JP3211993B2 - ハウジングレス式オイルクーラ及びその製造方法 - Google Patents
ハウジングレス式オイルクーラ及びその製造方法Info
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Description
積層して形成されるハウジングレス式オイルクーラ及び
その製造方法に関する。
るハウジングレス式オイルクーラとして、例えば、実開
平4−87726号公報に示すものが知られている。
グレス式オイルクーラの一例を示す。図中、符号1はア
ルミニウム製の第一プレート3と第二プレート5を交互
に積層して形成したコア部で、当該コア部1の上部には
複合タンク4が載置され、複合タンク4では、アルミニ
ウム製の上ケーシング7と下ケーシング9によって冷却
水の入口タンク11と出口タンク13が形成されてお
り、第一プレート3に設けた2つの冷却水通路孔15
が、夫々、入口タンク11と出口タンク13に開口して
いる。
と下ケーシング9の中央には貫通孔17,19が形成さ
れると共に、第一プレート3に設けた2つのオイル通路
孔21の一方と連通する貫通孔22が下ケーシング9に
形成されており、第一プレート3の他方のオイル通路孔
21は下ケーシング9で閉塞されるようになっている。
そして、上ケーシング7には、冷却水導入管23と冷却
水導出管25が180°の間隔を置いて同軸上に挿着さ
れており、冷却水導入管23と冷却水導出管25の各挿
入側端部23a,25aは、夫々、入口タンク11と出
口タンク13に開口している。
製の下板27,補強板29,取付板31が順次配置され
ており、各板27,29,31の中央に貫通孔33,3
5,37が、上記貫通孔17,19と同軸上に形成され
ている。
方には、第二プレート5に設けた2つのオイル通路孔2
1の一方に開口するオイル流入孔39が形成されてお
り、第二プレート5の他方のオイル通路孔21は下板2
7で閉塞されている。更に、第二プレート5側の冷却水
通路孔15,15も下板27によって閉塞され、又、取
付板31の下部にはパッキング41が取り付けられてい
る。
3及び第二プレート5の中央には貫通孔43,45が形
成されており、両貫通孔43,45にはアルミニウムか
らなるカラー部材47が挿着されている。そして、カラ
ー部材47には、図13に示すようにスタッドボルトか
らなり、エンジンのブラケット49に固定されてオイル
流出通路を形成するオイル戻り管51が挿通されてお
り、当該オイル戻り管51の上部に形成された螺子部5
3にナット55を螺合することによって、コア部1がブ
ラケット49に固定されている。勿論、オイル戻り管5
1とナット55を一体としたスタッドボルトにて、ブラ
ケット49に螺合することも可能である。
レート5には、中心から90°の間隔を置いて4個の貫
通孔が形成されており、対向する2個の貫通孔が上述し
た冷却水通路孔15とされ、又、対向する他の貫通孔が
上記オイル通路孔21とされている。
3のプレート本体3aの外周縁及び貫通孔縁には筒状部
57,59が一体形成され、又、第二プレート5のプレ
ート本体5aの外周縁及び貫通孔縁には、第一プレート
3のプレート本体3a側に突出する突出部61,63が
夫々一体形成されている。そして、図11及び図12に
示すように、第二プレート5の突出部61,63の外側
が第一プレート3の筒状部57,59の内側にろう付け
されて、第一プレート3の内側と第二プレート5の内側
とで冷却水通路65が形成され、又、第二プレート5の
外側,第一プレート3の外側及び第一プレート3の筒状
部57,59の内側とでオイル通路67が形成されてい
る。
の筒状部57には開口端側に大径部69が、プレート本
体3a側に小径部71が形成されており、上方の第一プ
レート3の大径部69が、隣接する下方の第一プレート
3の小径部71に嵌合状態でろう付けされて、第一プレ
ート3の間に第二プレート5が配置されている。
ラは、予め、各部品に非腐食性フラックスを塗布してこ
れを乾燥させた後、第一プレート3の筒状部57,59
に第二プレート5の突出部61,63を嵌合し、更に、
第一プレート3の大径部69を他の第一プレート3の小
径部71に嵌合し、これらプレート3,5の中心の貫通
孔43,45にカラー部材47を挿入してコア部1を形
成した後、上下ケーシング7,9と下板27,補強板2
9,取付板31を取り付け、これらを炉中で加熱して各
部品をろう付けすることにより製造される。
ラでは、冷却水は冷却水導入管23から冷却水の入口タ
ンク11に流入した後、第一プレート3及び第二プレー
ト5の冷却水通路孔15を通り、各冷却水通路65を充
満した後、オイル通路67内のオイルと熱交換されて出
口タンク13側の冷却水導出管25から流出する。
ジン側のオイル入口通路73からコア部1の下部のオイ
ル流入孔39を通ってコア部1に流入し、そして、各オ
イル通路孔21を通ってオイル通路67を充満した後、
冷却水通路65内の冷却水と熱交換されてオイル出口タ
ンク75に流入し、その後、オイル出口タンク75の上
方に配置されたオイルフィルタ77で浄化されて、オイ
ル戻り管51を介してオイル出口通路79からエンジン
側に流出する構造となっている。
ジングレス式オイルクーラにあっては、コア部1の上部
で、オイルと冷却水を別々に出入りさせる構造になって
おり、オイル出入口経路と冷却水出入口経路がコア部1
の上部の空間を占有している。そのため、オイル出口タ
ンク75が、上ケーシング7と下ケーシング9とで形成
され、上ケーシング7の上に載置されるオイルフィルタ
77とオイル出口タンク75を連通させるため、上ケー
シング7の中央には開口孔が形成され、従って、中央に
開口孔を有する上ケーシング7は、中央が撓み自在で周
縁部で支持された片持状となっている。このような構造
