JPH11204629A - ウェハーキャリヤ - Google Patents

ウェハーキャリヤ

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JPH11204629A
JPH11204629A JP10298859A JP29885998A JPH11204629A JP H11204629 A JPH11204629 A JP H11204629A JP 10298859 A JP10298859 A JP 10298859A JP 29885998 A JP29885998 A JP 29885998A JP H11204629 A JPH11204629 A JP H11204629A
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wafer
carrier
guide
guides
wafer carrier
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JP10298859A
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English (en)
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David L Nyseth
デイヴィッド・エル・ニセス
Shawn Eggum
ショーン・エガム
Michael S Adams
マイケル・エス・アダムス
Sanjiv M Bhatt
サンジブ・エム・バット
Brian S Wiseman
ブライアン・エス・ワイズマン
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Fluoroware Inc
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    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
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  • Cable Accessories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェハーを安定支持でき、かつ粒子のウェハー
への付着をできるだけ少なくできる、ウェハーキャリヤ
の提供。 【解決手段】軸を揃えて水平な状態でウェハーを運搬あ
るいは保持するためのウェハーキャリヤであり、ウェハ
ーのエッジ部分において最小限の四つの点領域でウェハ
ーを支持するようになっている。ある実施の形態はHバ
ーキャリヤであり、キャリヤの側壁上に設けられた細長
いウェハーガイドによって形成された複数のスロットを
有している。上方へ突起した突起部によって、キャリヤ
との接触を最小限に抑えた状態でウェハーを保持してい
る。突起部の数と形状は、ガイドの上側表面と接触しな
いようなものになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体処理装置に
関し、さらに詳しくは、この発明は半導体ウェハー用の
容器あるいはキャリヤに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】半導体
の規模が大きくなるにつれて、すなわち面積当りの回路
の数が増大するにつれて、粒子がより問題になってきて
いる。回路を損なう可能性のある粒子の寸法は小さくな
ってきており、分子レベルに近づきつつある。粒子の制
御は、半導体ウェハーの製造、処理、運搬、貯蔵のすべ
ての段階を通じて必要である。ウェハーをキャリヤに出
し入れしたりするときや、運搬の時にウェハーが動いた
りすることによる粒子の発生は、最小限に抑えるか、あ
るいは避ける必要がある。半導体ウェハー近傍における
静電気の形成と放電は致命的な事態になり得る。静電気
消散特性は半導体ウェハーにとっては非常に望ましい特
性である。静電気はウェハーを介するアース経路によっ
て消散する。装置が接触する部材や、ウェハーへ接触す
る部材、あるいは作業員が接触する部材はアース経路を
設けるとよい。キャリヤのそうした部材には、ウェハー
サポートやロボットハンドル、装置インターフェースが
含まれる。閉じた容器内部のウェハーが見えることは非
常に望ましいことであり、エンドユーザが必要とするこ
とであろう。そうした容器に適したポリカーボネートな
どの透明プラスチックはそれらが安価であるという点で
は望ましいが、これらのプラスチックは適切な静電気消
散特性も有してもいないし、望ましい耐摩耗性も有して
いない。
【0003】運搬中におけるウェハーへの損傷を避ける
ためにはウェハーキャリヤの材料は堅固でなければなら
ず、また様々な条件に対して寸法的に安定している必要
がある。粒子の発生が少なく、寸法的に安定しており、
またそれ以外の望ましい物理的特性を有するようなポリ
エーテルエーテルケトン(PEEK)などの従来の理想
的なキャリヤ材料は透明ではなく、比較的高価であり、
またキャリヤや容器などのような単一の大きくて複雑な
形状に成形することが困難である。
【0004】一般的に、ウェハーを貯蔵したり運搬した
りするための容器やキャリヤは、垂直面内にウェハーを
設置して運搬したり保持したりするように設計されてき
た。例えば当該分野においてよく知られているHバーキ
ャリヤ(図18参照)などのそうしたキャリヤは、一般
には、ウェハーを水平にした状態で処理、及び/あるい
は出し入れするようなキャリヤ位置も可能な構造になっ
ている。水平位置においては、ウェハーは、通常は、ウ
ェハースロットを形成していてキャリヤの内側側部を長
手方向に延びるリブあるいはウェハーガイドによって保
持される。キャリヤの側部は、ウェハーのエッジの形状
に沿った形に部分的に曲線状になっているか、斜めにな
っている。こうしたキャリヤはウェハーエッジ上の、あ
るいはウェハーエッジに隣接した二つの弧に沿ってウェ
ハーと接触し、これを保持する。また、従来のキャリヤ
を、運搬のための垂直位置から、出し入れ及び処理のた
めの水平位置へ移動することによって、ウェハーががた
ついたり、ウェハーが移動したり、ウェハーが不安定に
なったり、粒子が発生したり、ウェハーが損傷を受けた
りする可能性がある。
