JPH11204372A - 積層コンデンサ - Google Patents

積層コンデンサ

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Publication number
JPH11204372A
JPH11204372A JP10242959A JP24295998A JPH11204372A JP H11204372 A JPH11204372 A JP H11204372A JP 10242959 A JP10242959 A JP 10242959A JP 24295998 A JP24295998 A JP 24295998A JP H11204372 A JPH11204372 A JP H11204372A
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JP
Japan
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hole connection
multilayer capacitor
via hole
internal electrodes
connection portions
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Application number
JP10242959A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Naito
康行 内藤
Masaaki Taniguchi
政明 谷口
Takakazu Kuroda
誉一 黒田
Takanori Kondo
隆則 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/40Structural combinations of fixed capacitors with other electric elements, the structure mainly consisting of a capacitor, e.g. RC combinations

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層コンデンサの等価直列インダクタンス
(ESL)を低減する。 【解決手段】 第1および第2の外部端子電極38,3
9の双方をコンデンサ本体35の一方主面37上に形成
し、コンデンサ本体35の内部にある第1の内部電極3
3と第1の外部端子電極38との接続および複数の第1
の内部電極33相互の接続を第1のビアホール接続部4
0によって達成し、第2の内部電極34と第2の外部端
子電極39との接続および複数の第2の内部電極34相
互の接続を第2のビアホール接続部41によって達成す
る。第1および第2のビアホール接続部40,41は、
交互に並ぶように配置される。このようにして、内部電
極33,34を流れる電流については、電流長が短くさ
れるとともに、種々の方向へ向けられ、また、ビアホー
ル接続部40,41を流れる電流については、互いに逆
向きにされることによって、磁束が相殺され、ESLが
低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、積層コンデンサ
に関するもので、特に、高周波回路において有利に適用
され得る積層コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からある最も典型的な積層コンデン
サ1の断面構造が図8に示されている。
【0003】この積層コンデンサ1は、たとえばセラミ
ック誘電体からなり、積層される複数の誘電体層2、な
らびに複数のコンデンサユニットを形成するように特定
の誘電体層2を介して互いに対向しながら誘電体層2の
積層方向に交互に配置される複数対の第1および第2の
内部電極3および4を有する、コンデンサ本体5を備え
ている。ここで、前記コンデンサユニットとは、内部電
極3および4によって静電容量が形成される最小単位を
言う。
【0004】コンデンサ本体5の第1および第2の端面
6および7上には、それぞれ、第1および第2の外部端
子電極8および9が形成される。第1の内部電極3は、
コンデンサ本体5の第1の端面6上にまで延び、ここで
第1の外部端子電極8に電気的に接続され、また、第2
の内部電極4は、第2の端面7上にまで延び、ここで第
2の外部端子電極9に電気的に接続される。
【0005】このようにして、複数対の第1および第2
の内部電極3および4の対向によって形成された複数の
コンデンサユニットがそれぞれ与える静電容量は、第1
および第2の外部端子電極8および9によって、並列接
続されながら外部に取り出される。
【0006】他方、この発明にとって特に興味ある従来
の積層コンデンサとして、たとえば特開平7−2016
51号公報に記載されたものがある。ここでは、図9に
断面構造を示すような積層コンデンサ11が開示されて
いる。
【0007】積層コンデンサ11は、図8に示した積層
コンデンサ1と同様、積層される複数の誘電体層12、
ならびに複数のコンデンサユニットを形成するように特
定の誘電体層12を介して互いに対向しながら誘電体層
12の積層方向に交互に配置される複数対の第1および
第2の内部電極13および14を有する、コンデンサ本
体15を備えている。
【0008】この積層コンデンサ11においては、コン
デンサ本体15の、内部電極13および14と平行に延
びる第1および第2の主面16および17上に、それぞ
れ、第1および第2の外部端子電極18および19が形
成される。
【0009】また、コンデンサ本体15の内部には、第
2の内部電極14に対して電気的に絶縁された状態で第
2の内部電極14を貫通しながら、第1の内部電極13
と第1の外部端子電極18とを電気的に接続するととも
に、複数の第1の内部電極13を互いに電気的に接続す
るように、特定の誘電体層12を貫通する複数の第1の
ビアホール接続部20と、第1の内部電極13に対して
