JPH11204015A - 電源遮断コネクタ - Google Patents

電源遮断コネクタ

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JPH11204015A
JPH11204015A JP10157615A JP15761598A JPH11204015A JP H11204015 A JPH11204015 A JP H11204015A JP 10157615 A JP10157615 A JP 10157615A JP 15761598 A JP15761598 A JP 15761598A JP H11204015 A JPH11204015 A JP H11204015A
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隆吉 遠藤
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光彦 戸塚
Juzo Inaba
重三 稲葉
Goro Nakamura
悟朗 中村
Akira Maeda
章 前田
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    • H01H1/36Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by sliding
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    • HELECTRICITY
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    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/10Adaptation for built-in fuses
    • H01H2009/108Building a sliding and/or a removable bridging connector for batteries

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常時に電源回路を確実に遮断する。 【解決手段】 接触端子55,56に摺接する可動ピン
43と、可動ピンの係合部54と係止手段45と、可動
ピンに対する付勢手段62と係止解除用の駆動手段(ソ
レノイド)42とを備える。一係止手段のロック部材4
5の一方をソレノイド42のプランジャ44に連結し、
他方をブラケット46に軸支し、ロック部材を係合部5
4に係合させる。ソレノイド42に第二のプランジャ1
50を対称に設け、プランジャ150に第二のロック部
材151を連結して可動ピン43の第二の係合部65と
係合させてもよい。ロック部材151に代えてプランジ
ャ44を重りと折返したワイヤでロック方向に引っ張っ
てもよい。可動ピン43の先端に係合部54を設け、可
動ピンの突出側にロック部材45とブラケットを配し、
可動ピンの側方にソレノイドを配してもよい。ロック部
材は樹脂チップ53を備える。コイルばね62の収容部
を可動ピンに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部信号により可
動ピンをスライドさせて一対の接触端子間の接続を遮断
させる電源遮断コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ワイヤハーネスを保護す
るために、図21に示すような大電流ヒューズであるヒ
ュージブルリンク37(以下FLと言う)が使用されて
いる。図22に示すような回路において、万一、過電流
が流れると、FL37内の可溶体が溶断して、電流の遮
断が行なわれる。図22で、35はバッテリ、36はF
Lボックス、37はFL、75はパワーウィンド等の負
荷、76はジャンクションボックスやリレーボックス、
77は小電流用のブレードヒューズである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
ワイヤハーネスが車両ボディと擦れる程度のスライトシ
ョート(僅かな短絡)では、FL37が直ぐには溶断し
ないために、ワイヤハーネスを十分に保護できず、電線
が破損あるいは損傷するといった不都合が生じる。ま
た、複数のFL37を収容したFLボックス36が大型
化し、車両の狭いスペースにFLボックス36を収容す
るのが大変であるという問題もある。
【0004】さらに、図23の点線イの如く、スライト
ショートでもFL37が早く溶断するように、溶断特性
(実線ロ)の即断性を良くすると、実線ハの如くモータ
等の起動時に発生する起動突入電流の繰り返しでFL3
7が溶断してしまう。このように、FL37において
は、スライトショートの電流波形(イ)とモータ等の起
動波形(ハ)が近いため、ワイヤハーネスの保護が難し
い電流領域がある。
【0005】本発明は、上記した点に鑑み、異常時にお
いて確実に電源を遮断し得る電源遮断手段を提供するこ
とを第一の目的とする。また、その電源遮断手段を自動
車の狭いスペースに効率的に収納するために、電源遮断
手段のコンパクト化を図ることを第二の目的とする。さ
らに電源遮断手段の誤作動を防止することを第三の目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力側と出力側の複数の接触端子と、該
複数の接触端子に軸方向の複数箇所で接触するスライド
自在な導電性の可動ピンと、該可動ピンに設けられた係
合部と、該係合部に対する係止手段と、該可動ピンを軸
方向に付勢する付勢手段と、外部信号で作動し、該係合
部と該係止手段との係合を解除させる駆動手段とを備え
ることを基本とする(請求項1)。前記駆動手段がソレ
ノイドであることも可能である(請求項2)。また、前
記係止手段が前記ソレノイドのプランジャであることも
可能である(請求項3)。前記可動ピンに端子接触位置
確定用の第二係合部が設けられ、該係合部に対して付勢
係止手段が設けられたことも有効である(請求項4)。
また、請求項2の構成において、前記係止手段であるロ
ック部材の一方が前記ソレノイドのプランジャに連結さ
れ、該ロック部材の他方がブラケットに軸支され、該ロ
ック部材が前記可動ピンの係合部に係合可能であること
も有効である(請求項5)。また、前記可動ピンの先端
部に前記係合部が設けられたことも有効である(請求項
6)。前記可動ピンの突出側に前記ロック部材とブラケ
ットとが配置され、該可動ピンの側方に前記ソレノイド