【0005】産業界は次第により大きなウェハー、すな
わち300mm 直径のウェハーを処理するようになってきて
おり、その結果としてウェハーを保持するためのより大
きなキャリヤ及び容器が必要とされている。さらに、産
業界ではキャリヤ及び容器に水平ウェハー配置を用いる
方向に移行つつある。キャリヤの寸法を大きくすると、
成形のときに収縮やたわみといった困難が増える。特に
キャリヤや容器へのウェハーの出し入れのときにロボッ
トに頼ることが増えると、公差はより一層厳しくなる。
要望されているのは、ウェハーが安定しており、一貫し
てしっかりと位置決めされるような、そしてキャリヤ上
の粒子がウェハーへできる限り付着しないようなできる
限り安価で、粒子発生が少なく、静電気消散性を有する
ようなキャリヤである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は軸を揃えて水平
な状態でウェハーを運搬あるいは保持するためのウェハ
ー容器であり、ウェハーのエッジ部分において最小限の
四つの点領域でウェハーを支持するようになっている。
ある実施の形態では、第1の容器部分と、閉じることの
できるドアを有している。第1の容器部分は静電気消散
性材料から成る第1の成形部分を有しており、第1の成
形部分は一体化された平坦な上部を備えた垂直ドアフレ
ームを有している。ドアフレームからは、装置インター
フェースを備えた一体化された底部ベース部分も延びて
いる。第2の成形部分は透明シェルを有している。この
透明シェルは、上述したドアフレームと、平坦な上部
と、底部ベース部分へ接続されている。個別に成形され
たウェハーサポートコラムが平坦な上部と、底部ベース
部分へ接続されている。このウェハーサポートコラムは
垂直方向に配列された棚を有しており、この棚には上方
を向いた突起部が設けられていてウェハーと最小限の点
接触あるいは点領域を行うようになっている。棚は、ウ
ェハーが突起部によって支持されたときにウェハーが前
方あるいは後方へ移動しないようにするための、またウ
ェハーが着座位置を越えて挿入されることがないように
するためのウェハーストップを有している。第1の成形
部分と第2の成形部分の両方と係合するサイドハンドル
がこれらの成形部分を一体に固定する。ロボットハンド
ルは平坦な上部へ接続される。ロボットハンドルと、ウ
ェハー棚と、サイドハンドルと、ドアフレームは装置イ
ンターフェースを介するアースへの導電性経路を有して
いる。
【0007】別の実施の形態は、通常のHバーウェハー
キャリヤであり、ウェハーガイドの上側に突起部が設け
られていて、Hバーキャリヤが水平方向に配置されたウ
ェハーの面に位置合わせされたときに、ウェハーがウェ
ハーガイドの上に設けられたビードあるいは突起部によ
ってキャリヤと最小限の接触を行うようになっている。
【0008】この発明の特徴及び利点は、キャリヤが最
小限でかつしっかりとしたウェハー接触を行うようにウ
ェハーサポートが設けられていることである。この発明
の複合容器の別の利点及び特徴は、複合設計によって、
ウェハーあるいは装置と接触する容器部分に対して例え
ばPEEKなどのより安価で耐摩耗性を有し静電気消散
特性を有する材料などの最適な材料を使用したり、容器
の構造的支持部に対してポリカーボネートなどのより安
価で透明なプラスチックを使用したり、容器の中のウェ
ハーが見えるようにしたりすることが可能になることで
ある。従って、性能を最適化しコストを最小限に抑える
ために、別々に成形される各部分に対して成形パラメー
タや材料を選択できる。この発明の複合容器の別の利点
及び特徴は、複合構造によって、たわみや収縮など大き
なキャリヤを成形することに関連した悪い影響が最小限
に抑えられることである。この発明の複合容器の別の利
点及び特徴は、重要な部分のすべてがキャリヤの装置イ
ンターフェースを介してアースへ電気的に接続されてい
ることである。この発明の別の利点及び特徴は、適当な
形状の棚によってウェハーが特定の着座位置に受動的に
保持されることである。この発明の別の利点及び特徴
は、複合容器が、サイドハンドルと協働する脚やタン
グ、タブを用いて組み付けられ、最終的に一体に固定さ
れることである。
【0009】この発明の別の特徴及び利点は、突起部あ
るいはビードとのウェハーの接触のために、ウェハーと
キャリヤとの接触が最小限に抑えられることによって粒
子物質の移動が最小限に抑えられ、その結果、ウェハー
上への粒子の堆積が低減されることである。この発明の
別の特徴及び利点は、ウェハーガイドの上側に設けられ
た突起部あるいは延長部を様々な構造に形成できること
である。この発明の別の特徴及び利点は、最小限の点接
触によって個々のウェハーの振動が最小限に抑えられる
こととや、成形における変動が大きくてもよいことであ
り、なおかつ一貫しかつしっかりとしたウェハーの位置
決めを維持していることである。維持する必要のある重
要な寸法は、従来のウェハーガイドにおける接触領域の
長さ全体ではなくて、突起部の上部である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいてこの発
明の実施の形態を説明する。図1には、装置22の上に
設置された水平方向のウェハーキャリヤの実施の形態の
斜視図が示されている。図2、図3、図4、図5は、別
の実施の形態を示している。これらのウェハーキャリヤ
は一般に、ウェハーサポートコラム27を有する容器部
分26と、これと協働するドア28から成っている。容
器部分26は開口した前部30と、左側の側部32と、
後部34と、右側の側部36と、上部38と、底部40
とを有している。図1、図2、図3、図4の実施の形態
は、閉じた後部と、閉じた左側及び右側の側部を有して
いる。図5の実施の形態は一般に開口しているキャリヤ
であり、開口した後部と、ウェハーサポートコラムによ
って連結され支持された上部及び底部を有している。
【0011】特に図1、図4、図6を参照すると、そこ
に示されている実施の形態では、容器部分26は図1及
び図4に示されているように成形された第1の成形部分
50と第2の成形部分52から成っているか、あるいは
図2及び図3に示されているように単一の一体化された
成形部分から成っている。図7及び図8に単独で示され
ている第1の成形部分50は矩形のドアフレーム56を
有している。ドアフレーム56は水平方向の上側フレー
