JP3468964B2 - Pll周波数シンセサイザ回路、比較分周器、及び、スワロウカウンタ - Google Patents

Pll周波数シンセサイザ回路、比較分周器、及び、スワロウカウンタ

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    • H03K23/665Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains with a base or radix other than a power of two with a variable counting base, e.g. by presetting or by adding or suppressing pulses by presetting
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    • H03L7/183Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop a time difference being used for locking the loop, the counter counting between fixed numbers or the frequency divider dividing by a fixed number
    • H03L7/193Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop a time difference being used for locking the loop, the counter counting between fixed numbers or the frequency divider dividing by a fixed number the frequency divider/counter comprising a commutable pre-divider, e.g. a two modulus divider

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPLL周波数シンセ
サイザ回路、比較分周器、及び、スワロウカウンタに係
り、詳しくはスワロウカウンタの誤動作防止に関する。
【0002】近年、携帯電話等の移動体通信のデジタル
化に伴い、通信機器に搭載されるPLL周波数シンセサ
イザ回路は高速動作が要求されている。この高速動作を
図る上で、このPLL周波数シンセサイザ回路内の論理
ゲートの動作遅れは、誤動作につながることから種々の
対策が求められている。
【0003】
【従来の技術】一般に、PLL周波数シンセサイザ回路
における位相比較器は、プリスケーラ、スワロウカウン
タ及びプログラムカウンタを有している。プリスケーラ
は、電圧制御発振器(VCO)からの周波数信号を所定
の分周比で分周し、その分周した分周信号をスワロウカ
ウンタ及びプログラムカウンタに供給する。プログラム
カウンタは、プリスケーラからの分周信号を予め設定さ
れた分周比で分周し、その分周した分周信号を比較信号
として位相比較器に供給する。
【0004】一方、スワロウカウンタは、プリスケーラ
の分周比Pから分周比(P+X)に変更(但し、Xは正
又は負の整数、Pは正の整数)する回路であって、プリ
スケーラからの分周信号をカウントする。スワロウカウ
ンタは、外部装置から供給されるセット値をカウントす
るとプリスケーラに低電位(以下、Lレベルという)の
モジュラス信号MDC を出力する。プリスケーラは、Lレ
ベルのモジュラス信号MDC に応答して分周比を変更す
る。
【0005】又、スワロウカウンタは、プログラムカウ
ンタからのロード信号LOADに応答してプリセットされ、
再びセット値からカウント動作を再開する。スワロウカ
ウンタは、プリセットされると高電位(以下、Hレベル
という)のモジュラス信号MDC を出力する。プリスケー
ラは、Hレベルのモジュラス信号MDC に応答して分周比
を元の分周比に戻す。
【0006】このようにスワロウカウンタは、プリスケ
ーラに対してモジュラス動作の切り換え制御を行う上で
必要なカウンタである。図8には、従来のスワロウカウ
ンタの回路が示されている。スワロウカウンタは、アッ
プカウンタ部50を有している。アップカウンタ部50
は7個のフリップフロップ(以下、FFという)51〜
57を備えている。第1〜第7FF51〜57は、それ
ぞれ図示しないシフトレジスタからのセット値データA
1〜A7がセットされる。セット値データA1〜A7は
バイナリコードデータであって、0〜127の範囲で適
宜セット値が設定されるようになっている。そして、ア
ップカウンタ部50はプリスケーラから供給される前記
分周信号の相補信号CK,XCKをカウントする。アップカウ
ンタ部50は相補信号CK,XCKをカウントしセットされた
セット値までカウントすると、第1〜第7FF51〜5
7の相補出力端子から出力される出力信号は全てHレベ
ルとなる。
【0007】例えば、セット値データA1〜A7が
「0,0,1,0,0,0,0」(10進法で16)の
とき、即ち、第5FF55のセット値データA5が
「1」で、第1〜第4、第6及び第7FF51〜54、
56,57のセット値データA1〜A4、A6,A7が
「0」のとき、アップカウンタ部50は相補信号CK,XCK
を16個カウントすると、第1〜第7FF51〜57の
相補出力端子から出力される出力信号は全てHレベルと
なる。
【0008】第1〜第7FF51〜57の相補出力端子
は、ナンド回路部58に接続される。ナンド回路部58
は、3個のナンド回路58a〜58cと1個のノア回路
58dを有している。3個のナンド回路58a〜58c
と1個のノア回路58dから明らかなように、ナンド回
路部58は第1〜第7FF51〜57の相補出力端子の
出力が全てHレベルのときのみLレベルの第1出力信号
Aを出力する。即ち、アップカウンタ部50がセット値
のカウントを完了すると、ナンド回路部58はLレベル
の第1出力信号Aを出力する。
【0009】ナンド回路部58はLレベルの第1出力信
号AをRSフリップフロップ59に供給する。RSフリ
ップフロップ59は、2個のナンド回路にて構成され、
そのセット入力端子に第1出力信号Aが入力される。
又、RSフリップフロップ59のリセット入力端子には
前記プログラムカウンタからのLレベルのロード信号LO
ADが入力される。尚、プログラムカウンタは、例えば分
周比が16とき、相補信号CK,XCKを16分周して比較信
号として位相比較器に出力する回路であって、16個の
相補信号CK,XCKをカウントする毎に、即ち16分周する
毎にLレベルとなり、次の相補信号CK,XCKに応答してH
レベルとなるロード信号LOADを生成している。従って、
このロード信号LOADがLレベルとなつている期間は、相
補信号CK,XCKの周波数が高いほど短いことになる。又、
このLレベルのロード信号LOADは、アップカウンタ部5
0にも供給される。アップカウンタ部50はこのLレベ
ルのロード信号LOADに応答して第1〜第7FF51〜5
7がセット値データA1〜A7にプリセットされる。
【0010】RSフリップフロップ59は、Lレベルの
第1出力信号Aに応答してHレベルの出力信号を出力す
る。又、RSフリップフロップ59は、Lレベルのロー
ド信号LOADに応答してLレベルの出力信号をインバータ
60に供給する。インバータ60は、RSフリップフロ
ップ59のHレベルの出力信号に応答してLレベルの第
2出力信号Bを次段のナンド回路61に供給する。又、
インバータ60は、RSフリップフロップ59のLレベ
ルの出力信号に応答してHレベルの第2出力信号Bを次
段のナンド回路61に供給する。
【0011】ナンド回路61は2入力端子を有し、他方
の入力端子には前記ロード信号LOADが入力される。ナン
ド回路61の第3出力信号Cは、次段のD型フリップフ
ロップ62のデータ入力端子に供給される。D型フリッ
プフロップ62は、前記相補信号CK,XCKに応答して相補
出力端子からデータ入力端子に供給される第3出力信号
Cを反転させたレベルの出力信号を次段のインバータ6
3に供給する。インバータ63は、その出力端子が前記
プリスケーラに接続されている。従って、このインバー
タ63から出力される出力信号は、モジュラス信号MDC
としてプリスケーラに供給される。
【0012】そして、モジュラス信号MDC がHレベルが
Lレベルに変化したとき、プリスケーラの分周比が変更
される。プログラムカウンタからLレベルのロード信号
が出力されると、スワロウカウンタのRSフリップフロ
ップ59の出力信号はLレベルとなりモジュラス信号MD
C がLレベルからHレベルとなる。このモジュラス信号
MDC がLレベルからHレベルになると、プリスケーラの
分周比が元の分周比に戻り、以後同様な動作を繰り返す
ことになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したス
ワロウカウンタにおいて、プリスケーラから出力される
相補信号CK,XCKの周波数が高くなるにつれて以下のよう
な問題が生ずる。特に、セット値データA1〜A7が全
て「0」(10進法で0)のとき、問題が大きくなる。
尚、セット値データA1〜A7が全て「0」の場合と
は、プリスケーラの分周比を変更させないで動作させる
