JPH11204231A - 放電ギャップ装置及びその取付け構造 - Google Patents

放電ギャップ装置及びその取付け構造

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JPH11204231A
JPH11204231A JP9359115A JP35911597A JPH11204231A JP H11204231 A JPH11204231 A JP H11204231A JP 9359115 A JP9359115 A JP 9359115A JP 35911597 A JP35911597 A JP 35911597A JP H11204231 A JPH11204231 A JP H11204231A
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JP
Japan
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discharge gap
gap device
discharge
conductors
dielectric
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JP9359115A
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Yoshihiro Yamanishi
良弘 山西
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T4/00Overvoltage arresters using spark gaps
    • H01T4/08Overvoltage arresters using spark gaps structurally associated with protected apparatus

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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗を容易に変更することができ、かつ、高
周波成分の通過することが少なく、さらに、放電ギャッ
プ間が安全上問題のない距離で確実に放電がなされ得る
放電ギャップ及びその取り付け構造を提供する。 【解決手段】 放電ギャップ2としてのみ機能する放電
ギャップ装置1を構成する場合、複数箇所の導体5,6
を備え、この導体5,6間は通常では非通電状態を維持
するとともに、過電圧が入力された際にこの導体5,6
間で放電を行い通電状態とさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導体間で放電を生
じさせる放電ギャップ装置に係り、例えば、テレビ、ビ
デオまたはテレビやビデオの複合製品等の電気機器の落
雷対策としてアンテナ入力端子もしくは2次側アースと
商用電源との間ならびに商用電源の電力線と電力線との
間に設けられる放電ギャップ装置及びその取り付け構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】放電ギャップ装置としては、従来、図7
に示すような回路構成のCR(コンデンサ・抵抗)複合
部品21が知られている(例えば、村田製作所製:B2R1
31C131R1-2M121MF等)。このCR複合部品21は、放電
ギャップ22、抵抗23およびコンデンサ24を並列に
接続することにより構成されている。図8(a),
(b)は、図7のCR複合部品21の外観図である。同
図において、CR複合部品21は、誘電体29の表面2
9a上に図示しないプリント基板に挿入するためのリー
ド線27,28を導体である半田パターン25,26に
よって接合するとともに、抵抗23を半田パターン2
5,26間で接合している。また、この誘電体29の裏
面29bには、導体である銀のパターン30が印刷また
は貼付されていて、それらを覆うように図示しない樹脂
にて全面を被覆している。このような構成とすることに
より、半田パターン25,26の突辺25a,26aに
よって放電ギャップ22を形成し、半田パターン25,
26と銀パターン30とで誘電体29を挟み込むことに
よりコンデンサ24を形成し、図7に示されるような放
電ギャップ22、抵抗23およびコンデンサ24が並列
に接続された回路構成としている。
【0003】図9は、前記放電ギャップ装置(CR複合
部品21)をテレビに使用する例を示す回路図である。
同図において、商用電源16は、整流回路17に電流を
供給し、この整流回路17で整流された電流が電源回路
(スイッチング電源回路)18に供給される。そして、
このスイッチング電源回路18からの出力電流は、各負
荷回路へと供給されるようになっている。また、テレビ
のチューナ19は、放電ギャップ装置21を介して前記
商用電源16側に接続されているが、通常、放電ギャッ
プ2は非導通状態にあり、チューナ19と商用電源16
とは絶縁されている。なお、前記CR複合部品21とチ
ューナ19との間には、コイル等で構成され高周波成分
