JPH11205130A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

Info

Publication number
JPH11205130A
JPH11205130A JP10003152A JP315298A JPH11205130A JP H11205130 A JPH11205130 A JP H11205130A JP 10003152 A JP10003152 A JP 10003152A JP 315298 A JP315298 A JP 315298A JP H11205130 A JPH11205130 A JP H11205130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
phase
clock
pll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10003152A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3313318B2 (ja
Inventor
Takashi Kako
尚 加來
Noboru Kawada
昇 川田
Hideo Miyazawa
秀夫 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP00315298A priority Critical patent/JP3313318B2/ja
Priority to US09/205,804 priority patent/US6377647B1/en
Publication of JPH11205130A publication Critical patent/JPH11205130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3313318B2 publication Critical patent/JP3313318B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
    • H03L7/091Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector using a sampling device
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0331Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop with a digital phase-locked loop [PLL] processing binary samples, e.g. add/subtract logic for correction of receiver clock

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術に比してジッタを小さく抑えること
が可能なPLL回路を提供する。 【解決手段】 内部の発振信号を外部からの入力クロッ
ク信号に同期せしめるPLL回路であって、入力クロッ
ク信号を分周する分周回路1と、電圧制御発振器2と、
電圧制御発振器2の出力信号に基づいて分周回路1の出
力信号よりも高速でかつ一定周期の歯抜け部分を有する
歯抜けクロック信号を作成する歯抜けクロック作成回路
3と、分周回路1の出力信号を歯抜けクロック信号によ
ってサンプリングする位相比較回路4と、位相比較回路
4の出力信号の変化を記憶するシフトレジスタ5と、シ
フトレジスタ5の値を位相差に変換しその位相差に基づ
いて電圧制御発振器2への入力電圧を制御するディジタ
ル信号処理回路9と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部の発振信号を
外部からの入力クロック信号に同期せしめるPLL(Pha
se Locked Loop) 回路に関し、特に、高速データモデム
での使用に適したPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電話回線、専用回線又はメタリ
ック回線を介してデータ伝送をするためにデータモデム
が使用されている。これらの中で、特に、メタリック回
線用モデムに関しては、高速化が著しく、数Mbpsの
データレートが実現されている。このような高速データ
モデムをディジタル多重化装置等を介して網同期してい
る装置に接続する場合、モデムは、外部装置からのクロ
ック信号(ST1)として網の高速クロックを入力し、
その高速クロックに内部の発振信号を同期させる必要が
ある。
【0003】図8は、データモデムにおける従来のST
1用PLL回路の一構成例を示すブロック図である。同
図において、発振器32の出力を入力するマイクロプロ
セッサ(MPU)31は、入力クロックST1とPLL
回路の出力クロックFBO3との進み/遅れを判断し、
MPUの出力クロックFBO1を作成しているマシンサ
イクルを増減させる第1次PLL動作を実行する。ま
た、発振器34の出力を入力するディジタルシグナルプ
ロセッサ(DSP)33は、FBO1とFBO3との進
み/遅れを判断し、DSPの出力クロックFBO2を作
成しているマシンサイクルを増減させる第2次PLL動
作を実行する。そして、クロック発生回路35は、マル
チチップ同期用クロックFBO3、D/Aコンバータ用