が配置されたことも有効である(請求項7)。前記ロッ
ク部材が、前記プランジャの進退方向に回動するソレノ
イド連結部と、該ソレノイド連結部と直交する方向に延
びる基板部と、該基板部に垂設されたロック部とを備え
ることも有効である(請求項8)。また、請求項5の構
成において、前記プランジャとは対称に前記ソレノイド
に第二のプランジャが設けられ、該第二のプランジャに
第二のロック部材が連結され、該第二のロック部材が前
記可動ピンの第二の係合部に係合可能であることも有効
である(請求項9)。また、請求項5の構成において、
前記プランジャが前記ロック部材のロック方向にワイヤ
で引っ張られ、該ワイヤの折返し側に、該プランジャの
重量と少なくとも同一な重量の重りが連結され、該重り
が該プランジャと同方向の慣性力を受ける構造も有効で
ある(請求項10)。前記ロック部材が、前記係合部に
係合する樹脂チップを備えることも有効である(請求項
11)。また、前記付勢手段であるコイルばねに対する
収容部が前記可動ピンに形成されたことも有効である
(請求項12)。また、前記複数の接触端子が、前記可
動ピンに接する筒状接触部を有することも有効である
(請求項13)。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図2は、本発
明に係る電源遮断コネクタの第一実施例を示すものであ
る。
【0008】この電源遮断コネクタ1は、図1の如く、
バッテリ(図示せず)から続く電源線2に接続された入
力側の接触端子3と、ワイヤハーネス(図示せず)へ続
く負荷側の電線4に接続された出力側の接触端子5と、
両接触端子3,5に接触し、軸方向に移動自在な導電金
属製の可動ピン6と、可動ピン6を軸方向に付勢する付
勢部材としての圧縮コイルばね7と、可動ピン6を両接
触端子3,5に接触した状態で係止固定するソレノイド
8とを含んでいる。
【0009】各接触端子3,5は、それぞれ電線2,4
の各芯素線9,10に接続する圧着部11,12と、圧
着部11,12と直交し、可動ピン6の外周上に接触す
る弓型に湾曲した複数の接触ばね片(接点)13,14
を有する筒状接触ばね部材38,39を含む筒状接触部
15,16とで構成される。両接触端子3,5は並列に
設けられ、各筒状接触部15,16が可動ピン6の軸方
向に直列に並んで位置する。各接触端子3,5はブラケ
ット17,18を介してボルト19でハウジング本体2
0に固定されている。
【0010】図3に接触端子の一例、図4に接触端子内
の筒状接触ばね部材の一例を示す如く、筒状接触ばね部
材38,39は円周上に複数の接触ばね片13,14を
並べ設けたものであり、筒状接触部15,16内に組み
込まれ、両端側の可撓爪片74でがたつきなく保持され
る。接触ばね片13,14はルーバー状に傾斜して捩じ
り方向のばね性を有したものであってもよい。筒状接触
ばね部材38,39が可動ピン6に対して円周方向に複
数の接点(13,14)を有するので、接触抵抗が少な
くて済み、電流を流した際の発熱が抑えられ、大電流の
通電に適す。
【0011】図1の可動ピン6は、自由状態における筒
状接触部13,14の筒状接触ばね部材38,39の内
径よりも大径に形成され、ある程度の接圧でばね片1
3,14に接触している。両接触端子3,5の間におい
て、可動ピン6の中間部には、ソレノイド8のプランジ
ャ21(係止手段)に対する係合溝22が切欠形成され
ている。本例で係合溝22は略三角形状に切欠形成さ
れ、プランジャ21の先端部21aはクサビ形状に加工
されている。
【0012】ソレノイド8は可動ピン6と直交する方向
に配置され、プランジャ21は可動ピン6に直角に係合
する。プランジャ21がソレノイド8内の図示しない圧
縮ばねに付勢されて係合溝22に係合した状態で、両端
子3,5の各筒状接触部15,16が可動ピン6の外周
面にそれぞれ接触している。
【0013】可動ピン6の一端方には小径部23が一体
に形成され、小径部側の可動ピン6の肩部にはテーパ面
取24が施されている。小径部23の先端とハウジング
本体20の収容壁25との間に圧縮コイルばね7が弾設
されている。
【0014】可動ピン6の他端方には、ハウジング本体
20の外壁26に対する停止フランジ27が形成されて
いる。また、停止フランジ27の付近において可動ピン
6に左右各一対のV字状の位置決め用の係合溝(第二係
合部)28,29ないしは二本の周方向の係合溝が軸方
向に間隔をおいて切欠形成されている。各係合溝28,
29の軸方向間隔は、可動ピン6を軸方向に移動して出
力側の筒状接触部16から可動ピン6を確実に離間させ
得る距離に設定されている。
【0015】一方(第一)の係合溝28にボールプラン
ジャ(付勢係止手段)30の金属ボール31が係合して
いる。ボール31はコイルばね32で可動ピン6の径方
向に付勢されている。可動ピン6が両筒状接触部15,
16に接触した状態で、ボール31はピン先端寄りの第
一の係合溝28に係合するように配置されている。ボー
ルプランジャ30は可動ピン6に直交して可動ピン6の
両側に一対設けられている。コイルばね32の付勢力は
ねじ部材33で調整可能である。
【0016】図1の状態でバッテリ(図示せず)からの
電流は入力側の筒状接触部15から可動ピン6を通り、
出力側の筒状接触部16からワイヤハーネス(図示せ
ず)へと流れる。
【0017】ソレノイド8には例えば車両衝突時のエア
バックの信号(エアバックを作動させるための信号)が
入力されるように回路接続しておく。あるいは、スライ
トショートを検知した信号や、電線の異常温度を検知し
た信号等を利用して、過電流に対処することもできる。
その他にも車両の安全走行を行う上での色々な信号を利
用可能である。
【0018】図5に、エアバックのECU(電子制御ユ
ニット)78と電源遮断コネクタ1を接続した回路例を
示すように、ECU78はGセンサ79に接続され、バ
ッテリ80に電源遮断コネクタ1の一方の接触端子3が
接続され、一方の接触端子3と他方の接触端子5とに可
動ピン6が接触し、他方の接触端子5にスタータ81
と、FL82を介してオルタネータ83とイグニション
スイッチ84と負荷85等とが接続されている。
【0019】図6の如く、Gセンサ79(図5)で検知
した衝突信号86は符号87の如くエアバックのECU
78(図5)に取り込まれて遮断信号として出力され
る。それにより、電源遮断コネクタ1(図5)のソレノ
イド8が作動し、可動ピン6(図5)が移動すること
で、符号88の如く全負荷への電力供給が遮断される。
符号89の如く、遮断された電源遮断コネクタ1は手動