をカットするためのフィルタ20が設けられている。同
図の1点鎖線Aは、商用電源16とスイッチング電源回
路18との間の1次電源側を示し、1点鎖線Bは、スイ
ッチング電源回路18の後段である2次電源側を示して
いる。なお、前記整流回路17を構成するアースE1
と、整流回路17とスイッチング電源回路18との間に
コンデンサCを介して接続されるアースE2 とは、1次
電源側Aのアースを意味し同電位となっている。また、
スイッチング電源回路18を構成するアースE3 と、前
記チューナ19に設けられるアースE4 ,E5 とは、2
次電源側Bのアースを意味し同電位である。
【0004】以下、上記従来の構成における落雷時の負
荷回路の破壊防止動作について説明する。落雷等によっ
て高電圧がアンテナ(図示省略)から前記チューナ19
のアンテナ入力端子19aに流入してきた場合に、この
チューナ19と接続された前記CR複合部品1の放電ギ
ャップ22が放電により導通し、商用電源16に高電圧
を逃がすことにより、この高電圧が製品の2次電源B側
に流入して各負荷回路の破壊が防止されることになる。
【0005】なお、上記従来のCR複合部品21を2個
用いる場合の回路構成を図10に示す。この放電ギャッ
プ装置は、CR複合部品21,21を直列に接続し、一
方にコンデンサCを並列接続している。このように、2
個のCR複合部品21,21を2個用いるのは、主にビ
デオ一体型のテレビ等であり、安全規格を満たす必要が
あるためである。つまり、普及型テレビの安全規格につ
いて、例えば、アメリカ合衆国におけるUL(Unde
rwriters Laboratories)規格
は、放電ギャップ22の間隙を1.6mmとする必要が
あり、ビデオ一体型テレビは、二重絶縁が必要なために
3.2mm以上を要求している。前記CR複合部品21
の放電ギャップ装置は、半田パターン25,26の突辺
25a,26a間である放電ギャップ22の間隙Gを
2.6mmに設定してあり、3.2mmとする場合はC
R複合部品を特別に製作しなければならないことから、
前記UL規格に適合するよう1.6mmのCR複合部品
21を2個用いて間隙を3.2mmにするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術は、放電ギャップとしてCR複合部品21を用いて
いるため、様々な抵抗量を使用する場合に新たに部品自
体を作り直さなければならないという問題があった。ま
た、CR複合部品21にはコンデンサ24が含まれてお
り、通常の接続状態の場合に高周波成分がコンデンサ2
4を介して導通してしまい、商用電源からの高周波成分
がチューナ19の2次回路に入力されたり、チューナ1
9等の2次回路からの高周波成分が電源に重畳されると
いった不具合があり、CR複合部品21とともに高周波
をカットするためのフィルタ20を取り付ける必要が生
じる場合もあった。さらに、ビデオ一体型テレビの安全
規格を満たすために、CR複合部品21を2個用いるこ
とから、部品点数が増加する等の問題も残されていた。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みて創案されたも
ので、抵抗を容易に変更することができ、かつ、高周波
成分の通過することが少なく、さらに、放電ギャップ間
が安全上問題のない距離で確実に放電がなされ得る放電
ギャップ及びその取り付け構造を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は互いに離間して配置された導体からなり、
その離間部を放電ギャップとして用い、放電ギャップと
してのみ機能する放電ギャップ装置であって、この導体
間は通常では非通電状態を維持するとともに、過電圧が
入力された際にこの導体間で放電を行い通電状態とさせ
るように構成したことを特徴としている。また、前記導
体として半田を用いたことを特徴としている。また、前
記導体として電極を用い、その電極は所定の間隔をあけ
て対向配置したことを特徴としている。また、前記電極
のそれぞれに、互いに各対向する電極に向けて延出する
突辺を形成したことを特徴としている。また、前記突辺
が複数であることを特徴としている。また、前記放電ギ
ャップ装置に対して並列な抵抗をプリント基板上で設け
た取り付け構造であることを特徴としている。また、前
記放電ギャップ装置の取り付け構造において、高電圧を
発生する部分と、高電圧を吸収する部分との間に放電ギ
ャップ装置を取り付けたことを特徴としている。
【0009】本発明はまた、放電ギャップとしてのみ機
能する放電ギャップ装置であって、誘電体と、基板に挿
入する少なくとも2本以上のリード線と、このリード線
に接続するとともに前記誘電体上に取り付けられる少な
くとも2個所の導体とを備え、過電圧が入力された際に
これら導体間で放電を行い、2本以上のリード線を導通
状態とさせるように構成したことを特徴としている。さ
らに、前記リード線と誘電体との接合を半田により行
い、この半田を導体としたことを特徴としている。さら
に、少なくとも前記誘電体上のリード線が接合する面を
樹脂で覆うように構成したことを特徴としている。さら
に、少なくとも前記誘電体上の放電を行う導体について