クロック、等の各種クロックを発生させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなST1用
PLL回路においては、D/Aコンバータ用クロック
に、少なくともDSPの±1マシンサイクル分のジッタ
(jitter)が原理的に発生することとなる。ここで、DS
Pのマシンサイクルは、30〜100ns程度である。
従って、かかるジッタは、データ伝送において数Mbp
sのデータレートを達成するためには大きすぎ、データ
エラーの原因となる。
【0005】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、従来
技術に比してジッタを小さく抑えることが可能なPLL
回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、受信信号より抽出されるタイミン
グ信号に基づいて内部のクロック源の位相を制御するP
LL回路であって、前記クロック源の出力信号に基づい
て一定周期の歯抜け部分を有する歯抜けクロック信号を
作成する歯抜けクロック作成回路と、前記歯抜けクロッ
ク信号によって前記タイミング信号をサンプリングする
位相比較回路と、前記位相比較回路から出力される信号
の値を位相差に変換し、該位相差に基づいて前記クロッ
ク源の位相を制御する処理回路と、を具備するPLL回
路が提供される。
【0007】また、本発明によれば、受信信号より抽出
されるタイミング信号に基づいて内部のクロック源の位
相を制御するPLL回路であって、前記クロック源の出
力信号に基づいて一定周期の歯抜け部分を有する歯抜け
クロック信号を作成する歯抜けクロック作成回路と、前
記歯抜けクロック信号によって前記タイミング信号をサ
ンプリングする位相比較回路と、前記位相比較回路から
出力される信号の値を位相差に変換し、該位相差に基づ
いて前記クロック源の位相を制御する処理回路と、を具
備するPLL回路、を外部装置からの受信信号との同期
用として有するデータモデムが提供される。
【0008】また、本発明によれば、受信した信号から
抽出したタイミング信号と、装置内部のクロック源から
出力されるクロック信号との位相ずれを判別して、位相
ずれ判別結果に基づいて前記タイミング信号と前記クロ
ック信号との位相制御を行う位相制御方法において、前
記クロック信号から、所定周期毎にクロック信号が休止
し、他の期間にクロック信号がオンとなる歯抜けクロッ
ク信号を生成し、前記歯抜けクロック信号により前記タ
イミング信号をサンプリングし、前記歯抜け信号がオン
となっている期間の、前記タイミング信号のオン・オフ
の状態に基づいて、前記クロック信号と前記タイミング
信号の位相ずれを判別することを特徴とする位相制御方
法が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。
【0010】図1は、本発明に係るPLL回路の第1実
施形態を示すブロック図である。また、図2は、図1に
示されるPLL回路の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。図1において、分周回路1は、外部装置か
ら受信される、図2(A)の如き入力クロック信号CK
Iを8分周して図2(B)に示されるタイミング信号を
出力する。電圧制御発振器(voltage controlled oscila
tor)2は、入力電圧に応じて発振周波数が変化する発振
器である。
【0011】歯抜けクロック作成回路3は、電圧制御発
振器2の出力信号を入力し、図2(C)、(E)及び
(G)に示されるように、8個のクロックが発生する期
間とその期間と同一の長さのクロックが発生しない期間
とが交互に出現する歯抜けクロック信号を作成する回路
である。なお、図2(C)、(E)及び(G)は、PL
L回路の位相が入力クロックCKIの位相に対して、進
んでいる場合、ほぼ一致している場合及び遅れている場
合をそれぞれ例示している。
【0012】位相比較回路4は、分周回路1の出力信号
を前記した歯抜けクロック信号によってサンプリングし
保持するフリップフロップである。このサンプリング結
果は、歯抜けクロックの立ち下がり時期に、後段のシフ
トレジスタ5に転送される。すなわち、シフトレジスタ
5は、歯抜けクロック信号を半周期分遅延させたクロッ
ク信号(図示せず)を動作クロックとして入力し、位相
比較回路4の出力を最下位ビット位置に格納するととも
に、既に格納されている各ビットを1ビットずつ上位側
にシフトする8ビットシフトレジスタである。
【0013】バスバッファ6は、アドレスデコーダ7の
出力をイネーブル信号として入力し、そのイネーブル信
号がアクティブのときにシフトレジスタ5の内容をデー
タバスにのせるゲートである。アドレスデコーダ7は、
アドレスバス10の内容をデコードするとともに、シフ
トレジスタ5のアドレスが指定されかつリード信号11
がアクティブのときに出力をアクティブにする回路であ
る。ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)9は、シ
フトレジスタ5を指定するアドレスをアドレスバス10
に出力するとともに、リード信号11をアクティブにし
て、シフトレジスタ5の内容をリードする。
【0014】このリードは、前記した半周期分遅延した
クロック信号の休止期間すなわち歯抜け期間に行われ
る。例えば、クロック信号が図2(C)に示される位相
にある場合にはリード信号11は図2(D)に示される
タイミングでアクティブとなり、また、クロック信号が