にてリセット可能である。
【0020】詳細には、図2の如くソレノイド8が作動
することで、プランジャ21が引き込まれ、可動ピン6
のロックが解除される。それにより、可動ピン6が圧縮
コイルばね7の力で入力側端子3の方に移動し、出力側
端子5の筒状接触部16との電気的接続が解除され、電
源回路が遮断される。筒状接触部16内には可動ピン6
の小径部23が位置する。可動ピン6は入力側の筒状接
触部15とボール31とに沿ってスムーズに摺動し、ボ
ール31が一方の係合溝28から離脱して他方の係合溝
29に係合することで、可動ピン6が電源遮断位置で保
持される。停止フランジ27はハウジング外壁26に当
接し、可動ピン6の先端部34がハウジング外壁26か
ら外部に突出する。
【0021】遮断を解除する場合には、先端部34を押
すことで、可動ピン6が移動して出力側の端子5に接触
し、それと同時にボール31が他方の係合溝29から離
脱して一方の係合溝28に係合し、且つ作動を解除され
たソレノイド8のプランジャ21がばね付勢で突出して
係合溝22に係合する。それにより、図1の如く可動ピ
ン6が両端子3,5に接触した状態で係止される。
【0022】上記電源遮断コネクタ1は、例えば図20
に示すバッテリ35とFLボックス36との間に設置し
たり、あるいはFL37に代えて設置する。なお、上記
実施例においては可動ピン6と出力側(ワイヤハーネス
側)の接触端子5との接続を解除させたが、入力側(バ
ッテリ側)の接触端子3との接触を解除させる構造とす
ることも可能である。また、上記停止フランジ27があ
れば、他方の係合溝29は必ずしも必要ではない。一方
の係合溝28はソレノイド8のプランジャ21を可動ピ
ン6の係合溝(係合部)22に正確に係合させるために
必要である。また、可動ピン6を例えばハウジング本体
20の図示しないガイド壁に沿ってスムーズに摺動させ
ることも可能である。さらに、入力側に対して出力側接
触端子5を二つ設けて、二つの電源路に対する電源遮断
を同時に行わせることも可能である。また、電線素線1
0に接続する出力側接触端子5の圧着部12に代えて、
FL37(図18〜図19)を直接接続させる構成とし
てもよい。
【0023】図7〜図8は、本発明に係る電源遮断コネ
クタの第二実施例を示すものである。この電源遮断コネ
クタ41は原理的には前記実施例と同様であるが、ソレ
ノイド42を導電金属製の可動ピン(シャフト)43と
平行に配置し、プランジャ44にロック部材45(係止
手段)を設け、且つロック部材45をブラケット46で
回動可能に支持させて、ロック部材45により可動ピン
43の係止を行わせることを特徴とする。
【0024】ロック部材45は略逆台形のレバー形状を
呈し、プランジャ44と直交して可動ピン43に向かっ
ている。プランジャ寄り(ロック部材45の例えば上半
部)において、ロック部材45の長手方向中間部がプラ
ンジャ44の先端部にピン47で回動自在に連結されて
いる。ソレノイド42は可動ピン43の突出側に位置し
ている。ブラケット46はハウジング本体48に固定さ
れている。可動ピン43の近くでロック部材45の一端
部45aがブラケット46に支持ピン49で回動自在に
支持されている。ロック部材45の他端部45bは引張
コイルばね50でプランジャ44の突出方向に付勢され
ている。図7においてプランジャ44は引張コイルばね
50の力で突出した状態となっている。
【0025】引張コイルばね50の引張側(ロック部材
45の例えば下半部)において、ロック部材45の中間
部の停止板51がブラケット46の受けボルト52の先
端に当接している。また、停止板51の延長上において
ロック部材45の先端方45cにロック用の樹脂チップ
53が雄ねじ72で固定されている。樹脂チップ53の
先端テーパ面53aが可動ピン43のテーパ状の係合段
部(係合部)54に係合している。樹脂チップ53は交
換可能で、可動ピン43との摺接による磨耗に対処して
いる。また、樹脂チップ53によりスムーズなロック解
除が可能となっている。
【0026】可動ピン43は、一対の接触端子55,5
6の各筒状接触部57,58に接触する軸方向の一対の
大径部59,60と、一対の大径部59,60の間に形
成された小径部61とを有し、一方(圧縮ばね62側)
の大径部60の肩部すなわち係合段部(係合部)54に
樹脂チップ53が係合する。
【0027】可動ピン43の一端にはばね固定用の小径
な樹脂ボス63が設けられ、ボス63とばね受け部材6
4との間に圧縮コイルばね62が弾設されている。可動
ピン43の他端はハウジング本体48の外部に露出して
いる。ハウジング本体48に、可動ピン43の他方の大
径部59の肩部すなわち第二の係合段部65に対する停
止板66が設けられている。各接触端子55,56は入
力側と出力側の電線67,68に接続されている。
【0028】図7の状態で可動ピン43は各接触端子5
5,56に接触し、電源側の電線67から可動ピン43
を介して負荷側の電線68に電気を供給可能である。ソ
レノイド42は突出し、ロック部材45の樹脂チップ5
3が圧縮コイルばね62の付勢に抗して可動ピン43を
ロックさせている。ロック部材45は引張ばね50でプ
ランジャ44の反対側に引っ張られ、引張力をブラケッ
ト46のボルト52で受けている。
【0029】図7の状態からソレノイド42が外部信号
を受けてオンすると、プランジャ44が矢印ホの如くソ
レノイド42内に引き込まれ、ロック部材45が引張コ
イルばね50に抗して支持ピン49を中心に出力側の筒
状接触部58の方向(図で矢印ヘ方向)、すなわちプラ
ンジャの進退方向に回動する。それにより、樹脂チップ
53が可動ピン43の係合段部54から離脱し、可動ピ
ン43が圧縮ばね62の力で入力側の筒状接触部57の
方向(矢印ト方向)にスライド移動し、出力側の筒状接
触部58と大径部60との接触及び入力側の筒状接触部
57と大径部59との接触がそれぞれ解除され、回路が
遮断される。
【0030】可動ピン43は例えばハウジング本体48
の停止板66の内径部に先端側の小径部(70で示す)
を沿わせて真直に移動し、大径部59の肩部すなわち第
二の係合段部65が停止板66に当接して停止する。可
動ピン43の先端部70は外部に突出する。先端部70
を押し込み、且つソレノイド42をオフさせることで、
ロック部材45が引張コイルばね50の力で図7の原位
置に復元する。それにより回路の復帰が行われる。
【0031】なお、引張ばね50に代えてソレノイド4
2内に圧縮ばね(図示せず)を設け、この圧縮ばねでプ
ランジャ44を突出させることも可能である。また、第