電気的に絶縁された状態で第1の内部電極13を貫通し
ながら、第2の内部電極14と第2の外部端子電極19
とを電気的に接続するとともに、複数の第2の内部電極
14を互いに電気的に接続するように、特定の誘電体層
12を貫通する第2のビアホール接続部21とが設けら
れている、このようにして、複数対の第1および第2の
内部電極13および14の対向によって形成された複数
のコンデンサユニットがそれぞれ与える静電容量は、第
1および第2のビアホール接続部20および21を介
し、第1および第2の外部端子電極18および19によ
って、並列接続されながら外部に取り出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】まず、図8に示した積
層コンデンサ1においては、次のような問題がある。
【0011】図10には、積層コンデンサ1のたとえば
第1の内部電極3内を流れる典型的な電流22の経路お
よび方向が矢印で示されている。図示した状態あるいは
時点では、電流22は、第1の内部電極3に対向する第
2の内部電極4(図10では図示せず。)から誘電体層
2を通って第1の内部電極3に至り、次いで、この第1
の内部電極3内を通って、第1の外部端子電極8へと至
る。
【0012】このように電流22が流れたとき、周知の
ように、電流22の方向によってその方向が決まる磁束
が誘起され、そのため自己インダクタンス成分が生じ
る。このとき、電流22は、内部電極3の長手方向に流
れるようになるため、積層コンデンサ1の等価直列イン
ダクタンス(ESL)が比較的大きく生じる。したがっ
て、積層コンデンサ1は、たとえばデカップリングコン
デンサやバイパスコンデンサとして用いられるとき、高
周波域では、コンデンサとして適正に機能し得ないこと
がある。
【0013】これに対して、図9に示した積層コンデン
サ11は、高周波域での使用に適するように、等価直列
インダクタンス(ESL)の低減化に対する配慮が払わ
れている。
【0014】図11には、積層コンデンサ11のたとえ
ば第1の内部電極13内を流れる典型的な電流23の経
路および方向が矢印で示されている。図示した状態ある
いは時点では、電流23は、第1の内部電極13に対向
する第2の内部電極14(図11では図示せず。)から
誘電体層12を貫通する第2のビアホール接続部21を
通って第1の内部電極13に至り、次いで、この第1の
内部電極13内を通って、その多くは、最も近傍の第1
のビアホール接続部20へと至り、さらに、第1のビア
ホール接続部20を通って第1の外部端子電極18へと
至る。
【0015】このような電流23の流れに関して、ビア
ホール接続部20または21の各周辺部に注目したと
き、電流23は種々の方向に向けられるので、この電流
23によって誘起される磁束は有利に相殺され、磁束の
発生を低減することができる。また、内部電極13また
は14内を流れる電流23の経路長は、隣り合うビアホ
ール接続部20および21の間に限定されるので、各電
流長を比較的短くすることができ、このことによって
も、これらの間で発生する自己インダクタンス成分は、
低くされることができる。
【0016】しかしながら、積層コンデンサ11におい
てESLの低減化が図られているのは、内部電極13お
よび14の延びる方向への電流23によって誘起される
磁束に関してだけである。図12は、図9に示した積層
コンデンサ11の一部を拡大して示すもので、ここに
は、積層コンデンサ11のビアホール接続部20および
21内をそれぞれ流れる電流24および25が破線の矢
印で示されている。
【0017】図9において、電流が、たとえば第2の外
部端子電極19から第1の外部端子電極18へと流れる
とすると、第2の外部端子電極19に接続される第2の
ビアホール接続部21では、図12において上向きの電
流25が流れ、また、第1の外部端子電極18に接続さ
れる第1のビアホール接続部20においても、上向きの
電流24が流れる。すなわち、第1のビアホール接続部
20を流れる電流24と第2のビアホール接続部21を
流れる電流25とは、互いに同じ向きを有している。
【0018】このように、第1および第2のビアホール
接続部20および21を流れる電流24および25によ
って、それぞれ、図13に示すような磁束26および2
7を発生する。なお、ビアホール接続部20および21
をそれぞれ流れる電流24および25は、図13におい
て、紙面の裏側から表側へと流れている。上述した磁束
26および27は、ビアホール接続部20および21間
では互いに異なる方向に向いており、そのため、ビアホ
ール接続部20および21間という限られた領域では、
相殺されることになるが、ビアホール接続部20および
21間という狭い領域では、磁束密度に制限があり、全
体として見たときには、磁束26および27を取り囲む
ように図示した磁束28が現れる。
【0019】その結果、ビアホール接続部20および2
1を流れる電流24および25によって生じる磁束26
および27に関しては、効果的に相殺されるに至らず、
あくまでも自己インダクタンスの発生および増大をもた
らす方向に作用する傾向がある。
【0020】したがって、図12に示した積層コンデン
サ11において図られた低ESL化のための対策は、効
果の点において、未だ不十分であると言える。
【0021】そこで、この発明の目的は、低ESL化を
より効果的に図り得るように改良された積層コンデンサ
を提供しようとすることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係る積層コン
デンサは、上述した技術的課題を解決するため、積層さ
れる複数の誘電体層、および特定の誘電体層を介して互
いに対向する少なくとも1対の第1および第2の内部電
極を有する、コンデンサ本体と、内部電極と平行に延び
るコンデンサ本体の一方の主面上に形成される、第1お
よび第2の外部端子電極とを備えている。そして、コン
デンサ本体の内部には、第2の内部電極に対して電気的
に絶縁された状態で第1の内部電極と第1の外部端子電