図2(E)に示される位相にある場合にはリード信号1
1は図2(F)に示されるタイミングでアクティブとな
り、さらに、クロック信号が図2(G)に示される位相
にある場合にはリード信号11は図2(H)に示される
タイミングでアクティブとなる。
【0015】このように歯抜けクロック信号を用いて図
2(B)のタイミング信号をサンプリングする理由は、
シフトレジスタ5に書き込まれる8ビットの情報に基づ
いてPLL回路内部のクロック信号と外部信号より抽出
されたタイミング信号との位相差(位相ずれ)を算出す
るためである。換言すれば、歯抜けのないクロック信号
によるサンプリングでは、位相ずれが生じているか否か
を判断する基準が存在しないことによる。本実施形態の
ように、クロックパルス8個が出現した後に休止すると
いう規則性を有する歯抜けクロックを用いて図2(B)
のタイミング信号をサンプリングすれば、そのサンプリ
ング結果に基づき位相ずれを判断することができる。
【0016】例えば、図2(B)に示されるタイミング
信号の位相に対して歯抜けクロック信号が同図(C)に
示される位相を有する場合を考える。位相比較回路4
は、タイミング信号を“データ入力”端子より入力し、
歯抜けクロック信号を“クロック入力”端子より入力す
るフリップフロップであるため、同図(C)の場合、歯
抜けクロック信号のクロックパルスC1,C2,…,C
8に応じて位相比較回路4に順次セットされる値は全て
“1”であり、かかる8個のクロックパルスによる位相
比較後のシフトレジスタ5の値は、"11111111"である。
【0017】また、図2(B)に示されるタイミング信
号の位相に対して歯抜けクロック信号が同図(E)に示
される位相を有する場合、歯抜けクロック信号のクロッ
クパルスC1,C2,C3,C4に対しては位相比較回
路4に“1”が順次セットされるが、C5,C6,C
7,C8に対しては位相比較回路4に“0”が順次セッ
トされ、結果を保持するシフトレジスタ5の値は、"111
10000"となる。さらに、図2(B)に示されるタイミン
グ信号の位相に対して歯抜けクロック信号が同図(G)
に示される位相を有する場合、歯抜けクロック信号のク
ロックパルスC1,C2,…,C8に応じて位相比較回
路4に順次セットされる値は全て“0”であり、シフト
レジスタ5の値は、"00000000"となる。このように、位
相比較回路4は、位相比較結果を導くための値が一時的
にセットされるフリップフロップであり、シフトレジス
タ5は、位相比較結果を記憶するものである。
【0018】かくして、DSP9によってリードされる
シフトレジスタ5の値としては、PLL回路の位相の進
み/遅れに応じて、"00000000","10000000","1100000
0", …,"11111111" の9通りが存在しうる。なお、"000
00000"が、PLL回路の位相が最も遅れた状態に対応
し、"11111111"が、PLL回路の位相が最も進んだ状態
に対応する。そして、DSP9は、シフトレジスタ5の
値に基づいて入力クロック信号CKIに対するPLL回
路の位相の進み/遅れを判断し、電圧制御発振器2への
入力電圧をフィードバック制御する。このようにして位
相同期が確立されるとともに、電圧制御発振器2の出力
が分周回路12に供給され、分周回路12は、必要なタ
イミングクロック信号を作成してPLL回路の外部に供
給する。
【0019】図3は、DSP9の内部において主として
ファームウェアによって実現される処理機能を等価回路
として示すブロック図である。また、図4は、シフトレ
ジスタ5の値Rを位相差Jに変換するためのテーブルを
示す図である。図3において、ROM21は、リードさ
れたシフトレジスタ5の値Rをアドレスとして入力し、
図4のテーブルに示されるように、PLL回路の位相と
入力クロックの位相との間の位相差Jとして−q4 ,−
3 ,…,+q5 のいずれかの値を出力する。なお、シ
フトレジスタ5の値Rが"11110000"又は"11111000"とな
るとき、位相が最も一致した状態となる。
【0020】絶対値回路22は、位相差Jの絶対値|J
|を作成する。位相差の絶対値に基づく制御係数の発生
回路23は、|J|を、4つの領域、すなわち“0<|
J|≦p1 ”、“p1 <|J|≦p2 ”、“p2 <|J
|≦p3 ”又は“p3 <|J|≦180”に振り分け、
それぞれの領域に応じて制御係数aの値をa1 、a2
3 又はa4 のいずれかに設定する。なお、位相差の絶
対値が大きくなるほど、制御係数aが大きくなるように
1 、a2 、a3 及びa4 の値が決められている。本実
施形態においては、しきい値としてp1 、p2 及びp3
の3つを設け、4つの領域に分けて、位相差の絶対値に
基づく制御係数を設定したが、領域数は4に限られな
い。要は、位相差の絶対値が大きくなるほど、制御係数
aが大きくなるようにし、フィードバック量を増大させ
るという点にある。
【0021】位相の進み/遅れに基づく制御係数の発生
回路24は、PLL回路の位相が遅れているとき、すな
わち位相差Jが正のときには、値b1 を制御係数bとし
て出力する一方、PLL回路の位相が進んでいるとき、
すなわち位相差Jが負のときには、値b2 を制御係数b
として出力する。第1の積分器25は、制御係数bの変
動を抑制し平滑化するため、制御係数bを積分して制御
係数cとする。
【0022】制御係数aと制御係数cとは加算器26に
おいて加算され、制御係数dが出力される。第2の積分
器27は、制御係数dの変動を抑制し平滑化するため、