のハウジングレス式オイルクーラでは、オイルフィルタ
77を強固に締め付けると、上ケーシング7の上面であ
るオイルフィルタシール面81の中央が片持状に撓む変
形をし、オイルフィルタ77と当該ハウジングレス式オ
イルクーラの上ケーシング7のオイルフィルタシール面
81とのシール性を確保できず、オイル漏れが発生する
虞があった。
が、それらの各折曲円筒部を対向させた状態で、各折曲
円筒部をろう付けで固着することにより一体化される
が、上ケーシング7,下ケーシング9の各単品は、プレ
ス成形で加工されるため、折曲円筒部の先端が拡るよう
にスプリングバックする。そのため、折曲円筒部の合わ
せ面が合わさり難く、ろう付け品質を確保するのが困難
とされている。加えて、冷却水導入管23,冷却水導出
管25を下ケーシング9に取り付けるための高さ寸法を
確保したいという設計上の要求があるが、上述のよう
に、上ケーシング7,下ケーシング9を、それらの各折
曲円筒部を対向させて組み付け、また、上ケーシング7
の曲がりが大きいことから、プレス加工の際の単品の精
度不良を吸収することができず、上ケーシング7の高さ
寸法が大きくなり、当該ハウジングレス式オイルクーラ
をコンパクトにすることができなかった。
周面と上ケーシング7の折曲円筒部の内周面はろう付け
接合されるが、上ケーシング7,下ケーシング9は、プ
レス加工であるため、それらの各折曲円筒部を断面真円
形状に加工するのが難しくて合わせ面にも隙間が生じ、
ろう付け不良を起こし、オイルと冷却水の混入が発生す
る虞がある。
折曲円筒部の外周面と上ケーシング7の折曲円筒部の内
周面をろう付け接合するため、冷却水が流れるケーシン
グ9の入口タンク11,出口タンク13の内周面はろう
材層となっているので、耐食性が劣るという問題があっ
た。
なされたもので、その目的は、オイルフィルタ取付時の
過度の締め付けによるオイルフィルタシール面の変形を
防止するハウジングレス式オイルクーラ及びその製造方
法を提供することである。
グレス式オイルクーラは、中央に貫通孔が形成された複
数のプレートを交互に積層して、これらのプレート間に
冷却水通路とオイル通路を交互に形成してなるコア部
と、コア部上にアッパタンクを介して載置されたオイル
フィルタとを有し、コア部の貫通孔に、カラー部材を挿
入してなるハウジングレス式オイルクーラにおいて、こ
のアッパタンクを、ドーナツ状空間を内側に形成するよ
うに、オイルフィルタを支持する環状頂部に内筒部と外
筒部を連続させて構成し、前記内筒部に、複数のオイル
連通孔と開口部とを形成し、アッパタンクの開口部に接
合され、開口孔が形成されるとともにカラー部材の入口
端に接合するシートコネクタを設け、オイルフィルタと
一端開口が連通するオイル戻り管を、シートコネクタの
開口孔,カラー部材を挿通して配置したことを特徴とす
る。請求項2記載のハウジングレス式オイルクーラは、
中央に貫通孔が形成された複数のプレートを交互に積層
して、これらのプレート間に冷却水通路とオイル通路を
交互に形成してなるコア部と、コア部に複合タンクを介
して載置されたオイルフィルタとを有し、前記コア部の
貫通孔に、カラー部材を挿入してなるハウジングレス式
オイルクーラにおいて、前記複合タンクを、アッパタン
クと、このアッパタンクに内設されるとともに平坦部が
コア部の上に配置される仕切タンクとで構成し、このア
ッパタンクを、ドーナツ状空間を内側に形成するよう
に、オイルフィルタを支持する環状頂部に内筒部と外筒
部を連続させて構成し、前記内筒部に、複数のオイル連
通孔と開口部とを形成し、仕切タンクに、その平坦部に
貫通孔及びオイル通路孔を形成するとともに、アッパタ
ンクの内側に入口タンク室を形成する第1突起状仕切部
と、アッパタンクの内側に出口タンク室を形成する第2
突起状仕切部を形成し、アッパタンクの開口部に固着さ
れ、且つ、開口孔が形成されるとともにカラー部材の入
口端にろう付け接合されるシートコネクタを設け、アッ
パタンク,第1突起状仕切部を貫通して仕切タンクの入
口タンク室内に開口する冷却水導入管を、アッパタン
ク,第1突起状仕切部に接続し、アッパタンク,第2突
起状仕切部を貫通して仕切タンクの出口タンク室内に開
口する冷 却水導出管を、アッパタンク,第2突起状仕切
部に接続し、オイルフィルタと一端開口が連通するオイ
ル戻り管を、シートコネクタの開口孔,カラー部材を挿
通して配置したことを特徴とする。
ーラは、請求項2記載のハウジングレス式オイルクーラ
において、仕切タンクを、内周面側に犠牲腐食層を形成
するとともに外周面側にろう材層を形成したアルミニウ
ムのクラッド材で構成し、アッパタンクを、その内周面
側にろう材層を形成したアルミニウムのクラッド材で構
成したことを特徴とする。 請求項4記載のハウジングレ
ス式オイルクーラは、請求項2記載のハウジングレス式
オイルクーラにおいて、シートコネクタは、アッパタン
クの内筒部の開口部に当接する環状フランジを有してい
ることを特徴とする。
ーラは、請求項2記載のハウジングレス式オイルクーラ
において、仕切タンクの第1突起状仕切部及び第2突起
状仕切部の、アッパタンクの環状頂部の内壁面に接触す
る各頂部は平坦に構成され、該環状頂部の内壁面の一部
にろう付けで固着されることを特徴とする。
ーラの製造方法は、中央に貫通孔が形成された複数のプ
レートを交互に積層して、これらのプレート間に冷却水
通路と通路を交互に形成することによりアルミニウム製
のコア部を形成し、冷却水とオイルを仕切るアルミニウ
ム製の複合タンクを、コア部上に載置し、コア部の貫通
孔に、アルミニウム製のカラー部材を嵌挿してハウジン
グレス式オイルクーラを製造するハウジングレス式オイ
ルクーラの製造方法において、複合タンクを、アッパタ
ンクと、このアッパタンクに内設されるとともに平坦部