極とを電気的に接続するように特定の誘電体層を貫通す
る第1のビアホール接続部と、第1のビアホール接続部
に隣り合いながら、第1の内部電極に対して電気的に絶
縁された状態で第2の内部電極と第2の外部端子電極と
を電気的に接続するように特定の誘電体層を貫通する第
2のビアホール接続部とが設けられている。
【0023】この発明において、好ましくは、第1のビ
アホール接続部と第2のビアホール接続部とは、互いの
間隔が2mm以内、より好ましくは、1mm以内となるよう
に配置される。すなわち、第1のビアホール接続部と第
2のビアホール接続部との間隔は、可能な限り狭い方が
好ましい。
【0024】また、この発明において、それぞれ複数の
第1および第2のビアホール接続部が設けられることが
好ましい。
【0025】上述の好ましい実施形態において、複数の
第1のビアホール接続部および複数の第2のビアホール
接続部は、それぞれ、第1および第2の内部電極の各々
の全域にわたって分布するように配置されても、第1お
よび第2の内部電極の各々の周縁部にのみ分布するよう
に配置されてもよい。
【0026】また、上述した好ましい実施形態による複
数の第1のビアホール接続部と複数の第2のビアホール
接続部との配置状態において、より好ましくは、各第1
のビアホール接続部に最も近いビアホール接続部は第2
のビアホール接続部となるようにされる。
【0027】さらに好ましくは、複数の第1のビアホー
ル接続部と複数の第2のビアホール接続部とは、交互に
並ぶように配置される。
【0028】また、好ましくは、第1および第2の内部
電極は、実質的に四角形をなし、当該四角形の4つの角
の部分には、丸みが付与される。そして、より好ましく
は、第1および第2のビアホール接続部のそれぞれの断
面は、実質的に円形をなすようにされ、第1および第2
の内部電極の角の部分の丸みは、当該角に最も近い第1
または第2のビアホール接続部の断面形状と実質的に同
心の円弧をもって与えられる。
【0029】また、この発明において、好ましくは、第
1および第2の外部端子電極は、点状の形態をなしてい
る。
【0030】また、この発明の好ましい実施形態では、
それぞれ複数の第1および第2の内部電極が、誘電体層
の積層方向に交互に配置されるように設けられ、第1の
ビアホール接続部は、さらに、第2の内部電極を貫通し
ながら複数の第1の内部電極を互いに電気的に接続する
ように延び、かつ、第2のビアホール接続部は、さら
に、第1の内部電極を貫通しながら複数の第2の内部電
極を互いに電気的に接続するように延びている。
【0031】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は、この発明の一
実施形態による積層コンデンサ31を示している。ここ
で、図1は、積層コンデンサ31の内部構造を、垂直方
向の断面をもって示す正面図であり、図2は、積層コン
デンサ31の内部構造を、第1の水平方向の断面をもっ
て示す平面図であり、図3は、積層コンデンサ31の内
部構造を、第1の断面とは異なる第2の水平方向の断面
をもって示す平面図であり、図4は、積層コンデンサ3
1の外観を示す下面図である。
【0032】積層コンデンサ31は、たとえばセラミッ
ク誘電体からなる複数の誘電体層32、ならびに複数の
コンデンサユニットを形成するように特定の誘電体層3
2を介して互いに対向する複数対の第1および第2の内
部電極33および34を有する、コンデンサ本体35を
備えている。
【0033】コンデンサ本体35は、たとえば、誘電体
層32となるべき複数のセラミックグリーンシートを用
意し、特定のセラミックグリーンシート上に内部電極3
3および34を形成し、これらセラミックグリーンシー
トを積み重ねてプレスし、次いで切断することによっ
て、個々のコンデンサ本体35となるべき寸法の生のチ
ップを得た後、焼成する、各工程を経て製造される。
【0034】図2に、第1の内部電極33が図示されて
いることからわかるように、図2は、第1の内部電極3
3が通る断面を示し、また、図3に、第2の内部電極3
4が図示されていることからわかるように、図3は、第
2の内部電極34が通る断面を示している。なお、図2
および図3において、内部電極33および34は、ハッ
チングを施すことによって各々の形成領域をより明確に
理解できるようにされている。
【0035】コンデンサ本体35は、内部電極33およ
び34と平行に延びる第1および第2の主面36および
37を有している。コンデンサ本体35の第2の主面3
7上には、各々複数の第1および第2の外部端子電極3
8および39が、たとえば点状の形態をなして形成され
ている。
【0036】コンデンサ本体35の内部には、第1の内
部電極33と第1の外部端子電極38とを電気的に接続
するように特定の誘電体層32を貫通して延びる第1の
ビアホール接続部40が設けられる。また、第1のビア
ホール接続部40に隣り合いながら、第2の内部電極3
4と第2の外部端子電極39とを電気的に接続するよう
に特定の誘電体層32を貫通して延びる第2のビアホー
ル接続部41が設けられている。
【0037】この実施形態では、より大きな静電容量が
得られるようにするため、それぞれ複数の第1および第
2の内部電極33および34が、誘電体層32の積層方
向に交互に配置され、それによって、第1の内部電極3
3と第2の内部電極34との対向する部分の数が複数と
され、複数のコンデンサユニットを形成するようにされ
ている。そして、これら複数のコンデンサユニットも、
上述した第1および第2のビアホール接続部40および
41によって並列接続される。より詳細には、第1のビ
アホール接続部40は、第2の内部電極34を貫通しな
がら複数の第1の内部電極33を互いに電気的に接続す
るように延び、かつ、第2のビアホール接続部41は、
第1の内部電極33を貫通しながら複数の第2の内部電
極34を互いに電気的に接続するように延びている。
【0038】また、図3によく示されているように、第
2の内部電極34は、第1のビアホール接続部40が貫