制御係数dを積分して制御係数eを出力する。最後に、
D/A変換器28は、制御係数eをアナログ値に変換
し、電圧制御発振器2に供給する。すなわち、制御係数
eは、電圧制御発振器2への入力電圧を制御するもので
あり、eが大きいほど該入力電圧が増大する。そして、
電圧制御発振器2においては、入力電圧がより大きくな
る側に変化すると発振周波数が増大して位相が進む一
方、入力電圧がより小さくなる側に変化すると発振周波
数が減少して位相が遅れる。
【0023】かくして、本PLL回路は、入力クロック
信号CKIに対する同期を確立し、シフトレジスタ5の
内容は、"11110000"と"11111000"との間を推移するよう
になる。DSPのマシンサイクルが例えば、28.6n
sの場合、図8に示される従来のPLL回路において
は、最小で±28.6nsのジッタが理論的に発生する
が、本実施形態に係るPLL回路によれば、電圧制御発
振器という、発振周波数を連続的に制御することが可能
なクロック源に基づいた位相調整が行われるため、最大
でも±12.0nsのジッタが発生するだけであること
が実験的に確認されている。
【0024】一般に、アナログPLL回路は、アナログ
の位相比較回路、低域通過フィルタ及び電圧制御発振器
を用いて、位相制御を行うものである一方、ディジタル
PLL回路と称されるものは、これらの動作をディジタ
ル的に行うものであるが、本発明に係るPLL回路は、
ハイブリッド型のPLL回路ということができる。
【0025】図5は、本発明に係るPLL回路の第2実
施形態を示すブロック図である。この第2実施形態は、
分周回路1の分周比を可変にする手段を更に設けること
により、複数の速度の入力クロック信号に対応させるこ
とができるようにしようというものである。図5の回路
では、分周回路1が、入力クロックCKIに対して分周
比の異なる複数の分周信号を出力する。そして、新たに
設けられた速度信号選択回路13は、ディップスイッチ
等の所定のハードウェアコンフィギュレーション手段に
よる設定値に基づき複数の分周信号の内の一つを位相比
較回路4に供給する。
【0026】こうすることにより、受信される信号の周
期が異なっても、速度信号選択回路から出力される周波
数を一定に設定することができ、他の回路構成要素を変
更する必要性が排除され、結果として複数の速度の入力
クロック信号をサポートすることが可能となる。例え
ば、外部からのクロック信号の周波数が2倍となったと
きには、分周比が2倍に拡大された分周信号を選択する
ようにすれば、PLL回路動作は、以前の動作と変わる
ことがない。
【0027】図6は、本発明に係るPLL回路の第3実
施形態を示すブロック図である。図6の回路は、図5の
回路と比較して、DSP9と電圧制御発振器2との間に
低域通過フィルタ(LPF)14を備えているという点
においてのみ相違する。本実施形態においては、アナロ
グ電圧信号が、LPF14を通され、その高周波成分が
除去された後に電圧制御発振器2に供給されるため、ノ
イズ耐力が向上する結果となる。
【0028】図7は、本発明に係るPLL回路を備えた
データモデムの一構成例を示すブロック図である。外部
装置からデータモデムへ送られてくる送信データSDが
外部装置のクロックST1に同期する場合、送信データ
SDは、クロック信号ST1のONからOFFへの変化
点において有意な値をとる。その場合には、データモデ
ムは、クロック信号ST1に同期した内部クロック信号
を作成してD/Aコンバータ等に供給する必要がある。
【0029】かかるST1との同期のために、本発明の
PLL回路を使用することにより、たとえST1の速度
が大きくとも、低ジッタの同期を確立することができ
る。なお、図7において、PLL回路以外の構成要素、
すなわちスクランブラ、変調器、D/Aコンバータ、低
域通過フィルタ(LPF)、ゲインスイッチ、A/Dコ
ンバータ、自動等化器、復調器、デスクランブラ、タイ
ミング抽出部等は、従来のモデムにおけるものと同一で
ある。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来技術に比してジッタを小さく抑えることが可能なP
LL回路が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPLL回路の第1実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示されるPLL回路の動作を説明するた
めのタイムチャートである。
【図3】DSPの処理機能を等価回路として示すブロッ
ク図である。
【図4】シフトレジスタの値Rを位相差Jに変換するテ
ーブルを示す図である。
【図5】本発明に係るPLL回路の第2実施形態を示す
ブロック図である。
【図6】本発明に係るPLL回路の第3実施形態を示す
ブロック図である。
【図7】本発明に係るPLL回路を備えたデータモデム
の一構成例を示すブロック図である。
【図8】データモデムにおける従来のST1用PLL回
路の一構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…分周回路 2…電圧制御発振器 3…歯抜けクロック作成回路 4…位相比較回路 5…シフトレジスタ 6…バスバッファ 7…アドレスデコーダ 9…ディジタルシグナルプロセッサ(DSP) 10…アドレスバス 11…リード信号ライン 12…分周回路 13…速度信号選択回路 14…低域通過フィルタ(LPF) 21…ROM 22…絶対値回路 23…制御係数発生回路 24…制御係数発生回路 25…積分器 26…加算器 27…積分器 28…D/A変換器 31…マイクロプロセッサ(MPU) 32…発振器 33…ディジタルシグナルプロセッサ(DSP) 34…発振器 35…クロック発生回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号より抽出されるタイミング信号