場合である。
【0014】図9は、相補信号CK,XCKの周波数が低い場
合であって、プログラムカウンタの分周比が16で動作
しているときのスワロウカウンタのタイムチャートを示
す。プログラムカウンタからLレベルのロード信号LOAD
がスワロウカウンタに供給されると、そのロード信号LO
ADに応答してアップカウンタ部50がプリセットされ
る。詳しくは、第1〜第7FF51〜57は、第1FF
51から第7FF57まで順番にプリセットされてい
く。第1〜第7FF51〜57が全てプリセットされる
と、セット値データA1〜A7が全て「0」であるた
め、第1〜第7FF51〜57の相補出力端子から出力
される各出力信号は、全てHレベルとなる。その結果、
次段のナンド回路部58の第1出力信号AはLレベルと
なる。そして、次の相補信号CK,XCKからカウント動作を
開始し、そのカウントとともに次段のナンド回路部58
の第1出力信号AはHレベルとなる。
【0015】又、Lレベルのロード信号LOADはRSフリ
ップフロップ59及びナンド回路61に供給される。R
Sフリップフロップ59は、まずLレベルのロード信号
LOADに応答してLレベルの出力信号をインバータ60に
供給する。インバータ60は、RSフリップフロップ5
9のLレベルの出力信号に応答してHレベルの第2出力
信号Bを次段のナンド回路61に供給する。続いて、R
Sフリップフロップ59は、前記ナンド回路部58から
のLレベルの第1出力信号Aに応答してHレベルの出力
信号をインバータ60に供給する。従って、インバータ
60は、Lレベルのロード信号LOADに応答してHレベル
となり、次にLレベルの第1出力信号Aに応答してLレ
ベルとなる第2出力信号Bを出力する。
【0016】ナンド回路61は、一方の入力端子にLレ
ベルのロード信号LOADを入力するとき、他方の入力端子
にHレベルの第2出力信号Bを入力している。従って、
Lレベルのロード信号LOADを入力した時点では、ナンド
回路61はHレベルの第3出力信号Cを出力している。
続いて、ロード信号LOADがLレベルの状態で第2出力信
号BがLレベルとなると、ナンド回路61の第3出力信
号Cは依然Hレベルのままである。やがて、ロード信号
LOADがHレベルの状態になると、ナンド回路61の第3
出力信号Cは第2出力信号BがLレベルになっているた
め、Hレベルを保持する。
【0017】つまり、第3出力信号CがHレベルになっ
ている間、Lレベルのロード信号LOADが出力されている
ため、ナンド回路61の第3出力信号CはHレベルのま
まである。
【0018】従って、D型フリップフロップ62は、常
にHレベルのモジュラス信号MDC をプリスケーラに供給
することになり、プリスケーラは分周比が変更されない
状態で動作し続けることになる。
【0019】しかしながら、相補信号CK,XCKの周波数が
高くなると、その周波数に応じて前記Lレベルのロード
信号LOADの期間が短くなる。その結果、第2出力信号B
はHレベルからLレベルに立ち下がる前にLレベルのロ
ード信号LOADがHレベルになる場合が発生する。図10
は、相補信号CK,XCKの周波数が高くなったときのスワロ
ウカウンタのタイムチャートを示す。
【0020】従って、ロード信号LOADがLレベルからH
レベルになると、ナンド回路61の第3出力信号Cは第
2出力信号BがLレベルに立ち下がるまでLレベルとな
る。D型フリップフロップ62は、このLレベルの第3
出力信号Cに応答してLレベルのモジュラス信号MDC を
プリスケーラに供給することになり、プリスケーラは分
周比が変更されて動作することになる。つまり、分周比
を変えないでプリスケーラをモジュラス制御すべきはず
が分周比が変更されてしまうという問題が発生する。
【0021】この原因は、相補信号CK,XCKの周波数が高
くなってLレベルのロード信号LOADの期間が短くなっ
も、Lレベルのロード信号LOADに応答してアップカウン
タ部50がプリセットされナンド回路部58の第1出力
信号AがLレベルとなるタイミングは変わらないからで
ある。つまり、アップカウンタ部50を構成する第1〜
第7FF51〜57の負荷が大きいため、第1〜第7F
F51〜57の全てがプリセットされるのに相補信号C
K,XCKの周波数に関係なく遅れるからである。その結
果、ナンド回路部58の第1出力信号AがLレベルとな
るタイミングはその遅れ分だけ時間を要する。
【0022】この遅れは、セット値データA1〜A7が
全て「0」のときが特に大きい。これは、Lレベルのロ
ード信号LOADに応答して全ての第1〜第7FF51〜5
7を反転動作させるためである。その結果、第1〜第7
FF51〜57の相補出力端子の出力信号が全てHレベ
ルになる時間は、最も遅れる。
【0023】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、スワロウカウンタの動作遅れに対す
るプリスケーラの誤動作を未然に防止し高速動作を可能
にするPLL周波数シンセサイザ回路、比較分周器、及
び、スワロウカウンタを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電圧
制御発振器からの出力信号を分周し生成した比較信号を
位相比較器に対して出力する比較分周器を有し、前記比
較分周器は、前記電圧制御発振器からの出力信号を分周
するための分周比を異なる複数の分周比との間で変更す
るためのモジュラス動作を行うためのプリスケーラと、
前記プリスケーラからの分周信号を予め定めた分周比に
て分周して位相比較器に比較信号として出力するととも
に、分周するたび毎にロード信号を出力するためのプロ
グラムカウンタと、前記ロード信号に応答してセット値
データをプリセットして前記プリスケーラからの分周信
号をカウントしそのカウント値が前記セット値に到達し
た時、前記プリスケーラの分周比を変更させるモジュラ
ス信号を生成するためのスワロウカウンタとを備えてな
るPLL周波数シンセサイザ回路において、前記スワロ
ウカウンタに、そのスワロウカウンタが前記ロード信号
に応答して動作する際の動作遅れに起因して誤発生する
前記プリスケーラの分周比を変更させる誤モジュラス信
号を前記プリスケーラに供給しない誤動作防止回路を設
、前記誤動作防止回路は、前記セット値データが前記
プリスケーラに対してモジュラス動作を行わせない固定
の分周動作を行わせるためのセット値データであるかを
判定し、前記セット値データが固定の分周動作を行わせ
るためのデータである時、前記誤モジュラス信号を前記
プリスケーラに供給しないようにした。
【0025】
【0026】請求項の発明は、請求項1に記載のPL
L周波数シンセサイザ回路において、前記誤動作防止回
路を設けたスワロウカウンタは、外部装置から出力され
る前記セット値データを保持するためのシフトレジスタ
と、前記プログラムカウンタからのロード信号に応答し
て前記セット値データがプリセットされ、そのセット値
を前記プリスケーラからの分周信号に応答してカウント
するためのカウンタ部と、前記カウンタ部のその時々の
カウント値を入力し前記カウンタ部が前記セット値をカ
ウントしたかどうかを検出するカウントアップ検出回路
と、前記カウントアップ検出回路からの検出信号に応答
して前記プリスケーラの分周比を変更させるためのモジ
ュラス信号を生成するためのモジュラス信号生成回路部
とを備えた。
【0027】請求項の発明は、請求項に記載のPL
L周波数シンセサイザ回路において、前記セット値デー
タは複数個のビットデータであって、前記プリスケーラ
に対して2モジュラス動作を行わせない固定の分周動作
を行わせるためのそのセット値データの各ビットの内容
は全て「0」であり、前記カウンタ部は、複数個のフリ
ップフロップからなるアップカウンタであって、外部装
置からのストローブ信号に応答して前記セット値データ
を各フリップフロップにラッチさせ、ロード信号に応答
して前記セット値データをプリセットするものであり、
前記カウントアップ検出回路は、ナンド回路であり、前
記アップカウンタの各フリップフロップの相補出力端子
からの出力信号を入力するものであり、前記誤動作防止
回路は、前記各フリップフロップにラッチされるセット
値データを入力し、そのセット値データの各ビットの内
容が全て「0」であるかどうかを判定するノア回路と、
前記ノア回路から内容が全て「0」の判定信号を保持し
外部装置からのストローブ信号に応答して出力する第1
の保持回路と、その第1の保持回路が保持した判定信号
を前記ロード信号に応答して前記モジュラス信号生成回
路部から出力される誤モジュラス信号を阻止するための
阻止信号として出力する第2の保持回路とからなる。
【0028】請求項の発明は、請求項に記載のPL
L周波数シンセサイザ回路において、前記阻止信号は、
モジュラス信号生成回路部に設けたモジュラス信号を保
持する保持用フリップフロップに出力される。
【0029】請求項の発明は、請求項に記載のPL
L周波数シンセサイザ回路において、前記阻止信号は、
モジュラス信号生成回路部に設けたモジュラス信号を入
力し出力する阻止用ナンド回路に出力される。
【0030】請求項の発明は、電圧制御発振器からの
出力信号を分周するための分周比を異なる複数の分周比
の間で変更するためのモジュラス動作を行うプリスケー
ラと、前記プリスケーラからの分周信号を予め定めた分
周比にて分周して位相比較器に比較信号として出力する
とともに、分周するたび毎にロード信号を出力するため
