JPH063136Y2 - マフラパイプかしめ固定におけるレゾネース構造 - Google Patents

マフラパイプかしめ固定におけるレゾネース構造

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JPH063136Y2
JPH063136Y2 JP1989004870U JP487089U JPH063136Y2 JP H063136 Y2 JPH063136 Y2 JP H063136Y2 JP 1989004870 U JP1989004870 U JP 1989004870U JP 487089 U JP487089 U JP 487089U JP H063136 Y2 JPH063136 Y2 JP H063136Y2
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JP
Japan
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pipe
outer plate
muffler
inlet pipe
locked
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JP1989004870U
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慶太 浅川
卯一 前田
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Futaba Industrial Co Ltd
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Futaba Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車の排気音を消音するマフラにおいて、
フロントアウタプレート及びリヤアウタプレートにかし
め固定されたインレットパイプ及びアウトレットパイプ
(以後この両パイプを総称してマフラパイプと言う)の
レゾネース構造に関するものである。
[従来技術] 従来、マフラ10は第2図の構造を有している。即ち筒
状のアウタシェル11の前後両端部はここにかしめ着さ
れたフロントアウタプレート12及びリヤアウタプレー
ト13により閉鎖されており、アウタシェル11の内部
にはセパレータ14,15が配置されている。フロント
アウタプレート12およびセパレータ14にはインレッ
トパイプ16が取り付けられている。インレットパイプ
16とフロントアウタプレート12との取り付けはUロ
ック構造(インレットパイプ16がその全円周に沿って
半径方向に2山拡管され、両山間の谷16aにフロント
アウタプレート12の挿入孔12aに設けたフランジ1
2bが嵌装固定されている。そして谷16aの直径はイ
ンレットパイプ16の直径より大きくなっている。)と
なっている。又インレットパイプ16とセパレータ14
との取り付けはリジロック構造(インレットパイプ16
が円周方向に沿って部分的に半径方向に2山拡管され、
両山間の谷16b及びインナパイプ16の拡管されない
部分の外周面にセパレータ14の挿入孔14aに設けた
フランジ14bが嵌装固定されている。そして谷16b
の直径はインレットパイプ16の直径とほぼ同じになっ
ている。)となっている。同様にアウトレットパイプ1
7はリヤアウタプレート13にUロック構造で結合さ
れ、セパレータ15にリジロック構造で結合されてい
る。セパレータ15には共鳴パイプ18がインレットパ
イプ16とほぼ同軸にリジロックされ、セパーレータ1
4には共鳴パイプ19がアウトレットパイプ17とほぼ
同軸にリジロックされている。エンジンから排出される
排気ガスはインレットパイプ16からアウトレットパイ
プ17を経てマフラ10外に排出される。この際マフラ
10内で排気ガスの一部は共鳴パイプ18,19を流れ
共鳴及び拡張などにより消音される。フロントアウタプ
レート12及びリヤアウタプレート13におけるUロッ
ク構造は気密性を有しており、アウタシェル11内の排
気 ガスがUロック部から外部へ漏れるのを防止している。
[考案が解決しようとする課題] 上記の構成において、近年エンジンの高出力化により排
気ガスの衝撃波が増大したためマフラのアウタシェル1
1から放射音(異音)、ビビリ音が発生し、又排気ビビ
リ音が発生するようになった。
この対策として第3図に示すようにマフラ10内部のイ
ンレットパイプ16の一部にパンチ孔を設けてパイプ1
6をパンチング構造とし、その周わりにグラスウールな
どの吸音材20を巻き付けその外側にカバーパイプ21
を装着するといういわゆるリゾネース構造を採用してい
る。
然しインレットパイプ16はフロントアウタプレート1
2にUロック構造でかしめ結合される関係上強度の大き
な鋼管が使用されているのでパンチング加工することは
困難であり、又コスト高となる欠点がある。
この対策として第4図(イ)に示すように方形のブラン
ク材22を第4図(ロ)に示すようにパンチ加工した後
ロールし、会わせ目を部分溶接又は連続溶接した巻きパ
イプ23をインレットパイプ又はアウトレットパイプに
使用したものがあるがこの巻きパイプ23はこれをアウ
タプレートにUロック結合する際合せ目が開いて了った
り、合せ部の溶接が割れてしまって排気ガスが漏れるこ
とがある。
この考案は鋼管をマフラのアウタプレートにUロック結
合して充分な強度と気密性、耐久性を保持するとともに
安価なレゾネース構造の提供を課題とする。
[課題を解決するための技術的手段] 上記の課題を解決するためこの考案はインレットパイプ
及びアウトレットパイプがそれぞれフロントアウタプレ
