JP3187949U - 災害時用ポータブル発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】災害等により電源を消失したときに緊急に生活用の電源を確保できる災害時用ポータブル発電機を提供する。【解決手段】始動モーター3に直結された回転軸4に第1回転盤5と第2回転盤を取り付けると共にこれら第1、第2回転盤に永久磁石6a、6c及び22c、22gを取り付ける。その上で、第1回転盤5の永久磁石6a、6cと対向する位置に鉄心18にトリガーコイル19とパワーコイル20を巻きつけて第1回転盤5に磁石の反発作用を利用して回転力を付与し、第2回転盤の永久磁石22c、22g間にα巻きコイルを配置することで起電力を発生させて第2バッテリーに蓄電し、このバッテリーからの電力を例えば家庭の電源とする。第1回転盤5の回転は、モーター3の始動とパワーコイル19に対する間欠的な給電時のみ電力を消費し、磁力の反発作用と第1及び第2回転盤はその慣性作用で回転を持続する。【選択図】図2

Description

本考案は、災害等により電源を消失したときに緊急に生活用の電源を確保できるポータブル型の発電機に関する。
災害等により電源を消失したときに緊急に電源を確保する手段としては、内燃機関により発電機を駆効して電力を得る所謂ポータブル型の自家発電機の存在が良く知られている(例えば実用新案登録第3173414号公報)。
しかし、上記自家発電機の場合、燃料の灯油とかガソリン等の燃料を確保できる場合は用をなすが、燃料が確保できないと、その時点で電力の供給は止ることになる。
また、仮に燃料が確保できているとしても、騒音とか排気ガスあるいは振動等の問題があり、短時間であると我慢はできても、長期間になると我慢の限界となる。
また、従来の自家発電機の場合は、老人や子供には操作ができない場合が多い。
その他、災害時においては飲み水などの生活水の確保が必須となるが、この生活水の確保もままならないことが多い。
また、災害時における電源の確保の問題について触れてみると次のことが想定できる。
(1)災害時に必要とされる発電機の三要素
イ.いつ何処でも使える環境対応型発電機
・放射線、ダイオキシン、CO2、騒音など公害問題に無関係の発電機であるこ と。
・日光や風力などの自然環境に支配されないボタン一つで直ちに作動する発電機 であること。
・バッテリーのように限られた時間だけ使えるものではなく、長時間連続運転出 来る発電機であること。
・石油による3KW程度の発電機ならば業務用として普及しているが、一般家庭 用としては無理がある。家庭用としても使える騒音のない発電機であること。
ロ.日常的にも使える経済的な発電機
・具体的には2KW程度の発電機で現在家庭での電力料金負担額を超えないも の。そうなれば災害時のみならず日常でも使える。その結果災害用としての普 及は急速に行われることになる。
ハ.小型・軽量・ポータブル型発電機
・どこにでも持ち運び自由であることが災害時には必要条件となる。
実用新案登録第3173414号公報
本考案は前記した災害発生時の電源及び生活水確保の問題を解決し、更に排気ガスや騒音、振動等の問題に併せて、スイッチを入れるだけで運転を開始し、途中での運転制御等の操作の必要が無く、よって老人や子供等にも運転操作が可能な災害時用ポータブル発電機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、機本体に対して垂直方向に取り付けられた回転軸と、この回転軸を駆動するモーターと、前記回転軸にその中心で固定されていると共に、周囲に第1永久磁石を等間隔に取り付けた構成の第1回転盤と、前記第1回転盤の周囲において鉄芯の先端を前記第1回転盤に取り付けられた第1永久磁石にそれぞれ対向し、前記鉄芯に対して前記第1永久磁石側にトリガーコイルを配置し、かつこのトリガーコイルの後方にパワーコイルを配置してなる第1発電手段と、前記回転軸に対してその中心で固定されて、第2回転盤において、その周囲に外向きコ字状のヨークを取り付け、このヨークの上下の内側に対向させて一方をN極に、他方をS極に設定した第2永久磁石をそれぞれ取り付けると共に、この第2永久磁石間にα巻きコイルを配置してなる第2発電手段と、前記第1発電手段において発生した電力を蓄電するための第1バッテリーと、前記第1バッテリーに対して再生エネルギーにより発電した電力を蓄電する第2バッテリーと、前記駆動モーターに前記第1バッテリーから始動電力を供給すると共に前記第1発電手段のトリガーコイルに対して間欠的に電力を供給して永久磁石間の磁石の反発力を利用して第1回転盤に持続的な回転力を付与して前記回転軸が回転するように電力の供給を制御する制御回路と、で構成されたことを特徴とするものである。