のプログラムカウンタと、前記ロード信号に応答してセ
ット値データをプリセットして前記プリスケーラからの
分周信号をカウントしそのカウント値が前記セット値に
到達した時、前記プリスケーラの分周比を変更させるた
めのモジュラス信号を生成するためのスワロウカウンタ
とを備えてなる比較分周器において、前記スワロウカウ
ンタに、そのスワロウカウンタが前記ロード信号に応答
して動作する際の動作遅れに起因して誤発生する前記プ
リスケーラの分周比を変更させる誤モジュラス信号を前
記プリスケーラに供給しない誤動作防止回路を設け、前
記誤動作防止回路は、前記セット値データが前記プリス
ケーラに対してモジュラス動作を行わせない固定の分周
動作を行わせるためのセット値データであるかを判定
し、前記セット値データが固定の分周動作を行わせるた
めのデータである時、前記誤モジュラス信号を前記プリ
スケーラに供給しないようにした。
【0031】請求項の発明は、請求項に記載の比較
分周器において、前記誤動作防止回路を設けたスワロウ
カウンタは、外部装置から出力される前記セット値デー
タを保持するためのシフトレジスタと、前記プログラム
カウンタからのロード信号に応答して前記セット値デー
タがプリセットされ、そのセット値を前記プリスケーラ
からの分周信号に応答してカウントするためのカウンタ
部と、前記カウンタ部のその時々のカウント値を入力し
前記カウンタ部が前記セット値をカウントしたかどうか
を検出するカウントアップ検出回路と、前記カウントア
ップ検出回路からの検出信号に応答して前記プリスケー
ラの分周比を変更させるためのモジュラス信号を生成す
るためのモジュラス信号生成回路部とを備えた。
【0032】請求項の発明は、請求項に記載の比較
分周器において、前記セット値データは複数個のビット
データであって、前記プリスケーラに対して2モジュラ
ス動作を行わせない固定の分周動作を行わせるためのそ
のセット値データの各ビットの内容は全て「0」であ
り、前記カウンタ部は、複数個のフリップフロップから
なるアップカウンタであって、外部装置からのストロー
ブ信号に応答して前記セット値データを各フリップフロ
ップにラッチさせ、ロード信号に応答して前記セット値
データをプリセットするものであり、前記カウントアッ
プ検出回路は、ナンド回路であり、前記アップカウンタ
の各フリップフロップの相補出力端子からの出力信号を
入力するものであり、前記誤動作防止回路は、前記各フ
リップフロップにラッチされるセット値データを入力
し、そのセット値データの各ビットの内容が全て「0」
であるかどうかを判定するノア回路と、前記ノア回路か
ら内容が全て「0」の判定信号を保持し外部装置からの
ストローブ信号に応答して出力する第1の保持回路と、
その第1の保持回路が保持した判定信号を前記ロード信
号に応答して前記モジュラス信号生成回路部から出力さ
れる誤モジュラス信号を阻止するための阻止信号として
出力する第2の保持回路とからなる。
【0033】請求項の発明は、外部装置から出力され
るセット値データを保持するためのシフトレジスタと、
プログラムカウンタからのロード信号に応答して前記セ
ット値データがプリセットされ、そのセット値を前記プ
リスケーラからの分周信号に応答してカウントするため
のカウンタ部と、前記カウンタ部のその時々のカウント
値を入力し前記カウンタ部が前記セット値をカウントし
たかどうかを検出するカウントアップ検出回路と、前記
カウントアップ検出回路からの検出信号に応答してプリ
スケーラの分周比を変更させるためのモジュラス信号を
生成するためのモジュラス信号生成回路部とを備えたス
ワロウカウンタにおいて、そのスワロウカウンタが前記
ロード信号に応答して動作する際の動作遅れに起因して
誤発生する前記プリスケーラの分周比を変更させる誤モ
ジュラス信号を前記プリスケーラに供給しない誤動作防
止回路を設けた。
【0034】請求項10の発明は、請求項に記載のス
ワロウカウンタにおいて、前記セット値データは複数個
のビットデータであって、前記プリスケーラに対して2
モジュラス動作を行わせない固定の分周動作を行わせる
ためのそのセット値データの各ビットの内容は全て
「0」であり、前記カウンタ部は、複数個のフリップフ
ロップからなるアップカウンタであって、外部装置から
のストローブ信号に応答して前記セット値データを各フ
リップフロップにラッチさせ、ロード信号に応答して前
記セット値データをプリセットするものであり、前記カ
ウントアップ検出回路は、ナンド回路であり、前記アッ
プカウンタの各フリップフロップの相補出力端子からの
出力信号を入力するものであり、前記誤動作防止回路
は、前記各フリップフロップにラッチされるセット値デ
ータを入力し、そのセット値データの各ビットの内容が
全て「0」であるかどうかを判定するノア回路と、前記
ノア回路から内容が全て「0」の判定信号を保持し外部
装置からのストローブ信号に応答して出力する第1の保
持回路と、その第1の保持回路が保持した判定信号を前
記ロード信号に応答して前記モジュラス信号生成回路部
から出力される誤モジュラス信号を阻止するための阻止
信号として出力する第2の保持回路とからなる。
【0035】(作用) 請求項1の発明によれば、前記スワロウカウンタに設け
た誤動作防止回路は、前記セット値データが前記プリス
ケーラに対してモジュラス動作を行わせない固定の分周
動作を行わせるためのセット値データであるかを判定
し、前記セット値データが固定の分周動作を行わせるた
めのデータである時、ロード信号に応答して動作するス
ワロウカウンタの動作遅れに起因して誤発生する誤モジ
ュラス信号をプリスケーラに供給しないようにする。従
って、PLL周波数シンセサイザ回路の高速動作にとも
ない高速動作が求められるスワロウカウンタに対して該
スワロウカウンタの動作遅れに基づいて発生する誤モジ
ュラス信号はプリスケーラには供給されない。その結
果、高速動作に基づくスワロウカウンタの誤動作に起因
するPLL周波数シンセサイザ回路の誤動作は軽減され
ることになる。
【0036】
【0037】請求項の発明によれば、請求項1に記載
のPLL周波数シンセサイザ回路に設けたスワロウカウ
ンタにおいて、シフトレジスタは外部装置から出力され
るセット値データを保持する。カウンタ部はプログラム
カウンタからのロード信号に応答して前記セット値デー
タがプリセットされ、そのセット値を前記プリスケーラ
からの分周信号に応答してカウントする。カウントアッ
プ検出回路は前記カウンタ部のその時々のカウント値を
入力し前記カウンタ部が前記セット値をカウントしたか
どうかを検出する。モジュラス信号生成回路部は前記カ
ウントアップ検出回路からの検出信号に応答して前記プ
リスケーラの分周比を変更させるためのモジュラス信号
を生成する。従って、スワロウカウンタは、外部装置か
ら出力されるセット値データに基づいてプリスケーラの
分周比の切り替えを適宜変更することができる。
【0038】請求項の発明によれば、誤動作防止回路
のノア回路は、アップカウンタの各フリップフロップに
ラッチされるセット値データを入力し、そのセット値デ
ータの各ビットの内容は全て「0」であるかどうかを判
定する。第1の保持回路は前記ノア回路から内容が全て
「0」の判定信号を保持し外部装置からのストローブ信
号に応答して出力する。第2の保持回路は第1の保持回
路が保持した判定信号をロード信号に応答して前記モジ
ュラス信号生成回路部から出力される誤モジュラス信号
を阻止するための阻止信号として出力する。従って、ノ
ア回路は、ストローブ信号が出力される毎にセット値デ
ータの各ビットの内容は全て「0」であるかどうかを判
定する。第1の保持回路はセット値データが変更される
までその判定結果を保持する。そして、第2の保持回路
はロード信号が出力される時に阻止信号として出力す
る。その結果、ロード信号に応答してモジュラス信号生
成回路部から出力される誤モジュラス信号はこの阻止信
号によってプリスケーラへの供給が阻止される。
【0039】請求項の発明によれば、モジュラス信号
を保持する保持用フリップフロップは、阻止信号により
誤モジュラス信号を保持しない。従って、ロード信号に
応答してモジュラス信号生成回路部から出力される誤モ
ジュラス信号はプリスケーラへの供給が阻止される。
【0040】請求項の発明によれば、モジュラス信号
を入力し出力する阻止用ナンド回路は、阻止信号により
誤モジュラス信号を出力しない。従って、ロード信号に
応答してモジュラス信号生成回路部から出力される誤モ
ジュラス信号はプリスケーラへの供給が阻止される。
【0041】請求項の発明によれば、比較分周器のス
ワロウカウンタに設けた誤動作防止回路は、前記セット
値データが前記プリスケーラに対してモジュラス動作を
行わせない固定の分周動作を行わせるためのセット値デ
ータであるかを判定し、前記セット値データが固定の分
周動作を行わせるためのデータである時、ロード信号に
応答して動作するスワロウカウンタの動作遅れに起因し
て誤発生する誤モジュラス信号をプリスケーラに供給し
ないようにする。従って、比較分周器の高速動作にとも
ない高速動作が求められるスワロウカウンタに対して該
スワロウカウンタの動作遅れに基づいて発生する誤モジ
ュラス信号はプリスケーラには供給されない。その結
果、高速動作に基づくスワロウカウンタの誤動作に起因
する比較分周器の誤動作は軽減されることになる。
【0042】請求項の発明によれば、請求項に記載
の比較分周器において、スワロウカウンタのシフトレジ