一実施例(図1)で示した可動ピン6の係合部28,2
9と、係合部に対するボールプランジャ30とを第二実
施例において設けることも可能である。また、ソレノイ
ド42に代えて駆動手段としてモータを用い、ギヤ駆動
によりプランジャ44を駆動させることも可能である。
【0032】上記第二実施例によれば、ソレノイド42
が前例のように側方に突出しないから、電源遮断コネク
タ41の幅の縮小化が可能である。また、ロック部材4
5がてこの原理で駆動されるから、高いロック力が得ら
れ、且つ小さな力で確実にロック解除可能である。さら
に、大電流を遮断させる構成としてもソレノイド自体を
大きくする必要がなく、電源遮断コネクタの肥大化が防
止される。
【0033】図9〜図16は、本発明に係る電源遮断コ
ネクタの第三実施例を示すものである。この電源遮断コ
ネクタ(電源カットリレー)91は、上記第二実施例の
電源遮断コネクタ41(図7)と類似するものである
が、図9の如く、ロック部材(レバー)92の位置を導
電性の可動ピン(シャフト)93の中間部ではなく先端
部側に設定することで、可動ピン93を短縮し、さらに
図10の如く可動ピン93の内部に圧縮コイルばね(リ
リースばね)94を収容可能とすることで、電源遮断コ
ネクタ自体のコンパクト化を可能としたものである。
【0034】第二実施例の電源遮断コネクタ41(図
7)においては、可動ピン43が長く、且つ圧縮コイル
ばね62が外部に長く突出していることで、ソレノイド
42のプランジャ突出側に大きなデッドスペース95が
生じて、電源遮断コネクタ自体が大型化しているが、第
三実施例においては、図9の如く、可動ピン93の外側
に位置する一対の筒状接触部96,97のピッチが狭ま
り、且つ両筒状接触部96,97の側方に近接してソレ
ノイド98が配置され、可動ピン93の先端部側にロッ
ク部材92が近接して配置され、且つ可動ピン93の内
部に圧縮コイルばね94が収容されたことで、デッドス
ペース(図7の95)がなくなり、電源遮断コネクタ自
体がコンパクト化されている。
【0035】これにより、例えば図11の如く、バッテ
リ80に隣接するリレーボックス99のカバー100の
内部に電源遮断コネクタ91を収容することができるよ
うになる。
【0036】図9〜図10の如く、前記ロック部材92
はその一方がブラケット101に回動自在に軸支され、
他方がソレノイド98のプランジャ102に連結され
る。ロック部材92にはロック用の樹脂チップ103が
取り付けられ、樹脂チップ103の先端で可動ピン93
の先端側の係合段部104が係止される。図9において
樹脂チップ103は、スペース的にゆとりのある(電源
遮断コネクタ91の縦横に較べて高さ方向の寸法が小さ
いのでゆとりがある)可動ピン93の上側(ハウジング
本体127の底部とは反対の方向)に位置し、且つロッ
ク解除時に樹脂チップ103が上側方向に回動するか
ら、スペース的に有利であり、樹脂チップ103を含む
ロック部材92が何ら邪魔になることがない。
【0037】可動ピン93の内部には、圧縮コイルばね
94を挿入可能な収容室(収容部)105が形成されて
おり、可動ピン93は圧縮コイルばね94で樹脂チップ
103に向けて付勢される。
【0038】ロック部材92は、図10で水平方向の第
一基板部106と、第一基板部106の両側に垂設され
た一対の支持部107と、第一基板部106の後端に垂
設されたチップ取付部(ロック部)108と、第一基板
部106の一側に垂設された連結部109と、連結部1
09から水平に形成され、第一基板部106とは段差を
なす第二基板部110と、第二基板部110の一側に垂
設されたソレノイド連結部111とを含む。ロック部
(108)は、樹脂チップ103を用いないで可動ピン
93を係止する部分としてもよい。
【0039】一対の支持部107は支持ピン挿通孔11
2を有し、支持ピン113でブラケット101に取り付
けられる。チップ取付部108には固定孔114が形成
され、樹脂チップ103がボルト115(図9)とナッ
ト(図示せず)で固定される。ソレノイド連結部111
には垂直方向の長孔116が形成され、長孔116とプ
ランジャ102には横孔117が形成され、長孔116
と横孔117にボルト118(図12)を挿通して、ソ
レノイド連結部111がプランジャ102に回動自在に
連結される。プランジャ102は、ソレノイド連結部1
11に対する組付用の切割り131を有している。ソレ
ノイド連結部111はプランジャ102の進退方向に回
動自在に組み付けられる。
【0040】ロック用の樹脂チップ103は前例同様の
ものであり、前記チップ取付部108に対する挿入用の
スリット119と、スリット119と直交する固定孔1
20と、固定孔120に対向するナット挿着溝121
と、可動ピン93の周部に沿う湾曲先端面122(図1
4)と、湾曲先端面122に続くテーパ状係止面123
(図13)とを有している。
【0041】ブラケット101(図10)は、垂直な基
板部124に左右一対の軸受部125を有し、水平な基
板部126で電源遮断コネクタ91のハウジング本体1
27(図9)に固定される。垂直な基板部124の一対
の軸受部125の間に、可動ピン93の先端側の小径部
128を挿通可能な切欠部129が形成され、切欠部1
29の周縁に可動ピン93の係合段部104が当接可能
である。
【0042】可動ピン93は、先端側にボス状に突出し
たガイド用の前記小径部128を有し、小径部128に
係合段部104が続いている。係合段部104からは、
接触部である大径部130が真直に続き、大径部130
の中間部に第二実施例のような括れは形成されていな
い。
【0043】可動ピン93の収容室105は中空にくり
抜いて設けられ、収容室105の長さは、圧縮コイルば
ね94の最圧縮長さよりも短く設定され、最圧縮状態に
おいて圧縮コイルばね94の基端部94a側が収容室1
05から外部に突出する。なお、圧縮コイルばね94に
対する収容室105を可動ピン130に設ける構成は第
一実施例や第二実施例あるいは後述する第四実施例にお
いても適用可能である。
【0044】図9の如く、ソレノイド98はブラケット
132でハウジング本体127に固定され、圧縮コイル
ばね94(図10)の基端部94aはばね受け板133
で支持される。ソレノイド98のリード線141は例え
ばエアバックのECU78(図5)等に接続される。一
対の筒状接触部96,97は板状端子134,135に
続き、一方の板状端子134はバッテリ80(図5)等
に続き、他方の板状端子135はスタータ81(図5)
等に続く。
【0045】図12〜図14に電源遮断コネクタ91の