は、樹脂被覆がなされていないことを特徴としている。
さらに、前記放電ギャップ装置に対して並列な抵抗をプ
リント基板上で設けたことを特徴としている。さらに、
商用電源が接続される電源線と2次回路との間に放電ギ
ャップ装置を取り付けたことを特徴としている。さら
に、前記2次回路をチューナのアンテナ入力端子とした
ことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図示例を参照しながら説明する。図1は、本発明に
係る放電ギャップ装置を示す電気的ブロック線図、図2
は、同放電ギャップ装置を示す外観図である。この放電
ギャップ装置及びその取り付け構造は、テレビジョン受
像機やビデオ一体型のテレビジョン受像機といったAV
機器等に採用されて、これら電気機器を落雷による高電
圧から保護する構成になっている。この放電ギャップ装
置1は、放電ギャップ2のみから構成されており、別部
品である抵抗3については図示しないプリント基板上に
設けるようになっている。本例の放電ギャップ装置1
は、図2に示す如く略方形でセラミックベース等の誘電
材料からなる誘電体4の表面4a上に、導体である半田
パターン5,6を1対形成したもので、プリント基板に
挿入するためのリード線7,8を接合している。
【0011】半田パターン5,6は、細長で1対が対向
して設けられ、各基端側のそれぞれに互いに各対向辺側
に向けて延出する突辺5a,6aを形成している。この
両突辺5a,6a間の間隙Gにより、安全規格に基づく
放電ギャップ2が構成される。この実施の形態では、例
えば、アメリカ合衆国におけるUL規格に適合するよう
に、テレビ用の間隙Gを1.6mmとし、二重絶縁が必
要なビデオ一体型テレビ用の間隙Gを3.2mmとして
いる。この際、従来のCR複合部品の如く放電ギャッ
プ、抵抗およびコンデンサを並列に接続する回路構成と
しないので、ビデオ一体型テレビ用については、突辺5
a,6aの間隙Gが3.2mmとなる放電ギャップ2を
形成すればよい。また、UL規格は、安全性を確保する
ために導体間の放電電圧を1.3KVとしているので、
テレビを含み他の電気機器に採用する場合も、2〜3K
Vで導体間が導通しないように製作するのが好ましい。
【0012】なお、図示省略しているが、誘電体4の裏
面上には、従来技術で示すような導体である銀のパター
ンの印刷または貼付等は何も設けられていない。また、
この半田パターン5,6は導体であればよく、この導体
を貼付もしくは印刷すればよいが、半田パターン5,6
とすることで誘電体4上にリード線7,8を接合する工
程と、誘電体4上に導体を取り付ける工程とを別に行う
必要がなくなるため、この導体を半田パターン5,6に
て形成するのが望ましい。また、誘電体5は裏面にパタ
ーン等が形成されないため、コンデンサとしては機能し
ないが、誘電材料にセラミックベース等を用いることか
ら、突辺5a,6a間での放電を惹起し易くなる。
【0013】このようにコンデンサを有しない放電ギャ
ップ装置1において、誘電体4上に放電ギャップ2を形
成したことから、ギャップ間の放電が誘電体4上でなさ
れ、空中または絶縁体間で放電するのに対して放電が行
われ易くなる。よって、1次電源側と2次電源側との間
の距離を長くとれ、1次電源側と2次電源側との間が短
絡するのを防止できるとともに、落雷等の過電圧保護回
路として安定に動作させることができるものである。ま
た、図3に示す如く必要に応じて誘電体4の略全面を覆
うように樹脂9を設けてもよい。この際、樹脂9で誘電
体4を覆うのは半田パターン5,6が剥がれるのを防止
するためであり、同図に示す如く放電ギャップ2が形成
される半田パターン5,6の突辺5a,6aについて
は、放電の際の阻害要因となるため、樹脂9で覆わない
ことが望ましい。
【0014】次に、放電ギャップ装置を電極により形成
する例について説明する。図4に示す放電ギャップ装置
10は、前記誘電体4の表面4a上に、導体である銀ペ
ーストを印刷エッチングによって印刷した後、焼き固め
ることにより形成したものである。この放電ギャップ装
置10は、対向辺側のそれぞれを凹凸状にして、互いに
向きあった5対の略凸状部を形成し、突辺11a,12
aとしている。これら突辺11a,12aの各間隙によ
って放電ギャップ2が構成され、放電が開始された後は
多数の突辺11a,12a間で行われるために安定した
放電となる。よって、突辺が1対のみの場合に比して放
電部位の焼損が軽減され、放電ギャップ装置10が長寿
命となる。また、図5に示す放電ギャップ装置13は、
対向辺側のそれぞれを鋸歯状にして、互いに向きあった
多数対の突出部分を突辺14a,15aとしている。こ
れら突辺14a,15aの各間隙によって放電ギャップ
が構成され、放電が開始された後は前記放電ギャップ装
置10に等しく安定した放電となる。
【0015】図6は、上記放電ギャップ装置1をテレビ
に使用する例を示す電気回路図である。このテレビにお
いては、放電ギャップ2を商用電源16側とテレビのチ
ューナ19側との間に介設する構成となっており、図9
に示す従来の電気回路図と基本的構成が略同一であるの