ム部58と、垂直方向の一対のフレーム部60、62
と、水平方向の下側フレーム部64を有している。
【0012】上側フレーム部58と垂直フレーム部6
0、62は、閉じるときにドアを受容してガイドするた
めの斜面66、68、70を有している。下側フレーム
部64は図6に最もよく示されているようにほぼ水平方
向の表面72を有する。ドアフレーム56は斜面66、
68、70と水平の表面72によってドア28を受容し
て、開口した前部30を閉じる。ドアフレーム56の表
面には開口部すなわち溝73が設けられていて、ドア2
8から後退可能に突き出すタング75を受容する。上側
フレーム部58から後方へはほぼ水平方向の上部74が
延びている。下側フレーム部64からは後方へ下側ベー
ス部76が延びている。下側ベース部76は機械式連結
としての構造が示されている装置インターフェース82
を有している。水平方向の上部74は水平方向のエッジ
部88を有し、垂直フレーム部60、62は垂直方向の
エッジ部92、94を有している。同様に、下側ベース
部76は下側の水平方向のエッジ部96を有する。水平
の上部74はハンドルあるいはロボットフランジ100
を取り付けるための係合フランジ98を有している。図
7に示されているように、水平の上部74は一対のスロ
ット部材106、108を有している。スロット10
6、108は下側ベース部76上に配置されたスロット
部材110、112に対応している。前述したスロット
部材の寸法と形状は、ウェハーサポートコラム27を受
容するようなものになっている。垂直フレーム部60、
62からは複数の細長いウェハーガイド120が延びて
いる。図4及び図8に最もよく示されているように、第
1の成形部分50には、第2の成形部分52との連結を
容易にするために、またサイドハンドル128の追加を
容易にするために、さらならる特徴が追加されている。
水平の上部74からはフック状の脚134が延びてい
る。前記上部74には溝136が設けられている。下側
ベース部76には溝140を有するタブ138が取り付
けられている。
【0013】図9を参照するとわかるように、第2の成
形部分52は透明なプラスチックシェルとして形成され
ており、ほぼU字形の曲線状パネル150と、上側の上
部パネル部152と、広がったリップとして形成された
上側エッジ部154と、これも広がったリップ部160
を有する垂直のサイドパネル156、158と、下側の
水平方向に広がったリップ162と、外側へ延びる側部
リジェクション164、166を有している。図11に
は、第1の成形部分50のエッジ部96へ連結された広
がったリップ162が詳しく示されている。連結部は溝
連結部170中のタングとして形成されている。
【0014】図10には右側のサイドハンドル128の
斜視図が描かれている。サイドハンドルは、ストリップ
として形成されたハンドルベース180へポスト17
6、178によって連結された把持部174を有してい
る。ストリップは分岐したY字部182を有する。Y字
部182は、透明プラスチックシェルの曲面状の上側エ
ッジ部のまわりを包む曲面部184、186と、第1の
成形部分50の水平の上部74の溝136に係合するタ
ブ188、190とを有している。サイドハンドル12
8の水平の上端189、191は、水平の上部74の上
に配置された脚134と係合するサイド係合部194、
196も有している。サイドハンドル128の下端20
0は、第1の成形部分50の下側ベース部76上に設け
られたタブ138を受容するための受容用スロット20
2を有する。下端200はスロット208も有してい
る。スロット208は、透明プラスチックシェルの垂直
サイドパネル156上の突起部176と係合し固定す
る。
【0015】サイドハンドル128は堅固ではあるが弾
力性を有するフレキシブルなプラスチック材料から形成
されており、ハンドルは図10に示されている形状に強
く付勢されている。これによって、ハンドルを所定の位
置へスナップインしてキャリヤの側部32、36及び上
部38の上に固定された状態にし、第1の成形部分50
と第2の成形部分52の両方と係合して、このアセンブ
リを一体にしっかりと保持することが可能となる。
【0016】図12、図13、図14、図15及び図1
6にはウェハーサポートコラム27の二つの主な構造が
示されている。図13は図5に示されている開口したキ
ャリヤに適したウェハーサポートコラムである。図12
及び図14は図1及び図4のキャリヤで使用するのに適
したウェハーサポートコラム27を示している。両方の
ウェハーサポートコラム27ともタブ138あるいは脚
134によってそれぞれのキャリヤの中に取り付けられ
ている。別の機械式固定手段を利用することもできる。
特に図12、図13及び図14を参照すると、ウェハー
サポートコラム27は複数のウェハーガイドすなわち棚
220から成っている。棚220は、垂直支持部材22
2と、リヤーストップ226を備えたリヤーポスト22
5へ連結されている。上側あるいは下側のタング部分す
なわち脚228、229が垂直支持部材222から延び
ており、対応する溝すなわちスロット部材106、10
8、110及び112で固定される。ウェハーサポート
コラム27の別の構造が図2及び図3に示されている。
これらのウェハーサポートコラム27はネジ231など
でU字形のパネル150へ直接取り付けられている。図
2及び図3のウェハーサポートコラムはそれぞれ複数の
ウェハーサポートあるいは棚220を有している。各棚
は細長いビードの形に形成された独立のウェハー係合突
起部230を有している。この発明のいくつかの実施の
形態においてはウェハーサポートコラムは容器部分と一
体化されており、なおかつ上述した利点及び特徴の多く
を提供することができる。
【0017】図6、図14、図15及び図16にはウェ
ハーサポートコラム27及び棚の詳細と配置が示されて
いる。各棚236は、キャリヤの反対側に設けられた対
応する棚238を有している。対向する棚を備えた対向
するウェハーサポートコラム27は、開口した前部30
とドアフレーム56に平行で、ウェハーWの出し入れの
方向229に垂直な、ウェハー中心線上に配置されてい
る。ウェハーを保持するために、対向する棚の各々はウ
ェハー直径Dよりも小さい間隔に離間されている。各ウ
ェハーガイド120は対向するウェハーガイドを容器の
反対側に有している。
【0018】図6、図15及び図16を参照するとわか