ート及びリヤアウタプレートにUロック結合されている
マフラにおいて、前記インレットパイプ及びアウトレッ
トパイプの少なくとも一方を鋼管とし、その内部に、両
端部が大径に、中央部が小径に形成され、中央部に複数
の貫通孔を有する孔空きパイプを挿入し、小径の中央部
を吸音材で囲んだ構成を有している。
[作用] 排気ガスは貫通孔を有するマフラパイプ内を高速で流れ
るが、その際排気ガスの衝撃波や異音につながる高周波
音は吸音材に吸収され、衝撃波が低減され、マフラのア
ウタシェルから放射音(異音)、ビビリ音の発生や、排
気ビビリ音の発生がなくなる。又マフラパイプは鋼管を
使用しているのでマフラのアウタプレートとUロック結
合しても割れることがなく充分な強度と気密性、耐久性
を保持する。
[実施例] 以下実施例を示す第1図によりこの考案を説明する。な
お、第2図と同じ構成要素に対しては同じ符号を付しそ
の説明を省く。第1図においてインレットパイプ16は
鋼管(通常の造管機で製造された連続溶接パイプ)で作
られ、フロントアウタプレート12にUロック結合さ
れ、セパレータ14にリジロック結合されている。イン
レットパイプ12内にはパンチングパイプ31が挿入さ
れている。パンチングパイプ31の中央部は小径部31
aとなっており、ここに多数の貫通孔(パンチ孔)32
が貫設されている。両端部31b,31cはパンチング
パイプ31本来の外径を有しており、その外径寸法はイ
ンレットパイプ16内に嵌合可能の寸法になっている。
小径部31aとインレットパイプ16の内面との間の隙
間33にはグラスウールなどの吸音材34が充填されて
いる。又パンチングパイプ31の長さはインナレットパ
イプ16がフロントアウタプレート12にUロックさ
れ、セパレータ14にリジロックされるのを妨げない寸
法に設定されている。アウトレットパイプ17はリヤア
ウタプレート13にUロックされ、セパレータ14にリ
ジロックされているがセパレータ15に圧入支持されて
いる。
上記の構成において、排気ガスはインレットパイプ16
内を高速で流れるが、その際排気ガスの衝撃波や高周波
成分は貫通孔32から吸音材34により吸収されるので
衝撃波は減衰され、マフラのアウタシェル11から放射
音(異音)、ビビリ音の発生や、排気ビビリ音の発生が
なくなる。又インレットパイプ16は鋼管を使用してい
るのでマフラ30のフロントアウタプレート12とUロ
ック結合しても割れることがなく充分な強度と気密性、
耐久性を保持する。
パンチングパイプ31の組合せは容易であり、貫通孔3
2の直径、配置、個数の異なるものを複数個用意してお
き、又吸音材34も複数種類用意しておくと、これらを
組み合わすとこにより用意に最高のレゾネース機能を有
するものを見付けることができる。
この実施例ではパンチングパイプ31をインレットパイ
プ16に取り付けているが、アウトレットパイプ17に
取り付けてもよいし、両パイプ16,17に取り付けて
もよい。
[効果] この考案は上記の構成を有するので次のような優れた効
果を有する。
(イ)製作が容易で安価なレゾネース構造を提供する。
(ロ)鋼管をマフラのアウタプレートにUロック結合す
るので鋼管は割れることなく、充分な強度と耐久性と気
密性とを保持する。
(ハ)孔空きパイプの組合せは容易であり、貫通孔の直
径、配置、個数の異なるものを複数個用意しておき、又
吸音材も複数種類用意しておくと、これらの組み合わせ
により用意に最高のレゾネース機能を有するものを見付
けることができ、又共同化、共通化と言うことも容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の縦断正面図を示す。第2図は従来の
マフラの縦断正面図を示す。第3図は従来のレゾネース
構造を示す。第4図は巻きパイプの製造工程を示す。 12…フロントアウタプレート 13…リヤアウタプレート 16…インレットパイプ 17…アウトレットパイプ 31…パンチングパイプ(孔あきパイプ) 34…吸音材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インレットパイプ及びアウトレットパイプ
    がそれぞれフロントアウタプレート及びリヤアウタプレ
    ートにUロック結合されているマフラにおいて、前記イ
    ンレットパイプ及びアウトレットパイプの少なくとも一
    方を鋼管とし、その内部に、両端部が大径に、中央部が
    小径に形成され、中央部に複数の貫通孔を有する孔空き
    パイプを挿入し、小径の中央部を吸音材で囲んだことを
    特徴とするマフラパイプかしめ固定におけるレゾネース
    構造。
JP1989004870U 1989-01-19 1989-01-19 マフラパイプかしめ固定におけるレゾネース構造 Expired - Lifetime JPH063136Y2 (ja)

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JPH0296416U JPH0296416U (ja) 1990-08-01
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JP4132489B2 (ja) * 1999-10-19 2008-08-13 本田技研工業株式会社 マフラー構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824406U (ja) * 1981-08-10 1983-02-16 愛知機械工業株式会社 内燃機関オイルパンの制振装置

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