スタは外部装置から出力されるセット値データを保持す
る。カウンタ部はプログラムカウンタからのロード信号
に応答して前記セット値データがプリセットされ、その
セット値を前記プリスケーラからの分周信号に応答して
カウントする。カウントアップ検出回路は前記カウンタ
部のその時々のカウント値を入力し前記カウンタ部が前
記セット値をカウントしたかどうかを検出する。モジュ
ラス信号生成回路部は前記カウントアップ検出回路から
の検出信号に応答して前記プリスケーラの分周比を変更
させるためのモジュラス信号を生成する。従って、スワ
ロウカウンタは、外部装置から出力されるセット値デー
タに基づいてプリスケーラの分周比の切り替えを適宜変
更することができる。
【0043】請求項の発明によれば、請求項に記載
の比較分周器において、誤動作防止回路のノア回路は、
アップカウンタの各フリップフロップにラッチされるセ
ット値データを入力し、そのセット値データの各ビット
の内容は全て「0」であるかどうかを判定する。第1の
保持回路は前記ノア回路から内容が全て「0」の判定信
号を保持し外部装置からのストローブ信号に応答して出
力する。第2の保持回路は第1の保持回路が保持した判
定信号をロード信号に応答してモジュラス信号生成回路
部から出力される誤モジュラス信号を阻止するための阻
止信号として出力する。従って、ノア回路は、ストロー
ブ信号が出力される毎にセット値データの各ビットの内
容は全て「0」であるかどうかを判定する。第1の保持
回路はセット値データが変更されるまでその判定結果を
保持する。そして、第2の保持回路はロード信号が出力
される時に阻止信号として出力する。その結果、ロード
信号に応答してモジュラス信号生成回路部から出力され
る誤モジュラス信号はこの阻止信号によってプリスケー
ラへの供給が阻止される。
【0044】請求項の発明によれば、スワロウカウン
タに設けた誤動作防止回路は、ロード信号に応答して動
作するスワロウカウンタの動作遅れに起因して誤発生す
る誤モジュラス信号をプリスケーラに供給しないように
する。従って、高速動作が求められているスワロウカウ
ンタに対して該スワロウカウンタの動作遅れに基づいて
発生する誤モジュラス信号はプリスケーラには供給され
ない。その結果、高速動作に基づくスワロウカウンタの
誤動作に起因するプリスケーラの誤動作は軽減されるこ
とになる。請求項10の発明によれば、誤動作防止回路
のノア回路は、アップカウンタの各フリップフロップに
ラッチされるセット値データを入力し、そのセット値デ
ータの各ビットの内容は全て「0」であるかどうかを判
定する。第1の保持回路は前記ノア回路から内容が全て
「0」の判定信号を保持し外部装置からのストローブ信
号に応答して出力する。第2の保持回路は第1の保持回
路が保持した判定信号をロード信号に応答してモジュラ
ス信号生成回路部から出力される誤モジュラス信号を阻
止するための阻止信号として出力する。従って、ノア回
路は、ストローブ信号が出力される毎にセット値データ
の各ビットの内容は全て「0」であるかどうかを判定す
る。第1の保持回路はセット値データが変更されるまで
その判定結果を保持する。そして、第2の保持回路はロ
ード信号が出力される時に阻止信号として出力する。そ
の結果、ロード信号に応答してモジュラス信号生成回路
部から出力される誤モジュラス信号はこの阻止信号によ
ってプリスケーラへの供給が阻止される。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図5に従って説明する。図1には、PL
L周波数シンセサイザ回路が示されている。このPLL
周波数シンセサイザ回路は、水晶発振器1、基準分周器
2、比較分周器3、位相比較器4、チャージポンプ5、
ローパスフィルタ(LPF)6、及び、電圧制御発振器
(VCO)7を備えている。そして、本実施の形態で
は、基準分周器2、比較分周器3、位相比較器4、及
び、チャージポンプ5は、1つの半導体チップ8上に形
成されている。従って、水晶発振器1、LPF6、及
び、VCO7は、半導体チップ8に対してそれぞれ外付
け回路にて形成されている。又、基準分周器2、比較分
周器3、位相比較器4、チャージポンプ5、及び、VC
O7は、1つの半導体チップ上に形成され、水晶発振器
1、及び、LPF6が半導体チップ8に対してそれぞれ
外付けされる場合もある。
【0046】基準分周器2は、水晶発振器1からの所定
の発振信号を分周して基準周波数の基準信号fr を生成
する。基準分周器2は、この基準信号fr を位相比較器
4に供給する。比較分周器3は、VCO7からの出力信
号fVCO を分周して比較信号fp を生成する。比較分周
器3は、この比較信号fp を位相比較器4に供給する。
又、比較分周器3は、出力信号fVCO の周波数を切り替
える、いわゆるチャネル切り替えが行われるときには分
周比が外部装置としてのマイクロプロセッサユニット
(MPU)9からの各種データN1 〜N11、A1 〜A7
及び各種信号STB、CLK 等によって変更制御される。
【0047】位相比較器4は、前記基準信号fr と比較
信号fp との位相差に応じてパルス幅が増減する位相差
信号φR,φPをチャージポンプ5に供給する。チャー
ジポンプ5は、前記位相差信号φR,φPに基づいた電
圧信号DO をLPF6に供給する。この電圧信号DO
は、直流成分にパルス成分が含まれたものである。LP
F6は、前記電圧信号DO を平滑にして高周波成分を除
去した制御電圧VTをVCO10に供給する。VCO1
0は、前記制御電圧VTの電圧値に応じた周波数の出力
信号fVCO を出力する。この出力信号fVCO は、前記比
較分周器3にも帰還される。
【0048】図2には、比較分周器3のブロック回路が
示されている。比較分周器3は、プリスケーラ11、プ
ログラムカウンタ12、及び、スワロウカウンタ13を
備えている。プリスケーラ11は、入力した出力信号f
VCO を分周比Pと分周比(P+X)とで分周する2モジ
ュラス動作を行う。尚、Xは正の整数又は負の整数であ
る。又、Pは正の整数であって、前記MPU9からの選
択信号によって、変更することができる。そして、プリ
スケーラ11、出力信号fVCO を分周した分周信号の相
補信号CK,XCKをプログラムカウンタ12及びスワロウカ
ウンタ13に供給する。
【0049】プログラムカウンタ12は、MPU9から
のセット値データN1 〜N11によって、分周比Nが任意
に設定できるようになっている。プログラムカウンタ1
2は、相補信号CK,XCKを設定された分周比Nで分周し前
記比較信号fp を生成する。プログラムカウンタ12
は、この比較信号fp を前記位相比較器4に供給する。
又、プログラムカウンタ12は、N個の相補信号CK,XCK
を入力した時、次のN+1個目の相補信号CK,XCKが入力
されるまでの間だけLレベルとなるロード信号LOADを生
成する。
【0050】図4には、ロード信号LOADを生成するプロ
グラムカウンタ12の回路が示されている。プログラム
カウンタ12は、シフトレジスタ15、アップカウンタ
回路部16、及び、ナンド回路部17とを備えている。
シフトレジスタ15は、11ビットのシフトレジスタで
あって、前記MPU9から供給される11ビットのセッ
ト値データN1 〜N11を入力する。セット値データN1
〜N11は11ビットのシリアルデータであって、MPU
9からのクロックCLK に同期してシフトレジスタ15に
供給される。セット値データN1 〜N11は11ビットの
バイナリコードであって、0〜2047の範囲で適宜分
周比Nが設定される。尚、セット値データN1 〜N11
は、クロックCLK に同期して最下位ビットのデータN1
から供給され最上位ビットのデータN11まで順に供給さ
れるようになっている。
【0051】アップカウンタ回路部16は、11個のフ
リップフロップ(以下、FFという)21〜31を備え
ている。第1〜第11FF21〜31は、ラッチ回路付
きFFであって、MPU9からのストローブ信号STB
に応答して対応するシフトレジスタ15のセット値デー
タN1 〜N11がそれぞれラッチされプリセットされる。
又、第1〜第11FF21〜31は、ナンド回路部17
からのLレベルのロード信号LOADを入力する。第1〜第
11FF21〜31は、Lレベルのロード信号LOADに応
答してラッチしているセット値データN1 〜N11をプリ
セットする。そして、第1FF21は、クロック入力端
子にプリスケーラ11からの相補信号CKを、反転クロッ
ク入力端子にプリスケーラ11からの相補信号XCK を入
力する。又、第1FF21は、その出力端子が次段の第
2FF22のクロック入力端子に、その相補出力端子が
次段の第2FF22の反転クロック入力端子に接続され
ている。同様に、各FF22〜30もそれぞれ出力端子
及び相補出力端子が次段のFF23〜31のクロック入
力端子及び反転クロック入力端子に接続されている。
【0052】そして、アップカウンタ部16は相補信号
CK,XCKをカウントしプリセットされたセット値、即ちN
個までカウントすると、第1〜第11FF21〜31の
相補出力端子から出力される出力信号は全てHレベルと
なる。
【0053】例えば、セット値データN1 〜N11が
「0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0」のと
き(10進法で16であって、分周比Nが16)、即