るように、ウェハーガイドの垂直方向に隣接する対の間
のスペースとキャリヤの内部を横切る距離とによって、
ウェハーの出し入れのレベルとウェハースロット244
とが定められる。同様に、挿入レベルは垂直方向に隣接
するウェハーサポート棚220の間の領域によって決ま
る。ウェハースロットはウェハーサポートコラムの垂直
支持部材の間のキャリヤ領域によっても限定されてい
る。各棚はビードとして形成された一対の上方を向いた
ウェハー係合突起部230を有している。ビードは参照
番号231によって図14に示されているようなほぼ部
分球の形を有するナブ(nub) であるか、あるいは参照番
号230によって表された滑らかな端部を備えた部分円
柱ロッドである。図17からわかるように、これによっ
て最小限の点接触246や、突起部の頂角233におけ
るほぼ半径方向を向いた最小限の線接触248が実現さ
れる。頂角はエッジ部236においてウェハーWの下側
表面235に接触する。図に示されている細長いビード
はほぼ半径方向に内側へ延びている。各ウェハー棚22
0は前方、すなわち前部の方を向いたウェハーストップ
232を有している。ウェハーストップ232は、ウェ
ハーが図15に示されたウェハー着座位置にあるときに
ウェハーWの周辺形状に沿う垂直接触面として形成され
ている。前方ウェハーストップ232はウェハーの挿入
及び取り出しレベルまでは延びていないが、ウェハー着
座位置に着座したウェハーが外側へ移動しないようにし
ている。対向する各ウェハーサポート棚の対応する前方
ウェハーストップの間の距離D1はウェハーWの直径D
よりも短い。
【0019】各サポート棚はリヤーポスト225の一部
としてウェハーのリヤーストップ226を有している。
リヤーストップは上方へ延びていて、ウェハースロット
の後ろ側の限界を形成している。対向する各サポート棚
の対応するリヤーストップ226の間の距離D2はウェ
ハーの直径Dよりも短い。リヤーストップ226はウェ
ハースロットの垂直部分の中に延びている。リヤースト
ップ226は、図15及び図16に最もよく示されてい
るように挿入のときにウェハー着座位置237へウェハ
ーをガイドする働きを行う。
【0020】第1の成形部分50の一部として示されて
いる上述した部材は一体に成形でき、従って前述した他
の部材と一体化されている。同様に、透明プラスチック
シェルとして形成されている第2の成形部分も一体に成
形される。ウェハーサポートコラム27は静電気消散性
を有し非常に耐摩耗性の高い材料から形成されている。
サイドハンドルとロボットフランジも静電気消散性材料
から形成されている。第1の成形部分50においても静
電気消散性材料から形成されており、ロボットフランジ
と、サイドハンドルと、ウェハー棚220及びウェハー
サポートコラム27に対して、第1の成形部分50の一
部であり装置上のアースされたインターフェースと係合
している装置インターフェースを介するアースへの導電
性経路が設けられている。装置インターフェースは図に
示されているように三つの球と三つの溝から成る機械式
連結であるか、あるいは図1、図4、図5に示されてい
る静電気消散性材料から形成された部材の各々を連結す
る従来式のHバーであることに留意すべきである。これ
らの部材は、図3に示されているように部材へ適当に接
続された導電性プラスチックジャンパ241などによっ
て電気的に接続されている。
【0021】キャリヤすなわちコンポーネントはほぼ静
電気消散性を有しており、表面抵抗率は105 から1012
ーム/ 平方であると考えられる。アースなどへの導電性
経路を提供する材料に対しては、これ以下の抵抗が適し
ている。図18は当該分野において一般的なHバーウェ
ハーキャリヤ280を示している。こうしたHバーキャ
リヤは、装置の上、あるいは他の表面の上に設置すると
きに二つの方向を有する。一つの位置では、ウェハーを
垂直に立てて重ねる配置になり、ウェハーの軸がほぼ水
平方向になるようにウェハーが軸方向に並べられる。第
2の位置では、図1、図2及び図5の実施の形態におけ
るように、ウェハーは水平方向に配置される。ウェハー
キャリヤ280は上側281と、下側282と、後ろ側
285と、左側の側壁300と、右側の側壁400を有
している。下側282は底部あるいは端壁283を有す
る。端壁283は、ウェハー処理装置(図示しない)と
インターフェースするH字形のフランジ284を有す
る。図面ではウェハーキャリヤ280はウェハーが垂直
配置で描かれているが、コンポーネントは、底部あるい
は端壁283がほぼ水平であり、ウェハーがほぼ水平に
なる方向に関しても同一である。
【0022】図19は少なくとも一つのウェハーの水平
方向の配置に対する、ウェハーキャリヤ280の左側の
側壁300の一部を示している。左側の側壁300は複
数の細長いウェハーガイド310を有している。ウェハ
ーガイドは水平方向に内側へ延びており、ほぼ水平の複
数のウェハースロット320を形成している。ウェハー
ガイド310の前端部313は、開口した前部301か
らウェハーキャリヤ(図示しない)の後ろ側302まで
ウェハーガイド310の長さにわたって延びている。ウ
ェハーガイド310の上側311は、多数の突起部ある
いは延長部330.1、330.2、330.3、33
0.4及び330.5を有している。
【0023】図20〜図22は、突起部すなわち延長部
330.1、330.2、330.3、330.4及び
330.5の様々な実施の形態を含むウェハーガイド3
10の一部を直交する方向から見た図を示している。図
20の分図(a)〜(d)はウェハーガイド310の一
部の平面図であり、突起部すなわち延長部330.1、
330.2、330.3、330.4及び330.5の
様々な実施の形態を示している。図20の分図(a)に
おいては突起部すなわち延長部330.3は、ウェハー
ガイド310の前端部313とリヤー314との間の距
離をほとんど跨ぐように配置されている。図面からわか
るように、突起部すなわち延長部330.3は一般に細
長く、ウェハーガイド310の前端部313と直交して
いることが好ましい。その結果、突起部すなわち延長部
330.3の長手方向軸(図示しない)はウェハーキャ
リヤの中心の方を向いている。図20の分図(b)にお
いては、突起部すなわち延長部330.4はナブとして
凸状に形成されている。突起部すなわち延長部330.