がコア部の上に配置される仕切タンクとで形成し、この
アッパタンクを、ドーナツ状空間を内側に形成するよう
に、オイルフィルタを支持する環状頂部に内筒部と外筒
部を連続させて形成し、前記内筒部に、複数のオイル連
通孔と開口部とを形成し、仕切タンクに、その平坦部に
貫通孔及びオイル通路孔を形成するとともに、アッパタ
ンクの内側に入口タンク室を形成する第1突起状仕切部
と、アッパタンクの内側に出口タンク室を形成する第2
突起状仕切部とを形成し、アッパタンク内に仕切タンク
を重ねた状態で、これらをコア部の上に載置し、開口孔
が形成されたシートコネクタを複合タンクのアッパタン
クの開口部に嵌挿し、カラー部材及びシートコネクタを
径外方に拡管することにより、コア部と複合タンクを仮
固定し、この状態で、シートコネクタを仕切タンクの平
坦部にろう付け固着して複合タンクとコア部を一体化す
ることを特徴とする。
においては、コア部の上部に被せられたアッパタンク
は、シートコネクタに接続して結合され、そのシートコ
ネクタは、カラー部材に力学的に接続している。 従っ
て、オイルフィルタの締め付け時、アッパタンクに作用
する力は、シートコネクタを介してカラー部材に伝達さ
れ、アッパタンクからコア部の上面に作用する力が減少
する。請求項2記載のハウジングレス式オイルクーラに
おいては、コア部の上部に被せられたアッパタンクは、
シートコネクタを介して仕切タンクと一体の閉空間剛体
物になっている。オイルフィルタの締め付け時、複合タ
ンクのアッパタンクに作用する力は、シートコネクタを
介してカラー部材に伝達され、アッパタンクからコア部
の上面に作用する力が減少する。
の内筒部の開口部がシートコネクタを介して仕切タンク
の平坦部に支持されているので、アッパタンク,仕切タ
ンク及びシートコネクタがオイルフィルタの強固な取付
部になっている。
ても、オイルフィルタシール面を構成するアッパタンク
の変形が少なくなる。そして、冷却水は、冷却水導入管
から、仕切タンクの第1突起状仕切部内の入口タンク室
に導かれ、入口タンク室から冷却水通路の入口を通っ
て、冷却水通路に流入し、冷却水通路を充満した後、オ
イル通路内のオイルと熱交換される。その後、冷却水
は、冷却水通路の出口から、仕切タンクの第2突起状仕
切部内の出口タンク室に導かれ、冷却水導出管に流出す
る。
し、オイル通路を充満した後、冷却水通路内の冷却水と
熱交換されてオイル通路の出口からアッパタンクの間の
環状空間に導かれ、さらに、アッパタンクのオイル連通
孔を通った後、オイルフィルタに導かれて浄化され、オ
イル戻り管へ流出する。
ーラにおいては、仕切タンクを、内周面側に犠牲腐食層
を形成するとともに外周面側にろう材層を形成したアル
ミニウムのクラッド材で構成し、アッパタンクを、その
内周面側にろう材層を形成したアルミニウムのクラッド
材で構成したので、アッパタンクと仕切タンクの面での
ろう付け接合を確保した上、入口タンク室,出口タンク
室内に充満した冷却水による腐食進行が少なくなる。
ーラにおいては、シートコネクタは、アッパタンクの内
筒部の開口部に当接する環状フランジを有しているの
で、シートコネクタは、その環状フランジを介して、ア
ッパタンクの内筒部の開口部を仕切タンクの方向に押圧
し、複合タンクとコア部の組み付けの際、シートコネク
タとアッパタンクの仮固定を可能にし、ろう付けを確実
にできる。
ーラにおいては、仕切タンクの第1突起状仕切部及び1
第2突起状仕切部の、アッパタンクの環状頂部の内壁面
に接触する各頂部は平坦に構成され、該環状頂部の内壁
面の一部にろう付けで固着されているので、ろう付けす
るためのアッパタンクと仕切タンクの面接触する範囲を
必要最小限に抑え、且つ、ろう付け範囲が面となってい
る。
ーラの製造方法は次の作用が生じる。中央に貫通孔が形
成された複数のプレートを交互に積層して、これらのプ
レート間に冷却水通路と通路を交互に形成することによ
りアルミニウム製のコア部を形成し、冷却水とオイルを
仕切るアルミニウム製の複合タンクを、コア部上に載置
し、コア部の貫通孔に、アルミニウム製のカラー部材を
嵌挿してハウジングレス式オイルクーラを製造するハウ
ジングレス式オイルクーラの製造方法において、複合タ
ンクを、アッパタンクと、このアッパタンクに内設され
るとともに平坦部がコア部の上に配置される仕切タンク
とで形成し、このアッパタンクを、ドーナツ状空間を内
側に形成するように、オイルフィルタを支持する環状頂
部に内筒部と外筒部を連続させて形成し、前記内筒部
に、複数のオイル連通孔と開口部とを形成し、仕切タン
クに、その平坦部に貫通孔及びオイル通路孔を形成する
とともに、アッパタンクの内側に入口タンク室を形成す
る第1突起状仕切部と、アッパタンクの内側に出口タン
ク室を形成する第2突起状仕切部とを形成し、アッパタ
ンク内に仕切タンクを重ねた状態で、これらをコア部の
上に載置し、開口孔が形成されたシートコネクタを複合
タンクのアッパタンクの開口部に嵌挿し、カラー部材及
びシートコネクタを径外方に拡管することにより、コア
部と複合タンクを仮固定し、この状態で、シートコネク
タを仕切タンクの平坦部にろう付け固着して複合タンク
とコア部を一体化する。
説明する。図1ないし図7に基づいて本発明の実施例に
係わるハウジングレス式オイルクーラ及びその製造方法
について説明する。本実施例においては、従来例と相違
する部分についてのみ説明し、同一構成部品については
同一符号を付してその説明を省略する。
ジングレス式オイルクーラは、従来例と同様の構造のコ
ア部1を有している。コア部1では、中央に貫通孔4
3,45が形成された第一プレート3及び第二プレート
5が交互に積層され、これらのプレート3,5間に冷却
水通路65とオイル通路67が交互に形成されている。