    に基づいて内部のクロック源の位相を制御するPLL回
    路であって、 前記クロック源の出力信号に基づいて一定周期の歯抜け
    部分を有する歯抜けクロック信号を作成する歯抜けクロ
    ック作成回路と、 前記歯抜けクロック信号によって前記タイミング信号を
    サンプリングする位相比較回路と、 前記位相比較回路から出力される信号の値を位相差に変
    換し、該位相差に基づいて前記クロック源の位相を制御
    する処理回路と、 を具備するPLL回路。
  2. 【請求項2】 前記クロック源が電圧制御発振器であ
    り、前記処理回路は前記位相差に基づき該電圧制御発振
    器への入力電圧を制御する、請求項1に記載のPLL回
    路。
  3. 【請求項3】 前記処理回路と前記電圧制御発振器との
    間に低域通過フィルタが設けられている、請求項2に記
    載のPLL回路。
  4. 【請求項4】 前記タイミング信号は、前記受信信号を
    分周する分周回路によって抽出され、前記歯抜けクロッ
    ク作成回路は、前記分周回路の出力信号よりも高速な歯
    抜けクロック信号を作成する、請求項1に記載のPLL
    回路。
  5. 【請求項5】 前記分周回路の分周比を可変にする手段
    を更に具備する、請求項4に記載のPLL回路。
  6. 【請求項6】 前記処理回路は、前記位相比較回路の出
    力信号の変化をシフトレジスタに記憶し、該シフトレジ
    スタの値を位相差に変換する、請求項1に記載のPLL
    回路。
  7. 【請求項7】 前記処理回路は、前記位相差の絶対値に
    応じた制御係数と、前記位相差の符号に応じた制御係数
    の積分値と、を加算し、該加算結果を積分した値に基づ
    いて前記クロック源の位相を制御する、請求項1に記載
    のPLL回路。
  8. 【請求項8】 受信信号より抽出されるタイミング信号
    に基づいて内部のクロック源の位相を制御するPLL回
    路であって、 前記クロック源の出力信号に基づいて一定周期の歯抜け
    部分を有する歯抜けクロック信号を作成する歯抜けクロ
    ック作成回路と、 前記歯抜けクロック信号によって前記タイミング信号を
    サンプリングする位相比較回路と、 前記位相比較回路から出力される信号の値を位相差に変
    換し、該位相差に基づいて前記クロック源の位相を制御
    する処理回路と、 を具備するPLL回路、を外部装置からの受信信号との
    同期用として有するデータモデム。
  9. 【請求項9】 受信した信号から抽出したタイミング信
    号と、装置内部のクロック源から出力されるクロック信
    号との位相ずれを判別して、位相ずれ判別結果に基づい
    て前記タイミング信号と前記クロック信号との位相制御
    を行う位相制御方法において、 前記クロック信号から、所定周期毎にクロック信号が休
    止し、他の期間にクロック信号がオンとなる歯抜けクロ
    ック信号を生成し、 前記歯抜けクロック信号により前記タイミング信号をサ
    ンプリングし、 前記歯抜け信号がオンとなっている期間の、前記タイミ
    ング信号のオン・オフの状態に基づいて、前記クロック
    信号と前記タイミング信号の位相ずれを判別することを
    特徴とする位相制御方法。
  10. 【請求項10】 前記タイミング信号を所定の分周比に
    より分周し、 前記分周されたタイミング信号を、前記歯抜けクロック
    信号によりサンプリングすることを特徴とする、請求項
    9に記載の位相制御方法。
JP00315298A 1998-01-09 1998-01-09 Pll回路 Expired - Fee Related JP3313318B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00315298A JP3313318B2 (ja) 1998-01-09 1998-01-09 Pll回路
US09/205,804 US6377647B1 (en) 1998-01-09 1998-12-04 PLL circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00315298A JP3313318B2 (ja) 1998-01-09 1998-01-09 Pll回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11205130A true JPH11205130A (ja) 1999-07-30
JP3313318B2 JP3313318B2 (ja) 2002-08-12

Family

ID=11549389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00315298A Expired - Fee Related JP3313318B2 (ja) 1998-01-09 1998-01-09 Pll回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6377647B1 (ja)