ち、第5FF25のセット値データN5 が「1」で、第
1〜第4、第6〜第11FF21〜24、26,31の
セット値データN1 〜N4 、N6 〜N11が「0」のと
き、アップカウンタ部16は相補信号CK,XCKを16個カ
ウントすると、第1〜第11FF21〜31の相補出力
端子から出力される出力信号は全てHレベルとなる。
【0054】第1〜第7FF21〜31の相補出力端子
は、ナンド回路部17に接続される。ナンド回路部17
は、4個のナンド回路32a〜32dと2個のノア回路
32e,32fを有している。第1ナンド回路32aは
3入力端子を有し、第5〜第7FF25〜27の相補出
力端子からの出力を入力する。第2ナンド回路32bは
4入力端子を有し、第8〜第11FF28〜31の相補
出力端子からの出力を入力する。第1ノア回路32eは
2入力端子を有し、第1及び第2ナンド回路32a,3
2bからの信号を入力する。第3ナンド回路32cは3
入力端子を有し、第3及び4FF23,24の相補出力
端子からの出力及び第1ノア回路32eからの出力信号
を入力する。第2ノア回路32fは2入力端子を有し、
第2FF22の相補出力端子からの出力及び第3ナンド
回路32cからの出力信号を入力する。第4ナンド回路
32dは2入力端子を有し、第1FF21の相補出力端
子からの出力、並びに、第2ノア回路32fの出力端子
からの出力を入力する。
【0055】4個のナンド回路32a〜32dと2個の
ノア回路32e,32fから明らかなように、このナン
ド回路部17は第1〜第11FF21〜31の相補出力
端子から供給される出力が全てHレベルのときのみLレ
ベルのロード信号LOAD を出力する。即ち、アップカウ
ンタ部16がセット値のカウントを完了すると、ナンド
回路部17はLレベルのロード信号LOAD を出力する。
【0056】ナンド回路部32(ナンド回路32d)か
ら生成されるロード信号LOAD は、前記アップカウンタ
部16に供給される。前記アップカウンタ部16は、こ
のロード信号LOAD に応答して各第1〜第11FF21
〜31がセット値データN1〜N11をプリセットする。
又、ロード信号LOAD は、スワロウカウンタ13に供給
される。
【0057】スワロウカウンタ13は、MPU9からの
セット値データA1 〜A7 によって、分周比Aが任意に
設定できるようになっている。スワロウカウンタ13
は、前記相補信号CK,XCKを設定された分周比Aで分周し
モジュラス信号MDC を生成する。スワロウカウンタ13
は、このモジュラス信号MDC を前記プリスケーラ11に
供給する。
【0058】図3には、スワロウカウンタ13の回路が
示されている。スワロウカウンタ13は、シフトレジス
タ33、カウンタ部としてのアップカウンタ部34、カ
ウントアップ検出回路としてのナンド回路部35、モジ
ュラス信号生成回路部36、及び、誤動作防止回路部4
2を有している。スワロウカウンタ13は、シフトレジ
スタ33を有している。シフトレジスタ33は、7ビッ
トのシフトレジスタであって、前記MPU9から供給さ
れる7ビットのセット値データA1 〜A7 を入力する。
セット値データA1 〜A7 は7ビットのシリアルデータ
であって、MPU9からのクロックCLK に同期してシフ
トレジスタ33に供給される。セット値データA1 〜A
7 は11ビットのバイナリコードであって、0〜127
の範囲で適宜分周比Aが設定される。尚、セット値デー
タA1 〜A7 は、クロックCLK に同期して最下位ビット
のデータA1 から供給され最上位ビットのデータA7 ま
で順に供給されるようになっている。シフトレジスタ3
3に供給されたセット値データA1 〜A7 は、アップカ
ウンタ部34に供給される。
【0059】アップカウンタ部34は、7個のフリップ
フロップ(以下、FFという)34a〜34gを備えて
いる。第1〜第7FF34a〜34gは、ラッチ回路付
きFFであって、MPU9からのストローブ信号STB
に応答して対応するシフトレジスタ34のセット値デー
タA1 〜A7 がそれぞれラッチされプリセットされる。
又、第1〜第7FF34a〜34gは、プログラムカウ
ンタ12からのLレベルのロード信号LOADを入力する。
第1〜第7FF34a〜34gは、Lレベルのロード信
号LOADに応答してラッチしているセット値データA1 〜
A7 をプリセットする。そして、第1FF34aは、ク
ロック入力端子にプリスケーラ11からの相補信号CK,X
CKを、反転クロック入力端子にプリスケーラ11からの
相補信号CK,XCKを入力する。又、第1FF34aは、そ
のセット出力端子が次段の第2FF34bのクロック入
力端子に、その相補出力端子が次段の第2FF34bの
反転クロック入力端子に接続されている。同様に、各3
4b〜34fもそれぞれセット出力端子及び相補出力端
子が次段の各FF34c〜34gのクロック入力端子及
び反転クロック入力端子に接続されている。
【0060】そして、アップカウンタ部34は相補信号
CK,XCKをカウントしプリセットされたセット値、即ちA
個までカウントすると、第1〜第7FF34a〜34g
の相補出力端子から出力される出力信号は全てHレベル
となる。
【0061】例えば、セット値データA1 〜A7 が
「0,0,1,0,0,0,0」(10進法で16)の
とき、即ち、第5FF34eのセット値データA5 が
「1」で、第1〜第4、第6及び第7FF34a〜34
d、34f,34gのセット値データA1 〜A4 、A6
,A7 が「0」のとき、アップカウンタ部34は相補
信号CK,XCKを16個カウントすると、第1〜第7FF3
4a〜34gの相補出力端子から出力される出力信号は
全てHレベルとなる。
【0062】第1〜第7FF34a〜34gの相補出力
端子は、ナンド回路部35に接続される。ナンド回路部
35は、3個のナンド回路35a〜35cと1個のノア
回路35dを有している。第1ナンド回路35aは3入
力端子を有し、第2〜第4FF34b〜34dの相補出
力端子からの出力を入力する。第2ナンド回路35bは
3入力端子を有し、第5〜第7FF34e〜34gの相
補出力端子からの出力を入力する。ノア回路35dは2
入力端子を有し、第1及び第2ナンド回路35a,35
bからの信号を入力する。第3ナンド回路35cは2入
力端子を有し、第1FF34aの相補出力端子からの出
力及びノア回路35dからの出力信号を入力する。
【0063】3個のナンド回路35a〜35cと1個の
ノア回路35dから明らかなように、ナンド回路部35
は第1〜第7FF34a〜34gの相補出力端子の出力
が全てHレベルのときのみLレベルの第1出力信号Aを
出力する。即ち、アップカウンタ部34がセット値A1
〜A7 のカウントを完了すると、ナンド回路部35は検
出信号としてのLレベルの第1出力信号Aを出力する。
【0064】ナンド回路部35はLレベルの第1出力信
号AをRSフリップフロップ36に供給する。RSフリ
ップフロップ36は、2個のナンド回路にて構成され、
そのセット入力端子に第1出力信号Aが入力される。
又、RSフリップフロップ36のリセット入力端子には
前記プログラムカウンタ12からのLレベルのロード信
号LOADが入力される。
【0065】モジュラス信号生成回路部36は、RSフ
リップフロップ37、2個のインバータ38,41、ナ
ンド回路39、及び、保持用フリップフロップとしての
D型フリップフロップ40を有している。RSフリップ
フロップ37は、Lレベルの第1出力信号Aに応答して
Hレベルの出力信号を出力する。又、RSフリップフロ
ップ37は、Lレベルのロード信号LOADに応答してLレ
ベルの出力信号をインバータ38に供給する。インバー
タ38は、RSフリップフロップ37のHレベルの出力
信号に応答してLレベルの第2出力信号Bを次段のナン
ド回路39に供給する。又、インバータ38は、RSフ
リップフロップ37のLレベルの出力信号に応答してH
レベルの第2出力信号Bを次段のナンド回路39に供給
する。
【0066】ナンド回路39は2入力端子を有し、他方
の入力端子には前記ロード信号LOADが入力される。ナン
ド回路39の第3出力信号Cは、次段のD型フリップフ
ロップ40のデータ入力端子に供給される。D型フリッ
プフロップ40は、前記相補信号CK,XCKに応答して相補
出力端子からデータ入力端子に供給される第3出力信号
Cを反転させたレベルの出力信号を次段のインバータ4
1に供給する。D型フリップフロップ40は、セット端
子を有し、セット端子にLレベルの信号が入力される
と、相補信号CK,XCK及びデータ入力端子に入力される出
力信号に関係なくセット状態が保持される。つまり、セ
ット状態(セット端子にHレベルの信号が入力されてい
る)時のみ、D型フリップフロップ40の相補出力端子
から出力される出力信号は、データ入力端子に入力され
る出力信号に基づく信号を相補信号CK,XCKに応答して出
力する。インバータ41は、その出力端子が前記プリス
ケーラ11に接続されている。従って、インバータ41
から出力される出力信号は、モジュラス信号MDC として
プリスケーラ11に供給される。
【0067】そして、モジュラス信号MDC がHレベルが
Lレベルに変化したとき、プリスケーラ11の分周比が
変更される。プログラムカウンタ12からLレベルのロ
ード信号LOADが出力されると、スワロウカウンタ13の
RSフリップフロップ37の出力信号はLレベルとなり
モジュラス信号MDC がLレベルからHレベルとなる。こ