板101が配置されており、下板101の中央に貫通孔
101Aが形成されるとともに、貫通孔101Aの側方
に位置して、一方のオイル通路67の入口67Aに連通
するオイル流入孔101Bが形成されている。コア部1
の他方のオイル通路67の下端は下板101で閉塞され
ている。
製の上板103が配置されており、上板103の中央に
貫通孔103Aが形成されるとともに、貫通孔103A
の側方に位置して、他方のオイル通路67の出口67B
に連通するオイル流出孔105が形成されている。ま
た、上板103には、冷却水通路65の入口65A及び
出口65Bにそれぞれ連通する冷却水流入口107及び
冷却水流出口109が形成されている。
せられ、このアッパタンク111内に仕切タンク113
が配置されている。アッパタンク111と仕切タンク1
13とで複合タンク102が構成され、仕切タンク11
3の平坦部114(図6の斜線部分で図示)はコア部1
の上の上板103上に載置されている。
状にしてドーナツ状空間を内側に形成するように、オイ
ルフィルタ77を支持する環状頂部115に内筒部11
6と外筒部117を連続させて構成されており、前記内
筒部116に、複数のオイル連通孔118を形成すると
ともに、仕切タンク113の平坦部114からコア部軸
方向で所定の距離を隔てた位置に開口部119が形成さ
れている。
孔117B,117Bが形成されている。仕切タンク1
13に、その平坦部114に貫通孔118A及びオイル
通路孔119Aを形成するとともに、アッパタンク11
1の環状頂部115の一部を面で支持し内側に入口タン
ク室120を形成する第1突起状仕切部121と、アッ
パタンク111の環状頂部115の一部を面で支持し内
側に出口タンク室122を形成する第2突起状仕切部1
23とが形成されている。第1突起状仕切部121及び
第2突起状仕切部123の、アッパタンク111の環状
頂部115の内壁面に接触する各頂部は平坦に構成さ
れ、該環状頂部115の内壁面の一部にろう付けで固着
される。また、第1突起状仕切部121,第2突起状仕
切部123の外側面は傾斜して形成され、アッパータン
ク111の外筒部117も傾斜して形成され、それらは
互いに接触するようになっている。
間の環状空間124がオイルが通過する空間とされる。
そして、仕切タンク113は、内周面側に犠牲腐食層1
13Aを形成するとともに外周面側にろう材層113C
を芯材113Bの両側に形成したアルミニウムのクラッ
ド材で構成され、アッパタンク111は、その内周面側
にろう材層111Cを形成したアルミニウムのクラッド
材で構成されている。
層103C,103Cを形成して形成されたアルミニウ
ムのクラッド材で構成されている。従って、アッパタン
ク111と仕切タンク113の面でのろう付け接合を確
保した上、冷却水が充満する入口タンク室120,出口
タンク室122における第1突起状仕切部121,第2
突起状仕切部123の内周面側を犠牲腐食層にしてい
る。これにより、入口タンク室120,出口タンク室1
22内に充満した冷却水による腐食進行を少くし、入口
タンク室120,出口タンク室122における第1突起
状仕切部121,第2突起状仕切部123の耐食性を向
上させることができる。また、環状空間124は、ろう
材層111C,113Cで囲まれているが、冷却水が充
満することがないので、腐食進行の問題が生じる余地が
無い。なお、仕切タンク113の平坦部114の内周面
側の犠牲腐食層は、上板103のろう材層103Cとろ
う付け接合されるが、コア部1のすぐ上は冷却水側とな
っているので、腐食が貫通しても、オイルと冷却水が混
ざる問題を回避できる。
クタ125が載置されている。即ち、シートコネクタ1
25は、開口孔126を形成するとともに環状フランジ
127を有し、これにより、アッパタンク111の内筒
部116の開口部119に当接して該アッパタンク11
1を仕切タンク113の方向に押圧するようになってお
り、さらに、仕切タンク113の平坦部114の貫通孔
118A周辺付近を押す先端部128を有し、また、上
記開口孔126にカラー部材47に当接する内周段部1
26Aが形成されている。
28が仕切タンク113の平坦部114にろう付け接合
され、且つ、その内周段部126Aがカラー部材47の
入口端47Aの外周面にろう付け接合されており、シー
トコネクタ125は、アッパタンク111の開口部11
9と仕切タンク113の平坦部114を結合し、カラー
部材47の入口端47Aに力学的に接続している。
の環状フランジ127を介して、アッパタンク111の
内筒部116の開口部119を仕切タンク113の方向
に押圧するので、複合タンク102とコア部1の組み付
けの際、シートコネクタ125とアッパタンク111の
仮固定を可能にし、ろう付けを確実にできる。
部121及び第2突起状仕切部123には、アッパタン
ク111の取付孔117B,117Bに重なる取付孔1
21B,123Bがそれぞれ形成されている。
室120及び出口タンク室122に連通して冷却水導入
管129及び冷却水導出管130が、それぞれアッパタ
ンク111の取付孔117B,117B及び仕切タンク
113の取付孔121B,123Bに嵌め込まれて、ア
ッパタンク111、仕切タンク113に固定して接続さ
れている。
間に形成された環状空間124に、アッパタンク111
のオイル連通孔118を介してオイルフィルタ77を連
通させて、このオイルフィルタ77がアッパタンク11
1の環状頂部115の上に載置されている。
通孔118A,コア部1の第一プレート3の貫通孔4
3,第二プレート5の貫通孔45を挿通して装着されて
おり、オイルフィルタ77と一端開口が連通するオイル
戻り管131が、シートコネクタ125の開口孔12
6,カラー部材47を挿通して配置され、オイルをエン