4はウェハーガイド310の前端部313とリヤー31
4との間の中央に描かれているけれども、この発明の精
神及び範囲を逸脱することなく、突起部すなわち延長部
330.4は前端部313あるいはリヤー314へもっ
と近付けることができる。図20の分図(c)において
は、二つの突起部すなわち延長部330.1、330.
2が設けられている。これらの延長部330.1、33
0.2は、ウェハーガイド310の前端部からウェハー
キャリヤの中心の方へ延びる内側を向いた軸に沿って互
いに隣接して設けられている。図20の分図(d)には
楕円形状のビードすなわち突起部330.5が描かれて
いる。
【0024】図21の分図(a)〜(d)は、ウェハー
ガイド310の前端部313から見た図20の分図
(a)〜(d)に描かれているウェハーガイドの正面図
である。図面からわかるように、突起部すなわち延長部
330.2、330.3、330.4及び330.5は
ウェハーガイド310の上側311から突出しており、
一方ウェハーガイドの下側はほぼ平坦である。突起部す
なわち延長部330.2、330.3、330.4及び
330.5はウェハーガイド310の上側311からあ
る程度急激に突起しているように見えるが、これはこの
発明をよりよく説明する目的でそうなっているだけであ
る。突起部すなわち延長部には、もし必要であるなら
ば、この発明の精神及び範囲から逸脱することなく、上
側311と突起部すなわち延長部330.1、330.
2、330.3、330.4及び330.5との間に滑
らかな過渡部を設けてもよい。
【0025】図22の分図(a)〜(d)は図20の分
図(a)〜(d)に描かれているウェハーガイド310
の側面図である。図面からわかるように、突起部すなわ
ち延長部330.1、330.2、330.3、33
0.4及び330.5がウェハーガイド310の上側3
11から突出している。図22の分図(a)は、突起部
すなわち延長部330.3がほぼ前端部313からリヤ
ーまでウェハーガイド310の幅全体を横切っている点
で、分図(b)〜(d)とちょっと異なっていることに
留意すべきである。
【0026】図23〜図26には、そのHバーの端部が
水平になるような方向にウェハーキャリヤを配置したと
きのHバーウェハーキャリヤの断面図が示されている。
この一連の図面は、キャリヤの中のウェハースロットの
中にあるときにはウェハーが突起部330.3だけによ
って支持されるという特徴を示している。換言すると、
ウェハーがウェハー棚すなわちウェハーガイド310の
上で水平の状態で置かれているすべての位置において、
ウェハーは上方へ延びる突起部330.3だけによって
支持され、従ってウェハーキャリヤとは最小限の接触を
行っている。図面からわかるように、ウェハーガイド上
の突起部の間の間隔が変わるので、そうした位置すべて
を通じて連続した支持を提供している。各突起部33
0.3の間隔は、ウェハーキャリヤとウェハーの相対的
な寸法や、突起部の特殊な構造に依存する。すなわち、
突起部が図19に示されているようなナブ330.4と
して形成されており、ウェハーガイドの内側の前端部3
13からある距離だけずれているときには、突起部がウ
ェハーガイドの幅全体にわたって延びている細長いビー
ド330.3の場合よりも、より多くのナブが必要とさ
れるであろう。
【0027】図27には、図26のHバーウェハーキャ
リヤの27−27線断面図が示されている。この図はウ
ェハー290のウェハーガイド310との係合を示して
いる。突起部330.3の上側表面352は一般に図1
9、図21の分図(a)〜(d)、及び図22の分図
(a)〜(d)に示されているように丸くなっている。
隣接するウェハーガイドの各対は、ウェハー290を挿
入したり、取り出したり、設置したりするためのスロッ
ト354を形成している。ウェハーガイドの各対の間に
は各ウェハースロット354にウェハーフラット356
が設けられている。対向するウェハーフラットの間の領
域によって挿入及び取り出しのレベルがほぼ決められ、
またウェハーがキャリヤの中心にある限りウェハーガイ
ドと接触せずにウェハーをキャリヤへ出し入れできる領
域が形成されている。図27に示されているように、ウ
ェハーガイドの上側表面352は着座したウェハー29
0の面から若干傾斜しており、下側表面360はウェハ
ー290の水平面からそれより若干大きな角度で傾斜し
ている。上側表面352が傾斜しているため、ウェハー
290の係合は突起部330.3上の限定された点36
4においてウェハーの下側の角357で行われる。上側
表面352が着座した位置にあるウェハーの面と平行で
ある場合には、係合は、非常に限られた若干大きな部分
領域で行われるであろう。図27は、挿入及び取り出し
のときや、突起部330.3の上に着座しているときに
ウェハーが突起部の厚みだけウェハーガイドの上側31
1から離れていることを示している。従って、ガイドの
前述した上側311にある付着する粒子が前記ウェハー
290と接触することはなく、従ってウェハー290へ
付着することは通常ないであろう。
【0028】図28、図29及び図30には、すべて当
該分野においては周知であり、Hバーキャリヤといっし
ょに使用される三つの異なる容器が示されている。図2
