JPH11206161A - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH11206161A
JPH11206161A JP3950498A JP3950498A JPH11206161A JP H11206161 A JPH11206161 A JP H11206161A JP 3950498 A JP3950498 A JP 3950498A JP 3950498 A JP3950498 A JP 3950498A JP H11206161 A JPH11206161 A JP H11206161A
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JP
Japan
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stabilizer
stator
rotator
magnetic field
inner stator
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Application number
JP3950498A
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English (en)
Inventor
Tomishige Osako
富重 大迫
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Priority to AU62291/98A priority patent/AU6229198A/en
Publication of JPH11206161A publication Critical patent/JPH11206161A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K53/00Alleged dynamo-electric perpetua mobilia

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新発見の空間磁気物理現象「オオサコの原
理」によって永久磁石の磁気エネルギーを制御し、ロー
テイタを継続的に公転させて、永久磁石の磁気エネルギ
ーをだけで回転力をとりだすモータを提供する。 【構成】 円筒形状の永久磁石でできたアウタースター
タとアウターステータよりも小さなサイズの円筒形状の
永久磁石でできたインナーステータとの間の空間に形成
されたラジアル磁界の中に、永久磁石でできたローテイ
タをおいて、磁気エネルギーから回転エネルギーを得る
構造を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、永久磁石でできたア
ウターステータと、永久磁石でできたインナーステータ
との間に形成されるラジアル磁界の中に、永久磁石でで
きたローテイタを配置し、そのローテイタとラジアル磁
界との作用で起きる新発見の空間物理現象「オオサコの
原理」を利用し、ラジアル磁界の中でローテイタが公転
して回転エネルギーを発生する様に構成されたモータに
関するものである。
【0002】
【従来技術】ステータとロータとからなる電気モータ
は、その構造につき種々のものが多数提案され、また実
用化が図られている。従来より知られている典型的な電
気モータは、所定形状にプレス打抜きしたケイ素鋼板の
積層体からなるステータおよびロータに、線材を所要回
数だけ巻回して電磁コイルを形成し、これらのコイルに
整流子を介して電力を供給することによりロータに磁極
変化を与え、それによって、回転エネルギーを得る構造
になっている。一方、ステータは、磁極の変化が必要な
いために近年では、磁束密度や保磁力が飛躍的に向上し
た磁性材料が開発され、これに着磁させることにより極
めてエネルギー積の大きな永久磁石が製造されるように
なっている。そこで、この永久磁石をステータとして使
用し、ロータに巻回したコイルだけに電力供給すること
により回転エネルギーを取り出し得るモータが広く実用
化されるに至っている。(マグネット界磁モータ)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電気モータは、マイケ
ル・ファラデーにより19世紀前半に発明されたもので
ある。その後、多くの改良が重ねられて、現在知られて
いる高性能のモータが得られるに至っている。、この種
のモータは、今日の文明社会において不可欠の存在とな