ジン側へ還流させる。
れた螺子部131Aにナット132を螺合することによ
って、コア部1がブラケット(図示せず)に固定されて
いる。
は、冷却水導入管129から、仕切タンク113の第1
突起状仕切部121内の入口タンク室120に導かれ、
入口タンク室120から冷却水通路65の入口65Aを
通って、冷却水通路65に流入し、冷却水通路65を充
満した後、オイル通路67内のオイルと熱交換される。
65Bから、仕切タンク113の第2突起状仕切部12
3内の出口タンク室122に導かれ、冷却水導出管13
0に流出する。
に流入し、オイル通路67を充満した後、冷却水通路6
5内の冷却水と熱交換されてオイル通路67の出口67
Bから仕切タンク113と、アッパタンク111の間の
環状空間124を通って、オイルフィルタ77に導かれ
て浄化された後、オイル戻り管131へ流出する。
ラは、予め、各部品に非腐食性フラックスを塗布してこ
れを乾燥させた後、第一プレート3の筒状部57,59
に第二プレート5の突出部61,63を嵌合し、更に、
第一プレート3の大径部69を他の第一プレート3の小
径部71に嵌合し、さらに、上板103,下板101,
取付板31を順次取り付け、これらプレート3,4の中
心の貫通孔43,44にカラー部材47を挿入してコア
部1を形成した後、アッパタンク111内に仕切タンク
113を重ねた状態で、これらをコア部1の上に載置す
る。
13はプレス成形で加工され、組み付ける際、アッパタ
ンク111内に仕切タンク113が嵌まり込むように重
ね合わされる。
ート3,5の貫通孔43,45に嵌挿した後、シートコ
ネクタ125を複合タンク102のアッパタンク111
の開口部119に嵌挿し、適当な押圧手段により軸方向
の力をシートコネクタ125に与え、カラー部材47及
びシートコネクタ125を径外方に拡管することによ
り、コア部1,シートコネクタ125,複合タンク10
2を仮固定する。
品がろう付けされる。これにより、シートコネクタ12
5が仕切タンク113の平坦部114にろう付け固着さ
れ、アッパタンク111の内側のろー材が、該アッパタ
ンク111の開口部119とシートコネクタ125の嵌
合部間に浸透してアッパタンク111とシートコネクタ
125がろー付け接合され、コア部1と複合タンク10
2がシートコネクタ125を介して一体に固着され、当
該ハウジングレス式オイルクーラが製造される。なお、
アッパタンク111の開口部119とシートコネクタ1
25の嵌合部間にろー材入りのフラックスを塗布するこ
とでアッパタンク111とシートコネクタ125のろー
付け接合をより良くすることもできる。
る。 (1)コア部1の上部に被せられたアッパタンク111
は、シートコネクタ125を介して仕切タンク113と
一体の閉空間剛体物になっている。アッパタンク111
の内筒部116の開口部119がシートコネクタ125
に接続して結合され、そのシートコネクタ125は、カ
ラー部材47に力学的に接続しているので、オイルフィ
ルタ77の締め付け時、複合タンク102のアッパタン
ク111に作用する力は、シートコネクタ125を介し
てカラー部材47に伝達され、アッパタンク111から
コア部1の上面に作用する力を減らすことができる。
タンク111は、環状頂部115を有し、その環状頂部
115を介して仕切タンク113の第1突起状仕切部1
21及び第2突起状仕切部123に固着して支持され、
且つ、アッパタンク111の内筒部116の開口部11
9がシートコネクタ125を介して仕切タンク113の
平坦部114に支持されており、また、シートコネクタ
125の環状フランジ127がアッパタンク111の開
口部119にろう付けにより固着されているので、アッ
パタンク111,仕切タンク113及びシートコネクタ
125がオイルフィルタ77の強固な取付部になってい
る。
114に第1突起状仕切部121,第2突起状仕切部1
23を突出させて構成され、オイルフィルタ77の締付
時のアッパタンク111から受けた力は、第1突起状仕
切部121,第2突起状仕切部123の頂部から平坦部
114の縁付近に分散し、コア部1の上面に作用する力
を少なくできる。
付けても、オイルフィルタ77からの力をアッパタンク
111を介して受けても、オイルフィルタ77の締め付
け時、オイルフィルタシール面を構成するアッパタンク
111が変形することなく、オイル漏れの発生を防止で
きる。
113をプレス成形で加工し、組み付ける際、アッパタ
ンク111内に仕切タンク113が嵌まり込むように重
ね合わされているので、アッパタンク111,仕切タン
ク113にスプリングバックが生じたり、また、曲がり
がダレても、従来例の如きスプリングバックや曲がりの
ダレを吸収するための余計なアッパタンク111,仕切
タンク113の高さ寸法を必要とすることなく、複合タ
ンク102の高さを低くできる。また、アッパタンク1
11内に仕切タンク113が嵌まり込むように重ね合わ
されているので、アッパタンク111,仕切タンク11
3は円筒形状に形成しなくても良く、アッパタンク11
1の外筒部117や仕切タンク113の第1突起状仕切
部121,第2突起状仕切部123の側面を傾斜させて
冷却水導出管130,冷却水導入管129を複合タンク
102に装着するたことができ、それだけ複合タンク1
02の高さ寸法を小さくし、当該ハウジングレス式オイ
ルクーラを小型化させることができる。
管130の複合タンク102に対する取付位置の自由度
を増やすことができる。即ち、図6に示すように、冷却
水導入管129,冷却水導出管130は、仕切タンク1
13の第1突起状仕切部121の頂部,第2突起状仕切
部123の頂部は、平面視で幅のある円弧形状をしてい
るので、それらの外側面の範囲内に、冷却水導入管12
9,冷却水導出管130を取り付けることができ、取付