JP (1) JP3313318B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625209B1 (en) * 1999-03-29 2003-09-23 Csi-Wireless, Inc. Short synchronization time data modem
US20040125903A1 (en) * 2002-12-31 2004-07-01 Mel Bazes Digital phase detection with jitter filter
US7415092B2 (en) * 2003-12-15 2008-08-19 Aktino, Inc. Low wander timing generation and recovery
US11075743B2 (en) * 2019-08-27 2021-07-27 Nxp Usa, Inc. Adjustable high resolution timer

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0775319B2 (ja) 1985-08-21 1995-08-09 松下電器産業株式会社 多数決判定機能を有する同期検出回路
JP3257065B2 (ja) 1992-09-22 2002-02-18 ソニー株式会社 ディジタルpll装置
US5428648A (en) 1992-09-18 1995-06-27 Sony Corporation Digital PLL circuit having signal edge position measurement
JP3357208B2 (ja) * 1994-11-25 2002-12-16 アジレント・テクノロジー株式会社 同期信号発生装置
JP3468964B2 (ja) * 1996-01-29 2003-11-25 富士通株式会社 Pll周波数シンセサイザ回路、比較分周器、及び、スワロウカウンタ
JPH09312567A (ja) * 1996-05-20 1997-12-02 Sony Corp Pll周波数シンセサイザの制御回路
US5740211A (en) * 1996-11-12 1998-04-14 Lucent Technologies Inc. Method and apparatus for a hitless switch-over between redundant signals
JP4015232B2 (ja) * 1997-07-25 2007-11-28 富士通株式会社 プリスケーラ、分周器及びpll回路
US6236278B1 (en) * 2000-02-16 2001-05-22 National Semiconductor Corporation Apparatus and method for a fast locking phase locked loop

Also Published As

Publication number Publication date
JP3313318B2 (ja) 2002-08-12
US6377647B1 (en) 2002-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7583774B2 (en) Clock synchroniser
EP0375770B1 (en) Fast locking phase-locked loop utilizing frequency estimation
EP0311973A2 (en) Quotient phase-shift processor for digital phase-licked-loops
JP3084151B2 (ja) 情報処理システム
JPH08265140A (ja) 位相同期ループにおいてフィードバック分周比を決定する方法および装置
JP3313318B2 (ja) Pll回路
US6643345B1 (en) Synchronous control apparatus and method
JP3859531B2 (ja) バーストデータ受信装置
JP2964916B2 (ja) ディジタル位相同期回路及びこれを用いたデータ受信回路
JP2840569B2 (ja) 局間クロック同期回路
JP2560113B2 (ja) データ復調回路
JPH07177194A (ja) 復調回路
JPH0631795Y2 (ja) デイジタル信号同期回路
JP2562775B2 (ja) 送受タイミング同期制御回路
JP2748746B2 (ja) 位相同期発振器
JPH09224063A (ja) クロック再生回路
JP2560982B2 (ja) クロック抽出回路
JPH09215005A (ja) 標本化信号処理装置
JP2001345792A (ja) 位相制御回路
JPH0320180B2 (ja)
JPS60216647A (ja) ジツタ除去同期装置
JPS6354019A (ja) A/d・d/a変換装置
JPH01284132A (ja) 位相比較回路
JPH098789A (ja) クロック再生装置
JPS5989052A (ja) ビツト同期回路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020423

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees