JP2001345792A - 位相制御回路 - Google Patents

位相制御回路

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JP2001345792A
JP2001345792A JP2000166255A JP2000166255A JP2001345792A JP 2001345792 A JP2001345792 A JP 2001345792A JP 2000166255 A JP2000166255 A JP 2000166255A JP 2000166255 A JP2000166255 A JP 2000166255A JP 2001345792 A JP2001345792 A JP 2001345792A
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signal
clock signal
phase
voltage
output
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JP2000166255A
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Kiyoshi Nakamura
清志 中村
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルオーディオシステムにおいて、入
力信号のジッターノイズを低減する位相制御回路を提供
する。 【解決手段】 本発明の位相制御回路は、主に、入力さ
れる基準クロック信号と分周器4の出力クロック信号と
の位相を比較する位相比較器1と、位相比較器1の出力
電圧を平滑化するLPF2と、LPF2から出力される
電圧信号に応じた周波数を発振出力するVCO3と、V
CO3から出力されるマスタークロック信号を所定の分
周比を実行して出力する分周器4と、入力される各信号
を格納するデータ格納部5から構成され、分周器4から
出力する低ジッター化されたクロック信号をデータ出力
用信号(同期信号)としてデータ格納部5に供給し、デ
ータ格納部5に格納された信号を同期信号と同期させて
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部クロック信号
の位相をある基準クロック信号の位相に一致させ、安定
した位相のクロック信号を出力する位相制御回路(PL
L回路)に関する。
【0002】
【従来の技術】データ伝送においては、受信側から送ら
れてくるジッターノイズ(時間軸方向の揺れ)を持った
伝送波形より、誤りなく情報を取り出さなければならな
い。直列データ伝送では、データがビット単位に直列に
送られる。従って、伝送信号からデータを取り出すに
は、ビットの区切りを見出すこと、すなわちビット同期
が必要である。
【0003】この同期の技術は、データ伝送にとって非
常に重要であり、同期の能力を高めることがデータ伝送
の品質を向上させる大きな要因となる。これに役立つの
がPLL回路で、位相に関する自動制御である。PLL
回路の目的は、内部のマスタークロック信号(MCLK
信号)の位相を受信した基準信号の位相に一致させると
ともに、ジッターノイズを低減して安定した位相を持つ
マスタークロック信号を出力することである。
【0004】よって、PLL回路では、受信した基準信
号の立ち上がり時期に対する内部のクロック信号の立ち
上がり時期の遅れまたは進みを位相比較器によって検出
し、遅れている場合には内部のクロック信号を進め、進
んでいる場合には内部のクロック信号を遅らせるように
制御が行われる。ただし、ジッターノイズ等による基準
信号の位相の一時的変動に速やかにクロック信号を追従
させると、安定した位相を持つマスタークロック信号を
得ることができなくなる。従って、従来のPLLはその
構成要素にフィルターを付加し、位相の一時的変動を吸
収し、安定した位相のマスタークロック信号を得るよう
にしている。
【0005】例えば、図2はCD等のディジタルオーデ
ィオシステムにおけるPLL回路の構成を示した図であ
り、ディジタルオーディオ信号としてデータ信号、シス
テムクロック信号、LRクロック信号(以後、DATA
信号、SCLK信号、LRCK信号と称す)を入力クロ
ック信号とする。また、図2において、11は位相比較
器、12はローパスフィルター(以後、LPFと称
す)、13は電圧制御発振器(以後、VCOと称す)、
14は分周器である。
【0006】図2に示すPLL回路において、位相比較
器11は、一般にサンプリング周波数(例えば、44.
1kHz)であるLRCK信号を基準クロック信号と
し、この基準クロック信号の位相と分周器14(後述)
の出力クロック信号の位相を比較し、位相差に応じた電
圧信号をLPF12へ出力する。LPF12は、位相比
較器11の出力電圧を平滑化した電圧信号に変換し、V
CO13は、LPF12から出力された電圧信号により
制御され、所定の周波数信号(例えば、サンプリング周
波数の384倍である16.9344MHzのマスター
クロック信号;MCLK信号)を安定して発振するよう
に動作し、このMCLK信号がD/A変換器等の後段回
路の動作用クロック信号として利用される。
【0007】VCO13は、LPF12から出力される
電圧信号に応じてその発振周波数を変化させる電圧制御
型の発振器であり、VCO13の出力クロック信号の周
波数が分周器14により1/N(例えば、1/384)
とされ、再び位相比較器11において基準クロック信号
と位相比較される。これらの操作を繰り返すことによ
り、基準クロック信号と分周器14の出力クロック信号
との位相差がなくなり、かつ同期がとれた状態となり、
ジッターノイズを低減したMCLK信号を生成すること
ができるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるディ
ジタルオーディオシステムにおけるPLL回路では、主
に、MCLK信号のような高い周波数のクロック信号に
対してのみPLL回路を適用し、DATA信号やSCL
K信号、LRCK信号については何の処理もせず、直接
D/A変換器等の後段回路へ入力することが多かった。
また、ジッターノイズを低減したMCLK信号を分周器
によって所定の分周比を実行し、ジッターノイズを低減
したSCLK信号やLRCK信号を生成することがあっ
ても、DATA信号については非周期的な信号であるの
で、このMCLK信号を利用することができなかった。
つまり、DATA信号を伝送過程で生じたジッターノイ
ズを含んだまま、D/A変換器等の後段回路に入力する
ことになり、オーディオシステムの音質を劣化させてい
た。
【0009】以上から本発明の目的は、ディジタルオー
ディオシステムの全ての入力信号について、ジッターノ
イズを低減することができるPLL回路を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、内部クロック信号の位相を外部から入力さ
れる基準クロック信号の位相に一致させる制御を行う位