8はSMIFポッド378タイプのキャリヤを示してい
る。下側380は、その上にHバーキャリヤが設置され
る取り外し可能なドアを有している。図29はドア38
2を有する運搬タイプのモジュール381を示してい
る。ドア382は取り外し可能なHバーキャリヤ380
によって、開口した前部385を閉じている。図30は
Hバーキャリヤを収容して運搬するためのボックス38
9を示している。これらすべての容器はウェハーを取り
出すために、別個のHバーキャリヤで開くことができ、
すべてがHバーキャリヤのウェハーガイド上における接
触が最小限に抑えられるという特徴を有した使用に適し
ている。
【0029】この発明はその精神及び本質から逸脱しな
い限り他の形態で実現することが可能である。従って上
述した実施の形態は単に説明のためのものであり、発明
を限定するものではない。この発明の範囲に関しては、
上述した実施の形態ではなくて、添付されている特許請
求の範囲を参照すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラッチ可能なドアを有する複合ウェハー容器の
部分分解斜視図である。
【図2】U字形の透明シェルへ取り付けられた三つのウ
ェハーサポートコラムを有するウェハー容器の正面斜視
図である。
【図3】装置インターフェースを介するアース経路を提
供するプラスチックジャンパが設けられている図2に類
似したキャリヤの背面斜視図である。
【図4】サイドハンドルと、ロボットフランジと、ラッ
チされたドアとを有する複合容器の正面斜視図である。
【図5】この発明による開口したウェハーキャリヤの正
面斜視図である。
【図6】キャリヤの側断面図である。
【図7】ウェハーキャリヤの第1の成形部分に対する一
つの実施の形態の正面斜視図である。
【図8】ウェハーキャリヤの一つの実施の形態の第1の
成形部分に対する背面斜視図である。
【図9】ウェハーキャリャの一つの実施の形態のシェル
あるいは第2の成形部分に対する正面斜視図である。
【図10】複合キャリヤに用いられるサイドハンドルの
斜視図である。
【図11】第1の成形部分と第2の成形部分との間の連
結部の詳細断面図である。
【図12】ウェハー容器用のウェハーサポートコラムの
斜視図である。
【図13】図5のキャリヤのためのウェハーサポートコ
ラムの斜視図である。
【図14】ウェハーサポートコラムの一部の詳細斜視図
である。
【図15】ウェハーキャリヤの断面図である。
【図16】図15の16−16線断面図である。
【図17】ウェハーのエッジ部分の平面図であり、最小
限の点によるウェハー接触と支持を示している図であ
る。
【図18】従来のウェハーキャリヤの斜視図である。
【図19】図18に示したウェハーキャリヤの側壁の左
側のウェハーガイドの斜視図である。
【図20】分図(a)〜(d)はウェハーガイドの上側
の平面図であり、この発明の様々なウェハーキャリヤを
示している図である。
【図21】図20の分図(a)〜(d)のウェハーガイ
ドの正面図である。
【図22】図20及び図21のウェハーガイドの側面図
である。
【図23】上方から見たHバーウェハーキャリヤの断面
図であり、挿入、取り出し位置にあるウェハーサポート
を示している図である。
【図24】異なる挿入、取り出し位置にあるウェハーサ
ポートを示す、図23と同様なHバーウェハーキャリヤ
の断面図である。
【図25】異なる挿入、取り出し位置にあるウェハーサ
ポートを示す、図23と同様なHバーウェハーキャリヤ
の断面図である。
【図26】異なる挿入、取り出し位置にあるウェハーサ
ポートを示す、図23と同様なHバーウェハーキャリヤ
の断面図である。
【図27】図26の27−27線断面図である。
【図28】従来のウェハー容器を示す図である。
【図29】従来の別のウェハー容器を示す図である。
【図30】従来の別のウェハー容器を示す図である。 22 装置 26 容器部分 27 ウェハーサポートコラム 28 ドア 30 前部 32 側部 34 後部 36 側部 38 上部 40 底部 50、52 成形部分 56 ドアフレーム 58、60、62、64 フレーム部 74 上部 82 装置インターフェース 106、108、110、112 スロット部材 120 ウェハーガイド 176、178 ポスト 220 棚、ウェハーガイド 222 垂直支持部材 225 リヤーポスト 226 リヤーストップ 230 突起部 231 ネジ 232 ウェハーストップ 235 下側表面 236、238 棚 240 ウェハースロット 280 ウェハーキャリヤ 281 上側 282 下側 283 端壁284 フランジ 285 後ろ側 290 ウェハー 300、400 側壁 301 前部 302 後ろ側 310 ウェハーガイド 311 上側 313 前端部 314 リヤー 320 ウェハースロット 330.1、330.2、330.3、330.4、3
