JP2546273Y2 - 通信用保安素子ユニット - Google Patents

通信用保安素子ユニット

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JP2546273Y2
JP2546273Y2 JP1989136061U JP13606189U JP2546273Y2 JP 2546273 Y2 JP2546273 Y2 JP 2546273Y2 JP 1989136061 U JP1989136061 U JP 1989136061U JP 13606189 U JP13606189 U JP 13606189U JP 2546273 Y2 JP2546273 Y2 JP 2546273Y2
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恒久 東川
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白山インターナショナル株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、通信機器を雷サージ等から保護する通信
用保安器を構成する通信用保安素子ユニットに関する。
〔従来の技術〕 第8図は従来の通信用保安素子ユニットの一例を示す
側面図である。
保安素子ユニット10は、プリント基板12上に、両端に
リード線14、14の付いた略釦状のサーミスタ、バリスタ
等の保安素子16を複数個実装させたものであった。18は
半田である。
また、第9図は従来の通信用保安素子ユニットの他の
例を示す側面図である。
保安素子ユニット20は、保安素子16の一端をプリント
基板12上に半田18等で接着させ、保安素子16の他端に熱
圧着等の方法によりワイヤ22の一端を接続させ、ワイヤ
22の他端をプリント基板12上のパッド24に接続させるこ
とにより形成していた。
さらに、第10図は通信用保安素子ユニットを用いて通
信用保安器を構成した一例を示す回路図である。
保安素子16としての正特性サーミスタと、ガス入り放
電管26とを用いて通信用保安器28を構成している。
端子L1、L2は外線側でありガス入り放電管26の両端の
電極がそれぞれ接続され、端子I1、I2は機器側であり保
安素子16、16がそれぞれ接続される。端子Eは接地用で
ありガス入り放電管26の中間電極が接続される。
ここで、雷サージ等が進入すると、ガス入り放電管26
は、線路の線間または線路と大地間に生じた異常電圧を
バイパスさせる。保安素子16、16はジュール熱により抵
抗値が増大するので、線路に流れる異常な持続性電流を
抑制するとともに、その電圧降下分がガス入り放電管26
の動作を促進させる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような従来の保安素子ユニット10で
は、第8図に示すように保安素子16の高さHが大きくな
り、保安素子ユニット10の小型化を妨げていた。
また、第9図に示す従来の保安素子ユニット20では、
この問題をある程度解決できるものの、保安素子16上の
ワイヤ22の接続部分に電流が集中しやすくなり破壊耐量
を低下させていた。
ここで実開昭52−31827号公報には、一対の金属レー
ル状部材を設け、この金属レール状部材の間に設けた一
対の間隔材で過電圧素子の両端電極を接続する構成が開
示されているが、金属レール状部材と間隔材とで両端方
向が肉圧となるうえに、金属レール状部材による外形的
形状が限定されるものであった。また、特開昭63−2459
91号公報の電気部品と絶縁基体との組合構造には、保持
孔内の電気部品の両端つば部の下面で絶縁基体の導電層
に接続する構造が開示されているが、両端つば部の張出
状態で保持孔への挿入が困難であって、容易に組み立て
できるものでなかった。従って、両技術を組み合わせて
も、過電圧素子を簡単に組付けてユニット化できるもの
ではなかった。
そこで、この考案の目的は、保安素子の性能を低下さ
せることなく簡単にユニット化し、且つ小型化を可能に
した通信用保安素子ユニットを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る通信用保安素子ユニットは、前記目的
を達成した次のようなものである。
貫通孔が穿設された絶縁板の両側に別体のプリント基
板が配設され、上記貫通孔には両端に電極を有する通信
用保安素子が挿入され、この通信用保安素子の両端の電
極に上記各プリント基板上にそれぞれ形成された導体層
を当接するように絶縁板の両側から上記各プリント基板
で挟み込んで接続されてなるものである。
