JPS6216373Y2 - - Google Patents

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JPS6216373Y2
JPS6216373Y2 JP1980164419U JP16441980U JPS6216373Y2 JP S6216373 Y2 JPS6216373 Y2 JP S6216373Y2 JP 1980164419 U JP1980164419 U JP 1980164419U JP 16441980 U JP16441980 U JP 16441980U JP S6216373 Y2 JPS6216373 Y2 JP S6216373Y2
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JP
Japan
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panel
panels
sound insulation
spot welding
joint
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JP1980164419U
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JPS5785372U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は乗用車などのボデー本体を構成する
各プレス成形部品のスポツト溶接時において、そ
の接合面に遮音対策をなした自動車用本体パネル
の遮音構造に関する。
乗用車のボデー本体は、乗用車の各部曲面形状
にプレス成形されたパネルをアツセンブリして1
個のボデー本体に組上げられる。
一例として、エンジンルームEと車室内Rとの
隔壁部分について第1図を用いて説明すると、こ
の部分は床面を構成するフロントフロア1、隔壁
を構成するダツシユロア2、その上部に設けられ
たダツシユアツパー3、このダツシユアツパー3
と上部パネル間に空間を形成するカウルトツプ
4、カウルトツプグリル5などからなり、またダ
ツシユロア2の車室R側には必要に応じて補強用
の断面〓形のレール6などが組立られる。
これは全て薄鋼板のプレス成形体であるため組
立に際しては、夫々“合わせしろ”を重ね合わせ
て適宜間隔でスポツト溶接により溶接され、一体
化される。これらの接合は巨視的には完全に一体
化されるように見える。
しかしながら、微視的には第2図に示す如くパ
ネルA,Bを重ね合わせ、スポツト溶接した部分
Cは完全固着されるが、そうでない部分は波形の
空隙Dが形成され、特に合わせしろ面積(ラツ
プ)が大きい場合にはこの傾向が大となる。
ところで特にエンジンルームEと車室Rとの間
にはエンジンの振動や騒音を断つために遮音対
策、例えば車室R内のダツシユロア部分等にイン
シユレータ用マツト等を敷設しているが、前記の
ように各パネル間に微少隙間が形成される現状で
はこのような対策を施したとしてもパネル間の隙
間を伝つて入り込む振動、騒音は防止できない。
また、上記補強用レール6などのように空間を
形成する部品が取付けられ、かつその取付け端が
第2図の如く完全に密閉されていない場合にはそ
の空間による共鳴現象により、騒音が増幅され空
隙Dを縫つて車内に伝わることも現在までに確認
されている。
そこでこの考案は上記ボデー本体を構成する各
パネルのフラツトな接合面に弾性に富むシーリン
グ材を介挿することにより、各接合部間を完全に
密閉するようにした自動車用本体パネルの遮音構
造を提供するものである。
以下この考案を第3図以下の図面を用いて詳細
に説明する。
同第3図はこの考案に係る遮音構造を施したパ
ネル10,11の接合部分を示すもので、これら
パネル10,11のフラツトな部分であつて、点
溶接を行なう接合部分の合わせしろの間には厚み
1mm以下のシーリング材12が介挿されている。
このシーリング材12は例えばジエン系(ブタ
ジエン・スチレン・ブタジエン−アクリロニトリ
ル)チオコール系、オレフイン系(エチレン、プ
ロピレン、クロロスルフオン化ポリエチレン)、
ビニル系等の合成樹脂弾性体のようにシール性及
び弾性に富む材料からなり、上記合わせしろの一
方または双方に予め塗布または添設したものであ
る。
したがつて、このようにシーリング材12を介
挿した両パネル10,11は点溶接されて接合さ
れ、第4図に示すように等ピツチで溶接部分13
が形成され、この部分のパネル材が溶融固化する
とともに、電極(図示せず)の押圧力によりその
部分の外皮が凹み、かつ各ピツチ間は波形に膨化
する。また溶接部分13の周縁において、上記シ
ーリング材12はその局部加熱によつて溶融また
は灰化し、第5図に示すような空隙14が生ず
る。ここで上記点溶接におけるラツプ及びピツチ
が大であれば、依然として上記合わせしろ間には
シーリング材12が充填介在されており、これに
よりパネル10,11間は気密にシールされるこ
とになる。
なお点溶接を良好に行うための条件として両パ
ネル10,11間の表面には一切の夾雑物を介在
しないことである。この場合のシーリング材20
としては第6図aに示すように点溶接ピツチに等
しいピツチで穴21を開口したシート状のもので
構成し、この穴21の部分に同図bに示す点溶接
すればよい。
以上説明したようにこの考案にあつては上述の
如く弾性に富むシーリング材をパネルのフラツト
な部分であつて点溶接を行なう接合面間に介挿す
ることによつて、両者間の間隙は完全にシールさ
れる。したがつてこの考案を例えば第1図のよう
な車室とエンジンルームとを仕切る各パネルの接
合面に適用した場合にはエンジンルームからの騒
音や振動は各パネルの接合面から漏れて車室内に
伝わることなく、良好な遮蔽効果を得ることがで
きる。
すなわち第7図に示すものは上記遮音構造を有
するパネルと、そうでないパネルとの透過損失に
ついて比較測した結果を示すものである。このも
のは1.2mm厚の基板パネルに対し、0.6mm厚のパネ
ルを等ピツチでスポツト溶接した場合の結果を示
し、同図からも明らかなように本考案に係る遮音
構造のものは周波数ほぼ全域に亘つて透過損失が
高く、良好な遮音効果となつている。
【図面の簡単な説明】
第1図はエンジンルームと車室内との隔壁部分
における各パネルの組立形状を示す断面図、第2
図はパネルの接合部分の拡大断面図、第3図はこ
の考案に係るパネルの接合部分の拡大断面図、第
4図は同接合部分における点溶接後の拡大断面
図、第5図は第4図の5−5線断面図、第6図
a,bはこの考案の他の実施例における接合部分
及び点溶接後の状態を示す拡大断面図、第7図は
遮音構造を施したものと、そうでないパネルの透
過損失を比較したグラフである。 10,11……パネル、12,20……シーリ
ング材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のボデイ本体を構成する各パネルを重ね
    合わせてフラツトな部分において点溶接を行なつ
    て接合するものにおいて、上記フラツトな点溶接
    部のパネル接合面間に弾性に富むシーリング部材
    を介挿したことを特徴とする自動車用本体パネル
    の遮音構造。
JP1980164419U 1980-11-17 1980-11-17 Expired JPS6216373Y2 (ja)

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JP1980164419U JPS6216373Y2 (ja) 1980-11-17 1980-11-17

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JP1980164419U JPS6216373Y2 (ja) 1980-11-17 1980-11-17

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JPS5785372U JPS5785372U (ja) 1982-05-26
JPS6216373Y2 true JPS6216373Y2 (ja) 1987-04-24

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ID=29523152

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6081176U (ja) * 1983-11-10 1985-06-05 三菱自動車工業株式会社 車体構造
JPH0733980Y2 (ja) * 1987-03-18 1995-08-02 マツダ株式会社 自動車の前部車体構造

Citations (2)

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JPS527524A (en) * 1975-07-03 1977-01-20 Mitsubishi Motors Corp Method of coupling panels of automobile
JPS5667214A (en) * 1979-11-05 1981-06-06 Fuji Heavy Ind Ltd Sealing of joint part between metal products

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5479618U (ja) * 1977-11-16 1979-06-06
JPS5617252Y2 (ja) * 1977-12-28 1981-04-22

Patent Citations (2)

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JPS5785372U (ja) 1982-05-26

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