又は請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の災害時用ポータブル発電機において、前記第1バッテリーに蓄電された電力を大気中の湿度から製水するための電力に用いることにより、電力に併せて給水を可能に構成してなることを特徴とするものである。
又、請求項3に記載の考案は、請求項1に記載の災害時用ポータブル発電機において、前記第1発電手段の鉄芯を中空に形成してなることを特徴とするものである。
この考案によると、重量の軽減を図ることができる。
本考案は、回転盤の回転慣性と永久磁石の磁力及び電磁コイル並びにバッテリーを用いることにより、自己の消費電力以上の起電力を得ることにより、一旦起動したのちは、継続して発電を維持することができる。よって、災害時の電源確保に特に有効である。
また、排ガスや騒音、振動等の問題がないため、環境の悪化を招く心配がないと共にボタン一つで始動ができ、その後はそのまま運転を継続するため、必要に応じて老人や子供にも運転ができる。
また、全体の構成は至極シンプルのため、小型化が可能である。よって、非常用として備える場合とか運搬に際して便利であると共に製作コストもそれほどかからない利点がある。因に、2kwの出力を得る一般家庭用の場合40〜50万円程度となる。
本考案にかかる発電機全体の説明図 発電機本体の縦断面図 駆動原理の説明図 第1コイルの説明図 A−A’線断面図 モーターの説明図 第2コイルの永久磁石とその説明図 B−B’線断面図 第2コイルの説明図 C−C’線断面図 (A)(B)第2発電原理の説明図 本考案に係る発電機を手引き式の移動カートに積載した状態の説明図
本考案は、永久磁石に電気磁石(コイルと電気)を組み合わせて発電機を構成し、かつ電気エネルギーをインプットより高いアウトプットにして生み出すことにより、画期的な発電システムとして完成した点に最大の特徴がある。
前記電気エネルギーをインプットより高いアウトプットにして生み出す基本的な考え方はインプットする電気エネルギーをコイルに間欠的に与え、永久磁石との反発力で回転盤を回転させ、この回転盤の回転慣性力を利用し、更に永久磁石に臨ませたコイルに誘発させた電気エネルギーを蓄電して電源に利用し、かつ前記インプット時の電気エネルギーとしてアウトプットした電力の一部を還流させる点に特徴がある。
つまり、本考案の発電の考え方は、小さな電気エネルギーにより大きな電気エネルギーをとり出す発電の仕組みとして、永久磁石を回転盤側に取り付け、この回転盤に取り付けた永久磁石と電気コイル側に発生した磁石の反発力により円盤を回転させると共にこの回転盤の回転とこの回転により発生する慣性力を利用してコイル側に誘起電力を発生させるもので、小さな電気エネルギーのインプットで大きな電気エネルギーを取り出すようにすることである。
そして、電気エネルギーを発生させるコイルを前記永久磁石が回転する円軌道に対向して配置し、この配置するコイルの数を増加することにより、発生する電気エネルギーの量を増大させることが可能になる。
本考案はこのような知見に基づき完成するに至ったものであり、災害発生時の電気エネルギーの確保手段として特に有効であるが、その他の電気エネルギー源としての実用化と応用は無限である。
図1乃至図12に基づいてに本考案に係る災害時用ポータブル発電機(以下「発電機」という。)の構成例とその発電原理を説明する。
図1において、符号の1は、機本体であって、この機本体1内には、後述する磁石発電器が組み込まれている。2は、機本体1の上部に配置された第1発電手段であって、この第1発電手段は、始動・回転コントロール用モーター3と、このモーター3の回転子に直結された回転軸4と、この回転軸4に取り付けられた第1回転盤5と、この第1回転盤5の周囲に取り付けられた永久磁石6a〜6dと、この永久磁石6a〜6dに対向するように第1回転盤5の周囲において対向するように配置されたコイル7と、第1バッテリー8と、第2バッテリー9と、家庭用配電盤ブレーカー10と第2バッテリー9との間に挿入されたインバーター11と、コントローラー12とからなる。
13は、第1バッテリー8に発生した電力を供給する初期充電用ソーラーパネルである。
14は、モーター3と第1バッテリー8間に挿入されたモータードライバー、15は機本体1内の第2発電手段(後述)と第2バッテリー9間に挿入されたコントローラーである。