範囲の角度を大きくできる。この結果、当該ハウジング
レス式オイルクーラをエンジン側に搭載する時のレイア
ウトの自由度を増すことができる。
29や冷却水導出管130は、アッパタンク111と仕
切タンク113によって固定されるため、二枚合わせの
複合タンク102に固着され、冷却水導入管129や冷
却水導出管130の取付強度を向上させることができ、
その結果、冷却水導入管129や冷却水導出管130へ
のホース外挿時のアッパタンク111,仕切タンク11
3の作用する応力を大幅に低減できる。 (2)仕切タンク113を、内周面側に犠牲腐食層11
3Aを形成するとともに外周面側にろう材層113Cを
形成したアルミニウムのクラッド材で構成し、アッパタ
ンク111を、その内周面側にろう材層111Cを形成
したアルミニウムのクラッド材で構成したので、アッパ
タンク111と仕切タンク113の面でのろう付け接合
を確保した上、冷却水が充満する入口タンク室120,
出口タンク室122における第1突起状仕切部121,
第2突起状仕切部123の内周面側を犠牲腐食層113
Aにしている。従って、入口タンク室120,出口タン
ク室122内に充満した冷却水による腐食進行を少く
し、入口タンク室120,出口タンク室122における
第1突起状仕切部121,第2突起状仕切部123の耐
食性を向上させることができる。 (3)シートコネクタ125は、アッパタンク111の
内筒部116の開口部119に当接する環状フランジ1
27を有しているので、シートコネクタ125は、その
環状フランジ127を介して、アッパタンク111の内
筒部116の開口部119を仕切タンク113の方向に
押圧し、複合タンク102とコア部1の組み付けの際、
シートコネクタ125とアッパタンク111の仮固定を
可能にし、ろう付けを確実にできる。 (4)仕切タンク113の第1突起状仕切部121及び
1第2突起状仕切部123のアッパタンク111の環状
頂部115の内壁面に接触する各頂部は平坦に構成さ
れ、該環状頂部115の内壁面の一部にろう付けで固着
されるので、仕切タンク113の第1突起状仕切部12
1及び1第2突起状仕切部123の平坦に構成された各
頂部が、アッパタンク111の環状頂部115の内壁面
の一部とろう付け接合され、ろう付けするためのアッパ
タンク111と仕切タンク113の面接触する範囲を必
要最小限に抑え、且つ、ろう付け範囲を面としている。
従って、突き当て接合に比してろう付けの品質を確実に
し、環状空間124内のオイルをこのろう付けされた部
分で確実に仕切ることができる。
ンク113が確実に仕切られ、ろう付け不良の発生を無
くし、オイルと冷却水の混入の発生する虞を解消でき
る。 (5)アッパタンク111の外筒部117の内周面と仕
切タンク113の第1突起状仕切部121及び第2突起
状仕切部123の外側面はろう付けで接合して固着され
ているので、アッパタンク111と仕切タンク113が
確実に仕切られ、ろう付け不良の発生を無くし、オイル
と冷却水の混入の発生する虞を解消できる。
113をプレス成形で加工し、組み付ける際、アッパタ
ンク111内に仕切タンク113が嵌まり込むように重
ね合わされているので、アッパタンク111,仕切タン
ク113にスプリングバックが生じたり曲がりがダレて
も、アッパタンク111の内壁面と、仕切タンク113
の第1突起状仕切部121,第2突起状仕切部123の
外周面の合わせ面間の隙間が均一で、ろう付けするため
の隙間寸法を確実に確保されているからである。 (6)アッパタンク111内に仕切タンク113を重ね
た状態で、これらをコア部1の上に載置し、開口孔12
6が形成されたシートコネクタ125を複合タンクの1
02アッパタンク111の開口部119に嵌挿し、カラ
ー部材47を径外方に拡管することにより、コア部1自
体のみならず、コア部1と複合タンク102を機械的に
かしめて仮固定する。その際、カラー部材47の拡管に
よりシートコネクタ125と該カラー部材47の嵌合部
に径外方の力が働く。このようにして、コア部1自体及
びコア部1と複合タンク102を治具レスで炉中ろう付
けすることができる。即ち、コア部1自体、及び、コア
部1と複合タンク102を治具レス工法で仮組立でき
る。
上の第1突起状仕切部121と第2突起状仕切部123
は離れて配置されているが、図8,図9に示すように、
第1突起状仕切部121Sと第2突起状仕切部123S
を仕切板141を介して一体形状に構成することがで
き、この場合には、冷却水導入管129,冷却水導出管
130が装着される、仕切タンク113の第1突起状仕
切部121S,第2突起状仕切部123Sの各頂部,各
外側面の範囲が拡がり、冷却水導入管121S,冷却水
導出管123Sの複合タンク102に対する取付位置の
自由度をさらに増やすことができる。なお、図8では、
斜線部分は平坦部114を示す。
部には、貫通孔103A,オイル流出孔105,冷却水
流入口107,冷却水流出口109が形成された上板1
03が配置されているが、かかる構造の上板103が無
くても、仕切タンク113の板厚等を適切に選定するこ
とにより、本発明を適用することができる。
ウジングレス式オイルクーラによれば、アッパタンクの
内筒部の開口部がシートコネクタに接続して結合され、
そのシートコネクタは、カラー部材に力学的に接続して
いるので、オイルフィルタの締め付け時、アッパタンク
に作用する力は、シートコネクタを介してカラー部材に
伝達され、アッパタンクからコア部の上面に作用する力
を減らすことができる。請求項2記載のハウジングレス
式オイルクーラによれば、アッパタンクの内筒部の開口
部がシートコネクタに接続して結合され、そのシートコ
ネクタは、カラー部材に力学的に接続しているので、オ
イルフィルタの締め付け時、複合タンクのアッパタンク