詳細構造を示す如く、圧縮コイルばね94の内径側空間
136には位置決めガイドピン137が挿入され、位置
決めガイドピン137はばね受け板133に固定されて
いる。圧縮コイルばね94が可動ピン93の内部で圧縮
された状態で、ロック部材92の樹脂チップ103が可
動ピン93の先端側の係合段部104に係合している。
係合段部104は樹脂チップ103の係止面123に沿
うテーパ状の係合面(104)を有している。可動ピン
93は両方の筒状接触部96,97に接触して、両板状
端子134,135(図13)が可動ピン93を介して
接続されている。筒状接触部96,97と板状端子13
4,135とで接触端子138,139が構成されてい
る。ソレノイド98のプランジャ102は内部の圧縮ば
ね(図示せず)に付勢されて最伸長した状態となってい
る。
【0046】図13の如く、ロック用の樹脂チップ10
3は可動ピン93と直交して位置し、ロック部材92の
第一基板部106は可動ピン93と平行に、可動ピン突
出側の空間140の上側(ハウジング本体127の底部
とは反対の方向)に位置している。図12〜図13の如
くブラケット101とロック部材92の左半部(106
〜108)とが可動ピン93の突出側に配置され、突出
側の空間140が有効利用されたことで、電源遮断コネ
クタ91がコンパクト化されている。図12の如く、樹
脂チップ103と第一基板部106とブラケット101
の軸受部125とは、可動ピン93の軸線に対して線対
象に位置している。
【0047】ロック部材92の第二基板部110は第一
基板部106の側方に位置し、ソレノイド98が可動ピ
ン93の側方、すなわち一対の筒状接触部96,97の
側方に隣接して位置し、プランジャ102の先端部と第
二基板部110の一端側のソレノイド連結部111とが
ボルト118で連結されている。図12〜図14におけ
るその他の構成は図9〜図10と同一の符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0048】図15〜図17はロック部材92の作用を
示すものである。図15は図13に対応する図であり、
樹脂チップ103の係止面123が可動ピン93の先端
側の係合段部104に当接し、圧縮コイルばね94(図
13)の付勢に抗して可動ピン93を係止している。ロ
ック部材92のソレノイド連結部111の長孔116に
プランジャ102(図12)がボルト118で連結され
ている。ソレノイド連結部111は可動ピン93と直交
して延びている。ロック部材92は支持ピン113でブ
ラケット101に軸支され、支持ピン113と樹脂チッ
プ103と長孔116とが三角形の頂点をなす如くに位
置している。
【0049】ここで例えば図5のエアバックのECU7
8からの信号が入力されると、ソレノイド98(図1
2)が作動してプランジャ102が吸引される。それに
より、図16の如くソレノイド連結部111がプランジ
ャ102(図12)に引っ張られ、ロック部材92が矢
印方向に回動を開始する。
【0050】樹脂チップ103はプランジャ102の径
方向すなわち可動ピン93の径方向に回動して逃げる。
この点は、第二実施例における樹脂チップ53(図7)
がプランジャ44(図7)の進退方向に回動するのとは
相違する。可動ピン93の先端側の係合段部(係合面)
104は樹脂チップ103の係止面123から外れ、可
動ピン93が樹脂チップ103の先端湾曲面122に沿
って圧縮コイルばね94(図13)の付勢力で前方へ突
出する。これにより、図13の可動ピン基部側の筒状接
触部97と可動ピン93との接触がなくなり、回路が瞬
時に遮断される。図16で可動ピン93の係合段部10
4はブラケット101の垂直な基板部124に当接し、
先端側の小径部128が基板部124の切欠部129か
ら前方へ突出して支持される。
【0051】図17のロック部材92の最大回動位置
で、樹脂チップ103の先端湾曲面122と可動ピン9
3との間に若干の隙間が生じる。ロック部材92の回動
に伴ってソレノイド連結部111の長孔116がボルト
118にガイドされて移動する。可動ピン93の復帰操
作は、例えば小径部128を押し込むことで手動で行う
ことができる。
【0052】第三実施例のロック部材92は図9〜図1
0の如く水平方向の可動ピン93の上側に基板部10
6,107(図10)が平行に位置するものであり、可
動ピン93の上側のスペースは可動ピン93の側方のス
ペースに較べて充分にゆとりがあるから、第二実施例の
ロック部材45が可動ピン43の側方に長く横置きに配
置されたものであるのに較べて、ロック部材92の占め
るスペースが小さく、これによっても電源遮断コネクタ
91がコンパクト化されている。また、ロック部材92
及び支持ピン113(図10)は第二実施例と同様に信
頼性の高い位置関係、すなわち可動ピン93の係止及び
係止解除を確実に行える位置関係を保っているから、電
源遮断の信頼性が高い。
【0053】図18は、本発明に係る電源遮断コネクタ
の第四実施例を示すものである。本例の電源遮断コネク
タ160は第二実施例(図7)の構造に改良を加えて、
車両の振動等による誤作動を防止したものである。すな
わち、第二実施例(図7)の電源遮断コネクタ41にお
いては、車両走行中に引張コイルばね50の力よりも強
い振動等、車両の衝突時以外の衝撃が矢印リ(又は矢印
ヌ)の如く加わった場合に、ソレノイド42のプランジ
ャ44が引張コイルばね50に抗して引っ込み方向(矢
印ホ方向)に動き、ロック部材45がロック解除方向
(矢印ヘ方向)に回動し、可動ピン43が圧縮コイルば
ね62の付勢力で矢印ト方向に作動してしまうという心
配があった。本実施例はその懸念を解消するためのもの
である。
【0054】図18において本実施例の特徴部分以外の
構成は第二実施例(図7)と同様であるので同一符号を
用いて詳細な説明を省略する。
【0055】可動ピン43は一対の大径部59,60で
各接触端子55,56の筒状接触部57,58に接触
し、その状態で一方の大径部60の肩部すなわち第一の
係合段部54がロック部材45の先端の樹脂チップ53
で係止されている。樹脂チップ53の後側にロック部材
45の停止板51が延長され、停止板51はブラケット
46の受けボルト52に当接し、ロック部材45が支持
ピン49を支点にロック解除(矢印ヘ)とは反対の方向
に回動することが防止されている。このためソレノイド
42のプランジャ44が衝撃で引出し方向(矢印ホとは
反対の方向)に移動することはない。
【0056】本実施例の特徴は、一つのソレノイド42