図2は第1発電手段(a)と第2発電手段(b)の説明図、図3は発電原理の説明図であって、モーター3の回転子はカップリング16を介して回転軸4に直結されていると共にこの回転軸4には第1回転盤5が取り付けられている。
第1回転盤5は円盤状を呈し、この周囲には図4に示すように90°間隔で4個のN型永久磁石6a〜6dが外向きに配置して取り付けられている。
コイル7は、第1発電手段aとしてのコイルであって、このコイル7は、図4に示すように鉄心18の前方にトリガーコイル19を配置し、このトリガーコイル19の後方にパワーコイル20を配置しており、このコイル7と前記永久磁石6a〜6dとは次の関係で第1回転盤5(回転軸4)に回転力を発生させる。
すなわち、図3において、
・a→b間はコイルに通電していないのでパワーコイル20は磁石によって発電する。
・第1回転盤5が慣性によってbポジションに来た瞬間トリガーコイル19はパワーコイル20にパレス電流を流すように指示する。パワーコイル20の鉄心18の先端部は瞬間N極になりNとNの反発力によってbポジションの磁石はトルクを得、回転する。
・b→c間はパワーコイル20と磁石により発電する。つまり、一回転の中で第1回転盤5を廻すモーターの役割(bポジ)と発電(a→b、b→c)の役割をタイムシェアリングで果たしている。
この発電原理で発電した電力は、第1バッテリー8に蓄電される。また、トリガーコイル19に対しては、第1バッテリー8から間欠的に電力が供給されることにより、トリガーコイル19を瞬間的に励起させて永久磁石6a〜6d間の磁力の反発をうながし、第1円盤5に回転力を発生させる。
以上のように、第1回転盤5は、トリガーコイル19の瞬間的な電磁反発力を永久磁石6a〜6dに発生させ、かつ第1回転盤5の回転慣性の組み合わせに併せてパワーコイル18に誘起電力を発生させ、第1バッテリー8に蓄電し、その一部は前記トリガーコイル19に給電し、第1バッテリー8に蓄電する。
第1バッテリー8の電力が不足する場合は直ちに第2バッテリー9より送電できるようコントローラー12が第1、第2バッテリー8、9の間に挟まれている。
次に、第2発電手段(b)について説明する。
この第2発電手段(b)は、図2、図7乃至図10に示すように、回転軸4に取り付けられた第2回転盤21には等間隔に永久磁石22a〜22hがヨーク23を介して上下に対向して取り付けられている。
24a〜24hは、前記各ヨーク23の上下の永久磁石22間に配置されたα巻きコイルであって、このα巻きコイル24a〜24hのヨーク23a〜23hは、図2及び図7に示すように機本体1に部材25を用いて固定されている。
以上に説明した第2発電手段(b)の作動(発電)原理を図11(A)(B)に基づいて説明する。
(1)発電盤は第2回転盤21と同一軸で連動する。
(2)ヨーク23の先端に装着しているN、S永久磁石22の間にα巻コイルが間隔を置いて狭まる状態になり、永久磁石22の回転によって発電する。
(3)発電した電力は交流なのでコンバーター15を通してから第2バッテリー9に蓄えられる。
(4)第2バッテリー9からインバーター11を通してAC電流に変えられ使用されることになる。
α巻にしたコイルの場合は磁力の方向が左右のコイルの接面に向かうため、左右とも同じ出力の磁力を発生し、向きが相対しているので、バランスのとれた磁場が形成される。
通電すると極性を相殺するように磁場が生まれる。テスラメータで計測すると0mTとなるが電流は流れているのでN極ともS極とも言えない磁場が若干発生する。
24は回転軸4を支持するスラストベアリングである。
図12は、以上で説明した発電機を手押し式のキャリア26に積載した説明図であって、このキャリア26でどこへでも運搬し、電源として利用できる。
1 機本体
3 モーター
5 第1回転盤
6 永久磁石
7 コイル
8 第1バッテリー
9 第2バッテリー
22 永久磁石
23 第2回転盤
24a〜24h α巻コイル
a 第1発電手段
b 第2発電手段
本考案は、災害等により電源を消失したときに緊急に生活用の電源を確保できるポータブル型の発電機に関する。
災害等により電源を消失したときに緊急に電源を確保する手段としては、内燃機関により発電機を駆効して電力を得る所謂ポータブル型の自家発電機の存在が良く知られている(例えば実用新案登録第3173414号公報)。
しかし、上記自家発電機の場合、燃料の灯油とかガソリン等の燃料を確保できる場合は用をなすが、燃料が確保できないと、その時点で電力の供給は止ることになる。