っているが、モータ動力源として当然のことながら電気
エネルギーが必要である。しかるに、現在、電気エネル
ギーの多くを石油の燃焼による火力発電に依存している
が、この石油資源は枯渇する一方であると共に、燃焼に
伴う大気汚染や地球湿暖化現象等の深刻な問題が表面化
してきている。また原子力発電は、画期的なエネルギー
革命をもたらすと思われたが、その反面として安全性確
保の見地から、運転管理その他、新たな発電所の建設に
多くの問題を内在している。従って、環境に対してクリ
ーンでかつ安全性の高い代替エネルーが、例えば太陽発
電、風力発電、潮力発電の開発に関して希求されている
が、いずれも効率や安定性、その他ランニングコスト等
の点で、安全な実用域に到達していない実情である。
【0004】先に述べた如く、電気モータを回転させる
には、電力が必要であるが、この電力は資源の枯渇や環
境汚染の如く生態系に深刻な影響を与える代償として得
られるものである。そこで発明者は、電力その他、従来
より知られている環境破壊的なエネルギー供給源に代替
し得るエネルギー源として、既に広く知られている永久
磁石に着眼し、これにより外部からエネルギーを受ける
ことなくローテイタを回転させるモータを得るべく長年
に渡り前人未踏の分野の研究開発に鋭意努力を重ねた結
果、ついに未知の物理現象と遭遇し、その後、さらに長
年にわたり研究開発を地道に続け、ついに磁気からエネ
ルギーを取出すことに成功したものである。現代物理で
は、磁気は重力と同じで、エネルギーではないと言う事
を真理としている。そのために、この地球上に現在生存
しているほとんどの人々が常識として、磁気をエネルギ
ーに変換できる事を否定している。17世紀頃まで、人
々の間では、地球が宇宙の中心であり、地球を中心に宇
宙が動いていると言う天動説がまことしやかに信じら
れ、支持されていた。1633年にイタリアのガリレオ
・ガリレイは、地動説を真理として発表したために宗教
裁判にかけられた。「それでも、地球は動いている。」
とつぶやいたとされる歴史上の有名な裁判である。19
世紀まで、たくさんの発明家が空飛ぶ機械を目指して挑
戦し、命を落とした。その結果、人々は、空気より重い
もので作ったものに乗って、人が空を飛ぶ事は不可能だ
と結論づけていた。ところが、1903年12月17
日、ライト兄弟は自作の飛行機で見事に人類初めての有
人飛行を実現した。さらには、今から約170年前、マ
イケル・ファラディーは、電気を磁気に変換できる現象
を発見した。その後、世界中の科学者は、「逆も真な
り」にならい、磁気から電気の変換に3年もの月日を挑
戦したが、誰ひとりとして成功した者はなく、当時の科
学者たちは、「磁気から電気への変換は不可能であ
る。」との結論を出していた。ところが、マイケル・フ
ァラディーは、あきらめずに約10年にもおよぶ探求を
続けた結果、見事に「磁気から電気への変換」を成し遂
げた。1932年に、ノーベル物理学賞を受賞した、当
時、最も素粒子物理学会で権威であった、ドイツのウェ
ルナー・ハイセンブルク(マックス・ブランク研究所
長)Werner K Heisenberg(190
1〜1976)は、彼の著書「満ちあふれるエネルギ
ー」”Energy in Uberflass”の中
で、次の様に未来の人類にメッセージを残している。
「人類は、いつの人日か磁力をエネルギー源として利用
できると思う。しかしながら、我々、専門おんちの科学
者にはそれは無理であり、これはきっと専門外の人によ
って実現されるにちがいない。」本特許出願人の発明者
の信じる真理は、磁気は、私達を取巻く世界を構成して
いる微小物質の原子の世界から沸き出してくる無限のエ
ネルギー、もっと詳しく言えば、原子核の回りを公転す
る電子の永久スピン(自転)運動によって、ミクロの世
界から、私達のマクロの世界に無限に沸き出しているも
のであり、これは、人間の英知と努力によって利用が可
能な無限エネルギーである。その上、環境破壊を伴わず
に、クリーンで枯渇することなく「未来永劫に人類を救
う]救世主となるものである。この人類未知の磁気エネ
ルギーの空間物理磁気現象を発見し、その有効利用を図
って実現されたのが本発明に係る構成のモータである。
【0005】なお、「永久磁石を使用することにより、
外部からエネルギー供給を受けることなくローテイタを
継続的に回転させる」という点に関し、特許取得の面で
常に問題となるのは、それが所詮、実現不可能な「永久
機関」なのではないか、という点である。すなわち外
部からエネルギーを供給することなく無限に他へエネル