に作用する力は、シートコネクタを介してカラー部材に
伝達され、アッパタンクからコア部の上面に作用する力
を減らすことができる。
ンクは、その内筒部の開口部がシートコネクタを介して
仕切タンクの平坦部に支持されているので、アッパタン
ク,仕切タンク及びシートコネクタがオイルフィルタの
強固な取付部になる。
ても、オイルフィルタシール面を構成するアッパタンク
が変形することなく、オイル漏れの発生を防止できる。
さらに、アッパタンクと仕切タンクをプレス成形で加工
し、組み付ける際、アッパタンク内に仕切タンクが嵌ま
り込むように重ね合わされているので、スプリングバッ
クが生じたり、曲がりがダレても、複合タンクの高さを
低くできる。また、アッパタンク内に仕切タンクが嵌ま
り込むように重ね合わされているので、アッパタンク,
仕切タンクの第1突起状仕切部,第2の起状仕切部の外
側面を傾斜させて冷却水導出管,冷却水導入管を複合タ
ンクに装着することができ、それだけ複合タンクの高さ
寸法を小さくし、当該ハウジングレス式オイルクーラを
小型化させることができる。
ーラによれば、仕切タンクを、内周面側に犠牲腐食層を
形成するとともに外周面側にろう材層を形成したアルミ
ニウムのクラッド材で構成し、アッパタンクを、その内
周面側にろう材層を形成したアルミニウムのクラッド材
で構成したので、アッパタンクと仕切タンクの面でのろ
う付け接合を確保した上、冷却水が充満する入口タンク
室,出口タンク室における第1突起状仕切部,第2突起
状仕切部の内周面側を犠牲腐食層にしている。従って、
入口タンク室,出口タンク室内に充満した冷却水による
腐食進行を少くし、入口タンク室,出口タンク室におけ
る第1突起状仕切部,第2突起状仕切部の耐食性を向上
させることができる。
ーラによれば、シートコネクタは、アッパタンクの内筒
部の開口部に当接する環状フランジを有しているので、
シートコネクタは、その環状フランジを介して、アッパ
タンクの内筒部の開口部を仕切タンクの方向に押圧し、
複合タンクとコア部の組み付けの際、シートコネクタと
アッパタンクの仮固定を可能にし、ろう付けを確実にで
きる。
ーラによれば、仕切タンクの第1突起状仕切部及び1第
2突起状仕切部のアッパタンクの環状頂部の内壁面に接
触する各頂部は平坦に構成され、該環状頂部の内壁面の
一部にろう付けで固着されるので、仕切タンクの第1突
起状仕切部及び1第2突起状仕切部の平坦に構成された
各頂部が、アッパタンクの環状頂部の内壁面の一部とろ
う付け接合され、ろう付けするためのアッパタンクと仕
切タンクの面接触する範囲を必要最小限に抑え、且つ、
ろう付け範囲を面としている。従って、突き当て接合に
比してろう付けの品質を確実にし、環状空間内のオイル
をこのろう付けされた部分で確実に仕切ることができ
る。
確実に仕切られ、ろう付け不良の発生を無くし、オイル
と冷却水の混入の発生する虞を解消できる。請求項6記
載のハウジングレス式オイルクーラによれば、アッパタ
ンク内に仕切タンクを重ねた状態で、これらをコア部の
上に載置し、開口孔が形成されたシートコネクタを複合
タンクのアッパタンクの開口部に嵌挿し、カラー部材及
びシートコネクタを径外方に拡管することにより、コア
部自体のみならず、コア部と複合タンクを機械的にかし
めて仮固定することができ、コア部自体及びコア部と複
合タンクを治具レスで炉中ろう付けすることができる。
即ち、コア部自体、及び、コア部と複合タンクを治具レ
ス工法で仮組立できる。
ルクーラのオイル側の流れが示されている縦断面図であ
る。
流れが示されている縦断面図である。
のオイル側のろう付け状態を説明する縦断面図である。
の冷却水側のろう付け状態を説明する縦断面図である。
分解斜視図である。
面図である。
である。
の平面図である。
解斜視図である。
ンジンに取り付けた状態を示す縦断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 中央に貫通孔(43,45)が形成され
た複数のプレート(3,5)を交互に積層して、これら
のプレート(3,5)間に冷却水通路(65)とオイル
通路(67)を交互に形成してなるコア部(1)と、 コア部(1)上にアッパタンク(111)を介して載置
されたオイルフィルタ(77)とを有し、 コア部(1)の貫通孔(43,45)に、カラー部材
(47)を挿入してなるハウジングレス式オイルクーラ
において、 このアッパタンク(111)を、ドーナツ状空間を内側
に形成するように、オイルフィルタ(77)を支持する
環状頂部(115)に内筒部(116)と外筒部(11
7)を連続させて構成し、前記内筒部(116)に、複
数のオイル連通孔(118)と開口部(119)とを形
成し、 アッパタンク(111)の開口部(119)に接合さ
れ、開口孔(126)が形成されるとともにカラー部材
(47)の入口端に接合するシートコネクタ(125)
を設け、 オイルフィルタ(77)と一端開口が連通するオイル戻
り管(131)を、シートコネクタ(125)の開口孔
(126),カラー部材(47)を挿通して配置したこ
とを特徴とするハウジングレス式オイルクーラ。 - 【請求項2】 中央に貫通孔(43,45)が形成され
た複数のプレート(3,5)を交互に積層して、これら
のプレート(3,5)間に冷却水通路(65)とオイル
通路(67)を交互に形成してなるコア部(1)と、 コア部(1)上に複合タンク(102)を介して載置さ
れたオイルフィルタ(77)とを有し、 前記コア部(1)の貫通孔(43,45)に、カラー部
材(47)を挿入してなるハウジングレス式オイルクー
ラにおいて、 複合タンク(102)を、アッパタンク(111)と、
このアッパタンク(111)に内設されるとともに平坦
部(114)がコア部(1)の上に配置される仕切タン