また、仮に燃料が確保できているとしても、騒音とか排気ガスあるいは振動等の問題があり、短時間であると我慢はできても、長期間になると我慢の限界となる。
また、従来の自家発電機の場合は、老人や子供には操作ができない場合が多い。
その他、災害時においては飲み水などの生活水の確保が必須となるが、この生活水の確保もままならないことが多い。
また、災害時における電源の確保の問題について触れてみると次のことが想定できる。(1)災害時に必要とされる発電機の三要素
イ.いつ何処でも使える環境対応型発電機
・放射線、ダイオキシン、CO2、騒音など公害問題に無関係の発電機であるこ と。
・日光や風力などの自然環境に支配されないボタン一つで直ちに作動する発電機 であること。
・バッテリーのように限られた時間だけ使えるものではなく、長時間連続運転出
来る発電機であること。
・石油による3KW程度の発電機ならば業務用として普及しているが、一般家庭
用としては無理がある。家庭用としても使える騒音のない発電機であること。
ロ.日常的にも使える経済的な発電機
・具体的には2KW程度の発電機で現在家庭での電力料金負担額を超えないも
の。そうなれば災害時のみならず日常でも使える。その結果災害用としての普
及は急速に行われることになる。
ハ.小型・軽量・ポータブル型発電機
・どこにでも持ち運び自由であることが災害時には必要条件となる。
実用新案登録第3173414号公報
本考案は前記した災害発生時の電源及び生活水確保の問題を解決し、更に排気ガスや騒音、振動等の問題に併せて、スイッチを入れるだけで運転を開始し、途中での運転制御等の操作の必要が無く、よって老人や子供等にも運転操作が可能な災害時用ポータブル発電機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、機本体に対して垂直方向に取り付けられた回転軸と、この回転軸を駆動するモーターと、前記回転軸にその中心で固定されていると共に、周囲に第1永久磁石を等間隔に取り付けた構成の第1回転盤と、前記第1回転盤の周囲において鉄芯の先端を前記第1回転盤に取り付けられた第1永久磁石にそれぞれ対向し、前記鉄芯に対して前記第1永久磁石側にトリガーコイルを配置し、かつこのトリガーコイルの後方にパワーコイルを配置してなる第1発電手段と、前記回転軸に対してその中心で固定されて、第2回転盤において、その周囲に外向きコ字状のヨークを取り付け、このヨークの上下の内側に対向させて一方をN極に、他方をS極に設定した第2永久磁石をそれぞれ取り付けると共に、この第2永久磁石間にα巻きコイルを配置してなる第2発電手段と、前記第1発電手段において発生した電力を蓄電するための第1バッテリーと、前記第1バッテリーに対して再生エネルギーにより発電した電力を蓄電する第2バッテリーと、前記駆動モーターに前記第1バッテリーから始動電力を供給すると共に前記第1発電手段のトリガーコイルに対して間欠的に電力を供給して永久磁石間の磁石の反発力を利用して第1回転盤に持続的な回転力を付与して前記回転軸が回転するように電力の供給を制御する制御回路と、で構成されたことを特徴とするものである。
又、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の災害時用ポータブル発電機において、前記第1発電手段の鉄芯を中空に形成してなることを特徴とするものである。
この考案によると、重量の軽減を図ることができる。
本考案は、回転盤の回転慣性と永久磁石の磁力及び電磁コイル並びにバッテリーを用いることにより、自己の消費電力以上の起電力を得ることにより、一旦起動したのちは、継続して発電を維持することができる。よって、災害時の電源確保に特に有効である。
また、排ガスや騒音、振動等の問題がないため、環境の悪化を招く心配がないと共にボタン一つで始動ができ、その後はそのまま運転を継続するため、必要に応じて老人や子供にも運転ができる。
また、全体の構成は至極シンプルのため、小型化が可能である。よって、非常用として備える場合とか運搬に際して便利であると共に製作コストもそれほどかからない利点がある。因に、2kwの出力を得る一般家庭用の場合40〜50万円程度となる。
本考案にかかる発電機全体の説明図 発電機本体の縦断面図 駆動原理の説明図 第1コイルの説明図 A−A’線断面図 モーターの説明図 第2コイルの永久磁石とその説明図 B−B’線断面図 第2コイルの説明図 C−C’線断面図 (A)(B)第2発電原理の説明図 本考案に係る発電機を手引き式の移動カートに積載した状態の説明図
