JPH11206602A - 浴槽洗浄装置 - Google Patents

浴槽洗浄装置

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JPH11206602A
JPH11206602A JP10029148A JP2914898A JPH11206602A JP H11206602 A JPH11206602 A JP H11206602A JP 10029148 A JP10029148 A JP 10029148A JP 2914898 A JP2914898 A JP 2914898A JP H11206602 A JPH11206602 A JP H11206602A
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Hisashi Miyawaki
久始 宮脇
Kenji Kawai
健児 河井
Akira Fukuhara
晃 福原
Hideaki Nagase
秀明 長瀬
Yoji Hatake
洋二 畠
Eiichi Tsuji
栄一 辻
Yoshiyuki Fujii
善行 藤井
Satoshi Morikawa
聡 森川
Toshiaki Hasegawa
敏明 長谷川
Yoshihide Nakajima
良秀 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄液に選択せられる洗剤の種類や固有の洗
浄能力に応じて、自動的に好ましい洗浄モードを選び、
これによって、少ない洗剤使用量で浴槽内の汚れを効果
的に洗い落とし、しかも洗剤やすすぎ水のランニングコ
ストを極力抑えることのできる浴槽洗浄装置の提供を課
題する。 【解決手段】 洗浄能力の程度を異にした複数の洗浄モ
ードから選ばれた洗浄モードで、浴槽内に噴射された洗
浄液、すすぎ水によって浴槽内壁面を洗浄し、すすぎ、
これによって浴槽内壁面に付着する汚れを除去する自動
洗浄運転を行うようにした浴槽洗浄装置であって、前記
洗浄液の主要成分として採用される洗剤の種類若しくは
固有の洗浄能力に応じて、前記複数の洗浄モードから好
ましい洗浄モードを選択するコントローラを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄ノズルから洗
浄液を浴槽内に噴射して浴槽内壁面等の汚れを自動的に
洗浄できるようにした浴槽洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴槽内に付着した汚れは市販の各
種洗浄剤を汚れ部分に対して直接噴射し、スポンジ等を
使ってよく擦ることで汚れを取り除いた後に水道水等に
よってよくすすぎ、洗浄剤を洗い流すことで落としてい
た。上記浴槽の洗浄作業は専ら手作業で行われ、かなり
の重労働となっていたが、現在では、例えば浴槽に自動
洗浄装置を付加することで、洗浄剤の噴射作業とすすぎ
水によるすすぎ作業とを連続作業で行う自動洗浄方式も
提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記自動洗浄
装置による自動洗浄方式によれば、次に示すような不具
合があった。即ち、浴槽内の汚れは入浴者数や入浴者の
身体の汚れ具合によって様々である。特に、最近の浴槽
においては、エアと混合させた気泡混じりの湯水を浴槽
内に噴出させるようにしたジェット機能(いわゆるジェ
ット風呂)が一般装備される傾向が増大しており、ジェ
ット機能を使用しない場合に比べ、ジェット機能を使用
した場合には浴槽内に汚れがより付着しやすくなる傾向
がある。しかも、ジェット機能の使用回数が多かった
り、使用時間が長かったりすると、浴槽内の湯の波立ち
効果で喫水線近傍の汚れの付着程度が大きく変わる傾向
がある。このようなジエット機能を備えた浴槽での汚れ
に対しては、これまでの自動洗浄装置での洗浄では必ず
しも汚れの程度に応じた洗浄効果を期待することができ
なかった。
【0004】また特に、ジェット風呂等で浴槽水を循環
させる循環回路を使用している場合等においては、器具
や接続配管に塗布されるシリコングリスが浴槽水の循環
時に溶解流出し、溶け出したシリコングリスが人体の汚
れ成分や水の硬度成分等と結合して浴槽に付着すること
がある。この様な場合には、これまでの自動洗浄装置で
の洗浄ではあまり効果的な洗浄を期待できなかった。
【0005】さらにユーザは入浴後の浴槽内の汚れ具合
が、洗浄後の浴槽内壁面の状態からしか使用した洗浄モ
ードの程度と汚れ落ちの程度とを相対比較することがで
きないため、事前に最適な洗浄モードを選択することが
困難であると考えられ、簡単に落ちる程度の汚れであっ
ても必要以上の洗剤を使い過ぎる結果、大量のすすぎ水
をも必要とし、また洗浄時間も長くかかるという不具合
があった。
【0006】本発明は上記従来の浴槽洗浄装置の有する
不具合に鑑みて成されたものであって、浴槽内の汚れを
必要で且つ十分な洗剤使用量による洗浄で洗い落とし、
使用する洗剤やすすぎ水のランニングコストを極力抑え
ることのできる浴槽洗浄装置を提供することを課題とす
る。また洗浄液の主要成分として使用する洗剤の種類や
固有の洗浄能力に応じた適切な洗浄を行うことができる
浴槽洗浄装置を提供することを課題とする。また洗浄運
転の途中で運転を一旦待機状態とされた場合において
も、その復帰後において適切な洗浄を確保することがで
きる浴槽洗浄装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明の浴槽洗浄装置は、洗浄能力の程度を異にし
た複数の洗浄モードから選ばれた洗浄モードで、浴槽内
に噴射された洗浄液、すすぎ水によって浴槽内壁面を洗
浄し、すすぎ、これによって浴槽内壁面に付着する汚れ
を除去する自動洗浄運転を行うようにした浴槽洗浄装置
であって、前記洗浄液の主要成分として採用される洗剤
の種類若しくは固有の洗浄能力に応じて、前記複数の洗
浄モードから好ましい洗浄モードを選択するコントロー
ラを備えたことを第1の特徴とする。また本発明の浴槽
洗浄装置は、浴槽内に噴射された洗浄液、すすぎ水によ
って浴槽内壁面を洗浄、すすぎ、これによって浴槽内壁
面に付着する汚れを除去する自動洗浄運転を行うように
した浴槽洗浄装置であって、前記洗浄液の主要成分とし
て採用される洗剤の種類若しくは固有の洗浄能力に応じ
て、洗浄運転における洗剤量、洗浄時間、すすぎ時間、
温水温度等の運転条件を変更するコントローラを備えた
ことを第2の特徴とする。また本発明の浴槽洗浄装置
は、所定の洗浄モードを選択し、浴槽内に洗浄液やすす
ぎ水を噴射して、該洗浄液やすすぎ水による洗浄・すす
ぎによって浴槽内壁面に付着する汚れを除去する自動洗