で、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。同図において、放電ギャップ装置1は、テレビの商
用電源16とチューナ19との間に接続されている。こ
れにより、放電ギャップ装置1の放電ギャップ2は、通
常、非導通状態にあり、1次電源側Aの商用電源16と
2次電源側Bのチューナ19とは絶縁されている。
【0016】以下、上記構成における落雷時の負荷回路
の破壊防止動作について説明する。落雷等によって高電
圧がアンテナ(図示省略)から前記チューナ19のアン
テナ入力端子19aに流入してきた場合に、このチュー
ナ19と接続された前記放電ギャップ装置1の放電ギャ
ップ2が放電により導通して、商用電源16に高電圧を
逃がす。これにより、この高電圧が製品の2次電源側B
に流入せず、各負荷回路の破壊が防止される。
【0017】なお、上記実施の形態では、放電ギャップ
装置1をテレビの商用電源16側とチューナ19側との
間に介設する構造について説明したが、この放電ギャッ
プ装置の取り付け位置はこれに限定されるものではな
く、落雷対策として2次電源側に接続される回路(2次
回路)と商用電源との間または商用電源の電力線間に設
けるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような構成とす
ることにより、下記の如き効果を奏する。互いに離間し
て配置された導体間を通常では非通電状態を維持すると
ともに、過電圧が入力された際にこの導体間で放電を行
い通電状態とさせるように構成したことにより、放電ギ
ャップ以外の部品を状況に応じて基板側に部品を配置で
きるため、放電ギャップ以外の部品の変更の際に新たに
放電ギャップ装置を作り直さなくともよく、かつ使用し
ないコンデンサまたは抵抗を取り付けなくともよいか
ら、部品の削減を行うことができる効果がある。また、
放電ギャップ装置を形成する複数個所の導体として半田
を用いることにより、導体の取り付けを容易に行うこと
ができる。また、前記導体として電極を所定の間隔をあ
けて対向配置することにより、リード線等を用いずにプ
リント基板等へ実装することができる。また、前記電極
のそれぞれに、互いに各対向する電極に向けて延出する
突辺を形成したことにより、この突辺の間で放電が開始
されるので、1対の導体間での放電に比して放電部位の
焼損を軽減させることができる。また、前記突辺が複数
であることから、これら突辺の間で開始された放電を分
散によって安定させることもできる。また、前記放電ギ
ャップ装置に対して並列な抵抗をプリント基板上で設け
たことにより、様々な抵抗値の抵抗を状況に応じて容易
に使用することができる。また、前記放電ギャップ装置
の取り付け構造においては、高電圧を発生する部分と、
高電圧を吸収する部分との間に放電ギャップ装置を取り
付けたことにより、発生した高電圧は放電ギャップ装置
で放電されて吸収されるため、他の電気回路等が破壊さ
れる問題を防止することができる。
【0019】本発明はまた、過電圧が入力された際に誘
電体上の少なくとも2個所の導体間で放電を行い、2本
以上のリード線を導通状態とさせるように構成したこと
から、導体間の放電が誘電体上でなされることにより、
空中または絶縁体間の放電に対して放電を行い易くする
ことができる。さらに、リード線と誘電体との接合を半
田により行い、この半田を導体としたことにより、接合
部材の半田を導体にできて、別に導体を設けなくともよ
くなることから、部品点数を少なくできる。さらに、少
なくとも前記誘電体上のリード線が接合する面を樹脂で
覆うように構成したことから、リード線の接合部材であ
る半田が剥がれて露出し短絡を惹起する問題を防止する
ことができる。さらに、少なくとも前記誘電体上の放電
を行う導体については、樹脂被覆をしないことにより、
導体間の放電が妨害されることを防止することができ
る。さらに、放電ギャップ装置の取り付け構造におい
て、この放電ギャップ装置に対して並列な抵抗をプリン
ト基板上で設けたことにより、様々な抵抗値の抵抗を状
況に応じて容易に使用することができる。さらに、放電
ギャップ装置の取り付け構造において、商用電源が接続
される電源線と2次回路との間に放電ギャップ装置を取
り付けたことにより、従来に比べ高周波成分を通しにく
くでき、商用電源からの高周波成分が2次回路に流入ま
たは2次回路からの高周波成分が商用電源に重畳される
ことを防止することができる。さらに、放電ギャップ装
置の取り付け構造において、前記2次回路をチューナの
アンテナ入力端子としたことにより、アンテナを通して
落雷が機器本体の2次電源側に入力され、負荷回路が破
壊されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る放電ギャップ装置を
示す電気回路図である。
【図2】同放電ギャップ装置を示す外観図である。
【図3】同放電ギャップ装置に樹脂を被覆した例を示す
外観図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る放電ギャップ装
置を示す外観図である。
【図5】同放電ギャップ装置の変形例を示す外観図であ
る。