本考案は、永久磁石に電気磁石(コイルと電気)を組み合わせて発電機を構成し、かつ電気エネルギーをインプットより高いアウトプットにして生み出すことにより、画期的な発電システムとして完成した点に最大の特徴がある。
前記電気エネルギーをインプットより高いアウトプットにして生み出す基本的な考え方はインプットする電気エネルギーをコイルに間欠的に与え、永久磁石との反発力で回転盤を回転させ、この回転盤の回転慣性力を利用し、更に永久磁石に臨ませたコイルに誘発させた電気エネルギーを蓄電して電源に利用し、かつ前記インプット時の電気エネルギーとしてアウトプットした電力の一部を還流させる点に特徴がある。
つまり、本考案の発電の考え方は、小さな電気エネルギーにより大きな電気エネルギーをとり出す発電の仕組みとして、永久磁石を回転盤側に取り付け、この回転盤に取り付けた永久磁石と電気コイル側に発生した磁石の反発力により円盤を回転させると共にこの回転盤の回転とこの回転により発生する慣性力を利用してコイル側に誘起電力を発生させるもので、小さな電気エネルギーのインプットで大きな電気エネルギーを取り出すようにすることである。
そして、電気エネルギーを発生させるコイルを前記永久磁石が回転する円軌道に対向して配置し、この配置するコイルの数を増加することにより、発生する電気エネルギーの量を増大させることが可能になる。
本考案はこのような知見に基づき完成するに至ったものであり、災害発生時の電気エネルギーの確保手段として特に有効であるが、その他の電気エネルギー源としての実用化と応用は無限である。
図1乃至図12に基づいてに本考案に係る災害時用ポータブル発電機(以下「発電機」という。)の構成例とその発電原理を説明する。
図1において、符号の1は、機本体であって、この機本体1内には、後述する磁石発電器が組み込まれている。2は、機本体1の上部に配置された第1発電手段であって、この第1発電手段は、始動・回転コントロール用モーター3と、このモーター3の回転子に直結された回転軸4と、この回転軸4に取り付けられた第1回転盤5と、この第1回転盤5の周囲に取り付けられた永久磁石6a〜6dと、この永久磁石6a〜6dに対向するように第1回転盤5の周囲において対向するように配置されたコイル7と、第1バッテリー8と、第2バッテリー9と、家庭用配電盤ブレーカー10と第2バッテリー9との間に挿入されたインバーター11と、コントローラー12とからなる。
13は、第1バッテリー8に発生した電力を供給する初期充電用ソーラーパネルである。
14は、モーター3と第1バッテリー8間に挿入されたモータードライバー、15は機本体1内の第2発電手段(後述)と第2バッテリー9間に挿入されたコントローラーである。
図2は第1発電手段(a)と第2発電手段(b)の説明図、図3は発電原理の説明図であって、モーター3の回転子はカップリング16を介して回転軸4に直結されていると共にこの回転軸4には第1回転盤5が取り付けられている。
第1回転盤5は円盤状を呈し、この周囲には図4に示すように90°間隔で4個のN型永久磁石6a〜6dが外向きに配置して取り付けられている。
コイル7は、第1発電手段aとしてのコイルであって、このコイル7は、図4に示すように鉄心18の前方にトリガーコイル19を配置し、このトリガーコイル19の後方にパワーコイル20を配置しており、このコイル7と前記永久磁石6a〜6dとは次の関係で第1回転盤5(回転軸4)に回転力を発生させる。
すなわち、図3において、
・a→b間はコイルに通電していないのでパワーコイル20は磁石によって発電する。
・第1回転盤5が慣性によってbポジションに来た瞬間トリガーコイル19はパワーコイル20にパレス電流を流すように指示する。パワーコイル20の鉄心18の先端部は瞬間N極になりNとNの反発力によってbポジションの磁石はトルクを得、回転する。
・b→c間はパワーコイル20と磁石により発電する。つまり、一回転の中で第1回転盤5を廻すモーターの役割(bポジ)と発電(a→b、b→c)の役割をタイムシェアリングで果たしている。
この発電原理で発電した電力は、第1バッテリー8に蓄電される。また、トリガーコイル19に対しては、第1バッテリー8から間欠的に電力が供給されることにより、トリガーコイル19を瞬間的に励起させて永久磁石6a〜6d間の磁力の反発をうながし、第1円盤5に回転力を発生させる。