ギーを与え、或いは供給されるエネルギーよりも多く
のエネルギーを無限に出し得る「第一種永久機関」は現
在確立されているエネルギー保存の法則に反していて、
発明としての成立性がないという点は、発明者の良く理
解しているところである。エネルギー保存の法則によれ
ば、「閉じた系の中で、エネルギーは、無から生じる事
も無く、消滅することもない。」と、されている。つま
り、AからB、BからC、CからDへと変換され移動し
て行き、エネルギーがAからDへ移った状態では、Aに
もBにもCにもエネルギーは存在しないとされ、さら
に、D→C→B→Aという様に、逆方向はあり得ないの
で、永久機関は不可能だとされ、世界中で特許申請の段
階でエネルギーのインプットトがないと言う理由で拒絶
されている。ところが、磁気エネルギーは、無限に沸き
出してくるものであり、磁気現象をもエネルギー保存の
法則で対処する現代科学はまさに、「物差しで重量を測
ろう」とするものに等しい。また、大気や海洋の熱を利
用してエネルギーを取り出す、いわゆる「第二種永久機
関」もまた、熱力学第二法則に反するために実現不可能
であり、発明としての成立性がないという点は、発明者
の良く理解しているところである。しかしながら、本発
明は、後述することからも明らかな如く、永久磁石が生
起している強力な磁気エネルギーをエネルギー源として
いるものである。自然に存在する高い熱源と低い熱源を
使う第二種永久機関は、いずれ、その熱源が平衡状態に
なり、実現不可能とされているが、磁気を発生する永久
磁石は、私たちを取巻いている宇宙空間に無限に存在す
る空間エネルギーの吸収装置或いは、伝達装置としての
働きをなすものである。従って、全く熱とは無縁の現象
である。当然ながら、永久磁石の磁力が経年的に減衰す
れば当然のことながらロータの回転力は弱くなり、やが
てはロータの回転は停止するに至るものであり、従来か
ら考えられている、実現不可能な机上論の「永久機関」
とは明確に一線を画するものである。
【0006】
【発明の目的】この発明は、先に説明したように永久磁
石が生起する磁気エネルギーを好適に制御して、ロータ
をこの磁気エネルギーが得られる限り継続的に回転させ
得るモータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明にかかるモータは、ケーシ
ングに内装したアウターステータと、中心部に設置した
インナーステータとの間にラジアル磁界を形成させ、そ
の得られたラジアル磁界の中でサイドホイールに取付け
られ、自転、公転自在に設けたローテイタと、さらにそ
のローテイタをラジアル磁界空間の中で任意の角度に空
間固定するためのスタビライザーからなり、以下の構成
を有している。 前記ローテイタは、以下の構成を有している。永久磁
石を材質としており、非磁性体のローテイタヨークに配
置されている。ローテイタは、アウターステータとイン
ナーステータとの間にできた空間に形成されたラジアル
磁界の中でサイドホイールに取付けられ、自転自在、か
つ、インナーステータ回りを公転する様に設計されてい
る。 前記アウターステータは、以下の構成を有している。
永久磁石を材質とする円筒形状、円錐形状、略円錐形状
あるいは略球形状からなり、それらの着磁は、内面をN
またはS、外面をSまたはNとするラジアル方向に着磁
され、ケーシングに固定されている。 前記インナーステータは、以下の構成を有している。
永久磁石を材質とする円筒形状、円錐形状、略円錐形状
あるいは略球形状からなり、それらの着磁は、内面をN
またはS、外面をSまたはNとするラジアル方向に着磁
され、インナーヨークに固定されている。 前記アウターステータと前記インナーステータは、同
心円的に配置され、前記アウターステータと前記インナ
ーステータは、それぞれラジアル方向に着磁されてお
り、アウターステータの内面とインナーステータの外面
との間にできる空間にラジアル磁界が形成される様に、
アウターステータの内面がNであれば、インナーステー
タの外面がSに着磁されている。あるいは、アウタース
テータの内面がSであれば、インナーステータの外面が
Nに着磁されている。 前記スタビライザーは、以下の構成を有している。永
久磁石を材質としている。スタビライザーは、スタビラ
イザーアウターステータとスタビライザーインナーステ
ータとの間にできた空間に形成されたスタビライザーラ
ジアル磁界の中で公転しながら、その自転力による復原
力でローテイタを空間で所定の位置に常に保持する様に
設計されている。これは、新発見の空間磁気現象(オオ
サコの原理)を利用するもので、それは、ラジアル磁界