30.5 延長部 352 上側表面 354 スロット 360 下側表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ショーン・エガム アメリカ合衆国 55386 ミネソタ,ヴィ クトリア,エイティーセカンド・ストリー ト 1458 (72)発明者 マイケル・エス・アダムス アメリカ合衆国 56011 ミネソタ,ベ ル・プレイン,ウェスト・メイン・ストリ ート 706 (72)発明者 サンジブ・エム・バット アメリカ合衆国 55345 ミネソタ,ミネ トンカ,レッド・チェリー・レーン 5894 (72)発明者 ブライアン・エス・ワイズマン アメリカ合衆国 55336 ミネソタ,グレ ンソー,エイティーシックスス・コート 4545

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸を揃えて水平な状態でウェハーを保持
    するためのウェハー容器であって、そのキャリヤが、閉
    じた前部と、閉じた上部と、閉じた底部と、閉じた後部
    と、閉じた左側の側部と、閉じた右側の側部と、開口し
    た内部とを有して、ウェハーを挿入したり取り出したり
    するためにウェハーキャリヤを開けられるようになって
    おり、またキャリヤが、容器の左側の内部に複数で垂直
    方向に配列されたウェハーガイドと、これらに対応し
    て、容器の右側の内部に複数で垂直方向に配列されたウ
    ェハーサポートとを有していて、ウェハーを軸を揃えて
    ほぼ水平な状態で保持するようになっており、ウェハー
    ガイドの各々が、各ウェハーをそのウェハーの底部にお
    いて最小限の接触で保持するための少なくとも一つの上
    方へ突起した突起部を有しているウェハー容器。
  2. 【請求項2】 前記ウェハーガイドが、対向するように
    配置された少なくとも二つのサポートコラムを有し、こ
    のサポートコラムがキャリヤの各側部に一つずつ設けら
    れており、サポートコラムの各々が閉じた上部から閉じ
    た底部まで延びており、サポートコラムが閉じた上部及
    び閉じた底部へ電気的に接続されている請求項1記載の
    ウェハー容器。
  3. 【請求項3】 当該ウェハー容器が容器の開口した内部
    へ挿入及び取り出し可能なウェハーキャリヤを有し、該
    ウェハーキャリヤが垂直方向に配列されたウェハーガイ
    ドを有する請求項1記載のウェハー容器。
  4. 【請求項4】 下側表面を有するウェハーを軸が垂直に
    なるようにほぼ水平な方向に保持するためのウェハーキ
    ャリヤであって、 開口した前部と、後部と、上部と、底部と、左側の側部
    及び右側の側部と、上部から底部まで延びる一対のウェ
    ハーサポートコラムとを有し、 一方のサポートコラムが右側の側部に配置され、他方が
    左側の側部に配置されており、各ウェハーサポートコラ
    ムが垂直方向に配列され水平方向に延びる複数の細長い
    ウェハーガイドから成っており、これらのウェハーガイ
    ドが各側部と平行に延びていてウェハーを受容するため
    の複数のスロットを形成しており、各ガイドが上方へ突
    出した複数の突起部を有していて各突起部においてウェ
    ハーの下側表面と最小限の接触を行うようになってお
    り、各スロットがウェハーに対する挿入レベルと着座レ
    ベルを有し、挿入レベルにおいてウェハーを開口した前
    部からキャリヤの中へ挿入し、下降させて着座レベルに
    おいて上方へ突起した突起部の上の着座位置に着座させ
    るようになっており、各ウェハーガイドの上側の突起部
    の数と形状が、着座位置にあるときにウェハーの下側表
    面が上方へ突出した突起部によってのみ保持されるよう
    に設定されているウェハーキャリヤ。
  5. 【請求項5】 前記ウェハーガイドの各々が前方ストッ
    プを有し、この前方ストップが着座レベルにおいて上方
    へ突出した突起部の少なくとも部分的に前方かつ内側に
    配置されていて、着座位置に着座したウェハーの前方へ
    の移動を防止するようになっており、各ウェハーガイド
    が上方へ突出した突起部の後方かつ内側に配置された後
    方ストップを有していて、前記着座位置に着座したウェ
    ハーの後方への移動を防止するようになっており、前記
    前方ストップが挿入レベルまでは延びておらず、前記前
    方ストップに邪魔されることなく挿入レベルにおいてウ
    ェハーを挿入したり取り出したりできるようになってい
    る請求項4記載のウェハーキャリヤ。
  6. 【請求項6】 前記左側の側部と、後部と、右側の側部
    のまわりに設けられていてこれらを取り囲んでいる一体
    に成形された外側の透明シェルが設けられている請求項
    2記載のウェハーキャリヤ。
  7. 【請求項7】 前記上部と、底部と、ウェハーサポート
    コラムが静電気消散性材料から別々に成形されていて、
    機械的に連結されている請求項4記載のウェハーキャリ
    ヤ。
  8. 【請求項8】 前記上方へ突出した突起部が丸くて細長
    く、内側へ向いている請求項7記載のウェハーキャリ
    ヤ。
  9. 【請求項9】 ほぼ水平方向に重ねた状態で、平坦な下
    側表面を有するウェハーを保持するためのウェハーキャ
    リヤであって、 ウェハーを挿入したり取り出したりするための開口した
    前部と、後部と、上部と、底部と、左側の側壁及び右側