通する部分の周囲にギャップ42を形成していて、それ
によって、第1のビアホール接続部40は、第2の内部
電極34に対して電気的に絶縁された状態とされてい
る。また、図2によく示されているように、第1の内部
電極33は、第2のビアホール接続部41が貫通する部
分の周囲にギャップ43を形成していて、それによっ
て、第2のビアホール接続部41は、第1の内部電極3
3に対して電気的に絶縁された状態とされている。
【0039】また、この実施形態では、それぞれ複数の
第1および第2のビアホール接続部40および41が設
けられている。そして、これら複数の第1のビアホール
接続部40および複数の第2のビアホール接続部41
は、それぞれ、第1および第2の内部電極33および3
4の各々の全域にわたって分布するように配置されてい
る。
【0040】また、これら第1および第2のビアホール
接続部40および41の配置状態において、各第1のビ
アホール接続部40に最も近いビアホール接続部は、第
2のビアホール接続部41となるようにされている。よ
り特定的には、この実施形態では、これら第1および第
2のビアホール接続部40および41は、交互に並ぶよ
うに配置される。これに応じて、第1および第2の外部
端子電極38および39も、交互に並ぶように配置され
る。
【0041】なお、上述したようなビアホール接続部4
0および41を形成するため、たとえば、前述したコン
デンサ本体35の製造過程において、積み重ね前の特定
のセラミックグリーンシートにパンチやレーザ等による
穴が設けられ、その中に導電性ペーストが充填される。
【0042】この実施形態において、内部電極33およ
び34の延びる方向への電流は、図11に示した電流2
3と実質的に同様の態様で流れる。したがって、ビアホ
ール接続部40または41の各周辺部において、電流が
種々の方向に向けられるので、この電流によって誘起さ
れる磁束は有利に相殺され、磁束の発生を低減すること
ができる。また、内部電極33または34内を流れる電
流の経路長は、隣り合うビアホール接続部40および4
1の間に限定されるので、各電流長を短くすることがで
き、このことによっても、これらの間で発生する自己イ
ンダクタンス成分は、低くされることができる。
【0043】また、この実施形態では、第1および第2
の内部電極33および34は、実質的に四角形をなしな
がら、当該四角形の4つの角の部分には、丸みが付与さ
れている。このことによって、角に丸みが付与されない
場合に比べて、第1および第2の内部電極33および3
4のそれぞれの角の部分における端縁とこの角に最も近
い第1または第2のビアホール接続部40または41と
の距離をより短くすることができる。このことも、電流
長を短くするように機能し、インダクタンスの低減に寄
与し得る。
【0044】また、この実施形態では、第1および第2
のビアホール接続部40および41のそれぞれの断面
は、実質的に円形をなすようにされ、第1および第2の
内部電極33および34の上述した角の部分の丸みは、
当該角に最も近い第1または第2のビアホール接続部4
0または41の断面形状と実質的に同心の円弧をもって
与えられる。このような構成によれば、上述した電流長
を短くする機能をより効果的に発揮させることができ
る。
【0045】なお、上述したような第1および第2の内
部電極33および34の各角の部分に丸みを付与するこ
とによって得られる効果を特に期待しないならば、図2
および図3において想像線で示したような角の部分に丸
みが付与されない内部電極33aおよび34aに置き換
えられてもよい。
【0046】このようにして、この実施形態によれば、
まず、内部電極33および34の延びる方向への電流に
よって誘起される磁束に関して、積層コンデンサ31の
ESLの低減化が図られている。
【0047】図5は、図1に示した積層コンデンサ31
の一部を拡大して示す、図12に対応する図であって、
ここには、積層コンデンサ31のビアホール接続部40
および41内をそれぞれ流れる電流44および45が破
線の矢印で示されている。
【0048】図1において、電流が、たとえば第1の外
部端子電極38から第2の外部端子電極39へと流れる
とすると、第1の外部端子電極38に接続される第1の
ビアホール接続部40においては、図5において上向き
の電流44が流れ、他方、第2の外部端子電極39に接
続される第2のビアホール接続部41では、下向きの電
流45が流れる。すなわち、第1のビアホール接続部4
0を流れる電流44と第2のビアホール接続部41を流
れる電流45とは、互いに逆向きとなっている。
【0049】その結果、第1および第2のビアホール接
続部40および41を流れる電流44および45によっ
て、それぞれ、図6に示すような互いに逆向きの磁束4
6および47を発生する。なお、図6において、第1の
ビアホール接続部40を流れる電流44は、紙面の裏側
から表側へと流れ、第2のビアホール接続部41を流れ
る電流45は、紙面の表側から裏側へと流れている。
【0050】したがって、ビアホール接続部40および
41の外側においては、磁束46と磁束47とが効果的
に相殺される。なお、磁束46および47は、ビアホー
ル接続部40および41間では互いに同じ方向に向いて
おり、そのため、ビアホール接続部40および41間と
いう限られた領域では、互いに重畳されることになる
が、ビアホール接続部40および41間という狭い領域
では、磁束密度に制限があるため、全体として見たとき
には、磁束46と磁束47とは効果的に相殺される。
【0051】上述した磁束46と磁束47との相殺の度
合いをより高めるためには、第1のビアホール接続部4
0と第2のビアホール接続部41との間隔は狭い方が良
く、好ましくは、たとえば2mm以内、より好ましくは、
1mm以内となるように設計される。
【0052】このように、この実施形態によれば、内部
電極33および34の延びる方向への電流によって誘起
される磁束が効果的に相殺されるばかりでなく、ビアホ
ール接続部40および41を流れる電流によって誘起さ