浄運転を行うようにした浴槽洗浄装置であって、上記洗
浄モードとして、標準的な汚れに対して適用する標準洗
浄モードと、標準的な汚れよりも汚れの程度が高い場合
に対して適用する念入り洗浄モードとの、少なくとも2
種類のモードを設け、且つ前記洗浄モード間の相違は、
洗浄液の使用量ではなく、洗浄液の噴射動作終了後から
すすぎ動作開始に至るまでの待機時間と、該待機時間経
過後に行われるすすぎ動作によるすすぎ時間とを異なら
しめることで構成させていることを第3の特徴とする。
さらに本発明の浴槽洗浄装置は、浴槽内に噴射された洗
浄液、すすぎ水によって浴槽内壁面を洗浄動作及びすす
ぎ動作させ、これによって浴槽内壁面に付着する汚れを
除去する自動洗浄運転を行うようにした浴槽洗浄装置で
あって、上記洗浄運転の洗浄液噴射中に他栓使用等によ
り該洗浄液噴射が途中待機となった場合には、復帰後に
再度行われる洗浄液の噴射は、洗浄液噴射の残時間に一
定時間を加えた時間で行うようにするコントローラを備
えたことを第4の特徴とする。さらに本発明の浴槽洗浄
装置は、浴槽内に噴射された洗浄液、すすぎ水によって
浴槽内壁面を洗浄動作及びすすぎ動作させ、これによっ
て浴槽内壁面に付着する汚れを除去する自動洗浄運転を
行うようにした浴槽洗浄装置であって、上記洗浄運転の
すすぎ水噴射中に他栓使用等により該洗浄液噴射が途中
待機となった場合には、復帰後に再度行われるすすぎ水
の噴射は、すすぎ水噴射の残時間に一定時間を加えた時
間で行うようにするコントローラを備えたことを第5の
特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態例を示
す浴槽洗浄装置を備えた浴槽の平面図、図2は図1のX
−X線断面図、図3は図1のY−Y線断面図、図4は本
発明の浴槽洗浄装置を備えた風呂装置の全体を示す構成
図、図5は本発明の実施の形態例にかかる浴槽洗浄装置
での自動洗浄運転における基本的なソフトウエアによる
洗浄動作シーケンスの例を示すフローチャート、図6は
本発明の実施の形態例にかかる浴槽洗浄装置での自動洗
浄運転における第1のソフトウエアによる洗浄動作シー
ケンスの例を示すフローチャート、図7は本発明の実施
の形態例にかかる浴槽洗浄装置での自動洗浄運転におけ
る第4のソフトウエアによる洗浄動作シーケンスの例を
示すフローチャート、図8は本発明の実施の形態例にか
かる浴槽洗浄装置での自動洗浄運転における第4のソフ
トウエアによる洗浄動作シーケンスの具体的な例を示す
フローチャートである。
【0009】図1ないし図3について説明すると、浴槽
2は平面視で内部形状が略ひょうたん形をした一体成形
品であって、その周壁2aの上端部分から外側にフラン
ジ部2bが張り出し形成され、また周壁2aの内側の左
右の側面にはアームレスト部2cが形成されている。更
に上記浴槽2には背側から長手方向に沿って平坦な底部
2dと、足側においてこの底部2dから上方に隆起する
腰掛け部2eが形成されている。
【0010】また、上記浴槽2の平坦な底部2dの内面
中央には、滑り止め用の凹凸起伏となった多数のスリッ
プパターン2gが形成され、浴槽2の長手方向に沿う中
心線上の2箇所には洗浄液或いはすすぎ水を噴射する洗
浄ノズル4aが設けられると共に、その間にはすすぎ水
のみを噴射するすすぎノズル4bが設けられている。ま
た、1箇所に排水栓7が設けられている。
【0011】なお上記実施の形態例において、図2、図
4で示すように、洗浄ノズル4a、すすぎノズル4b
は、浴槽底部に設けられ、配管18a、18bが接続さ
れており、洗浄ノズル4aを長手方向に直列に2個、す
すぎノズル4bを1個配置しているが、浴槽のサイズに
応じて適宜数を増やしてもよい。
【0012】また上記洗浄ノズル4aの噴射口の形状は
次の条件を満たすように設定されている。即ち図1ない
し図3においては、各々の洗浄ノズル4aから噴射され
る洗浄液あるいはすすぎ水の噴射範囲の中心となる位置
のみを符号Aで示しているが、実際に噴射される範囲
は、浴槽2に標準湯量を湯張りした場合に得られる喫水
線が浴槽2の周壁2aと接する位置を含むその上下近傍
を覆いつつ浴槽2の全周にわたって洗浄液がムラなくか
かるようにしている。この場合の噴射角θaとしては、
例えばθa=85度に設定される。
【0013】また洗浄液の洗剤の濃度は、充分な洗浄効
果が得られる範囲で、できるだけ洗剤の消費量を減らす
ことができるように、例えば3%に設定されるが、この
洗浄液の洗剤の濃度と噴射角θa、ノズルの噴射口径φ
aの3つの要素の関係によっては洗浄ノズル4aから噴
射された洗浄液が発泡し、浴槽2の全周にわたって噴射
されないことがある。そこで、ノズルの噴射口径φaは
この点を考慮し、且つ洗浄液を浴槽2の全周にわたって
噴射できるだけの流速を得るためのノズル内圧を確保で
きるように設定する必要があり、例えばφa≒2.8mm
に設定される。
【0014】10は噴気ノズルで、エアを混合して気泡
混じりの湯水を湯張りされた浴槽2内にジェット流れ状
に噴出させて、いわゆるジェット機能を発揮させるため
のノズルである。12はその噴気ノズル10に接続され
た配管、14は湯水の循環用の吸込口、16は吸込口に
連通する配管、1は浴槽2上部に載置された浴槽蓋であ
る。
【0015】また、本発明の浴槽洗浄装置を備えた風呂
装置の全体構成を図4により説明しる。この風呂装置
は、上述した浴槽2と、給湯器付き風呂釜20、洗剤供
給部80及びこれらの各部の全体動作を制御するコント
ローラ100を備えた構成となっており、上記給湯器付
き風呂釜20は、給湯回路30、追い焚き回路50及び
風呂落込回路70を有する。
【0016】上記給湯回路30は、上水道からの入水を
沸かして浴槽2内や図示しないカラン等に給湯するため
のものであって、熱交換器31を備え、この熱交換器3
1の前後の入水路32と出湯路33との間がバイパス路
34で接続され、このバイパス路34の途中に電磁開閉
式のバイパス弁35が設けられている。また、入水路3
2には熱交換器31への入水量を検出する水量センサ3
7と入水温度を検出する入水温度センサ38とが設けら
れ、出湯路33には、熱交換器31からの出湯温度を検
出する出湯温度センサ40、出湯量を制御する水量サー
ボ弁41、及びバイパス路34からの水とが混合された
後の湯温を検出する給湯温度センサ42が設けられてい
る。
【0017】一方、追焚回路50は、浴槽2内の湯水を
循環しつつ追い焚きするものであって、追い焚き用の熱
交換器51を備え、この熱交換器51の前後の吸込路5
2と吐出路53との間がバイパス路54で接続され、こ
のバイパス路54の途中に電磁開閉式のバイパス弁55
が設けられている。また、浴槽2の吸込口14に一端側
が接続された吸込路52の途中には、浴槽2の水位を検
出する水位センサ57、強制循環用の循環ポンプ58、
熱交換器51への入水の有無を検出する水流スイッチ6
0、浴槽2の湯温を検出する温度センサ61、及び吸込
路52を開閉する開閉弁62が順次設けられている。ま
た、吐出路53はその途中で2つに分岐され、一方は三
方弁65を介して噴気ノズル10に連通する前述の配管
12が接続され、他方は洗浄切替三方弁67を介して後
述の洗剤供給部80を経て洗浄ノズル4aに連通する配
管18aとすすぎノズル4bに連通するすすぎ配管18
bに接続されている。
【0018】さらに、風呂落込回路70は、上記の給湯
回路30と追焚回路50との間を連結して湯水を浴槽2
内に落とし込むためのもので、電磁開閉式の落込弁7
1、落とし込み量を検出するための水量センサ72、及
び逆止弁73が順次設けられている。
【0019】洗剤供給部80は、洗剤の貯溜タンク81
に連なる洗剤の供給路を開閉する開閉弁82、及び吐出
路53から配管18aへ供給される湯水の流れによって
負圧を発生させて洗剤を配管18a内に引き込むための
ベンチュリ83を有する。
【0020】なお、90は噴気ノズル10に接続された
エア吸い込み用のエア配管、91はエア配管90の途中
に設けられた逆止弁、93は浴槽2に浴槽蓋1が載置さ
れているか否かを検出するための蓋センサ、95は排水
栓7を開閉する電磁式の開閉弁である。
【0021】一方、コントローラ100は、例えばマイ
クロコンピュータで構成される制御本体部101と、台
所等に配置される台所リモコン102と、浴室内に設置
される浴室リモコン103とから構成されている。
【0022】上記制御本体部101は、上記の各リモコ
ン102、103からの入力データ及び給湯器付き風呂
釜20に設けられた各種のセンサ37、38、40‥‥
からの検出信号に基づいて、各弁35、41、62、6
5、82‥‥や循環ポンプ58等の各可動部の動作を制
御すると共に、熱交換器31、51に対する図示しない
バーナの燃焼制御を行うものである。
【0023】上記両リモコン102、103は、制御本
体部101に対して各種の指令を入力するためのもの
で、台所リモコン102についてみると、図示しない
が、少なくともその操作パネル上に装置起動用の運転ス
イッチと、浴槽2への自動湯張り及び追い焚き運転等を
行うための自動運転スイッチと、浴槽2の洗浄を行うた
めの自動洗浄スイッチと、浴槽2の洗浄を行うための自
動洗浄スイッチとが設けられると共に、給湯時の湯温等
を表示する表示部が設けられている。
【0024】また、浴室リモコン103の図示しないジ
ェット機能を動作させるための噴気運転スイッチが操作
された場合には、給湯器付き風呂釜20の追焚回路50
の循環ポンプ58が起動されると共に、開閉弁62が
開、バイパス弁55が開となるので、浴槽2の湯水が循
環されつつ、湯水が吐出路53から配管12を通じて噴
気ノズル10から吐出される際に同時にエア配管90か
らのエアと混合されエア混じりの湯水が浴槽2内に噴出
されるジェット機能が発揮される。
【0025】そして、上記台所リモコン102の自動洗
浄スイッチをオンすれば、直ちに前回の洗浄運転終了後
から今回の洗浄運転開始までに行ったジェット機能の使
用回数(ジェット機能の使用頻度と浴槽内の汚れの程度
が比例すると考えられるので)が自動的に検出され、こ
の検出結果に応じた最も適当な洗浄モードが自動的に選
択されて浴槽洗浄が制御される。即ち、上記ジェット機
能の使用頻度の増加に比例して洗浄能力の高い洗浄モー
ドで浴槽内壁面の汚れを洗浄できるように制御される。
そして、このような制御を行わせるために下記に示す内
容のソフトウエアが制御部本体101に内蔵されてい
る。
【0026】即ち上記基本的なソフトウエアによれば、
ジェット機能の使用頻度に見合った洗浄モードが自動的
に選択され、洗浄動作を開始するような内容になってい
る。具体的には、ジェット機能を使用した場合の入浴後
では、ジェット機能を使用しない場合の入浴後に比べて
浴槽内に格段に汚れが付きやすいという事実に鑑み、前
回の浴槽洗浄運転終了から今回の浴槽洗浄運転開始まで
の間に使用したジェット機能の回数を制御本体部101
の記憶データから呼び出し、呼び出したジェット機能の
使用回数に関するデータが、ジェット機能を全く使用
しない場合(汚れの程度が軽微で、汚れが少ない)と、
ジェット機能の使用回数が一定回数未満である場合
(普通程度の汚れである)と、ジェット機能の使用回
数が一定回数以上である場合(かなり汚れがひどい)と
に設定した3種類のランクのうち、何れのランクに該当
するかを判断する手順と、その判断されたランクに対応
して節約洗浄モードか標準洗浄モードか念入り洗浄モー
ドかを選択する手順とを含む。即ち、上記の場合は、
使用する洗浄液が少なめで洗浄時間を短めにした節約洗
浄モードを選択し、上記の場合は、前記節約洗浄モー
ドに比べて使用する洗浄液が多めで洗浄時間も長めにし
た標準洗浄モードを選択し、上記の場合は、前記標準
洗浄モードに比べて、使用する洗浄液が多めで洗浄時間
を長めにした念入り洗浄モードを選択する。このように
ジェット機能の使用頻度に応じて上記何れかの洗浄モー
ドが自動的に選択され、浴槽洗浄が行われるようにソフ
トウエアが構成されている。
【0027】また上記基本的なソフトウエアを基本とし
て、下記のような第1ないし第5のソフトウエアを内蔵
している。即ち第1のソフトウエアは、節約洗浄モー
ド、標準洗浄モード、念入り洗浄モード等の洗浄能力の
程度を異にした複数の洗浄モードを持つ自動洗浄運転に
おいて、洗浄液の主要成分として採用される洗剤の種類
若しくは固有の洗浄能力に応じて、前記複数の洗浄モー
ドから好ましい洗浄モードを選択する構成としたソフト
ウエアである。第2のソフトウエアは、浴槽内に噴射さ
れた洗浄液、すすぎ水によって浴槽内壁面を洗浄、すす
ぎ、これによって浴槽内壁面に付着する汚れを除去する
自動洗浄運転において、洗浄液の主要成分として採用さ
れる洗剤の種類若しくは固有の洗浄能力に応じて、洗剤
量、洗浄時間、すすぎ時間、温水温度等の運転条件を変
更する構成としたソフトウエアである。
【0028】また第3のソフトウエアは、洗浄モードと
して、標準的な汚れに対して適用する標準洗浄モード
と、標準的な汚れよりも汚れの程度が高い場合に対して
適用する念入り洗浄モードとの、少なくとも2種類のモ
ードを設けた自動洗浄運転において、前記洗浄モード間
の相違を、洗浄液の噴射動作終了後からすすぎ動作開始
に至るまでの待機時間と、該待機時間経過後に行われる
すすぎ動作によるすすぎ時間との相違で構成したソフト
ウエアである。
【0029】更に第4のソフトウエアは、浴槽内に噴射
された洗浄液、すすぎ水によって浴槽内壁面を洗浄動作
及びすすぎ動作させ、これによって浴槽内壁面に付着す
る汚れを除去する自動洗浄運転において、洗浄液噴射中
に他栓使用等により該洗浄液噴射が途中待機となった場
合には、復帰後に再度行われる洗浄液の噴射を、洗浄液
噴射の残時間に一定時間を加えた時間で行うように構成
したソフトウエアである。更に第5のソフトウエアは、
浴槽内に噴射された洗浄液、すすぎ水によって浴槽内壁
面を洗浄動作及びすすぎ動作させ、これによって浴槽内
壁面に付着する汚れを除去する洗浄運転において、すす
ぎ水噴射中に他栓使用等により該洗浄液噴射が途中待機
となった場合には、復帰後に再度行われるすすぎ水の噴
射は、すすぎ水噴射の残時間に一定時間を加えた時間で
行うように構成したソフトウエアである。尚、他栓使用
等により洗浄液噴射が途中待機となる場合とは、例えば
他栓等の使用により、洗浄液噴射のための配管(53や
18a)に流れる流量が一定未満になることで、コント
ローラ100が自動的に洗浄液噴射の動作を中断させる
ことによってなされる。後述のすすぎ水の噴射が途中待
機となる場合も、同様に、他栓等の使用により、洗浄液
噴射のための配管(53や18b)に流れる流量が一定
未満になることで、コントローラ100が自動的に洗浄
液噴射の動作を中断させることによってなされる。
【0030】次に、本発明の実施の形態例にかかる浴槽
洗浄装置での自動洗浄運転における上記基本的なソフト
ウエアによる洗浄動作シーケンスの例を、図5に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。いま、台所リモ
コン装置102の自動洗浄スイッチをオンすると(ステ
ップS1でイエス)、これに応じて、制御本体部101
は風呂自動運転スイッチや浴室リモコン103の図示し
ない追い焚きスイッチ等が操作されているか否か(風呂
使用中か否か)を判別する(ステップS2)。
【0031】上記風呂自動運転スイッチ等のスイッチが
操作されている場合には、風呂が使用中である(ステッ
プS2でイエス)と判断して洗浄運転をキャンセルする
(ステップS3)と共に、表示部に風呂使用中である旨
を表示する。これに対して、風呂自動運転スイッチ等の
風呂使用に関するスイッチが操作されていない場合に
は、制御本体部101は蓋センサ93の検出出力に基づ
いて浴槽2に浴槽蓋1が載置されているか否かを判別す
る(ステップS4)。
【0032】浴槽蓋1が載置されていない場合(ステッ
プS4でノー)には、表示部に浴槽蓋1を載置すべき旨
の指示を表示して(ステップS5)、ステップS4に戻
る。一方、浴槽2に浴槽蓋1が既に載置されている場合
(ステップS4でイエス)には、開閉弁95を開いて排
水栓7から湯水が常に排水される状態とし(ステップS
6)、次に開閉弁95を開いてからの経過時間Tが予め
設定した最大排水時間TMAx を超えているか否かを判別
する(ステップS7)。この場合の最大排水時間TMAx
は、浴槽2内を満杯状態としてから排水栓7を開いて浴
槽2から完全に湯水が排水されるまでに要する時間に余
裕時間を加算して決定されたものであり、例えばTMAx
=10分に設定されている。
【0033】上記最大排水時間TMAx が経過しておれば
(ステップS7でイエス)、浴槽2内の残水は完全に排
水されていると判断してステップS10に移行する。ま
た上記最大排水時間TMAx が経過していなければ(ステ
ップS7でノー)、続いて水位センサ57の検出出力に
基づいて、浴槽2内に残水があるか否かを判別する(ス
テップS8)。
【0034】そして、水位センサ57の検出出力がオフ
(残水無し)になると(ステップS8でイエス)、次に
この時点からの経過時間Tが予め設定した所要時間T0
以上か否かを判別する(ステップS9)。この場合の所
要時間T0 は、浴槽2の残水が水位センサ57で検出可
能な水位以下となってから、さらに排水配管等から完全
に残水が排水されるまでに要する時間を考慮して決定さ
れたもので、例えばT0 =3分に設定されている。
【0035】ステップS9で所要時間T0 が未だ経過し
ていなければ(ステップS9でノー)、ステップS7に
戻る一方、所要時間T0 が経過すれば(ステップS9で
イエス)、浴槽2内に残水がないものと判断し、予備す
すぎモードに移行する(ステップS10)。
【0036】この予備すすぎ動作では、制御本体部10
1は、まず給湯器付き風呂釜20の給湯回路30のバイ
パス弁35を閉じ、落込回路70の落込弁71を開き、
開閉弁62及びバイパス弁55を閉じる。また湯水の吐
出路53の途中の三方弁65を閉じて噴気ノズル10へ
の湯水の吐出を停止する一方、洗浄ノズル4aに通じる
洗浄切替三方弁67を配管18a側に切り替え、さらに
洗剤供給部80の開閉弁82を閉じる。すると、給湯回
路30の入水路32からの水が熱交換器31及び出湯路
33を介して流れ、さらに落込回路70を介して追焚回
路50の熱交換器51に供給される。このとき制御本体
部101は、給湯回路30の水量センサ41と落込回路
70の水量センサ71の両検出出力に基づいて、図示し
ないカラン等が使用された場合でも、追焚回路50側に
常に一定の水量(例えば5リットル/分)が流れ込むよ
うに水量サーボ弁41の開度を調整すると共に、給湯回
路30の熱交換器31を加熱することにより、所定温度
(例えば48℃)の湯水がここから出湯されるように燃
焼制御する。
【0037】このようにして給湯器付き風呂釜20から
出た湯水は、吐出路53から洗浄切替三方弁67を通
り、ベンチュリ83に至る。このとき、洗剤供給部80
の開閉弁82は閉じられているので、すすぎ水として湯
水のみが配管18aを通り、洗浄ノズル4aから浴槽2
内壁面に向かって噴射される。これにより、浴槽2の周
壁2aに付着している湯垢等の汚れが予備的に洗浄され
る。また、これにより同時に浴槽2内壁面が一面に濡れ
るため、その後、洗浄液を噴射した際に洗剤が容易に全
体に行き渡りやすくなり、且つ洗浄液の噴射に先立って
浴槽表面が予め温められる結果、洗浄液による洗浄効果
を向上させることができる。
【0038】そして、上記予備すすぎの状態が所定時間
1 (例えば2.5分)経過すると(ステップS11で
イエス)、次に前回の浴槽洗浄から今回の浴槽洗浄まで
に行われたジェット機能の使用回数nを制御本体部10
1の記憶データから呼び出し、呼び出したデータ結果
が、上記ジェット機能を全く使用せず、使用回数が0回
のランク1の場合(n=0回)と、使用回数が一定回数
未満であるランク2の場合(例えば0<n≦5)と、使
用頻度が一定回数以上であるランク3の場合(例えばn
>5)の少なくとも3つのランクの何れに該当するかを
判別すると同時に、該判別されたランク結果に応じた洗
浄モードが自動的に選択される(ステップS12)。即
ち、「節約洗浄モード」(ステップS13)、「標準洗
浄モード」(ステップS14)、「念入り洗浄モード」
(ステップS15)の何れかの洗浄モードが本設定され
る。しかる後、水量サーボ弁41の開度を調整して、給
湯器付き風呂釜20側から所定の水量(例えば15リッ
トル/分)が流出するようにすると共に、洗剤供給部8
0の開閉弁82を開く。これにより、給湯器付き風呂釜
20からの湯水がベンチェリ83を通過する際に生じる
負圧によって、貯溜タンク81に溜められている洗剤が
湯水と混合された後、配管18aを通って洗浄ノズル4
aから洗浄液として噴射される。これにより、浴槽2の
周壁2aに付着している湯垢等の汚れが洗剤混じりの洗
浄液によって洗浄される。
【0039】ここで「節約洗浄モード」、「標準洗浄モ
ード」、「念入り洗浄モード」の各洗浄モードでの洗剤
使用量は、例えば12cc、30cc、55ccとされ、それ
ぞれの場合の所要時間としては、例えば=7秒、16
秒、32秒に設定される。
【0040】そして、上記の選択された何れかの洗浄モ
ードでは、洗浄液の噴射時間が経過する(ステップS1
6でイエス)と、貯溜タンク81に配管18a内の湯水
が逆流するのを防ぐため、まず洗剤供給部80の開閉弁
82を閉じてから、落込回路70の開閉弁71を閉じ、
洗浄ノズル4aからの洗浄液の噴射を終了し(ステップ
S17)、その状態で所定時間T2 が経過するまで待機
する(ステップS18でイエス)。この待機時間T2
洗浄液が湯垢等の汚れに充分に浸透し、且つ洗浄液が浴
槽2の側壁を流れ落ち、浴槽2の内壁全体に浸透するま
で時間を考慮して決定されたものであって、例えばT0
=2分に設定されている。このようにすることにより、
汚れのひどい部分には直接噴き付けて汚れを落とし、他
の部分はその洗浄液が流れ落ちるのを利用して洗浄を行
うので、洗浄液(即ち洗剤)を節約しつつ、効果的に洗
浄を行うことができる。
【0041】次いで、制御本体部101は、すすぎ動作
に移行する。このすすぎ動作では、まず洗浄ノズル4a
による第1すすぎ動作(ステップS19)が行われる。
この第1すすぎ動作はステップS10で説明した予備す
すぎ動作と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略
する。そして、この第1すすぎ動作による浴槽洗浄が所
定時間T3 (例えば3分)継続された後(ステップS2
0でイエス)、引き続いて洗浄切替三方弁67を切り替
えて、すすぎノズル4bからすすぎ水として湯水のみが
浴槽2内に噴射される第2すすぎ動作(ステップS2
1)が行われる。これにより、浴槽2に残った洗浄液が
完全に洗い流される。
【0042】そしてこの第2すすぎ動作が所定時間T4
(例えば3分)継続された後は(ステップS21でイエ
ス)、洗浄切替三方弁67を閉じる一方、所定時間(例
えば10秒)だけ三方弁65を開いて噴気ノズル10か
ら少量の湯水が吐出されるようにし、浴槽2の腰掛け部
2e等に洗浄液が残留しないようにする(ステップS2
2)。これにより、洗浄動作は終了する。
【0043】しかして、上記説明から明らかなように、
本発明の実施の形態例による浴槽洗浄装置によれば、浴
槽内の汚れの程度をジェット機能の使用頻度の多少によ
って自動的に把握するようにしたので、汚れの程度をか
なりの精度で見極めることができ、ジェット機能の使用
頻度の増加に従い、洗浄効力の高い洗浄モードを選択し
て浴槽洗浄が行えるから、洗浄性が極めて高く、磨き落
としのない洗浄作業が行えるという効果がある。また、
浴槽内の汚れの程度がジェット機能の頻度回数に比例す
るものとして自動的に検知し、検知したジェット機能の
使用回数に最も望ましい洗浄モードが自動的に選択され
て洗浄が行われる。即ちジェット機能を全く使用しない
場合には、使用する洗浄液が少なめで洗浄時間を短めに
した節約洗浄モードで浴槽洗浄が行われる。また使用回
数が一定回数未満である場合には、上記節約洗浄モード
と比べ、使用する洗浄液が多めで洗浄時間も長めにした
標準洗浄モードで浴槽内の洗浄が行われる。さらに使用
回数が一定回数以上である場合には、上記標準洗浄モー
ドに比べ、使用する洗浄液が多めで洗浄時間も長めにし
た念入り洗浄モードで浴槽内の洗浄が行われる。したが
って、簡単に落ちる軽微な汚れに対して過剰な洗浄液が
使用されたり、洗浄時間やすすぎ時間が長くかかるとい
う欠点がなく、使用する洗剤が必要最低限で済むので省
資源的効果がきわめて大きい。更に汚れの状態が大きく
なるにつれて、そのランクに応じた必要十分な洗剤や洗
浄時間で、効果的な洗浄状態を確保することができる。
【0044】次に、本発明の実施の形態例にかかる浴槽
洗浄装置での自動洗浄運転における上記第1のソフトウ
エアによる洗浄動作シーケンスの例を、図6に示すフロ
ーチャートを参照しながら説明する。この第1のソフト
ウエアは、洗浄液に使用される洗剤の種類或いはその洗
剤の固有の洗浄能力に応じて、好ましい洗浄モードを選
択するソフトウエアであって、上記図5に示す基本的な
洗浄動作シーケンスにおいて、ステップS12の代わり
に、ステップS112とする。即ち、洗浄液に使用され
る洗剤を種類に応じて3つの種類A、B、Cに分類し、
洗剤の洗浄能力の大であるものはA、洗浄能力が中程度
のものはB、洗浄能力が低いものはCとして予め記憶さ
せておき、実際に使用された洗剤の名前等を使用者等が
指定することで、ステップS112では、その使用され
た洗剤が属する種類A又は種類B又は種類Cに対応した
洗浄モード、即ち節約洗浄モード(ステップS13)
か、標準洗浄モード(ステップS14)か、念入り洗浄
モード(ステップS15)かが自動的に選択されるよう
になされる。勿論、洗剤の分類は、洗剤の名前等からの
種類ではなく、各洗剤の持つ固有の洗浄能力そのものか
ら洗浄能力A、洗浄能力B、洗浄能力Cとして分類して
もよい。この場合、洗浄能力A、洗浄能力B、洗浄能力
Cは前記種類A又は種類B又は種類Cに対応し、それぞ
れ節約洗浄モード(ステップS13)か、標準洗浄モー
ド(ステップS14)か、念入り洗浄モード(ステップ
S15)かに対応する。尚、以上で説明した第1のソフ
トウエアでは、洗剤を種類に応じて、洗浄モードの選択
を行うステップS112を、図5におけるステップS1
2に代わって行ったが、前記ステップS112は、図5
におけるステップS10の前に入れるようにしてもよ
い。このようにすることで、予備すすぎ動作における予
備すすぎの程度の変更を含めた形で、節約洗浄モード
か、標準洗浄モードか、念入り洗浄モードかを自動的に
選択することができる。また、上記において洗剤の持つ
固有の洗浄能力には洗剤の種類を含めて考えるようにし
てもよい。
【0045】次に、本発明の実施の形態例にかかる浴槽
洗浄装置での自動洗浄運転における上記第2のソフトウ
エアは、前記第1のソフトウエアの変形例であり、洗浄
運転における洗浄モードを上記のようにモードとして複
数種類に特別に分類することなく、洗浄運転における各
個々の動作等における条件を、使用する洗剤の種類や固
有の洗浄能力に応じて、自動的に変更するものである。
即ち、例えば使用する洗剤が洗浄能力の低いものである
場合には、標準よりも、洗剤の量を一定量増加させた
り、洗剤を噴射した後の待機時間を長くしたり、すすぎ
時間を長くしたりし、また洗剤の洗浄能力が大のもので
ある場合には、標準よりも洗剤の量を一定量少なくした
り、前記待機時間を短くしたり、すすぎ時間を短くした
りする等、個々の洗浄動作を自動的に変更するものであ
る。
【0046】また、本発明の実施の形態例にかかる浴槽
洗浄装置での自動洗浄運転における上記第3のソフトウ
エアは、要するに2種類若しくはそれ以上の洗浄モード
を保有させて自動洗浄運転ができるようにした浴槽洗浄
装置において、使用者等の手動のスイッチ操作により何
れかの洗浄モードを選択するもの或いは自動的に好まし
い洗浄モードが選択されるものであるかにかかわらず、
洗浄程度の異なる2以上の洗浄モード間の相違を、洗浄
液の量を変えるのではなく、洗浄液噴射動作終了後の待
機時間やすすぎ動作におけるすすぎ時間を異ならしめる
手法により構成させたものである。このようなソフトウ
エアを構成することで、洗浄液を多量に使用することな
く、浴槽洗浄を念入りに行うか否かのある程度までの調
節を行うことができる。即ち、従来における念入り洗浄
モードと標準洗浄モードとでは、使用する洗剤量の増減
によって識別化されていたのに対し、この第3のソフト
ウエアによる洗浄動作シーケンスでは、洗浄液の使用量
を変えることなくそのままとし、念入り洗浄モードで
は、標準洗浄モードと比べ、洗浄液噴射動作後からすす
ぎ動作開始に至るまでの待機時間と、該待機時間経過後
に行われるすすぎ動作によるすすぎ時間とを増加させ、
延長させたところに特徴がある。特に、洗浄液噴射動作
後からすすぎ動作開始に至るまでの待機時間を増加させ
たことで、汚れ部分に対する洗剤浸透時間が長くなり、
より深く汚れ部分に洗剤の有効成分が浸透し、これによ
り汚れが落ちやすくなる。しかも、すすぎ時間も増加さ
せ延長したので、浴槽内壁面に洗剤を残さずに完全に除
去でき、すすぎ効果が向上した。
【0047】更に、本発明の実施の形態例にかかる浴槽
洗浄装置での自動洗浄運転における上記第4のソフトウ
エアによる洗浄動作シーケンスの例を、図7に示すフロ
ーチャートを参照しながら説明する。この第4のソフト
ウエアは、自動洗浄運転において、洗浄液噴射中に、他
栓使用等により当該洗浄液噴射が途中待機となった場
合、その途中待機が終了して復帰した際において洗浄液
噴射をどのように行うかの手法を含むものである。今、
自動洗浄運転が行われている場合(ステップS31でイエ
ス)において、しかも洗浄液噴射動作が行われている場
合にその洗浄液噴射が、当該浴槽やその浴槽に関係する
設備において、他栓使用等、前記洗浄液噴射動作を途中
で一旦中断待機させる事項が生じた場合には、前記洗浄
液噴射は一旦中断し待機せられる。しかして前記洗浄液
噴射が途中待機せられたか否かを監視する(ステップS
32)。洗浄液噴射が途中待機せられることなく(ステ
ップS32でノー)、設定噴射時間Xが経過した場合
(ステップS33でイエス)には、これにより通常通
り、洗浄液噴射が終了せられる(ステップS34)。一
方、ステップS32において、洗浄液噴射が途中待機せ
られた場合(ステップS32でイエス)には、その待機
が終了するのを待って(ステップS35)、待機が終了
する(ステップS35でイエス)と、洗浄液噴射を再開
(ステップS36)する。そしてこの場合には、洗浄液
噴射の残時間(X−x)に一定時間αを加えた時間を新
たな設定噴射時間Xとして噴射を再開する。前記洗浄液
噴射の残時間(X−x)に一定時間αを加えた新たな設
定噴射時間Xが経過する(ステップS37でイエス)
と、洗浄液の噴射を終了する(ステップS34)。この
様に、洗浄液の噴射が途中で一旦中断せられた後再開さ
れる場合には、残時間(X−x)に少しの時間を加えて
洗浄液の噴射を行うことで、洗浄液による洗浄程度の低
下を防止し、途中中断があった場合でも安定した浴槽洗
浄を行えることとしている。
【0048】上記第4のソフトウエアによる洗浄動作シ
ーケンスの具体的な例を、図8に示すフローチャートを
参照しながら説明する。先ず、洗浄運転のスイッチがオ
ンされると、洗浄切替三方弁67が開かれると共に三方
弁65が閉じられる。続いて開閉弁62とバイパス弁5
5が閉じられる。しかる後、開閉弁71が開かれること
により、給湯回路30で温められた湯水が開閉弁71、
洗浄切替三方弁67、ベンチュリ83を通り、洗浄ノズ
ル4aから噴射され、予備すすぎ動作が開始される(ス
テップS41)。この予備すすぎ動作によって湯水が浴
槽2内壁面に噴射されることで浴槽2は温められる。予
備すすぎ動作にて一定時間が経過すると(ステップS4
2でイエス)、開閉弁82が開き、ベンチュリ83を通
過する際に生じる負圧によって貯溜タンク81に溜めら
れている洗剤(数%濃度)が温水と混合せられ、洗浄液
となって洗浄ノズル4aから噴射開始される(ステップ
S43)。この洗浄液の噴射時間である設定噴射時間X
は、例えば洗浄液噴出動作中において一度も途中中断が
なされない場合の設定噴射時間Xは基準設定噴射時間X
S として30秒、そして途中中断があった場合の再開後
の設定噴射時間Xはそれよりも短くなる。設定噴射時間
Xが満了する(ステップS44)と、開閉弁71、82
が閉じられて洗浄液噴射が終了する(ステップS5
1)。洗浄液噴射が終了すると、すすぎ動作待機とな
り、すすぎ動作待ちの一定の待機時間が満了すると(ス
テップS52でイエス)、すすぎ動作が行われ(ステッ
プS53)、自動洗浄が終了する。一方、ステップS4
4にて設定噴射時間Xの満了前に他栓のカランが開かれ
て使用状態となる(ステップS45でイエス)と、他栓
優先のため、開閉弁82及び開閉弁71が一旦閉じら
れ、噴射が途中待機となり(ステップS46)、他栓使
用が終わるのを待つ。そして他栓使用がなくなる(ステ
ップS47でノー)と、開閉弁82及び開閉弁71を再
び開き、洗浄液の噴射を再開する(ステップS48)。
この再開に際しては、既に洗浄液を噴射した積算時間y
が前記基準設定噴射時間XS (即ち、上記した30秒)
に一定時間(β秒)を加えた時間以上となっているか否
かを判断し(ステップS49)、以上となっている(ス
テップS49でイエス)場合には、ステップS51に進
んで、洗浄液噴射を終了する。ここでβは例えば10秒
として、予め定めておく。一方、前記洗浄液噴射再開時
に噴射積算時間yが前記XS +β未満である(ステップ
S49でノー)場合には、改めて再開後の設定噴射時間
Xを設定し直し(ステップS50)、ステップS43に
戻る。この場合において、再開後の設定噴射時間Xは、
噴射残時間(X−x)+α秒とする。ただしxは途中中
断する前に噴射した噴射時間である。またαは予め定め
た一定時間、例えば5秒とする。
【0049】しかして、第4のソフトウエアによる洗浄
動作シーケンスによれば、洗浄動作の途中で他栓の割り
込みがあると、その後、復帰して再動作の際に、洗浄動
作を最初からやり直しせずに、続きの動作時間を延長す
るよう(即ち、噴射残時間(X−x)+α秒)にしたこ
とで、洗剤及び湯水の無駄な使用を避けることができ
る。また洗浄動作復帰後、続きの動作時間(即ち、洗浄
液噴射残時間(X−x))だけ洗浄動作させた場合に
は、洗浄液噴射開始直後には洗浄液の濃度が安定せず、
洗浄効果が低下していたのに対し、続きの動作時間を延
長するよう(即ち、洗浄液噴射残時間(X−x))にし
たことで、充分な洗浄効果を確保することができる。
【0050】また、第5のソフトウエアによる洗浄動作
シーケンスは、第4のソフトウエアによる洗浄動作シー
ケンスにおける洗浄動作の代わりに、すすぎ動作が他栓
使用等により途中待機となった場合のソフトウエアであ
り、すすぎ動作が他栓使用等により途中待機となった後
の復帰動作時に再度行われるすすぎ水噴射は、上記した
洗浄液の再噴射の場合と考え方の基本を同じくしてい
る。即ち、すすぎ水の噴射が途中中断された場合の再開
後のすすぎ水の噴射の時間は、噴射のすすぎ水噴射の残
時間に一定時間を加えた時間で行うようにしたソフトウ
エアとしている。詳細且つ具体的なすすぎ動作のシーケ
ンスはここでは省略する。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載の浴槽洗浄装置によれば、洗浄能力の程度を異に
した複数の洗浄モードから選ばれた洗浄モードで、浴槽
内に噴射された洗浄液、すすぎ水によって浴槽内壁面を
洗浄し、すすぎ、これによって浴槽内壁面に付着する汚
れを除去する自動洗浄運転を行うようにした浴槽洗浄装
置であって、前記洗浄液の主要成分として採用される洗
剤の種類若しくは固有の洗浄能力に応じて、前記複数の
洗浄モードから好ましい洗浄モードを選択するコントロ
ーラを備えたので、製品提供者において採用され或いは
使用者等において採用された洗浄液のための洗剤が、種
々異なった種類である場合においても、その洗剤の種類
若しくは洗剤固有の洗浄能力に応じた形での洗浄モード
をコントローラが自動的に選択して洗浄を行うことがで
き、よって採用される洗剤の種類や洗浄能力に応じて、
必要で且つ十分な浴槽洗浄を行うことが可能となり、無
駄な洗剤の過剰使用或いは量不足、過剰な洗浄動作や過
剰な洗浄時間、或いは洗浄動作の不足や洗浄時間の不足
を無くし、安定した良好な浴槽洗浄を行うことができ
る。また請求項2に記載の浴槽洗浄装置によれば、浴槽
内に噴射された洗浄液、すすぎ水によって浴槽内壁面を
洗浄、すすぎ、これによって浴槽内壁面に付着する汚れ
を除去する自動洗浄運転を行うようにした浴槽洗浄装置
であって、前記洗浄液の主要成分として採用される洗剤
の種類若しくは固有の洗浄能力に応じて、洗浄運転にお
ける洗剤量、洗浄時間、すすぎ時間、温水温度等の運転
条件を変更するコントローラを備えたので、選択さた洗
剤の種類若しくは洗剤固有の洗浄能力に応じて、自動洗
浄運転における洗剤量や洗浄時間、すすぎ時間、温水温
度等の運転条件を適当なものに自動的に変更することが
でき、よって上記請求項1の場合と同様に、採用される
洗剤の種類や洗浄能力に応じて、必要で且つ十分な浴槽
洗浄を行うことが可能となり、無駄な洗剤の過剰使用或
いは量不足、過剰な洗浄動作や過剰な洗浄時間、或いは
洗浄動作の不足や洗浄時間の不足を無くし、安定した良
好な浴槽洗浄を行うことができる。また請求項3に記載
の浴槽洗浄装置によれば、所定の洗浄モードを選択し、
浴槽内に洗浄液やすすぎ水を噴射して、該洗浄液やすす
ぎ水による洗浄・すすぎによって浴槽内壁面に付着する
汚れを除去する自動洗浄運転を行うようにした浴槽洗浄
装置であって、上記洗浄モードとして、標準的な汚れに
対して適用する標準洗浄モードと、標準的な汚れよりも
汚れの程度が高い場合に対して適用する念入り洗浄モー
ドとの、少なくとも2種類のモードを設け、且つ前記洗
浄モード間の相違は、洗浄液の使用量ではなく、洗浄液
の噴射動作終了後からすすぎ動作開始に至るまでの待機
時間と、該待機時間経過後に行われるすすぎ動作による
すすぎ時間とを異ならしめることで構成させているの
で、洗浄モードの変更に対しても洗浄液の使用量を変更
させないことで、洗浄液を多量に使用することなく、省
資源で浴槽洗浄を念入りに行うか否かのある程度までの
調節を行うことが可能となる。また洗浄液の使用量を変
化させないことで、洗浄液噴射量や噴射時間等に関する
微妙なハード或いはソフト上の調整を行う必要がなくな
り、制御全体が安定する。特に、念入りモード等におい
て洗浄液が多い場合には、その洗浄液を完全に洗い流す
のに時間がかかっていたが、このような洗浄液の洗い流
しに関する問題が解消し、短時間で確実に洗い流しを行
うことが可能となる。また請求項4に記載の浴槽洗浄装
置によれば、浴槽内に噴射された洗浄液、すすぎ水によ
って浴槽内壁面を洗浄動作及びすすぎ動作させ、これに
よって浴槽内壁面に付着する汚れを除去する自動洗浄運
転を行うようにした浴槽洗浄装置であって、上記洗浄運
転の洗浄液噴射中に他栓使用等により該洗浄液噴射が途
中待機となった場合には、復帰後に再度行われる洗浄液
の噴射は、洗浄液噴射の残時間に一定時間を加えた時間
で行うようにするコントローラを備えたので、洗浄液噴
射中断後における洗浄液の再噴射の際して、洗浄液の噴
射を全く始めからやり直すのではなく、原則的には残時
間をもって噴射を行うようにしているので、洗剤及び湯
水の無駄な使用を避けることができる。また洗浄動作を
最初からやり直しする場合に比べ、大幅に時間的ロスを
省ける。しかも再噴射に際しては、残時間に一定時間を
加えて、時間を多少長くしたので、従来は洗浄液噴射開
始直後には洗浄液濃度が安定せず、洗浄効果が低下して
いたのに対し、この発明ではそれらの問題を解消して、
充分な洗浄効果を確保することができる。また請求項5
に記載の浴槽洗浄装置によれば、浴槽内に噴射された洗
浄液、すすぎ水によって浴槽内壁面を洗浄動作及びすす
ぎ動作させ、これによって浴槽内壁面に付着する汚れを
除去する自動洗浄運転を行うようにした浴槽洗浄装置で
あって、上記洗浄運転のすすぎ水噴射中に他栓使用等に
より該洗浄液噴射が途中待機となった場合には、復帰後