に上下(前後)一対のプランジャ(第一のプランジャ4
4と第二のプランジャ150)を対称に配設し、各プラ
ンジャ44,150をソレノイド42の作動信号で矢印
ホ,チの如くソレノイド42内に同時に引き込み可能と
すると共に、ロック部材45とは反対側の第二のプラン
ジャ150に第二のロック部材としてのロックアーム1
51を連結し、ロックアーム151の先端部151aを
可動ピン43の作動方向前側の大径部59の肩部すなわ
ち第二の係合段部(係合部)65に係合可能としたこと
である。
【0057】ロックアーム151は細長の平板状に形成
され、ロックアーム151の先端部151aは、可動ピ
ン43の先端側の小径部(70)に面する部分が大きく
テーパ状に切欠され、この切欠部152とは反対側の部
分が第二の係合段部65とほぼ同じ幅及び同じ傾斜角で
小さくテーパ状に切欠されて係止面153となってい
る。第二のプランジャ150は引張コイルばね154で
突出方向に付勢され、引張コイルばね154の一端はプ
ランジャ150の先端に、他端はハウジング本体48に
それぞれ固定されている。ロックアーム151は、中間
部がピン155でプランジャ150の先端側に支持さ
れ、基端部がピン156でハウジング本体48に支持さ
れ、基端部のピン156を支点としてプランジャ150
と一体に回動自在である。
【0058】図18において第二のプランジャ150は
引張コイルばね154で突出方向に付勢され、ロックア
ーム151が可動ピン43の第二の係合段部65に係合
して、ロック部材45と共に可動ピン43を係止させて
いる。この状態で矢印リ(又は矢印ホ)の如く電源遮断
コネクタ160に衝撃が加わって、第一のプランジャ4
4が慣性力で引っ込み方向(矢印ホ方向)に移動し、ロ
ック部材45の係止が解除された場合でも、第二のプラ
ンジャ150は外力により第一のプランジャ44とは逆
の方向すなわち突出方向に力を受けるから、ロックアー
ム151がしっかりと第二の係合段部65に係合し、可
動ピン43のロック状態を確保する。
【0059】また、矢印ヌ(又は矢印リ)方向の衝撃で
第二のプランジャ150が引っ込み方向(矢印チ方向)
に移動して、ロックアーム151の係止が解除された場
合でも、第一のプランジャ44が外力により突出方向の
力を受け、ロック部材45がしっかりと第一の係合段部
54に係合し、可動ピン43のロック状態が確保され
る。このようにして電源遮断コネクタ160の誤作動が
確実に防止される。
【0060】ソレノイド42に作動信号が送られて、ソ
レノイド42が正規に作動した場合には、第一のプラン
ジャ44と第二のプランジャ150とが同時にソレノイ
ド42内に引き込まれて、ロックアーム151とロック
部材45とが同時に同方向に回動し、可動ピン43の係
止が同時に解除され、可動ピン43が圧縮コイルばね6
2の付勢力で矢印ト方向に移動し、各接触端子55,5
6の筒状接触部57,58と可動ピン43の各大径部5
9,60との電気的接触が解除される。
【0061】ロックアーム151の動きを詳しく説明す
ると、ソレノイド42の作動でプランジャ150が引張
コイルばね154の付勢力に抗して矢印チ方向に引き込
まれることで、ロックアーム151は基端部のピン15
6を支点としてロック解除方向(矢印ル方向)に回動す
る。これにより、ロックアーム151の先端部151a
の係止面153が可動ピン43の係合段部65から離脱
して、係止が解除される。可動ピン43は圧縮コイルば
ね62の付勢力で矢印ト方向に移動し、ロックアーム1
51の先端部151aは可動ピン43の大径部59ない
しは小径部61に対向して位置する。
【0062】ロックの復帰操作すなわち通電操作は、ソ
レノイド42をオフにすると共に、可動ピン43を圧縮
コイルばね62に抗して押し下げることで、第二のプラ
ンジャ150が引張コイルばね154の力で引き出さ
れ、それと同時にロックアーム151がロック方向(矢
印ルとは反対の方向)に回動して図18の状態に復帰す
る。
【0063】上記第四実施例によれば、車両走行中の振
動等の衝撃による電源遮断コネクタ160の誤作動(可
動ピン43のロック解除)が防止されることは勿論のこ
と、二本のプランジャ44,150に対してソレノイド
42が一つでよいから、低コストで済むと共に、電源遮
断コネクタ160の小型化及び車両組付側の省スペース
化が図られる。
【0064】なお、第二のロック部材としてロックアー
ム151に代えてロック部材45及びブラケット46を
各一対対称に配設することも可能である。また、引張コ
イルばね50,154に代えて図示しない圧縮コイルば
ねをソレノイド42内に設けることも可能である。
【0065】図19は、本発明に係る電源遮断コネクタ
の第五実施例を示すものである。本例の電源遮断コネク
タは第二実施例(図7)の構造に改良を加えて、車両の
振動等によるソレノイド42のプランジャ44の誤動作
を防止したものである。図7と同一の構成については同
一符号を用いて詳細な説明を省略する。
【0066】プランジャ44はロック部材45にピン4
7で連結され、ロック部材45はブラケット46′にピ
ン49で回動自在に支持されている。ブラケット46′
とプランジャ44との間に図7の実施例の引張コイルば
ね50は設けられていない。ブラケット46′は図7の
実施例のブラケット46に較べて後部が省略され、コン
パクト化された形となっている。
【0067】ロック部材45の先端方45cには、可動
ピン43の係合段部54に対する係止用の樹脂チップ5
3が設けられ、ロック部材45の後端部45b(図7の
例ではここに引張コイルばね50が設けられている)に
は、ワイヤ162の一端が連結されている。ワイヤ16
2は、前半部162aが可動ピン43と平行に延び、中
間部162bを二本の支持ピン163,164で支持さ
れてUターンされ、後半部(折返し側)162cにおい
てワイヤ162の他端がプランジャ44の先端と同一面
位置において、本実施例の特徴部である重り165の一
端に連結されている。
【0068】重り165は金属を材料としてプランジャ
44とほぼ同一の形状及び同一の重さに形成されてい
る。重り165の形状はプランジャ44と異なっても構
わず、重り165の重さはプランジャ44よりも重くて
もよいが、なるべく同一の重さであることが好ましい。
【0069】重り165とワイヤ162の後半部162
cとは引張コイルばね50′でプランジャ44の引き込
み方向(矢印ホ方向)と同一の方向に引っ張られ、ロッ
ク部材45の後端部45bすなわち操作部がワイヤ16
2の前半部162aでプランジャ44の突出方向(矢印
ホとは逆の方向)すなわちロック方向に引っ張られてい