    の側壁とを有し、右側及び左側の側壁の各々が水平方向
    に延びていて内側へ向いている細長い複数のウェハーガ
    イドを有し、これらのウェハーガイドが垂直な軸を有す
    るほぼ水平方向のウェハースロットを形成しており、前
    記複数のウェハーガイドが上側及び下側を有し、ウェハ
    ーガイドの各々が上方へ突出した少なくも二つの丸い突
    起部を有していて、ウェハーとキャリヤとの間における
    最小限の接触でウェハーを保持するようになっているウ
    ェハーキャリヤ。
  10. 【請求項10】 前記ウェハーガイドの各々がウェハー
    の挿入方向とほぼ平行なほぼ直線部分を有し、各ウェハ
    ーガイドがウェハーガイドが後部へ近づくにつれて内側
    へ収束する部分を有しており、この収束部分の各々が各
    直線部分と連続している請求項9記載のウェハーキャリ
    ヤ。
  11. 【請求項11】 前記ウェハーガイドの各々の上側に設
    けられた突起部の数と形状が、ウェハーが挿入や取り出
    しのときに前記突起部のところを除いてこのウェハーの
    下方のウェハーガイドの上側と接触しないように設定さ
    れている請求項10記載のウェハーキャリヤ。
  12. 【請求項12】 前記突起部の各々が細長く、かつ内側
    を向いている請求項11記載のウェハーキャリヤ。
  13. 【請求項13】 前記下側が装置インターフェースを有
    している請求項11記載のウェハーキャリヤ。
  14. 【請求項14】 前記装置インターフェースがHバーで
    ある請求項13記載のウェハーキャリヤ。
  15. 【請求項15】 前記突起部の各々がナブとして形成さ
    れている請求項8記載のウェハーキャリヤ。
  16. 【請求項16】 複数のウェハーを保持するためのウェ
    ハーキャリヤであって、ウェハーを挿入したり取り出し
    たりするための開口した前部と、後部と、上部と、底部
    と、左側の側壁及び右側の側壁とを有し、右側及び左側
    の側壁の各々が内側へ向いたほぼ水平な細長い複数の平
    行なウェハーガイドを有し、これらのウェハーガイドが
    複数のウェハースロットを形成しており、前記複数のウ
    ェハーガイドが上側及び下側を有し、ウェハーガイドの
    上側から上方へ突出した少なくとも二つの突起部が設け
    られていて、ウェハーガイドとの接触を最小限に抑えた
    状態でウェハーを保持するようになっているウェハーキ
    ャリヤ。
  17. 【請求項17】 各ウェハーガイドが後部へ近づくにつ
    れて内側へ収束する部分を有しており、この収束部分の
    各々が各直線部分と連続している請求項16記載のウェ
    ハーキャリヤ。
  18. 【請求項18】 前記ウェハーガイドの各々の上側に設
    けられた突起部の数と形状が、ウェハーが挿入や取り出
    しのときに前記突起部のところを除いてこのウェハーの
    下方のウェハーガイドの上側と接触しないように設定さ
    れている請求項16記載のウェハーキャリヤ。
  19. 【請求項19】 前記突起部の各々が細長く、かつ内側
    を向いている請求項16記載のウェハーキャリヤ。
  20. 【請求項20】 前記突起部の各々が凸形状を有する請
    求項16記載のウェハーキャリヤ。
  21. 【請求項21】 前記下側が装置インターフェースを有
    している請求項16記載のウェハーキャリヤ。
  22. 【請求項22】 前記装置インターフェースがHバーで
    ある請求項21記載のウェハーキャリヤ。
  23. 【請求項23】 前記突起部の各々が丸くて、ナブとし
    て形成されている請求項10記載のウェハーキャリヤ。
  24. 【請求項24】 当該ウェハーキャリヤが静電気消散性
    材料から一体に成形される請求項16記載のウェハーキ
    ャリヤ。
  25. 【請求項25】 平坦な下側表面を有する少なくとも一
    つのウェハーを保持するためのウェハーキャリヤであっ
    て、 少なくとも一つのウェハーを挿入及び取り出しするため
    の開口した前部を有して、ウェハーがこの開口した前部
    と直交する方向に挿入可能でありさらに、後部と、上部
    と、底部と、左側の側壁と、右側の側壁とを有し、右側
    及び左側の側壁の各々が水平方向に延びていて内側へ向
    いている細長い複数のウェハーガイドを有し、このウェ
    ハーガイドの各々がウェハーの挿入方向とほぼ平行なほ
    ぼ直線部分を有し、各ウェハーガイドがウェハーガイド
    が後部へ近づくにつれて内側へ収束する部分を有してお
    り、この収束部分の各々が各直線部分と連続していて、
    ほぼ水平方向のウェハースロットを形成しており、前記
    複数のウェハーガイドが上側及び下側を有し、上側の各
    々が少なくも二つの突起部を有していて、ウェハーとキ
    ャリヤとの間の接触を最小限に抑えた状態でウェハーを
    保持するようになっているウェハーキャリヤ。
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