のモジュラス信号MDC がLレベルからHレベルになる
と、プリスケーラ11の分周比が元の分周比に戻り、以
後同様な動作を繰り返すことになる。
【0068】スワロウカウンタ13は、誤動作防止回路
42を有している。誤動作防止回路42は、前記シフト
レジスタ33から供給されたセット値データA1 〜A7
が「0,0,0,0,0,0,0」の時、プログラムカ
ウンタ12からLレベルのロード信号LOADが出力されて
もHレベルがLレベルに変化するモジュラス信号MDC
(誤モジュラス信号)を出力しないようにする回路であ
る。誤動作防止回路42は、ノア回路43、第1及び第
2の保持回路としての2個のD型フリップフロップ(D
FF)44,45及びインバータ46とを備えている。
【0069】ノア回路43は7入力端子を有し、前記シ
フトレジスタ33からのセット値データA1 〜A7 を入
力する。ノア回路43はセット値データA1 〜A7 が全
て「0」の時のみHレベルの判定信号SGを第1の保持
回路としての第1DFF44のデータ入力端子に供給す
る。第1DFF44は、クロック入力端子に前記MPU
9からのストローブ信号STBを入力する。第1DFF
44は、ストローブ信号STBに応答してその時のデー
タ入力端子に供給されている前記判定信号SGのレベル
と同じレベルの第4出力信号SG1をセット出力端子か
ら次段の第2の保持回路としての第2DFF45のデー
タ入力端子に供給する。
【0070】第2DFF45は、クロック入力端子に前
記Lレベルのロード信号LOADをインバータ46を介して
入力する。第2DFF45は、このロード信号LOADに応
答してその時のデータ入力端子に供給されている第1D
FF44からの第4出力信号SG1のレベルと反転した
阻止信号としてのレベルの第5出力信号SG2を相補出
力端子から前記セット付きのD型フリップフロップ40
のセット端子に供給する。
【0071】つまり、セット値データA1 〜A7 が全て
「0」の時、第2DFF45の相補出力端子からLレベ
ルの出力信号SG2がD型フリップフロップ39のセッ
ト端子に供給される。従って、D型フリップフロップ4
0は、セット状態に保持され、相補信号CK,XCK及びデー
タ入力端子に入力される出力信号に関係なくインバータ
40にLレベルの出力信号を出力する。その結果、モジ
ュラス信号MDC のレベルはHレベルが保持される。
【0072】次に、上記のよう構成した比較分周器3の
作用について説明する。分周比Nが16となるセット値
データN1 〜N11に基づいてプログラムカウンタ12に
動作しているとともに、全て「0」となるセット値デー
タA1〜A7に基づいてスワロウカウンタ13が動作す
る場合について説明する。
【0073】前記プログラムカウンタ12は、プリスケ
ーラ11からの相補信号CK,XCKに応答して減算動作を行
い、16個の相補信号CK,XCKをカウントすると、Lレベ
ルのロード信号LOADを生成するとともに、該Lレベルの
ロード信号LOADに応答して前記セット値データN1 〜N
11をプリセットする。以後、同様な動作を行い、16個
の相補信号CK,XCKをカウントする毎にLレベルのロード
信号LOADをスワロウカウンタ13に供給する。
【0074】また、スワロウカウンタ13のアップカウ
ンタ部34はLレベルのロード信号LOADをスワロウカウ
ンタ13に応答してセット値データA1 〜A7 をプリセ
ットし再び相補信号CK,XCKに応答してカウント動作を行
う。このLレベルのロード信号LOADに応答してアップカ
ウンタ部34の各FF34a〜34gがプリセットされ
た時、各FF34a〜34gの相補出力端子の出力は全
てHレベルとなる。各FF34a〜34gの相補出力端
子の出力は全てHレベルとなると、次段のナンド回路部
35は、Lレベルの第1出力信号Aをモジュラス信号生
成回路部36に供給される。Lレベルの第1出力信号A
は、アップカウンタ部34が新たな相補信号CK,XCKをカ
ウントすると、Hレベルとなる。
【0075】RSフリップフロップ37は、Lレベルの
第1出力信号A及びLレベルのロード信号LOADを入力す
る。この時、プリスケーラ11の分周信号(相補信号C
K,XCK)の周波数が高いと、アップカウンタ部34及び
ナンド回路部35の動作遅れが無視できなくなって顕著
になると、RSフリップフロップ37に対して先にLレ
ベルのロード信号LOADが供給される。
【0076】RSフリップフロップ37は、このロード
信号LOADに応答して次段のインバータ38にLレベルの
出力信号を出力する。従って、インバータ38は、Hレ
ベルの第2出力信号Bを出力する。続いて、RSフリッ
プフロップ37が第1出力信号Aに応答して次段のイン
バータ38にHレベルの出力信号を出力すると、インバ
ータ38はそのHレベルの出力信号に応答してLレベル
の第2出力信号Bを出力する。この第2出力信号Bは、
ロード信号LOADがLレベルからHレベルに立ち上がった
後でもHレベルである。つまり、第1出力信号AがLレ
ベルに立ち下がるまで第2出力信号BはHレベルのまま
である。
【0077】この第2出力信号Bはナンド回路39に供
給される。ナンド回路39は、この第2出力信号Bとロ
ード信号LOADとに基づいて第3出力信号をD型フリップ
フロップ40に供給する。ナンド回路39は、先にLレ
ベルのロード信号LOADを入力し、やがてロード信号LOAD
がHレベルに立ち上がると、Lレベルの第3出力信号C
を出力する。このLレベルの第3出力信号Cは、第2出
力信号BのLレベルの立ち下がりに応答してHレベルと
なる。
【0078】このLレベルの第3出力信号Cは、D型フ
リップフロップ40のデータ入力端子に供給される。こ
のLレベルの第3出力信号Cが供給された状態でD型フ
リップフロップ40は、相補信号CK,XCKに応答して相補
出力端子からHレベルの出力信号を出力しようとする。
つまり、Lレベルの誤モジュラス信号が生成されて出力
されることになる。
【0079】しかし、この時、誤動作防止回路42から
のLレベルの第5出力信号SG2がD型フリップフロッ
プ40のセット端子に供給されているため、D型フリッ
プフロップ40はセット状態に保持されたままとなる。
従って、誤モジュラス信号が発生しても、プリスケーラ
11に供給されるモジュラス信号MDC はHレベルのまま
である。つまり、プリスケーラ11は、セット値データ
A1〜A7通りの固定した分周比PにてVCO7からの
出力信号fVCO を分周する。
【0080】尚、セット値データA1〜A7が全て
「0」でない場合には、誤動作防止回路42からのHレ
ベルの第5出力信号SG2がD型フリップフロップ40
に出力される。Lレベルのモジュラス信号MDC はプリス
ケーラ11に供給される。プリスケーラ11は、セット
値データA1〜A7に対応して分周比をPから(P+
X)に変更してVCO7からの出力信号fVCO を分周す
る。
【0081】次に、誤動作防止回路42の作用について
詳述する。今、MPU9から全て「0」となるセット値
データA1〜A7がシフトレジスタ33に入力されと、
そのセット値データA1〜A7は、ノア回路43に供給
される。ノア回路43は、セット値データA1〜A7が
全て「0」、即ちLレベルであるため、Hレベルの判定
信号SGを第1DFF44のデータ入力端子に供給す
る。この状態において、MPU9からストローブ信号S
TBが出力されると、第1DFF44はストローブ信号
STBに応答してHレベルの判定信号SGに対応するH
レベルの第4出力信号SG1を次段の第2DFF45の
データ入力端子に供給する。
【0082】この状態において、プログラムカウンタ1
2からLレベルのロード信号LOADが出力されると、第2
DFF45はこのロード信号LOADに応答してHレベルの
第4出力信号SG1に対応するLレベルの第5出力信号
SG2をD型フリップフロップ40のセット端子に供給
する。従って、Lレベルのロード信号LOADに応答して出
力される第5出力信号SG2に応答して、D型フリップ
フロップ40はセット状態が保持される。その結果、L
レベルのロード信号LOADの後に、D型フリップフロップ
40に供給されるLレベルの第3出力信号Cに基づいて
D型フリップフロップ40は動作されることはない。プ
リスケーラ11は、セット値データA1〜A7の通り
の、即ち分周比をPから(P+X)に変更しないで、分
周比PのみでVCO7からの出力信号fVCO を分周する
ことになる。
【0083】次に、上記のよう構成した実施の形態の特
徴を以下に述べる。 (1)本実施の形態によれば、アップカウンタ部34に
プリセットされるセット値データA1 〜A7 が全て
「0」の場合において、プリスケーラ11の分周信号
(相補信号CK,XCK)の周波数が高くなるにつれて、アッ
プカウンタ部34、及び、ナンド回路部35の動作遅れ
に基づいてスワロウカウンタ13は誤モジュラス信号を
発生する。この時、スワロウカウンタ13に設けた誤動
作防止回路42によって、発生した誤モジュラス信号を
プリスケーラ11に供給しないようした。従って、この
誤モジュラス信号に基づいてプリスケーラ11は、誤動
作することなくセット値データA1 〜A7 通りの固定の
分周比Pで電圧制御発振(VCO)7の出力信号fVCO
を分周することができる。
【0084】その結果、高速動作に伴う上記したスワロ
ウカウンタ13の誤動作は未然に防止され、該スワロウ
カウンタ13を含む比較分周器3の高速動作に伴う誤動
作、ひいては該比較分周器3を含むPLL周波数シンセ
サイザ回路の高速動作に伴う誤動作も低減される。
【0085】(2)又、本実施の形態では、セット値デ
ータA1 〜A7 が全て「0」以外の場合、誤動作防止回
路42は、プリスケーラ11へのモジュラス信号MDC の
供給を可能にしている。従って、内容が全て「0」でな
いセット値データA1 〜A7には、該データA1 〜A7
通りのタイミングでプリスケーラ11に対してモジュラ
ス動作させることができる。
【0086】(3)又、本実施の形態では、誤動作防止
回路42に設けたノア回路43が判定した判定したセッ
ト値データA1 〜A7 は、MPU9からのストローブ信
号STBに応答して第1DFF44にラッチさせるよう
にした。つまり、新たなセット値データA1 〜A7 がシ
フトレジスタ33に入力され、アップカウンタ部34に
ラッチされる決まった時にだけに、セット値データA1
〜A7 の内容に基づく判定結果を第2DFF45に出力
する。その結果、シフトレジスタ33への新たなセット
値データA1 〜A7 の転送途中において誤動作防止回路
42がシフトレジスタ33の未確定のデータに基づいて
判定することことなく、誤動作防止回路42は確実に且
つ精度よくセット値データA1 〜A7 を判定することが
できる。
【0087】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、以下の態様で実施してもよい。 (1)上記実施の形態では、第2DFF45からの阻止
信号としての第5出力信号SG2をD型フリップフロッ
プ40のセット端子に供給するようにした。これを図6
に示すように変更して実施してもよい。
【0088】図6に示すように、図3に示すD型フリッ
プフロップ40の出力段に設けたインバータ41に代え
て、D型フリップフロップ40の出力段に阻止用ナンド
回路48を接続する。阻止用ナンド回路48は、2入力
端子を有し、一方の入力端子はD型フリップフロップ4
0の相補出力端子に接続され、他方の入力端子は第2D
FF45の相補出力端子に接続されている。そして、阻
止用ナンド回路48の出力端子はプリスケーラ11に接
続され、Lレベルのモジュラス信号MDC を供給するよう
になっている。
【0089】従って、第2DFF45から阻止信号とし
てのLレベルの第5出力信号SG2が阻止用ナンド回路
48に入力されると、D型フリップフロップ40からの
出力信号がいかなる信号であっても、阻止用ナンド回路
48は、Lレベルのモジュラス信号MDC を出力すること
はない。従って、上記した実施の形態と同様な作用効果
をうることができる。しかも、この場合、D型フリップ
フロップ40の次段に阻止用ナンド回路48を設けたの
で、D型フリップフロップ40の動作遅れの分だけ、余
裕を持って誤モジュラス信号を阻止することができる。
【0090】(2)上記実施の形態では、比較分周器3
は基準分周器2、位相比較器4、及び、チャージポンプ
5とともに1つの半導体チップ8上に形成したが、これ
らと適宜組み合わせて1つの半導体チップ上に形成して
もよい。又、比較分周器3のみを1つの半導体チップ上
に形成してもよい。この場合、分周器として汎用性が広
くなり種々の装置に利用されることが可能となる。
【0091】(3)上記実施の形態では、スワロウカウ
ンタ13を比較分周器3のなかの1つとしてプリスケー
ラ11及びプログラムカウンタ12とともに1つの半導
体チップ8上に形成した。これをスワロウカウンタ13
のみを1つの半導体チップ上に形成してもよい。又、ス
ワロウカウンタ13とプログラムカウンタ12、又は、
スワロウカウンタ13とプリケーラ11をそれぞれ1つ
の半導体チップ上に形成してもよい。この場合、カウン
タとして汎用性が広くなり種々の装置に利用されること
が可能となる。
【0092】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、高速動作に基
きプリスケーラを固定の分周動作を行わせる時に発生
するスワロウカウンタの誤動作に起因するPLL周波数
シンセサイザ回路の誤動作を軽減させることができる。
【0093】
【0094】請求項の発明によれば、請求項1に記載
のPLL周波数シンセサイザ回路の効果に加えて、スワ
ロウカウンタに対しては外部装置から出力されるセット
値データに基づいてプリスケーラの分周比の切り替えを
適宜変更することができる。
【0095】請求項から請求項の発明によれば、ス
トローブ信号が出力される毎にセット値データの各ビッ
トの内容が全て「0」であるかどうかを確実にかつ精度
よく判定することができる。
【0096】請求項の発明によれば、比較分周器の高
速動作にともない高速動作が求められるスワロウカウン
タに対してプリスケーラを固定の分周動作を行わせる時
に発生するスワロウカウンタの動作遅れに基づいて発生
する誤モジュラス信号はプリスケーラには供給されず、
高速動作に基づくスワロウカウンタの誤動作に起因する
比較分周器の誤動作を軽減させることができる。
【0097】請求項の発明によれば、請求項の発明
の効果に加え、外部装置から出力されるセット値データ
に基づいてプリスケーラの分周比の切り替えを適宜変更
することができる。
【0098】請求項の発明によれば、請求項の発明
に加え、ストローブ信号が出力される毎にセット値デー
タの各ビットの内容が全て「0」であるかどうかを確実
にかつ精度よく判定することができる。
【0099】請求項の発明によれば、高速動作に基づ
くスワロウカウンタの誤動作に起因するプリスケーラの
誤動作を軽減させることができる。請求項10の発明に
よれば、請求項の発明に加え、ストローブ信号が出力
される毎にセット値データの各ビットの内容が全て
「0」であるかどうかを確実にかつ精度よく判定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態のPLL周波数シンセサイザ回路
を示すブロック図
【図2】一実施の形態における比較分周器を示すブロッ
ク図
【図3】一実施の形態におけるスワロウカウンタの回路
【図4】一実施の形態におけるプログラムカウンタの回
路図
【図5】図3のスワロウカウンタの作用を示すタイムチ
ャート
【図6】別の実施の形態を説明するためのスワロウカウ
ンタの要部回路図
【図7】図6のスワロウカウンタの作用を示すタイムチ
ャート
【図8】従来のスワロウカウンタを示す回路図
【図9】図8のスワロウカウンタの作用を示すタイムチ
ャート
【図10】図8のスワロウカウンタの作用を示すタイム
チャート
【符号の説明】
3 比較分周器 4 位相比較器 6 電圧制御発振器(VCO) 9 外部装置としてのマイクロプロセッサユニット(M
PU) 11 プリスケーラ 12 プログラムカウンタ 13 スワロウカウンタ 33 シフトレジスタ 34 カウンタ部としてのアップカウンタ部 35 カウントアップ検出回路としてのナンド回路部 36 モジュラス信号生成回路部 39a〜39g フリップフロップ 40 保持用フリップフロップとしてのD型フリップフ
ロップ 42 誤動作防止回路 43 ノア回路 44 第1の保持回路としてのD型フリップフロップ
(第1DFF) 45 第2の保持回路としてのD型フリップフロップ
(第2DFF) 48 阻止用ナンド回路 A1 〜A7 セット値データ fp 比較信号 fvco 出力信号 CK,XCK 相補信号 LOAD ロード信号 MDC モジュラス信号 STB ストローブ信号 SG 判定信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/06 - 7/23 H03K 21/00 - 21/40 H03K 23/00 - 29/06 H03K 5/00 - 5/26

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振器からの出力信号を分周し
    生成した比較信号を位相比較器に対して出力する比較分
    周器を有し、 前記比較分周器は、 前記電圧制御発振器からの出力信号を分周するための分
    周比を異なる複数の分周比の間で変更するためのモジュ
    ラス動作を行うプリスケーラと、 前記プリスケーラからの分周信号を予め定めた分周比に
    て分周して位相比較器に比較信号として出力するととも
    に、分周するたび毎にロード信号を出力するためのプロ
    グラムカウンタと、 前記ロード信号に応答してセット値データをプリセット
    して前記プリスケーラからの分周信号をカウントしその
    カウント値が前記セット値に到達した時、前記プリスケ
    ーラの分周比を変更させるモジュラス信号を生成するた
    めのスワロウカウンタとを備えてなるPLL周波数シン
    セサイザ回路において、 前記スワロウカウンタに、そのスワロウカウンタが前記
    ロード信号に応答して動作する際の動作遅れに起因して
    誤発生する前記プリスケーラの分周比を変更させる誤モ
    ジュラス信号を前記プリスケーラに供給しない誤動作防
    止回路を設け 前記誤動作防止回路は、前記セット値データが前記プリ
    スケーラに対してモジュラス動作を行わせない固定の分
    周動作を行わせるためのセット値データであるかを判定
    し、前記セット値データが固定の分周動作を行わせるた
    めのデータである時、前記誤モジュラス信号を前記プリ
    スケーラに供給しないようにし たPLL周波数シンセサ
    イザ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のPLL周波数シンセサ
    イザ回路において、 前記誤動作防止回路を設けたスワロウカウンタは、 外部装置から出力される前記セット値データを保持する
    ためのシフトレジスタと、 前記プログラムカウンタからのロード信号に応答して前
    記セット値データがプリセットされ、そのセット値を前
    記プリスケーラからの分周信号に応答してカウントする
    ためのカウンタ部と、 前記カウンタ部のその時々のカウント値を入力し前記カ
    ウンタ部が前記セット値をカウントしたかどうかを検出
    するカウントアップ検出回路と、 前記カウントアップ検出回路からの検出信号に応答して
    前記プリスケーラの分周比を変更させるためのモジュラ
    ス信号を生成するためのモジュラス信号生成回路部とを
    備えたPLL周波数シンセサイザ回路。
  3. 【請求項3】 請求項に記載のPLL周波数シンセサ
    イザ回路において、 前記セット値データは複数個のビットデータであって、
    前記プリスケーラに対して2モジュラス動作を行わせな
    い固定の分周動作を行わせるためのそのセット値データ
    の各ビットの内容は全て「0」であり、 前記カウンタ部は、複数個のフリップフロップからなる
    アップカウンタであって、外部装置からのストローブ信
    号に応答して前記セット値データを各フリップフロップ
    にラッチさせ、ロード信号に応答して前記セット値デー
    タをプリセットするものであり、 前記カウントアップ検出回路は、ナンド回路であり、前
    記アップカウンタの各フリップフロップの相補出力端子
    からの出力信号を入力するものであり、 前記誤動作防止回路は、前記各フリップフロップにラッ
    チされるセット値データを入力し、そのセット値データ
    の各ビットの内容が全て「0」であるかどうかを判定す
    るノア回路と、前記ノア回路から内容が全て「0」の判
    定信号を保持し外部装置からのストローブ信号に応答し
    て出力する第1の保持回路と、その第1の保持回路が保
    持した判定信号を前記ロード信号に応答して前記モジュ
    ラス信号生成回路部から出力される誤モジュラス信号を
    阻止するための阻止信号として出力する第2の保持回路
    とからなるものであるPLL周波数シンセサイザ回路。
  4. 【請求項4】 請求項に記載のPLL周波数シンセサ
    イザ回路において、 前記阻止信号は、モジュラス信号生成回路部に設けたモ
    ジュラス信号を保持する保持用フリップフロップに出力
    されるものであるPLL周波数シンセサイザ回路。
  5. 【請求項5】 請求項に記載のPLL周波数シンセサ
    イザ回路において、 前記阻止信号は、モジュラス信号生成回路部に設けたモ
    ジュラス信号を入力し出力する阻止用ナンド回路に出力
    されるものであるPLL周波数シンセサイザ回路。
  6. 【請求項6】 電圧制御発振器からの出力信号を分周す
    るための分周比を異なる複数の分周比の間で変更するた
    めのモジュラス動作を行うプリスケーラと、 前記プリスケーラからの分周信号を予め定めた分周比に
    て分周して位相比較器に比較信号として出力するととも
    に、分周するたび毎にロード信号を出力するためのプロ
    グラムカウンタと、 前記ロード信号に応答してセット値データをプリセット
    して前記プリスケーラからの分周信号をカウントしその
    カウント値が前記セット値に到達した時、前記プリスケ
    ーラの分周比を変更させるモジュラス信号を生成するた
    めのスワロウカウンタとを備えてなる比較分周器におい
    て、 前記スワロウカウンタに、そのスワロウカウンタが前記
    ロード信号に応答して動作する際の動作遅れに起因して
    誤発生する前記プリスケーラの分周比を変更させる誤モ
    ジュラス信号を前記プリスケーラに供給しない誤動作防
    止回路を設け 前記誤動作防止回路は、前記セット値データが前記プリ
    スケーラに対してモジュラス動作を行わせない固定の分
    周動作を行わせるためのセット値データであるかを判定
    し、前記セット値データが固定の分周動作を行わせるた
    めのデータである時、前記誤モジュラス信号を前記プリ
    スケーラに供給しないようにし た比較分周器。
  7. 【請求項7】 請求項に記載の比較分周器において、 前記誤動作防止回路を設けたスワロウカウンタは、 外部装置から出力される前記セット値データを保持する
    ためのシフトレジスタと、 前記プログラムカウンタからのロード信号に応答して前
    記セット値データがプリセットされ、そのセット値を前
    記プリスケーラからの分周信号に応答してカウントする
    ためのカウンタ部と、 前記カウンタ部のその時々のカウント値を入力し前記カ
    ウンタ部が前記セット値をカウントしたかどうかを検出
    するカウントアップ検出回路と、 前記カウントアップ検出回路からの検出信号に応答して
    前記プリスケーラの分周比を変更させるためのモジュラ
    ス信号を生成するためのモジュラス信号生成回路部とを
    備えた比較分周器。
  8. 【請求項8】 請求項に記載の比較分周器において、 前記セット値データは複数個のビットデータであって、
    前記プリスケーラに対して2モジュラス動作を行わせな
    い固定の分周動作を行わせるためのそのセット値データ
    の各ビットの内容は全て「0」であり、 前記カウンタ部は、複数個のフリップフロップからなる
    アップカウンタであって、外部装置からのストローブ信
    号に応答して前記セット値データを各フリップフロップ
    にラッチさせ、ロード信号に応答して前記セット値デー
    タをプリセットするものであり、 前記カウントアップ検出回路は、ナンド回路であり、前
    記アップカウンタの各フリップフロップの相補出力端子
    からの出力信号を入力するものであり、 前記誤動作防止回路は、前記各フリップフロップにラッ
    チされるセット値データを入力し、そのセット値データ
    の各ビットの内容が全て「0」であるかどうかを判定す
    るノア回路と、前記ノア回路から内容が全て「0」の判
    定信号を保持し外部装置からのストローブ信号に応答し
    て出力する第1の保持回路と、その第1の保持回路が保
    持した判定信号を前記ロード信号に応答して前記モジュ
    ラス信号生成回路部から出力される誤モジュラス信号を
    阻止するための阻止信号とした出力する第2の保持回路
    とからなるものである比較分周器。
  9. 【請求項9】 外部装置から出力されるセット値データ
    を保持するためのシフトレジスタと、 プログラムカウンタからのロード信号に応答して前記セ
    ット値データがプリセットされ、そのセット値を前記プ
    リスケーラからの分周信号に応答してカウントするため
    のカウンタ部と、 前記カウンタ部のその時々のカウント値を入力し前記カ
    ウンタ部が前記セット値をカウントしたかどうかを検出
    するカウントアップ検出回路と、 前記カウントアップ検出回路からの検出信号に応答して
    プリスケーラの分周比を変更させるためのモジュラス信
    号を生成するためのモジュラス信号生成回路部とを備え
    たスワロウカウンタにおいて、 そのスワロウカウンタが前記ロード信号に応答して動作
    する際の動作遅れに起因して誤発生する前記プリスケー
    ラの分周比を変更させる誤モジュラス信号を前記プリス
    ケーラに供給しない誤動作防止回路を設けたスワロウカ
    ウンタ。
  10. 【請求項10】 請求項に記載のスワロウカウンタに
    おいて、 前記セット値データは複数個のビットデータであって、
    前記プリスケーラに対して2モジュラス動作を行わせな
    い固定の分周動作を行わせるためのそのセット値データ
    の各ビットの内容は全て「0」であり、 前記カウンタ部は、複数個のフリップフロップからなる
    アップカウンタであって、外部装置からのストローブ信
    号に応答して前記セット値データを各フリップフロップ
    にラッチさせ、ロード信号に応答して前記セット値デー
    タをプリセットするものであり、 前記カウントアップ検出回路は、ナンド回路であり、前
    記アップカウンタの各フリップフロップの相補出力端子
    からの出力信号を入力するものであり、 前記誤動作防止回路は、前記各フリップフロップにラッ
    チされるセット値データを入力し、そのセット値データ
    の各ビットの内容が全て「0」であるかどうかを検出す
    るノア回路と、前記ノア回路から内容が全て「0」の判
    定信号を保持し外部装置からのストローブ信号に応答し
    て出力する第1の保持回路と、その第1の保持回路が保
    持した判定信号を前記ロード信号に応答して前記モジュ
    ラス信号生成回路部から出力される誤モジュラス信号を
    阻止するための阻止信号として出力する第2の保持回路
    とからなるものであるスワロウカウンタ。
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