る。プランジャ44は当然、突出方向に引っ張られてい
る。引張コイルばね50′の他端はハウジング本体48
の壁部169に固定されている。引張コイルばね50′
は図7の実施例の引張コイルばね50と同等の付勢力を
有している。プランジャ44とワイヤ162と重り16
5と引張コイルばね50′とは同一面上においてそれぞ
れ平行に配置されている。
【0070】ワイヤ162に対する支持ピン163,1
64は、図20に示す如く回動自在な中空な筒体166
と、頭部167aを有し、筒体166を回動自在に支持
する軸部167とで構成されることが好ましい。軸部1
67は筒体166の中空部168に挿入され、先端部1
67bが図19のハウジング本体48に固定される。筒
体166と軸部167との間に図示しないベアリングを
装着することも可能であり、筒体166に、ワイヤ16
2に対する図示しない位置決め溝を形成することも可能
である。また、支持ピン163,164に代えて図示し
ない滑車等を用いることも可能である。
【0071】図19において、矢印リ方向あるいはリと
は反対の方向から車両走行中の振動や衝撃(車両衝突時
の衝撃よりも小さいもの)が加わった場合に、プランジ
ャ44に引き込み方向(矢印ホ方向)の慣性力が作用す
る。プランジャ44が引き込まれると、ロック部材45
が支持ピン49を支点としてロック解除方向(矢印ヘ方
向)に回動してしまう。
【0072】しかし、プランジャ44に引き込み方向の
力が作用すると同時に、重り165にプランジャ44の
引き込み方向と同一方向(矢印ホ′方向)の慣性力が作
用するから、ロック部材45の後端部45bすなわち操
作部がワイヤ162を介してロック方向(矢印ホとは反
対の方向)に引っ張られ、プランジャ44が突出方向に
引っ張られる。これにより、プランジャ44に加わる力
が相殺され、プランジャ44の引き込みが阻止される。
従って、ソレノイド42の誤作動が起こらず、不意なロ
ック解除が防止される。
【0073】車両の衝突等の異常時には、外部信号によ
りソレノイド42が正規に作動し、プランジャ44が引
張コイルばね50′に力に抗して引き込まれ、ロック部
材45がロック解除方向(矢印ヘ方向)に回動し、可動
ピン43が圧縮コイルばね62の力で突出方向に瞬間移
動し、各接触端子55,56の筒状接触部57,58と
可動ピン43の各大径部59,60との接触が解除さ
れ、電源回路が遮断される。ロック部材45のロック解
除方向への回動に伴って、ワイヤ162の前半部162
aが矢印ホ方向に引っ張られ、ワイヤ162の後半部1
62cが重り165と一体に矢印ホとは逆の方向に引っ
張られる。引張コイルばね50′はばね力に抗して重り
165と一体に同方向に引っ張られる。
【0074】なお、矢印リ方向(又はそれとは反対の方
向)以外の方向からの振動や衝撃に対してはプランジャ
44に引き込み方向の慣性力が作用することはなく、誤
作動の心配はない。また、ロック部材45の後端部45
bにワイヤ162を連結する代わりに、プランジャ44
にワイヤ162を直接連結することも可能である。ま、
引張コイルばね50′に代えて、プランジャ44に対す
る図示しない圧縮コイルばねをソレノイド42内に配置
することも可能である。この場合、重り165はワイヤ
でハウジング本体48の壁部169に連結される。
【0075】
【発明の効果】以上の如く、請求項1〜3記載の発明に
よれば、外部信号によって駆動手段(ソレノイド)を作
動させ、電源回路を即時に且つ確実に遮断できるから、
FLでは対処不能なワイヤハーネスのスライトショート
や車両衝突等の異常事態に確実に対応でき、車両の安全
性を高めることができる。また、請求項4記載の発明に
よれば、可動ピンの第二係合部に付勢係止手段が係合す
ることで、可動ピンの位置が正確に規定され、回路の接
続及び遮断が確実に行われる。また、請求項5記載の発
明によれば、ロック部材のてこ作用で可動ピンのロック
及びロック解除が小さな力で確実に行われるから、ソレ
ノイドの小型化及び電源遮断コネクタ自体の小型化が図
られる。
【0076】また、請求項6記載の発明によれば、可動
ピンの中間部に括れ状の係合部を形成する必要がなく、
それにより可動ピンの全長が短縮され、電源遮断コネク
タがコンパクト化される。また、請求項7記載の発明に
よれば、可動ピンの突出側の空間が有効利用され、且つ
請求項6の可動ピンが短縮されたことと相まって、可動
ピン側方のデッドスペースがなくなり、電源遮断コネク
タがコンパクト化される。また、請求項8記載の発明に
よれば、基板部やロック部が可動ピンの突出側の空間の
上に位置するから、空間の上側のスペースが有効利用さ
れ、電源遮断コネクタのコンパクト化が図られる。ま
た、請求項12記載の発明によれば、コイルばねが可動
ピンの内部に収容されることで、コイルばねの占めるス
ペースが小さくなり、電源遮断コネクタがコンパクト化
される。
【0077】また、請求項9記載の発明によれば、電源
遮断コネクタに車両走行中の振動等の衝撃が加わって、
一方のプランジャがロック解除方向の慣性力を受け、一
方のロック部材による可動ピンのロックが解除された場
合でも、他方のプランジャがこの衝撃でロック方向に力
を受け、他方のロック部材がしっかりと可動ピンをロッ
クさせるから、電源遮断コネクタの誤作動が確実に防止
される。また、請求項10記載の発明によれば、電源遮
断コネクタに車両走行中の振動等の衝撃が加わって、一
方のプランジャがロック解除方向の慣性力を受けた場合
でも、重りがプランジャと同方向の慣性力を受けること
で、プランジャがロック部材のロック方向にワイヤで引
っ張られ、それにより、プランジャの誤動作すなわち不
意なロック解除が確実に防止される。
【0078】また、請求項11記載の発明によれば、硬
度の低い樹脂チップと硬度の高い可動ピンとの係合によ
り、滑りのない確実なロックが可能となる。また、樹脂
チップの取替も可能で磨耗時のメンテナンスが容易であ
る。また、請求項13記載の発明によれば、可動ピンが
筒状接触部で支持され、可動ピンのスムーズな進退動作
が可能であり、可動ピンに対する摺動手段をハウジング
本体側に特別に設ける必要がないので、電源遮断コネク
タ自体がコンパクト化される。また、通常のリレー接点
と異なり、筒状接触部内でばね接触が可能となるから、
大電流接続に適し、接触抵抗が低く発熱が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源遮断コネクタの第一実施例に
おける接続状態を示す内部構造図(一部断面した平面
図)である。
