部を
    それぞれ設けて各孔部間に空気ばね部を形成し、一方の
    シエルの内壁と他方のシエルの内壁とに前記孔部とは離
    間させ且つ孔部を中心として対称の位置にある長管部を
    それぞれ立設形成し、前記一方の長管部端を前記他方の
    シエルの内壁と、前記他方の長管部端を前記一方のシエ
    ルの内壁とそれぞれ接合すると共に、両シエルの壁面に
    前記長管部の内孔に連通する貫通孔を形成し、前記孔部
    を中心に複数個の前記貫通孔を単位遮音壁構造体とした
    ことを特徴とする通気型遮音壁構造。
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AU738186B3 (en) * 2001-01-04 2001-09-13 Wang Chao Hsiang Sound absorbing panel
KR20020092687A (ko) * 2001-06-05 2002-12-12 현대자동차주식회사 차량 엔진용 언더 커버

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