れる磁束46および47も効果的に相殺され、したがっ
て、積層コンデンサ31のESLを、図9に示した積層
コンデンサ11に比較して、さらに小さく抑えることが
できる。
【0053】以上説明した、この実施形態に係る積層コ
ンデンサ31(実施例)、ならびに従来の図8に示した
積層コンデンサ1(比較例1)および従来の図9に示し
た積層コンデンサ11(比較例2)の各試料を作製し、
各々のESLを評価した。
【0054】ここで、各試料は、各内部電極の外形寸法
を5mm×5mmとし、第1および第2の内部電極を合わせ
て40枚積層したものとした。また、実施例および比較
例2にあっては、第1および第2のビアホール接続部を
合わせて5行、5列に合計25個配置し、第1および第
2のビアホール接続部の各間隔(隣り合うビアホール接
続部の各中心間距離)を1mm、また、第1および第2の
ビアホール接続部の各径を100μmとした。
【0055】また、ESLは、共振法によって求めた。
共振法とは、各試料となる積層コンデンサについてイン
ピーダンスの周波数特性を測定し、極小点(コンデンサ
の容量成分CS とESLとの間の直列共振点と呼ぶ。)
の周波数f0 から、 ESL=1/〔(2πf0 2 ×CS 〕 によって、ESLを求めようとする方法である。
【0056】各試料のESL測定値を以下の表1に示
す。
【0057】
【表1】 表1から、実施例は、比較例1および2のいずれに比べ
ても、ESLが低く抑えられていることがわかる。な
お、比較例2では、比較例1との比較で、内部電極に流
れる電流による磁束は相殺されていることがわかるが、
実施例との比較で、第1および第2のビアホール接続部
には同じ方向に電流が流れているためにこの部分で自己
インダクタンスが生じていることがわかる。
【0058】次に、この発明の実施形態に係る積層コン
デンサ31を、上述の実施例と同様の積層枚数および製
造方法によって製造しながら、ビアホール接続部40お
よび41の配置態様を変更したもの、すなわち、ビアホ
ール接続部40および41の配置における行数および列
数ならびに間隔を後の表2に示すように変更したもの
を、試料1〜4として作製した。これら試料1〜4を通
して、最も端のビアホール接続部と内部電極の端縁との
間隔の相違による影響を極力排除するため、この間隔を
0.5mmに固定した。
【0059】なお、試料1、3および4については、各
内部電極の外形寸法を5mm×5mmというように一定とし
ながら、ビアホール接続部の数を表2に示すように変え
ることにより、ビアホール接続部の間隔を変更した。試
料4は、前述した表1に示す実施例に相当している。ま
た、試料2については、各内部電極の外形寸法を、試料
1に比べて小さく、4mm×4mmとしながら、表2に示す
ように、ビアホール接続部の数を「2×2」として間隔
が3mmとなるようにした。
【0060】上述の各試料について、前述した方法と同
様の方法により測定したESL値が以下の表2に示され
ている。
【0061】
【表2】 表2からわかるように、ビアホール接続部の配置、特に
間隔を変えることによって、内部電極を流れる電流の経
路長や、内部電極あるいはビアホール接続部を流れる電
流が誘起する磁束の様子、すなわち磁束の相殺の態様が
変わり、その結果、測定されたESL値も変わってい
る。ESL値の低下に関して、より具体的には、試料1
および2のように、ビアホール接続部の間隔が3mm以上
あるときには、それほど効果が現れず、試料3および4
のように、2mm以下とすることによって、磁束の相殺に
よるESL値の低下が顕著に現れている。特に、試料4
のように、当該間隔が1mm以下となったときには、ES
L値は、26pHというように、30pH以下となって
いる。
【0062】図7は、この発明の他の実施形態による積
層コンデンサ51の内部構造を、水平方向の断面をもっ
て示す平面図である。
【0063】この積層コンデンサ51も、前述した図1
ないし図4に示す積層コンデンサ31の場合と同様、積
層された複数の誘電体層52、ならびに複数のコンデン
サユニットを形成するように特定の誘電体層52を介し
て互いに対向する複数対の第1および第2の内部電極5
3および54を有する、コンデンサ本体55を備えてい
る。
【0064】なお、図7には、内部電極53および54
が互いに重なった状態で破線で示されていることからわ
かるように、図7は、ある特定の誘電体層52の内部を
通る断面を示している。
【0065】また、前述した積層コンデンサ31の場合
と同様、コンデンサ本体55の内部には、複数の第1の
内部電極53を互いに電気的に接続するように特定の誘
電体層52を貫通して延びる第1のビアホール接続部5
6、ならびに、複数の第2の内部電極54を互いに電気
的に接続するように特定の誘電体層52を貫通して延び
る第2のビアホール接続部57が設けられている。
【0066】図7において、第1のビアホール接続部5
6と第2のビアホール接続部57とを明瞭に区別できる
ようにするため、第1のビアホール接続部56を白丸
で、第2のビアホール接続部57を黒丸でそれぞれ示し
ている。
【0067】なお、言うまでもないが、第1のビアホー
ル接続部56は、第2の内部電極54に対して電気的に
絶縁された状態にあり、第2のビアホール接続部57
は、第1の内部電極53に対して電気的に絶縁された状
態にある。
【0068】図7からわかるように、この実施形態で
は、複数の第1のビアホール接続部56および複数の第
2のビアホール接続部57は、それぞれ、第1および第
2の内部電極53および54の各々の周縁部にのみ分布
するように配置されていることを特徴としている。特
に、この実施形態では、複数の第1および第2のビアホ
ール接続部56および57は、第1および第2の内部電
極53および54の各々の周縁部に沿って1列に配列さ
れている。
【0069】その他の点、たとえば、各第1のビアホー
ル接続部56に最も近いビアホール接続部は第2のビア
ホール接続部57となるようにされること、複数の第1
のビアホール接続部56と複数の第2のビアホール接続