【図2】同じく回路遮断状態を示す内部構造図である。
【図3】接触端子の一例を示す断面図である。
【図4】筒状接触ばね部材の一例を示す断面図である。
【図5】電源遮断コネクタの接続回路の一例を示す回路
説明図である。
【図6】遮断に至る経過を示すフローチャートである。
【図7】電源遮断コネクタの第二実施例を示す内部構造
図(一部断面した平面図)である。
【図8】同じく可動ピンのロック手段を示す正面図であ
る。
【図9】電源遮断コネクタの第三実施例を示す全体斜視
図である。
【図10】要部を示す分解斜視図である。
【図11】電源遮断コネクタの適用箇所を示す斜視図で
ある。
【図12】電源遮断コネクタを示す平面図である。
【図13】電源遮断コネクタを示す側面図である。
【図14】電源遮断コネクタを示す正面図である。
【図15】ロック部材で可動ピンを係止した状態を示す
側面図である。
【図16】同じく係止解除の初期状態を示す側面図であ
る。
【図17】完全に係止解除した状態を示す側面図であ
る。
【図18】電源遮断コネクタの第四実施例を示す内部構
造図(一部断面した平面図)である。
【図19】電源遮断コネクタの第五実施例を示す内部構
造図(一部断面した平面図)である。
【図20】図19における支持ピンの一例を示す分解斜
視図である。
【図21】従来使用しているFLを示す斜視図である。
【図22】FLを用いた車両の回路を示す回路説明図で
ある。
【図23】従来のFLの溶断特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1,41,91,160,170 電源遮断コネクタ 3,5,55,56 接触端子 6,43,93 可動ピン 7,62,94 圧縮コイルばね(付勢手段) 8,42,98 ソレノイド(駆動手段) 15,16,57,58,96,97 筒状接触部 21 プランジャ(係止手段) 28,29 係合溝(第二係合部) 30 ボールプランジャ(付勢係止
手段) 44,102 プランジャ 45,92 ロック部材(係止手段) 46,101 ブラケット 53,103 樹脂チップ 54,104 係合段部(係合部) 65 第二の係合段部(係合部) 105 収容室(収容部) 106 第一基板部 110 第二基板部 108 チップ取付部(ロック部) 111 ソレノイド連結部 150 第二のプランジャ 151 ロックアーム(第二のロック
部材) 162 ワイヤ 162c 後半部(折返し側) 165 重り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 悟朗 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 前田 章 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側と出力側の複数の接触端子と、該
    複数の接触端子に軸方向の複数箇所で接触するスライド
    自在な導電性の可動ピンと、該可動ピンに設けられた係
    合部と、該係合部に対する係止手段と、該可動ピンを軸
    方向に付勢する付勢手段と、外部信号で作動し、該係合
    部と該係止手段との係合を解除させる駆動手段とを備え
    ることを特徴とする電源遮断コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段がソレノイドであることを
    特徴とする請求項1記載の電源遮断コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記係止手段が前記ソレノイドのプラン
    ジャであることを特徴とする請求項2記載の電源遮断コ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】 前記可動ピンに端子接触位置確定用の第
    二係合部が設けられ、該係合部に対して付勢係止手段が
    設けられたことを特徴とする請求項3記載の電源遮断コ
    ネクタ。
  5. 【請求項5】 前記係止手段であるロック部材の一方が
    前記ソレノイドのプランジャに連結され、該ロック部材
    の他方がブラケットに軸支され、該ロック部材が前記可
    動ピンの係合部に係合可能であることを特徴とする請求
    項2記載の電源遮断コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記可動ピンの先端部に前記係合部が設
    けられたことを特徴とする請求項5記載の電源遮断コネ
    クタ。
  7. 【請求項7】 前記可動ピンの突出側に前記ロック部材
    とブラケットとが配置され、該可動ピンの側方に前記ソ
    レノイドが配置されたことを特徴とする請求項6記載の
    電源遮断コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記ロック部材が、前記プランジャの進
    退方向に回動するソレノイド連結部と、該ソレノイド連
    結部と直交する方向に延びる基板部と、該基板部に垂設
    されたロック部とを備えることを特徴とする請求項7記
    載の電源遮断コネクタ。
  9. 【請求項9】 前記プランジャとは対称に前記ソレノイ
    ドに第二のプランジャが設けられ、該第二のプランジャ
    に第二のロック部材が連結され、該第二のロック部材が
    前記可動ピンの第二の係合部に係合可能であることを特
    徴とする請求項5記載の電源遮断コネクタ。
  10. 【請求項10】 前記プランジャが前記ロック部材のロ
    ック方向にワイヤで引っ張られ、該ワイヤの折返し側
    に、該プランジャの重量と少なくとも同一な重量の重り
    が連結され、該重りが該プランジャと同方向の慣性力を
    受けることを特徴とする請求項5記載の電源遮断コネク
    タ。
  11. 【請求項11】 前記ロック部材が、前記係合部に係合
    する樹脂チップを備えることを特徴とする請求項5〜1
    0の何れかに記載の電源遮断コネクタ。
  12. 【請求項12】 前記付勢手段であるコイルばねに対す
    る収容部が前記可動ピンに形成されたことを特徴とする
    請求項1〜11の何れかに記載の電源遮断コネクタ。
  13. 【請求項13】 前記複数の接触端子が、前記可動ピン
    に接する筒状接触部を有することを特徴とする請求項1
    〜12の何れかに記載の電源遮断コネクタ。
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