相制御手段を備えた位相制御回路において、制御電圧に
従って出力発振周波数を可変する電圧制御発振器と、該
電圧制御発振器の出力信号から得られるマスタークロッ
ク信号を少なくとも二つ以上の分周比を実行して出力す
る分周器と、該分周器の出力クロック信号と前記基準ク
ロック信号との位相差を検出する位相比較器と、該位相
比較器で検出された位相差に応じた電圧をフィルタリン
グ処理し制御電圧として前記電圧制御発振器に出力する
フィルターと、外部から入力されるデータ信号を格納
し、該データ信号を前記分周器の出力クロック信号に基
づいて出力するデータ格納手段とを備えることを特徴と
している。
【0011】すなわち、ディジタルオーディオシステム
において、ジッターノイズを低減したMCLK信号を利
用できないDATA信号については、一旦データ格納部
に格納し、PLL回路で低ジッター化されたクロック信
号(SCLK信号、LRCK信号)をデータ出力用信号
(DATA信号の同期信号)としてデータ格納部に供給
する。そして、データ格納部で格納しておいたDATA
信号を、低ジッター化されたクロック信号(SCLK信
号、LRCK信号)と同期させて出力することにより、
ジッターノイズを低減したDATA信号を生成するので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明のディジ
タルオーディオシステムにおけるPLL回路の構成を示
す図であり、前述と同様に、ディジタルオーディオ信号
としてデータ信号、システムクロック信号、LRクロッ
ク信号(以後、DATA信号、SCLK信号、LRCK
信号と称す)を本PLL回路に入力されるクロック信号
とする。また、図1において、1は位相比較器、2はロ
ーパスフィルター(以後、LPFと称す)、3は電圧制
御発振器(以後、VCOと称す)、4は分周器、5はデ
ータ格納部である。
【0013】図1に示すPLL回路において、位相比較
器1は、サンプリング周波数(例えば、44.1kH
z)であるLRCK信号を基準クロック信号とし、この
基準クロック信号の位相と分周器4(後述)の出力クロ
ック信号の位相を比較し、位相差に応じた電圧信号をL
PF2へ出力する。LPF2は、位相比較器1の出力電
圧信号を平滑化した電圧信号に変換し、VCO3は、L
PF2から出力された電圧信号により制御され、所定の
周波数信号(例えば、サンプリング周波数の384倍で
ある16.9344MHzのマスタークロック信号;M
CLK信号)を安定して発振するように動作し、このM
CLK信号がD/A変換器等の後段回路の動作用クロッ
ク信号として利用される。
【0014】分周器4は、VCO3より出力されるMC
LK信号を各クロック信号(SCLK信号、LRCK信
号)に応じた分周比(例えば、LRCK信号に対してな
らば1/384)を実行して位相比較器1およびデータ
格納部5へ供給する。位相比較器1に入力されたクロッ
ク信号は、再び基準クロック信号と位相比較される。つ
まり、これらの操作を繰り返すことにより、基準クロッ
ク信号と分周器4の出力クロック信号との位相差がなく
なり、かつ同期がとれた状態となって、ジッターノイズ
を低減したMCLK信号、SCLK’信号、LRCK’
信号を生成することができるのである。
【0015】データ格納部5は、入力クロック信号であ
るDATA信号、SCLK信号、LRCK信号を格納す
る。そして、格納したDATA信号を分周器4から出力
する低ジッター化されたSCLK’信号またはLRC
K’信号と同期させて出力することにより、ジッターノ
イズを低減したDATA’信号を出力する。このよう
に、DATA信号を一時データ格納部5に格納し、PL
L回路によって低ジッター化されたSCLK’信号、L
RCK’信号をデータ出力用信号としてデータ格納部5
に供給することにより、ジッターノイズを低減したDA
TA’信号を得ることができる。
【0016】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
【0017】
【発明の効果】以上本発明によれば、ディジタルオーデ
ィオシステムで使用する入力信号全てについてジッター
ノイズを低減するようにしたから、伝送過程で生じるジ
ッターノイズの影響を最小限にすることができ、オーデ
ィオシステムの音質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタルオーディオシステムにおけ
るPLL回路の構成を示す図である。
【図2】従来のディジタルオーディオシステムにおける
PLL回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1・・位相比較器 2・・ローパスフィルター(LPF) 3・・電圧制御発振器(VCO) 4・・分周器 5・・データ格納部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部クロック信号の位相を外部から入力
    される基準クロック信号の位相に一致させる制御を行う
    位相制御手段を備えた位相制御回路において、 制御電圧に従って出力発振周波数を可変する電圧制御発
    振器と、 該電圧制御発振器の出力信号から得られるマスタークロ
    ック信号を少なくとも二つ以上の分周比を実行して出力
    する分周器と、 該分周器の出力クロック信号と前記基準クロック信号と
    の位相差を検出する位相比較器と、 該位相比較器で検出された位相差に応じた電圧をフィル
    タリング処理し制御電圧として前記電圧制御発振器に出
    力するフィルターと、 外部から入力されるデータ信号を格納し、該データ信号
    を前記分周器の出力クロック信号に基づいて出力するデ
    ータ格納手段とを備えることを特徴とする位相制御回
    路。
JP2000166255A 2000-06-02 2000-06-02 位相制御回路 Pending JP2001345792A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148377A (ja) * 2005-10-20 2007-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 楽音出力装置及び楽音出力用集積回路
JP2014049973A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Rohm Co Ltd シリアルデータの受信回路および受信方法、オーディオ信号処理回路、電子機器、オーディオシステム

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JP2007148377A (ja) * 2005-10-20 2007-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 楽音出力装置及び楽音出力用集積回路
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