以上のように、第1回転盤5は、トリガーコイル19の瞬間的な電磁反発力を永久磁石6a〜6dに発生させ、かつ第1回転盤5の回転慣性の組み合わせに併せてパワーコイル18に誘起電力を発生させ、第1バッテリー8に蓄電し、その一部は前記トリガーコイル19に給電し、第1バッテリー8に蓄電する。
第1バッテリー8の電力が不足する場合は直ちに第2バッテリー9より送電できるようコントローラー12が第1、第2バッテリー8、9の間に挟まれている。
次に、第2発電手段(b)について説明する。
この第2発電手段(b)は、図2、図7乃至図10に示すように、回転軸4に取り付けられた第2回転盤21には等間隔に永久磁石22a〜22hがヨーク23を介して上下に対向して取り付けられている。
24a〜24hは、前記各ヨーク23の上下の永久磁石22間に配置されたα巻きコイルであって、このα巻きコイル24a〜24hのヨーク23a〜23hは、図2及び図7に示すように機本体1に部材25を用いて固定されている。
以上に説明した第2発電手段(b)の作動(発電)原理を図11(A)(B)に基づいて説明する。
(1)発電盤は第2回転盤21と同一軸で連動する。
(2)ヨーク23の先端に装着しているN、S永久磁石22の間にα巻コイルが間隔を置いて狭まる状態になり、永久磁石22の回転によって発電する。
(3)発電した電力は交流なのでコンバーター15を通してから第2バッテリー9に蓄えられる。
(4)第2バッテリー9からインバーター11を通してAC電流に変えられ使用されることになる。
α巻にしたコイルの場合は磁力の方向が左右のコイルの接面に向かうため、左右とも同じ出力の磁力を発生し、向きが相対しているので、バランスのとれた磁場が形成される。
通電すると極性を相殺するように磁場が生まれる。テスラメータで計測すると0mTとなるが電流は流れているのでN極ともS極とも言えない磁場が若干発生する。
24は回転軸4を支持するスラストベアリングである。
図12は、以上で説明した発電機を手押し式のキャリア26に積載した説明図であって、このキャリア26でどこへでも運搬し、電源として利用できる。
1 機本体
3 モーター
5 第1回転盤
6 永久磁石
7 コイル
8 第1バッテリー
9 第2バッテリー
22 永久磁石
23 第2回転盤
24a〜24h α巻コイル
a 第1発電手段
b 第2発電手段

Claims (3)

  1. 機本体に対して垂直方向に取り付けられた回転軸と、この回転軸を駆動するモーターと、前記回転軸にその中心で固定されていると共に、周囲に第1永久磁石を等間隔に取り付けた構成の第1回転盤と、前記第1回転盤の周囲において鉄芯の先端を前記第1回転盤に取り付けられた第1永久磁石にそれぞれ対向し、前記鉄芯に対して前記第1永久磁石側にトリガーコイルを配置し、かつこのトリガーコイルの後方にパワーコイルを配置してなる第1発電手段と、前記回転軸に対してその中心で固定されて、第2回転盤において、その周囲に外向きコ字状のヨークを取り付け、このヨークの上下の内側に対向させて一方をN極に、他方をS極に設定した第2永久磁石をそれぞれ取り付けると共に、この第2永久磁石間にα巻きコイルを配置してなる第2発電手段と、前記第1発電手段及び第2発電手段において発生した電力を蓄電するための第1バッテリーと、前記第1バッテリーに対して再生エネルギーにより発電した電力を蓄電する第2バッテリーと、前記駆動モーターに前記第1バッテリーから始動電力を供給すると共に前記第1発電手段のトリガーコイルに対して間欠的に電力を供給して永久磁石間の磁石の反発力を利用して第1回転盤に持続的な回転力を付与して前記回転軸が回転するように電力の供給を制御する制御回路と、で構成された災害時用ポータブル発電機。
  2. 前記第1バッテリーに蓄電された電力を大気中の湿度から製水するための電力に用いることにより、電力に併せて給水を可能に構成してなる請求項1に記載の災害時用ポータブル発電機。
  3. 前記第1発電手段の鉄芯を中空に形成してなる請求項1に記載の災害時用ポータブル発電機。
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JP2017131092A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 克己 茂木 モーター発電機
JP2020191705A (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 祥雄 鈴木 磁気誘導発電機
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