中で自転力をもったローテイタにスタビライザーによっ
て反トルクを与え、空間で任意の角度を保持すれば、ロ
ーテイタの自転力が公転力に変換される、まさに磁気エ
ネルギーから回転エネルギーが得られる新発見の現象で
ある。
【0008】
【実施例11】次に本発明に係るモータにつき、好適な
実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明す
る。図1は、好適実施例に係るモータの側面図であっ
て、中空円筒状のケーシング(10)に内装したアウタ
ーステータ(16)とインナーステータ(14)と、こ
れらのステータの間にできる空間内で回転自在に設けた
ローテイタ(12)、さらには、スタビライザー部分の
構成を有している。
【0009】図に示す如く、前記ローテイタ(12)
は、以下の構成を有している。永久磁石を材質してお
り、その着磁は、ローテイタ(12)の回転方向前方に
NまたはS、回転方向後部にSまたは、Nとする水平方
向に設定されている。さらにローテイタ(12)は、ス
テンレスの如き非磁性体を材質とするローテイタヨーク
(13)の中に配置されており、そのローテイタヨーク
(13)の端部は、サイドホイール(18)に自由自転
できる様に取付けられている。サイドホイール(18)
は、シャフト(20)と一体に自転できる様になってい
る。従って、ローテイタ(12)は、自転も公転もでき
る構造になっている。なお、ローテイタ(12)の永久
磁石素材としては、極めて強力な磁力が得られる点で、
超伝導磁石や希土類系のサマリウム・コバルト磁石やネ
オジウム・鉄・ボロン磁石、あるいは、今後現れる、強
力な永久磁石を好適に使用できるが、用途によっては従
来のアルニコ磁石やフェライト磁石であってもよい。
【0010】次に前記アウターステータ(16)は、図
2に示す様に、前記ケーシング(10)の内側に内装さ
れており、永久磁石を材質とする、円筒形からなり、そ
の着磁は、外面をNまたは、S、内面をSまたは、Nと
するラジアル方向着磁に設定されている。なお、アウタ
ーステータ(16)の永久磁石素材としては、極めて強
力な磁力が得られる点で、超伝導磁石や希土類系のサマ
リウム・コバルト磁石やネオジウム・鉄・ボロン磁石、
あるいは、今後現れる、強力な永久磁石を好適に使用で
きるが、用途によっては従来のアルニコ磁石やフェライ
ト磁石であってもよい。
【0011】次にインナーステータ(14)は、図2に
示す様に、インナーヨーク(8)の外側に外装されてお
り、永久磁石を材質とする円筒形からなり、その着磁
は、外面をSまたはN、内面をNまたは、Sとするラジ
アル方向に設定されている。なお、インナーステータ
(14)の永久磁石素材としては、極めて強力な磁力が
得られる点で、超伝導磁石や希土類系のサマリウム・コ
バルト磁石やネオジウム・鉄・ボロン磁石、あるいは、
今後現れる、強力な永久磁石が好適に使用できるが、用
途によっては従来のアルニコ磁石やフェライト磁石であ
ってもよい。
【0012】前記インナーステータ(14)と前記アウ
ターステータ(16)、は同心円的に配置され、前記イ
ンナーステータ(14)と前記アウターステータ(1
6)表面は、それぞれラジアル方向に着磁されており、
インナーステータ(14)とアウターステータ(16)
との間にラジアル均等磁界が構成される様に、アウター
ステータ(16)内面がNであれば、インナーステータ
(14)外面がSに着磁されている。あるいは、アウタ
ーステータ(16)内面がSであれば、インナーステー
タ(14)外面がNに着磁されている。
【0013】図1に示されている如く、アウターステー
タ(16)とインナーステータ(14)によって、でき
た空間にはラジアル均等磁場が形成されており、その磁
束方向はラジアル方向であり、放射線状に磁力線が存在
するものである。しかるに、ラジアル磁界の中ではイン
ナーステータ(14)外面からアウターステータ(1
6)内面に向けて、放射線状に磁力線が存在する。この
ラジアル均等磁場の中にローテイタ(12)を順方向に
入れると、図3に示されている様に、ローテイタ(1
2)は、インナーステータ(14)のS極にローテイタ
(12)のN極を向け、アウターステータ(16)のN
極にローテイタ(12)のS極を向ける。この時、サイ
ドホイール(18)を回転させると、ローテイタ(1
2)は、そのN極をアウターステータ(16)とインナ
ーステータ(14)の中心点Oに向けたままで、自由公
転する。次に、図4に示されている様に、このラジアル
均等磁場の中でローテイタ(12)を、約90度回転さ
せると、ローテイタ(12)が順方向に復元しようとす
る強力な自転モーメントが発生する。この時、この自転
力の発生源である磁気ベクトルをインナーステータ(1
4)側から分析して見ると、図5に図示してある様に、
ローテイタ(12)のN極が中心点Oに向けて引合う力
(ベクトルN→O)が発生し、ローテイタ(12)のS
極が中心点から外側に向けて排斥する力(ベクトルO→
S)が発生している事がわかる。従って、ローテイタ
(12)は、その中心点Cを支点として、時計方向に自
転することになる。この状態で、このローテイタ(1
2)の自転力を利用すべく、ローテイタ(12)をサイ
ドホイール(18)に機械的に固定して一体化すれば、
自転方向と同じ時計方向にローテイタ(12)の自転力
でサイドホイール(18)を回転できるのでは?という
錯覚にとらわれるが実際には、このラジアル磁界のすべ
ての位置で、ラジアル磁界の中心点Oに力点が集中して
いるので、何ら私達の実社会で利用できる連続回転エネ
ルギーを取出すことはできない。ローテイタ(12)
は、サイドホイール(18)に取付けられてはいるが、
機械的に固定されてはいけない。発明者は、何とかこの
ローテイタ(12)の自転力を人類を救済するための代
替エネルギーとして磁気エネルギーから回転エネルギー
として変換するために長年研究開発を続けてきた。つい
に1993年にこのローテイタ(12)を外部からその
自転力と反対方向のトルクで固定すると、ローテイタ
(12)が自転方向と逆方向に公転力を発生し、サイド
ホイール(18)を回転させることを発見した。そし
て、これを「オオサコの原理」とした。その後、なぜこ
の現象が発生するのか、慎重に分析計測を重ねた結果、
次の事が判明した。ローテイタ(12)に逆トルクを与
えることによる公転力の発生は、つまり、上記の状態に
図5に図示されている様に、外部からベクトルN→A、
ベクトルB→Sを与えたことになり、ベクトルN→Aと
ベクトルN→Oによって、合成ベクトルN→Cが発生
し、公転トルクTが得られ、さらには、ベクトルB→S
とベクトルO→Sに合成ベクトル0→Sが発生し、公転
トルクT’が得られ、最終的に合成公転トルクFRが得
られるのである。次にでは、いかにして、永久磁石回路
だけで、この付加ベクトルをローテイタ(12)にラジ
アル磁界内で360度すべての位置で与える事が可能に
なるのか?長期にわたる研究開発で色々な試行錯誤の
末、1998年ついに、発明者は図6に示す様なローテ
イタ(12)に一体となったスタビライザーバー(2
4)を考えだし、その先端のχ点にスタビライザー(2
2)で発生させた復元自転力を与えることによって、つ
いに磁気エネルギーだけで連続回転するモータを完成さ
せる事ができた。図7において、図に示されている如
く、スタビライザーアウターステータ(26)とスタビ
ライザーインナーステータ(28)によって、できた空
間にはラジアル均等磁場が形成されており、その磁束方
向はラジアル方向であり、放射線状に磁力線が存在する
ものである。しかるに、このラジアル磁界の中ではスタ
ビライザーインナーステータ(28)外面からスタビラ
イザーアウターステータ(26)内面に向けて、放射線
状に磁力線が存在する。このラジアル均等磁場の中にス
タビライザー(22)を順方向に入れると、図7に示さ
れている様に、スタビライザー(22)は、スタビライ
ザーインナーステータ(28)のS極にスタビライザー
(22)のN極を向け、スタビライザーアウターステー
タ(26)のN極にスタビライザー(22)のS極を向
ける。この時、スタビライザーサイドホイール(30)
を回転させると、スタビライザー(22)は、そのN極
をスタビライザーインナーステータ(28)の中心点O
に向けたままで、自由公転する。次に、図8に示されて
いる様に、このラジアル均等磁場の中でスタビライザー
(22)のN極側をラジアルインナーステータ(28)
側を中心にしてスタビライザー(22)のS極側を少し
順方向よりずらすと、スタビライザー(22)に順方向
に復元しようとする強力な自転モーメントDが発生す
る。この自転力の発生点であるスタビライザー(22)
の端部S点から前述したローテイタ(12)に一体とな
ったスタビライザーバー(24)のχ点にモーメントD
を与えることによって、合成ベクトルが合成され、さら
に公転合成ベクトルFRが得られる。
【0014】ラジアル磁界のラジアル磁力線に対するロ
ーテイタ(12)の迎角度を変化させることによって、
ローテイタ(12)の回転力を制御することができるの