部57とは、交互に並ぶように配置されること、第1お
よび第2の内部電極53および54は、実質的に四角形
をなし、当該四角形の4つの角の部分には、丸みが付与
されること、第1および第2のビアホール接続部56お
よび57のそれぞれの断面は、実質的に円形をなすよう
にされ、第1および第2の内部電極53および54の角
の部分の丸みは、当該角に最も近い第1または第2のビ
アホール接続部56および57の断面形状と実質的に同
心の円弧をもって与えられること、等については、前述
した積層コンデンサ31の場合と同様である。
【0070】図7には図示されないが、コンデンサ本体
55の、内部電極53および54と平行に延びる一方の
主面上には、各々複数の第1および第2の外部端子電極
が、たとえば点状の形態をなして形成され、前述した第
1のビアホール接続部56の各々は、第1の外部端子電
極の各々に電気的に接続され、第2のビアホール接続部
57の各々は、第2の外部端子電極の各々に電気的に接
続される。したがって、第1および第2の外部端子電極
の分布状態は、図7に示したビアホール接続部56およ
び57の分布状態と実質的に同様となる。
【0071】図7には、内部電極53および54の延び
る方向に関して流れる典型的な電流58の経路および方
向が矢印をもって示されている。この実施形態において
も、内部電極53および54の延びる方向に関して流れ
る電流58は種々の方向に向けられるので、この電流5
8によって誘起される磁束は有利に相殺され、磁束の発
生を低減することができ、まず、この点において、低E
SL化を図ることができる。
【0072】また、ビアホール接続部56および57の
延びる方向に関して流れる電流については、図示しない
が、前述した図5に示した電流44および45と実質的
に同様の態様で流れる。すなわち、第1のビアホール接
続部56を流れる電流と第2のビアホール接続部57を
流れる電流とは互いに逆向きとなる。そのため、それぞ
れの電流によって発生する磁束が互いに逆向きとなり、
これら磁束は、互いの間で効果的に相殺されることがで
き、この点においても、低ESL化を図ることができ
る。
【0073】この実施形態は、内部電極53および54
の中央部においては、ビアホール接続部を分布させなく
ても、低ESL化に対する効果にそれほど差がない場合
もある、という知見に基づくものである。積層コンデン
サ51が特に小型の場合において、この実施形態を有利
に適用することができる。積層コンデンサ51が小型の
場合には、図7に示した電流58の経路長は、最も遠く
隔てて位置するビアホール接続部56および57の間に
おいても、それほど長くなることがないからである。
【0074】実験によれば、内部電極53および54の
各外形寸法を5mm×5mmとし、各々の径が100μmの
第1および第2のビアホール接続部56および57を、
図7に示すように、各2個ずつ内部電極53および54
の各辺に沿って等間隔に配置し、第1および第2の内部
電極53および54を合わせて40枚積層したものにつ
いて、ESLを測定したところ、31pHの値が得られ
た。
【0075】以上、この発明を図示した実施形態に関連
して説明したが、この発明の範囲内において、たとえ
ば、内部電極の数を種々に変更したり、また、ビアホー
ル接続部の数や位置を変更したり、それに応じて、外部
端子電極の数や位置を変更したりすることができる。さ
らには、誘電体層に使われる誘電体や内部電極および外
部端子電極に使われる導電体の種類は、適宜変更するこ
とができる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る積層コン
デンサは、積層される複数の誘電体層、および特定の誘
電体層を介して互いに対向する少なくとも1対の第1お
よび第2の内部電極を有する、コンデンサ本体を備え、
第1および第2の外部端子電極が、このコンデンサ本体
の、内部電極と平行に延びる一方の主面上に形成される
とともに、コンデンサ本体の内部には、第2の内部電極
に対して電気的に絶縁された状態で第1の内部電極と第
1の外部端子電極とを電気的に接続するように特定の誘
電体層を貫通する第1のビアホール接続部と、第1のビ
アホール接続部に隣り合いながら、第1の内部電極に対
して電気的に絶縁された状態で第2の内部電極と第2の
外部端子電極とを電気的に接続するように特定の誘電体
層を貫通する第2のビアホール接続部とが設けられてい
る。
【0077】したがって、まず、各内部電極内での電流
を、各内部電極に接続されまたは貫通するビアホール接
続部の周囲で種々の方向へ向けることによって磁束を効
果的に相殺することができるとともに、電流長を短くす
ることができるので、ESLを小さくすることができ
る。のみならず、第1および第2の外部端子電極が、と
もに、コンデンサ本体の一方の主面上に形成されている
ので、第1のビアホール接続部を流れる電流とこれに隣
り合う第2のビアホール接続部を流れる電流とを互いに
異なる方向へ向けることができ、そのため、これらビア
ホール接続部を流れる電流によって誘起される磁束も効
果的に相殺することができ、この点においても、ESL
を低減することができる。
【0078】したがって、共振周波数を高周波化するこ
とができる。このことは、コンデンサとして機能する周
波数域が高周波化することを意味し、そのため、この発
明に係る積層コンデンサは、電子回路の高周波化に十分
対応することができ、たとえば、高周波回路におけるバ
イパスコンデンサ、デカップリングコンデンサとして有
利に用いることができる。また、MPU(マイクロプロ
セッシングユニット)等に使用されるデカップリングコ
ンデンサにあっては、クイックパワーサプライとしての
機能(立ち上がり時等、電力が急に必要な時に、コンデ
ンサに充電された電気量から電力を供給する機能)も要
求されるが、この発明に係る積層コンデンサは低ESL
であるので、このような用途に向けられたとき、高速性
に十分対応することができる。
【0079】この発明において、第1のビアホール接続