に再度行われるすすぎ水の噴射は、すすぎ水噴射の残時
間に一定時間を加えた時間で行うようにするコントロー
ラを備えたので、上記請求項4の場合の作用効果と同様
に、すすぎ水噴射中断後におけるすすぎ水の再噴射の際
して、すすぎ水の噴射を全く始めからやり直すのでは無
く、原則的には残時間をもって噴射を行うようにしてい
るので、洗剤及び湯水の無駄な使用を避けることがで
き、加えて時間的なロスを減らすことができる。しかも
再噴射に際しては、残時間に一定時間を加えて、時間を
多少長くしたので、従来はすすぎ水噴射開始直後にはす
すぎ水の温度が安定せず、洗浄効果が低下していたのに
対し、この発明ではそれらの問題を解消して、充分な洗
浄効果を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す浴槽の平面図であ
る。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】図1のY−Y線断面図である。
【図4】本発明の実施の形態例にかかる浴槽洗浄装置を
備えた風呂装置の全体を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態例にかかる浴槽洗浄装置で
の自動洗浄運転における基本的なソフトウエアによる洗
浄動作シーケンスの例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態例にかかる浴槽洗浄装置で
の自動洗浄運転における第1のソフトウエアによる洗浄
動作シーケンスの例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態例にかかる浴槽洗浄装置で
の自動洗浄運転における第4のソフトウエアによる洗浄
動作シーケンスの例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態例にかかる浴槽洗浄装置で
の自動洗浄運転における第4のソフトウエアによる洗浄
動作シーケンスの具体的な例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 浴槽蓋 2 浴槽 4a 洗浄ノズル 4b すすぎノズル 10 噴気ノズル 20 給湯器付き風呂 30 給湯回路 50 追焚回路 80 洗剤供給部 100 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長瀬 秀明 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 畠 洋二 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 辻 栄一 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 藤井 善行 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 森川 聡 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 長谷川 敏明 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 中嶋 良秀 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄能力の程度を異にした複数の洗浄モ
    ードから選ばれた洗浄モードで、浴槽内に噴射された洗
    浄液、すすぎ水によって浴槽内壁面を洗浄し、すすぎ、
    これによって浴槽内壁面に付着する汚れを除去する自動
    洗浄運転を行うようにした浴槽洗浄装置であって、 前記洗浄液の主要成分として採用される洗剤の種類若し
    くは固有の洗浄能力に応じて、前記複数の洗浄モードか
    ら好ましい洗浄モードを選択するコントローラを備えた
    ことを特徴とする浴槽洗浄装置。
  2. 【請求項2】 浴槽内に噴射された洗浄液、すすぎ水に
    よって浴槽内壁面を洗浄、すすぎ、これによって浴槽内
    壁面に付着する汚れを除去する自動洗浄運転を行うよう
    にした浴槽洗浄装置であって、 前記洗浄液の主要成分として採用される洗剤の種類若し
    くは固有の洗浄能力に応じて、洗浄運転における洗剤
    量、洗浄時間、すすぎ時間、温水温度等の運転条件を変
    更するコントローラを備えたことを特徴とする浴槽洗浄
    装置。
  3. 【請求項3】 所定の洗浄モードを選択し、浴槽内に洗
    浄液やすすぎ水を噴射して、該洗浄液やすすぎ水による
    洗浄・すすぎによって浴槽内壁面に付着する汚れを除去
    する自動洗浄運転を行うようにした浴槽洗浄装置であっ
    て、 上記洗浄モードとして、標準的な汚れに対して適用する
    標準洗浄モードと、標準的な汚れよりも汚れの程度が高
    い場合に対して適用する念入り洗浄モードとの、少なく
    とも2種類のモードを設け、且つ前記洗浄モード間の相
    違は、洗浄液の使用量ではなく、洗浄液の噴射動作終了
    後からすすぎ動作開始に至るまでの待機時間と、該待機
    時間経過後に行われるすすぎ動作によるすすぎ時間とを
    異ならしめることで構成させていることを特徴とする浴
    槽洗浄装置。
  4. 【請求項4】 浴槽内に噴射された洗浄液、すすぎ水に
    よって浴槽内壁面を洗浄動作及びすすぎ動作させ、これ
    によって浴槽内壁面に付着する汚れを除去する自動洗浄
    運転を行うようにした浴槽洗浄装置であって、 上記洗浄運転の洗浄液噴射中に他栓使用等により該洗浄
    液噴射が途中待機となった場合には、復帰後に再度行わ
    れる洗浄液の噴射は、洗浄液噴射の残時間に一定時間を
    加えた時間で行うようにするコントローラを備えたこと
    を特徴とする浴槽洗浄装置。
  5. 【請求項5】 浴槽内に噴射された洗浄液、すすぎ水に
    よって浴槽内壁面を洗浄動作及びすすぎ動作させ、これ
    によって浴槽内壁面に付着する汚れを除去する自動洗浄
    運転を行うようにした浴槽洗浄装置であって、 上記洗浄運転のすすぎ水噴射中に他栓使用等により該洗
    浄液噴射が途中待機となった場合には、復帰後に再度行
    われるすすぎ水の噴射は、すすぎ水噴射の残時間に一定
    時間を加えた時間で行うようにするコントローラを備え
    たことを特徴とする浴槽洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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