でモータの始動、停止、時計方向回転、反時計方向回
転、あるいは任意にシャフト(20)に伝達される回転
トルクをコントロールすることが可能である。
【0015】
【発明の効果】以上に述べた様に、本発明に係るモータ
によれば、アウターステータと中心部に設置したインナ
ーステータに永久磁石を利用し、これらの両ステータの
間に形成されたラジアル磁界の中に、永久磁石でできた
ローテイタを配置し、そのローテイタをスタビライザー
でラジアル空間内に任意の角度に保持することによっ
て、強力なローテイタの自転力を公転力に変換して回転
させることができる。すなわち永久磁石から得られる磁
気エネルギーを好適に制御して、この磁気エネルギーが
得られる限りローテイタを継続的に公転させて回転力を
得るものであって、外部からは何のエネルギーも必要と
しない。このために、資源の枯渇や環境汚染の如く生態
系に深刻な影響を与える恐れが全くなく、クリーンなエ
ネルギー供給源となり得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るモータの側面図で
ある。
【図2】本発明の好適な実施例に係るモータの分解斜視
図である。
【図3】ラジアル磁界とローテイタを示す平面図であ
る。
【図4】ラジアル磁界の中で自転力を持つローテイタを
示す平面図である。
【図5】自転力を持つローテイタを空間固定した時に発
生するベクトル解析図である。
【図6】ローテイタのスタビライザーバーのχ点に反ト
ルクDを与えた時に発生する合成ベクトルの解析図であ
る。
【図7】スタビライザーラジアル磁界とスタビライザー
を示す平面図である。
【図8】スタビライザーラジアル磁界の中で復元力を持
つスタビライザーを示す平面図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 12 ローテイタ 13 ローテイタヨーク 14 インナーステータ 16 アウターステータ 18 サイドホイール 20 シャフト 22 スタビライザー 24 スタビライザーバー 26 スタビライザーアウターステータ 28 スタビライザーインナーステータ 30 スタビライザーサイドホイール 32 インナーステータヨーク 34 プーリ 36 ブレーキドラム 38 ブレーキユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング(10)に内装したアウタース
    テータ(16)と中心部に設置したインナースタータ
    (14)との間に得られる空間にラジアル磁界を形成さ
    せ、そのラジアル磁界の中で、サイドホイール(18)
    に取付けられたローテイタ(12)と、さらにそのロー
    テイタ(12)をラジアル磁界空間の中で任意の角度に
    空間固定するためのスタビライザー(22)からなり、
    以下の要件から構成されていることを特徴とするモー
    タ。 前記ローテイタ(12)は、以下の構成を有してい
    る。永久磁石を材質としており、非磁性体のローテイタ
    ヨーク(13)に配置されている。ローテイタ(12)
    は、アウターステータ(16)とインナーステータ(1
    4)との間にできた空間に形成されたラジアル磁界の中
    でサイドホイール(18)に取付けられ、自転自在、か
    つ、インナーステータ(14)回りを公転できる様に設
    計されている。そして、その着磁は、ローテイタ(1
    2)の公転回転方向にNまたはS、公転回転方向後部に
    SまたはNとする方向に設定されている。 前記アウターステータ(16)は、以下の構成を有し
    ている。永久磁石を材質とする円筒形状、円錐形状、略
    円錐形状あるいは略球形状からなり、それらの着磁は、
    内面をNまたはS、外面をSまたはNとするラジアル方
    向に着磁され、ケーシング(10)に固定されている。 前記インナーステータ(14)は、以下の構成を有し
    ている。永久磁石を材質とする円筒形状、円錐形状、略
    円錐形状あるいは略球形状からなり、それらの着磁は、
    内面をNまたはS、外面をSまたはNとするラジアル方
    向に着磁され、インナーヨーク(32)に固定されてい
    る。 前記アウターステータ(16)と前記インナーステー
    タ(14)は、同心円的に配置され、前記アウターステ
    ータ(16)と前記インナーステータ(14)は、それ
    ぞれラジアル方向に着磁されており、アウターステータ
    (16)の内面とインナーステータ(14)の外面との
    間にできる空間にラジアル磁界が形成される様に、アウ
    ターステータ(16)の内面がNであれば、インナース
    テータ(14)の外面がSに着磁されている。あるい
    は、アウターステータ(16)の内面がSであれば、イ
    ンナーステータ(14)の外面がNに着磁されている。 前記スタビライザーアウターステータ(26)は、以
    下の構成を有している。永久磁石を材質とする円筒形
    状、円錐形状、略円錐形状あるいは略球形状からなり、
    それらの着磁は、内面をNまたはS、外面をSまたはN
    とするラジアル方向に着磁され、ケーシング(10)に
    固定されている。 前記スタビライザーインナーステータ(28)は、以
    下の構成を有している。永久磁石を材質とする円筒形
    状、円錐形状、略円錐形状あるいは略球形状からなり、
    それらの着磁は、内面をNまたはS、外面をSまたはN
    とするラジアル方向に着磁されている。 前記スタビライザーアウターステータ(26)と前記
    スタビライザーインナーステータ(28)は、同心円的
    に配置され、スタビライザーアウターステータ(26)
    と前記スタビライザーインナーステータ(28)は、そ
    れぞれラジアル方向に着磁されており、スタビライザー
    アウターステータ(26)と、スタビライザーインナー
    ステータ(28)との間にできる空間にラジアル磁界が
    形成される様に、スタビライザーアウターステータ(2
    6)の内面がNであれば、スタビライザーインナーステ
    ータ(28)の外面がSに着磁されている。あるいは、
    スタビライザーアウターステータ(26)の内面がSで
    あれば、スタビライザーインナーステータ(28)の外
    面がNに着磁されている。 スタビライザー(22)は、以下の構成を有してい
    る。永久磁石を材質としている。スタビライザー(2
    2)は、スタビライザーアウターステータ(26)とス
    タビライザーインナーステータ(28)との間にできた
    空間に形成されたラジアル磁界の中で、自転、公転自在
    の状態でスタビライザーホイール(30)に取付けら
    れ、スタビライザーラジアル磁界の中で公転しながら、
    その自転力による復原力でローテイタ(12)を空間で
    所定の位置に常に保持する様に設計されている。その着
    磁は、ラジアル方向の磁界に順方向になる様にスタビラ
    イザーインナーステータ(28)側にSまたはN、スタ
    ビライザーアウターステータ(26)側にNまたはSに
    設定されている。それは、ラジアル磁界中で自転力をも
    ったローテイタ(12)にスタビライザー(22)によ
    って反トルクを与え、空間で任意の角度を保持すれば、
    ローテイタ(12)の自転力が公転力に変換される現象
    「オオサコの原理」を利用するためである。
  2. 【請求項2】前記ローテイタ(12)がサイドホイール
    (18)に機械的に固定されず自在に自転できる様にフ
    ローティングされて保持される様に設計された請求項1
    記載のモータ。
  3. 【請求項3】前記ローテイタ(12)のラジアル磁界中
    における空間固定にスタビライザー(22)に発生する
    復元力を利用する様にした構造の請求項1記載のモー
    タ。
  4. 【請求項4】前記ローテイタ(12)のラジアル磁界の
    磁力線に対する迎角度を変化させることによって、ロー
    テイタ(12)の公転力を制御し、モータの始動、停
    止、時計方向回転、反時計方向回転、任意にコントロー
    ルする様に設計された請求項1記載のモータ。
  5. 【請求項5】シャフト(20)に一体となったブレーキ
    ドラム(36)をブレーキユニット(38)によって回
    転制御して、制止、運転をする様に設計された請求項1
    記載のモータ。
  6. 【請求項6】遠心力によって、ローテイタ(12)の迎
    角を変化させ、一定のトルク、一定の回転数を制御でき
    る様にした請求項1記載のモータ。
  7. 【請求項7】スタビライザー(22)のスタビライザー
    アウターステータ(26)側に発生した復原力Dがロー
    テイタバー(24)のχ点に与えられる様に設計された
    請求項1記載のモータ。
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