部と第2のビアホール接続部との間隔が2mm以内にされ
るとき、前述したような磁束の相殺の度合いがより顕著
に高められる。また、この間隔は、2mm以内、さらに
は、1mm以内というように、より狭くされるほど、磁束
の相殺の度合いが高められ、たとえば、1mm以下とされ
たときには、ESL値は30pH以下にまで低減される
ことができる。発展が著しいコンピュータのプロセッサ
ユニットにおいては、動作周波数の高周波化が進んでお
り、1GHzを超えるものが検討されている。このよう
なプロセッサユニットの近傍に使用するデカップリング
コンデンサにおいては、ESL値が30pH以下という
従来にはない小さいものが求められている。上述のよう
に、この発明に係る積層コンデンサは、ESL値を30
pH以下にまで低減することができるので、このような
要求に十分応えることができる。
【0080】また、この発明において、第1および第2
のビアホール接続部がそれぞれ複数設けられていると、
各内部電極内での電流を、これに接続されるビアホール
接続部の周囲で種々の方向へ向けることがより容易にな
るとともに、電流長をより短くすることができる。
【0081】上述のように、第1および第2のビアホー
ル接続部がそれぞれ複数設けられているとき、複数の第
1のビアホール接続部および複数の第2のビアホール接
続部を、それぞれ、第1および第2の内部電極の各々の
全域にわたって分布するように配置すると、内部電極の
面積が比較的大きい場合であっても、内部電極の延びる
方向での電流長を短くすることが容易である。したがっ
て、このような構成は、特に大型の積層コンデンサにお
いて有利に適用することができる。
【0082】他方、複数の第1のビアホール接続部およ
び複数の第2のビアホール接続部を、それぞれ、第1お
よび第2の内部電極の各々の周縁部にのみ分布するよう
に配置すると、ビアホール接続部を設けるための加工が
簡略化されるため、積層コンデンサの低コスト化を期待
できる。特に小型の積層コンデンサの場合には、内部電
極の延びる方向での電流長は、最も遠く隔てて位置する
第1および第2のビアホール接続部間においても、それ
ほど長くなることがないため、低ESL化に対する効果
をそれほど低下させることがない。したがって、このよ
うな構成は、小型の積層コンデンサにおいて有利に適用
することができる。
【0083】また、上述のように、第1および第2のビ
アホール接続部がそれぞれ複数設けられているとき、各
第1のビアホール接続部に最も近いビアホール接続部が
第2のビアホール接続部となるように、これらビアホー
ル接続部の配置状態が選ばれていると、これらビアホー
ル接続部を流れる電流によって誘起される磁束をより効
果的に相殺することができる。特に、複数の第1のビア
ホール接続部と複数の第2のビアホール接続部とが交互
に並ぶように配置されるとき、最も効果的な磁束の相殺
が可能になる。
【0084】また、第1および第2の内部電極が、実質
的に四角形をなしながら、当該四角形の4つの角の部分
に、丸みが付与されていると、丸みが付与されない場合
に比べて、第1および第2の内部電極のそれぞれの角の
部分における端縁とこの角に最も近い第1または第2の
ビアホール接続部との距離をより短くすることができ
る。このことは、電流長をより短くするように機能する
ので、インダクタンスのさらなる低減に寄与し得る。
【0085】また、上述した構成において、第1および
第2のビアホール接続部のそれぞれの断面が、実質的に
円形をなすようにされ、第1および第2の内部電極の上
述した角の部分の丸みは、当該角に最も近い第1または
第2のビアホール接続部の断面形状と実質的に同心の円
弧をもって与えられると、上述した電流長を短くする機
能をより効果的に発揮させることができる。
【0086】また、この発明において、第1および第2
の外部端子電極が点状の形態をなしていると、積層コン
デンサを適宜の配線基板上に実装する場合、バンプ接続
を有利に適用することができる。現在、たとえばMPU
のような半導体チップにおいては、動作周波数が高周波
化するに伴って、バンプ接続が多用される傾向にある
が、上述したような外部端子電極の形態は、この傾向に
適合するものである。また、このようなバンプ接続は、
高密度実装を可能とし、接続におけるインダクタンス成
分の発生を抑えることができる。
【0087】また、この発明において、取得される静電
容量を大きくするためには、それぞれ複数の第1および
第2の内部電極が、誘電体層の積層方向に交互に配置さ
れるように設けられるが、このような積層コンデンサに
おいて、第1のビアホール接続部が、さらに、第2の内
部電極を貫通しながら複数の第1の内部電極を互いに電
気的に接続するように延び、かつ、第2のビアホール接
続部が、さらに、第1の内部電極を貫通しながら複数の
第2の内部電極を互いに電気的に接続するように延びて
いると、このように大容量化された積層コンデンサにお
いて、前述したような各効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による積層コンデンサ3
1の内部構造を、垂直方向の断面をもって示す正面図で
ある。
【図2】図1に示した積層コンデンサ31の内部構造
を、第1の内部電極33が通る断面をもって示す平面図
である。
【図3】図1に示した積層コンデンサ31の内部構造
を、第2の内部電極34が通る断面をもって示す平面図
である。
【図4】図1に示した積層コンデンサ31の外観を示す
下面図である。
【図5】図1に示した積層コンデンサ31の第1および
第2のビアホール接続部40および41においてそれぞ
れ流れる電流44および45を図解的に示す正面図であ
る。
【図6】図5に示した第1および第2のビアホール接続
部40および41においてそれぞれ流れる電流によって
誘起される磁束46および47を図解的に示す平面図で
ある。
【図7】この発明の他の実施形態による積層コンデンサ
51の内部構造を、ある特定の誘電体層52の内部を通
る断面をもって示す平面図である。
【図8】従来の最も典型的な積層コンデンサ1の内部構