好ましい実施態様としては、導体層の端部に接続端子
が設けられてなるものである。
〔作用〕
この考案に係る通信用保安素子ユニットでは、絶縁板
の貫通孔に通信用保安素子が挿入される。次で、通信用
保安素子の両端の電極に導体層が当接するように絶縁板
の両側からプリント基板で挟み込みすれば、接続状態と
なる。導体層の接続端子があれば、これを利用してコネ
クタ等に接続される。
〔実施例〕
第1図ないし第4図はこの考案に係る通信用保安素子
ユニットの第1の実施例を示し、第1図は第3図におけ
るI−I線縦断面図、第2図は分解斜視図、第3図は斜
視図、第4図は第3図において保安素子ユニットをコネ
クタへ挿入した状態を示すIV−IV線縦断面図である。
以下、これらの図面に基づき詳細に説明する。
この考案に係る保安素子ユニット30は、貫通孔32、32
が穿設された絶縁板34と、絶縁板34の両側に配設された
プリント基板36、38と、貫通孔32、32に挿入され両端に
電極40、42を有する保安素子44、46とから概略構成さ
れ、プリント基板36上に形成された導体層48に保安素子
44、46の電極40が接続され、プリント基板38上に形成さ
れた導体層50に保安素子44、46の電極42が接続されてい
る。
絶縁板34は、セラミックスや合成樹脂などの電気的絶
縁性を有する材料からなる板である。
プリント基板36、38は、合成樹脂等からなる絶縁板で
あり、銅箔や導電性樹脂からなる導体層48、50でその表
面に所望の配線パターンを形成したものである。導体層
48、50の端部には接続端子60が設けられている。
保安素子44、46はサーミスタ、バリスタ、ガス入り放
電管などである。
次に、保安素子ユニット30の製造工程について説明す
る。
まず、第2図に示すように、プリント基板38の上に絶
縁板34および保安素子44、46を載置する。このとき、導
体層50上に保安素子44、46の電極42が当接するよう載置
する。そして次に、これらの絶縁板34および保安素子4
4、46上にプリント基板36を載置する。このとき、保安
素子44、46の電極40上に導体層48が当接するよう載置す
る。
最後に、電極40、42と導体層48、50との電気的接続を
行う。これには第3図に示すように弾性を有する断面略
コ字状の圧接部材62を用いることができる。圧接部材62
の弾性片64、64の間に、この復元力に抗して保安素子ユ
ニット30を挿入することにより保安素子ユニット30が圧
接され電気的接続が得られる。また、図示は省略した
が、半田ペーストを電極40、42と導体層48、50との間に
塗布して、保安素子ユニット30を赤外線炉等へ入れて半
田を溶融させ電気的接続を得るようにしてもよい。
この保安素子ユニット30で通信用保安器を構成するに
は、第10図における保安素子ユニット10を保安素子ユニ
ット30で置き換えればよく、以下詳しく説明する。
接続端子60、60、・・を機器側と外線側のガス入り放
電菅26の両端とにそれぞれ接続する。この接続は、第3
図に示すような専用のコネクタ66を用意することで簡単
に行える。保安素子ユニット30の接続端子60、60、・・
をそれぞれコネクタ66の挿入穴68、68へ挿入することに
より、接続端子60、60、・・がそれぞれコネクタ66の接
触片70、70、・・と電気的に接続される。次に、コネク
タ66の接触片70、70、・・外部端子72、72、・・に接続
されているので、これらの外部端子を所望の部分に接続
する。
また、第5図および第6図はこの考案に係る通信用保
安素子ユニットの第2の実施例を示し、第5図は一部を
切り欠いた平面図、第6図は一部を側面図とした第5図
におけるVI−VI線縦断面図である。第1図ないし第4図
に示す実施例と同一部分は、一部に同一番号を付すが、
大部分の図示を省略する。
この保安素子ユニット80には、保安素子としての二極
のガス入り放電管82の脱着可能に収納できる。ガス入り
放電管82の電極84はプリント基板36の導体層48と接続さ
れ、放電管82の電極86はプリント基板38の導体層50と接
続される。各接続は圧接によって行われているので、ガ
ス入り放電管82が故障しても容易に交換することができ
る。
第7図は、この考案に係る通信用保安素子ユニットの
第3の実施例を示す断面図であり、第1図ないし第4図
と同一部分には同一番号を付して説明を省略する。
保安素子ユニットは、貫通孔32、32が穿設された絶縁
板34と、絶縁板34の両側に配設された可撓性を有するプ
リント基板92、94と、貫通孔32、32に挿入され両端に電
極40、42を有する保安素子96、98とから概略構成され、
プリント基板92上に形成された導体層48に保安素子96、
98の電極40が接続され、プリント基板94上に形成された
導体層50に保安素子96、98の電極42が接続されている。
電極40、42と導体層48、50との電気的接続は、圧接部
材62の弾性片64、64の間に、この復元力に抗して保安素
子ユニットを挿入することにより得られる。この場合、
ゴム、スポンジ等の弾性を有する板状体100、102をそれ
ぞれプリント基板92と弾性片64との間、プリント基板94
と弾性片64との間に挿入することにより、保安素子96、
98の高さが異なる場合でも、板状体100、102およびプリ
ント基板92、94が保安素子96、98の形状に沿って変形す
るので良好な電気的接続が得られる。
なお、これらの実施例では保安素子の数が二個の場合
を示しているが、一個または三個以上設けてもよい。ま
た、保安素子の両端に形成された電極は各端に一個の場
合を示したが、勿論二個以上としてもよい。
また、保安素子ユニットを構成する保安素子の高さが
異なる場合は、低い方の保安素子の電極とプリント基板
の導体層との間に導体板を挿入し、略同じ高さにして良
好な電気的接続を得るようにしてもよい。
さらに、これらの実施例は、あらゆる点で単なる例示
に過ぎず、限定的に解釈されれるものではない。
〔考案の効果〕
この考案に係る通信用保安素子ユニットによれば、絶
縁板に貫通孔を穿設し、この貫通孔に保安素子を入れ
て、保安素子の両端の電極をそれぞれプリント基板の導
体層に当接するように両側からプリント基板で挟み込み
することができ、極めて簡単にユニット化することがで
きるうえに、小型化が実現できる。
また、保安素子の両端の電極の全面をプリント基板の
導体層に接続できるので、電流集中による保安素子の性
能劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案に係る通信用保安素子ユ
ニットの第1の実施例を示し、第1図は第3図における
I−I線縦断面図、第2図は分解斜視図、第3図は斜視
図、第4図は第3図におけるIV−IV線縦断面図、第5図
および第6図はこの考案に係る通信用保安素子ユニット
の第2の実施例を示し、第5図は一部を切り欠いた平面
図、第6図は第5図におけるVI−VI線縦断面図、第7図
はこの考案に係る通信用保安素子ユニットの第3の実施
例を示す断面図、第8図および第9図は従来の通信用保
安素子ユニットを示す側面図、第10図は従来の通信用保
安素子ユニットを用いて通信用保安器を構成した例を示
す回路図である。 30、80、90……保安素子ユニット 32……貫通孔 34……絶縁板 36、38、92、94……プリント基板 40、42……電極 44、46、82、96、98……保安素子 48、50……導体層

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通孔が穿設された絶縁板の両側に別体の
    プリント基板が配設され、上記貫通孔には両端に電極を
    有する通信用保安素子が挿入され、この通信用保安素子
    の両端の電極に上記各プリント基板上にそれぞれ形成さ
    れた導体層を当接するように絶縁板の両側から上記各プ
    リント基板で挟み込んで接続されてなる通信用保安素子
    ユニット。
  2. 【請求項2】導体層の端部に接続端子が設けられてなる
    請求項1記載の通信用保安素子ユニット。
JP1989136061U 1989-11-27 1989-11-27 通信用保安素子ユニット Expired - Lifetime JP2546273Y2 (ja)

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JPH0377239U JPH0377239U (ja) 1991-08-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5199284A (ja) * 1975-02-27 1976-09-01 Sumitomo Electric Industries Keeburujidoseiretsumakitorini okeru shosomakitorisochi
JPS63245991A (ja) * 1987-04-01 1988-10-13 三共化成株式会社 電気部品等と絶縁基体との組合せ体

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JPH0377239U (ja) 1991-08-02

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