ク(113)とで構成し、 このアッパタンク(111)を、ドーナツ状空間を内側
に形成するように、オ イルフィルタ(77)を支持する
環状頂部(115)に内筒部(116)と外筒部(11
7)を連続させて構成し、前記内筒部(116)に、複
数のオイル連通孔(118)と開口部(119)とを形
成し、 仕切タンク(113)に、その平坦部(114)に貫通
孔(118A)及びオイル通路孔(119A)を形成す
るとともに、アッパタンク(111)の内側に入口タン
ク室(120)を形成する第1突起状仕切部(121)
と、アッパタンク(111)の内側に出口タンク室(1
22)を形成する第2突起状仕切部(123)とを形成
し、 アッパタンク(111)の開口部(119)に固着さ
れ、且つ、開口孔(126)が形成されるとともにカラ
ー部材(47)の入口端にろう付け接合されるシートコ
ネクタ(125)を設け、 アッパタンク(111),第1突起状仕切部(121)
を貫通して仕切タンク(113)の入口タンク室(12
0)内に開口する冷却水導入管(129)を、アッパタ
ンク(111),第1突起状仕切部(121)に接続
し、 アッパタンク(111),第2突起状仕切部(123)
を貫通して仕切タンク(113)の出口タンク室(12
2)内に開口する冷却水導出管(130)を、アッパタ
ンク(111),第2突起状仕切部(123)に接続
し、 オイルフィルタ(77)と一端開口が連通するオイル戻
り管(131)を、シートコネクタ(125)の開口孔
(126),カラー部材(47)を挿通して配置したこ
とを特徴とするハウジングレス式オイルクーラ。 - 【請求項3】 仕切タンク(113)を、内周面側に犠
牲腐食層(113A)を形成するとともに外周面側にろ
う材層(113C)を形成したアルミニウムのクラッド
材で構成し、アッパタンク(111)を、その内周面側
にろう材層(111C)を形成したアルミニウムのクラ
ッド材で構成したことを特徴とする請求項2記載のハウ
ジングレス式オイルクーラ。 - 【請求項4】 シートコネクタ(125)は、アッパタ
ンク(111)の内筒部(116)の開口部(119)
に当接する環状フランジ(127)を有していることを
特徴とする請求項2記載のハウジングレス式オイルクー
ラ。 - 【請求項5】 仕切タンク(113)の第1突起状仕切
部(121)及び第 2突起状仕切部(123)の、アッ
パタンク(111)の環状頂部(115)の内壁面に接
触する各頂部は平坦に構成され、該環状頂部(115)
の内壁面の一部にろう付けで固着されることを特徴とす
る請求項2記載のハウジングレス式オイルクーラ。 - 【請求項6】 中央に貫通孔(43,45)が形成され
た複数のプレート(3,5)を交互に積層して、これら
のプレート(3,5)間に冷却水通路(65)とオイル
通路(67)を交互に形成することによりアルミニウム
製のコア部(1)を形成し、 冷却水とオイルを仕切るアルミニウム製の複合タンク
(102)を、コア部(1)上に載置し、 コア部(1)の貫通孔(43,45)に、アルミニウム
製のカラー部材(47)を嵌挿してハウジングレス式オ
イルクーラを製造するハウジングレス式オイルクーラの
製造方法において、 複合タンク(102)を、アッパタンク(111)と、
このアッパタンク(111)に内設されるとともに平坦
部(114)がコア部(1)の上に配置される仕切タン
ク(113)とで形成し、 このアッパタンク(111)を、ドーナツ状空間を内側
に形成するように、オイルフィルタ(77)を支持する
環状頂部(115)に内筒部(116)と外筒部(11
7)を連続させて形成し、前記内筒部(116)に、複
数のオイル連通孔(118)と開口部(119)とを形
成し、 仕切タンク(113)に、その平坦部(114)に貫通
孔(118A)及びオイル通路孔(119A)を形成す
るとともに、アッパタンク(111)の内側に入口タン
ク室(120)を形成する第1突起状仕切部(121)
と、アッパタンク(111)の内側に出口タンク室(1
22)を形成する第2突起状仕切部(123)とを形成
し、 アッパタンク(111)内に仕切タンク(113)を重
ねた状態で、これらをコア部(1)の上に載置し、 開口孔(126)が形成されたシートコネクタ(12
5)を複合タンク(102)のアッパタンク(111)
の開口部(119)に嵌挿し、 カラー部材(47)及びシートコネクタ(125)を径
外方に拡管することにより、コア部(1)と複合タンク
(102)を仮固定し、 この状態で、シートコネクタ(125)を仕切タンク
(113)の平坦部(114)にろう付け固着して複合
タンク(102)とコア部(1)を一体化することを特
徴とするハウジングレス式オイルクーラの製造方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101038961B1 (ko) * | 2008-11-28 | 2011-06-03 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 오일쿨러 |
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- 1993-03-15 JP JP05417293A patent/JP3211993B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101038961B1 (ko) * | 2008-11-28 | 2011-06-03 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 오일쿨러 |
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