造を、垂直方向の断面をもって示す正面図である。
【図9】この発明にとって特に興味ある従来の積層コン
デンサ11の内部構造を、垂直方向の断面をもって示す
正面図である。
【図10】図8に示した積層コンデンサ1の内部電極3
内を流れる電流22を図解的に示す平面図である。
【図11】図9に示した積層コンデンサ11の内部電極
13内を流れる電流23を図解的に示す平面図である。
【図12】図9に示した積層コンデンサ11の第1およ
び第2のビアホール接続部20および21においてそれ
ぞれ流れる電流24および25を図解的に示す正面図で
ある。
【図13】図12に示した第1および第2のビアホール
接続部20および21においてそれぞれ流れる電流によ
って誘起される磁束26および27を図解的に示す平面
図である。
【符号の説明】
31,51 積層コンデンサ 32,52 誘電体層 33,33a,53 第1の内部電極 34,34a,54 第2の内部電極 35,55 コンデンサ本体 36,37 主面 38 第1の外部端子電極 39 第2の外部端子電極 40,56 第1のビアホール接続部 41,57 第2のビアホール接続部 42,43 ギャップ 44,45,58 電流 46,47 磁束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 隆則 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層される複数の誘電体層、および特定
    の前記誘電体層を介して互いに対向する少なくとも1対
    の第1および第2の内部電極を有する、コンデンサ本体
    と、 前記内部電極と平行に延びる前記コンデンサ本体の一方
    の主面上に形成される、第1および第2の外部端子電極
    とを備え、 前記コンデンサ本体の内部には、前記第2の内部電極に
    対して電気的に絶縁された状態で前記第1の内部電極と
    前記第1の外部端子電極とを電気的に接続するように特
    定の前記誘電体層を貫通する第1のビアホール接続部
    と、前記第1のビアホール接続部に隣り合いながら、前
    記第1の内部電極に対して電気的に絶縁された状態で前
    記第2の内部電極と前記第2の外部端子電極とを電気的
    に接続するように特定の前記誘電体層を貫通する第2の
    ビアホール接続部とが設けられている、積層コンデン
    サ。
  2. 【請求項2】 前記第1のビアホール接続部と前記第2
    のビアホール接続部とは、互いの間隔が2mm以内となる
    ように配置されている、請求項1に記載の積層コンデン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記第1のビアホール接続部と前記第2
    のビアホール接続部とは、互いの間隔が1mm以内となる
    ように配置されている、請求項1に記載の積層コンデン
    サ。
  4. 【請求項4】 それぞれ複数の前記第1および第2のビ
    アホール接続部が設けられている、請求項1ないし3の
    いずれかに記載の積層コンデンサ。
  5. 【請求項5】 複数の前記第1のビアホール接続部およ
    び複数の前記第2のビアホール接続部は、それぞれ、前
    記第1および第2の内部電極の各々の全域にわたって分
    布するように配置される、請求項4に記載の積層コンデ
    ンサ。
  6. 【請求項6】 複数の前記第1のビアホール接続部およ
    び複数の前記第2のビアホール接続部は、それぞれ、前
    記第1および第2の内部電極の各々の周縁部にのみ分布
    するように配置される、請求項4に記載の積層コンデン
    サ。
  7. 【請求項7】 複数の前記第1のビアホール接続部と複
    数の前記第2のビアホール接続部との配置状態におい
    て、各前記第1のビアホール接続部に最も近いビアホー
    ル接続部は前記第2のビアホール接続部となるようにさ
    れる、請求項4ないし6のいずれかに記載の積層コンデ
    ンサ。
  8. 【請求項8】 複数の前記第1のビアホール接続部と複
    数の前記第2のビアホール接続部とは、交互に並ぶよう
    に配置されている、請求項7に記載の積層コンデンサ。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2の内部電極は、実質
    的に四角形をなし、当該四角形の4つの角の部分には、
    丸みが付与される、請求項4ないし8のいずれかに記載
    の積層コンデンサ。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2のビアホール接続
    部のそれぞれの断面は、実質的に円形をなし、前記第1
    および第2の内部電極の角の部分の丸みは、当該角に最
    も近い前記第1または第2のビアホール接続部の断面形
    状と実質的に同心の円弧をもって与えられる、請求項9
    に記載の積層コンデンサ。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2の外部端子電極
    は、点状の形態をなしている、請求項1ないし10のい
    ずれかに記載の積層コンデンサ。
  12. 【請求項12】 それぞれ複数の前記第1および第2の
    内部電極が、前記誘電体層の積層方向に交互に配置され
    るように設けられ、前記第1のビアホール接続部は、さ
    らに、前記第2の内部電極を貫通しながら複数の前記第
    1の内部電極を互いに電気的に接続するように延び、か
    つ、前記第2のビアホール接続部は、さらに、前記第1
    の内部電極を貫通しながら複数の前記第2の内部電極を
    互いに電気的に接続するように延びている、請求項1な
    いし11のいずれかに記載の積層コンデンサ。
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