【図6】放電ギャップ装置をテレビに使用した例を示す
電気回路図である。
【図7】従来例に係るCR複合部品を示す電気回路図で
ある。
【図8】同CR複合部品を示す外観図である。
【図9】同CR複合部品をテレビに使用した例を示す電
気回路図である。
【図10】従来の他の実施例に係るCR複合部品を使用
した例を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1 放電ギャップ装置 2 放電ギャップ 5,6 導体

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに離間して配置された導体からな
    り、その離間部を放電ギャップとして用い、放電ギャッ
    プとしてのみ機能する放電ギャップ装置であって、 この導体間は通常では非通電状態を維持するとともに、
    過電圧が入力された際にこの導体間で放電を行い通電状
    態とさせるように構成したことを特徴とする放電ギャッ
    プ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の放電ギャップ装置
    において、 前記導体として半田を用いたことを特徴とする放電ギャ
    ップ装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の放電ギャップ装置
    において、 前記導体として電極を用い、その電極は所定の間隔をあ
    けて対向配置したことを特徴とする放電ギャップ装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の放電ギャップ装置
    において、 前記電極のそれぞれに、互いに各対向する電極に向けて
    延出する突辺を形成したことを特徴とする放電ギャップ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の放電ギャップ装置
    において、前記突辺が複数であることを特徴とする放電
    ギャップ装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし5に記載の放電ギャ
    ップ装置において、 この放電ギャップ装置に対して並列な抵抗をプリント基
    板上で設けたことを特徴とする放電ギャップ装置の取り
    付け構造。
  7. 【請求項7】 前記請求項6に記載の放電ギャップ装置
    の取り付け構造において、 高電圧を発生する部分と、高電圧を吸収する部分との間
    に放電ギャップ装置を取り付けたことを特徴とする放電
    ギャップ装置の取り付け構造。
  8. 【請求項8】 放電ギャップとしてのみ機能する放電ギ
    ャップ装置であって、 誘電体と、 基板に挿入する少なくとも2本以上のリード線と、 このリード線に接続するとともに前記誘電体上に取り付
    けられる少なくとも2個所の導体とを備え、 過電圧が入力された際にこれら導体間で放電を行い、2
    本以上のリード線を導通状態とさせるように構成したこ
    とを特徴とする放電ギャップ装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項8に記載の放電ギャップ装置
    において、 前記リード線と誘電体との接合を半田により行い、この
    半田を導体としたことを特徴とする放電ギャップ装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項8または9に記載の放電ギ
    ャップ装置において、 少なくとも前記誘電体上のリード線が接合する面を樹脂
    で覆うように構成したことを特徴とする放電ギャップ装
    置。
  11. 【請求項11】 前記請求項10に記載の放電ギャップ
    装置において、 少なくとも前記誘電体上の放電を行う導体については、
    樹脂被覆がなされていないことを特徴とする放電ギャッ
    プ装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項8ないし11の何れかに記
    載の放電ギャップ装置の取り付け構造において、 この放電ギャップ装置に対して並列な抵抗をプリント基
    板上で設けたことを特徴とする放電ギャップ装置の取り
    付け構造。
  13. 【請求項13】 前記請求項12に記載の放電ギャップ
    装置の取り付け構造において、 商用電源が接続される電源線と2次回路との間に放電ギ
    ャップ装置を取り付けたことを特徴とする放電ギャップ
    装置の取り付け構造。
  14. 【請求項14】 前記請求項13に記載の放電ギャップ
    装置の取り付け構造において、 前記2次回路をチューナのアンテナ入力端子としたこと
    を特徴とする放電ギャップ装置の取り付け構造。
JP9359115A 1997-11-12 1997-12-26 放電ギャップ装置及びその取付け構造 Pending JPH11204231A (ja)

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